JPH10301659A - マイクロプロセッサ - Google Patents

マイクロプロセッサ

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JPH10301659A
JPH10301659A JP9110548A JP11054897A JPH10301659A JP H10301659 A JPH10301659 A JP H10301659A JP 9110548 A JP9110548 A JP 9110548A JP 11054897 A JP11054897 A JP 11054897A JP H10301659 A JPH10301659 A JP H10301659A
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JP
Japan
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circuit
instruction
address
clock signal
supply
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9110548A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Matsuda
賢悟 松田
Ikuya Kawasaki
郁也 川崎
Yasushi Akao
泰 赤尾
Shigesumi Matsui
重純 松井
Mitsutake Yamamoto
充剛 山本
Koji Hashimoto
幸治 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi ULSI Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9110548A priority Critical patent/JPH10301659A/ja
Publication of JPH10301659A publication Critical patent/JPH10301659A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電式バッテリや電池で動作するノート型パ
ーソナルコンピュータやパームトップ型パーソナルコン
ピュータ、モーバイルコンピュータ、PDAのような携
帯用電子機器に使用して好適な低消費電力のマイクロプ
ロセッサが望まれていた。 【解決手段】 マイクロプロセッサを構成する回路ブロ
ックのうち動作不要なブロック(例えば、割り込み制御
回路やキャッシュコントローラなど)を動的に低消費電
力状態へ移行させるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック発生回路
を備えたデータ処理装置の消費電力の低減に適用して有
効な技術に関し、特に携帯用電子機器に使用されるシン
グルチップ・マイクロプロセッサに利用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】クロック信号によって動作するマイクロ
プロセッサにおいて消費される電力は、クロック信号の
周波数に比例して増大する。マイクロプロセッサを使用
したデータ処理システムにおいては、従来から消費電力
を低減することが重要な課題である。例えば、クロック
信号を停止させることで消費電力を低減させる技術が提
案されている。具体的には、クロック発生回路の動作が
停止されるスタンバイモードと呼ばれる動作モードが設
けられたり、あるいはスリープ(SLEEP)命令など
と呼称されている命令を実行すると、次に割り込みがか
かるまでプログラムの実行が停止されるように構成され
た中央処理装置が実用化されている。
【0003】また、マイクロプロセッサとその周辺装置
とからなるマイクロコンピュータシステムにおいて、マ
イクロプロセッサが周辺装置へ供給されるクロック信号
を制御することにより、必要な時にのみ周辺装置を動作
させ、周辺装置で消費される平均的な電力を低減させる
技術が知られている。このようなクロック停止機能を備
えたマイクロプロセッサに関しては、例えば(株)日立
製作所、平成5年9月発行「HD64180Z,HD6
4180R1(8ビットマイクロプロセッサ)ユーザー
ズマニュアル(第7版)」に記載されている。
【0004】さらに、特開平3−167615号は、整
数演算ユニットの他に浮動小数点演算ユニットを備えた
マイクロプロセッサにおいて、浮動小数点演算ユニット
を使用していない間、浮動小数点演算ユニットへのクロ
ック信号の供給を停止することで消費電力の低減を図っ
た中央処理装置を開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の低
消費電力型のマイクロプロセッサにおける消費電力の低
減は、比較的大きな回路単位でのクロック停止によるも
のであり、商用電源で動作するシステム(例えばデスク
トップ型パーソナルコンピュータなど)を構成するマイ
クロプロセッサにとっては、主として発熱量を押さえる
目的で低消費電力化が行なわれるため、それで充分であ
った。
【0006】しかしながら、充電式バッテリや電池で動
作するノート型パーソナルコンピュータやパームトップ
型パーソナルコンピュータ、モーバイルコンピュータ及
びPDA(パーソナル・ディジタル・アシスタント)の
ような携帯用電子機器に使用されるマイクロプロセッサ
にとっては、従来のような比較的大きな回路単位でのク
ロック停止による消費電力の低減手法のみでは不十分と
考えられ、より低消費電力なマイクロプロセッサが望ま
れていた。
【0007】この発明の目的は、消費電力を大幅(同一
動作周波数に換算しておよそ2分の1)に低減可能なマ
イクロプロセッサを提供することにある。
【0008】この発明の他の目的は、携帯用電子機器に
搭載して好適なマイクロプロセッサを提供することにあ
る。
【0009】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0011】すなわち、この発明は、比較的規模の小さ
な回路ブロックや比較的短時間しか動作不要とならない
回路ブロックないしは演算回路であってもそれらをこま
めに制御することによってマイクロプロセッサのトータ
ルの消費電力を低減できるとの着想に基づいて、マイク
ロプロセッサを構成する複数の回路ブロックのうち動作
不要な回路ブロックを動的に低消費電力状態へ移行させ
るようにしたものである。ここで、低消費電力状態と
は、クロック信号の供給が遮断された状態、供給される
クロック信号の周波数が低くされた状態、電源電圧の供
給が遮断された状態あるいは電源電圧のレベルが低くさ
れた状態のいずれであってもよい。
【0012】具体的には、マイクロプロセッサが回路ブ
ロックとして割り込み制御回路と割り込み禁止フラグも
しくは禁止ビットを備えている場合に、これらのビット
もしくはフラグの値によって中央処理装置に対する後続
の割り込み要求信号や例外処理要求に起因する割り込み
が禁止されている間、割り込み制御回路へのクロック信
号の供給を停止させる回路を設ける。かかる割り込み禁
止フラグもしくは禁止ビットは、例えば中央処理装置の
ステータスレジスタに設けられ、割り込み処理や例外処
理が行なわれるときに“1”もしくは“0”の所定値が
設定されることによって次の割り込みを受け付けないよ
うにするために使用されるものである。
【0013】また、マイクロプロセッサが論理アドレス
と物理アドレスの変換を行ない仮想メモリを管理するメ
モリ管理ユニットを回路ブロックとして内蔵する場合に
おいて、物理アドレスのみでアクセス可能ないわゆる所
定の物理空間をアクセスしているとき、論理アドレスを
物理アドレスに変換するアドレス変換制御回路へのクロ
ック信号の供給を停止させるようにする回路が設けられ
る。
【0014】さらに、マイクロプロセッサが回路ブロッ
クとしてキャッシュメモリとその制御回路を内蔵する場
合において、非キャッシュ領域をアクセスしていると
き、キャッシュ制御回路へのクロック信号の供給を停止
させるようにする回路が設けられる。
【0015】一般に、クロック同期型の論理回路におい
ては、クロック信号をラッチ回路におけるデータのラッ
チタイミングを与える信号として使用されることが多
く、その場合、クロック信号はラッチ回路の入り口に設
けられる伝送ゲートの導通/遮断制御信号として用いら
れるので、クロック信号の供給を停止させておけば、入
力データが変化してもラッチ回路内に電流パスは形成さ
れず無駄な消費電力の発生を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0017】図1には、本発明を適用したシングルチッ
プ・マイクロプロセッサの一実施例のブロック図が示さ
れている。図1において、1は中央処理装置(CP
U)、2は後述の周辺回路11,12,13からの割り
込み要求および後述のMMU4からの例外処理要求信号
を受けて優先度を判定し上記中央処理装置1に対して割
り込み信号IRQを出力する割り込み制御回路、3は上
記中央処理装置1に代わって乗算などの演算を高速に行
なう乗算器、4は上記中央処理装置1からバス8a上に
出力されるアドレス信号を変換して仮想メモリを管理す
るメモリ管理ユニット(MMU)、5は論理アドレスを
物理アドレスに変換するアドレス変換テーブルなどから
なるアドレス変換回路である。
【0018】また、6は上記中央処理装置1によって頻
繁に使用されるプログラムやデータを記憶する高速のキ
ャッシュメモリ、7は上記中央処理装置1からバス上に
出力されるアドレス信号を監視して、所定の置換アルゴ
リズムに従って外部の主メモリ(図外のハードディスク
記憶装置等)内のデータを所定のブロック単位でキャッ
シュメモリ6に転送したりキャッシュメモリ6内の不要
になったデータを廃棄したりキャッシュメモリ6に書き
込まれたデータをコピーバック方式あるいはライトスル
ー方式で主メモリに記憶させたりするキャッシュコント
ローラである。このキャッシュメモリ6および外部の主
メモリは、上記アドレス変換テーブル5で変換された後
の物理アドレス信号によってアクセスされる。
【0019】この実施例のシングルチップ・マイクロプ
ロセッサにおいては、中央処理装置1から出力される論
理アドレス信号およびデータ信号を伝送するための論理
アドレスバス8aおよびデータバス9aとは別個に、上
記アドレス変換テーブル5で変換された物理アドレス信
号を伝送するための物理アドレスバス8bと、上記キャ
ッシュメモリ6と外部メモリとの間でデータを転送する
ためのデータバス9bが設けられているとともに、内部
バス8b,9bと外部バスとの間の信号のインタフェー
スを行なう外部バスインタフェース回路10が設けられ
ている。
【0020】さらに、この実施例では、上記論理アドレ
ス側バス8a,9aや物理アドレス側バス8b,9bと
は別個に、シリアル通信用のシリアル・コミュニケーシ
ョン・インタフェース回路11や現在時刻の計時、カレ
ンダーなどの機能を有するリアルタイムクロック回路1
2、中央処理装置1にタイマ機能を与えるタイマ回路1
3等の周辺回路が接続される周辺アドレスバス8cおよ
び周辺データバス9cが設けられている。
【0021】さらに、図1において、14は物理アドレ
ス側のバス8b,9bおよび周辺バス8c,9cのバス
状態を制御するバスコントローラ、15はPLL(フェ
ーズ・ロックド・ループ)回路を利用してチップ内部の
CPU1および各回路ブロックの動作に必要とされるク
ロック信号を発生するクロック発生回路、16はハード
ウェアの異常を検出するためのウォッチドッグタイマ、
17は上記外部インタフェース回路10を介して周辺バ
ス8c,9cと外部バスとの間でデータの入出力を可能
にするI/Oポート、18はユーザシステム開発時にシ
ステムデバッグを支援するためプログラムの実行を任意
のポイント(命令もしくはアドレス)で停止させる機能
を提供するブレークコントローラである。なお、この明
細書において、上記回路ブロックは、CPU1以外の内
部回路(2〜7,10〜18,SPF)とされる。
【0022】なお、図1に示されている機能ブロックと
されるCPU1および回路ブロック(2〜7,10〜1
8およびSPF)並びにバス(8a〜8c,9a〜9
c)は単結晶シリコン基板のような一個の半導体チップ
100上において形成される。また、特に制限されない
が、この実施例では、上記外部の主メモリがDRAM
(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)で構成
されている場合に、そのリフレッシュ動作を行なうリフ
レッシュコントローラが上記外部バスインタフェース回
路10内に内蔵されている。
【0023】図2には、上記中央処理装置1の具体的な
構成例が示されている。図2において、20は実行され
る命令のアドレスを示すプログラムカウンタ、21はデ
ータバス9aを介して上記キャッシュメモリ6もしくは
外部の主メモリから取り込まれた命令コードを保持する
32ビットのような命令レジスタ、22は命令レジスタ
21に取り込まれた命令コードをデコードして制御信号
を生成する命令デコーダ、23は演算前のデータや演算
後のデータ等を保持する各種汎用レジスタREG1〜R
EGnおよびアドレス演算やデータの加減算、論理演算
を行なう加減算器ALU、データのビットシフトを行な
うバレルシフタSFT、アドレス出力レジスタADR、
データ入出力レジスタDTRなどから構成された命令実
行回路である。
【0024】上記命令実行回路23内には演算用バスB
US1,2,3が設けられ、この演算用バスBUS1,
2,3によって上記レジスタREG1〜REGn,AD
R,DTR,加減算器ALU、バレルシフタSFT間が
接続可能にされ、各レジスタや演算器とのバスとの間に
設けられたゲートGT1〜GTmが上記命令レジスタ2
2から出力される制御信号CS1〜CSiによってシー
ケンシャルに制御されることによって命令に対応したデ
ータ処理が実行される。また、この実施例では、演算回
路としての上記加減算器ALUやバレルシフタSFTが
使用されないとき、それらに対してクロック信号CKの
供給が遮断できるようにするため、クロックゲートCG
1,CG2が設けられている。
【0025】さらに、中央処理装置1内には、内部制御
状態などを反映するためのステータスレジスタSR、例
外発生時にステータスレジスタSRの内容を退避するス
テータス退避レジスタSSR、例外発生時にプログラム
カウンタ20の内容を退避するPC退避レジスタSP
C、間接アドレッシングモードの際のベースアドレスを
格納するベースアドレスレジスタGBR、例外処理や割
り込み処理のベクタアドレスを格納するベクタアドレス
レジスタVBRなどのレジスタからなるコントロールレ
ジスタ24が設けられており、命令デコーダ22からの
出力によって各ビットの状態がリード・ライトされ、コ
ントロールレジスタ24内の所定のビットの状態に応じ
て命令の実行内容が制御される。
【0026】上記ステータスレジスタSRは、例えば図
3に示すように、中央処理装置がユーザプログラムを実
行しているユーザモードかOS(オペレーティングシス
テム)を実行している特権モードかを示す処理モードビ
ットMD、特権モードで使用するレジスタバンク(汎用
レジスタREG1〜REGnのセット)の切り替えを指
定するレジスタバンクビットRB、例外や割り込みの発
生を受け付けるか拒否するかを示すブロックビットB
L、割り込み要求マスクレベルを表すビット群B10〜B
13などから構成される。上記ブロックビットBLは、
“0”のときに例外および割り込みの処理要求を受け付
け、“1”のときに例外および割り込みの処理要求を抑
止する。また、このブロックビットBLは、その値が
“0”のときに例外および割り込みの処理要求を受け付
け可能とされ、それらの要求を受け付けたときその値が
“1”に書き換えられる。そして、例外処理または割り
込み処理が終了するとき、その値が“0”に書き換えら
れるようになっている。
【0027】本実施例のマイクロプロセッサは、上記ブ
ロックビットBLに“1”が立てられて例外および割り
込みが禁止されている状態では、割り込み制御回路2に
対するクロック信号の供給が停止されるように構成され
ている。図4にこのようなクロック信号の供給停止を可
能にするハードウェアの構成例が示されている。
【0028】図4において、1は中央処理装置、BLは
ブロックビット、2は割り込み制御回路、4はメモリ管
理ユニット、11〜13はシリアル・コミュニケーショ
ン・インタフェース回路やリアルタイムクロック回路、
タイマ回路などの周辺回路、15はクロック発生回路、
また19はクロック供給/遮断回路で、周辺回路11〜
13等で割り込み要因が発生すると割り込み制御回路2
に対して割り込み信号が供給されて、このときブロック
ビットBLが“0”であれば中央処理装置1に対して割
り込み信号IRQが出力されて割り込み要求がなされ
る。また、メモリ管理ユニット4で例外が発生すると、
割り込み制御回路2に対して例外発生信号が供給され
て、このときブロックビットBLが“0”であれば中央
処理装置1に対して例外処理要求がなされる。
【0029】この実施例では、クロック発生回路15で
発生されたクロック信号CKは上記クロック供給/遮断
回路19を経て割り込み制御回路2に供給される。上記
クロック供給/遮断回路19には、上記ブロックビット
BLの状態に対応した信号が例えばインバータ回路IN
Vなどによって供給されており、ブロックビットBLに
“1”が立てられて例外および割り込みが禁止されてい
る状態では、上記クロック供給/遮断回路19が遮断状
態にされて、割り込み制御回路2に対するクロック信号
の供給が停止される。上記クロック供給/遮断回路19
は、MOSFETのようなスイッチング素子あるいはA
NDゲート回路のような論理ゲート回路によって構成す
ることができる。
【0030】ブロックビットBLに“1”が立てられて
例外および割り込みが禁止されている状態では、割り込
み制御回路2は動作する必要がないので、上記クロック
供給/遮断回路19によりクロック信号CKの供給が停
止されても問題はなく、しかもクロック信号CKの供給
停止によって消費電力が低減される。具体的には、上記
クロック信号CKは、図12に示されているような互い
に入出力端子が結合された一対のインバータ回路INV
1,INV2と出力用インバータ回路INV3とからな
るラッチ回路の入り口に設けられる伝送ゲートとしての
MOSFETQtの導通/遮断制御信号として用いられ
るので、クロック信号CKを停止させておけば、入力信
号INが変化してもラッチ回路内に電流パスは形成され
ず無駄な消費電力の発生を防止することができる。
【0031】上記割り込み制御回路2による制御を、図
5の割り込み動作フローを用いて説明する。割り込み制
御回路2は、プログラム実行状態(ステップS1)で周
辺回路等から割り込み要求が発生したか判定する(ステ
ップS2)。そして、割り込み要求があれば、ステップ
S3へ移行してステータスレジスタSRのブロックビッ
トBLが“0”になっているか、あるいは、スリープモ
ードまたはスタンバイモード中か判定し、イエス(Ye
s)のときはステップS4へ移行する。ステップS4で
は、発生した割り込みが最優先のノンマスカブル割り込
みか判定する。スタンバイモードは、クロック発生回路
の動作が停止される動作モードで、クロック発生回路1
5内に設けられているコントロールレジスタの所定のビ
ットを参照することにより、知ることができる。
【0032】ステップS4で、ノンマスカブル割り込み
と判定されるとステップS5へ移行し、ノンマスカブル
割り込みでないと判定したときは、ステップS11,S
12‥‥S1nで割り込みレベルを判定してからステッ
プS21,S22‥‥S2nでステータスレジスタSR
の割り込みマスクビットB10〜B13を参照して当該割り
込みがマスクレベル以上か判定してイエスのときはステ
ップS5へ移行する。このステップS5では、中央処理
装置1に対する割り込み要求信号IRQをローレベルに
アサートする。そして、割り込み要因をレジスタINT
EVTにセットしてから、ステータスレジスタSRの内
容をステータス退避レジスタSSRに、またプログラム
カウンタPCの値をPC退避レジスタSPCにそれぞれ
退避する(ステップS6,S7)。しかる後、ステータ
スレジスタSRのブロックビットBL,処理モードビッ
トMD,レジスタバンクビットRBにそれぞれ“1”を
セットして、その後の割り込みの受領を抑止し、割り込
みが発生していることを明示し、かつ使用するレジスタ
バンクを切り替える(ステップS8)。それから、割り
込み処理ルーチンへ分岐する(ステップS9)。
【0033】一方、本実施例のマイクロプロセッサが、
回路ブロックとして論理アドレスと物理アドレスの変換
を行ない仮想メモリを管理するメモリ管理ユニット4お
よびキャッシュメモリ6とその制御回路(キャッシュコ
ントローラ7)を有する場合、中央処理装置1が非キャ
ッシュ領域をアクセスしているとき、キャッシュコント
ローラ7へのクロック信号の供給を停止させる。また、
中央処理装置1が物理アドレスのみでアクセス可能な所
定物理空間いわゆる固定物理空間をアクセスしていると
き、論理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変
換回路5内に設けられている制御部へのクロック信号の
供給が停止されるように構成されている。
【0034】図6にはこのようなクロック信号の供給停
止を可能にするハードウェア回路の構成例が示されてい
る。
【0035】図6において、4はメモリ管理ユニット、
7はキャッシュコントローラ、15はクロック発生回
路、また19はクロック供給/遮断回路である。特に制
限されないが、メモリ管理ユニット4内には、論理アド
レスバス8a上のアドレス信号の上位3ビットを監視し
て中央処理装置1がキャッシュ領域または非キャッシュ
領域のいずれをアクセスしているか、また物理アドレス
のみでアクセス可能ないわゆる固定物理空間をアクセス
しているか判定して上記クロック供給/遮断回路19へ
制御信号を送って、非キャッシュ領域をアクセスしてい
るときにはキャッシュコントローラ7へのクロック信号
の供給を停止させるとともに、固定物理空間をアクセス
しているときには論理アドレスを物理アドレスに変換す
るアドレス変換回路5の制御部41へのクロック信号の
供給を停止させるクロック停止制御回路42が設けられ
ている。
【0036】ここで、上記非キャッシュ領域および固定
物理空間について説明する。図7は、本実施例のマイク
ロプロセッサの論理アドレス空間の構成を示す。図7に
示されているように、特権モードすなわちOSが動作し
ているとき、全アドレス空間が利用可能である。それに
対し、ユーザモードで利用可能なアドレス空間は、全体
の半分、すなわち16進数表示でH00000000〜
H7F000000の範囲U0に限定されている。H8
0000000〜HFFFFFFFFのアドレス空間は
特権モードでのみ利用可能なアドレス空間とされる。ユ
ーザモードにおいてこのアドレス空間がアクセスされる
とアドレスエラーとして例外処理要求が発生し、中央処
理装置1における処理が例外処理へ移行する。
【0037】特権モードで利用可能なアドレス空間H8
0000000〜HFFFFFFFFは、さらに、キャ
ッシュメモリに配置可能で物理アドレスによってのみア
クセス可能な固定物理空間P1(H80000000〜
H9FFFFFFF)と、キャッシュメモリに配置不能
で物理アドレスによってのみアクセス可能な固定物理空
間P2(HA0000000〜HBFFFFFFF)
と、キャッシュメモリに配置可能で論理アドレスによっ
てアクセス可能な論理空間P3(HC0000000〜
HDFFFFFFF)と、キャッシュメモリに配置不能
な制御空間P4(HE0000000〜HFFFFFF
FF)とに分割されている。
【0038】図6の実施例においては、中央処理装置1
がアドレス空間P1とP2をアクセスするとアドレス変
換制御部41へのクロック信号CK1の供給を停止させ
る停止要求信号STOP1が、またアドレス空間P2とP4
をアクセスするとキャッシュコントローラ7へのクロッ
ク信号CK2の供給を停止させる停止要求信号STOP2
が、クロック停止制御回路42からクロック供給/遮断
回路19へ出力される。これによって、動作不要な回路
ブロックが動的に停止され、その分チップ全体としての
消費電力が低減される。
【0039】さらに、本実施例のマイクロプロセッサ
は、以下に述べるように工夫された構成を採用すること
により、さらに、消費電力を低減できるようにされてい
る。
【0040】先ず第1に、命令実行回路23内の加減算
器ALUやバレルシフタSFTを用いない命令を実行す
るときに、演算回路としての加減算器ALUやバレルシ
フタSFTに対するクロック信号CKの供給を遮断して
消費電力を低減できるようにしている。このように制御
を可能にするため、図2に示されているように、加減算
器ALUやバレルシフタSFTに対応してクロックゲー
ト回路CG1,CG2が設けられ、これらのゲート回路
を命令デコーダ22からデコード出力で制御して上記加
減算器ALUやバレルシフタSFTに対するクロック信
号CKの供給を遮断できるように構成されている。
【0041】なお、ここで、加減算器ALUを用いない
命令としては、例えばレジスタ間でデータを転送させる
ためのMOVE命令などがあり、バレルシフタSFTを
用いない命令としてはバレルシフタSFTを用いるシフ
ト命令以外のすべての命令が含まれる。
【0042】第2に、本実施例のマイクロプロセッサに
おいては、キャッシュコントローラ7においてキャッシ
ュのミスヒットが発生した場合に、論理アドレス側のデ
ータバス9aを駆動するバスドライバの動作を停止させ
るようにしている。キャッシュのミスヒットが発生した
場合、CPU1は外部のメモリをアクセスして必要なデ
ータを読み取る。そのため、その間、図1の実施例で
は、キャッシュメモリ6とデータバス8bとの間に設け
られているバスドライバ(図示省略)は動作する必要が
ない。そこで、この実施例では、その間、バスドライバ
の出力をハイインピーダンスあるいはハイレベルもしく
はローレベルに固定させることで、不所望なデータ信号
の変化によるバスドライバの動作電流を抑制するように
している。上記のように、バスドライバの動作を停止可
能にするため、例えばバスドライバとして公知の制御端
子付きのバッファ回路を用いる。また、そのバッファ回
路を制御する信号は、例えば、キャッシュコントローラ
7から出力されるミスヒット信号を利用する。
【0043】第3に、本実施例のマイクロプロセッサに
おいては、スリープモード時、図1の外部バスインタフ
ェース回路8内に設けられている前述のリフレッシュコ
ントローラ以外の回路(中央処理装置1を含む)の動作
は停止する。スリープモード時にリフレッシュコントロ
ーラ以外の回路の動作を停止させる方法としては、スリ
ープ命令の実行によってセットされたスリープビットも
しくはフラグから出力される信号によって、例えば図4
に示されているクロック供給/遮断回路19と同様な構
成によって、各回路ブロックに対するクロックの供給/
遮断を行なう回路を遮断状態に制御する方法がある。
【0044】なお、スリープモードは、例えばOSが動
作する特権モードにおいてのみ使用可能なスリープ命令
によって開始される。図2に示されているステータスレ
ジスタSR内にスリープモードを示すビットを設けた
り、あるいは図1に符号SPFで示されているように中
央処理装置外に所定のフラグを設けてスリープ命令が実
行されたときに、そのスリープビットもしくはフラグを
セットさせるようにする。スリープモードは、中央処理
装置1に対する外部端子T1からのリセット信号RSの
入力などによって解除させるように構成することができ
る。上記スリープフラグSPFに接続された外部端子T
2を設けて外部にスリープモードであることを知らせる
ように構成してもよい。
【0045】前述したクロック信号の停止のほか、図8
に示すように、任意の回路ブロックCBKごとに電源ラ
インVccとの間に電源用スイッチSW1を設け、上記
電源スイッチSW1をオフして、所望の回路ブロックC
BKへの電源電圧の供給を遮断するようにしてもよい。
このような電源遮断による動作停止が適している回路ブ
ロックCBKとしては、例えば図1に示されているユー
ザブレークコントローラ18がある。電源を遮断した場
合、次に電源を供給して動作を開始させようとしても直
ちに回路が動作しないので、頻繁に動作する回路に対し
て適用するとシステム全体の動作速度が低下するおそれ
がある。しかしながら、ユーザブレークコントローラ1
8はユーザシステム開発時にシステムをデバッグすると
きにのみ使用される回路であり、ユーザシステムが完成
した後チップを通常動作させるときにはユーザブレーク
コントローラ18は不要である。従って、ユーザブレー
クコントローラの電源の供給を通常の使用時に遮断する
ことによって、チップ全体としての消費電力が低減でき
る。なお、図8の電源スイッチSW1を遮断する方法と
しては、例えば命令をデコードして形成した制御信号に
よって制御する方法が考えられる。
【0046】また、クロック信号や電源電圧の供給を遮
断する代わりに、クロック信号の周波数や電源電圧のレ
ベルを下げて各回路ブロックに供給するようにしてもよ
い。回路ブロックに供給されるクロック信号の周波数を
下げる方法としては、例えば図6に示されているクロッ
ク供給/遮断回路19を図9に示すようなセレクタ回路
SELで構成する。さらに、クロック発生回路15内に
分周回路DVDを設け、原クロック信号CK0とこれを
適当に分周したクロック信号CK1とのいずれかをセレ
クタ回路SELで選択して回路ブロックCBKへ供給で
きるように構成してすればよい。また、電源電圧のレベ
ルを下げて各回路ブロックに供給する方法としては、例
えば図10に示すように、電源電圧Vccを降圧する降
圧回路VDCと、電源電圧Vccまたは降圧された電圧
Vcc’のいずれかを切り替えて回路ブロックCBKへ
供給可能にする方法がある。
【0047】第4に、本実施例のマイクロプロセッサに
おいては、回路ブロックに含まれているラッチ回路のフ
ィードバック経路をクロックで遮断するようにしてい
る。図10に、本実施例のマイクロプロセッサにおいて
使用したラッチ回路の構成例を示す。図10において、
Q1,Q2は帰還用インバータを構成するPチャネルM
OSFETとNチャネルMOSFETで、インバータ回
路INV1と帰還用インバータ回路(Q1,Q2)とに
よってラッチ部が構成されている。Qtは入力側に設け
られた伝送MOSFET、INV3は出力用インバータ
回路であり、伝送MOSFETQtのゲート端子にクロ
ック信号CKが印加される。クロック信号CKがハイレ
ベルの期間に入力信号INをラッチ部に取り込んで、ク
ロック信号CKがロウレベルの期間、取り込んだ入力信
号は保持される。
【0048】この実施例では、上記帰還用インバータ回
路を構成するMOSFET Q1,Q2と直列にカット
オフ用のNチャネルMOSFET Q3が接続されてい
る。このカットオフ用MOSFET Q3のゲート端子
に、クロック信号CKをインバータ回路INV4で反転
した信号が印加されるように構成されている。上記のよ
うに構成されたラッチ回路においては、クロック信号C
Kがハイレベルにされて伝送MOSFET Qtを介し
て入力信号INがラッチ部に取り込まれる間、帰還用イ
ンバータ回路内のMOSFET Q3がカットオフ状態
とされる。これによって、伝送MOSFET Qtがオ
ンされて入力信号INがラッチの前の保持レベルと異な
るレベルに変化(ロウレベルからハイレベルに変化)し
たときに、Q3を有しない従来のラッチ回路では帰還用
インバータ回路(特にQ2)に流れていた電流をカット
オフ用MOSFET Q3によって遮断することができ
る。その結果、ラッチ回路での消費電力を低減すること
ができる。
【0049】なお、この実施例では、ラッチ部の入力ノ
ードn1と接地点との間にカットオフ用のNチャネルM
OSFET Q3を接続しているが、入力ノードn1と
電源電圧端子Vccとの間にカットオフ用のPチャネル
MOSFETを接続して、そのゲート端子にクロック信
号CKを印加して、入力信号INがハイレベルからロウ
レベルに変化したときに、Q1に流れる電流を遮断でき
るようにしてもよい。
【0050】上記第1〜第4の方法を採用することによ
って、これらの手段を採用しない場合に比べて、消費電
力を同一動作周波数に換算しておよそ2分の1に低減す
ることができた。
【0051】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0052】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0053】すなわち、この発明は、消費電力を大幅に
低減可能なマイクロプロセッサを実現することができ、
充電式バッテリや電池で動作するノート型パーソナルコ
ンピュータやパームトップ型パーソナルコンピュータ、
モーバイルコンピュータ、PDAのような携帯用電子機
器に使用した場合に稼働時間を大幅に増大させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロプロセッサの一実施例を
示すブロック図である。
【図2】図1の実施例のマイクロプロセッサにおける中
央処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】ステータスレジスタの構成例を示す説明図であ
る。
【図4】割り込み制御回路へのクロックの供給を停止可
能にする実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図5】割り込み制御の手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】キャッシュコントローラおよびメモリ管理ユニ
ットのアドレス変換制御回路へのクロックの供給を停止
可能にする実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係るマイクロプロセッサのアドレス空
間の構成例を示すアドレスマップである。
【図8】動作不要回路への電源電圧の供給を停止可能に
する実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図9】動作不要回路へ供給されるクロック信号の周波
数を低下可能にする実施例の概略構成を示すブロック図
である。
【図10】動作不要回路へ供給される電源電圧のレベル
を低下可能にする実施例の概略構成を示すブロック図で
ある。
【図11】実施例のマイクロプロセッサにおいて使用さ
れるラッチ回路の構成例を示す回路図である。
【図12】通常の論理LSIおよび実施例のマイクロプ
ロセッサの動作不要状態を有する回路において使用され
るラッチ回路の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 割り込み制御回路 3 乗算器 4 メモリ管理ユニット 5 アドレス変換テーブル(バッファ) 6 キャッシュメモリ 7 キャッシュコントローラ 8a 論理アドレスバス 8b 物理アドレスバス 8c 周辺アドレスバス8c 9a データバス 9b データバス 9c 周辺データバス 10 外部バスインタフェース回路 11 シリアル・コミュニケーション・インタフェース
回路 12 リアルタイムクロック回路 13 タイマ回路 14 バスコントローラ 15 クロック発生回路 16 ウォッチドッグタイマ 17 I/Oポート 18 ブレークコントローラ 19 クロック供給/遮断回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 郁也 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 赤尾 泰 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 松井 重純 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 山本 充剛 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 橋本 幸治 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも中央処理装置と、複数の回路
    ブロックと、クロック発生回路とが一つの半導体チップ
    上に形成されてなるマイクロプロセッサであって、上記
    複数の回路ブロックのうち動作不要な回路ブロックを動
    的に低消費電力状態へ移行させるための回路を有するこ
    とを特徴とするマイクロプロセッサ。
  2. 【請求項2】 上記低消費電力状態は、上記クロック発
    生回路から上記回路ブロックへのクロック信号の供給が
    遮断された状態であることを特徴とする請求項1に記載
    のマイクロプロセッサ。
  3. 【請求項3】 上記低消費電力状態は、上記クロック発
    生回路から上記回路ブロックへ供給されるクロック信号
    の周波数が低くされた状態であることを特徴とする請求
    項1に記載のマイクロプロセッサ。
  4. 【請求項4】 上記低消費電力状態は、上記回路ブロッ
    クへの電源電圧の供給が遮断された状態であることを特
    徴とする請求項1に記載のマイクロプロセッサ。
  5. 【請求項5】 上記回路ブロックは、割り込みを受け付
    けるか否か制御する割り込み制御回路と、該割り込み制
    御回路の割り込み信号の受け付けに応答して所定値に設
    定される割り込み禁止フラグもしくは禁止ビットとを含
    み、該フラグもしくはビットの所定値によって上記中央
    処理装置に対する他の割り込みが禁止されている間、上
    記回路は上記割り込み制御回路へのクロック信号の供給
    を停止させるように構成されてなることを特徴とする請
    求項2に記載のマイクロプロセッサ。
  6. 【請求項6】 上記回路ブロックは、論理アドレスと物
    理アドレスの変換を行ない仮想メモリ管理を行なうメモ
    リ管理ユニットを含み、物理アドレスでアクセス可能な
    所定物理空間がアクセスされているとき、上記回路は論
    理アドレスを物理アドレスに変換するアドレス変換制御
    回路へのクロック信号の供給を停止させることを特徴と
    する請求項2に記載のマイクロプロセッサ。
  7. 【請求項7】 上記回路ブロックは、キャッシュメモリ
    とその制御回路を含み、非キャッシュ領域がアクセスさ
    れているとき、上記回路は上記キャッシュ制御回路への
    クロック信号の供給を停止させることを特徴とする請求
    項2に記載のマイクロプロセッサ。
  8. 【請求項8】 上記回路は、上記中央処理装置から出力
    されるアドレス信号の上位数ビットを監視するアドレス
    監視手段を含み、該アドレス監視手段は上記物理空間ま
    たは非キャッシュ領域へのアクセスを検出したとき、該
    アドレス監視手段から出力される信号に基づいて上記ア
    ドレス変換制御回路または上記キャッシュ制御回路への
    クロック信号の供給を停止させることを特徴とする請求
    項6または7に記載のマイクロプロセッサ。
  9. 【請求項9】 実行すべき命令を保持する命令レジスタ
    と、該命令レジスタに取り込まれた命令コードをデコー
    ドして制御信号を生成する命令デコーダと、 クロック信号によって動作しデータの演算やビットシフ
    トなどの処理を行なうデータ加工手段、データやアドレ
    スを保持する各種レジスタなどからなり上記命令レジス
    タに取り込まれた命令コードに対応した演算やデータの
    移行などの処理を実行可能な命令実行回路とを備え、 上記データ加工手段にはゲート手段を介してクロック信
    号が供給可能に構成されるとともに、上記命令レジスタ
    に取り込まれた命令コードが上記データ加工手段を使用
    しない命令である場合に上記命令デコーダから出力され
    る制御信号によって上記ゲート手段を遮断状態にして上
    記クロック信号の供給を停止させるように構成されてな
    ることを特徴とする請求項2に記載のマイクロプロセッ
    サ。
  10. 【請求項10】 実行すべき命令を保持する命令レジス
    タと、該命令レジスタに取り込まれた命令コードをデコ
    ードして制御信号を生成する命令デコーダと、クロック
    信号によって動作しデータの演算やビットシフトなどの
    処理を行なうデータ加工手段、データやアドレスを保持
    する各種レジスタなどからなり上記命令レジスタに取り
    込まれた命令コードに対応した演算やデータの移行など
    の処理を実行可能な命令実行回路とを備え、 上記データ加工手段にはゲート手段を介してクロック信
    号が供給可能に構成されるとともに、上記命令レジスタ
    に取り込まれた命令コードが上記データ加工手段を使用
    しない命令である場合に上記命令デコーダから出力され
    る制御信号によって上記ゲート手段を遮断状態にして上
    記クロック信号の供給を停止させるように構成されてな
    ることを特徴とするマイクロプロセッサ。
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