JP2814205B2 - 地層のサンプリング方法及び装置 - Google Patents

地層のサンプリング方法及び装置

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JP2814205B2
JP2814205B2 JP33731194A JP33731194A JP2814205B2 JP 2814205 B2 JP2814205 B2 JP 2814205B2 JP 33731194 A JP33731194 A JP 33731194A JP 33731194 A JP33731194 A JP 33731194A JP 2814205 B2 JP2814205 B2 JP 2814205B2
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了 常陸
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株式会社藤井基礎設計事務所
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は地層サンプラーのサン
プル収容管をピストンを固定したままで押込む押込み方
法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来地中にある泥,粘土層等の地層サン
プルの採取は、図4〜図6に示されるようにピストン1
1とピストン11が摺動自在に挿入されているサンプル
収容管8等から構成されるサンプラー7のサンプル収容
管8のみを地中に押し込んで、サンプル収容管8内に地
層サンプルを収容する方法が用いられている。この際ピ
ストン11を固定しながらサンプル収容管8を押し込む
ためにサンプル収容位置の周辺の地面に側面視で三角形
をなす固定やぐら30を建設し、ピストン11を連結部
31を介して固定やぐら30の頂点に固定し、そして人
力又はボーリング機械の送り装置等によって構成される
押込み装置32によりサンプル収容管8のみを地中に押
し込む方法が取られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしサンプル収容管
の押込み時に、ピストンを浮上がらせようとする上向き
の反力がピストンに発生し、さらに押込み装置側にはサ
ンプル収容管側から押し込み時の反力が発生する。そし
て上記ピストンに発生する上向きの反力はやぐらを介し
て地面が受け、押込み装置側にかかる反力は、図4の場
合は押込んでいる人間を介して地面が受け、また図5,
図6の場合は押し込み装置とやぐらを介して地面が受け
ることになる。
【0004】つまりやぐら自身が上記反力のどちらか一
方又は両方を一旦受けることになるので、やぐら自体の
構造,設置方法等がサンプル収容管押込み時の反力に完
全に対応できるものでないと、反力によってやぐらがた
わんだり、またはやぐらの足場が揺らいだりしてしま
い、サンプル収容管押込み時にピストンのずれ(移
動)、またはやぐらのたわみ等が発生し、規定の押し込
み長さを確保できなくなる等の弊害が発生し、正しいサ
ンプリングができなくなるという欠点があった。
【0005】このため上記やぐらのたわみ,足場の乱れ
等を防止するため、やぐら及びやぐらとピストンロッド
との連結部を強靭なものにする必要があり、やぐらの構
造,設置が複雑,大型化してしまいサンプリング効率も
悪化するという問題点があった。
【0006】特に海底等水中の地層サンプル採取のとき
は、やぐらの足場を水上に船等の浮揚体に求める必要が
あったが、波等の海上の揺れで足場が乱れ易くサンプル
の採取が困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の地層のサンプリング方法は、サンプリング
する地層Gの表面より筒状のケーシング2を差し込んで
埋設し、先端にサンプラー7を付設したサンプル収容管
ロッド13を上記ケーシング2内に上部より差込み、該
サンプル収容管ロッド13をケーシング2の軸芯方向に
ガイドせしめ、且つケーシング2に挿入反力をとりなが
ら地層G内に押圧挿入することを特徴とする。
【0008】一方地層のサンプリング装置は、サンプリ
ングする地層Gに埋設されるケーシング2と、該ケーシ
ング2内に挿入され先端にサンプラー7を付設したサン
プル収容管ロッド13と、上記ケーシング2とサンプル
収容管ロッド13との間に取付けられ、埋設されたケー
シング2に反力を取りながらケーシング2内においてサ
ンプル収容管ロッド13を上記地層G内に押圧挿入する
押込み装置24と、前記ケーシング2に取付けられ、サ
ンプル収容管ロッド13の押圧挿入時にサンプル収容管
ロッド13を軸芯方向に案内するガイド6とからなるこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】サンプル収容管ロッド13がガイド6に案内さ
れ、押込み装置24によってケーシング2の軸芯方向に
地層G内に押圧挿入されることで、サンプラー7がサン
プル収容管ロッド13と同様に地層G内に押圧挿入され
地層のサンプリングを行うことになる。この際発生する
挿入反力はケーシング2が受けることになるので、従来
のようにやぐらを建てて反力を受ける必要がなくなり、
サンプラー7の押込み装置自体の構造が単純,軽量とな
るだけでなく、反力によるやぐらのたわみがサンプラー
7の押込みに影響を与えることがなくなる。またやぐら
を建てないのでやぐらのための足場も必要無く地盤状態
にかかわらず地層のサンプリングを行うことができ、特
に海底等水面下の地層をサンプリングする場合、サンプ
ラー押し込み装置が水上から独立することになり、押込
み装置が水面の揺れ等に影響されない。
【0010】
【実施例】図1はサンプラーの押込み装置1の全体図で
ある。中空円柱状の鉄又はステンレス鋼等からなるケー
シング2は、その一部分2aが地上に突出するようにし
て、あらかじめボーリング機等によって容易に抜けない
ように約2〜3m地層G内に埋め込まれている。また該
ケーシング2の地上への突出部2aには、ポール取付部
3aとアイボルト3bが突設されている反力バンド3が
外嵌固定されており、該ポール取付部3aには、円柱状
の鉄又はステンレス鋼等からなるガイドポール6の一端
が固定されている。
【0011】ケーシング2には、サンプラー7が挿入さ
れており、該サンプラー7は、片側の先端が鋭角に面取
りされている中空円筒状の鉄又はステンレス鋼からなる
サンプル収容管8と、サンプル収容管8の内部に設けら
れているピストン部9で構成されており、ピストン部9
はピストン11と、鉄又はステンレス鋼からなるピスト
ンロッド12とで構成されている。さらに該サンプル収
容管8上面の略中心に中空円筒状のサンプル収容管ロッ
ド13の先端が接続している。
【0012】つまり該サンプル収容管ロッド13の一部
は構造上ケーシング2に挿入されている。このとき該サ
ンプル収容管ロッド13には、二つ割りの円筒片14a
とフランジ部14bにより構成されるロッドバンド14
がボルト等で着脱自在に外嵌固定されている。そしてロ
ッドバンド14の位置を上下に調整し、ロッドバンド1
4のフランジ部14bの下面が、ケーシング2の上面に
当たることで該サンプル収容管ロッド13のケーシング
2に対する取付位置を調整するように構成されている。
上記取付位置はサンプル収容管ロッド先端のサンプラー
7の先端がサンプリング地層の上面に接し、自重で地層
内にもぐりこまない位置となるように調節される。また
該サンプル収容管ロッド13の上端には、固定ボルト1
6aを備えた中空円筒状のベビーロッドストッパー16
が外嵌固定されている。
【0013】該サンプル収容管ロッド13には鉄又はス
テンレス鋼からなるベビーロッド17が嵌入されてお
り、その一端は図2に示すように上記ピストンロッド1
2に接続されている。一方該ベビーロッド17の他端は
サンプル収容管ロッド13上方から突出しており、2つ
の円筒が連結された形状のベビーロッドホルダ18を介
して該ガイドポール6に接続されている。なおベビーロ
ッドホルダ18はボルト等で着脱自在となっている。
【0014】ガイドポール6とサンプル収容管ロッド1
3は、2つの円筒が連結された形状のスライドガイド1
9を介して連結されており、サンプル収容管ロッド13
側の円筒19aはボルト等によりサンプル収容管ロッド
に固定され、一方ガイドポール6側の円筒19bはガイ
ドポール6を滑動自在となっている。またスライドガイ
ド19の上記円筒19a側には、アイボルト21が突設
されている。
【0015】サンプラー押込み装置1とサンプラー7は
上記のように構成されており、次にサンプラー7のサン
プリングする地層Gへの押し込み動作を説明する。まず
チェーンホイスト22及びチェーン23からなる押込み
装置24の該チェーンホイスト22をアイボルト21
に、チェーン23の一端をアイボルト3bにそれぞれ掛
止する。更にロッドバンド14をサンプル収容管ロッド
13から取外す又は緩め、サンプル収容管ロッド13を
ガイドポール6とベビーロッド16をガイドにして上下
にスライド自在とする。
【0016】次に該チェーンホイスト22を駆動させる
ことによりチェーン23を巻き上げ、サンプル収容管ロ
ッド13を下方に移動させる。このとき上記チェーン2
3がアイボルト3b,反力バンド3を介して地層G内に
埋め込まれたケーシング2に固定されているので、サン
プル収容管ロッド13が、下方に移動しようとする際発
生する上向きの反力をケーシング2が受けることにな
る。つまりサンプル収容管ロッド13が下方に移動し、
サンプラー7が地中に押し込まれる。
【0017】このときサンプラー7内のピストン11に
は、ピストン11を押し上げようとする方向の反力がか
かるが、前述のようにピストン11が、ピストンロッド
12,ベビーロッド17,ベビーロッドホルダー18,
ガイドポール6,反力バンド3を介してケーシング2に
固定されている為、ピストン11にかかる反力をケーシ
ング2が受けることになる。このため上記のようにサン
プラー7が地層Gに押し込まれてもピストン11は固定
されたまま動かず、従来のサンプル収容動作と同様にサ
ンプル収容管8のみが図1の2点鎖線のように地層Gに
押し込まれてサンプル26を収容する。
【0018】なおサンプル収容管ロッド13が移動でき
る範囲(押込みストローク)はスライドガイド19の下
面がロッドバンド14又はケーシング2の上面に当たる
までとなる。つまりスライドガイド19のサンプル収容
管ロッド13に対する取付位置は、ロッドバンド14又
はケーシング2の上面から上記押し込みストローク分だ
け上方位置にスライドガイド19の下面がくるように調
節された位置となる。
【0019】続いてサンプル26を収容した後、サンプ
ル収容管8が地層G内に押し込まれた状態でサンプラー
7を引き上げる。まずベビーロッド17とサンプル収容
管ロッド13をベビーロッドストッパー16を介して固
定ボルト16aにより固定する。これにより構造上サン
プル収容管8とピストン部9は、サンプル26収容時の
状態で一体的に固定される。つぎにベビーロッド17と
ガイドポール6からベビーロッドホルダー18を取り外
し、ベビーロッド17をガイドポール6から独立させ
る。そしてベビーロッド17を引き上げることによりサ
ンプラー7を引き上げる。
【0020】図3は、海底の地層Gのサンプル26を採
取するために実施されたサンプラーの押込み装置1の全
体図である。図1の場合と同様にボーリング装置等で海
底の地層Gに打ち込んだケーシング2に図1と同様の構
造をもつサンプラーの押込み装置1を設ける。さらに該
ケーシング2付近には可動やぐら27が設けられてい
る。
【0021】該可動やぐら27は、フロート28、脚部
29からなり、該フロート28は船等の浮揚体で形成さ
れ海上に浮いている。そして可動やぐら27はケーシン
グ2周辺に設けられているが、ケーシング2に固定され
ていることはない。つまり波等でフロート28が揺れた
ときの振動がケーシング2に伝わらないような構成にな
っており、単に作業の際の足場等として機能している。
【0022】そしてサンプラーの押込み装置1は、図1
と同様にサンプラー7を押し込む際に発生する反力をケ
ーシング2に求めているので、サンプル採取のためにサ
ンプラー7を海底の地層Gに押し込む動作が、地上の地
面中のサンプル採取動作と全く同様に行え、そのサンプ
リング精度も可動やぐら27がサンプラーの押し込み装
置1から独立していることで地上地層Gのサンプリング
と同程度となる。なおサンプリング方法,引上げ方法等
は、図1の場合と全く同様であるので、説明を割愛す
る。
【0023】さらにサンプル26の採取は、湖、河川等
の底でも行われるが、図3に示す海上での実施例と同様
の構造にすることで水面状態にかかわらずサンプリング
作業を行うことができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、サンプラーをサンプル収容管ロッドでサンプリング
地層内に挿入し、この際発生する挿入反力を地面に固定
されたケーシングで受けるので、反力を受けるためのや
ぐらを建てる必要が無い。このためサンプラーの押込装
置自体の構成が単純,軽量となり、コスト的に有利とな
るだけでなく、反力によるやぐらのたわみがサンプラー
の押し込みに影響を与えることがなくなる利点がある。
【0025】またやぐらを建てるための足場が必要無く
なるため地盤状態にかかわらずサンプリングを行うこと
ができ、特に海底等水面下の地層をサンプリングする場
合、水面の揺れがサンプリングに影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】地上における地層用シンウオールサンプラーの
押込み装置の全体図である。
【図2】サンプラー部の側断面図である。
【図3】海における地層用シンウオールサンプラーの押
込み装置の全体図である。
【図4】サンプラーの押し込みの従来の実施例である。
【図5】サンプラーの押し込みの従来の実施例である。
【図6】サンプラーの押し込みの従来の実施例である。
【符号の説明】
2 ケーシング 6 スライドポール(ガイド) 7 サンプラー 13 サンプル収容管ロッド 24 押込み装置 G 地層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプリングする地層(G)の表面より
    筒状のケーシング(2)を差し込んで埋設し、先端にサ
    ンプラー(7)を付設したサンプル収容管ロッド(1
    3)を上記ケーシング(2)内に上部より差込み、該サ
    ンプル収容管ロッド(13)をケーシング(2)の軸芯
    方向にガイドせしめ、且つケーシング(2)に挿入反力
    をとりながら地層(G)内に押圧挿入する地層のサンプ
    リング方法。
  2. 【請求項2】 サンプリングする地層(G)に埋設され
    るケーシング(2)と、該ケーシング(2)内に挿入さ
    れ先端にサンプラー(7)を付設したサンプル収容管ロ
    ッド(13)と、上記ケーシング(2)とサンプル収容
    管ロッド(13)との間に取付けられ、埋設されたケー
    シング(2)に反力を取りながらケーシング(2)内に
    おいてサンプル収容管ロッド(13)を上記地層(G)
    内に押圧挿入する押込み装置(24)と、前記ケーシン
    グ(2)に取付けられ、サンプル収容管ロッド(13)
    の押圧挿入時にサンプル収容管ロッド(13)を軸芯方
    向に案内するガイド(6)とからなる地層のサンプリン
    グ装置。
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