JPH0882582A - 土砂中の試料採取装置 - Google Patents

土砂中の試料採取装置

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Publication number
JPH0882582A
JPH0882582A JP21712094A JP21712094A JPH0882582A JP H0882582 A JPH0882582 A JP H0882582A JP 21712094 A JP21712094 A JP 21712094A JP 21712094 A JP21712094 A JP 21712094A JP H0882582 A JPH0882582 A JP H0882582A
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JP
Japan
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cone
sand
earth
sample
collecting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21712094A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Ito
隆宏 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP21712094A priority Critical patent/JPH0882582A/ja
Publication of JPH0882582A publication Critical patent/JPH0882582A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロケットへの搭載も容易で月や火星などにお
いて土砂中の試料を採取することが可能になることなど
を目的とする。 【構成】 先端に試料採取用のエンドコーンが設けられ
た前方コーンおよび前方コーンの後方に伸縮可能な複数
の伸縮用ロッドにより継がれた後方コーンが設置されそ
れぞれ加振装置により加振されるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、月や火星などにおいて
土砂中からサンプルを採取する場合などに適用される土
砂中の試料採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は土砂中からサンプルを採取する場
合などに使用されている従来のサンプル採取装置の説明
図である。図において、従来は土砂中からサンプルを採
取する場合はボーリングにより行っており、必要な深度
までサンプル採取用のケーシングチューブ03,コアチ
ューブ04などの管を土砂中に挿入する。例えば、土砂
中5mの深度におけるサンプルを採取する場合には5m
以上の挿入を必要とする。図における符号01はボーリ
ングマシン、02はボーリング用の注水ポンプである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のサ
ンプル採取装置においては、装置全体が大型になる。例
えば、土砂中5m以上の深度におけるサンプルを採取す
る場合には5m以上の挿入用の管などを必要とするた
め、月や火星などにおいて土砂中からサンプルを採取す
る場合にはロケットへの搭載が困難である。このため、
挿入用の管を途中で継ぐなどの方法も考えられるが、無
人探査の場合は挿入用の管を継ぐロボットも必要となっ
てシステム全体が複雑になる。また、ほぼ鉛直方向にし
か土砂中を移動することができない。例えば、土砂中の
水分濃度を測定しながら水分が高濃度の方向へサンプル
の採取場所を変更する場合は、一度挿入した管を引揚げ
て再び土砂中の表面からボーリングを開始しなければな
らない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る土砂中の試
料採取装置は上記課題の解決を目的にしており、先端に
試料採取用のエンドコーンが設けられた前方コーンと、
該前方コーンの後方に設置された後方コーンと、上記前
方コーンおよび上記後方コーンそれぞれを加振する加振
装置と、上記前方コーンと上記後方コーンとを継ぐ伸縮
可能な複数の伸縮用ロッドとを備えた構成を特徴とす
る。
【0005】
【作用】即ち、本発明に係る土砂中の試料採取装置にお
いては、先端に試料採取用のエンドコーンが設けられた
前方コーンおよび前方コーンの後方に伸縮可能な複数の
伸縮用ロッドにより継がれた後方コーンが設置されそれ
ぞれ加振装置により加振されるようになっており、前方
コーンと後方コーンとを土砂中に埋没した状態で両者を
交互に加振することにより土砂の抵抗が低減し、複数の
伸縮用ロッドを互いのストロークを変えて伸縮すること
により土砂中を任意の方向へ移動してエンドコーンによ
り試料の採取が可能で土砂の表面から連続した管などを
挿入する必要がなく全体が小型化する。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るサンプル採取
装置の説明図である。図において、本実施例に係るサン
プル採取装置は月や火星などにおいて土砂中からサンプ
ルを採取する場合などに使用されるもので、例えば無人
の月、火星の探査機で月や火星などまで輸送され、探査
機に装備されたマニピュレータなどにより微粒粉末等か
らなるレゴリスなどが堆積した土砂中に埋没された後、
探査機から電力などの供給を受けて土砂中を走行するよ
うに走行体状に形成されている。
【0007】即ち、本装置は図に示すように前方コーン
1、本体前方部2、本体後方部4、後方コーン7の4要
部からなっており、本体前方部2には前方コーン1を加
振する加振装置3が設けられ、また本体後方部4には後
方コーン7を加振する加振装置6が設けられている。本
体前方部2と本体後方部4との間は伸縮する複数のロッ
ド11により継がれており、本体後方部4にこれらロッ
ド11の長さを駆動する駆動装置5が設けられている。
前方コーン1の先端にはサンプル回収用のエンドコーン
9と、このエンドコーン9を駆動する駆動装置10とが
設けられている。また、後方コーン7には電源、回収用
ケーブルなどの取付け部8が設けられている。
【0008】本装置を使用して土砂中からサンプルを採
取する場合は、本装置を探査機に搭載のマニピュレータ
などにより土砂中に完全に埋没された状態で設置し、初
めに加振装置3によって前方コーン1を振動させる。こ
のとき、本体前方部2も若干振動するが、本体後方部
4、後方コーン7は振動しない。一般に、土砂など砂状
の物質は土砂中の物体を振動することによって物体の移
動に対する抵抗が著しく減少する特性があり、この埋没
された状態で駆動装置5により伸縮用のロッド11を伸
ばすと前方コーン1と本体前方部2とが前方へ移動す
る。このとき、複数個のロッド11が伸長する長さをそ
れぞれ加減することにより、前方への移動方向を制御す
ることが可能である。
【0009】次に、前方コーン1の加振を停止して後方
コーン7の加振装置6を作動させる。このとき、土砂の
移動に対する抵抗は後方コーン7側で減少するため、伸
縮用のロッド11を縮めると本体後方部4と後方コーン
7とは前方コーン1と本体前方部2とに引かれて前進す
る。この手順で、本装置を前進させる場合の1サイクル
が完了する。後進させる場合は、前進させる場合の逆の
手順で行う。
【0010】土砂中のサンプルを採取する場合は、前方
コーン1を加振状態にしてサンプル回収用のエンドコー
ン9を駆動装置10により前方に押し出す。土砂は振動
しているためにエンドコーン9と前方コーン1との隙間
から容易内部に侵入して採取される。
【0011】なお、本装置の前方コーン1、本体前方部
2、本体後方部4、後方コーン7などの外形は直線状に
形成されているが、加振時における土砂の移動に対する
抵抗を減少させるとともに、加振しない場合の移動に対
する抵抗を大きくするために波板状に形成してもよい。
また、電源、回収用ケーブルなど後方コーン7内に格納
されているケーブルは、前方コーン1,後方コーン7な
どが移動するときは送り出されるようになっており、前
方コーン1,後方コーン7の移動を容易にしている。
【0012】従来のサンプル採取装置においては、装置
全体が大型になる。例えば、土砂中5m以上の深度にお
けるサンプルを採取する場合には5m以上の挿入用の管
などを必要とするため、月や火星などにおいて土砂中か
らサンプルを採取する場合にはロケットへの搭載が困難
である。このため、挿入用の管を途中で継ぐなどの方法
も考えられるが、無人探査の場合は挿入用の管を継ぐロ
ボットも必要となってシステム全体が複雑になる。ま
た、ほぼ鉛直方向にしか土砂中を移動することができな
い。例えば、土砂中の水分濃度を測定しながら水分が高
濃度の方向へサンプルの採取場所を変更する場合は、一
度挿入した管を引揚げて再び土砂中の表面からボーリン
グを開始しなければならないが、本サンプル採取装置に
おいては本装置の機体を土砂に対して相対的に固定され
る部分と動く部分とに分割し、その運動の組合わせによ
り機体全体が土砂中を走行可能にするとともに、土砂に
対して移動する部分に振動を与えることによって土砂の
抵抗を減じて動き易い機構になっており、機体が土砂中
に完全に埋没した状態で土砂中を移動可能である。これ
により、土砂の表面から連続した管などを挿入する必要
がなく、全体の小型化が可能で、また加振により機体の
移動に対する土砂の抵抗を低減化することにより土砂中
を移動する動力を小さくすることが可能で、月、火星な
どの比較的深部における土砂中のサンプルの採取が可能
になる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る土砂中の試料採取装置は前
記のように構成されており、全体が小型化するので、ロ
ケットへの搭載も容易で月や火星などにおいて土砂中の
試料を採取することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るサンプル採取装
置の断面図である。
【図2】図2は従来のサンプル採取装置の外観図であ
る。
【符号の説明】
1 前方コーン 2 本体前方部 3 前方コーンの加振装置 4 本体後方部 5 伸縮用ロッドの駆動装置 6 後方コーンの加振装置 7 後方コーン 8 電源、回収用ケーブルの取付け部 9 サンプル回収用のエンドコーン 10 エンドコーンの駆動装置 11 伸縮用ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に試料採取用のエンドコーンが設け
    られた前方コーンと、該前方コーンの後方に設置された
    後方コーンと、上記前方コーンおよび上記後方コーンそ
    れぞれを加振する加振装置と、上記前方コーンと上記後
    方コーンとを継ぐ伸縮可能な複数の伸縮用ロッドとを備
    えたことを特徴とする土砂中の試料採取装置。
JP21712094A 1994-09-12 1994-09-12 土砂中の試料採取装置 Withdrawn JPH0882582A (ja)

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JP21712094A JPH0882582A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 土砂中の試料採取装置

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JP21712094A JPH0882582A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 土砂中の試料採取装置

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JPH0882582A true JPH0882582A (ja) 1996-03-26

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ID=16699175

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JP21712094A Withdrawn JPH0882582A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 土砂中の試料採取装置

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Effective date: 20011120