JPH0881008A - ウエハ搬送装置 - Google Patents

ウエハ搬送装置

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JPH0881008A
JPH0881008A JP24204794A JP24204794A JPH0881008A JP H0881008 A JPH0881008 A JP H0881008A JP 24204794 A JP24204794 A JP 24204794A JP 24204794 A JP24204794 A JP 24204794A JP H0881008 A JPH0881008 A JP H0881008A
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JP
Japan
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wafer
carrier
wafer carrier
movement amount
wafers
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JP24204794A
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English (en)
Inventor
Atsushi Takubi
篤 田首
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエハキャリアに歪みが生じた場合でも、ウ
エハを確実にウエハキャリアから出し入れすることがで
きるウエハ搬送装置を提供する。 【構成】 搬送台13と、ウエハキャリア2を上下方向
に移動する昇降手段12と、搬送台13をウエハキャリ
ア2に抜き差しする挿抜手段14と、ウエハキャリア2
の移動量を検出する回転式エンコーダ15と、ウエハ3
a〜3fの位置を検出する反射型光電センサ16と、回
転式エンコーダ15及び反射型光電センサ16からの信
号に基づき、各ウエハ毎に、搬送台13をウエハキャリ
ア2に抜き差しする際のウエハキャリア2の基準移動量
を設定すると共に、所望のウエハを出し入れする際に、
所望のウエハに対応する基準移動量に基づき、昇降手段
12及び挿抜手段13の動作を制御するコントロール部
18とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のウエハが上下方
向に収納されたウエハキャリアから所望のウエハを出し
入れするウエハ搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ウエハは、ウエハキャリアに所
定枚数毎に収納されて各工程間を搬送される。このウエ
ハキャリアには、両側面の内面にウエハを収納するため
の一対のスリットが上下方向に等間隔で形成されてお
り、このスリットにより、複数のウエハを上下方向に等
間隔で収納する。
【0003】半導体製造工程では、各工程においてウエ
ハ搬送装置によりウエハキャリアからウエハを抜き出
し、処理室等に搬送する必要がある。従来のウエハ搬送
装置では、ウエハキャリアに形成されたスリットの間
隔、基準位置からウエハキャリアまでの距離等に基づ
き、ウエハキャリアにアームを差し込んだり抜き出した
りする際のアームの上下方向の移動量を予め設定してい
る。ウエハをウエハキャリアから抜き出すときには、そ
の予め設定された移動量に基づきアームを上下方向に移
動した後、アームをウエハキャリア内部に挿入すること
により、抜き出そうとしているウエハの裏面側にアーム
を移動する。次に、予め設定された移動量に基づきアー
ムを若干上方に移動してウエハをアーム上に載置した
後、アームをウエハキャリア内部から抜き出すことによ
り、ウエハを抜き出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハキャ
リアは、熱により、あるいは長年月の使用により歪みが
生じることがある。このようにウエハキャリアが歪む
と、従来のウエハ搬送装置では、予め設定されたアーム
の上下方向の移動量と、実際にアームの抜き差しを行う
際に必要とされるアームの上下方向の移動量との間に誤
差が生じるので、アームをウエハキャリア内部に差し込
む際にアームとウエハとが接触してウエハの裏面に傷を
付けたり、アームをウエハキャリア内部から抜き出す際
にウエハがアームから落下したりすることがある。
【0005】上記問題を解決するウエーハ搬送装置とし
て、ウエーハが装着される載置溝を、ウエーハを着脱す
るウエーハフォークを上下移動させて精度良く検知し、
各ウエーハを着脱するときのウエーハフォークの位置を
決定するもの(特開平5─198658号)がある。し
かし、特開平5─198658号記載のウエーハ搬送装
置では、カセットに形成された載置溝を検出することに
より、カセットからウエーハを着脱する際のウエーハフ
ォークの位置を決定するので、熱等によりカセットの載
置溝が歪んだ場合に、やはり上記と同様の問題が生じ
る。
【0006】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、ウエハキャリアに歪みが生じた場合でも、ウエ
ハを傷つけることなく確実にウエハキャリアから出し入
れすることができるウエハ搬送装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明のウエハ搬送装置は、複数のウエ
ハが上下方向に収納されたウエハキャリアから所望のウ
エハを出し入れするウエハ搬送装置において、前記ウエ
ハキャリアに収納されたウエハを載置して搬送する搬送
台と、前記ウエハキャリア又は前記搬送台を上下方向に
移動する昇降手段と、前記搬送台を前記ウエハキャリア
から抜き出したり、差し込んだりする挿抜手段と、前記
昇降手段による前記ウエハキャリア又は前記搬送台の移
動量を検出する移動量検出手段と、前記搬送台と所定の
間隔を保つように設置された、前記ウエハキャリア及び
前記ウエハキャリアに収納された前記複数のウエハの位
置を検出する検出手段と、前記昇降手段により前記ウエ
ハキャリア又は前記搬送台を移動し、前記移動量検出手
段及び前記検出手段から出力された信号に基づき、前記
ウエハキャリアに収納された各ウエハ毎に、前記搬送台
を抜き差しする際の基準移動量を設定する設定手段と、
前記ウエハキャリアから所望のウエハを出し入れする際
に、前記設定手段で設定された前記所望のウエハに対応
する前記基準移動量に基づき、前記昇降手段及び前記挿
抜手段の動作を制御する制御手段と、を有することを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明のウエハ搬送装置は、ウエ
ハキャリア又は搬送台を移動し、移動量検出手段及び検
出手段から出力された信号に基づき、ウエハキャリアに
収納された各ウエハ毎に、搬送台を抜き差しする際の基
準移動量を設定する設定手段と、ウエハキャリアからウ
エハを出し入れする際に、設定手段で設定されたこの各
ウエハに対応する基準移動量に基づき、昇降手段及び挿
抜手段の動作を制御する制御手段と、を設けたことによ
り、ウエハキャリアに収納された各ウエハに対応した適
切な位置で搬送台をウエハキャリアに差し込んだり、抜
き出したりすることができるので、ウエハキャリアに歪
みが生じた場合でも、ウエハを傷つけることなくウエハ
キャリアから確実に出し入れすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるウエハ搬送装
置について図1乃至図3を参照して説明する。図1は本
発明の一実施例であるウエハ搬送装置の概略斜視図、図
2は図1に示すウエハ搬送装置において、ウエハキャリ
ア内のウエハ、搬送台及び反射型光電センサの配置を説
明するための図、図3は図1に示すウエハ搬送装置のコ
ントロール部の概略ブロック図である。
【0010】図1に示すウエハ搬送装置1は、複数のウ
エハ3a〜3fが上下方向に収納されたウエハキャリア
2を載置する架台11と、架台11を上下方向に移動す
る昇降手段12と、ウエハ3a〜3fを載置する搬送台
13と、搬送台13をウエハキャリア2に差し込んだ
り、抜き出したりする挿抜手段14と、回転式エンコー
ダ15と、反射型光電センサ16と、管17aを介し
て、搬送台13の先端部に形成された穴13aから空気
を吸引する真空発生器17と、コントロール部18とを
備えて構成される。
【0011】ウエハキャリア2には、両側面の内面にウ
エハ3a〜3fを収納するための一対のスリット2a,
2bが上下方向に等間隔で形成されている。これによ
り、図2に示すように、複数のウエハ3a〜3fを上下
方向に等間隔で収納する。
【0012】昇降手段12は、表面にネジ溝が形成され
た軸121と、軸121に固定されたプーリー122
と、ベルト123及びプーリー122を介して軸121
を回転駆動するモータ124と、架台11に形成された
孔114を貫通するように設けられたガイド棒125
と、を有する。軸121は、架台11に形成されたネジ
孔112と螺合している。昇降手段12は、モータ12
4によって軸121を回転駆動することにより、架台1
1を上下方向に移動する。
【0013】挿抜手段14は、搬送台13が水平に取り
付けられた移動台146と、表面にネジ溝が形成された
軸141と、軸141に固定されたプーリー142と、
ベルト143及びプーリー142を介して軸141を回
転駆動するモータ144と、移動台146に形成された
孔146aを貫通するように設けられたガイド棒145
と、を有する。軸141は、移動台146に形成された
ネジ孔146bと螺合している。挿抜手段14は、モー
タ144によって軸141を回転駆動することにより、
移動台146を水平方向に移動する。これにより、搬送
台13をウエハキャリア2に差し込んだり、抜き出した
りする。
【0014】回転式エンコーダ15は、軸141の下端
部に取り付けられており、軸141が0.1mm移動す
る毎にパルス信号を出力する。反射型光電センサ16
は、図2に示すように、昇降手段12により架台11を
最も上方に移動したときに、架台11より下方に位置す
るように取り付けられている。尚、本実施例では、搬送
台13の上面より25mm下方の位置に、スポット径が
φ0.3〜0.05mm、レーザ光の波長が600〜8
00nm,検出距離が30〜70mmの反射型光電セン
サを取り付けた。
【0015】コントロール部18は、図3に示すよう
に、回転式エンコーダ15から出力されたパルス数をカ
ウントするパルスカウンタ181と、反射型光電センサ
16から出力された信号に基づいて、パルス信号を発生
するパルス信号発生手段182と、設定手段183と、
記憶手段184と、モータ124,144の動作を制御
する制御手段185とを有する。設定手段183は、昇
降手段12によりウエハキャリア2を移動した際に出力
された、パルスカウンタ181のカウント値及びパルス
信号発生手段182のパルス信号に基づき、ウエハキャ
リア2に収納された各ウエハ3a〜3fをウエハキャリ
ア2から出し入れする際の軸121の基準移動量を設定
する。記憶手段184は、設定手段183により設定さ
れた各ウエハ3a〜3fに対応した基準移動量を記憶す
る。制御手段185は、ウエハキャリア2に収納された
各ウエハ3a〜3fをウエハキャリア2から出し入れす
る際に、記憶手段184に記憶された各ウエハ3a〜3
fに対応した基準移動量に基づき、モータ124,14
4の動作を制御する。
【0016】次に、図1に示すウエハ搬送装置1におい
てウエハキャリア2から所望のウエハ3a〜3fを取り
出すときの動作について図4及び図5を参照して説明す
る。尚、図4は図1に示すウエハ搬送装置において、ウ
エハキャリアを移動した際にパルス信号発生手段及び回
転式エンコーダから出力されたパルス信号のタイミング
を表した図、図5は図1に示すウエハ搬送装置におい
て、ウエハキャリアから所望のウエハを取り出すときの
動作の流れを説明するための図である。
【0017】初期状態では、架台11は、図2に示すよ
うに、反射型光電センサ16より上方に位置するものと
する。ステップS1では、制御手段185は、モータ1
24を回転駆動して架台11を下方に移動する。これに
より、ウエハキャリア2を下方に移動する。この際、パ
ルスカウンタ181は、回転式エンコーダ15によって
出力された図4に示すパルス信号Pb の出力回数をカウ
ントする。また、架台11及びウエハ3a〜3fが反射
型光電センサ16に対向する位置に移動すると、パルス
信号発生手段182は、反射型光電センサ16からの信
号に基づき、図4に示すパルス信号Pa を出力する。パ
ルス信号Pa において、Pa1は、反射型光電センサ16
が架台11の側面11a及びウエハキャリア2の底面の
側面2cを検出したときに出力されたパルス信号、Pa2
〜Pa7は、反射型光電センサ16がそれぞれウエハ3a
〜3fを検出したときに出力されたパルス信号である。
【0018】ステップS2では、設定手段183は、図
4に示すように、パルス信号発生手段182から最初に
出力されたパルス信号Pa1の立ち上がりを基準(このと
きのパルスカウンタ181の値を零とする)として、パ
ルス信号発生手段182から後に出力されるパルス信号
a2〜Pa7の立ち上がり時におけるパルスカウンタ18
のカウント値Cを検出する。そして、各パルス信号Pa2
〜Pa7についてのカウント値Cから、搬送台13の上面
と反射型光電センサ16との間の距離に相当する(回転
式エンコーダ15から出力される)パルス信号Pb のパ
ルス数を引き算する。これにより、各ウエハ3a〜3f
をウエハキャリア2から出し入れする際の架台11の基
準移動量を設定する。ここで、基準移動量は、図4に示
すパルス信号Pa1の立ち上がり時、すなわち、反射型光
電センサ16が図2に示す架台11の側面11aの下端
を検出した位置を基準としている。尚、本実施例では、
反射型光電センサ16を搬送台13の上面から25mm
下方の位置に設置した。パルス信号Pb は軸121が
0.1mm移動する毎に出力されるので、搬送台13の
上面と反射型光電センサ16との間の距離に相当するパ
ルス信号Pb のパルス数は250である。したがって、
本実施例において、各ウエハ3a〜3fをウエハキャリ
ア2から出し入れする際の架台11の基準移動量は、図
4に示す各パルス信号Pa2〜Pa7についてのカウント値
Cからそれぞれ250を引いた値となる。すなわち、ウ
エハ3aに対応する基準移動量は0、ウエハ3bに対応
する基準移動量は46、ウエハ3cに対応する基準移動
量は92、ウエハ3dに対応する基準移動量は138、
ウエハ3eに対応する基準移動量は184、ウエハ3f
に対応する基準移動量は230である。
【0019】ステップS3では、設定手段183により
設定された、各ウエハ3a〜3fをウエハキャリア2か
ら出し入れする際の架台11の基準移動量を記憶手段1
84に記憶する。
【0020】ステップS4では、制御手段185は、モ
ータ124を回転駆動して軸121を上方に移動する。
これにより、架台11を反射型光電センサ16が図2に
示す架台11の側面11aの下端を検出した位置に移動
する。
【0021】ステップS5では、制御手段185は、記
憶手段184に記憶された所望のウエハ3a〜3fに対
応した基準移動量に基づき、モータ124を回転駆動す
ることにより、架台11を下方に移動する。例えば、ウ
エハキャリア2からウエハ3bを取り出す場合、反射型
光電センサ16が図2に示す架台11の側面11aの下
端を検出した位置から、回転式エンコーダ15から出力
されるパルス信号Pbの46パルス数(Pa3−Pa2)に
相当する距離、即ち4.6mmだけ下方に架台11を移
動する。これにより、ウエハ3bの裏面と搬送台13の
上面との上下方向における位置は一致する。
【0022】ステップS6では、制御手段185は、モ
ータ124を回転駆動することにより、架台11を若干
上方に移動する。これは、搬送台13をウエハキャリア
2に差し込んだ際に、搬送台13の上面とウエハキャリ
ア2に収納されたウエハの裏面とが接触してウエハの裏
面を傷付けるのを防止するためである。本実施例では、
回転式エンコーダ15から出力されるパルス信号Pb
9パルス数に相当する距離、即ち0.9mmだけ上方に
移動するようにした。この値は、状況に応じて任意に設
定することができる。
【0023】ステップS7では、制御手段185は、モ
ータ144を回転駆動して移動台146を水平方向に移
動する。これにより、搬送台13をウエハキャリア2に
差し込む。
【0024】ステップS8では、制御手段185は、モ
ータ124を回転駆動することにより、架台11を若干
下方に移動する。これにより、搬送台13は、ウエハキ
ャリア2を載置する。架台11の移動量は、ステップS
6における架台11の移動量より多く、且つ、ステップ
S6における架台11の移動量にウエハキャリア2の両
側面に形成されたスリット2a,2bの幅を加えた量よ
り少なくなければならない。これは、搬送台13の上面
とウエハの裏面とを当接させると共に、搬送台13の上
面とウエハの裏面とを当接させた際に、ウエハの表面が
スリット2a,2bの上面に当接しないようにするため
である。本実施例では、回転式エンコーダ15から出力
されるパルス信号Pb の15パルス数に相当する距離、
即ち1.5mmだけ下方に移動するようにした。尚、真
空発生器17により、搬送台13の先端部に形成された
穴13aから空気が吸引されているので、搬送台13の
上面とウエハの裏面とを当接させることにより、ウエハ
を搬送台13上に吸着・載置することができる。尚、管
17a等の圧力値の変化を検出することにより、ウエハ
が搬送台13上に吸着されているか否かを判断すること
も可能である。
【0025】ステップS9では、制御手段185は、モ
ータ144を回転駆動して移動台146を水平方向に移
動することにより、ウエハキャリア2に差し込んだ搬送
台13を抜き出す。これにより、ウエハキャリア2に収
納された所望のウエハ3a〜3fをウエハキャリア2か
ら取り出すことができる。
【0026】次に、上記のようにしてウエハキャリア2
から取り出したウエハ3a〜3fを、ウエハキャリア2
に再び挿入するときの動作について図6に示すフローに
従って説明する。
【0027】初期状態では、架台11は、図2に示すよ
うに、反射型光電センサ16より上方に位置するものと
する。ステップS1では、制御手段185は、モータ1
24を回転駆動して軸121を下方に移動する。これに
より、架台11を反射型光電センサ16が図2に示す架
台11の側面11aの下端を検出した位置に移動する。
【0028】ステップS2では、制御手段185は、記
憶手段184に記憶された、ウエハキャリア2から取り
出されたウエハ3a〜3fに対応した基準移動量に基づ
き、モータ124を回転駆動することにより、架台11
を下方に移動する。たとえば、ウエハキャリア2から取
り出されたウエハ3bをウエハキャリア2に再び挿入す
る場合、反射型光電センサ16が図2に示す架台11の
側面11aの下端を検出した位置から、回転式エンコー
ダ15から出力されるパルス信号Pb の46パルス数
(Pa3−Pa2)に相当する距離、即ち4.6mmだけ下
方に架台11を移動する。
【0029】ステップS3では、制御手段185は、モ
ータ124を回転駆動することにより、架台11を若干
下方に移動する。これは、搬送台13をウエハキャリア
2に差し込んだ際に、搬送台13上に載置されたウエハ
の両端部をウエハキャリア2に形成された対応するスリ
ット2a,2bの上面及び下面に接触させることなく挿
入するためである。本実施例では、回転式エンコーダ1
5から出力されるパルス信号Pb の6パルス数に相当す
る距離、即ち0.6mmだけ下方に移動するようにし
た。
【0030】ステップS4では、制御手段185は、モ
ータ144を回転駆動して移動台146を水平方向に移
動する。これにより、ウエハを載置した搬送台13をウ
エハキャリア2に差し込む。
【0031】ステップS5では、制御手段185は、モ
ータ124を回転駆動することにより、架台11を若干
上方に移動する。これにより、搬送台13からウエハを
離して、ウエハの裏面の両端部をウエハキャリア2に形
成された対応するスリット2a,2bの下面に載置す
る。架台11の移動量は、ステップS3における架台1
1の移動量より若干多くなければならない。これは、搬
送台13上に載置されたウエハの裏面の両端部とウエハ
キャリア2に形成された対応するスリット2a,2bの
下面とを当接させ、さらに搬送台13からウエハを離す
ためである。本実施例では、回転式エンコーダ15から
出力されるパルス信号Pb の15パルス数に相当する距
離、即ち1.5mmだけ上方に移動するようにした。
尚、管17aの圧力値の変化を検出することにより、ウ
エハが搬送台13から離れたか否かを判断することがで
きる。
【0032】ステップS6では、制御手段185は、モ
ータ144を回転駆動して移動台146を水平方向に移
動することにより、ウエハキャリア2に差し込んだ搬送
台13を抜き出す。これにより、ウエハキャリア2から
取り出されたウエハ3a〜3fをウエハキャリア2に再
び挿入することができる。
【0033】上記の本実施例によれば、ウエハキャリア
2に収納された各ウエハ毎に、搬送台13を抜き差しす
る際のウエハキャリア2の基準移動量を設定する設定手
段183と、ウエハキャリア2からウエハを出し入れす
る際に、設定手段183で設定されたこのウエハに対応
する基準移動量に基づき、昇降手段12及び挿抜手段1
4の動作を制御する制御手段185と、を設けたことに
より、ウエハキャリア2に収納された各ウエハに対応し
た適切な位置で搬送台13をウエハキャリア2に差し込
んだり、抜き出したりすることができるので、ウエハキ
ャリア2に歪みが生じた場合でも、ウエハを傷つけるこ
となくウエハキャリア2から確実に出し入れすることが
できる。
【0034】本発明は、上記の実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨の範囲内で様々な変形が可能であ
る。たとえば、上記の実施例では、搬送台13及び反射
型光電センサ16の上下方向における位置を固定し、ウ
エハキャリア2を上下方向に移動する昇降手段12を設
けたものについて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではない。ウエハキャリア2の上下方向における
位置を固定し、搬送台13と、搬送台13と所定の間隔
を保つように設置された反射型光電センサ16とを上下
方向に移動する移動手段を設けたものでもよい。
【0035】また、上記の実施例では、検出手段とし
て、反射型光電センサ16及びパルス信号発生手段18
2を用いたものについて説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、検出手段は、ウエハキャリア2
に収納されたウエハ3a〜3fの側面を検出することが
できるものであればよい。
【0036】さらに、上記の実施例では、移動量検出手
段として、回転式エンコーダ15及びパルスカウンタ1
81を用いたものについて説明したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、移動量検出手段は、昇降手段
によるウエハキャリア2又は搬送台13の移動量を検出
することができるものであればよい。
【0037】また、上記の実施例では、設定手段183
において、反射型光電センサ16が架台11の側面11
aの下端を検出した位置を基準として、ウエハ3a〜3
fをウエハキャリア2から出し入れする際の架台11の
基準移動量を設定したが、基準移動量の基準位置は、反
射型光電センサ16が架台11の側面11aの下端を検
出した位置に限定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、ウエハキャリアに収納された各ウエハ毎に、
搬送台を抜き差しする際の基準移動量を設定する設定手
段と、ウエハキャリアからウエハを出し入れする際に、
設定手段で設定されたこの各ウエハに対応する基準移動
量に基づき、昇降手段及び挿抜手段の動作を制御する制
御手段と、を設けたことにより、ウエハキャリアに収納
された各ウエハに対応した適切な位置で搬送台を抜き差
しすることができるので、ウエハキャリアに歪みが生じ
た場合でも、ウエハを傷つけることなくウエハキャリア
から確実に出し入れすることができるウエハ搬送装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるウエハ搬送装置の概略
斜視図である。
【図2】図1に示すウエハ搬送装置において、ウエハキ
ャリア内のウエハ、アーム及び反射型光電センサの配置
を説明するための図である。
【図3】図1に示すウエハ搬送装置のコントロール部の
概略ブロック図である。
【図4】図1に示すウエハ搬送装置において、ウエハキ
ャリアを移動した際にパルス信号発生手段及び回転式エ
ンコーダから出力されたパルス信号のタイミングチャー
トである。
【図5】図1に示すウエハ搬送装置において、ウエハキ
ャリアから所望のウエハを取り出すときの動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図6】図5に従ってウエハキャリアから取り出したウ
エハをウエハキャリアに再び挿入するときの動作を説明
するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ウエハ搬送装置 2 ウエハキャリア 2a,2b スリット 2c,11a,31 側面 3a,3b,3c,3d,3e,3f ウエハ 11 架台 12 昇降手段 13 搬送台 13a 穴 14 挿抜手段 15 回転式エンコーダ 16 反射型光電センサ 17 真空発生器 17a 管 18 コントロール部 112,114,146a,146b 孔 121,141 軸 122,142 プーリー 123,143 ベルト 124,144 モータ 125,145 ガイド棒 146 移動台 181 パルスカウンタ 182 パルス信号発生部 183 設定手段 184 記憶手段 185 制御手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/68 L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のウエハが上下方向に収納されたウ
    エハキャリアから所望のウエハを出し入れするウエハ搬
    送装置において、 前記ウエハキャリアに収納されたウエハを載置して搬送
    する搬送台と、 前記ウエハキャリア又は前記搬送台を上下方向に移動す
    る昇降手段と、 前記搬送台を前記ウエハキャリアから抜き出したり、差
    し込んだりする挿抜手段と、 前記昇降手段による前記ウエハキャリア又は前記搬送台
    の移動量を検出する移動量検出手段と、 前記搬送台と所定の間隔を保つように設置された、前記
    ウエハキャリア及び前記ウエハキャリアに収納された前
    記複数のウエハの位置を検出する検出手段と、 前記昇降手段により前記ウエハキャリア又は前記搬送台
    を移動し、前記移動量検出手段及び前記検出手段から出
    力された信号に基づき、前記ウエハキャリアに収納され
    た各ウエハ毎に、前記搬送台を抜き差しする際の基準移
    動量を設定する設定手段と、 前記ウエハキャリアから所望のウエハを出し入れする際
    に、前記設定手段で設定された前記所望のウエハに対応
    する前記基準移動量に基づき、前記昇降手段及び前記挿
    抜手段の動作を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするウエハ搬送装置。
JP24204794A 1994-09-09 1994-09-09 ウエハ搬送装置 Pending JPH0881008A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100620165B1 (ko) * 2001-06-25 2006-09-04 동부일렉트로닉스 주식회사 반도체웨이퍼 보관장치
CN103663262A (zh) * 2012-09-03 2014-03-26 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 升降机构和具有其的基片装载设备
CN108717207A (zh) * 2018-05-21 2018-10-30 深圳市杰普特光电股份有限公司 面板放置检测装置及面板放置检测方法

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