JPH0881630A - ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物 - Google Patents
ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物Info
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- JPH0881630A JPH0881630A JP6219299A JP21929994A JPH0881630A JP H0881630 A JPH0881630 A JP H0881630A JP 6219299 A JP6219299 A JP 6219299A JP 21929994 A JP21929994 A JP 21929994A JP H0881630 A JPH0881630 A JP H0881630A
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Abstract
量が10,000〜50,000であり、ポリオルガノ
シロキサンを0.1〜5重量%含有するポリカーボネー
ト系樹脂を1〜25重量%、ポリアリーレンスルフィド
樹脂を10〜94重量%、および無機充填材を5〜80
重量%含有してなることを特徴とするポリアリーレンス
ルフィド樹脂組成物。 【効果】 ポリアリーレンスルフィド樹脂が有する優れ
た耐熱性、耐衝撃性、耐薬品性等を保持しつつ、バリの
発生を低減した状態で精密成形品に成形することができ
るポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を提供する。
Description
ィド樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、ポリアリーレ
ンスルフィド樹脂が有する優れた特性、たとえば耐熱
性、耐薬品性等を保持しつつ、バリの発生を低減した状
態で精密成形品に成形することができるポリアリーレン
スルフィド樹脂組成物に関する。
ーレンスルフィド樹脂は、耐薬品性、広い温度範囲にお
ける機械的性質、耐熱性などに優れるエンジニアリング
プラスチックである。このため、ポリアリーレンスルフ
ィド樹脂の成形品は広く利用されている。近時、ポリア
リーレンスルフィド樹脂の特性をさらに改善し、各種分
野において好適に利用することができるポリアリーレン
スルフィド樹脂の成形品を提供する試みがなされてい
る。たとえば、ポリアリーレンスルフィド樹脂にガラス
繊維や炭素繊維等を添加することにより、さらに剛性、
寸法安定性等を向上させたポリアリーレンスルフィド組
成物の成形品が提供され、電気・電子部品分野において
利用されている。
樹脂の成形品には、以下の問題がある。すなわち、成形
時にバリが発生するという問題である。この問題を解決
する手段として、たとえば特開平2−255766号公
報には、ポリアリーレンスルフィド樹脂にチタン酸カリ
ウムを添加する方法が開示されている。しかし、この方
法の場合でも、成形時におけるバリの発生の問題は依然
として十分に解決されていない。
することを目的とする。さらに、この発明は、ポリアリ
ーレンスルフィド樹脂が有する耐熱性、耐薬品性等の優
れた特性を保持しつつ、バリの発生を低減した状態で精
密成形品に成形することができるポリアリーレンスルフ
ィド樹脂組成物を提供することを目的とする。
のこの発明は、化1に示す共重合体を含み、全体の粘度
分子量が10,000〜50,000であり、ポリオル
ガノシロキサンを0.1〜5重量%含有するポリカーボ
ネート系樹脂を1〜25重量%、ポリアリーレンスルフ
ィド樹脂を10〜94重量%、および無機充填材を5〜
80重量%含有してなることを特徴とするポリアリーレ
ンスルフィド樹脂組成物である。
数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜20のアリー
ル基を示し、R1 〜R4 は互いに同一であっても異なる
基であっても良く、R5 は脂肪族炭化水素基または芳香
族炭化水素基を含む有機残基であり、R6 はハロゲン原
子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のア
リール基または炭素数7〜20のアリールアルキル基を
示し、R7 およびR8は炭素数1〜8のアルキル基、炭
素数1〜20のアリール基またはハロゲン原子を示し、
互いに同一であっても相違していても良く、Zは単結
合、炭素数1〜20のアルキリデン基またはアルキレン
基、炭素数5〜20のシクロアルキレン基、シクロアル
キリデン基、−O−、−SO2 −、−SO−、−S−、
−CO−、化2で示される基のいずれかを示し、nは1
〜500であり、mは1〜150であり、pおよびqは
0〜4であり、rは0〜5である。
前記ポリカーボネート系樹脂を3〜20重量%、前記ポ
リアリーレンスルフィド樹脂を20〜90重量%、およ
び前記無機充填材を10〜75重量%含有してなるポリ
アリーレンスルフィド樹脂組成物、前記ポリカーボネー
ト系樹脂を5〜15重量%、前記ポリアリーレンスルフ
ィド樹脂を25〜85重量%、および前記無機充填材を
20〜70重量%含有してなるポリアリーレンスルフィ
ド樹脂組成物、前記ポリカーボネート系樹脂が、前記化
1に示す共重合体を含み、全体の粘度平均分子量が1
5,000〜40,000であり、ポリオルガノシロキ
サンを0.5〜4.5重量%含有する樹脂である上記ポ
リアリーレンスルフィド樹脂組成物、前記ポリカーボネ
ート系樹脂が、ポリカーボネートホモポリマーと化1に
示す共重合体とを有してなる上記ポリアリーレンスルフ
ィド樹脂組成物、前記ポリアリーレンスルフィド樹脂が
ポリフェニレンスルフィド樹脂である上記ポリアリーレ
ンスルフィド樹脂組成物、前記無機充填材が、ガラス材
および炭素繊維から選択される少なくとも一種である上
記ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物などを挙げるこ
とができる。
組成物は、(1)特定のポリカーボネート系樹脂と
(2)ポリアリーレンスルフィド樹脂と(3)無機充填
材とを含有してなる。さらに、前記ポリアリーレンスル
フィド樹脂組成物は、必要に応じてこの発明の目的を阻
害しない範囲で(4)その他の成分を含有することがで
きる。
に示す共重合体を含んでいる。化1における置換基等は
以下の通りである。
ましくは1〜4のアルキル基(たとえばメチル基、エチ
ル基、プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、te
rt−ブチル基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル基
など)、または炭素数1〜20、好ましくは6〜18の
アリール基(たとえばフェニル基、トリル基、キシリル
基、ナフチル基など)を意味する。これらは、それぞれ
同じであっても異なっていても良い。
芳香族炭化水素基を含む二価の有機残基(たとえばメチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペン
テリレン基[−C5 H10−]、ヘキシレン基、エチリデ
ン基、イソプロピリデン基、シクロペンチレン基、シク
ロヘキシレン基、シクロペンチリデン基、シクロヘキシ
リデン基など)や、化3に示すo−アリルフェノール残
基、化4に示すp−ビニルフェノール残基、化5に示す
オイゲノール残基などを意味する。ただし、化3〜化5
において(C=O)は化1におけるR5 に隣接するC=
Oであり、また(Si)は、化1におけるR5 に隣接す
るC=Oを意味する。
子、臭素原子、フッ素原子、ヨウ素原子)、炭素数1〜
20のアルキル基(たとえばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチ
ル基、アミル基、イソアミル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基など)、炭素数6〜20のアリール基
(たとえばフェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチ
ル基など)、または炭素数7〜20のアリールアルキル
基を意味する。
(たとえば塩素原子、臭素原子、フッ素原子、ヨウ素原
子など)、炭素数1〜8のアルキル基(たとえばメチル
基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、tert−ブチル基、アミル基、イソアミル基、ペ
ンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基な
ど)、または炭素数6〜20、好ましくは6〜18のア
リール基(たとえばフェニル基、トリル基、キシリル
基、ナフチル基など)を意味する。これらは、それぞれ
同じであっても異なっていても良い。
は2〜18のアルキレン基もしくはアルキルデン基(た
とえばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、ペンテリレン基、ヘキシレン基、エチリデン基、
イソプロピリデン基など)、炭素数5〜20のシクロア
ルキレン基もしくはシクロアルキリデン基(たとえばシ
クロペンチレン基、シクロヘキシレン基、シクロペンチ
リデン基、シクロヘキシリデン基など)、−O−、−C
O−、−S−、−SO−、−SO2 、または化2に示す
置換基を意味する。
50が好ましく、10〜400がより好ましい。mは1
〜150を意味する。mは、3〜140が好ましく、5
〜130がより好ましい。pおよびqは、0〜4の整数
を意味する。rは0〜5を意味する。
DMS共重合体」と称することがある。)は、主鎖がP
DMS部(B)を構成する、化6に示す構造単位(ただ
し、式中、R1 〜R5 およびnは前記の通りであり、A
は(C=O)を意味する。)と、その両端に化7に示す
繰り返し単位(ただし、式中、R7 〜R8 、Z、pおよ
びqは、前記の通りである。)のポリカーボネート(以
下「PC」と称することがある。)部(A)が結合され
たA・B・A型のトリブロックポリマーである。
末端は、化8に示す一価フェノールに由来する末端基が
結合して封止されている。
(たとえば塩素原子、臭素原子、フッ素原子、ヨウ素原
子)、炭素数1〜20のアルキル基(たとえばメチル
基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、tert−
ブチル基、イソブチル基、tert−アミル基、イソア
ミル基、n−ヘキシル基、tert−オクチル基、ノニ
ル基など)、炭素数6〜20、好ましくは6〜18のア
リール基(たとえばフェニル基、トリル基、キシリル
基、ナフチル基など)、または炭素数7〜20のアリー
ルアルキル基(たとえばα、α−ジメチルベンジル基な
ど)を意味し、rは0〜5の整数を意味する。
は、通常その製造過程においてホモPC(つまり化7に
示す繰り返し単位のみを主鎖とする単独重合体)が生成
する。したがって、この発明におけるポリカーボネート
系樹脂は、それぞれホモPCとのブレンドであって、P
C−PDMS共重合体を含有してなる。
子量は、通常10,000〜50,000であり、好ま
しくは12,000〜40,000である。前記粘度平
均分子量が10,000未満であると機械的強度が低下
することがある。一方、50,000を超えると重合時
の溶液粘度が高くなり、構造上好ましくないことがあ
る。また、射出成形も困難となることがある。
ガノシロキサン含有率は、通常0.1〜5重量%であ
り、好ましくは0.2〜4.5重量%である。前記ポリ
オルガノシロキサン含有率が0.1重量%未満である
と、バリ低減効果が見られないことがあり、5重量%を
超えると耐熱性が低下して好ましくないことがある。一
方、ポリオルガノシロキサン含有率が0.2〜4.5重
量%の好適な範囲であると、バリ低減と耐熱性のバラン
スという点で有利である。なお、前記ポリオルガノシロ
キサン含有率は、たとえばH−NMRにより測定するこ
とができる。
法により製造することができるが、たとえば以下の方法
により好適に製造することができる。すなわち、二価フ
ェノールおよび一価フェノールの存在下に、ポリカーボ
ネートオリゴマー(以下「PCオリゴマー」と称するこ
とがある。)と、化9に示す両末端反応性ポリオルガノ
シロキサン(以下「両末端反応性PDMS」と称するこ
とがある。)とから容易にかつ好適に製造することでき
る。ただし、化9において、R1 〜R4 、R5およびn
は、前記の通りである。
有し、溶剤法(界面重縮合法)、すなわち塩化メチレン
などの有機溶剤中で公知の酸受容体、一価フェノール
(末端停止剤)の存在下、化10に示す二価フェノール
(ただし、式中、R7 、R8 、Z、pおよびqは、前記
の通りである。)とホスゲンのようなカーボネート前駆
体との反応、または二価フェノールと炭酸ジエステル
(カーボネート前駆体など)とのエステル交換反応によ
って製造することができる。
に制限はないが、たとえばビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)アルカン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
アルカン、ジヒドロキシジアリールスルホン類、ジヒド
ロキシジアリールエーテル類、ジヒドロキシジアリール
ケトン類、ジヒドロキシジアリールスルフィド類、ジヒ
ドロキシジアリールスルホキシド類、ジヒドロキシジフ
ェニル類、ビスフェノールフルオレン、チオビスフェノ
ール、テトラハロゲノビスフェノール類などを挙げるこ
とができる。
カンとしては、たとえばビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン[通称「ビスフェノールF」]、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ナフチルメタン、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−(4−イソプロピルフェニ
ル)メタン、ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ
フェニル)メタン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)エタン、1−ナフチル−1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、1−フェニル−1,1
ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン[通称「ビスフェノー
ルA」]、2−メチル−1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル−1−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、1−エチル−1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5
−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,
2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロ
パン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(3−フルオロ−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ブタン、2、2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)ブタン[通称「ビスフェノールB」]、1,4
−ビス(4ーヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、3,3−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、4−メチル−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、
3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、
4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ノナン、1,
10−ビス(4−ヒドロキシフェニル)デカンなどを挙
げることができる。
ロアルカンとしては、たとえば1、1−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(3、
5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロデ
カンなどを挙げることができる。
しては、たとえばビス(4−ヒドロキシフェニル)スル
ホン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホンなどを挙げることができる。
しては、たとえばビス(4−ヒドロキシフェニル)エー
テル、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)エ−テルなどを挙げることができる。
ては、たとえば4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジ
ヒドロキシベンゾフェノンなどを挙げることができる。
としては、たとえばビス(4−ヒドロキシフェニル)ス
ルフィド、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)スルフィドなどを挙げることができる。
類としては、たとえばビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホキシド、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホキシドなどを挙げることができる。
たとえば4,4’−ジヒドロキシジフェニルなどを挙げ
ることができる。
たとえば9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フル
オレンなどを挙げることができる。
ては、たとえばテトラブロモビスフェノールA、テトラ
クロロビスフェノールA、テトラフルオロビスフェノー
ルA、テトラヨードビスフェノールA、テトラブロモビ
スフェノールF、テトラクロロビスフェノールF、テト
ラクロロビスフェノールBなどを挙げることができる。
の中でもビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカンが好
ましく、特にビスフェノールAが好ましい。これらの二
価フェノールは、一種単独で用いても良く、あるいは2
種以上を併用しても良い。
酸ジアリール化合物、炭酸ジアルキル化合物、炭酸アル
キルアリール化合物などを挙げることができる。
えばジフェニルカーボネート、ジトリルカーボネート、
ビス(クロロフェニル)カーボネート、ジナフチルカー
ボネート、ビスフェノールAビスフェニルカーボネート
等を挙げることができる。
えばジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジ
ブチルカーボネート、ジシクロヘキシルカーボネート、
ビスフェノールAビスメチルカーボネートなどを挙げる
ことができる。
は、たとえばメチルフェニルカーボネート、エチルフェ
ニルカーボネート、ブチルフェニルカーボネート、シク
ロヘキシルカーボネート、ビスフェノールAメチルフェ
ニルカーボネートなどを挙げることができる。
重縮合法によって製造する場合、前記二価フェノールと
ホルゲンとを反応させて、反応系内のホスゲンを実質的
にすべて反応させることによってPCオリゴマーを得る
ことができる。このPCオリゴマーは、前記重縮合反応
において、二価フェノールとホスゲンとの反応によって
構成される化7に示す繰返し単位を有する。
価フェノール100に対して、ホスゲン110〜150
のモル比で反応させる。通常、この反応では、前記二価
フェノールはアルカリ水溶液で添加し、塩化メチレン、
クロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素などの有機
溶剤ならびに必要に応じてトリエチルアミンやトリメチ
ルベンジルアンモニウムクロライドなどの触媒とを所定
量比で混合撹拌し、これにホスゲンを吹き込んで1〜3
時間、反応温度30〜70℃で界面重縮合反応を進める
ことによって製造することができる。このとき、反応系
は発熱するので、水冷もしくは氷冷しておくことが好ま
しい。また、反応の進行に伴って反応系は酸性側に移行
するので、pH計で測定しながらアルカリ化合物を添加
して、pHを10以上に保持することが好ましい。この
ようにして得られるPCオリゴマーは、数平均分子量が
2,000以下であり、1〜10量体である。なお、上
記重縮合反応の際、ポリカーボネートの製造に通常用い
られている末端停止剤を加えてもよい。
メタン(塩化メチレン);クロロホルム;1,1−ジク
ロロエタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−ト
リクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,
1,1,2−テトラクロロエタン、1,1,2,2−テ
トラクロロエタン、ペンタクロロエタン、クロロベンゼ
ン等の塩素化炭化水素や、アセトフェノン等などを挙げ
ることができる。これらの有機溶剤は、一種単独で用い
ても良く、あるいは二種以上を併用しても良い。この発
明においては、前記有機溶剤の中でも塩素化炭化水素が
好ましく、特に塩化メチレンが好ましい。
ルカリ金属の水酸化物、具体的には水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化セシウムなど
を挙げることができる。これらの中でも、水酸化ナトリ
ウムおよび水酸化カリウムが好ましい。
とえば四級アンモニウム塩、四級ホスホニウム塩あるい
は三級アミンなどを挙げることができる。
ばトリメチルベンジルアンモニウムクロライド、トリエ
チルベンジルアンモニウムクロライド、トリブチルベン
ジルアンモニウムクロライド、トリオクチルメチルアン
モニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムクロラ
イド、テトラブチルアンモニウムブロマイドなどを挙げ
ることができる。
ばテトラブチルホスホニウムクロライド、テトラブチル
ホスホニウムブロマイドなどを挙げることができる。
チルアミン、トリメチルアミン、トリブチルアミン、
N、N−ジメチルシクロヘキシルアミン、ピリジン、ジ
メチルアニリンなどを挙げることができる。
ボネートの重合に用いられるものであれば特に制限はな
いが、この発明においては、前記化8に示す一価フェノ
ールが好ましい。ただし、式中、R6 およびrは、前記
の通りである。
とえばフェノール、p−クレゾール、p−tert−ブ
チルフェノール、p−tert−アミルフェノール、p
−tert−オクチルフェノール、p−クミルフェノー
ル、p−ブロモフェノール、トリブロモフェノール、ノ
ニルフェノールなどを挙げることができる。これらの一
価フェノールは、一種単独で用いても良く、あるいは2
種以上を併用しても良い。
性基を有する。特に、前記反応性基としては、フェノー
ル性のOHが好ましい。
により製造することができが、たとえば以下の方法によ
り好適に製造することができる。すなわち、まず環状の
ジメチルシロキサン(たとえばヘキサメチルシクロトリ
シロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサンな
ど)とジシロキサンとを反応させて、末端が水素のポリ
ジシロキサンを製造する。次に、末端が水素のポリジシ
ロキサンと脂肪族不飽和フェノール(たとえば2−アリ
ルフェノール、4−ヒドロキシスチレン、オイゲノール
(2−メトキシ−4−アリルフェノール)など)とを反
応させることによって末端フェノール性OHを有する両
末端反応性PDMSを容易にかつ好適に製造することが
できる。
合体は、好ましくは、予め製造された前記PCオリゴマ
ー、前記片末端反応性PDMSおよび/または両末端反
応性PDMSとを有機溶媒に溶解させ、二価フェノール
のアルカリ金属の水酸化物の水溶液や一価フェノール
(末端停止剤)を加え、各種触媒を用い、界面重縮合反
応を行うことによって製造することができる。
物を用いることができるが、好ましくは前記PCオリゴ
マーを製造する際に用いられた化合物と同じ二価フェノ
ールを挙げることができる。
記PCオリゴマーを製造する際に用いられたものと同じ
ものを挙げることができる。
として、たとえばフロログルシン、トリメリット酸;
1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、1−[α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニ
ル)エチル]−4−[α’,α’−ビス(4”−ヒドロ
キシフェニル)エチル]ベンゼン、α,α’,α”−ト
リス(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイ
ソプロピルベンゼン、イサチンビス(o−クレゾール)
などの官能基を3つ以上有する化合物を用いることもで
きる。
MS共重合体を含むポリカーボネート系樹脂を製造する
方法の一例としては、界面重縮合法による場合、初めに
有機溶媒中で、二価フェノールとホスゲンとを反応させ
て予めPCオリゴマーを製造する。次いで、有機溶媒中
で、前記PCオリゴマー、予め製造された両末端反応性
PDMS、一価フェノール(末端停止剤)および二価フ
ェノールを反応させる。この反応の際、両末端反応性P
DMSは、そのまま、あるいは塩化メチレン溶液として
添加する。一価フェノールは、塩化メチレン溶液または
アルカリ水溶液として添加する。二価フェノールは、ア
ルカリ水溶液として添加する。これらの添加順序につい
ては、特に制限はないが、二価フェノ−ルを最後に添加
するのが望ましい。反応時間は通常30分〜2時間であ
り、反応温度は通常20〜40℃である。なお、この発
明においては、前記反応の際、この発明の目的を害しな
い範囲でさらに各種の添加剤を反応系に添加しても良
い。
し、反応生成物は、本質的にはPC−PDMS共重合体
とホモPCとの混合物として得られる。したがって、こ
の発明のポリカーボネート系樹脂は、PC−PDMS共
重合体を含有してなる。
とがある。)樹脂は、主としてスルフィド結合を有する
アリーレン部分からなる重合体樹脂である。前記PAS
樹脂は、一般式(−Ar−S−)n で示される構造を有
する。前記一般式中、Arは、たとえば化11に示す、
少なくとも一つの炭素6員環を含む2価の芳香族残基で
ある。前記芳香族残基における各芳香環には、F、C
l、Br等のハロゲン原子などの原子、または、たとえ
ばメチル基等のアルキル基、ニトロ基、カルボン酸/金
属塩、アミノ基、フェニル基などの置換基が導入されて
いても良い。
ロロナフタレン0.4g/100cc 溶液による206℃の
相対粘度の値で通常0.10〜0.50であり、0.1
5〜0.40が好ましく、特に0.15〜0.35が好
ましい。前記値が前記範囲内であると、成形性が良好
で、機械的強度に優れる成形品を得ることができる点で
有利である。なお、場合によっては、前記相対粘度の範
囲として、0.10および0.15のいずれかを下限と
し、0.50、0.40および〜0.35のいずれかを
上限とする範囲を採用することもできる。
ては、通常20〜700g/10分、好ましくは50〜
600g/10分(ASTM D1238、318℃、
5kg)である。前記メルトインデックスの値が前記範
囲内であると、成形性が良好で、成形加工時に熱による
着色が発生することなく、また、粘度の低下に伴うバリ
の発生を招くこともない点で有利である。
でも、化12に示すポリフェニレンスルフィド(以下
「PPS」と称することがある。)樹脂が好ましい。前
記PPS樹脂を用いると耐熱性を向上させることができ
る点で有利である。
トローリアム社より「ライトン」の商標で市販されてい
る。その製造方法は、米国特許第3,354,129号
明細書およびそれに対応する特公昭45−3368号公
報に開示されており、N−メチルピロリドン溶媒中で1
60〜250℃に加熱しながら、加圧条件下にパラジク
ロルベンゼンと硫化ナトリウム(Na2 S・H2 O)と
を反応させることにより製造することができる。また、
特公昭52−12240号公報、特公昭53−2558
8号公報および特公昭53−25589号公報に開示さ
れているように酢酸リチウムまたは塩化リチウム等の触
媒を併用すると、さらに高重合度化したPPSを製造す
ることもできる。
中のPAS樹脂の含有率としては、通常10〜94重量
%であり、20〜90重量%が好ましく、特に25〜8
5重量%が好ましい。前記含有率が10〜94重量%で
あると、ポリアリーレンスルフィド樹脂が有する耐熱
性、耐薬品性等に優れた特性を保持しつつ、バリの発生
を低減させた状態で成形品の成形を行うことができる。
芳香族化合物と硫黄源とを有機極性溶媒中で重縮合反応
させることにより得ることができる。
ベンゼン、p−ジハロベンゼン等のジハロベンゼン類;
2,3−ジハロトルエン、2,5−ジハロトルエン、
2,6−ジハロトルエン、3,4−ジハロトルエン、
2,5−ジハロキシレン、1−エチル−2,5−ジハロ
ベンゼン、1,2,4,5−テトラメチル−3,6−ジ
ハロベンゼン、1−ノルマルヘキシル−2,5−ジハロ
ベンゼン、1−シクロヘキシル−2,5−ジハロベンゼ
ン等のアルキル置換ジハロベンゼン類またはシクロアル
キル置換ジハロベンゼン類;1−フェニル−2,5−ジ
ハロベンゼン、1−ベンジル−2,5−ジハロベンゼ
ン、1−p−トルイル−2,5−ジハロベンゼン等のア
リール置換ジハロベンゼン類;4,4’−ジハロビフェ
ニル等のジハロビフェニル類、1,4−ジハロナフタレ
ン、1,6−ジハロナフタレン、2,6−ジハロナフタ
レン等のジハロナフタレン類などを挙げることができ
る。
のハロゲン元素は、それぞれフッ素、塩素、臭素または
ヨウ素であり、それらは同一であっても良く、互いに異
なっていても良い。
で用いても良く、あるいは二種以上を併用しても良い。
これらのジハロ芳香族化合物の中でも、ジハロベンゼン
類が好ましく、特にp−ジクロロベンゼンが好ましい。
前記ジハロベンゼン類を用いると容易に重合することが
できる点で、特に前記p−ジクロロベンゼンを用いると
安価に製造することができる点で有利である。
ルカリ土類金属硫化物などを挙げることができる。
ば硫化リチウム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、硫化
ルビジウム、硫化セシウムなどを挙げることができる。
前記アルカリ土類金属硫化物としては、たとえば硫化カ
ルシウム、硫化バリウム、硫化ストロンチウム、硫化マ
グネシウムなどを挙げることができる。
類金属硫化物は、アルカリ金属水硫化物またはアルカリ
土類金属水硫化物のそれぞれと、無機系塩基または有機
系塩基との反応によって得られるものであっても良い。
えば水硫化リチウム、水硫化ナトリウム、水硫化カリウ
ム、水硫化セシウムなどを挙げることができる。前記ア
ルカリ土類金属水硫化物としては、たとえば水硫化カル
シウム、水硫化ストロンチウム、水硫化バリウムなどを
挙げることができる。
リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
ルビジウム等のアルカリ金属水酸化物などを挙げること
ができる。前記有機系塩基としては、たとえばω−ヒド
ロキシカルボン酸の金属塩、アミノカルボン酸アルカリ
金属塩等を挙げることができる。
く、あるいは二種以上を併用しても良い。これらの硫黄
源の中でも、硫化ナトリウムが好ましい。前記硫化ナト
リウムを用いると安価に製造することができる点で有利
である。
クタム化合物、尿素化合物、環式有機リン化合物、環式
有機硫黄化合物などの有機溶媒を挙げることができる。
N−ジメチルホルムアミド等のホルムアミド類、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミ
ド、N,N−ジプロピルアセトアミド等のアセトアミド
類、N,N−ジメチル安息香酸アミド等の芳香族カルボ
ン酸アミドなどを挙げることができる。
プロラクタム並びにN−メチルカプロラクタム、N−エ
チルカプロラクタム、N−n−プロピルカプロラクタ
ム、N−イソプロピルカプロラクタム、N−n−ブチル
カプロラクタム、N−イソブチルカプロラクタム、N−
シクロヘキシルカプロラクタム等のN−アルキルカプロ
ラクタム等のカプロラクタム類;N−メチル−2−ピロ
リドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−n−プロピ
ル−2−ピロリドン、N−イソプロピル−2−ピロリド
ン、N−n−ブチル−2−ピロリドン、N−イソブチル
−2−ピロリドン、N−シクロヘキシル−2−ピロリド
ン、N−メチル−3−メチル−2−ピロリドン、N−エ
チル−3−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−3,
4,5−トリメチル−2−ピロリドン等のN−アルキル
等のピロリドン類;N−メチル−2−ピペリドン、N−
エチル−2−ピペリドン、N−イソプロピル−2−ピペ
リドン、N−メチル−6−6−メチル−2−ピペリド
ン、N−メチル−3−エチル−2−ピペリドンなどを挙
げることができる。
メチル尿素、N,N’−ジメチルエチレン尿素、N,N
−ジメチルプロピレン尿素などを挙げることができる。
ば1−メチル−1−オキソホスホラン、1−n−プロピ
ル−1−オキソホスホラン、1−フェニル−1−オキソ
ホスホラン等のオキソホスホランなどを挙げることがで
きる。
ば1−メチル−1−オキソスルホラン、1−エチル−1
−オキソスルホラン、1−フェニル−1−オキソスルホ
ラン等のオキソスルホラン類などを挙げることができ
る。
ても良く、あるいは二種以上を併用しても良い。これら
の有機極性溶媒の内、アミド化合物、ラクタム化合物な
どが好ましく、具体的にはN−アルキルラクタム、N−
アルキルピロリドンなどが好ましく、さらに具体的には
N−メチルピロリドンが好ましい。
じて適宜選択することができる。たとえば温度条件とし
ては、通常200〜300℃であり、220〜280℃
が好ましい。
ロ芳香族化合物、1分子中に3個以上のハロゲン原子を
有するポリハロ芳香族化合物、ハロ芳香族ニトロ化合物
などの分岐剤や、モノハロ芳香族化合物等の分子量調整
剤などを適宜反応系に添加することができる。
と、生成するPAS樹脂の分岐度を増加させたり、分子
量をさらに増加させたり、あるいは残存含塩量を低下さ
せることができ、PAS樹脂の諸特性を改善することが
できる点で有利である。
は、たとえばアミノ基、チオール基、ヒドロキシル基な
どの活性水素をもつ官能基を有するハロ芳香族化合物を
挙げることができる。具体的には、2,6−ジクロロア
ニリン、2,5−ジクロロアニリン、2,4−ジクロロ
アニリン、2,3−ジクロロアニリン等のジハロアニリ
ン類;2,3,4−トリクロロアニリン、2,3,5−
トリクロロアニリン、2,4,6−トリクロロアニリ
ン、3,4,5−トリクロロアニリン等のトリハロアニ
リン類;2,2’−ジアミノ−4,4’−ジクロロジフ
ェニルエーテル、2,4’−ジアミノ−2’,4−ジク
ロロジフェニルエーテル等のジハロアミノジフェニルエ
ーテル類、およびこれらの混合物においてアミノ基がチ
オール基やヒドロキシル基に置き換えられた化合物など
を挙げることができる。
有するポリハロ芳香族化合物としては、たとえば1,
2,4−トリクロロベンゼン、1,3,5−トリクロロ
ベンゼン、1,4,6−トリクロロナフタレン等を挙げ
ることができる。
とえば2,4−ジニトロクロロベンゼン、2,5−ジク
ロロニトロベンゼン等のモノまたはジハロニトロベンゼ
ン類;2−ニトロ−4,4’−ジクロロジフェニルエー
テル等のジハロニトロジフェニルエーテル類;3,3’
−ジニトロ−4、4’−ジクロロジフェニルスルホン等
のジハロニトロジフェニルスルホン類;2、5−ジクロ
ロ−3−ニトロピリジン、2−クロロ−3、5−ジニト
ロピリジン等のモノまたはジハロニトロピリジン類、あ
るいは各種ジハロニトロナフタレン類などを挙げること
ができる。
えばクロロベンゼン、ブロモベンゼン、α−ブロモベン
ゼン、α−クロロトルエン−o−クロロトルエン、m−
クロロトルエン、p−クロロトルエン、α−ブロモトル
エン、o−ブロモトルエン、m−ブロモトルエン、p−
ブロモトルエンなどを挙げることができる。
非繊維状無機充填材などを挙げることができる。
チョップドグラスファイバー、ミルドグラスファイバー
等のガラス繊維、チョップドカーボンファイバー、ミル
ドカーボンファイバー等の炭素繊維、チタン酸カリウム
ウィスカー、酸化亜鉛ウィスカー、気相成長炭素繊維ウ
イスカー等のウィスカー、金属繊維、アルミナ繊維、ア
ルミニウム繊維、セラミックス繊維、アスベスト繊維、
石膏繊維などを挙げることができる。
ば重質または軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
ドロマイト等の炭酸塩、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩、亜硫酸カルシウム等
の亜硫酸塩、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ガラスパ
ウダー、ケイ酸カルシウム、シリカ、マイカ、アスベス
ト、クレー、タルク、ベントナイト、ケイ藻土、モンモ
リナイト等のケイ酸塩乃至ケイ酸塩鉱物、カリオン、
鉄、鉛、亜鉛、アルミニウム等の金属粉末、アルミナ、
カーボンブラック、グラファイト、TiO2 、CaSi
O2 、MgCO3 、石英、ワラステナイト、セリサイ
ト、酸化ジルコニウム、酸化鉄、酸化チタン、酸化マグ
ニシウム、炭化ホウ素、窒化ホウ素などを挙げることが
できる。
も良く、あるいは二種以上を併用してもよい。これらの
無機充填材の中でも、ガラス繊維、ガラスビーズ、ガラ
スフレーク、ガラスパウダー等のガラス材、ならびに炭
素繊維および各種ウイスカーなどの繊維状無機充填材が
好ましく、特に繊維状無機充填材が好ましく、さらには
ガラス繊維、炭素繊維、各種ウイスカーが好ましい。前
記無機充填材として繊維状無機充填材特にガラス材、炭
素繊維などを用いると機械的強度を向上させることがで
きる点で有利である。
ガラス、無アルカリガラスのいずれでも良い。前記ガラ
ス材は、一種単独で用いても良く、あるいは二種以上を
併用しても良い。前記ガラス材を用いる場合、樹脂との
親和性を高めるために、あらかじめアミノシラン系、エ
ポキシシラン系、ビニルシラン系、メタクリルシラン系
などのシランカップリング剤やクロム錯化合物、ホウ素
化合物などを用いてその表面を処理しておくのが好まし
い。
としては通常0.1〜8mmであり、0.3〜6mmが
好ましく、その繊維径としては通常0.1〜30μmで
あり、0.5〜25μmが好ましい。前記ガラス繊維の
形態としては、特に制限はなく、たとえばロービング、
ミドルファイバー、チョップドストランドなど各種の形
態を挙げることができる。
ロース繊維、アクリル繊維、リグニン、石油あるいは石
炭系特殊ピッチなどを原料として焼成することによって
製造することができ、耐炎質、炭素質あるいは黒鉛質等
の各種の炭素繊維を挙げることができる。
のペレット中で通常0.01〜15mmであり、0.1
〜10mmが好ましい。前記炭素繊維の繊維径として
は、通常1〜15μmであり、3〜13μmが好まし
い。前記炭素繊維の形態としては、特に制限はないが、
たとえばローリング、ミドルファイバー、チョップドス
トランド、ストランド等を挙げることができる。
親和性を高めるために、あらかじめエポキシ樹脂やウレ
タン樹脂などで表面処理しておくのが好ましい。
中の前記無機充填材の含有率としては、通常5〜80重
量%であり、10〜75重量%が好ましく、特に20〜
70重量%が好ましい。前記含有率が5〜80重量%で
あると、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物の流動性
が良く、取り扱い易く、成形性が良い上、剛性、耐熱
性、寸法安定性等に優れるポリアリーレンスルフィド樹
脂組成物の成形品に成形することができるポリアリーレ
ンスルフィド樹脂組成物を得ることができる。前記含有
率が10〜75重量%であると成形性をより向上させる
ことができ、成形品の剛性、耐熱性および寸法安定性を
より向上させることができる。前記含有率が20〜70
重量%であると、より一層成形性を向上させることがで
き、成形品の剛性、耐熱性および寸法安定性をバランス
良く、さらに一層向上させることができる。
材、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、着色剤、難燃剤、難
燃助剤、離型剤、紫外線吸収剤等の各種の添加剤、ポリ
アミド、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリオレフィ
ン等の熱可塑性樹脂および/または熱硬化性樹脂、水素
添加SBS、水素添加NBR、シリコーンゴム、フッ素
ゴム等のゴム類、顔料などを挙げることができる。
ートの市販品を前記その他の成分としてポリアリーレン
スルフィド樹脂組成物に添加することもできる。
中の前記その他の成分の含有率としては、特に制限はな
く、この発明の目的を害しない範囲において適宜選択す
ることができる。
調製− この発明のポリアリーレンスルフィド樹脂組成物は、た
とえば以下のようにして調製することができる。すなわ
ち、まずポリアリーレンスルフィド樹脂組成物中の含有
率がそれぞれ前記範囲内になるように、前記(1)ポリ
カーボネート系樹脂と前記(2)ポリアリーレンスルフ
ィド樹脂と前記(3)無機充填材とを配合し、また必要
に応じて前記(4)その他の成分を配合する。次に、こ
の配合物をたとえば溶融混練し、前記各成分をポリアリ
ーレンスルフィド樹脂組成物中に均一に混合・分散させ
ることによって調製することができる。
それ自体公知の混合装置を用いて行うことができる。前
記混合装置としては、たとえばリボンブレンダー、ヘン
シェルミキサー、ドラムタンブラーなどを挙げることが
できる。
り、それ自体公知の混練装置を用いて行うことができ
る。前記混練装置としては、たとえばオープンロール、
バンバリミキサー、2軸スクリュー押出機、単軸スクリ
ュー押出機、コニーダ、多軸スクリュー押出機などを挙
げることができる。
ないが、必要に応じて添加されるその他の成分の分解あ
るいは発泡を制限するために、極端な高温度や極端に長
い滞留時間、あるいはベントからの極度の吸引を避ける
のが好ましい。具体的な温度としては、通常280〜3
50℃であり、280〜320℃が好ましい。
ンスルフィド樹脂組成物は、通常、ペレット等の二次加
工用材料、特に射出成形用材料として好適な形状・サイ
ズに造粒または切断されて取得される。その際、前記ペ
レット等の造粒物を適宜乾燥するのが好ましい。乾燥温
度としては通常100〜120℃であり、乾燥時間とし
ては通常3〜6時間程度である。
組成物は、ポリアリーレンスルフィド樹脂が有する優れ
た特性、たとえば耐熱性、耐薬品性等を保持しつつ、バ
リの発生を低減した状態で精密成形品、たとえばコネク
ター等の電子・電気機器部品を初めとする各種機器用部
品に成形することができる。
説明するが、この発明はこれらの実施例に何ら限定され
るものではない。
− 400リットルの5%水酸化ナトリウム水溶液に60k
gのビスフェノールAを溶解し、ビスフェノールAの水
酸化ナトリウム水溶液を調製した。室温に保持した前記
ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液を138リ
ットル/時間の流量で、またメチレンクロライドを69
リットル/時間の流量で、内径10mm、管長10mの
管型反応器にオリフィス板を通して導入し、これにホス
ゲンを並流して10.7kg/時間の流量で吹き込み、
3時間連続的に反応させた。ここで用いた管型反応器は
二重管となっており、ジャケット部分には冷却水を通し
て反応液の排出温度を25℃に保った。また、排出液の
pHは10〜11の範囲内に調整した。
相を分離除去し、メチレンクロライド相(220リット
ル)を採取し、317g/リットルのポリカーボネート
オリゴマーの溶液を得た。得られたポリカーボネートオ
リゴマーの重合度は2〜4であり、クロロホーメイト基
の濃度は0.7Nであった。
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンを96g、
および86%の硫酸を35g混合し、室温で15時間撹
拌した。その後、オイル相を分離し、さらに炭酸ナトリ
ウムを25g添加して1時間撹拌した。これを濾過し、
150℃、3Torrの条件にて真空蒸留して低沸点物
質を除去し、オイルを得た。
塩化白金−アルコラート錯体としてのプラチナとの混合
物に、90℃に加熱した前記オイルを294g添加し
た。この混合物を90〜115℃に保持しながら3時間
撹拌した。生成物を塩化メチレンで抽出し、80%水性
メタノールで3回洗浄し、過剰の2−アリルフェノール
を除去した。
燥し、真空中で115℃まで加熱して溶剤を留去した。
得られた生成物は、末端フェノールPDMSであった。
これをNMRで測定したところ、ジメチルシラノオキシ
単位の繰り返しが30であった。
3−テトラジメチルジシロキサンの量を18.1g用い
た外は、反応性PDMS−Aの合成と同様にして反応性
PDMS−Bを合成した。
Sであった。これをNMRで測定したところ、ジメチル
シラノオキシ単位の繰り返しが150であった。
MS共重合体)Aの製造−− 反応性PDMS−Aの185gをメチレンクロライドの
2リットルに溶解し、これをポリカーボネートオリゴマ
ーの10リットルと混合した。その後、この混合液に、
水酸化ナトリウム26gを水1リットルに溶解させた水
溶液とトリエチルアミンの5.7ccとを添加し、室
温、500rpmの条件にて1時間撹拌した。次に、こ
の混合液に、5.2重量%の水酸化ナトリウム水溶液5
リットルにビスフェノールA600gを溶解させた溶
液、メチレンクロライドを8リットルおよびp−ter
t−ブチルフェノールを119g添加し、室温、500
rpmの条件にて2時間撹拌した。その後、この混合液
にメチレンクロライドを5リットル添加し、さらにこの
混合液を水5リットルで水洗浄し、0.01N水酸化ナ
トリウム水溶液5リットルでアルカリ洗浄し、0.1N
塩酸5リットルで酸洗浄し、水5リットルで水洗浄す
る。そして、メチレンクロライドを除去することによ
り、フレーク状のポリカーボネート系樹脂(PC−PD
MS共重合体)Aを得た。
MS共重合体)Bの製造−− 前記ポリカーボネート系樹脂Aの製造において、反応性
PDMS−Aを91g用い、p−tert−ブチルフェ
ノールに代えてp−クミルフェノールを119g用いた
外は、ポリカーボネート系樹脂Aの製造と同様にしてポ
リカーボネート系樹脂Bの製造を行った。
MS共重合体)Cの製造−− 前記ポリカーボネート系樹脂Aの製造において、p−t
ert−ブチルフェノールを81g用いた外は、ポリカ
ーボネート系樹脂Aの製造と同様にしてポリカーボネー
ト系樹脂Cの製造を行った。
MS共重合体)Dの製造−− 前記ポリカーボネート系樹脂Aの製造において、反応性
PDMS−Aを反応性PDMS−Bに代えた外は、ポリ
カーボネート系樹脂Aの製造と同様にしてポリカーボネ
ート系樹脂Dの製造を行った。
MS共重合体)Eの製造−− 前記ポリカーボネート系樹脂Dの製造において、p−t
ert−ブチルフェノールを81g用い、反応性PDM
S−Bを91g用いた外は、ポリカーボネート系樹脂D
の製造と同様にしてポリカーボネート系樹脂Eの製造を
行った。
前記ポリカーボネート系樹脂A〜Eをそれぞれ280℃
で押出し、ペレット化した。各ポリカーボネート系樹脂
について、前記化1に示す共重合体のポリカーボネート
系樹脂中における存在の有無、ポリカーボネート系樹脂
の粘度平均分子量、および、ポリカーボネート系樹脂中
のPDMSの含有率を測定し、その結果を表1に示し
た。なお、表1中、○は化1に示す共重合体が存在する
ことを意味し、×は存在しないことを意味している。
度管にて20℃におけるメチレンクロライド溶液の極限
粘度[η]を測定し、その値に基づき次の関係式、
[η]=1.23×10-5・Mv0.83、から算出した。
PDMSの含有率は、H−NMRにより測定した。
MS共重合体)Fの製造−− 特開平1−256568号公報における実施例15〜1
6に記載された、シロキサンを50重量%含み、かつ、
0.5%ジクロロメタン溶液中、25℃の条件で測定さ
れた相対粘度が1.30であるシロキサン共重合ポリカ
ーボネートを、ポリカーボネート系樹脂Fとした。
リフェニレンスルフィド樹脂と、ポリカーボネート系樹
脂と、ポリカーボネート樹脂と、無機充填剤とを表2に
示す配合量(重量%)でブレンドし、320℃で混練、
溶融押出してポリアリーレンスルフィド樹脂組成物のペ
レットを得た。なお、無機充填剤は、混練機の原料樹脂
のホッパー供給位置よりも下流側から供給した。
樹脂として、Aがフィリップス社製「ライトンP4」
(架橋品)であり、Bが東レ−フィリップス(株)製
「M2588」(直鎖品)である。ポリカーボネート樹
脂は、出光石油化学(株)製「タフロンA2200(M
v:21,000)」である。無機充填材として、Aが
ガラス繊維(旭ガラスファイバー(株)製「JAFT5
91」)であり、Bが炭素繊維(東邦レーヨン(株)製
「HTA−C6−SRS」)である。
成物のペレットを320℃で射出成形して成形品を得
た。得られた成形品につき、曲げ弾性率(kg/cm
2 )、熱変形温度(℃)およびバリ発生長さ(μm)を
測定し、その結果を表2に示した。
に準拠して測定した。前記熱変形温度は、JIS−K−
7207に準拠して測定した。前記バリ発生長さは、曲
げ弾性率測定用の試験片の末端部に相当する位置に設け
た20μmの溝に生じるバリの長さを測定した。
フィド樹脂が有する優れた特性、たとえば耐熱性、耐薬
品性等を保持しつつ、バリの発生を低減した状態で精密
成形品に成形することができるポリアリーレンスルフィ
ド樹脂組成物を提供することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 化1に示す共重合体を含み、全体の粘度
平均分子量が10,000〜50,000であり、ポリ
オルガノシロキサン成分を0.1〜5重量%含有するポ
リカーボネート系樹脂を1〜25重量%、ポリアリーレ
ンスルフィド樹脂を10〜94重量%、および無機充填
材を5〜80重量%含有してなることを特徴とするポリ
アリーレンスルフィド樹脂組成物。 【化1】 ただし、式中R1 〜R4 のそれぞれは炭素数1〜6のア
ルキル基、または炭素数1〜10のアリール基を示し、
R1 〜R4 は互いに同一であっても異なる基であっても
良く、R5 は脂肪族炭化水素基または芳香族炭化水素基
を含む有機残基であり、R6 はハロゲン原子、炭素数1
〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基また
は炭素数7〜20のアリールアルキル基を示し、R7 お
よびR8は炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6〜20
のアリール基またはハロゲン原子を示し、互いに同一で
あっても相違していても良く、Zは単結合、炭素数1〜
20のアルキリデン基またはアルキレン基、炭素数5〜
20のシクロアルキレン基、シクロアルキリデン基、−
O−、−SO2 −、−SO−、−S−、−CO−、化2
で示される基のいずれかを示し、nは1〜500であ
り、mは1〜150であり、pおよびqは0〜4であ
り、rは0〜5である。 【化2】
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