JPH0882324A - 軸受構造体 - Google Patents
軸受構造体Info
- Publication number
- JPH0882324A JPH0882324A JP24191094A JP24191094A JPH0882324A JP H0882324 A JPH0882324 A JP H0882324A JP 24191094 A JP24191094 A JP 24191094A JP 24191094 A JP24191094 A JP 24191094A JP H0882324 A JPH0882324 A JP H0882324A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer ring
- bearing structure
- inner ring
- ring
- annular members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/784—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race
- F16C33/7843—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc
- F16C33/7846—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted to a groove in the inner surface of the outer race and extending toward the inner race with a single annular sealing disc with a gap between the annular disc and the inner race
- F16C33/785—Bearing shields made of sheet metal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易に表裏面の判別ができ取扱いのよい軸受
構造体を提供する。 【構成】 内輪51と、外輪52と、該内輪51及び該
外輪52の間に介在され転動することにより該内輪51
と該外輪52とを互いに相対回転支持する複数個の球体
53と、該内輪51と該外輪52との間の軸方向一方側
に設けられ該各球体53を所定間隔に保持する保持器5
4と、該外輪52の内周面の軸方向一端部及び他端部に
装着され該内輪51と該外輪52との間の両端開口面を
それぞれ閉塞する一対のシール用環状部材55,56と
を具備する軸受構造体である。該環状部材55,56
は、少なくもそれぞれの外表面が視覚的に異っている。
構造体を提供する。 【構成】 内輪51と、外輪52と、該内輪51及び該
外輪52の間に介在され転動することにより該内輪51
と該外輪52とを互いに相対回転支持する複数個の球体
53と、該内輪51と該外輪52との間の軸方向一方側
に設けられ該各球体53を所定間隔に保持する保持器5
4と、該外輪52の内周面の軸方向一端部及び他端部に
装着され該内輪51と該外輪52との間の両端開口面を
それぞれ閉塞する一対のシール用環状部材55,56と
を具備する軸受構造体である。該環状部材55,56
は、少なくもそれぞれの外表面が視覚的に異っている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク駆動装置
用スピンドルモータ等に使用される軸受構造体に関す
る。
用スピンドルモータ等に使用される軸受構造体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク駆動装置等の精密機器の駆
動に使用するためのスピンドルモータとしては、種々の
形式のものが知られている。例えば図3に磁気ディスク
駆動装置1の要部であるスピンドルモータ部2が示され
ている。ここに示されるスピンドルモータ部2は、スペ
ーサ3によって一定間隔をおいて装着された複数のディ
スク4に情報を書き込んだりそこから情報を取り出した
りするために該ディスク4を回転するものである。
動に使用するためのスピンドルモータとしては、種々の
形式のものが知られている。例えば図3に磁気ディスク
駆動装置1の要部であるスピンドルモータ部2が示され
ている。ここに示されるスピンドルモータ部2は、スペ
ーサ3によって一定間隔をおいて装着された複数のディ
スク4に情報を書き込んだりそこから情報を取り出した
りするために該ディスク4を回転するものである。
【0003】該スピンドルモータ部2は、例えば、磁気
ディスク駆動装置1のフレーム29に固着されているブ
ラケット6と、このブラケット6の中央部分に下端部が
固定されている固定軸7と、該固定軸7の中央部に固着
されているステータ8と、該ステータ8の上下部分に設
けてある玉軸受9,10と、該スペーサ3によって一定
間隔をおいて装着されているディスク4をクランプ部材
5及びねじ11によって保持する略釣鐘状のハブ12
と、該ハブ12の下端内周部分及び下方の玉軸受10の
間に固着されているブッシュ13と、該ハブ12の中央
部分内面に固着されているヨーク14と、該ヨーク14
の内面部分であって前記ステータ8に対向した位置に固
着されているロータマグネット15と、前記上方の玉軸
受9の上面部分に配置してある磁性流体シール手段16
と、から構成されている。
ディスク駆動装置1のフレーム29に固着されているブ
ラケット6と、このブラケット6の中央部分に下端部が
固定されている固定軸7と、該固定軸7の中央部に固着
されているステータ8と、該ステータ8の上下部分に設
けてある玉軸受9,10と、該スペーサ3によって一定
間隔をおいて装着されているディスク4をクランプ部材
5及びねじ11によって保持する略釣鐘状のハブ12
と、該ハブ12の下端内周部分及び下方の玉軸受10の
間に固着されているブッシュ13と、該ハブ12の中央
部分内面に固着されているヨーク14と、該ヨーク14
の内面部分であって前記ステータ8に対向した位置に固
着されているロータマグネット15と、前記上方の玉軸
受9の上面部分に配置してある磁性流体シール手段16
と、から構成されている。
【0004】また、このようなスピンドルモータ部2に
おける玉軸受9,10は、内輪20と、外輪21と、そ
の間に配置され転動によって内輪20と外輪21とを互
いに相対回転支持する複数の球体22と、これらの球体
22を内外輪20,21の間において所定間隔に位置付
けるためのリテナー23と、内輪20と外輪21との間
でディスク室30に通じる側の開口端面に配置されてい
るシール部材24と、該球体22の表面に供給されるグ
リース等の潤滑剤と、から構成されている。
おける玉軸受9,10は、内輪20と、外輪21と、そ
の間に配置され転動によって内輪20と外輪21とを互
いに相対回転支持する複数の球体22と、これらの球体
22を内外輪20,21の間において所定間隔に位置付
けるためのリテナー23と、内輪20と外輪21との間
でディスク室30に通じる側の開口端面に配置されてい
るシール部材24と、該球体22の表面に供給されるグ
リース等の潤滑剤と、から構成されている。
【0005】リテナー23は、図示しないが球体22が
所定間隔を崩さないように位置規制するために、環状で
球体22を受けるポケット部を有する形状をなしてい
る。このリテナー23は、内外輪20,21間の開口端
面のモータ内部側から装着されている。
所定間隔を崩さないように位置規制するために、環状で
球体22を受けるポケット部を有する形状をなしてい
る。このリテナー23は、内外輪20,21間の開口端
面のモータ内部側から装着されている。
【0006】グリース等の潤滑剤は、球体22の回転を
滑らかにすること、軸受内の熱を吸収すること、そして
錆の発生を防ぐため等に塗布されている。この潤滑剤は
内外輪20,21間の開口端面のリテナー23との反対
側つまりモータ外部側より注入され、この注入後に当該
開口端面がシール部材24によりシールされており、軸
受内に存在する潤滑剤の外部への飛散を防ぐ。
滑らかにすること、軸受内の熱を吸収すること、そして
錆の発生を防ぐため等に塗布されている。この潤滑剤は
内外輪20,21間の開口端面のリテナー23との反対
側つまりモータ外部側より注入され、この注入後に当該
開口端面がシール部材24によりシールされており、軸
受内に存在する潤滑剤の外部への飛散を防ぐ。
【0007】該玉軸受9,10は、片方のみシール手段
が施されており以下の点に優れている。即ち、軸受の軸
方向の長さは、両方にシール手段を施す場合よりも小さ
く抑えられるのでモータの薄型化が図れる。更に、両方
にシール手段を施す場合よりもシール部材を削減でき、
部品点数が少なく安価になる。
が施されており以下の点に優れている。即ち、軸受の軸
方向の長さは、両方にシール手段を施す場合よりも小さ
く抑えられるのでモータの薄型化が図れる。更に、両方
にシール手段を施す場合よりもシール部材を削減でき、
部品点数が少なく安価になる。
【0008】逆に、片方のみシール手段が施された玉軸
受9,10の場合、内外輪20,21間のリテナー23側
が開口したままとなり、リテナー23が露出するため、
異物の侵入が起こりやすく、リテナー23側に異物が入
り込むと球体22の回転が円滑に行われなくなり、異常
音の発生を招くことになる。
受9,10の場合、内外輪20,21間のリテナー23側
が開口したままとなり、リテナー23が露出するため、
異物の侵入が起こりやすく、リテナー23側に異物が入
り込むと球体22の回転が円滑に行われなくなり、異常
音の発生を招くことになる。
【0009】このため、モータ高さに余裕がある場合
は、軸方向の両方にシール手段を施したいわゆる両シー
ルタイプの玉軸受31を用いるのがよい。図4は、この
両シールタイプの玉軸受31を示したものであり、内外
輪20,21間の両開口端面がともに同一のシール部材
24によってシールされており、外観上、表裏面同じで
ある。
は、軸方向の両方にシール手段を施したいわゆる両シー
ルタイプの玉軸受31を用いるのがよい。図4は、この
両シールタイプの玉軸受31を示したものであり、内外
輪20,21間の両開口端面がともに同一のシール部材
24によってシールされており、外観上、表裏面同じで
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した両
シールタイプの玉軸受31の場合、両開口端面がともに
シール部材24によってシールされているものの、特性
は表裏面によって異なる。というのは、リテナー23の
有るA側と無いB側を比較すると、A側は、潤滑剤がB
側よりも漏出しにくい。即ち、潤滑剤がB側より注入さ
れ、且つ、軸受内における潤滑剤の保持量は、A側より
もB側の方が多くなっているためである。一方、B側
は、リテナー23が球体22と接触し音の発生源となる
ため、リテナー23の有るA側に比べ低騒音となる。
シールタイプの玉軸受31の場合、両開口端面がともに
シール部材24によってシールされているものの、特性
は表裏面によって異なる。というのは、リテナー23の
有るA側と無いB側を比較すると、A側は、潤滑剤がB
側よりも漏出しにくい。即ち、潤滑剤がB側より注入さ
れ、且つ、軸受内における潤滑剤の保持量は、A側より
もB側の方が多くなっているためである。一方、B側
は、リテナー23が球体22と接触し音の発生源となる
ため、リテナー23の有るA側に比べ低騒音となる。
【0011】従って、ディスク室30へ潤滑剤等のオイ
ルミストの飛散いわゆるダスト対策を講じる場合は、玉
軸受31のA側をディスク室30側つまりモータ外部側
に装着し、一方、モータの音対策を講じる場合は、玉軸
受31のB側をディスク室30側に装着すると、容易に
その効果が得られる。
ルミストの飛散いわゆるダスト対策を講じる場合は、玉
軸受31のA側をディスク室30側つまりモータ外部側
に装着し、一方、モータの音対策を講じる場合は、玉軸
受31のB側をディスク室30側に装着すると、容易に
その効果が得られる。
【0012】ところが上述した玉軸受31は、両面にシ
ール部材24が配置されるため、その表裏面が外観上同
一となる。両面の特性が異なる玉軸受31は、組立時に
表裏面の区別が付けられず、モータに要求される特性
(ダスト、騒音)に応じて玉軸受31の方向性を選定す
る場合に、組立ミスを招きやすいという問題があった。
ール部材24が配置されるため、その表裏面が外観上同
一となる。両面の特性が異なる玉軸受31は、組立時に
表裏面の区別が付けられず、モータに要求される特性
(ダスト、騒音)に応じて玉軸受31の方向性を選定す
る場合に、組立ミスを招きやすいという問題があった。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑み行われたもの
であって、その課題とするところは、容易に表裏面の判
別ができ取扱いのよい軸受構造体を提供することにあ
る。
であって、その課題とするところは、容易に表裏面の判
別ができ取扱いのよい軸受構造体を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の軸受構造体は、内輪と、外輪と、該内輪及び
該外輪の間に介在され転動することにより該内輪と該外
輪とを互いに相対回転支持する複数個の球体と、該内輪
と該外輪との間の一方側に設けられ該各球体を所定間隔
に保持する保持器と、該外輪の内周面一端部及び他端部
に装着され該内輪と該外輪との間の両端開口面をそれぞ
れ閉塞する一対のシール用環状部材とを具備し、該環状
部材は、少なくもそれぞれの外表面が視覚的に異ってい
る。
に本発明の軸受構造体は、内輪と、外輪と、該内輪及び
該外輪の間に介在され転動することにより該内輪と該外
輪とを互いに相対回転支持する複数個の球体と、該内輪
と該外輪との間の一方側に設けられ該各球体を所定間隔
に保持する保持器と、該外輪の内周面一端部及び他端部
に装着され該内輪と該外輪との間の両端開口面をそれぞ
れ閉塞する一対のシール用環状部材とを具備し、該環状
部材は、少なくもそれぞれの外表面が視覚的に異ってい
る。
【0015】また、前記両環状部材は、それぞれの外表
面の色が異なっていることが望ましい。
面の色が異なっていることが望ましい。
【0016】また、前記両環状部材は、それぞれの構成
材料が異なるようにしてもよい。
材料が異なるようにしてもよい。
【0017】また、前記両環状部材は、それぞれの外表
面に施された模様の形状を異ならせてもよい。
面に施された模様の形状を異ならせてもよい。
【0018】
【作用】前述した構成の軸受構造体にあっては、内輪及
び外輪との間に形成される上下の開口端面をそれぞれ環
状部材で閉塞した上で、この両環状部材のそれぞれの外
表面を視覚的に異ならせることで、軸受構造体の表裏面
の判別が可能となる。
び外輪との間に形成される上下の開口端面をそれぞれ環
状部材で閉塞した上で、この両環状部材のそれぞれの外
表面を視覚的に異ならせることで、軸受構造体の表裏面
の判別が可能となる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例としての軸受構造体である。
図1は本発明の一実施例としての軸受構造体である。
【0020】図1の軸受構造体は、内輪51、外輪5
2、球体53、リテナー54、環状部材となるシール部
材55,56、潤滑剤とからなる玉軸受50で、図4で
示される従来例の玉軸受31とほぼ同様の構成をなして
いる。従来例と異なる点は、両シール部材55,56を
少なくとも外表面が互いに視覚的に異なるようにした点
である。
2、球体53、リテナー54、環状部材となるシール部
材55,56、潤滑剤とからなる玉軸受50で、図4で
示される従来例の玉軸受31とほぼ同様の構成をなして
いる。従来例と異なる点は、両シール部材55,56を
少なくとも外表面が互いに視覚的に異なるようにした点
である。
【0021】即ち、シール部材55,56の材質を違え
て外周面が視覚的に異なるように形成されている。例え
ば、シール部材55を合成樹脂或いはゴムに,他方のシ
ール部材56をステンレス鋼とする。この時、シール部
材55の合成樹脂を透明の材質(例えば、ポリカーボネ
イト)を用いると、シール部材56を透かしてリテナー
54の存在を確認でき、リテナー54側を容易に判別で
きる。
て外周面が視覚的に異なるように形成されている。例え
ば、シール部材55を合成樹脂或いはゴムに,他方のシ
ール部材56をステンレス鋼とする。この時、シール部
材55の合成樹脂を透明の材質(例えば、ポリカーボネ
イト)を用いると、シール部材56を透かしてリテナー
54の存在を確認でき、リテナー54側を容易に判別で
きる。
【0022】従って、前述したがモータに要求される特
性(ダスト、騒音)に応じて軸受構造体の表裏を選定す
る必要がある場合には、軸受構造体の表裏面の判別が容
易に行えるため、軸受構造体の取扱いがよくなり、組立
ミスが低減されるといった効果が得られる。これは、特
別な設計変更をすることなく行えるので極めて簡単な方
法である。
性(ダスト、騒音)に応じて軸受構造体の表裏を選定す
る必要がある場合には、軸受構造体の表裏面の判別が容
易に行えるため、軸受構造体の取扱いがよくなり、組立
ミスが低減されるといった効果が得られる。これは、特
別な設計変更をすることなく行えるので極めて簡単な方
法である。
【0023】別の実施例として、シール部材の外表面の
色を異ならせても構わない。例えば潤滑剤の注入側のシ
ール部材を青色、リテナー54側のシール部材を透明色
(無色)とする。この場合も透明色なので、リテナーの確
認ができる。また、色の選択は自由であるが、用途別、
或いは径寸法別に色分けすると、視認性に優れているの
で、比較的小さな軸受であっても、軸受同士の識別や分
類がしやすく、作業性が更によくなる。
色を異ならせても構わない。例えば潤滑剤の注入側のシ
ール部材を青色、リテナー54側のシール部材を透明色
(無色)とする。この場合も透明色なので、リテナーの確
認ができる。また、色の選択は自由であるが、用途別、
或いは径寸法別に色分けすると、視認性に優れているの
で、比較的小さな軸受であっても、軸受同士の識別や分
類がしやすく、作業性が更によくなる。
【0024】更に、シール部材55,56の外表面に模
様を付し、その形状を違えても構わない。例えば図2は
他の実施例の玉軸受50'を示したものである。即ち、
内外輪51,52間の両開口端面の一方に設けたシール
部材55'にその外表面に環状の凹溝57を1条設け、
他方に設けたシール部材56'に、その外表面に環状の
凹溝58を2条設ける。或いは、両シール部材の外表面
に文字や記号を付して両者を異ならせるようにしても構
わない。
様を付し、その形状を違えても構わない。例えば図2は
他の実施例の玉軸受50'を示したものである。即ち、
内外輪51,52間の両開口端面の一方に設けたシール
部材55'にその外表面に環状の凹溝57を1条設け、
他方に設けたシール部材56'に、その外表面に環状の
凹溝58を2条設ける。或いは、両シール部材の外表面
に文字や記号を付して両者を異ならせるようにしても構
わない。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次に記載する効果を奏する。本発明の軸受
構造体は、内外輪間の両端開口面をそれぞれ閉塞するシ
ール用環状部材において、それぞれの外表面を視覚的に
異ならせるようにしたので、大幅な設計変更を要せず、
且つコストもかけずにリテナーの存在する側とそうでな
い側との判別、つまり表裏の判別が容易に行える。この
ため、この種の軸受構造体をモータに組み込む際にモー
タに要求される特性に応じて軸受構造体の表裏を選定す
る必要がある場合には、軸受構造体の表裏面の判別が容
易に行えるため、軸受構造体の取扱いがよくなり、組立
ミスが低減されるという効果が得られる。
ているため、次に記載する効果を奏する。本発明の軸受
構造体は、内外輪間の両端開口面をそれぞれ閉塞するシ
ール用環状部材において、それぞれの外表面を視覚的に
異ならせるようにしたので、大幅な設計変更を要せず、
且つコストもかけずにリテナーの存在する側とそうでな
い側との判別、つまり表裏の判別が容易に行える。この
ため、この種の軸受構造体をモータに組み込む際にモー
タに要求される特性に応じて軸受構造体の表裏を選定す
る必要がある場合には、軸受構造体の表裏面の判別が容
易に行えるため、軸受構造体の取扱いがよくなり、組立
ミスが低減されるという効果が得られる。
【図1】本発明による軸受構造体の一実施例を表す半断
面図である。
面図である。
【図2】本発明による軸受構造体の別の実施例を表す半
断面図である。
断面図である。
【図3】従来の軸受構造体が組み込まれたスピンドルモ
ータを表す半断面図である。
ータを表す半断面図である。
【図4】従来の他の軸受構造体を示す半断面図である。
50,50' 玉軸受 51 内輪 52 外輪 53 球体 54 リテナー 55,55',56,56' シール部材
Claims (4)
- 【請求項1】 内輪と、外輪と、 該内輪及び該外輪の間に介在され転動することにより該
内輪と該外輪とを互いに相対回転支持する複数個の球体
と、 該内輪と該外輪との間の軸方向一方側に設けられ該各球
体を所定間隔に保持する保持器と、 該外輪の内周面の軸方向一端部及び他端部に装着され該
内輪と該外輪との間の両端開口面をそれぞれ閉塞する一
対のシール用環状部材とを具備する軸受構造体であっ
て、 該環状部材は、少なくもそれぞれの外表面が視覚的に異
っていることを特徴とする軸受構造体。 - 【請求項2】 前記両環状部材は、それぞれの外表面の
色が異なっている請求項1記載の軸受構造体。 - 【請求項3】 前記両環状部材は、それぞれの構成材料
が異なっている請求項1記載の軸受構造体。 - 【請求項4】 前記両環状部材は、それぞれの外表面に
施された模様の形状が異なっている請求項1記載の軸受
構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24191094A JPH0882324A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 軸受構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24191094A JPH0882324A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 軸受構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0882324A true JPH0882324A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17081370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24191094A Withdrawn JPH0882324A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 軸受構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0882324A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004183769A (ja) * | 2002-12-03 | 2004-07-02 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
US6896415B2 (en) | 2001-07-10 | 2005-05-24 | Nsk, Ltd. | Rolling bearing and bearing apparatus |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP24191094A patent/JPH0882324A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6896415B2 (en) | 2001-07-10 | 2005-05-24 | Nsk, Ltd. | Rolling bearing and bearing apparatus |
JP2004183769A (ja) * | 2002-12-03 | 2004-07-02 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |