JPH088131B2 - 可撓端子付フィルタコネクタ - Google Patents
可撓端子付フィルタコネクタInfo
- Publication number
- JPH088131B2 JPH088131B2 JP1217409A JP21740989A JPH088131B2 JP H088131 B2 JPH088131 B2 JP H088131B2 JP 1217409 A JP1217409 A JP 1217409A JP 21740989 A JP21740989 A JP 21740989A JP H088131 B2 JPH088131 B2 JP H088131B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- shaped terminal
- terminal
- connector housing
- connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/66—Structural association with built-in electrical component
- H01R13/719—Structural association with built-in electrical component specially adapted for high frequency, e.g. with filters
- H01R13/7197—Structural association with built-in electrical component specially adapted for high frequency, e.g. with filters with filters integral with or fitted onto contacts, e.g. tubular filters
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/66—Structural association with built-in electrical component
- H01R13/6608—Structural association with built-in electrical component with built-in single component
- H01R13/6625—Structural association with built-in electrical component with built-in single component with capacitive component
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンデンサあるいはプリント基板と端子を
ハンダ接続する際の熱歪みに起因するコンデンサ並びに
コンデンサのハンダ部の破損を防止した可撓端子付フィ
ルタコネクタに関するものである。
ハンダ接続する際の熱歪みに起因するコンデンサ並びに
コンデンサのハンダ部の破損を防止した可撓端子付フィ
ルタコネクタに関するものである。
第６図は、従来におけるフィルタコネクタを示す縦断
面図、第７図は、同じく外観斜視図である。
面図、第７図は、同じく外観斜視図である。
図で、２は、両端方を開口した合成樹脂製のコネクタ
ハウジングを示し、該コネクタハウジング２の内部には
内部区画壁５を形成し、該内部区画壁５には、端子圧入
孔6aを有する端子固定部６を突出している。そして、該
端子圧入孔6aに対して、コネクタハウジング２の開口７
側より、一方を雄タブ部18b.他方（先端方）をピン部18
cとした断面ほぼ長方形の棒状端子18を挿通し、該棒状
端子18の中間部に形成した圧入部18aを該端子圧入孔6a
に圧入固定している。
ハウジングを示し、該コネクタハウジング２の内部には
内部区画壁５を形成し、該内部区画壁５には、端子圧入
孔6aを有する端子固定部６を突出している。そして、該
端子圧入孔6aに対して、コネクタハウジング２の開口７
側より、一方を雄タブ部18b.他方（先端方）をピン部18
cとした断面ほぼ長方形の棒状端子18を挿通し、該棒状
端子18の中間部に形成した圧入部18aを該端子圧入孔6a
に圧入固定している。
また、図で、４は、金属製のシールド函を示し、端子
挿通孔10を有する筒状コンデンサ11を該シールド函４の
コンデンサ嵌合孔３に固形ハンダ12を介して嵌合し、図
示しない加熱炉に入れて該筒状コンデンサ11の外部電極
とシールド函４を溶着する。そして、前記コネクタハウ
ジング２の端子圧入孔6aに圧入した棒状端子18のピン部
18cを、固形ハンダ12′を介在させた状態で該筒状コン
デンサ11の内部電極に挿通し、シールド函４をコネクタ
ハウジング２に嵌合して再び加熱炉に通し、筒状コンデ
ンサ11の内部電極とシールド函４とを接続する。しかる
後に、ハンダ部12,12′にクラックが生じないように棒
状端子18の先端（ピン部18c側）をＬ形に折曲して、フ
ィルタ機能付コネクタ17の組立を完了する（第８図参
照）。
挿通孔10を有する筒状コンデンサ11を該シールド函４の
コンデンサ嵌合孔３に固形ハンダ12を介して嵌合し、図
示しない加熱炉に入れて該筒状コンデンサ11の外部電極
とシールド函４を溶着する。そして、前記コネクタハウ
ジング２の端子圧入孔6aに圧入した棒状端子18のピン部
18cを、固形ハンダ12′を介在させた状態で該筒状コン
デンサ11の内部電極に挿通し、シールド函４をコネクタ
ハウジング２に嵌合して再び加熱炉に通し、筒状コンデ
ンサ11の内部電極とシールド函４とを接続する。しかる
後に、ハンダ部12,12′にクラックが生じないように棒
状端子18の先端（ピン部18c側）をＬ形に折曲して、フ
ィルタ機能付コネクタ17の組立を完了する（第８図参
照）。
ここで該シールド函４にはアース端子13を垂設してあ
り、また、棒状端子18は、コネクタハウジング２の内部
区画壁５から相手コネクタ嵌合スペース14内に雄タブ部
18bを突出しており、筒状コンデンサ11から外部に突出
したピン部18cを該アース端子13の突出方向に曲折し
て、該アース端子13とピン部18cの先端とを夫々プリン
ト基板15に対してハンダ接続している。
り、また、棒状端子18は、コネクタハウジング２の内部
区画壁５から相手コネクタ嵌合スペース14内に雄タブ部
18bを突出しており、筒状コンデンサ11から外部に突出
したピン部18cを該アース端子13の突出方向に曲折し
て、該アース端子13とピン部18cの先端とを夫々プリン
ト基板15に対してハンダ接続している。
しかしながら、上記従来のコネクタ17にあっては、棒
状端子18と筒状コンデンサ11を加熱炉でハンダ接続12す
ると共に棒状端子18のピン部18cとプリント基板15とを
オートソルダーによりハンダ接続12″した際に、棒状端
子18が熱変形を起こすと同時に、シールド函４とコネク
タハウジング２（端子圧入口６）の熱膨張率の違いによ
り、該コネクタハウジング２が三次元方向、特にコネク
タハウジング２の長手ｘ方向に変形しやすく、第９図に
二点鎖線で示すように、棒状端子18の幅方向ｘと同方向
に変形した場合には、該棒状端子18の曲げ剛性が高いた
めに、ハンダ部12や最悪の場合には筒状コンデンサ11自
体にクラック19を生じてしまうという問題があった。
尚、前述した棒状端子18自体の熱膨張による筒状コンデ
ンサ11の応力緩和については、例えば実開昭61−79477
号等に示されるように、筒状コンデンサ11と棒状端子18
のピン部18cの間に細径部を設けることにより解決する
ことができるが、後述したシールド函４とコネクタハウ
ジング２の熱膨張率の違いに起因する変形については、
何らの手段も講じられていないのが現状である。
状端子18と筒状コンデンサ11を加熱炉でハンダ接続12す
ると共に棒状端子18のピン部18cとプリント基板15とを
オートソルダーによりハンダ接続12″した際に、棒状端
子18が熱変形を起こすと同時に、シールド函４とコネク
タハウジング２（端子圧入口６）の熱膨張率の違いによ
り、該コネクタハウジング２が三次元方向、特にコネク
タハウジング２の長手ｘ方向に変形しやすく、第９図に
二点鎖線で示すように、棒状端子18の幅方向ｘと同方向
に変形した場合には、該棒状端子18の曲げ剛性が高いた
めに、ハンダ部12や最悪の場合には筒状コンデンサ11自
体にクラック19を生じてしまうという問題があった。
尚、前述した棒状端子18自体の熱膨張による筒状コンデ
ンサ11の応力緩和については、例えば実開昭61−79477
号等に示されるように、筒状コンデンサ11と棒状端子18
のピン部18cの間に細径部を設けることにより解決する
ことができるが、後述したシールド函４とコネクタハウ
ジング２の熱膨張率の違いに起因する変形については、
何らの手段も講じられていないのが現状である。
本発明は、上記した点に鑑み、棒状端子と筒状コンデ
ンサあるいは棒状端子とプリント基板のハンダ接続に際
して、ハンダ部や筒状コンデンサにクラックが生じるの
を防止可能なフィルタコネクタを提供することを目的と
する。
ンサあるいは棒状端子とプリント基板のハンダ接続に際
して、ハンダ部や筒状コンデンサにクラックが生じるの
を防止可能なフィルタコネクタを提供することを目的と
する。
上記目的を達成するために、本発明は、合成樹脂製の
コネクタハウジングと、該コネクタハウジングの内部区
画壁に圧入される雄タブ側圧入部と、該内部区画壁から
前方の相手コネクタ嵌合スペース内に突出する雄タブ部
と、該内部区画壁から後方に導出されて外部の回路基板
にハンダ接続するピン部とを有する棒状端子と、該コネ
クタハウジングの後部開口を塞ぐ後壁を有して該コネク
タハウジングの外周に嵌着する金属製のシールド函と、
該シールド函の後壁にハンダ固定され、該棒状端子を挿
通してハンダ接続する筒状コンデンサとを備えるフィル
タコネクタにおいて、該棒状端子が、該シールド函の後
壁と該コネクタハウジングの内部区画壁との間のスペー
ス内において可撓性屈曲部を有し、該可撓性屈曲部が該
棒状端子の横幅方向に略Ｓ字状に屈曲して形成され、且
つ該雄タブ側圧入部の横幅よりも幅狭に形成され、且つ
該棒状端子の板厚よりも高さ方向に薄肉に形成されてい
ることを特徴とする。
コネクタハウジングと、該コネクタハウジングの内部区
画壁に圧入される雄タブ側圧入部と、該内部区画壁から
前方の相手コネクタ嵌合スペース内に突出する雄タブ部
と、該内部区画壁から後方に導出されて外部の回路基板
にハンダ接続するピン部とを有する棒状端子と、該コネ
クタハウジングの後部開口を塞ぐ後壁を有して該コネク
タハウジングの外周に嵌着する金属製のシールド函と、
該シールド函の後壁にハンダ固定され、該棒状端子を挿
通してハンダ接続する筒状コンデンサとを備えるフィル
タコネクタにおいて、該棒状端子が、該シールド函の後
壁と該コネクタハウジングの内部区画壁との間のスペー
ス内において可撓性屈曲部を有し、該可撓性屈曲部が該
棒状端子の横幅方向に略Ｓ字状に屈曲して形成され、且
つ該雄タブ側圧入部の横幅よりも幅狭に形成され、且つ
該棒状端子の板厚よりも高さ方向に薄肉に形成されてい
ることを特徴とする。
棒状端子に対し、雄タブ側圧入部と筒状コンデンサ接
続部との間に可撓性屈曲部を形成したから、棒状端子と
筒状コンデンサ並びに棒状端子とプリント基板のハンダ
接続に際して、コネクタハウジングと金属製シールド函
とに熱膨張率の違いによるズレが生じても、該可撓性屈
曲部がシールド函の後壁とコネクタハウジングの内部区
画壁との間の狭いスペース内においてxyzの三次元方向
に撓んでこのズレを吸収して、ハンバ部や筒状コンデン
サの破損を防止する。すなわち可撓性屈曲部が横幅方向
に略Ｓ字状に屈曲して形成されているから、横（ｘ）方
向に撓み可能で且つ長手（ｚ）方向に伸縮可能で、また
高さ方向に薄肉に形成されているから、高さ（ｙ）方向
に撓み可能である。
続部との間に可撓性屈曲部を形成したから、棒状端子と
筒状コンデンサ並びに棒状端子とプリント基板のハンダ
接続に際して、コネクタハウジングと金属製シールド函
とに熱膨張率の違いによるズレが生じても、該可撓性屈
曲部がシールド函の後壁とコネクタハウジングの内部区
画壁との間の狭いスペース内においてxyzの三次元方向
に撓んでこのズレを吸収して、ハンバ部や筒状コンデン
サの破損を防止する。すなわち可撓性屈曲部が横幅方向
に略Ｓ字状に屈曲して形成されているから、横（ｘ）方
向に撓み可能で且つ長手（ｚ）方向に伸縮可能で、また
高さ方向に薄肉に形成されているから、高さ（ｙ）方向
に撓み可能である。
また、該可撓性屈曲部を棒状端子の雄タブ側圧入部の
輪郭よりも小幅に形成することにより、該棒状端子をコ
ネクタハウジングの端子圧入孔からシールド函の筒状コ
ンデンサに挿通する従来の組立方法をそのまま踏襲する
ことができる。
輪郭よりも小幅に形成することにより、該棒状端子をコ
ネクタハウジングの端子圧入孔からシールド函の筒状コ
ンデンサに挿通する従来の組立方法をそのまま踏襲する
ことができる。
第１図は、本発明に係る可撓端子付フィルタコネクタ
の一実施例を示し、（ａ）縦断面図、（ｂ）は、（ａ）
のＡ−Ａ断面図、また、第２図は、同じく一部切欠斜視
図である。図において従来例と同一の部分については同
一の符号を記し、詳細な説明を省略する。
の一実施例を示し、（ａ）縦断面図、（ｂ）は、（ａ）
のＡ−Ａ断面図、また、第２図は、同じく一部切欠斜視
図である。図において従来例と同一の部分については同
一の符号を記し、詳細な説明を省略する。
該可撓端子付フィルタコネクタ１は、コネクタハウジ
ング２の内部区画壁５の端子固定部６に対し、一方に雄
タブ部9b、他方にピン部9c、中間部に可撓性屈曲部８を
有する棒状端子９の雄タブ側圧入部9aを圧入固定すると
共に、該コネクタハウジング２の後部開口20から外周部
にかけて、フィルタ用の筒状コンデンサ11を有する金属
製のシールド函４を覆設し、前記可撓性屈曲部８を前記
端子固定部６と該筒状コンデンサ11との間の狭いスペー
ス21内に位置させて、棒状端子９の中間部を該筒状コン
デンサ11にハンダ接続12′すると共に、前記ピン部9cを
プリント基板にハンダ接続12″して成るものである。
ング２の内部区画壁５の端子固定部６に対し、一方に雄
タブ部9b、他方にピン部9c、中間部に可撓性屈曲部８を
有する棒状端子９の雄タブ側圧入部9aを圧入固定すると
共に、該コネクタハウジング２の後部開口20から外周部
にかけて、フィルタ用の筒状コンデンサ11を有する金属
製のシールド函４を覆設し、前記可撓性屈曲部８を前記
端子固定部６と該筒状コンデンサ11との間の狭いスペー
ス21内に位置させて、棒状端子９の中間部を該筒状コン
デンサ11にハンダ接続12′すると共に、前記ピン部9cを
プリント基板にハンダ接続12″して成るものである。
ここで、棒状端子９の可撓性屈曲部８は、コネクタハ
ウジング２の端子固定部６に穿設された端子圧入孔6aと
筒状コンデンサ11との間、すなわち棒状端子９の雄タブ
側圧入部9aと筒状コンデンサ接続部12との間に略Ｓ字状
に形成してあり、第３図（ａ）（ｂ）に該棒状端子９の
要部拡大図を示すように、該可撓性屈曲部８は、該雄タ
ブ側圧入部9aの輪郭よりも小幅に形成してある。すなわ
ち、雄タブ側圧入部9aの外幅Ｌよりも該可撓性屈曲部８
の幅L1を狭く形成すると共に、該雄タブ側圧入部9aの板
厚ｔよりも該可撓性屈曲部８の板厚t1を薄く形成してあ
るのである。
ウジング２の端子固定部６に穿設された端子圧入孔6aと
筒状コンデンサ11との間、すなわち棒状端子９の雄タブ
側圧入部9aと筒状コンデンサ接続部12との間に略Ｓ字状
に形成してあり、第３図（ａ）（ｂ）に該棒状端子９の
要部拡大図を示すように、該可撓性屈曲部８は、該雄タ
ブ側圧入部9aの輪郭よりも小幅に形成してある。すなわ
ち、雄タブ側圧入部9aの外幅Ｌよりも該可撓性屈曲部８
の幅L1を狭く形成すると共に、該雄タブ側圧入部9aの板
厚ｔよりも該可撓性屈曲部８の板厚t1を薄く形成してあ
るのである。
従って、第４図に示すように、コネクタハウジング２
の端子圧入孔6aに対して、該棒状端子９を矢印イ方向に
挿通する際に、該可撓性屈曲部８が出口幅Ｈより小さい
から邪魔にならず、該棒状端子９の雄タブ側圧入部9aを
端子圧入孔6aに難なく嵌合することができるのである。
図で、9dは、ストッパを示す。
の端子圧入孔6aに対して、該棒状端子９を矢印イ方向に
挿通する際に、該可撓性屈曲部８が出口幅Ｈより小さい
から邪魔にならず、該棒状端子９の雄タブ側圧入部9aを
端子圧入孔6aに難なく嵌合することができるのである。
図で、9dは、ストッパを示す。
第５図は、該棒状端子９の中間部を筒状コンデンサ11
にハンダ接続すると共にピン部9cをプリント基板１にハ
ンダ接続した際に熱変形する状態を二点鎖線16で示すも
のである。
にハンダ接続すると共にピン部9cをプリント基板１にハ
ンダ接続した際に熱変形する状態を二点鎖線16で示すも
のである。
すなわち、金属製のシールド函４と合成樹脂製のコネ
クタハウジング２（端子固定部６）の熱膨張率の違いに
起因して特にコネクタハウジング２の長手ｘ方向（棒状
端子９の幅方向）に生じるズレを該棒状端子９の可撓性
屈曲部８が吸収して、ハンダ設沿部12,12′や筒状コン
デンサ11にこじり力が作用するのを防ぐのである。ま
た、棒状端子９の板厚ｙ方向へのズレは、該可撓性屈曲
部８の薄板部t1が撓むことにり吸収され、棒状端子９の
軸ｚ方向へのズレは、該可撓性屈曲部８が圧縮あるいは
伸長することにより吸収されるのである。
クタハウジング２（端子固定部６）の熱膨張率の違いに
起因して特にコネクタハウジング２の長手ｘ方向（棒状
端子９の幅方向）に生じるズレを該棒状端子９の可撓性
屈曲部８が吸収して、ハンダ設沿部12,12′や筒状コン
デンサ11にこじり力が作用するのを防ぐのである。ま
た、棒状端子９の板厚ｙ方向へのズレは、該可撓性屈曲
部８の薄板部t1が撓むことにり吸収され、棒状端子９の
軸ｚ方向へのズレは、該可撓性屈曲部８が圧縮あるいは
伸長することにより吸収されるのである。
以上は、コネクタハウジング２と金属製シールド函４
の熱膨張率の違いに対する手段であるが、従来の技術の
項で説明したように、棒状端子９に対し、ピン9c側すな
わち筒状コンデンサ接続部12′とプリント基板接続部1
2″との間に可撓性細径部（図示せず）を形成すること
により、該棒状端子９自体の熱歪にも対応することがで
きる。
の熱膨張率の違いに対する手段であるが、従来の技術の
項で説明したように、棒状端子９に対し、ピン9c側すな
わち筒状コンデンサ接続部12′とプリント基板接続部1
2″との間に可撓性細径部（図示せず）を形成すること
により、該棒状端子９自体の熱歪にも対応することがで
きる。
以上の如くに、本発明によれば、棒状端子の中間部と
筒状コンデンサ並びにピン部とプリント基板とをハンダ
接続する際に、コネクタハウジングと金属製のシールド
函とに熱膨張率の違いに起因するズレが生じても、該棒
状端子の可撓性屈曲部がシールド函の後壁とコネクタハ
ウジングの内部区画壁との間の狭いスペース内において
xyzの三次元方向に撓んでこのズレを吸収するから、ハ
ンダ部や筒状コンデンサのクラックを防止することがで
きるのである。また、該可撓性屈曲部を棒状端子の雄タ
ブ側圧入部の輪郭よりも小幅に形成することにより、該
棒状端子をコネクタハウジングの端子圧入孔から筒状コ
ンデンサに挿通するという従来の組付方法をそのまま踏
襲できると共に、棒状端子以外は従来の部品を流用でき
るから、経済的である。
筒状コンデンサ並びにピン部とプリント基板とをハンダ
接続する際に、コネクタハウジングと金属製のシールド
函とに熱膨張率の違いに起因するズレが生じても、該棒
状端子の可撓性屈曲部がシールド函の後壁とコネクタハ
ウジングの内部区画壁との間の狭いスペース内において
xyzの三次元方向に撓んでこのズレを吸収するから、ハ
ンダ部や筒状コンデンサのクラックを防止することがで
きるのである。また、該可撓性屈曲部を棒状端子の雄タ
ブ側圧入部の輪郭よりも小幅に形成することにより、該
棒状端子をコネクタハウジングの端子圧入孔から筒状コ
ンデンサに挿通するという従来の組付方法をそのまま踏
襲できると共に、棒状端子以外は従来の部品を流用でき
るから、経済的である。
第１図は本発明の一実施例を示し、（ａ）は縦断面図、
（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図、 第２図は同じく一部切欠斜視図、 第３図は本発明における棒状端子の要部を示し、（ａ）
は平面図、（ｂ）は正面図、 第４図は同じく棒状端子をコネクタハウジングに組み付
ける状態を示す断面図、 第５図は作用説明図、 第６図は従来例を示す縦断面図、 第７図は同じく外観斜視図、 第８図はハンダ接続部を示す断面図、 第９図は熱歪状態を示す説明図である。 １……可撓端子付フィルタコネクタ、２……コネクタハ
ウジング、４……シールド函、８……可撓性屈曲部、９
……棒状端子、9a……雄タブ側圧入部、9b……雄タブ
部、9c……ピン部、11……筒状コンデンサ、12,12′,1
2″……ハンダ接続部、L1……幅、t1……板厚、１……
プリント基板。
（ｂ）は（ａ）のＡ−Ａ断面図、 第２図は同じく一部切欠斜視図、 第３図は本発明における棒状端子の要部を示し、（ａ）
は平面図、（ｂ）は正面図、 第４図は同じく棒状端子をコネクタハウジングに組み付
ける状態を示す断面図、 第５図は作用説明図、 第６図は従来例を示す縦断面図、 第７図は同じく外観斜視図、 第８図はハンダ接続部を示す断面図、 第９図は熱歪状態を示す説明図である。 １……可撓端子付フィルタコネクタ、２……コネクタハ
ウジング、４……シールド函、８……可撓性屈曲部、９
……棒状端子、9a……雄タブ側圧入部、9b……雄タブ
部、9c……ピン部、11……筒状コンデンサ、12,12′,1
2″……ハンダ接続部、L1……幅、t1……板厚、１……
プリント基板。
Claims (1)
- 【請求項１】合成樹脂製のコネクタハウジングと、該コ
ネクタハウジングの内部区画壁に圧入される雄タブ側圧
入部と、該内部区画壁から前方の相手コネクタ嵌合スペ
ース内に突出する雄タブ部と、該内部区画壁から後方に
導出されて外部の回路基板にハンダ接続するピン部とを
有する棒状端子と、該コネクタハウジングの後部開口を
塞ぐ後壁を有して該コクタハウジングの外周に嵌着する
金属製のシールド函と、該シールド函の後壁にハンダ固
定され、該棒状端子を挿通してハンダ接続する筒状コン
デンサとを備えるフィルタコネクタにおいて、 該棒状端子が、該シールド函の後壁と該コネクタハウジ
ングの内部区画壁との間のスペース内において可撓性屈
曲部を有し、該可撓性屈曲部が該棒状端子の横幅方向に
略Ｓ字状に屈曲して形成され、且つ該雄タブ側圧入部の
横幅よりも幅狭に形成され、且つ該棒状端子の板厚より
も高さ方向に薄肉に形成されていることを特徴とする可
撓端子付フィルタコネクタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1217409A JPH088131B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 可撓端子付フィルタコネクタ |
| US07/570,916 US5124880A (en) | 1989-08-25 | 1990-08-22 | Connector provided with capacitors |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1217409A JPH088131B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 可撓端子付フィルタコネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0381979A JPH0381979A (ja) | 1991-04-08 |
| JPH088131B2 true JPH088131B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=16703749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1217409A Expired - Lifetime JPH088131B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 可撓端子付フィルタコネクタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5124880A (ja) |
| JP (1) | JPH088131B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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