JPH0882919A - ホトマスクおよびそれを用いた露光装置 - Google Patents

ホトマスクおよびそれを用いた露光装置

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JPH0882919A
JPH0882919A JP21700494A JP21700494A JPH0882919A JP H0882919 A JPH0882919 A JP H0882919A JP 21700494 A JP21700494 A JP 21700494A JP 21700494 A JP21700494 A JP 21700494A JP H0882919 A JPH0882919 A JP H0882919A
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JP21700494A
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Yuichi Nishimura
雄一 西邑
Takamasa Naitou
隆匡 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【構成】パターンが描かれた略板状のマスク4と、マス
ク4と平行に配置された透明板2と、マスク4と透明板
2との間の縁周囲に配置された枠状体3とを含んでなる
ホトマスク10と、マスク4と透明板2と枠状体3とに
より構成された空間5を排気する手段6、7、8、9、
11と、ホトマスク10の下に配置された露光の対象物
13を保持する台14と、ホトマスク10の上から露光
用の光を照射する光源を有する構成。 【効果】ホトマスクと露光すべき対象物との全面におけ
るギャップを容易、かつ正確に、均一にすることがで
き、ホトマスクが大形化してもホトマスクのたわみを補
正することができ、高スループット、低コストで、高精
度なパターニングを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、液晶表示素子
や半導体装置等の製造工程において、所定の膜のパター
ニング(すなわち、パターン化)を行うためのホトマス
クおよびそれを用いた露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子(すなわち、LCD:リキ
ッド クリスタル ディスプレイ)や各種の半導体装置等
の製造工程においては、公知のように、写真と同様の原
理を応用して、所定のパターンの膜を得るホトリソグラ
フィー工程が多用されている。
【0003】すなわち、まず、所定のパターンを得るべ
き所定の膜を一面に形成した所定の基板表面に、感光性
樹脂膜(すなわち、ホトレジスト膜)を塗布して一面に
形成する。
【0004】次に、この上に所定のパターンが遮光材に
より描かれたマスク(すなわち、ホトマスク)を所定の
微小なギャップを隔てて基板上に該基板と平行に載置し
た後、露光装置を用いて、ホトレジスト膜に化学変化を
起こさせる紫外線等の光を露光用光源から照射し、露光
工程を行う。
【0005】次に、所定の現像液を用いてホトレジスト
膜の現像工程を行うことにより、ホトレジスト膜を選択
的に除去し、ホトレジスト膜をパターニングする。
【0006】次いで、このホトレジスト膜を耐エッチン
グマスクとして、基板表面上の前記所定の膜をエッチン
グし、この所定の膜をパターニングして所定のパターン
を得る。
【0007】なお、上記のように、基板上にマスクを微
小なギャップを隔てて配置し、両者を接触させないの
は、マスクにホトレジスト膜が付着し、マスクが汚れ、
この汚れにより基板表面が汚れるのを防止するためであ
る。
【0008】また、例えばカラーフィルタのように、パ
ターニングした感光性樹脂膜をそのまま利用することも
ある。
【0009】図3(A)は、従来の液晶表示素子を製造
するためのプロキシミティ型露光装置の概略斜視図であ
る。
【0010】31はギャップ検出用センサ、32はギャ
ップ検出用光、33はホトマスク、34は露光すべき対
象物で、ここでは液晶表示素子を構成する透明ガラス基
板、35はホトマスク33の下面と透明ガラス基板34
の上面との間のギャップ、36は透明ガラス基板34を
吸引して保持する吸着台(すなわち、真空チャック)、
37は吸着台36の下面に対角線状に設けられ、吸着台
36を4つに分割する溝(溝断面形状は、例えばV字
形)、38は吸着台37の中央部と、上記4つに分割さ
れた部分のそれぞれを上下動する上下動機構、40は上
下動機構38および吸着台37の支持台である。
【0011】液晶表示素子を製造する際は、(A)に示
したような露光装置を用いて、2枚の透明ガラス基板を
重ね合せ、その間に液晶を封止してなる液晶表示素子
の、該透明ガラス基板上に形成する各種の膜、例えば透
明電極、カラーフィルタ等のパターニングを行う。
【0012】図3(B)は、(A)に示した従来の露光
装置において、ホトマスク33と露光の対象物である透
明ガラス基板34との間のギャップ35を均一にするた
めにギャップ35を検出する機構を示す図である。
【0013】41はギャップ検出用センサ31に備えら
れたギャップ検出用レーザ光照射器、42はギャップ検
出用センサ31に備えられた反射レーザ光検出器、43
はレーザ照射光、44はレーザ反射光である。
【0014】従来の露光装置では、透明ガラス基板34
とホトマスク33とのギャップ35を面内で均一に取る
ために、図3(B)に示すように、複数個のギャップ検
出用センサ31に備えられたレーザ光照射器41からレ
ーザ光43をホトマスク33の上から当て、ホトマスク
33の裏面、および透明ガラス基板34の表面からの反
射光を反射レーザ光検出器42により検出することによ
り、両者のギャップ35を複数箇所で検出し、吸着台3
6の底面に設けられた溝37により4つに分割され、か
つ、この4つに分割された部分と中央部とを、それぞれ
に設けられた上下動機構38により上げ下げして、吸着
台36をたわませ、その上に載った透明ガラス基板34
をたわませて、全面にわたるギャップ35を均一に制御
しようとしていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、液晶表
示装置は大画面化の傾向にあり、製作する液晶表示素子
が大型となるので、その製作用ホトマスク33も当然大
きくなり、露光時のその自重によるホトマスク33のた
わみが大きく、ホトマスク33と、露光の対象物(すな
わち、所定のパターンに形成すべき透明導電膜等の膜を
表面に形成した透明ガラス基板34)とのギャップ35
を面内で均一に取ることができない。すなわち、上記の
ような機構により、全面にわたるギャップ35を均一に
する従来の露光装置では、平面的な制御しかできず、大
きなホトマスク33の曲面的なたわみには対応すること
ができないので、パターニングすべき透明導電膜等の線
幅のばらつきによる不良が生じ、歩留りが低下する。ま
た、ギャップを検出、制御するのに時間がかかるので、
スループットがよくない。すなわち、従来技術では、生
産性が低く、生産コストが上昇するという問題がある。
【0016】本発明の目的は、ホトマスクと露光すべき
対象物との全面におけるギャップを容易、かつ正確に、
均一にすることができ、さらに、ホトマスクが大形化し
てもホトマスクのたわみを補正することができるホトマ
スクおよびそれを用いた露光装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のホトマスクは、パターンが描かれた略板状
(あるいは、シート状)のマスクと、前記マスクとほぼ
平行に配置された透明板と、前記マスクと前記透明板と
の間の縁周囲に配置された枠状体とを含んでなり、か
つ、前記マスクと前記透明板と前記枠状体とにより構成
された空間が排気可能になっていることを特徴とする。
【0018】また、前記透明板と前記枠状体とが一体の
透明部材により形成されていることを特徴とする。
【0019】また、本発明のホトマスクは、パターンが
描かれた略板状のマスクと、前記マスクとともに囲まれ
た空間を構成する箱形部材とを含んでなり、かつ、前記
箱形部材の前記マスクに対向する面が透明であり、か
つ、前記空間が排気可能になっていることを特徴とす
る。
【0020】また、前記マスクが、前記枠状体または前
記箱形部材に固定されていないことを特徴とする。
【0021】また、本発明の露光装置は、パターンが描
かれた略板状のマスクと、前記マスクとほぼ平行に配置
された透明板と、前記マスクと前記透明板との間の縁周
囲に配置された枠状体とを含んでなるホトマスクと、前
記マスクと前記透明板と前記枠状体とにより構成された
空間を排気する手段と、前記ホトマスクの下に配置され
る露光の対象物を保持する台と、前記ホトマスクの上か
ら露光用の光を照射する光源とを含んでなることを特徴
とする。
【0022】また、本発明の露光装置は、パターンが描
かれた略板状のマスクと、前記マスクとともに囲まれた
空間を構成する箱形部材とを含んでなり、かつ、前記箱
形部材の前記マスクに対向する面が透明であるホトマス
クと、前記空間を排気する手段と、前記ホトマスクの下
に配置される露光の対象物を保持する台と、前記ホトマ
スクの上から露光用の光を照射する光源とを含んでなる
ことを特徴とする。
【0023】さらに、前記マスクが、前記枠状体または
前記箱形部材に固定されておらず、前記マスクが、前記
排気により前記枠状体または前記箱形部材に吸着される
ことを特徴とする。
【0024】
【作用】本発明では、ホトマスクをセットした時点で、
露光用のパターンが描かれたマスクのたわみを補正し、
さらにマスクの大型化に影響を受けないように、マスク
の周辺(すなわち、縁周囲)を枠状体で密着固定し、マ
スクと枠状体と透明板(または箱形部材)とで構成され
る空間を、マスクが平面となるように、あるいはマスク
と露光の対象物との全面にわたるギャップが均一になる
ように真空引きし、マスクが大気圧により曲がらないよ
うにする。これにより、大きなマスクの自重によるたわ
みを、気圧による均等加重により打ち消して補正を行う
ことができるので、マスクの曲面的なたわみに対応する
ことができ、全面にわたるギャップを均一にすることが
でき、したがって、露光精度の面内における均一性を向
上することができる。この結果、各種膜を正確にパター
ニングすることができ、生産性を向上し、製造コストを
低減することができる。また、あらかじめ全面にわたる
ギャップが均一になるようにマスクと透明板と枠状体と
で構成されるホトマスク内の空間の真空度を検出してお
くので、従来のように、全面にわたるギャップを均一に
制御するのに時間がかかることもなく、生産性を向上す
ることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0026】実施例1 図1は、本発明の実施例1のホトマスクを含むプロキシ
ミティ型露光装置を示す概略要部構成図である。ここで
は、液晶表示素子を製造するために、さらに詳しく言う
と、液晶表示素子を構成する透明ガラス基板上に形成し
た透明電極、あるいはカラーフィルタ等のパターニング
を行う露光装置の例を示す。
【0027】13は露光の対象物で、例えば透明導電膜
が全面に形成された透明ガラス基板、14は非変形吸着
台、4は透明導電膜を所定のパターンに形成するための
パターンが遮光材により描かれたマスク、2はマスク4
と所定の間隔を置いてマスク4と平行に配置された透明
板、3は枠状体である。本実施例では、透明板2と枠状
体3とは一体の透明の箱形部材1から成り、例えば光透
過率の良い石英で形成されている。10はマスク4、透
明板2、枠状体3等で構成された露光用のホトマスク、
5はマスク4と箱形部材1とにより構成されたホトマス
ク10内の空間、6は空間5内の空気を排気し、かつ、
空気を導入する排気・導入口、7は排気・導入管、8は
図示しない排気装置に接続された排気管、9は図示しな
い空気導入装置に接続された導入管、11は排気・導入
管7と排気管8と導入管9とを接続する真空発生装置
(コンバム)、12はマスク4と箱形部材1間を密閉す
るゴムパッドで、異物が発生しないように硬質ゴムから
なる。
【0028】なお、この図では、露光用光源、排気装置
等の図示は省略してある。
【0029】aはマスク4の下面と透明ガラス基板13
の上面との間のギャップ、bはマスク4の厚さ、cはマ
スク4の上面と透明板2の下面との間の距離、dは透明
板2の厚さ、eは枠状体3の厚さであり、例えば、aは
数10〜数100μm程度であり、bは5〜10mm、
cは5〜10mm、dは5〜10mm、eは5〜10m
m程度である。なお、これらの各寸法の具体的な値と、
図示の形状とは一致していない。
【0030】まず、ホトマスク10を露光装置にセット
し、排気管8、真空発生装置11、排気・導入管7、排
気・導入口6を介して箱形部材1とマスク4により構成
される空間5を真空引きし、ホトマスク10のマスク4
のたわみが補正される程度、例えば約650Torrに
真空圧にし、これを保持する。ここで、あらかじめ大形
のマスク4の大気中におけるその自重によるたわみが補
正される真空圧、すなわち、マスク4が平面で、マスク
4の下面と、非変形吸着台14上の透明ガラス基板13
の上面との間の全面におけるギャップaが一定となる真
空圧を差圧計等により検出しておく。なお、非変形吸着
台14の上面の平面精度は非常によく形成されているの
で、透明ガラス基板13の上面は精度良く平面に保たれ
る。これにより、マスク4の下面と露光の対象物である
透明ガラス基板13の上面との全面におけるギャップa
が一定値に保たれる。この状態で、図示しない露光用光
源から露光用光を照射し、露光を行う。
【0031】なお、本実施例では、箱形部材1とマスク
4とは固定されておらず、真空引きによりしっかりと吸
着される。また、箱形部材1は所定の位置に固定される
ようになっている。
【0032】本実施例の露光装置では、ホトマスク10
をセットした時点で、パターンが描かれたマスク4のた
わみを補正し、さらにマスク4の大型化に影響を受けな
いように、マスク4の周辺(縁周囲)を枠状体3で密着
固定し、マスク4と枠状体3と透明板2とで構成される
空間5を、マスク4が平面となるように、あるいはマス
ク4と透明ガラス基板13との全面にわたるギャップa
が均一になるように真空引きする。これにより、上記の
ように、大きなマスク4の自重によるたわみを、気圧に
よる均等加重により打ち消して補正を行うので、マスク
4の曲面的なたわみに対応することができ、全面にわた
るギャップ35を均一にすることができるので、露光精
度の面内における均一性を向上することができる。この
結果、透明導電膜、あるいはカラーフィルタ等を正確に
パターニングすることができ、線幅のばらつき等の不良
が生じず、スループットを向上することができ、生産性
が向上し、製造コストを低減することができる。また、
あらかじめ全面にわたるギャップaが均一になるように
ホトマスク10内の空間5の真空度をそのホトマスク1
0あるいはマスク4について1度検出すれば、従来のよ
うに、全面にわたるギャップを一々検出しなくてよく、
ギャップを均一に制御するのに時間がかからず、生産性
を向上することができる。この結果、次世代の大形液晶
表示素子用の透明ガラス基板に対応し、液晶表示素子製
作における高スループット化、低コスト化、高品質化を
実現することができる。
【0033】実施例2 図2は、本発明の実施例2の液晶表示素子製造用のホト
マスクを含むプロキシミティ型露光装置を示す概略要部
構成図である。
【0034】13は露光の対象物である液晶表示素子製
造用の透明ガラス基板、14は非変形吸着台、10は露
光用のホトマスク、4は所定のパターンが遮光材により
描かれたマスク、2は例えば光透過率の良い石英で形成
され、マスク4と所定の間隔を置いてマスク4と平行に
配置された透明板、3は枠状体で、本実施例では、透明
板2と枠状体3とは別の部材で構成されている。5はマ
スク4と透明板2と枠状体3とにより構成された空間、
6は空間5内を空気を排気し、かつ、空気を導入する排
気・導入口である。
【0035】なお、この図では、排気・導入管(図1参
照)、排気装置、露光用光源等の図示は省略してある。
【0036】aはマスク4の下面と透明ガラス基板13
の上面との間のギャップ、bはマスク4の厚さ、cはマ
スク4の上面と透明板2の下面との間の距離、dは透明
板2の厚さ、eは枠状体3の厚さであり、本実施例で
は、aは100μm、b〜eはそれぞれ5mmである。
なお、これらの各寸法の具体的な値と、図示の形状とは
一致していない。
【0037】まず、ホトマスク10を露光装置にセット
し、図示しない真空発生装置により図示しない排気管等
(図1参照)を介して透明板2と枠状体3とマスク4に
より構成される空間5を真空引きし、ホトマスク10の
マスク4のたわみが補正される程度の真空圧、例えば約
650Torrにし、これを保持する。ここで、あらか
じめ大形のマスク4のその自重によるたわみが補正され
る真空圧、すなわち、マスク4が平面で、マスク4の下
面と、非変形吸着台14上の透明ガラス基板13の上面
との間の全面におけるギャップaが一定となる真空圧を
検出しておく。なお、非変形吸着台14は透明ガラス基
板13の面を精度良く平面に保ち、これにより、マスク
4の下面と露光の対象物である透明ガラス基板13の上
面との全面におけるギャップaが一定値に保たれる。こ
の状態で、図示しない露光用光源から露光用光を照射
し、露光を行う。
【0038】本実施例の露光装置でも、実施例1と同様
の作用・効果を有する。
【0039】以上本発明を実施例に基づいて具体的に説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。例えば、上記実施例1、2で
は、液晶表示素子製造用の露光装置について述べたが、
単純マトリクス方式や薄膜トランジスタ等をスイッチン
グ素子として用いたアクティブ・マトリクス方式の液晶
表示装置における、透明導電膜、カラーフィルタ、薄膜
トランジスタのゲート、ソース、ドレイン、信号線等の
パターニングが必要な各種膜のパターニングに使用する
ことができるのは言うまでもなく、さらに、半導体装置
製造用の露光装置等にも適用可能であることはもちろん
である。また、上記実施例1、2では、あらかじめ全面
におけるギャップaが一定となるホトマスク10の空間
5の真空度を計測しておいて真空引きしたが、ギャップ
aを所定の検出機構により検出しつつ、真空引きして、
面内におけるギャップaを一定にする構成としてもよ
い。つまり、現状の露光装置と同様に、ギャップ検出用
センサを用いてギャップを検出しつつ、本発明によるマ
スクの真空引きを行う。これにより、ギャップ制御の収
束の速さおよび精度の向上を図ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホトマスクと露光すべき対象物との全面におけるギャッ
プを容易、かつ正確に、均一にすることができ、ホトマ
スクが大形化してもホトマスクのたわみを補正すること
ができるホトマスクおよびそれを用いた露光装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の液晶表示素子製造用のホト
マスクを含むプロキシミティ型露光装置を示す概略要部
構成図である。
【図2】本発明の実施例2の液晶表示素子製造用のホト
マスクを含むプロキシミティ型露光装置を示す概略要部
構成図である。
【図3】(A)は、従来の液晶表示素子製造用のプロキ
シミティ型露光装置の概略斜視図、(B)は、(A)に
示した従来の露光装置において、ホトマスクと露光の対
象物との間のギャップを検出する機構を示す図である。
【符号の説明】
1…箱形部材、2…透明板、3…枠状体、4…マスク、
5…空間、6…排気・導入口、7…排気・導入管、8…
排気管、9…導入管、10…ホトマスク、11…真空発
生装置、12…ゴムパッド、13…露光の対象物(透明
ガラス基板)、14…非変形吸着台、a…マスクと透明
ガラス基板との間のギャップ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターンが描かれた略板状のマスクと、前
    記マスクとほぼ平行に配置された透明板と、前記マスク
    と前記透明板との間の縁周囲に配置された枠状体とを含
    んでなり、かつ、前記マスクと前記透明板と前記枠状体
    とにより構成された空間が排気可能になっていることを
    特徴とするホトマスク。
  2. 【請求項2】前記透明板と前記枠状体とが一体の透明部
    材により形成されていることを特徴とする請求項1記載
    のホトマスク。
  3. 【請求項3】パターンが描かれた略板状のマスクと、前
    記マスクとともに囲まれた空間を構成する箱形部材とを
    含んでなり、かつ、前記箱形部材の前記マスクに対向す
    る面が透明であり、かつ、前記空間が排気可能になって
    いることを特徴とするホトマスク。
  4. 【請求項4】前記マスクが、前記枠状体または前記箱形
    部材に固定されていないことを特徴とする請求項1また
    は3記載のホトマスク。
  5. 【請求項5】パターンが描かれた略板状のマスクと、前
    記マスクとほぼ平行に配置された透明板と、前記マスク
    と前記透明板との間の縁周囲に配置された枠状体とを含
    んでなるホトマスクと、 前記マスクと前記透明板と前記枠状体とにより構成され
    た空間を排気する手段と、 前記ホトマスクの下に配置される露光の対象物を保持す
    る台と、 前記ホトマスクの上から露光用の光を照射する光源と、 を含んでなることを特徴とする露光装置。
  6. 【請求項6】パターンが描かれた略板状のマスクと、前
    記マスクとともに囲まれた空間を構成する箱形部材とを
    含んでなり、かつ、前記箱形部材の前記マスクに対向す
    る面が透明であるホトマスクと、 前記空間を排気する手段と、 前記ホトマスクの下に配置される露光の対象物を保持す
    る台と、 前記ホトマスクの上から露光用の光を照射する光源と、 を含んでなることを特徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】前記マスクが、前記枠状体または前記箱形
    部材に固定されておらず、前記マスクが、前記排気によ
    り前記枠状体または前記箱形部材に吸着されることを特
    徴とする請求項5または6記載の露光装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003015310A (ja) * 2001-07-02 2003-01-17 Hitachi Electronics Eng Co Ltd プロキシミティ露光装置及びその装置におけるフォトマスク変形補正方法
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