JP2002244761A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2002244761A
JP2002244761A JP2001036754A JP2001036754A JP2002244761A JP 2002244761 A JP2002244761 A JP 2002244761A JP 2001036754 A JP2001036754 A JP 2001036754A JP 2001036754 A JP2001036754 A JP 2001036754A JP 2002244761 A JP2002244761 A JP 2002244761A
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signal
power control
clock
semiconductor integrated
integrated circuit
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JP2001036754A
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Minoru Shiga
稔 志賀
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセッサ、メモリ、周辺回路等の機能単位
を備えた半導体集積回路(システムLSI)の省電力化
に関し、プロセッサの負荷を軽減し、機能単位毎の木目
細かな電力制御を行なうことを課題とする。 【解決手段】 アドレスデコーダ171は、内部バス2
0からのアドレスを解析し、機能単位を選択する選択信
号31〜36を出力し、電力制御レジスタ172は、機
能単位毎に動作モード指定と監視信号指定を記憶し、組
合せ回路173は、選択された機能単位が停止状態のと
きにウェイト信号23を出力し、更に、各機能単位の動
作状態信号51を生成し、状態レジスタ174はこれを
記憶し、電力制御信号41〜46として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プロセッサ、メ
モリ、周辺回路を備えた半導体集積回路(システムLS
I)の省電力化に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造技術の進化に連れて、マイク
ロプロセッサ、ROM(読み出し専用メモリ)、RAM
(読み書き可能メモリ)、DMAC(ダイレクト・メモ
リ・アクセス・コントローラ)、タイマや通信回路など
の周辺回路を1チップ上に搭載した半導体集積回路(シ
ステムLSIと呼ばれる)が提供されるようになってき
た。特に、携帯電話や携帯パソコンなどの需要増加が顕
著であり、これら機器の継続使用時間を長くするため
に、使用しない時にシステムLSI全体のクロックや電
源を停止させる方法が従来から行われてきたが、機器の
使用可能な時間を延ばすため、更なる省電力化が求めら
れている。消費電力には、動作時の動作電圧、状態変化
数(各機能単位の回路量と動作周波数の積の総和)、負
荷容量、及び非動作時の漏れ電流が関与し、これらをき
め細く制御することによって、一層の消費電力を低減す
ることが可能であり、従来から幾つかの技術が公開され
ている。
【0003】図10は、半導体集積回路の電力制御用に
レジスタを用いた従来例の構成図である。図中、1はプ
ロセッサ、2はプロセッサバス、3はレジスタ、4−1
〜4−3はクロックゲート、5−1〜5−3は周辺回
路、6はクロック、7−1〜7−3はレジスタ3に格納
されたフラグである。複数の周辺回路5−1〜5−3を
搭載し、各周辺回路に対応させたレジスタのフラグ−1
〜7−3からなるレジスタ3を備える。周辺回路5−2
を例に説明すると、レジスタ3はプロセッサ1からの指
定で設定され、フラグ7−2が0になるとクロックゲー
ト4−2はクロック供給を停止し、周辺回路7−2は動
作を停止し、消費電力を低減する。
【0004】また、特開平9−62418は、マイクロ
プロセッサ自身の各機能単位の消費電力低減を目的とし
たもので、同様の指定レジスタを備え、ソフトウェア制
御により機能単位の電源停止またはクロックを制御して
消費電力低減を狙ったものである。
【0005】また、特開平11−161492は、複数
のメモリバンクを持たせ、使用頻度について高頻度プロ
グラムと低頻度プログラムを互いに異なるバンクに格納
させ、通常時は高頻度側のバンクがアクセスされること
によって消費電力低減を狙いとする。
【0006】また、特開平4−284551は、プログ
ラムを圧縮して格納し、必要ROM容量の削減を狙いと
した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例のような半導体
集積回路では、電力制御用にレジスタを使用し、電力制
御をソフトウェアによる制御に依存するため、プロセッ
サ負荷が増大する問題点があった。
【0008】また、プロセッサ全体を停止させることが
できない問題点があった。
【0009】また、プログラムを圧縮してメモリに格納
する場合、そのメモリ自身の大きさに依存した漏れ電流
を抑制することができない問題点があった。
【0010】また、電力制御をクロックまたは電源のオ
ン/オフで実施するので、機能単位全体の制御となり、
きめ細かな電力制御ができない問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、消費電力の小さい半導体集積回
路を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、内部バスを介してアクセスされる複数の機能
単位を有し、それらの複数の機能単位についての電力を
制御する電力制御信号を生成する電力制御回路を有する
半導体集積回路であって、電力制御回路は以下の要素を
有することを特徴とする。 (1)内部バスからアドレスを取得し、取得したアドレ
スを解析し、アクセスされる機能単位を選択する選択信
号を出力するアドレスデコーダ、(2)内部バスから、
機能単位毎に、動作モードを指定する動作モード指定
と、外部から入力される外部入力信号に照らして起動の
要否を特定させる監視信号指定とを取得し、取得した動
作モード指定と監視信号指定とを記憶する電力制御レジ
スタ、(3)上記選択信号により選択された機能単位が
停止状態の場合に、ウェイト信号を出力し、更に、上記
選択信号と、上記電力制御信号と、上記動作モード指定
と、上記監視信号指定と、外部から入力した外部入力信
号とに基づいて、各機能単位の動作状態を特定する動作
状態信号を生成する組合せ回路、(4)生成された動作
状態信号をクロックに従ってセットし、セットした信号
を電力制御信号として出力する状態レジスタ。
【0013】上記複数の機能単位は、プロセッサ、DM
AC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントロー
ラ)、メモリ及び周辺回路のうち少なくとも一つを含む
ことを特徴とする。
【0014】上記機能単位は、機能単位自身の動作の継
続を要求する継続要求信号を出力し、上記電力制御回路
は、上記継続要求信号に対応した機能単位の電力制御信
号を有効にすることを特徴とする。
【0015】上記機能単位は、タイマ回路を備え、動作
完了後に所定時間の経過を待って継続信号を無意状態に
することを特徴とする。
【0016】上記半導体集積回路は、複数の機能単位へ
まとめてクロックを供給するクロックドライバを備え、
クロック供給先に接続される機能単位の全てが動作停止
状態であるときに、クロック供給を停止することを特徴
とする。
【0017】また、複数の機能単位は、使用頻度の低い
プログラム及び圧縮形式のデータを記憶する圧縮形メモ
リと、非圧縮形式のデータを記憶する非圧縮形メモリと
を含むことを特徴とする。
【0018】上記圧縮形メモリは、データの圧縮処理を
行う圧縮処理プログラムを記憶し、上記非圧縮形メモリ
は、圧縮形式のデータの復元処理を行う復元プログラム
を、非圧縮形式で記憶することを特徴とする。
【0019】上記電力制御信号は、機能単位へ複数の電
力レベルを指示する複数の信号からなることを特徴とす
る。
【0020】上記電力制御信号の電力レベルに対応し
て、機能単位はクロックのみを停止し、あるいは、クロ
ックと電源供給とを停止することを特徴とする。
【0021】上記機能単位は、複数のブロックに分割さ
れ、上記電力制御信号の電力レベルに対応して、上記機
能単位はブロック毎の電力制御を行うことを特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、実施の形
態1における半導体集積回路(システムLSI)の構成
図である。図中、11はプロセッサ、12はDMAC
(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)、1
3はメモリA、14はメモリB、15は周辺回路A、1
6は周辺回路B、17は電力制御回路、20は内部バ
ス、21はクロック線、22は外部入力信号、23はウ
ェイト信号、31〜36は選択信号、41〜46は電力
制御信号である。
【0023】図2は、電力制御回路17の構成図であ
る。図中、171はアドレスデコーダ、172は電力制
御レジスタ、173は組合せ回路、174は状態レジス
タである。
【0024】図3は、電力制御レジスタ172に機能単
位対応に格納されるデータの例を示す構成図である。図
中、101はビット3〜0の動作モード指定、102は
ビット7〜4の監視信号指定である。
【0025】次に動作について説明する。電力制御回路
17はシステムLSI全体の電力制御を司る働きを持
ち、各機能単位(プロセッサ11、DMAC12、メモ
リA13、メモリB14、周辺回路A15、周辺回路B
16)の動作状態に対応して電力制御信号41〜46を
出力する。例えば、プロセッサ11が動作せず停止して
いる期間、電力制御回路17は電力制御信号41への出
力を無意状態(動作を停止し電力を低減することを指示
する状態)とし、プロセッサ11は電力制御信号41の
状態から自身のクロックを停止状態とする。クロック停
止時は僅かの漏れ電流が流れるが、動作時に比べ1桁以
上の電力低減が可能になる。その他の機能ブロックにつ
いても同様に、電力制御回路17は電力制御信号42〜
46への出力を無意状態とし、各機能単位は自身のクロ
ックを停止することによって、電力の浪費を削減でき
る。
【0026】電力制御回路17のアドレスデコーダ17
1は内部バス20のアドレスをデコードし、アクセス対
応の機能単位を選択し、選択信号31〜37を出力す
る。
【0027】選択信号37が有効なときには、電力制御
レジスタ172が選択され、電力制御レジスタ172は
内部バス20のデータを取り込む。電力制御レジスタ1
72の動作モード101は、例えば、機能単位が常時停
止、常時動作、選択信号が有効なときに動作、或いは他
の機能単位が選択されるまで動作などの指示を組合せ回
路173へ提供する。監視信号指定102は、複数の外
部入力信号22から機能単位の動作を起動するものを選
択する指示を組合せ回路173へ提供する。
【0028】ここで、電力制御レジスタについて詳説す
る。電力制御レジスタ172は、プロセッサ11からの
アクセスによって電源投入後などの初期化段階で、LS
I全体の動作モードと各機能単位対応の動作モードを格
納する。動作モードは、例えば、プロセッサ11とDM
AC12が停止するスリープモード、プロセッサ11の
みが停止するスタンバイモード、周辺回路も停止するデ
ィープスリープモードがある。全体の動作モードは、プ
ロセッサ11によってアプリケーション状況に従い、随
時変更される。例えば、DMAC12対応の動作モード
の設定にスリープモードに対応するビットを有意にして
書き込みを行うことによって、プロセッサ11が全体の
動作モードをスリープモードに設定したとき、組合せ回
路173は動作状態信号52を無意にし、DMAC12
を停止状態に移行させることができる。移行後は、外部
入力信号22の中で選択された信号が有意になったとき
に、組合せ回路173はDMAC12を動作状態に移行
させる働きがある。
【0029】組合せ回路173は、選択信号31〜3
7、及び電力制御信号41〜46の入力を受け、電力制
御レジスタ172の出力に基づいて、電力制御信号41
〜46に対応した動作状態信号51〜56を状態レジス
タ174へ出力する。また、組合せ回路173は、選択
された機能単位が停止状態の時にウェイト信号23を出
力する。
【0030】ここで、組合せ回路173について詳説す
る。組合せ回路173は、機能単位毎の動作状態に基づ
き、各機能単位の動作状態の変更とプロセッサからのア
クセス待ち制御を行う働きがある。図4は、組合せ回路
の構成例の一部を示す図である。図中、201,205
は論理積演算を行うAND回路、202,204は論理
和演算を行うOR回路、206〜208はフリップフロ
ップ、209,210はAND−OR回路である。な
お、OR回路202以外は周辺回路A15に対応した回
路を示し、他の機能単位に対応した回路は省略する。
【0031】まず、機能単位毎の動作状態に基づき、各
機能単位の動作状態を変更する動作について説明する。
選択信号35が有意になると、OR回路204が動作状
態信号55を有意(動作状態)にする。また、AND−
OR回路210は、電力制御レジスタ172から入力さ
れる監視信号指定85によって有効/無効が指定され、
外部入力信号22から選択された信号が有意になったと
きに出力213が有意になり、動作状態信号55が有意
となる。外部入力信号22は、例えば、通信信号の到
着、人による操作信号などがある。このように、電力制
御回路17が外部入力信号22から任意に機能単位を起
動することができるので、プロセッサ11を起動し、機
能単位を指定して起動させることによる消費電力を削減
できる効果がある。
【0032】また、電力制御レジスタ172から入力さ
れる全体動作モード指定70と周辺回路A15対応の動
作モード指定75を比較し、一致したときにAND−O
R回路212は出力を有意にすることによって、動作状
態信号55を無意(停止状態)にする。言い換えれば、
動作状態が一致しない間は、電力制御信号45が有意状
態を維持することができ、動作状態が一致したときに停
止状態へ移行するように作用する。
【0033】動作状態信号55は、状態レジスタ174
によりクロック21のエッジでセットされ、電力制御信
号45として入力に回り、フリップフロップ206に取
り込まれ、順次クロック21のエッジでフリップフロッ
プ207〜208へと順次伝播され、遅延状態信号24
5を出力する。これらフリップフロップは、機能単位の
動作遅延に対応したもので、周辺回路A15が無意状態
から有意状態へ遷移したときに、電源投入から安定する
までの遅れを計算した段数が設けられる。
【0034】このように、プロセッサ11が電力制御レ
ジスタ172へ全体動作モードを設定することにより、
動作モードが適合する機能単位を停止状態へ移行させる
ことができるので、プロセッサ11が全ての機能単位対
応に動作状態を制御する時間を削減できる効果がある。
【0035】次に、プロセッサからのアクセス待ち制御
の動作について説明する。遅延状態信号245が無意
(停止状態)を示すときは、AND回路201の動作を
有効にし、選択信号35が有意になれば、ウェイト信号
23が出力され、プロセッサ11は待ち動作に入る。フ
リップフロップ206〜208は、電力制御信号45が
有効になってから周辺回路A15が動作可能になるまで
プロセッサ11を待たせる働きがある。
【0036】なお、AND−OR回路210及び212
は、優先度付きの大小比較手段であってもよく、所定の
動作モードに移行するまで現在の状態を保持することが
できる。
【0037】状態レジスタ174はクロック21に同期
して組合せ回路173の出力を取り込み、電力制御信号
41〜46を出力する。
【0038】このように電力制御レジスタ172は機能
単位対応に動作モードと外部入力の指示情報を格納する
ことにより、木目細かく電力を制御することができる。
また、外部入力信号22を監視して機能単位を起動でき
るので、プロセッサ11を停止させることができる。
【0039】ここで、周辺回路A15が停止状態のとき
にプロセッサ11がアクセスした時の動作例について説
明する。電力制御回路17のアドレスデコーダ171は
選択信号35を有意にし、組合せ回路173は選択信号
35に対応する電力制御信号45の状態は無意(停止状
態)であるので、ウェイト信号23を有意にする。プロ
セッサ11はウェイト信号23を受けて待ち状態にな
る。このとき、組合せ回路173は選択信号35を受け
て、状態レジスタ174の対応するビットをセットさせ
ることにより、電力制御信号45を有意となる。この有
意を受けて、組合せ回路173はウェイト信号23を無
意状態にし、プロセッサ11はウェイト状態を解除しア
クセス動作を実施する。以上は周辺回路A15について
示したが、その他の機能単位でも同様に動作することは
いうまでもない。このように、停止状態の機能単位への
アクセスがあっても僅かの待ち時間でプロセッサの処理
を遂行することができる。
【0040】以上説明したように、電力制御回路によっ
て、プロセッサによるソフトウェア制御に限らず、各機
能単位の動作状態と外部入力信号に従い、各機能単位の
電力を制御することができるので、消費電力を削減でき
る効果がある。
【0041】実施の形態2.図5は、周辺回路A15の
第一の例を示す構成図である。図中、65は継続要求信
号、151はクロックドライバ、152は周辺回路Aの
主たる機能となる送信回路、153はカウントダウン型
のタイマ回路、154は通信データ線である。図1〜図
3と同一符号は、同一手段或いは信号を示す。
【0042】継続要求信号65は、図1及び図2示した
電力制御回路17の組合せ回路173に接続され、有意
の時に動作状態信号55の有意状態を継続することを要
求する信号である。送信回路152は選択信号35が有
意となったときに、内部バス20からアドレス線、デー
タ線を受取り、内部レジスタに一時記憶して、その後、
通信データ線154にて外部へデータを送出する。タイ
マ回路153は選択信号35によって起動され、継続要
求信号65を有意にし、タイマ回路153はアンダーフ
ローが発生したときに継続信号65を無意状態に遷移さ
せる。
【0043】以上説明したように、機能単位から電力制
御回路へ継続要求を送ることによって、動作終了を機能
単位の動作に従い制御できるので、プロセッサのソフト
ウェアによる制御に比べ、無駄の無い電力制御が可能に
なる効果が得られる。
【0044】実施の形態3.図6は、電力制御回路の一
部にクロックの分割供給を追加した構成図である。図
中、175は組合せ回路173の出力信号51〜56を
入力とするOR回路、176はOR回路175の出力を
保持するクロック制御レジスタ、181〜184はクロ
ックドライバ、21−1〜21−4はクロック線であ
る。OR回路175はクロックドライバ182〜184
をゲートする信号の元を合成し、クロック制御レジスタ
176により状態レジスタ174と同じタイミングに合
せて、クロックドライバ182〜184のゲート信号を
出力する。
【0045】例えば、クロック線21−2は図1に示し
たプロセッサ11とメモリA13へ接続され、クロック
線21−3はDMAC12と周辺回路A15へ接続さ
れ、クロック線21−4は図1に示したメモリ14と周
辺回路B16に接続される。この例ではOR回路175
は3個の2入力OR素子から構成され、出力信号51と
53を入力とするOR素子(プロセッサ11とメモリA
13に対応)、出力信号52と55を入力とするOR素
子(DMAC12と周辺回路A15に対応)、出力信号
54と56を入力とするOR素子(メモリB14と周辺
回路B16に対応)となる。以上の例ではクロック線2
1−2〜21−4に接続される機能単位は2つである
が、実際は4〜8程度になるため、クロック線の負荷容
量が多く、各機能単位内のクロックレシーバ動作による
消費電力も大きい。
【0046】以上説明したように、クロック線を分割し
てクロックを供給することによって、機能単位の状態に
よって分割した単位でクロックを停止できるので、クロ
ック系の消費電力を低減できる効果がある。
【0047】実施の形態4.図7は、メモリA13とメ
モリB14の記憶内容を示す構成図である。図中、13
1はOS(オペレーティングシステム)、132はアプ
リケーションプログラム、133は圧縮されたプログラ
ムを元の実行可能なコードへ復元する復元プログラム、
134は作業領域、141はプログラム及びデータを圧
縮する圧縮プログラム、142は診断プログラム、14
3は日報などの蓄積データである。
【0048】メモリ13Aにはよく使用されるプログラ
ム及びデータを記憶させ、メモリ13Bには殆ど使用さ
れないプログラム及びデータを記憶させる。通常、プロ
セッサ11はメモリA13からOS131及びアプリケ
ーションプログラム132を読み取り処理を遂行する。
処理にあたっては作業領域134を使用する。
【0049】一方、診断プログラム142はシステムL
SI組込み装置の電源投入後など限られた時にのみ使用
される。また、日報などの蓄積データ143は1日に2
回程度しかアクセスされない。圧縮プログラム141
は、例えばメモリB14のように殆ど使用されないプロ
グラム及びデータを記憶する時に圧縮して記憶サイズを
小さくするために使用される。圧縮プログラムも圧縮形
で記憶しているので、メモリA13の復元プログラム1
33をプロセッサ11が実行して、圧縮プログラム14
1をメモリA13の作業領域134にプロセッサ11が
実行できる形式に復元してから実行する。
【0050】以上説明したように、よく使用されるプロ
グラム及びデータを記憶する非圧縮形メモリと殆ど使用
されないプログラム及びデータを圧縮した形式で記憶す
る圧縮形メモリに分けることによって、圧縮形メモリを
殆ど停止状態にすることができ、また必要なメモリサイ
ズを縮小することができるので、省電力化に効果があ
る。
【0051】実施の形態5.図8は、周辺回路A15の
第二の例を示す構成図である。図中、45−1及び45
−2は電力制御信号、155及び156はスイッチであ
る。図2及び図4に示した電力制御信号45を2本の電
力制御信号45−1及び45−2で構成し、電力レベル
を指定する。スイッチ155及び156は例えば半導体
MOSトランジスタを使用し、回路とグランド(アー
ス)間に挿入され、電力制御信号45−2が無意のとき
に電源供給を停止させる働きをもつ。
【0052】送信回路152が動作状態のときは電力制
御信号45−1及び45−2は共に有意である。電力制
御信号45−1を無意にすることでクロックドライバ1
51が出力を停止し、送信回路152の消費電力は低減
されるが、クロック停止では削除できない漏れ電流が流
れる。次に、電力制御信号45−2を無意にしてスイッ
チ155をオフさせ、漏れ電流をカットする。周辺回路
A15が動作時に流れる電流は漏れ電流に比べ1桁以上
の規模になるので、スイッチの能力が不足な場合複数個
設ける必要がある。この例では、送信回路152とタイ
マ回路153に各々設けている。クロック停止の電力レ
ベルでは1クロック以内で動作可能になることができ
る。スイッチを用いた電源供給停止の電力レベルでは1
0クロック以上の遅れが必要であるが、消費電力を殆ど
無くすことができる。
【0053】電力制御信号45は、2本の45−1及び
45−2の別々の信号であり、組合せ回路173が出力
する動作状態信号55も55−1と55−2の2本に分
けられる。クロックの停止からの復帰時間に比べ、電源
オフからの復帰時間は長いため、短時間の停止を行うと
きはクロックのみを停止させ、長時間停止させるときは
電源オフを行い、クロック停止を超えた省電力を達成す
ることができる。このために、複数の電力レベルをプロ
セッサ11から制御できるように構成する。例えば、電
力制御レジスタ172に設定される動作モードに半電力
モードを追加し、組合せ回路173は、半動作モード時
に動作状態信号55−1のみを有意にし、半電力モード
以外のときに動作状態信号55−2も有意にしてもよ
い。
【0054】以上のように、複数の電力レベルを使い分
けるので、より効率的に電力を節減することができる。
【0055】実施の形態6.図9は、周辺回路A15の
第三の例を示す構成図である。図中、157はクロック
ドライバ、158は受信回路、160は受信開始信号で
ある。この実施例は送信回路152と受信回路158は
同時に動作することが少ないことを利用し、電力制御信
号45−2によりクロックドライバ157をゲートし、
送信回路152とは別のクロックを受信回路158へ供
給する。また、受信回路158は停止状態で突然の受信
を受けたときに、受信開始信号160を発生し、タイマ
回路153をリセットさせ継続要求信号65を有意にさ
せる。よって、継続要求信号65を受けた電力制御回路
17は電力制御信号45−2を有意にする(実施の形態
2参照)ので、受信回路158にクロックが供給され、
受信動作を開始する。
【0056】以上説明したように、機能単位対応に電力
制御信号を複数本で構成し、機能単位を構成するブロッ
ク対応に電力レベルを制御することができるので、省電
力化に一層の効果がある。
【0057】図9の構成は、送信回路158と受信回路
152、及びタイマ回路153の間で直接の信号交換が
行われるので、複数のブロックを機能単位として一括で
電力制御することが有効である。また、別の例として、
携帯電話の音再生機能では、音声再生と音楽再生、及び
音出力機能が含まれ、同時再生外は、何れか一方の再生
機能と音出力機能を使用し、他方の再生機能を停止する
ことが可能である。音出力機能は、各々の再生機能の指
示で動作するので、音再生機能として一つの機能単位に
含めて電力制御を行う方が効率がよくなる。
【0058】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電力
制御回路によって、プロセッサによるソフトウェア制御
に限らず、各機能単位の動作状態と外部入力信号に従
い、各機能単位の電力を制御することができるので、消
費電力を削減できる効果がある。
【0059】また、この発明によれば、機能単位から電
力制御回路へ継続要求を送ることによって、動作終了を
機能単位の動作に従い制御できるので、プロセッサのソ
フトウェアによる制御に比べ、無駄の無い電力制御が可
能になる効果が得られる。
【0060】また、この発明によれば、クロック線を分
割してクロックを供給することによって、機能単位の状
態によって分割した単位でクロックを停止できるので、
クロック系の消費電力を低減できる効果がある。
【0061】また、この発明によれば、よく使用される
プログラム及びデータを記憶する非圧縮形メモリと殆ど
使用されないプログラム及びデータを圧縮した形式で記
憶する圧縮形メモリに分けることによって、圧縮形メモ
リを殆ど停止状態にすることができ、また必要なメモリ
サイズを縮小することができるので、省電力化に効果が
ある。
【0062】また、この発明によれば、複数の電力レベ
ルを使い分けるので、より効率的に電力を節減すること
ができる。
【0063】また、この発明によれば、機能単位対応に
電力制御信号を複数本で構成し、機能単位を構成するブ
ロック対応に電力レベルを制御することができるので、
省電力化に一層の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における半導体集積回路(シス
テムLSI)の構成図である。
【図2】 電力制御回路の構成図である。
【図3】 電力制御レジスタに機能単位対応に格納され
るデータの例を示す構成図である。
【図4】 組合せ回路の構成例の一部を示す図である。
【図5】 周辺回路Aの第一の例を示す構成図である。
【図6】 電力制御回路の一部にクロックの分割供給を
追加した構成図である。
【図7】 メモリAとメモリBの記憶内容を示す構成図
である。
【図8】 周辺回路Aの第二の例を示す構成図である。
【図9】 周辺回路Aの第三の例を示す構成図である。
【図10】 半導体集積回路の電力制御用にレジスタを
用いた従来例の構成図である。
【符号の説明】
11 プロセッサ、12 DMAC(ダイレクト・メモ
リ・アクセス・コントローラ)、13 メモリA、14
メモリB、15 周辺回路A、16 周辺回路B、1
7 電力制御回路、20 内部バス、21 クロック
線、21−1〜21−4 クロック線、22 外部入力
信号、23 ウェイト信号、31〜36選択信号、41
〜46 電力制御信号、45−1,45−2 電力制御
信号、65 継続要求信号、131 OS(オペレーテ
ィングシステム)、132 アプリケーションプログラ
ム、133 復元プログラム、134 作業領域、14
1圧縮プログラム、142 診断プログラム、143
蓄積データ、151 クロックドライバ、152 周辺
回路Aの主たる機能となる送信回路、153 カウント
ダウン型のタイマ回路、154 通信データ線、15
5,156 スイッチ、157 クロックドライバ、1
58 受信回路、160 受信開始信号、171 アド
レスデコーダ、172 電力制御レジスタ、173 組
合せ回路、174 状態レジスタ、175 OR回路、
176 クロック制御レジスタ、181〜184 クロ
ックドライバ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部バスを介してアクセスされる複数の
    機能単位を有し、それらの複数の機能単位についての電
    力を制御する電力制御信号を生成する電力制御回路を有
    する半導体集積回路であって、電力制御回路は以下の要
    素を有することを特徴とする半導体集積回路 (1)内部バスからアドレスを取得し、取得したアドレ
    スを解析し、アクセスされる機能単位を選択する選択信
    号を出力するアドレスデコーダ、(2)内部バスから、
    機能単位毎に、動作モードを指定する動作モード指定
    と、外部から入力される外部入力信号に照らして起動の
    要否を特定させる監視信号指定とを取得し、取得した動
    作モード指定と監視信号指定とを記憶する電力制御レジ
    スタ、(3)上記選択信号により選択された機能単位が
    停止状態の場合に、ウェイト信号を出力し、更に、上記
    選択信号と、上記電力制御信号と、上記動作モード指定
    と、上記監視信号指定と、外部から入力した外部入力信
    号とに基づいて、各機能単位の動作状態を特定する動作
    状態信号を生成する組合せ回路、(4)生成された動作
    状態信号をクロックに従ってセットし、セットした信号
    を電力制御信号として出力する状態レジスタ。
  2. 【請求項2】 上記複数の機能単位は、プロセッサ、D
    MAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントロー
    ラ)、メモリ及び周辺回路のうち少なくとも一つを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 上記機能単位は、機能単位自身の動作の
    継続を要求する継続要求信号を出力し、 上記電力制御回路は、上記継続要求信号に対応した機能
    単位の電力制御信号を有効にすることを特徴とする請求
    項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記機能単位は、タイマ回路を備え、動
    作完了後に所定時間の経過を待って継続信号を無意状態
    にすることを特徴とする請求項3記載の半導体集積回
    路。
  5. 【請求項5】 上記半導体集積回路は、複数の機能単位
    へまとめてクロックを供給するクロックドライバを備
    え、クロック供給先に接続される機能単位の全てが動作
    停止状態であるときに、クロック供給を停止することを
    特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 複数の機能単位は、使用頻度の低いプロ
    グラム及び圧縮形式のデータを記憶する圧縮形メモリ
    と、非圧縮形式のデータを記憶する非圧縮形メモリとを
    含むことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 上記圧縮形メモリは、データの圧縮処理
    を行う圧縮処理プログラムを記憶し、 上記非圧縮形メモリは、圧縮形式のデータの復元処理を
    行う復元プログラムを、非圧縮形式で記憶することを特
    徴とする請求項6記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 上記電力制御信号は、機能単位へ複数の
    電力レベルを指示する複数の信号からなることを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 上記電力制御信号の電力レベルに対応し
    て、機能単位はクロックのみを停止し、あるいは、クロ
    ックと電源供給とを停止することを特徴とする請求項8
    記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 上記機能単位は、複数のブロックに分
    割され、 上記電力制御信号の電力レベルに対応して、上記機能単
    位はブロック毎の電力制御を行うことを特徴とする請求
    項8記載の半導体集積回路。
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