JP2002163032A - データプロセッサ及びデータ処理システム - Google Patents

データプロセッサ及びデータ処理システム

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JP2002163032A JP2000362668A JP2000362668A JP2002163032A JP 2002163032 A JP2002163032 A JP 2002163032A JP 2000362668 A JP2000362668 A JP 2000362668A JP 2000362668 A JP2000362668 A JP 2000362668A JP 2002163032 A JP2002163032 A JP 2002163032A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力状態から動作状態への迅速な遷移
と、低消費電力との双方の要求を満足させることができ
るデータプロセッサを提供する 【解決手段】 データプロセッサ(1)はスタンバイモ
ード、ライトスタンバイモード及びスリープモードを有
する。スリープモードではCPU(2)への同期クロッ
ク信号の供給が停止され、その他の回路モジュール(4
〜7)へ同期クロック信号が供給される。スタンバイモ
ードではクロックパルスジェネレータ(3)の逓倍及び
分周動作が停止され且つCPU及びその他の回路モジュ
ールへの同期クロック信号の供給が停止される。ライト
スタンバイモードではクロックパルスジェネレータの逓
倍及び分周動作が可能にされ且つCPU及びその他の回
路モジュールへの同期クロック信号の供給が停止され
る。ライトスタンバイモードはスタンバイモードよりも
CPUの命令実行可能状態への遷移が速く、しかも、ス
リープモードよりも低消費電力である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データプロセッ
サ、特にその低消費電力モードに関し、例えばバッテリ
電源で動作する携帯電話機等のデータ処理システムに適
用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】データプロセッサは同期クロック信号を
生成するクロックパルスジェネレータを内蔵し、発振子
を利用してリングオシレータで形成されるクロック信号
或いは外部から供給されるクロック信号を周波数逓倍及
び分周して、同期クロック信号を生成する。データプロ
セッサに内蔵されるCPU(中央処理装置)やSCI
(シリアルインタフェース回路)等はその同期クロック
信号を受けて同期動作する。このようなデータプロセッ
サにおける低消費電力モードとして、スタンバイモード
やスリープモードがある。例えばスタンバイモードで
は、クロックパルスジェネレータに設けらた周波数逓倍
用のPLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路や分周
用の分周器の動作が停止され、データプロセッサ内部の
同期クロック信号の変化が全て停止される。スリープモ
ードでは、CPUの同期クロック入力回路の入力動作が
抑止されてCPUの動作が停止され、周辺回路等その他
の回路には同期クロック信号が供給されて動作可能にさ
れる。
【0003】電子機器の低消費電力モードについて記載
された文献として例えば特開平3−105408号公報
がある。これには、発振制御回路を用いてCPUや周辺
回路へのクロック信号の供給を制御する技術が記載さ
れ、クロック信号の供給を停止するにはクロック配線の
接続を遮断し、或いは発振そのものを停止させる、とあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】データプロセッサの低
消費電力を最優先とする場合には、スタンバイモードを
設定すればよいが、その状態からCPUを命令実行可能
にするまでにはPLL回路の動作安定化を待たなければ
ならず、従来はその遷移時間を短縮する動作モードにつ
いて考慮されていなかった。逆に、低消費電力状態から
即座にCPUを命令実行可能状態に遷移させることを最
優先とするならば、スリープモードを設定すればよい
が、このとき動作可能な周辺回路を全く動作させる必要
が無ければ、周辺回路へのクロック供給経路でクロック
バッファ若しくはクロックドライバが無駄な電力を消費
することになり、低消費電力の効果は薄れてしまう。
【0005】本発明の目的は、データプロセッサ内部の
同期クロック信号の変化を全て停止させるスタンバイモ
ードよりもCPUの命令実行可能状態への遷移が速く、
しかも、CPUの動作だけを停止させるスリープモード
よりも電力消費を低減可能な動作モードを有するデータ
プロセッサを提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、低消費電力状態から
動作状態への迅速な遷移と、低消費電力との双方の要求
を満足させることができるデータプロセッサを提供する
ことにある。
【0007】本発明のその他の目的は低消費電力状態か
ら動作状態への迅速な遷移と、低消費電力との双方の要
求を満足する携帯情報端末装置のようなデータ処理シス
テムを提供することにある。
【0008】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】〔1〕本発明の第1の観点によるデータプ
ロセッサは、命令を実行可能なCPU、クロック信号に
対する逓倍及び分周動作が可能であって同期クロック信
号を出力するクロックパルスジェネレータ、並びにその
他の回路モジュールを半導体チップに備え、スタンバイ
モード、ライトスタンバイモード及びスリープモードを
有する。前記スリープモードでは前記CPUへの同期ク
ロック信号の供給が停止され且つその他の回路モジュー
ルへ同期クロック信号が供給される。前記スタンバイモ
ードでは前記クロックパルスジェネレータにおける前記
逓倍及び分周動作が停止され且つ前記CPU及びその他
の回路モジュールへの同期クロック信号の供給が停止さ
れる。前記ライトスタンバイモードでは前記クロックパ
ルスジェネレータにおける前記逓倍及び分周動作が可能
にされ且つ前記CPU及びその他の回路モジュールへの
同期クロック信号の供給が停止される。
【0011】前記ライトスタンバイモードは、データプ
ロセッサ内部の同期クロック信号の変化を全て停止させ
るスタンバイモードよりもCPUの命令実行可能状態へ
の遷移が速く、しかも、CPUの動作だけを停止させる
スリープモードよりも電力消費を低減可能である。した
がって、上記データプロセッサによれば、低消費電力状
態と動作状態との間の迅速な遷移と、低消費電力との双
方の要求を満足させることができる。
【0012】本発明の具体的な態様では、前記その他の
回路モジュールとして少なくともモード制御回路を備
え、このモード制御回路は、制御レジスタを有し、CP
Uによる所定の命令実行時に制御レジスタの第1の状態
に応答して前記スリープモードを設定し、CPUによる
前記所定の命令実行時に制御レジスタの第2の状態に応
答して前記ライトスタンバイモードを設定し、CPUに
よる前記所定の命令実行時に制御レジスタの第3の状態
に応答して前記スタンバイモードを設定する。要する
に、低消費電力状態はCPUによるソフトウェアの実
行、すなわち、制御レジスタへの制御データの書込みと
スリープ命令のような所定の命令実行とによって設定す
ることができる。
【0013】ソフトウェアで設定された低消費電力状態
から命令実行可能な状態への遷移は、前記モード制御回
路が割り込み要求などに応答して行えばよい。スリープ
モードに対しては内部割込み又は外部割込み要求に応答
してCPUによる命令実行可能な状態に遷移させ、ライ
トスタンバイモード又はスタンバイモードに対しては、
外部割込み要求に応答して命令実行可能な状態に遷移さ
せればよい。
【0014】一定時間データプロセッサが動作しない場
合に自動的に電力消費を低減するという観点に立つと、
前記モード制御回路は前記その他の回路モジュールの一
つであるタイマによる所定値までの計数に応答してスリ
ープモードからライトスタンバイモードに遷移させると
よい。このとき、その他の回路の一つであるDMACに
よるDMA転送はスリープモードのまま実行可能である
から、前記タイマによる計数動作途上でDMA転送要求
があったときは、それに応答して計数を抑止させ、DM
A転送後にライトスタンバイモードへの遷移を可能にす
ればよい。これにより、スリープモードでDMA転送を
行っている最中に動作モードが不所望に変化してしまう
事態を防止することができる。
【0015】Hツリーのような階層的なクロック経路が
採用されている場合を想定する。このとき、CPU等に
対して個別的に同期クロックの供給を停止するとき、前
記モード制御回路は前記スリープモードにおける前記C
PUへの同期クロック信号の供給停止をCPUのクロッ
ク入力回路における入力動作の抑止により制御すればよ
い。クロック経路の末端に接続する全ての回路モジュー
ルに対してクロック供給を停止する場合には、前記モー
ド制御回路は前記ライトスタンバイモードにおける前記
CPU及びその他の回路への同期クロック信号の供給停
止をクロックパルスジェネレータのクロック出力回路に
おける出力動作の抑止により制御すればよい。これによ
り、Hツリーのようなクロック経路に配置された多数の
クロックバッファ若しくはクロックドライバがライトス
タンバイ状態で無駄に電力を消費する事態を抑制するこ
とができる。
【0016】〔2〕本発明の第2の観点によるデータプ
ロセッサは、命令を実行可能なCPU、クロック信号に
対する逓倍及び分周動作が可能であって同期クロック信
号を出力するクロックパルスジェネレータ、及びその他
の回路モジュールを半導体チップに備え、前記その他の
回路モジュールとして少なくともスリープモードのよう
な第1モード及びライトスタンバイモードのような第2
モードの設定を制御するモード制御回路を備える。前記
第1モードでは前記CPUへの同期クロック信号の供給
が停止され且つその他の回路モジュールへ同期クロック
信号が供給される。前記第2モードでは前記クロックパ
ルスジェネレータにおける前記逓倍及び分周動作が可能
にされ且つ前記CPU及びその他の回路モジュールへの
同期クロック信号の供給が停止される。前記ライトスタ
ンバイモードのような第2モードは、データプロセッサ
内部の同期クロック信号の変化を全て停止させるスタン
バイモードのような動作モードよりもCPUの命令実行
可能状態への遷移が速く、しかも、CPUの動作だけを
停止させるスリープモードのような第1モードよりも電
力消費を低減可能である。このとき、前記モード制御回
路は、第1モードを設定した後、所定時間経過までにC
PU等に対する動作の指示が無いときは第1動作モード
を第2動作モードに遷移させる。したがって、上記デー
タプロセッサによれば、一定時間データプロセッサが動
作しない場合に自動的に電力消費を低減することがで
き、しかも、ライトスタンバイモードのような第2モー
ドでは前記逓倍・分周動作が継続されているから、その
後のプログラム実行可能状態への遷移も迅速である。
【0017】本発明の具体的な形態として、前記所定時
間経過は前記その他の回路モジュールの一つであるタイ
マによる所定値までの計数動作によって得るようにして
よい。また、このとき、その他の回路の一つであるDM
ACによるDMA転送はスリープモードのまま実行可能
であるから、前記タイマは所定値までの計数動作途上で
前記DMACに対するDMA転送要求に応答して計数値
を初期化して実質的な計数を抑止し、DMA転送後に計
数を再開させてライトスタンバイモードへの遷移を可能
にすればよい。
【0018】前記第1モード及び第2モードのような低
消費電力状態は前述と同様に、CPUによるソフトウェ
アの実行、すなわち、制御レジスタへの制御データの書
込みとスリープ命令のような所定の命令実行とによって
設定すればよい。また、ソフトウェアで設定された低消
費電力状態から動作状態への遷移は、前記モード制御回
路が割り込み要求などに応答して行えばよい。
【0019】〔3〕本発明に係るデータ処理装置は、前
記データプロセッサと、前記データプロセッサのCPU
がアクセス可能なメモリと、前記データプロセッサに割
り込みを要求する回路とを有して構成され、携帯電話機
などの携帯情報端末装置を想定したとき、データ処理シ
ステムはバッテリ電源を動作電源とする。このデータ処
理システムによれば、低消費電力状態から動作状態への
迅速な遷移と、低消費電力との双方の要求を満足するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には本発明に係るデータプロ
セッサの第1の例が示される。同図に示されるデータプ
ロセッサ1は、命令を実行可能なCPU2、クロック信
号に対する逓倍及び分周動作が可能であって同期クロッ
ク信号CK1,CK2を出力するクロックパルスジェネ
レータ3、モード制御回路4、タイマ5、割り込み制御
回路6、並びにその他の周辺回路7を有し、単結晶シリ
コンなどの1個の半導体チップに形成されている。前記
クロックパルスジェネレータ3、モード制御回路4、タ
イマ5、割り込み制御回路6及びその他の周辺回路7は
CPU2のアドレス空間に配置され、図示を省略するア
ドレスバス、データバス及びコントロールバスを介して
CPU2によりアクセス可能にされる。図1に例示され
るクロック配線8はHツリー状に敷設されて末端の回路
モジュールまで延在され、前記同期クロック信号CK
1、CK2を伝播する。クロック配線8の途中には複数
個のクロックドライバ9が配置されている。
【0021】前記CPU2、モード制御回路4、タイマ
5、割り込み制御回路6及びその他の周辺回路7はクロ
ック配線8を介して入力される同期クロック信号CK
1,CK2に同期動作される。それらCPU2、モード
制御回路4、タイマ5、割り込み制御回路6及びその他
の周辺回路7にはクロック信号CK1,CK2とは非同
期で動作可能な回路部分もあり、例えば、モード制御信
号の入力回路、割り込み要求信号の入力回路等である。
【0022】前記CPU2は命令をフェッチし、フェッ
チした命令を解読し、解読結果に従って演算処理やオペ
ランドアクセス等を行う。
【0023】クロックパルスジェネレータ3は逓倍・分
周回路11及びクロック選択回路12を有する。逓倍・
分周回路11は、発振子を利用したリングオシレータ
(図示せず)で生成されるクロック信号又は外部から与
えられるシステムクロック信号を原クロック信号13と
して入力し、これを周波数逓倍及び(/又は)分周す
る。逓倍・分周回路11で生成される数種類のクロック
信号から所望のクロック信号がクロック選択回路12で
選択され、前記同期クロック信号CK1,CK2として
出力される。クロック選択回路12によるクロック信号
の選択は、CPU2によってアクセス可能なクロック周
波数制御レジスタ(図示せず)をモード制御回路4が有
し、当該クロック周波数制御レジスタの設定値に応じた
クロック選択信号29によって行なわれる。
【0024】割り込み制御回路6は入力された割り込み
要求信号のマスクレベル及び優先レベルを図示を省略す
る割り込みマスク回路及び割り込み優先回路の設定にし
たがって判定し、判定結果が割り込みマスク対象ではな
く、且つ割り込み優先レベルの高い他の割り込み要求が
なされていないことを条件に、CPU2に割込み信号を
アサートする。これによってCPU2は、その割り込み
要因に応じて別の命令実行処理に分岐する。図におい
て、割込み要求信号は内蔵周辺回路からの割り込み要求
信号14A,14B、及びデータプロセッサの外部から
与えられる割り込み要求信号15A,15Bに大別され
る。その内、14A,15Aはマスク不可能な割込み要
求信号(ノン・マスカブル・割込み要求信号)を意味す
る。
【0025】タイマ5は加算器(ADD)20、コンパ
レータ(CMP)21、及びCPU2によってアクセス
可能なレジスタ(REG)22,23,24を有する。
例えばレジスタ23に値1を設定しレジスタ22の出力
とレジスタ23の出力を加算器20で加算して前記レジ
スタ22に戻す動作を繰返すことでカウンタ動作(計数
動作)を実現でき、その計数値を前記コンパレータ21
でレジスタ24の設定値と比較し、一致を検出して信号
(タイムアウト信号)25をイネーブルレベルにする。
【0026】モード制御回路4は代表的に示された低消
費電力制御ロジック30及びCPU2によってアクセス
可能な制御レジスタ31を有する。データプロセッサ1
は低消費電力モードとしてスタンバイモード、ライトス
タンバイモード(第2モード)及びスリープモード(第
1モード)を有する。CPU2によるプログラム実行状
態から前記低消費電力モードへの遷移は、特に制限され
ないが、CPU2によるスリープ命令実行時における前
記制御レジスタ31の設定値に応じて行なわれる。その
ために、低消費電力制御ロジック30は、CPU2がス
リープ命令を実行することによってイネーブルにされる
制御信号28を入力し、また、制御レジスタ31の設定
値を入力する。低消費電力制御ロジック30は、それら
入力に応じて制御信号32〜37で回路モジュール2,
3,5,6,7に対するクロック制御を行い、これによ
って対応する低消費電力モードへの遷移を制御する。す
なわち、前記制御信号32,35,36,37は対応す
る回路モジュールのクロック入力回路におけるクロック
入力の許可と禁止を制御する。制御信号33はクロック
選択回路12からクロック信号CK1,CK2を出力さ
せる動作の許可と禁止を制御する。前記制御信号34は
逓倍・分周回路11の逓倍及び分周動作の許可と禁止を
制御する。
【0027】前記スリープモードでは前記CPU2は同
期クロック信号CK2の入力が停止され且つその他の回
路モジュール4,5,6,7へは同期クロック信号CK
1,CK2の入力が許容される。前記スタンバイモード
では前記逓倍・分周回路11における逓倍及び分周動作
が停止され且つ前記CPU2及びその他の回路モジュー
ル4,5,6,7への同期クロック信号CK1,CK2
の供給が停止される。前記ライトスタンバイモードでは
前記逓倍・分周回路11における逓倍及び分周動作が可
能にされ且つ前記CPU2及びその他の回路モジュール
4,5,6,7への同期クロック信号CK1,CK2の
供給が停止される。尚、図示はしないが、制御レジスタ
31は内蔵周辺回路毎に定常的に動作の停止を指示する
動作停止制御ビットを有し、動作停止制御ビットがセッ
ト状態にされると、対応する内蔵周辺回路は低消費電力
モード及びプログラム実行状態の双方において同期クロ
ック信号の入力が禁止され、これによってその回路動作
が抑止される。
【0028】図2にはクロックパルスジェネレータ3の
一例が示される。逓倍・分周回路11は分周器40及び
PLL回路41を有する。分周器40は原クロック信号
13をPLL回路41を使用せずに内部に供給するとき
原クロック信号13の周波数を1/2にしてクロックデ
ューティーを50%に整える回路である。PLL回路4
1は原クロック信号13を逓倍する回路である。逓倍率
は図示を省略する制御レジスタによって指示される。分
周器40及びPLL回路41の分周・逓倍動作の停止・
許容は前記制御信号34によって制御される。
【0029】クロック選択回路12は、セレクタ42、
分周器43,44、セレクタ45,46、及びクロック
出力回路47,48を有する。セレクタ42は分周回路
40の出力又はPLL回路41の出力を選択する。分周
器43,44はセレクタ42の出力周期を複数種類に分
周し、セレクタ45,46が制御信号に従ってその分周
クロック信号を選択する。クロック出力回路47,48
は、特に制限されないが、オア(論理和)ゲートによっ
て構成され、前記制御信号33のローレベルにより前記
セレクタ45,46の出力するクロック信号を同期クロ
ック信号CK1,CK2として出力する。制御信号33
がハイレベルのときクロック出力回路47,48は定常
的にローレベルを出力し、クロック信号CK1,CK2
の出力を抑止する。前記クロック出力回路47,48に
はその他の論理ゲートを採用してよいことは言うまでも
ない。
【0030】図3にはCPU2のクロック入力系が例示
される。外部から供給される同期クロック信号CK2
は、クロック入力回路50に入力され、ここからクロッ
クドライバ51を介して各種フリップフロップ(FF)
52に供給される。クロック入力回路50には制御信号
32が供給され、クロック信号32の入力許可と停止が
制御される。図示は省略するが、タイマ5、割り込み制
御回路6、内蔵周辺回路7も同様にクロック入力回路を
有し、制御信号35、36、37でクロック入力の許可
・停止が制御される。
【0031】図4には制御レジスタの設定値と低消費電
力モードとの関係が例示される。低消費電力モードは、
CPU2がスリープ命令を実行したとき、制御レジスタ
31に割当てられたスタンバイビットSBYとライトス
タンバイビットLTSBYとの設定状態に従って決る。
例えば、低消費電力制御ロジック30は、CPU2によ
るスリープ命令の実行時に制御レジスタ31の第1の状
態(SBY=0,LTSBY=0)に応答して前記スリ
ープモードを設定し、CPU2による前記スリープ命令
実行時に制御レジスタ31の第2の状態(SBY=0,
LTSBY=1)に応答して前記ライトスタンバイモー
ドを設定し、CPU2による前記スリープ命令実行時に
制御レジスタの第3の状態(SBY=1,LTSBY=
0又はSBY=1,LTSBY=1)に応答して前記ス
タンバイモードを設定する。
【0032】図5にはプログラム実行状態と低消費電力
モードとの間の状態遷移が例示される。パワーオンリセ
ットによりデータプロセッサ1はプログラム実行状態S
T1にされる。このプログラム実行状態において、逓倍
・分周回路11が動作され、選択回路12で選択された
周波数のクロック信号CK1,CK2が、CPU2、モ
ード制御回路4、タイマ5、割り込み制御回路6、及び
内蔵周辺回路7に供給され、CPU2は命令をフェッチ
して実行可能にされる。
【0033】スリープモードST2、ライトスタンバイ
モードST3、又はスタンバイモードST4への遷移は
図4で説明したように、CPU2が制御レジスタ31の
制御ビットSBY,LTSBYを予め設定し、スリープ
命令を実行することによって可能にされる(TR1,T
R2,TR3)。スリープモードST2ではCPU2を
除く内蔵回路は動作可能でありるから、スリープモード
ST2からプログラム実行状態ST1への遷移は、内部
割込み又は外部割り込みの何れの要求によっても可能に
される。これに対し、内部割込み要求発生元となる内部
回路モジュールの動作が停止されたライトスタンバイS
T3又はスタンバイモードST4の何れかの動作モード
からプログラム実行状態ST1への遷移は、外部割り込
み要求により可能にされる。外部割込みにはハードウェ
アリセットなどの要求も含まれている。割り込み制御回
路6及び低消費電力制御ロジック30において割込要求
信号に対して応答する回路部分はクロック信号に対して
非同期動作されるから、同期クロック信号CK1,CK
2の入力が停止されていても割込み要求に対する応答処
理を行うことは可能になっている。
【0034】前記割込要求によるプログラム実行状態へ
の遷移は、その割込要求がマスク可能であるか否かによ
り、制御が異なる。マスク可能な割込要求信号14B,
15Bに対しては割り込み優先順位と割り込みマスクの
状態を割込み制御回路6で判定しなければ当該割り込み
要求が受付けられるか確定しない。したがって、この場
合には、割り込み制御回路6は、マスク可能な割込要求
信号14B,15Bに対して当該割り込を受付ける場
合、信号27で低消費電力制御ロジック30に現在の動
作モードからプログラム実行状態への遷移制御(Tr
4、Tr5、又はTr6)を指示する。一方、マスク不
可能な割込要求信号14A,15Aに対しては、低消費
電力制御ロジック30はその割込要求を直接受け取り、
割込み制御回路6による処理に並行してTr4、Tr
5、又はTr6の遷移制御を行う。
【0035】ライトスタンバイモードST3では逓倍・
分周回路11の逓倍及び分周動作は停止していない。ス
タンバイモードでは逓倍・分周回路11の逓倍及び分周
動作は停止している。したがって、ライトスタンバイモ
ードST3の解除はスタンバイモードST4の解除時と
異なり、逓倍・分周回路11の逓倍及び分周動作の安定
化時間を確保することなく、直ちにプログラム実行状態
ST1に入ることができる。要するに、CPU2は直ち
に命令の実行を開始することができる。
【0036】このとき、前記低消費電力制御ロジック3
0は、スリープモード1を設定した後、所定時間経過ま
でにCPU2等に対する動作の指示例えば割込要求が無
いときはスリープモードST2をライトスタンバイモー
ドST3に遷移させる。したがって、一定時間データプ
ロセッサが動作しない場合に自動的にライトスタンバイ
モードに遷移させて電力消費を低減することができ、し
かも、その場合であっても、スタンバイモードの場合よ
りも、プログラム実行状態への迅速な遷移を保証してい
る。具体的な形態として、前記所定時間経過は前記タイ
マ5による所定値までの計数動作によるカウントアップ
信号25で通知する。例えば、図1のタイマ5の構成に
従えば、CPU2はスリープ命令の実行直前にレジスタ
23に値1のデータを設定し、レジスタ24に比較値の
データを設定して、加算器20を利用してカウンタ動作
を開始される。スリープモードにされた後、カウンタ動
作による計数値がレジスタ24の設定値になったとき、
カウントアップ信号25がイネーブルにされ、これによ
って低消費電力制御ロジック30はスリープモードST
2をライトスタンバイモードST3に遷移させる制御を
行う(Tr7)。カウントアップ信号25がイネーブル
にされる前に、割込要求があった時は、低消費電力制御
ロジック30は信号25の変化を無視する。或いは、そ
の時、タイマ5のカウンタが初期化されてもよい。
【0037】図6には図1のデータプロセッサによるデ
ータ処理が高速化するほどライトスタンバイモードによ
る低消費電力の効果が大きくなる例を示す。(A)に示
されるようにCPU2には所定のインターバルで割込み
等によってデータ処理が要求される。データ処理が要求
されると、(B)のようにデータ処理能力が普通の場合
にはCPU負荷a、時間2Tで処理が行なわれる。
(D)のようにデータ処理能力が大凡その2倍の場合に
はCPU負荷2a、時間Tで処理が行なわれる。ここで
CPU負荷とは単位時間当りの処理量(処理サイクル
数)を意味し、CPU2のプログラム実行状態における
単位時間当りの消費電力は、(D)が(B)の2倍にな
る。この様子は、(C),(E)のようにCPU2の動
作が停止しているスリープモード時の消費電力水準から
の単位時間当りの消費電力増加量に現れている。ここ
で、(C)、(E)ではスリープモードとライトスタン
バイモード間の消費電力水準差をPとしている。結局デ
ータ処理速度が高速であれば必要なデータ処理時間が短
くて済むから、その分だけ速くライトスタンバイモード
に遷移でき、データ処理速度の高速な(E)の場合の消
費電力は3P・Tとなり、データ処理速度が普通の
(C)の場合の消費電力が2P・2Tであるのに対して
3/4に低減される。このように、データプロセッサ1
によるデータ処理が高速化するほどライトスタンバイモ
ードによる低消費電力の効果が大きくなる。
【0038】図7には周辺回路モジュールとしてDMA
C(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ)6
0を内蔵しするデータプロセッサ1Aの例が示される。
DMAC60は図示を省略するデータバスを介してCP
U2からデータ転送制御条件が設定される。DMAC6
0に例えば外部からDMA転送要求信号61により転送
要求があると、バス権を獲得してデータ転送制御を開始
する。DMAC60によるデータ転送制御は、CPU2
により既にデータ転送制御条件が設定されていれば、ス
リープモードにおいても実行可能である。そこで、図5
で説明したように、タイマを利用して自動的にスリープ
モードからライトスタンバイモードに遷移させるための
前記カウンタ動作を行っている場合にも、DMA転送要
求に応答するデータ転送を完了できるようにするため
に、タイマ5Aは所定値までの計数動作途上で前記DM
ACに対するDMA転送要求に応答して計数値を初期化
して実質的な計数を抑止し、DMA転送後に計数を再開
させてライトスタンバイモードへ遷移させるようになっ
ている。すなわち、タイマ5Aは新たにレジスタ62と
セレクタ63を有し、レジスタ62にはCPU2が値0
データを格納し、DMA転送要求信号61によってDM
A転送要求がイネーブルにされている間、セレクタ63
にレジスタ62の値0データを選択させ、その間、比較
器21による比較結果が不一致になるようにする。これ
によって、DMA転送動作中、信号25は強制的にディ
スエーブル状態に維持され、ライトスタンバイモードへ
の遷移が抑止される。DMA転送制御が終って信号61
がディスエーブルにされると、セレクタ63は加算器2
0の出力を選択し、再度初期値からカウンタ動作を再開
する。
【0039】尚、図7のデータプロセッサ1Aのその他
の構成は図1と同じである。それと同一符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0040】図8には図5で説明したスリープモードか
らライトスタンバイモードへの自動的な遷移を採用しな
いデータプロセッサ1Bが例示される。要するに、周辺
回路の一つとしてタイマ5Bを備えていても、図1、図
2で説明したカウントアップ信号25が低消費電力制御
ロジック30に供給されない。したがって、このデータ
プロセッサ1Bにおける低消費電力モードからプログラ
ム実行状態への遷移は割り込み要求による場合だけであ
って、図5のTr7の遷移制御は行われない。
【0041】図9には例えば図1のデータプロセッサを
適用した携帯電話システムのブロック図が示される。携
帯電話システムはバッテリー電源95を動作電源とし、
アナログ部70とディジタル部71に大別される。アナ
ログ部70では、アンテナ72にデュプレクサとしての
アンテナスイッチ73が接続され、アンテナ72で受信
された高周波信号はローノイズアンプ(LNA)74で
高周波ノイズが除去され、検波・復号回路(DEM)7
5で検波された信号が復号され、A/D変換器76でデ
ィジタルデータに変換され、ディジタル部71に与えら
れる。ディジタル部71から与えられるディジタル送信
データは、特に制限されないが、GMSK(Gaussian F
iltered Minimum Shift Keying)変調回路77で変調さ
れ、D/A変換回路78でアナログ信号に変換される。
変換されたアナログ信号は符号化回路(MOD)79で
符号化され、符号化された信号が高周波アンプ(HP
A)80で高周波信号に増幅されて、アンテナ72から
送信される。符号化回路(MOD)79及び検波・復号
回路(DEM)75はPLL回路81で生成されるクロ
ック信号に同期動作される。
【0042】ディジタル部71は、特に制限されない
が、時分割多重アクセス制御部(TDMA)84、前記
データプロセッサ1、及びプログラム・データメモリ9
5を有する。前記データプロセッサ1は、図1では図示
を省略したディジタル信号処理部(DSP)83及び機
能実現手段としてのシステム制御処理手段及びプロトコ
ル制御処理手段を備える。ディジタル信号処理部83
は、等化器85、チャネルコーデック86、音声圧縮伸
長部87、ビタビ処理部88及び暗号化処理部89を、
図示を省略する積和演算回路及びその動作プログラム等
によって実現する。等化器85は前記A/D変換器76
の出力を等化し、等化されたデータはビタビ処理部88
で論理値が判定され、判定結果がチャネルコーデック8
6に与えられ所定のフォーマット変換が行われ、音声圧
縮伸長部87で伸長される。伸長されたデータはD/A
変換器90を介してスピーカー91から放音される。マ
イク92に入力された音声はA/D変換器93でディジ
タル音声データに変換され、音声圧縮伸長部87で圧縮
され、チャネルコーデック86を介して所定のフォーマ
ット変換が行われ、前記GMSK変調回路77に与えら
れる。
【0043】前記データプロセッサ1は、通話中には前
記アナログ部70及びディジタル部71の動作をリアル
タイムに制御して、等化処理、符号化処理、復号処理、
及び暗号化処理を行う。更に、データプロセッサ1は移
動体通信特有のプロトコル制御処理やシステム制御処理
を行う。プロトコル制御処理は、通話中や着信待ち受け
中において自分自身の携帯電話システムがどの通話エリ
アに所属するかの判定や、通話エリアを管轄する基地局
の変更などを行う処理である。システム制御処理は携帯
電話システムの操作ボタンの変化に応ずる指示を検出し
たりディスプレイの表示を制御したりする処理である。
このようにデータプロセッサ1は携帯電話機の待ち受
け、受信、送信、ボタン操作などの種々の事象の発生に
応じたデータ処理を行うことになる。そのようなデータ
処理を要する事象の発生は例えば割込要求などによって
CPU2に通知され、また、データ処理を要しないとき
CPU2はスリープ命令を実行して消費電力モードを設
定すればよい。
【0044】図10には携帯電話システムの動作状態に
応答して変化するデータプロセッサ1の動作状態の遷移
経過が例示される。
【0045】図10の(A)は携帯電話システムによる
音声データの受信タイミングを示し、受信データは前記
A/D76を介してディジタル部71に供給される。受
信データのA/D変換に応じてアナログ部70からデー
タプロセッサ1に外部割込み要求IRQe(15A,1
5B)が与えられ(t1、t3)、これによって、デー
タプロセッサ1の内蔵周辺回路7の一つであるシリアル
インタフェース回路(シリアルI/F)が入力動作を行
う。シリアルインタフェース回路は入力動作を行ってか
ら内部割込みIRQi(14A,14B)を発生し(t
2、t4)、CPU2に、シリアルインタフェース回路
の入力データに対する等化や復号等の処理をDSP83
に実行させるためのコマンドを発行し、且つその入力デ
ータをDSP83のデータメモリ又はデータレジスタに
与えるためのアドレシング動作等のデータ処理を行う。
CPU2のデータ処理に伴う負荷の増減は(C)に例示
される。このとき、(E)にはライトスタンバイモード
ST3を有するデータプロセッサ1における動作モード
の遷移経過とそれに応ずる消費電力の変化が例示され
る。一方、(D)にはライトスタンバイモードST3を
有しないデータプロセッサ(プログラム実行状態ST
1、スリープモードST2、スタンバイモードST4を
持つ)における動作モードの遷移経過とそれに応ずる消
費電力の変化が比較例として例示される。
【0046】比較例に係る(D)の場合には期間T1に
スタンバイモードST4にあるデータプロセッサは期間
T2でプログラム実行状態ST1にされ、その後、スリ
ープモードST2に遷移され(期間T3)、この状態で
前記内部割込み要求IRQiがあると、プログラム実行
状態ST1に遷移してCPUはシリアルインタフェース
回路の入力データに対する処理が可能にされる(期間T
4)。その処理の後、スリープ命令を実行して再びスリ
ープモードST2に遷移され(期間T5)、次の受信デ
ータの入力を待ち受ける。このように、ライトスタンバ
イモードST3を持たない場合には、音声データ受信に
際してプログラム実行状態ST1とスリープモードST
2との間を交互に遷移する。
【0047】これに対し、ライトスタンバイモードST
3を利用する(E)の場合は、期間T1にスタンバイモ
ードST4にあるデータプロセッサ1が期間T2でプロ
グラム実行状態ST1にされた後、ライトスタンバイモ
ードST3に遷移されて外部割込要求の発生を待つ(期
間T3A)。時刻t1に同期する外部割り込み要求IR
Qeが発生すると、これに応答してデータプロセッサ1
はプログラム実行状態ST1に一旦遷移し、ここでスリ
ープモードに遷移するためのスリープ命令の実行などを
行い(期間T3B)、スリープモードST2に遷移す
る。この状態で前記内部割込み要求IRQiがあると、
プログラム実行状態ST1に遷移してCPU2はシリア
ルインタフェース回路の入力データに対する処理が可能
にされる(期間T4)。その処理の後、スリープ命令を
実行して再びライトスタンバイモードST3に遷移され
(期間T5A)、次の受信データの入力を待ち受ける。
このようにライトスタンバイモードST3を持つ(E)
の場合には、音声データ受信に際してプログラム実行状
態ST1、ライトスタンバイモードST3、及びスリー
プモードST2との間を遷移する。尚、図10の動作説
明においてタイマ5にはクロック信号の供給が停止され
ているものとする。図10の動作は図7及び図8のデー
タプロセッサ1A,1Bを採用する携帯電話システムの
場合も同じである。
【0048】図10の(E)より明らかなように、ライ
トスタンバイモードへの遷移のための処理期間T3B,
T5B,…はその前のT3A,T5A,…の期間よりも
相当短い。したがって、ライトスタンバイモードの期間
T3A,T5A,…による消費電力の低減はプログラム
実行状態の期間T3B,T5B,…による消費電力量増
大に比べて格段に大きくなる。したがって、ライトスタ
ンバイモードST3を有するデータプロセッサを採用し
た携帯電話システムは当該動作モードを持たないデータ
プロセッサを用いる場合に比べて消費電力を格段に低減
することができる。
【0049】以上説明したデータプロセッサ及びその利
用システムによれば以下の作用効果を得ることができ
る。
【0050】1.)前記ライトスタンバイモードST3
は、データプロセッサ内部の同期クロック信号CK1,
CK2の変化を全て停止させてクロックパルスジェネレ
ータ3における逓倍・分周動作も停止させるスタンバイ
モードST4よりもCPU2の命令実行可能状態ST1
への遷移が速く、しかも、CPU2の動作だけを停止さ
せるスリープモードST2よりも電力消費を低減可能で
ある。したがって、上記データプロセッサ1,1A,1
Bによれば、低消費電力状態と動作状態との間の迅速な
遷移と、低消費電力との双方の要求を満足させることが
できる。
【0051】2.)前記モード制御回路4は、スリープ
モードST2を設定した後、所定時間経過までにCPU
2やDMAC60に対する動作の指示が無いときはスリ
ープST2モードをライトスタンバイモードST3に遷
移させる。したがって、一定時間データプロセッサが動
作しない場合に自動的に電力消費を低減することがで
き、しかも、ライトスタンバイモードでは逓倍・分周動
作は継続されるから、その後の動作状態への遷移も迅速
である。
【0052】3.)前記所定時間経過をタイマによる所
定値までの計数動作によって得るようにすれば、スリー
プモードからライトスタンバイモードへ自動的に遷移さ
せる構成を容易に実現することができる。
【0053】4.)前記タイマ5Aのように所定値まで
の計数動作途上で前記DMACに対するDMA転送要求
61に応答して計数値を初期化して実質的な計数を抑止
し、DMA転送後に計数を再開させてライトスタンバイ
モードへ遷移させるようにすれば、スリープモードにお
いてDMAC60がDMA転送制御を行っている時、動
作モードが自動的にライトスタンバイモードに遷移する
虞を未然に防止することができる。
【0054】5.)Hツリーのような階層的なクロック
経路8を想定したとき、ライトスタンバイモードST
3、スタンバイモードST4において回路モジュールに
対するクロック供給を停止する場合、前記モード制御回
路4は前記ライトスタンバイモードST3、スタンバイ
モードST4における前記CPU及びその他の回路への
同期クロック信号CK1,CK2の供給停止をクロック
パルスジェネレータ3のクロック出力回路47,48に
おける出力動作の抑止により制御するから、Hツリーの
ようなクロック経路に配置された多数のクロックドライ
バ9がライトスタンバイ及ぶスタンバイ状態で動作して
無駄な電力を消費する事態を抑制することができる。
【0055】6.)データプロセッサ1、1A、又は1
Bを採用した携帯電話システムのようなデータ処理シス
テムによれば、低消費電力状態から動作状態への迅速な
遷移と、低消費電力との双方の要求を満足することがで
きる。特に、バッテリ電源95を動作電源とするデータ
処理システムに好都合である。
【0056】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0057】例えば、データプロセッサの内蔵周辺回路
モジュールはタイマやシリアルインタフェース回路に限
定されず、適宜変更可能である。また、データプロセッ
サはCPU及び浮動小数点演算ユニットを含んでも良い
し、またDSPでソフトウェア的に行う処理を負担する
ハードウェア回路としてのアクセラレータを備えてもよ
い。また、データプロセッサを低消費電力状態からプロ
グラム実行可能状態に遷移させる手段はリセットや例外
処理も含む概念としての割り込みに限定されない。CP
Uを動作させる必要のある別の指示に応答させてもよ
い。また、上記データプロセッサは、携帯電話システム
に限らず、その他の携帯情報端末、或いはプリンタや自
動車等に対する機器制御に広く適用することができる。
【0058】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0059】すなわち、データプロセッサはスリープモ
ードのような第1モードと共にライトスタンバイモード
のような第2モードを有するから、低消費電力状態と動
作状態との間の迅速な遷移と、低消費電力との双方の要
求を満足させることができる。
【0060】モード制御回路は、スリープモードを設定
した後、所定時間経過までに動作の指示が無いときはス
リープモードをライトスタンバイモードに遷移させるか
ら、一定時間データプロセッサが動作しない場合に自動
的に電力消費を低減することができる。しかも、ライト
スタンバイモードでは逓倍・分周動作は継続されるか
ら、その後の動作状態への遷移も迅速である。
【0061】前記所定時間経過をタイマによる所定値ま
での計数動作によって得るようにすれば、スリープモー
ドからライトスタンバイモードへ自動的に遷移させる構
成を容易に実現することができる。
【0062】前記タイマによる所定値までの計数動作途
上でDMA転送要求があったとき、これに応答して計数
値を初期化して実質的な計数を抑止し、DMA転送後に
計数を再開させてライトスタンバイモードへ遷移させる
から、スリープモードにおいてDMACがDMA転送制
御を行っている途中で動作モードが自動的にライトスタ
ンバイモードに遷移する虞を未然に防止することができ
る。
【0063】前記データプロセッサを採用したデータ処
理システムは、低消費電力状態から動作状態への迅速な
遷移と、低消費電力との双方の要求を満足することがで
きる。低消費電力という点で、特に、バッテリ電源を動
作電源とするデータ処理システムに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータプロセッサの第1の例を示
すブロック図である。
【図2】クロックパルスジェネレータの一例を示すブロ
ック図である。
【図3】CPU2のクロック入力系を例示するブロック
図である。
【図4】クロック制御回路における制御レジスタの設定
値と低消費電力モードとの関係を例示する説明図であ
る。
【図5】プログラム実行状態と低消費電力モードとの間
の状態遷移を例示する説明図である。
【図6】図1のデータプロセッサが高速化するほどライ
トスタンバイモードによる低消費電力の効果が大きくな
る例を示すタイミングチャートである。
【図7】周辺回路モジュールとしてDMACを内蔵する
データプロセッサを例示するブロック図である。
【図8】スリープモードからライトスタンバイモードへ
の自動的な遷移を採用しないデータプロセッサを例示す
るブロック図である。
【図9】図1のデータプロセッサを適用した携帯電話シ
ステムのブロック図である。
【図10】携帯電話システムの動作状態に応答して変化
するデータプロセッサ1の動作状態の遷移経過を例示す
るタイミングチャートである。
【符号の説明】
1、1A,1B データプロセッサ 2 CPU 3 クロックパルスジェネレータ 4 モード制御回路 5,5A,5B タイマ 6 割り込み制御回路 7 内蔵周辺回路 11 逓倍・分周回路 12 クロック選択回路 CK1,CK2 同期クロック信号 14A,14B 内部割込み要求信号 15A,15B 外部割り込み要求信号 25 タイムアウト信号 30 低消費電力制御ロジック 31 制御レジスタ SBY スタンバイビット LTSBY ライトスタンバイビット 32,33,34,35,36,37 クロック制御信
号 40 分周器 41 PLL回路 47,48 クロック出力回路 50 クロック入力回路 60 DMAC 61 DMA転送要求信号 76 A/D
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 重純 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B079 AA04 BA12 BB02 BB04 BB05 BC01 DD03 DD17

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 命令を実行可能なCPU、クロック信号
    に対する逓倍及び分周動作が可能であって同期クロック
    信号を出力するクロックパルスジェネレータ、並びにそ
    の他の回路モジュールを半導体チップに備え、スタンバ
    イモード、ライトスタンバイモード及びスリープモード
    を有するデータプロセッサであって、前記スリープモー
    ドでは前記CPUへの同期クロック信号の供給が停止さ
    れ且つその他の回路モジュールへ同期クロック信号が供
    給され、 前記スタンバイモードでは前記クロックパルスジェネレ
    ータにおける前記逓倍及び分周動作が停止され且つ前記
    CPU及びその他の回路モジュールへの同期クロック信
    号の供給が停止され、 前記ライトスタンバイモードでは前記クロックパルスジ
    ェネレータにおける前記逓倍及び分周動作が可能にされ
    且つ前記CPU及びその他の回路モジュールへの同期ク
    ロック信号の供給が停止されることを特徴とするデータ
    プロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記その他の回路モジュールとして少な
    くともモード制御回路を備え、このモード制御回路は、
    制御レジスタを有し、CPUによる所定の命令実行時に
    制御レジスタの第1の状態に応答して前記スリープモー
    ドを設定し、CPUによる前記所定の命令実行時に制御
    レジスタの第2の状態に応答して前記ライトスタンバイ
    モードを設定し、CPUによる前記所定の命令実行時に
    制御レジスタの第3の状態に応答して前記スタンバイモ
    ードを設定するものであることを特徴とする請求項1記
    載のデータプロセッサ。
  3. 【請求項3】 前記モード制御回路は割込み要求に応答
    してスリープモードを解除しCPUによる命令実行可能
    な状態に遷移させるものであることを特徴とする請求項
    2記載のデータプロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記モード制御回路は外部割込み要求に
    応答してライトスタンバイモードを解除しCPUによる
    命令実行可能な状態に遷移させるものであることを特徴
    とする請求項2記載のデータプロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記モード制御回路は外部割込み要求に
    応答してスタンバイモードを解除しCPUによる命令実
    行可能な状態に遷移させるものであることを特徴とする
    請求項2記載のデータプロセッサ。
  6. 【請求項6】 前記モード制御回路は前記その他の回路
    モジュールの一つであるタイマによる所定値までの計数
    に応答してスリープモードからライトスタンバイモード
    に遷移させるものであることを特徴とする請求項2記載
    のデータプロセッサ。
  7. 【請求項7】 前記タイマによる所定値までの計数途上
    におけるDMA転送要求に応答して計数を抑止するもの
    であることを特徴とする請求項6記載のデータプロセッ
    サ。
  8. 【請求項8】 前記モード制御回路は前記スリープモー
    ドにおける前記CPUへの同期クロック信号の供給停止
    をCPUのクロック入力回路における入力動作の抑止に
    より制御するのもであることを特徴とする請求項2記載
    のデータプロセッサ。
  9. 【請求項9】 前記モード制御回路は前記ライトスタン
    バイモードにおける前記CPU及びその他の回路への同
    期クロック信号の供給停止をクロックパルスジェネレー
    タのクロック出力回路における出力動作の抑止により制
    御するのもであることを特徴とする請求項2記載のデー
    タプロセッサ。
  10. 【請求項10】 前記クロックパルスジェネレータは、
    クロック信号の周波数を逓倍するPLL回路と、クロッ
    ク信号の周期を分周する分周器とを有して成るものであ
    ることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項記載の
    データプロセッサ。
  11. 【請求項11】 命令を実行可能なCPU、クロック信
    号に対する逓倍及び分周動作が可能であって同期クロッ
    ク信号を出力するクロックパルスジェネレータ、及びそ
    の他の回路モジュールを半導体チップに備え、前記その
    他の回路モジュールとして少なくとも第1モード及び第
    2モードの設定を制御するモード制御回路を備えて成る
    データプロセッサであって、 前記第1モードでは前記CPUへの同期クロック信号の
    供給が停止され且つその他の回路モジュールへ同期クロ
    ック信号が供給され、 前記第2モードでは前記クロックパルスジェネレータに
    おける前記逓倍及び分周動作が可能にされ且つ前記CP
    U及びその他の回路モジュールへの同期クロック信号の
    供給が停止され、 前記モード制御回路は、第1モードを設定した後、所定
    時間経過までにCPUに対する動作の指示が無いときは
    第1動作モードを第2動作モードに遷移させるものであ
    ることを特徴とするデータプロセッサ。
  12. 【請求項12】 前記所定時間経過は前記その他の回路
    モジュールの一つであるタイマによる所定値までの計数
    動作によって得るものであることを特徴とする請求項1
    1記載のデータプロセッサ。
  13. 【請求項13】 前記その他の回路モジュールの一つと
    して更にDMACを有し、前記タイマは所定値までの計
    数動作途上で前記DMACに対するDMA転送要求に応
    答して計数値を初期化することを特徴とする請求項12
    記載のデータプロセッサ。
  14. 【請求項14】 前記モード制御回路は、制御レジスタ
    を有し、CPUによる所定の命令実行時に制御レジスタ
    の第1の状態に応答して前記第1モードを設定し、CP
    Uによる前記所定の命令実行時に制御レジスタの第2の
    状態に応答して前記第2モードを設定するものであるこ
    とを特徴とする請求項11記載のデータプロセッサ。
  15. 【請求項15】 前記モード制御回路は割込み要求に応
    答して前記第1モードを解除しCPUによる命令実行可
    能な状態に遷移させるものであることを特徴とする請求
    項14記載のデータプロセッサ。
  16. 【請求項16】 前記モード制御回路は外部割込み要求
    に応答して第2モードを解除しCPUによる命令実行可
    能な状態に遷移させるものであることを特徴とする請求
    項14記載のデータプロセッサ。
  17. 【請求項17】 前記モード制御回路は前記スリープモ
    ードにおける前記CPUへの同期クロック信号の供給停
    止をCPUのクロック入力回路における入力動作の抑止
    により制御するのもであることを特徴とする請求項11
    又は14記載のデータプロセッサ。
  18. 【請求項18】 前記モード制御回路は前記ライトスタ
    ンバイモードにおける前記CPU及びその他の回路への
    同期クロック信号の供給停止をクロックパルスジェネレ
    ータのクロック出力回路における出力動作の抑止により
    制御するのもであることを特徴とする請求項11又は1
    4記載のデータプロセッサ。
  19. 【請求項19】 前記クロックパルスジェネレータは、
    クロック信号の周波数を逓倍するPLL回路と、クロッ
    ク信号の周期を分周する分周器とを有して成るものであ
    ることを特徴とする請求項11乃至18の何れか1項記
    載のデータプロセッサ。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至19の何れか1項記載の
    データプロセッサと、前記データプロセッサのCPUが
    アクセス可能なメモリと、前記データプロセッサに割り
    込みを要求する回路と、を有して成るものであることを
    特徴とするデータ処理システム。
  21. 【請求項21】 バッテリ電源を動作電源とするもので
    あることを特徴とする請求項20記載のデータ処理シス
    テム。
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