JPH0883137A - 電子回路 - Google Patents

電子回路

Info

Publication number
JPH0883137A
JPH0883137A JP6220316A JP22031694A JPH0883137A JP H0883137 A JPH0883137 A JP H0883137A JP 6220316 A JP6220316 A JP 6220316A JP 22031694 A JP22031694 A JP 22031694A JP H0883137 A JPH0883137 A JP H0883137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rom
microprocessor
mode
electronic circuit
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6220316A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Nakai
行雄 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6220316A priority Critical patent/JPH0883137A/ja
Publication of JPH0883137A publication Critical patent/JPH0883137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】回路を構成する電子部品を破壊すること無く、
消費電流の少ない回路を得る。 【構成】マイクロプロセッサが外部ROMを使用しない
場合にはプロセッサモードを切り替えて外部ROMにL
OWの出力を行った後に外部ROMの電源を切るように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ROM内蔵マイクロ
プロセッサとマイクロプロセッサに接続されたROM
と、電源として電池を使用する電子回路において、電池
の電流消費を少なくすることを特徴とするマイクロプロ
セッサによる電子回路の低消費電流駆動手段に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来使用されている、マイク
ロプロセッサとROMを使用しその電源として電池を使
用する電子回路のブロック図に示したものである。ま
た、図4は、ROMを使用しない時にはマイクロプロセ
ッサがROMの電源を切る機能を備えた電子回路のブロ
ック図を示したものである。これは図10に示す電子回
路の改良技術であり、実開昭63−29390号公報の
記載内容から導き出されるものである。更に、図3はマ
イクロプロセッサのメモリマップを示した図、図11は
マイクロプロセッサとROMの消費電流を示したもので
ある。
【0003】図10において、1はROM内蔵のマイク
ロプロセッサ、2はマイクロプロセッサの外部に設けら
れたROM、3は電源として使用されている電池、4は
電池3の電圧から一定の電圧を作るレギュレータICで
ある。5a、5b、5cはレギュレータIC4から作ら
れた電源である。8はマイクロプロセッサ1から出力さ
れROM2に入力されるアドレスバス、9はマイクロプ
ロセッサ1から出力されROM2に入力されるチップイ
ネーブル信号、10はROM2から出力され、マイクロ
プロセッサ1に入力されるデータバス、12はマイクロ
プロセッサ1に接続されたスイッチ、13はマイクロプ
ロセッサ1の外部割り込み入力端子である。
【0004】図4において、1はROM内蔵のマイクロ
プロセッサ、2はマイクロプロセッサの外部に設けられ
たROM、3は電源として使用される電池、4、6は電
池3の電圧から一定の電圧を作るレギュレータICであ
る。5a、5bはレギュレータIC4から作られた電源
である。7a、7bはレギュレータIC6から作られた
電源で、8はマイクロプロセッサ1から出力されROM
2に入力されるアドレスバス、9はマイクロプロセッサ
1から出力されROM2に入力されるチップイネーブル
信号、10はROM2から出力され、マイクロプロセッ
サ1に入力されるデータバス、11はマイクロプロセッ
サ1とレギュレータIC間の制御線、12はマイクロプ
ロセッサ1に接続されたスイッチ、13はマイクロプロ
セッサ1の外部割り込み入力端子である。
【0005】図3において、14はマイクロプロセッサ
1の内蔵周辺装置の設定を行うレジスタが設置されてい
るSFR領域、15はRAM領域、16は未使用領域す
なわち未定義領域、17は内蔵ROM領域、18は外部
ROM領域である。
【0006】次に、動作について説明する。マイクロプ
ロセッサ1は、ROMを内蔵している。さらにプログラ
ム容量が内蔵のROMだけでは足りないので、マイクロ
プロセッサ1にROM2を接続して内蔵のROMに入ら
ないプログラムは外部のROMに格納している。マイク
ロプロセッサ1には、プロセッサモードとして、シング
ルチップモード、メモリ拡張モード、マイクロプロセッ
サモードの3つのモードが用意されている。シングルチ
ップモードは、外部ROMは使用せずに内部のROMに
書き込まれたプログラムにより動作するモードである。
また、メモリ拡張モードは、マイクロプロセッサの外部
にROMを接続して内部のROMと外部のROMを両方
使用するモードである。マイクロプロセッサモードは、
内蔵ROMは使用せず外部のROMに書き込まれたプロ
グラムにて動作するモードである。この場合、内蔵RO
Mに相当するアドレスは外部ROMに割り当てられる。
【0007】図10の構成においては、マイクロプロセ
ッサ1の内蔵ROMと外部に接続したROM2の両者を
使用するので、プロセッサモードはメモリ拡張モードに
設定して使用する。また、図4の構成で使用する場合の
マイクロプロセッサ1のメモリマップは図3の通りであ
る。また、マイクロプロセッサ1のアドレスバス8及び
データバス10に使用するポートは、シングルチップモ
ードの時は汎用入出力ポートとなる。
【0008】この回路の電源は電池3を使用している。
この電池3の電圧をレギュレータIC4で一定の電圧に
変換して、マイクロプロセッサ1及びROM2に供給し
ている。この回路のように、電池を電源とする装置にお
いては、駆動する時間をできるだけ長くするため動作時
の消費電流を極力少なくする。その一つの方策として、
マイクロプロセッサ1は、その動作を必要としない時に
は、ストップモードとなるようにそのプログラムの設計
を行う。ストップモードに入ったマイクロプロセッサ1
は、例えばマイクロプロセッサ1の外部割り込み入力ポ
ート13に接続されたスイッチ12が押されたとき、ま
たはマイクロプロセッサ1内蔵のタイマーの割り込み等
が発生したときには、ストップモードが解除されるよう
に設定される。
【0009】図11は、マイクロプロセッサ1とROM
2の消費電流を示したものである。マイクロプロセッサ
1がストップモードに入り低消費電流モードになった時
は、マイクロプロセッサ1が動作している時の約1/5
800となる。更に、図4は、ROM2を使用しない時
にはマイクロプロセッサ1がROM2の電源を切る機能
を備えた電子回路のブロック図で、レギュレータICを
2個使用し、レギュレータIC4はマイクロプロセッサ
1の電源を、レギュレータIC6はROM2の電源を作
り、またマイクロプロセッサ1は制御線11によりレギ
ュレータIC6の出力をOFFされることができるよう
にしたものである。マイクロプロセッサ1はROM2の
動作の必要が無い場合には制御線11にてレギュレータ
IC6の出力7a、7bを止める。すると、ROM2の
電源はなくなるので、ROM2の電源からの出力電流消
費は無くなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】コードレス電話の子機
や携帯電話といった電池を電源とする装置においては、
電池での動作する時間を長くする必要があり、そのため
には装置内の回路が消費する電流を極力少なくしなけれ
ばならない。ところが、図4のような回路を構成した場
合、マイクロプロセッサ1は内部ROMで動作する時も
アドレスバス8からアドレスを出力する。従って、電源
7bをオフしてもマイクロプロセッサ1が動作した時に
は、アドレスバス8からROM2を経由して流れ込む電
流発生しその分の電流消費は発生してしまうという課
題、また、この電流により、最悪の場合、ROM2の破
壊を引き起してしまうという課題があった。
【0011】この発明では、電池で動作する時間を長く
する目的で、マイクロプロセッサがROM回路の消費電
流を少なくする手段としてROMの電源を切る場合、マ
イクロプロセッサからROMに流れ込む電流によってR
OMが破壊されるのを防ぐのを目的とする。
【0012】第1の発明は、電源の電力消費を適切に減
少することができる電子回路を得ることを目的とする。
【0013】第2の発明は、電源の電力消費を更に適切
に減少することができる電子回路を得ることを目的とす
る。
【0014】第3の発明は、電源の電力消費を一層適切
に減少することができる電子回路を得ることを目的とす
る。
【0015】第4の発明は、電源の電力消費を減少する
ためのモード切替えを的確に行うことができる電子回路
を得ることを目的とする。
【0016】第5の発明は、電源の電力消費を減少する
ためのモード切替えを更に的確に行うことができる電子
回路を得ることを目的とする。
【0017】第6の発明は、電源の電力消費を減少する
ためのモード切替えを一層的確に行うことができる電子
回路を得ることを目的とする。
【0018】第7の発明は、第2のROMすなわち外部
ROMが動作する時間を的確に減少し、消費電力の少な
い電子回路を得ることを目的とする。
【0019】第8の発明は、第2のROMすなわち外部
ROMが動作する時間を更に的確に減少し、消費電力の
少ない電子回路を得ることを目的とする。
【0020】第9の発明は、第2のROMすなわち外部
ROMが動作する時間を一層的確に減少し、消費電力の
少ない電子回路を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、マイク
ロプロセッサは、そのストップモードへの移行に際し
て、プロセッサモードを第2のROMが少なくとも使用
されるモードから第1のROMのみが使用されるモード
に切替える。
【0022】第2の発明では、マイクロプロセッサは、
そのストップモードへの移行に際して、プロセッサモー
ドを前記第1および第2のROMが使用されるメモリ拡
張モードから第1のROMが使用されるシングルチップ
モードに切替える。
【0023】第3の発明では、マイクロプロセッサは、
そのストップモードへの移行に際して、プロセッサモー
ドを前記第2のROMが使用されるマイクロプロセッサ
モードから第1のROMが使用されるシングルチップモ
ードに切替える。
【0024】第4の発明では、マイクロプロセッサは、
その動作するプログラムのアドレスが第1のROMまた
は第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切替えに
応じてそのプロセッサモードを第2のROMが少なくと
も使用されるモードと第1のROMのみが使用されるモ
ードとの間で切替える。
【0025】第5の発明では、マイクロプロセッサは、
その動作するプログラムのアドレスが第1のROMまた
は第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切替えに
応じてそのプロセッサモードを第1および第2のROM
が使用されるメモリ拡張モードから第1のROMが使用
されるシングルチップモードに切替える。
【0026】第6の発明では、マイクロプロセッサは、
その動作するプログラムのアドレスが第1のROMまた
は第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切替えに
応じてそのプロセッサモードを第2のROMが使用され
るマイクロプロセッサモードメモリ拡張モードから第1
のROMが使用されるシングルチップモードに切替え
る。
【0027】第7の発明では、マイクロプロセッサは、
その動作するプログラムのアドレスが第1のROMまた
は第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切替えに
応じてそのプロセッサモードを少なくとも第2のROM
が使用されるモードと第1のROMのみが使用されモー
ドとの切替えを行うとともに、プログラムの個々のブロ
ックが実行される時間の量によりそれぞれのブロックを
第1のROMと第2のROMとに分けて割り当てる。
【0028】第8の発明では、マイクロプロセッサは、
その動作するプログラムのアドレスが第1のROMまた
は第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切替えに
応じてそのプロセッサモードを第1および第2のROM
が使用されるメモリ拡張モードモードと第1のROMが
使用されるシングルチップモードモードとの切替えを行
うとともに、プログラムの個々のブロックが実行される
時間の量によりそれぞれのブロックを第1のROMと第
2のROMとに分けて割り当てる。
【0029】第9の発明では、マイクロプロセッサは、
その動作するプログラムのアドレスが第1のROMまた
は第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切替えに
応じてそのプロセッサモードを第2のROMが使用され
るマイクロプロセッサモードと第1のROMが使用され
るシングルチップモードとの切替えを行うとともに、プ
ログラムの個々のブロックが実行される時間の量により
それぞれのブロックを第1のROMと第2のROMとに
分けて割り当てる。
【0030】そして、この発明では、具体的に次の手段
を採用する。マイクロプロセッサのプロセッサモードを
メモリ拡張モードで使用する回路において、マイクロプ
ロセッサの動作を必要としない場合には外部ROMの電
源を切るようにした。更に、その時には、マイクロプロ
セッサのプロセッサモードをメモリ拡張モードからシン
グルチップモードに切り替え、外部ROMと接続されて
いるアドレスバス、チップイネーブルを汎用入出力ポー
トにし、その汎用入出力ポートの出力をLOWにしてか
ら外部ROMの電源を切ることとした。
【0031】マイクロプロセッサのプロセッサモードを
メモリ拡張モードで動作させる回路において、マクロプ
ロセッサの内蔵ROMで動作する時には外部ROMの電
源を切るようにした。更に、その時には、マイクロプロ
セッサのプロセッサモードをメモリ拡張モードからシン
グルチップモードに切り替え、外部ROMと接続されて
いるアドレスバス、チップイネーブルを汎用入出力ポー
トにし、その汎用入出力ポートの出力をLOWにしてか
ら外部ROMの電源を切ることとした。
【0032】マイクロプロセッサのプロセッサモードを
マイクロプロセッサモードで動作する回路において、マ
イクロプロセッサの内蔵ROMには、マイクロプロセッ
サの内蔵ROMと同じアドレスの外部ROMの内容のプ
ログラムを格納し、回路がマイクロプロセッサの動作を
必要としない場合には、マイクロプロセッサのプロセッ
サモードをマイクロプロセッサモードからシングルチッ
プモードに切り替え、外部ROMと接続されているアド
レスバス、チップイネーブルを汎用入出力ポートにし、
その汎用入出力ポートの出力をLOWにしてから外部R
OMの電源を切ることとした。
【0033】マイクロプロセッサのプロセッサモードを
マイクロプロセッサモードで動作させる回路において、
マイクロプロセッサの内蔵ROMには、マイクロプロセ
ッサの内蔵ROMと同じアドレスの外部ROMの内容の
プログラムを格納し、外部ROMの内蔵ROMと同じア
ドレスのプログラムが動作する時には、マイクロプロセ
ッサのプロセッサモードをマイクロプロセッサモードか
らシングルチップモードに切り替え、外部ROMと接続
されているアドレスバス、チップイネーブルを汎用入出
力ポートにし、その汎用入出力ポートの出力をLOWに
してから外部ROMの電源を切ることとした。
【0034】マイクロプロセッサのプロセッサモードを
メモリ拡張モードで動作させる回路において、マイクロ
プロセッサの内蔵ROMで動作する時には外部ROMの
電源を切るようにした。また、その時には、マイクロプ
ロセッサのプロセッサモードをメモリ拡張モードからシ
ングルチップモードに切り替え、外部ROMと接続され
ているアドレスバス、チップイネーブルを汎用入出力ポ
ートにし、その汎用入出力ポートの出力をLOWにして
から外部ROMの電源を切ることとした。更に、マイク
ロプロセッサ内蔵ROMと外部ROMに格納するプログ
ラムを、プログラムの実行時間の量により分類し、実行
時間のかかるプログラムを内蔵ROM、実行時間のかか
らないプログラムを外部ROMに割り当てることとし
た。
【0035】マイクロプロセッサのプロセッサモードを
マイクロプロセッサモードで動作させる回路において、
マイクロプロセッサの内蔵ROMには、マイクロプロセ
ッサの内蔵ROMと同じアドレスの外部ROMの内容の
プログラムを格納し、外部ROMのマイクロプロセッサ
の内蔵ROMと同じアドレスのプログラムが動作する時
には、マイクロプロセッサのプロセッサモードをマイク
ロプロセッサモードからシングルチップモード切り替
え、外部ROMと接続されているアドレスバス、チップ
イネーブルを汎用入出力ポートにし、その汎用入出力ポ
ートの出力をLOWにしてから外部ROMの電源を切る
こととした。更に、外部ROMのマイクロプロセッサの
内蔵ROMと同じアドレスと異なるアドレスとに格納す
るプログラムを、プログラムの実行時間の量により分類
し、実行時間のかかるプログラムを内蔵ROMと同じア
ドレスに、実行時間のかからないプログラムを内蔵RO
Mと異なるアドレスに格納することとした。
【0036】
【作用】第1の発明においては、マイクロプロセッサ
は、そのストップモードへの移行に際して、プロセッサ
モードを第2のROMが少なくとも使用されるモードか
ら第1のROMのみが使用されるモードに切替える。
【0037】第2の発明においては、マイクロプロセッ
サは、そのストップモードへの移行に際して、プロセッ
サモードを前記第1および第2のROMが使用されるメ
モリ拡張モードから第1のROMが使用されるシングル
チップモードに切替える。
【0038】第3の発明においては、マイクロプロセッ
サは、そのストップモードへの移行に際して、プロセッ
サモードを前記第2のROMが使用されるマイクロプロ
セッサモードから第1のROMが使用されるシングルチ
ップモードに切替える。
【0039】第4の発明においては、マイクロプロセッ
サは、その動作するプログラムのアドレスが第1のRO
Mまたは第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切
替えに応じてそのプロセッサモードを第2のROMが少
なくとも使用されるモードと第1のROMのみが使用さ
れるモードとの間で切替えを行う。
【0040】第5の発明においては、マイクロプロセッ
サは、その動作するプログラムのアドレスが第1のRO
Mまたは第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切
替えに応じてそのプロセッサモードを第1のROMと第
2のROMが使用されるメモリ拡張モードから第1のR
OMが使用されるシングルチップモード切替える。
【0041】第6の発明においては、マイクロプロセッ
サは、その動作するプログラムのアドレスが第1のRO
Mまたは第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切
替えに応じてそのプロセッサモードを第2のROMが使
用されるマイクロプロセッサモードから第1のROMが
使用されるシングルチップモードに切替える。
【0042】第7の発明においては、マイクロプロセッ
サは、その動作するプログラムのアドレスが第1のRO
Mまたは第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切
替えに応じてそのプロセッサモードを少なくとも第2の
ROMが使用されるモードと第1のROMのみが使用さ
れるモードとの切替えを行うとともに、プログラムの個
々のブロックが実行される時間の量によりそれぞれのブ
ロックを第1のROMと第2のROMとに分けて割り当
てる。
【0043】第8の発明においては、マイクロプロセッ
サは、その動作するプログラムのアドレスが第1のRO
Mまたは第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切
替えに応じてそのプロセッサモードを第1および第2の
ROMが使用されるメモリ拡張モードモードと第1のR
OMが使用されるシングルチップモードモードとの間で
切替えを行うとともに、プログラムの個々のブロックが
実行される時間の量により、それぞれのブロックを第1
のROMと第2のROMとに分けて割り当てる。
【0044】第9の発明においては、マイクロプロセッ
サは、その動作するプログラムのアドレスが第1のRO
Mまたは第2のROMにそれぞれ替わるときに、この切
替えに応じてそのプロセッサモードを第2のROMが使
用されるプロセッサモードと第1のROMが使用される
シングルチップモードとの間で切替えを行うとともに、
プログラムの個々のブロックが実行される時間の量によ
り、それぞれのブロックを第1のROMと第2のROM
とに分けて割り当てる。
【0045】そして、この発明においては、具体的に次
の作用を行う。この発明による電子回路は、ROM内蔵
のマイクロプロセッサと外部ROMを使用したシステム
において、マイクロプロセッサの処理を必要としない場
合においては、マイクロプロセッサが内蔵のROMで動
作するようにした後、外部に設けられたROMの電源を
切り、更にマイクロプロセッサからROMに電流が流れ
ないようにしたので、ROMを破壊すること無く電子回
路の消費電流を少なくすることができ、電池での動作時
間が従来よりも長い装置を得ることができた。
【0046】更に、この発明による電子回路は、ROM
内蔵のマイクロプロセッサのプロセッサモードをメモリ
拡張モードで動作するマイクロプロセッサと外部ROM
を使用したシステムにおいて、マイクロプロセッサが外
部のROMのプログラムを実行する時以外は、外部RO
Mの電源を切り、更にマイクロプロセッサからROMに
電流が流れないようにしたので、ROMを破壊すること
無く電子回路の消費電流を少なくすることができ、電池
での動作時間が従来よりも長い装置を得ることができ
た。
【0047】また、この発明による電子回路は、ROM
内蔵のマイクロプロセッサのプロセッサモードをマイク
ロプロセッサモードで動作するマイクロプロセッサと外
部ROMを使用したシステムにおいて、マイクロプロセ
ッサの処理を必要としない場合においては、マイクロプ
ロセッサの外部に設けられたROMの電源を切り更にマ
イクロプロセッサからROMに電流が流れないようにし
たので、ROMを破壊すること無く電子回路の消費電流
を少なくすることができ、電池での動作時間が従来より
も長い装置を得ることができた。
【0048】また、この発明による電子回路は、ROM
内蔵のマイクロプロセッサと外部ROMを使用したシス
テムにおいて、マイクロプロセッサが外部のROMのプ
ログラムを実行する時以外は、外部ROMの電源を切
り、更にマイクロプロセッサからROMに電流が流れな
いようにしたので、ROMを破壊すること無く電子回路
の消費電流を少なくすることができ、電池での動作時間
が従来よりも長い装置を得ることができた。
【0049】また、この発明による電子回路は、ROM
内蔵のマイクロプロセッサをメモリ拡張モードで動作す
るマイクロプロセッサと外部ROMを使用したシステム
において、マイクロプロセッサが外部のROMのプログ
ラムを実行する時以外は、外部ROMの電源を切り、更
にマイクロプロセッサからROMに電流が流れないよう
にしたので、ROMを破壊すること無く電子回路の消費
電流を少なくすることができ、電池での動作時間が従来
よりも長い装置を得ることができた。
【0050】また、この発明による電子回路は、ROM
内蔵のマイクロプロセッサをマイクロプロセッサモード
動作するマイクロプロセッサと外部ROMを使用したシ
ステムにおいて、マイクロプロセッサが外部のROMの
プログラムを実行する時以外は、外部ROMの電源を切
り、更にマイクロプロセッサからROMに電流が流れな
いようにしたので、ROMを破壊すること無く電子回路
の消費電流を少なくすることができ、電池での動作時間
が従来よりも長い装置を得ることができた。
【0051】また、この発明による電子回路は、ROM
内蔵のマイクロプロセッサのプロセッサモードをメモリ
拡張モードで動作するマイクロプロセッサと外部ROM
を使用したシステムにおいて、マイクロプロセッサが動
作するプログラムにおいては処理時間の長いプログラム
を内蔵ROM、処理時間の短いプログラムを外部ROM
に割り当てることにより、外部ROMで駆動する時間を
少なくし、更にマイクロプロセッサが外部のROMのプ
ログラムを実行する時以外は、外部ROMの電源を切
り、更にマイクロプロセッサからROMに電流が流れな
いようにしたので、外部ROMを破壊すること無く電子
回路の消費電流を少なくすることができ、電池での動作
時間が従来よりも一層長い装置を得ることができた。
【0052】また、この発明による電子回路は、ROM
内蔵のマイクロプロセッサのプロセッサモードをマイク
ロプロセッサモードで動作するマイクロプロセッサと外
部ROMを使用したシステムにおいて、マイクロプロセ
ッサが動作するプログラムにおいては処理時間の長いプ
ログラムを内蔵ROM、処理時間の短いプログラムを外
部ROMに割り当てることにより、外部ROMで駆動す
る時間を少なくし、更に、マイクロプロセッサが外部の
ROMのプログラムを実行する時以外は、外部ROMの
電源を切り、更にマイクロプロセッサからROMに電流
が流れないようにしたので、外部ROMを破壊すること
無く電子回路の消費電流を少なくすることができ、電池
での動作時間が従来よりも一層長い装置を得ることがで
きた。
【0053】
【実施例】
実施例1.図1は、回路を動作させるマイクロプロセッ
サのプログラムの動作を示すフローチャート、図4は、
この発明に関わるマイクロプロセッサによる電子回路の
低消費電流駆動手段を適用した電子回路のブロック図で
ある。図4において、1は第1のROMを構成する内蔵
ROMを内部に有するマイクロプロセッサ、2はマイク
ロプロセッサ1に接続された第2のROMを構成する外
部ROM、3は電源として使用されている電池、4、6
は電池3の電圧から一定の電圧を作り上げるレギュレー
タICである。5a、5bはレギュレータIC4から作
られた電源、7a、7bはレギュレータIC6から作ら
れた電源である。8はマイクロプロセッサ1から出力さ
れROM2に入力されるアドレスバス、9はマイクロプ
ロセッサ1から出力されROM2に入力されるチップイ
ネーブル信号、10はROM2から出力されマイクロプ
ロセッサ1に入力されるデータバス、11はマイクロプ
ロセッサ1とレギュレータIC6間の制御線、12はマ
イクロプロセッサ1に接続されたスイッチ、13はマイ
クロプロセッサ1の外部割り込み入力端子である。
【0054】マイクロプロセッサ1はROM2の動作の
必要が無い場合には制御線11を使用してレギュレータ
IC6の電圧出力を止める。すると、電源7a、7bの
電圧は無くなるので、ROM2の電源からの電流消費は
無くなる。ところが、マイクロプロセッサ1は内部RO
Mで動作する時もアドレスバス8及びチップイネーブル
9から信号が出力されるので、電源7bをオフしてもマ
イクロプロセッサ1が動作時には、アドレスバス8及び
チップイネーブルからROM2を経由して電流が流れ
る。この電流により、最悪の場合、ROM2の破壊を引
き起こすので、マイクロプロセッサ1がアドレスバス8
にデータを出力する時には電源7bを切ることはできな
い。そこで、マイクロプロセッサ1が電源7bを切る時
には、プロセッサモードをメモリ拡張モードからシング
ルチップモードに替え、アドレスバス8、チップイネー
ブル9に使用しているポートを汎用入出力ポートに切替
え、更に前記ポートにLOWを出力した後に電源7bを
切るようにした。その時のマイクロプロセッサ1の動作
フローは、図1に示されている。ここに、プロセッサモ
ードにおけるメモリ拡張モードとは、マイクロプロセッ
サの外部にROMを接続して内部のROMと外部のRO
Mを両方使用するモードである。シングルチップモード
とは、外部ROMは使用せずに内部のROMに書き込ま
れたプログラムにより動作するモードである。
【0055】次に、図1について説明する。まず、マイ
クロプロセッサ1は起動時にはシングルチップモードで
起動するように設定されている(ステップ1)。この時
に動作するプログラムは内蔵ROMのアドレスとなる。
次に、制御線11を使用してレギュレータIC6の出力
をONし電源7a、7bをONする(ステップ2)。次
にマイクロプロセッサ1はROM2の電源7bをONし
た後にプロセッサモードをメモリ拡張モードにする(ス
テップ3)。以降は内蔵ROMとROM2のアドレスの
プログラムを実行する(ステップ4)。
【0056】更に、マイクロプロセッサ1は、その処理
を必要としないかどうかを判断する(ステップ5)。処
理を必要としない場合は、ストップモードに切り替わ
る。マイクロプロセッサ1はストップモードに切り替わ
る前に、内蔵ROMのプログラムのアドレスに移る(ス
テップ6)。これは、ROM2のアドレスで実行中にR
OM2の電源を切ってしまうとマイクロプロセッサ1が
暴走してしまうからである。次に、マイクロプロセッサ
1のプロセッサモードをシングルチップモードにし(ス
テップ7)、アドレスバス、チップセレクトに使用して
いるポートを汎用入出力ポートにし、前記汎用ポートに
LOWを出力した後(ステップ8)にROM2の電源を
切るために制御線11を使用し、レギュレータIC6の
出力をOFFする(ステップ9)。マイクロプロセッサ
1はROM2の電源を切った後にストップモードに入る
(ステップ10)。
【0057】次に、ストップモードに入ったマイクロプ
ロセッサ1は、例えばマイクロプロセッサ1の外部割り
込み入力ポート13に接続されたスイッチ12が押され
たこと、またはマイクロプロセッサ内蔵のタイマーの割
り込み等が発生した時には、ストップモードが解除され
るように設定されており、前記条件によりストップモー
ドから解除した時(ステップ11)には、制御線11を
使用し、レギュレータIC6の出力をONにし、ROM
2の電源をONする(ステップ2)。次にマイクロプロ
セッサはプロセッサモードをメモリ拡張モードにし(ス
テップ3)、処理を実行する(ステップ4)。
【0058】実施例2.図2はこの発明に関わるマイク
ロプロセッサによる電子回路の低消費電流駆動手段にお
けるマイクロプロセッサの動作を示すフローチャート、
図3はマイクロプロセッサ1のメモリマップを示した図
である。この発明におけるマイクロプロセッサによる電
子回路の低消費電流駆動手段においては、マイクロプロ
セッサ1が内蔵ROMのプログラムを実行している時に
はROM2の電源をOFFし、ROM2のプログラムを
実行する時のみROM2の電源をONすることにより電
流の消費量を少なくするものである。
【0059】次に、図2のフローチャートについて説明
する。先ず、マイクロプロセッサ起動時には、シングル
チップモードで起動するように設定する(ステップ
1)。次に、アドレスバス8、チップイネーブル9の端
子となる汎用入出力ポートからLOW信号を出力する
(ステップ2)。次に、マイクロプロセッサ1は制御線
11を使用してレギュレータIC6の出力をOFFして
ROM2の電源をOFFし(ステップ3)、内蔵ROM
のプログラムを実行する(ステップ4)。マイクロプロ
セッサ1がROM2のアドレスのプログラムを実行する
場合には(ステップ5)、マイクロプロセッサ1は制御
線11を使用してレギュレータIC6の出力をONして
ROM2の電源をONし(ステップ6)、プロセッサモ
ードをメモリ拡張モードに切り替えた後(ステップ7)
にROM2のプログラムを実行するようにする(ステッ
プ8)。
【0060】マイクロプロセッサ1がROM2のプログ
ラムの実行が終了し、再び内蔵ROMのプログラムを実
行する場合(ステップ9)には、先ず、実行するプログ
ラムを内蔵ROMのアドレスへ移した後(ステップ1
0)にプロセッサモードをシングルチップモードに切り
替え(ステップ11)、アドレスバス8、チップセレク
ト9に使用しているポートを汎用入出力ポートにして、
そのポートからLOWを出力し(ステップ2)、更に、
制御線11を使用してレギュレータIC6の出力をOF
FしてROM2の電源をOFFした後(ステップ3)に
内蔵ROMのプログラムを実行する(ステップ4)。
【0061】また、マイクロプロセッサ1は、内蔵RO
Mのプログラムを実行中に処理を必要としなくなった時
には(ステップ12)、ストップモードに入るよう設定
されており(ステップ13)、更に、このストップモー
ドは、例えばマイクロプロセッサ1の外部割り込み入力
ポート13に接続されたスイッチ12が押されたことま
たはマイクロプロセッサ内蔵のタイマーの割り込み等が
発生したことにより解除されるように設定されており
(ステップ14)、前記条件によりストップモードから
解除した場合には、再び内蔵ROMのプログラムを実行
する(ステップ4)。
【0062】実施例3.図5は、この発明に関わるマイ
クロプロセッサによる電子回路の低消費電流駆動手段に
おけるマイクロプロセッサのメモリマップを示す図、図
6はこの発明に関わるマイクロプロセッサによる電子回
路の低消費電流駆動手段におけるマイクロプロセッサの
動作を示すフローチャートである。図5に示したROM
2のメモリ上の内蔵ROMと同じアドレスのROM2の
領域19に内蔵ROM17と同じ内容のプログラムを書
き込んだ場合においては、実施例1におけるプロセッサ
モードをメモリ拡張モードの代わりにマイクロプロセッ
サモードとしても同じ効果が得られる。ここに、プロセ
ッサモードにおけるマイクロプロセッサモードとは、内
蔵ROMは使用せず、外部のROMに書き込まれたプロ
グラムにて動作するモードである。この場合、内蔵RO
Mに相当するアドレスは、外部ROMに割り当てられ
る。その場合のマイクロプロセッサの動作フローは図6
となる。このフローは、ステップ3のプロセッサモード
をマイクロプロセッサモードに切り替えるという処理が
実施例1で説明した図1のフローと異なり、他のステッ
プは同じである。
【0063】実施例4.図5は、この発明に関わるマイ
クロプロセッサによる電子回路の低消費電流駆動手段に
おけるマイクロプロセッサのメモリマップを示す図、図
7は、この発明に関わるマイクロプロセッサによる電子
回路の低消費電流駆動手段におけるマイクロプロセッサ
の動作を示すフローチャートである。図5に示したRO
M2のメモリ上の内蔵ROMと同じアドレスのROM2
の領域19に内蔵ROM17と同じ内容のプログラムを
書き込んだ場合においては、実施例2におけるプロセッ
サモードをメモリ拡張モードの代わりにマイクロプロセ
ッサモードとしても同じ効果が得られる。その場合のマ
イクロプロセッサの動作フローは図7となる。このフロ
ーは、ステップ7のプロセッサモードをマイクロプロセ
ッサモードに切り替えるという処理が実施例2で説明し
た図2のフローと異なり、他のステップは同じである。
【0064】実施例5.図2はこの発明に関わるマイク
ロプロセッサによる電子回路の低消費電流駆動手段にお
けるマイクロプロセッサの動作を示すフローチャート、
図8はこの発明に関わるマイクロプロセッサによる電子
回路の低消費電流駆動手段におけるマイクロプロセッサ
のメモリマップを示す図である。マイクロプロセッサの
実行するプログラムは階層構造となっており、メインプ
ログラムとそのメインプログラムが実行する複数のサブ
ルーチンから構成されている。このサブルーチンを、こ
のマイクロプロセッサを実装した装置が駆動する時の実
行される時間の長さで分類し、図8に示すように、実行
される時間が多いプログラムを内蔵ROM15、実行さ
れる時間が少ないプログラムをROM2の外部ROM1
6と割り当て、マイクロプロセッサにて図2のフローの
動作を行わせた場合、ROM2が動作する時間が少なく
なるので、消費電流を更に少なくすることが可能とな
る。
【0065】実施例6.図7は、この発明に関わるマイ
クロプロセッサによる電子回路の低消費電流駆動手段に
おけるマイクロプロセッサの動作を示すフローチャー
ト、図8は、この発明に関わるマイクロプロセッサによ
る電子回路の低消費電流駆動手段におけるマイクロプロ
セッサのメモリマップを示す図である。マイクロプロセ
ッサの実行するプログラムは階層構造となっており、メ
インプログラムとそのメインプログラムが実行する複数
のサブルーチンから構成されている。このサブルーチン
を、このマイクロプロセッサを実装した装置が駆動する
時の実行される時間の長さで分類し、図8に示すよう
に、実行される時間が多いプログラムを内蔵ROM1
5、実行される時間が少ないプログラムをROM2の外
部ROM16と割り当て、更に外部ROM19に内蔵R
OM17と同じ内容のプログラムが書き込んだ場合にお
いては、マイクロプロセッサにて図7のフローの動作を
行わせた場合、ROM2が動作する時間が少なくなるの
で、消費電流を更に少なくすることができる。
【0066】以上のように、この発明の実施例によれ
ば、マイクロプロセッサのプロセッサモードをメモリ拡
張モードで使用する回路において、マイクロプロセッサ
の動作を必要としない場合には外部ROMの電源を切る
ようにした。更に、その時には、マイクロプロセッサの
プロセッサモードをメモリ拡張モードからシングルチッ
プモードに切り替え、外部ROMと接続されているアド
レスバス、チップイネーブルを汎用入出力ポートにし、
その汎用入出力ポートの出力をLOWにしてから外部R
OMの電源を切ることにより、マイクロプロセッサから
外部ROMへ電流が流れ込まないようにし、外部ROM
を破壊すること無く回路の消費電流の少ない装置を得ら
れる効果がある。
【0067】以上のように、マイクロプロセッサのプロ
セッサモードをメモリ拡張モードで動作させる回路にお
いて、マイクロプロセッサの内蔵ROMで動作する時に
は外部ROMの電源を切るようにした。更に、その時に
は、マイクロプロセッサのプロセッサモードをメモリ拡
張モードからシングルチップモードに切り替え、外部R
OMと接続されているアドレスバス、チップイネーブル
を汎用入出力ポートにし、その汎用入出力ポートの出力
をLOWにしてから外部ROMの電源を切ることによ
り、マイクロプロセッサから外部ROMへ電流が流れ込
まないようにし、外部ROMを破壊すること無く回路の
消費電流の少ない装置を得られる効果があった。
【0068】以上のように、マイクロプロセッサのプロ
セッサモードをマイクロプロセッサモードで動作する回
路において、マイクロプロセッサの内蔵ROMには、マ
イクロプロセッサの内蔵ROMと同じアドレスの外部R
OMの内容のプログラムを格納し、回路がマイクロプロ
セッサの動作を必要としない場合には、マイクロプロセ
ッサのプロセッサモードをマイクロプロセッサモードか
らシングルチップモードに切り替え、外部ROMと接続
されているアドレスバス、チップイネーブルを汎用入出
力ポートにし、その汎用入出力ポートの出力をLOWに
してから外部ROMの電源を切ることにより、マイクロ
プロセッサから外部ROMへ電流が流れ込まないように
し、外部ROMを破壊すること無く回路の消費電流の少
ない装置を得られる効果があった。
【0069】以上のように、マイクロプロセッサのプロ
セッサモードをマイクロプロセッサモードで動作させる
回路において、マイクロプロセッサの内蔵ROMには、
マイクロプロセッサの内蔵ROMと同じアドレスの外部
ROMの内容のプログラムを格納し、外部ROMの内蔵
ROMと同じアドレスのプログラムが動作する時には、
マイクロプロセッサのプロセッサモードをマイクロプロ
セッサモードからシングルチップモードに切り替え、外
部ROMと接続されているアドレスバス、チップイネー
ブルを汎用入出力ポートにし、その汎用入出力ポートの
出力をLOWにしてから外部ROMの電源を切ることに
より、マイクロプロセッサから外部ROMへ電流が流れ
込まないようにし、外部ROMを破壊すること無く消費
電流の少ない装置を得られる効果がある。
【0070】以上のように、マイクロプロセッサのプロ
セッサモードをメモリ拡張モードで動作させる回路にお
いて、マイクロプロセッサの内蔵ROMで動作する時に
は外部ROMの電源を切るようにした。また、その時に
は、マイクロプロセッサのプロセッサモードをメモリ拡
張モードからシングルチップモードに切り替え、外部R
OMと接続されているアドレスバス、チップイネーブル
を汎用入出力ポートにし、その汎用入出力ポートの出力
をLOWにしてから外部ROMの電源を切ることによ
り、マイクロプロセッサから外部ROMへ電流が流れ込
まないようにした。更にマイクロプロセッサ内蔵ROM
と外部ROMに格納するプログラムを、プログラムの実
行時間の量により分類し、実行時間のかかるプログラム
を内蔵ROM、実行時間のかからないプログラムを外部
ROMに割り当てることにより、外部ROMが動作する
時間を少なくし、消費電流の少ない装置を得られる効果
がある。
【0071】以上のように、マイクロプロセッサのプロ
セッサモードをマイクロプロセッサモードで動作させる
回路において、マイクロプロセッサの内蔵ROMには、
マイクロプロセッサの内蔵ROMと同じアドレスの外部
ROMの内容のプログラムを格納し、外部ROMのマイ
クロプロセッサの内蔵ROMと同じアドレスのプログラ
ムが動作する時には、マイクロプロセッサのプロセッサ
モードを、マイクロプロセッサモードからシングルチッ
プモードに切り替え、外部ROMと接続されているアド
レスバス、チップイネーブルを汎用入出力ポートにし、
その汎用入出力ポートの出力をLOWにしてから外部R
OMの電源を切ることにより、マイクロプロセッサから
外部ROMへ電流が流れ込まないようにし、消費電流を
少なくした。更に、外部ROMのマイクロプロセッサの
内蔵ROMと同じアドレスと異なるアドレスとに格納す
るプログラムを、プログラムの実行時間の量により分類
し、実行時間のかかるプログラムを内蔵ROMと同じア
ドレスに、実行時間のかからないプログラムを内蔵RO
Mと異なるアドレスに格納することにより、外部ROM
のアドレスのプログラムが動作する時間を少なくし、消
費電流の少ない装置を得られる効果があった。
【0072】
【発明の効果】第1の発明によれば、電源の電力消費を
適切に減少することができる電子回路を得ることをでき
る。
【0073】第2の発明によれば、電源の電力消費を更
に適切に減少することができる電子回路を得ることがで
きる。
【0074】第3の発明によれば、電源の電力消費を一
層適切に減少することができる電子回路を得ることがで
きる。
【0075】第4の発明によれば、電源の電力消費を減
少するためのモード切替えを的確に行うことができる電
子回路を得ることができる。
【0076】第5の発明によれば、電源の電力消費を減
少するためのモード切替えを更に的確に行うことができ
る電子回路を得ることができる。
【0077】第6の発明によれば、電源の電力消費を減
少するためのモード切替えを一層的確に行うことができ
る電子回路を得ることができる。
【0078】第7の発明によれば、第2のROMすなわ
ち外部ROMが動作する時間を的確に減少し、消費電力
の少ない電子回路を得ることができる。
【0079】第8の発明によれば、第2のROMすなわ
ち外部ROMが動作する時間を更に的確に減少し、消費
電力の少ない電子回路を得ることができる。
【0080】第9の発明によれば、第2のROMすなわ
ち外部ROMが動作する時間を一層的確に減少し、消費
電力の少ない電子回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に関わるマイクロプロセッサによる電
子回路の低消費電流駆動手段によるマイクロプロセッサ
のプログラムのフローチャートである。
【図2】この発明に関わるマイクロプロセッサによる電
子回路の低消費電流駆動手段によるマイクロプロセッサ
の別のプログラムのフローチャートである。
【図3】マイクロプロセッサのメモリマップである。
【図4】ROMを使用しない時にはマイクロプロセッサ
がROMの電源を切る機能を備えた電子回路のブロック
図である。
【図5】この発明に関わるマイクロプロセッサによる電
子回路の低消費電流駆動手段によるマイクロプロセッサ
の別のメモリマップである。
【図6】この発明に関わるマイクロプロセッサによる電
子回路の低消費電流駆動手段によるマイクロプロセッサ
の別のプログラムのフローチャートである。
【図7】この発明に関わるマイクロプロセッサによる電
子回路の低消費電流駆動手段によるマイクロプロセッサ
の別のプログラムのフローチャートである。
【図8】この発明に関わるマイクロプロセッサによる電
子回路の低消費電流駆動手段によるマイクロプロセッサ
の別のメモリマップである。
【図9】本発明に関わるマイクロプロセッサによる電子
回路の低消費電流駆動手段によるマイクロプロセッサの
別のメモリマップである。
【図10】従来使用している、マイクロプロセッサとR
OMを使用しその電源として電池を使用する電子回路の
ブロック図である。
【図11】マイクロプロセッサとROMの消費電流を示
す図である。
【符号の説明】
1 第1のROMを構成する内蔵ROMを内部に有する
マイクロプロセッサ 2 第2のROMを構成する外部ROM 3 電池 4 レギュレータ 5a、5b 電源 6 レギュレータIC 7a、7b 電源 8 アドレスバス 9 チップイネーブル信号 10 データバス 11 制御線 12 スイッチ 13 割り込みポート 14 SFR領域 15 内蔵RAM 16 未使用領域 17 内蔵ROM 18 外部ROM 19 内蔵ROMと同じアドレスのROM2の領域

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のROMを有するマイクロプロセッ
    サと、このマイクロプロセッサに接続された第2のRO
    Mと、電子回路を駆動する電源を切る手段とを備え、前
    記マイクロプロセッサは、そのストップモードへの移行
    に際して、プロセッサモードを第2のROMが少なくと
    も使用されるモードから第1のROMのみが使用される
    モードに切替えることを特徴とする電子回路。
  2. 【請求項2】 第1のROMを有するマイクロプロセッ
    サと、このマイクロプロセッサに接続された第2のRO
    Mと、電子回路を駆動する電源を切る手段とを備え、前
    記マイクロプロセッサは、そのストップモードへの移行
    に際して、プロセッサモードを前記第1および第2のR
    OMが使用されるメモリ拡張モードから第1のROMが
    使用されるシングルチップモードに切替えることを特徴
    とする電子回路。
  3. 【請求項3】 第1のROMを有するマイクロプロセッ
    サと、このマイクロプロセッサに接続された第2のRO
    Mと、電子回路を駆動する電源を切る手段とを備え、前
    記マイクロプロセッサは、そのストップモードへの移行
    に際して、プロセッサモードを前記第2のROMが使用
    されるマイクロプロセッサモードから第1のROMが使
    用されるシングルチップモードに切替えることを特徴と
    する電子回路。
  4. 【請求項4】 第1のROMを有するマイクロプロセッ
    サと、このマイクロプロセッサに接続された第2のRO
    Mと、電子回路を駆動する電源を切る手段とを備え、前
    記マイクロプロセッサは、その動作するプログラムのア
    ドレスが第1のROMまたは第2のROMにそれぞれ替
    わるときに、この切替えに応じてそのプロセッサモード
    を第2のROMが少なくとも使用されるモードと第1の
    ROMのみが使用されるモードとの間で切替えを行うこ
    とを特徴とする電子回路。
  5. 【請求項5】 第1のROMを有するマイクロプロセッ
    サと、このマイクロプロセッサに接続された第2のRO
    Mと、電子回路を駆動する電源を切る手段とを備え、前
    記マイクロプロセッサは、その動作するプログラムのア
    ドレスが第1のROMまたは第2のROMにそれぞれ替
    わるときに、この切替えに応じてそのプロセッサモード
    を第1および第2のROMが使用されるメモリ拡張モー
    ドから第1のROMが使用されるシングルチップモード
    に切替えることを特徴とする電子回路。
  6. 【請求項6】 第1のROMを有するマイクロプロセッ
    サと、このマイクロプロセッサに接続された第2のRO
    Mと、電子回路を駆動する電源を切る手段とを備え、前
    記マイクロプロセッサは、その動作するプログラムのア
    ドレスが第1のROMまたは第2のROMにそれぞれ替
    わるときに、この切替えに応じてそのプロセッサモード
    を第2のROMが使用されるマイクロプロセッサモード
    から第1のROMが使用されるシングルチップモードに
    切替えることを特徴とする電子回路。
  7. 【請求項7】 第1のROMを有するマイクロプロセッ
    サと、このマイクロプロセッサに接続された第2のRO
    Mと、電子回路を駆動する電源を切る手段とを備え、前
    記マイクロプロセッサは、その動作するプログラムのア
    ドレスが第1のROMまたは第2のROMにそれぞれ替
    わるときに、この切替えに応じてそのプロセッサモード
    を少なくとも第2のROMが使用されるモードと第1の
    ROMのみが使用されるモードとの切替えを行うととも
    に、プログラムの個々のブロックが実行される時間の量
    により、それぞれのブロックを第1のROMと第2のR
    OMとに分けて割り当てることを特徴とする電子回路。
  8. 【請求項8】 第1のROMを有するマイクロプロセッ
    サと、このマイクロプロセッサに接続された第2のRO
    Mと、電子回路を駆動する電源を切る手段とを備え、前
    記マイクロプロセッサは、その動作するプログラムのア
    ドレスが第1のROMまたは第2のROMにそれぞれ替
    わるときに、この切替えに応じてそのプロセッサモード
    を第1および第2のROMが使用されるメモリ拡張モー
    ドモードと第1のROMが使用されるシングルチップモ
    ードモードとの切替えを行うとともに、プログラムの個
    々のブロックが実行される時間の量により、それぞれの
    ブロックを第1のROMと第2のROMとに分けて割り
    当てることを特徴とする電子回路。
  9. 【請求項9】 第1のROMを有するマイクロプロセッ
    サと、このマイクロプロセッサに接続された第2のRO
    Mと、電子回路を駆動する電源を切る手段とを備え、前
    記マイクロプロセッサは、その動作するプログラムのア
    ドレスが第1のROMまたは第2のROMにそれぞれ替
    わるときに、この切替えに応じてそのプロセッサモード
    を第2のROMが使用されるマイクロプロセッサモード
    と第1のROMが使用されるシングルチップモードとの
    切替えを行うとともに、プログラムの個々のブロックが
    実行される時間の量により、それぞれのブロックを第1
    のROMと第2のROMとに分けて割り当てることを特
    徴とする電子回路。
JP6220316A 1994-09-14 1994-09-14 電子回路 Pending JPH0883137A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6220316A JPH0883137A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 電子回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6220316A JPH0883137A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 電子回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0883137A true JPH0883137A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16749237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6220316A Pending JPH0883137A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 電子回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0883137A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213137A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Denso Corp 電子制御装置
JP2008123410A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Yamaha Corp デジタル信号処理装置
JP2010256979A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Denso Corp 電源制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213137A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Denso Corp 電子制御装置
JP2008123410A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Yamaha Corp デジタル信号処理装置
JP2010256979A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Denso Corp 電源制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100490576B1 (ko) 반도체 집적 회로 장치, 반도체 장치 및 그것을 포함하는 전자기기
EP1645940A2 (en) Integrated circuit device
JPH08314587A (ja) 省電力電源回路
KR950001418B1 (ko) 세트업 기능 및 폽업 기능을 구비한 휴대용 컴퓨터의 폽업 제어 시스템
JPH03231320A (ja) マイクロコンピュータシステム
SE516923C2 (sv) En och samma skärm drivs i två moder,som inte kan användas samtidigt
JPH0883137A (ja) 電子回路
KR100475267B1 (ko) 메모리및마이컴
JPH10149237A (ja) 半導体回路
JPS62145458A (ja) マイクロコンピユ−タ
JPH01292416A (ja) プロセッサの消費電力低減方式
JP2000105639A (ja) 省電力化回路
JP3000965B2 (ja) データ処理装置
JPH08249083A (ja) 電子機器
JP2000010783A (ja) 電子機器のプログラム制御方法
US5569965A (en) Control method for reducing quiescent current
JP2003044356A (ja) メモリマッピング方式
JPH07105174A (ja) 1チップマイクロコンピュータ
JP2002244761A (ja) 半導体集積回路
JPH11327705A (ja) 情報処理装置
KR101236393B1 (ko) 전자장치 및 그 제어방법
JPH0816275A (ja) 省電力型計算機
JPS61150020A (ja) 携帯型入出力装置
KR950003133B1 (ko) 확장 유닛 접속시의 메모리 리플레시 제어 시스템
JPH1047151A (ja) 自動車用電子制御装置