JPH0880911A - アスパラガスの自動結束機 - Google Patents

アスパラガスの自動結束機

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Publication number
JPH0880911A
JPH0880911A JP21694394A JP21694394A JPH0880911A JP H0880911 A JPH0880911 A JP H0880911A JP 21694394 A JP21694394 A JP 21694394A JP 21694394 A JP21694394 A JP 21694394A JP H0880911 A JPH0880911 A JP H0880911A
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JP
Japan
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asparagus
tape
adhesive tape
adhesive
winding
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Application number
JP21694394A
Other languages
English (en)
Inventor
Sekiichi Yoneyama
積一 米山
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YONEYAMA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
YONEYAMA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Publication of JPH0880911A publication Critical patent/JPH0880911A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アスパラガスの自動結束機としてコンパクト
に形成でき、故障が少なく、作業性の良い装置として提
供する。 【構成】 アスパラガスをセットする位置から移送先側
のテープ巻き位置までアスパラガスを移送する移送機構
10、11と、前記テープ巻き位置でアスパラガスの首
部と根元部が通過する各々の位置に、粘着テープ30a
の繰り出し端を支持すべく基台20上に設けた押さえ部
44との間で粘着テープを略鉛直方向に張って支持する
テープ供給機構30と、前記テープ巻き位置において、
前記押さえ部との間で粘着テープ30aに引っ張り力を
作用させてアスパラガスを粘着テープで巻き締めるテー
プ巻き締め機構52、と、該テープ巻き締め機構により
アスパラガスの外周に粘着された粘着テープ30aを前
記押さえ部44との間で相互に粘着し粘着テープをカッ
トするテープカット機構50とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアスパラガスの自動結束
機に関する。
【0002】
【従来の技術】アスパラガスはあらかじめ計量した所定
量ずつ束状にまとめて出荷するが、従来の出荷形態は首
部を粘着テープで巻き、根元部分を輪ゴムで係止する形
式によっていた。しかしながら、テープ巻きと輪ゴムに
よる結束方法は自動化が困難であることから、首部と根
元部をともにテープ巻きする結束方法が行われるように
なってきた。
【0003】本出願人はこの首部と根元部をともにテー
プ巻きする自動結束機を開発し、先に提案した(特願平
5-241059号) 。この装置は結束しようとするアスパラガ
スを首部と根元部で受け部により略水平に支持し、その
受け部の各々に対して粘着テープを張り渡した回動アー
ムを鉛直面内で回動可能に支持し、回動アームを前記受
け部の上方と受け部の位置との間で反転させてテープ巻
きするよう構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のアスパラガスの
自動結束機は首部と根元部に簡単にテープ巻きできる点
で有用ではあるが、かなり大型の回動アームを使用する
ため装置が大型になってしまうことと、アスパラガスの
受け部にアスパラガスをセットする操作が若干しにくい
という問題点があった。そこで、本発明はこれらの問題
点を解消すべくなされたものであり、その目的とすると
ころは、作業性に優れ、コンパクトに形成でき、より一
層取り扱い性のよいアスパラガスの自動結束機を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、アスパラガスの
首部と根元部を粘着テープで巻いて結束するアスパラガ
スの自動結束機であって、アスパラガスをセットする位
置から移送先側のテープ巻き位置までアスパラガスの長
手方向を移動方向と略直交させ、かつアスパラガスを略
水平に支持して移送するとともに、テープ巻き位置にお
いてアスパラガスを上方に移動不能に規制して支持する
アスパラガスの移送機構と、前記テープ巻き位置で前記
アスパラガスの移送機構によって移送されるアスパラガ
スの首部と根元部が通過する各々の位置に、粘着テープ
の繰り出し端を支持すべく基台上に設けた押さえ部との
間で粘着テープを略鉛直方向に張って支持するテープ供
給機構と、前記テープ巻き位置において、前記押さえ部
との間で粘着テープに引っ張り力を作用させてアスパラ
ガスを粘着テープで巻き締めるテープ巻き締め機構と、
該テープ巻き締め機構によりアスパラガスの外周に粘着
された粘着テープを前記押さえ部との間で相互に粘着し
粘着テープをカットするテープカット機構とを設けたこ
とを特徴とする。また、前記移送機構が、アスパラガス
の首部および根元部を支持する各々の位置に、回転面を
アスパラガスをセットする位置からテープ巻き位置へ向
けて鉛直面内で回転駆動する回転板を設け、該回転板の
外周に周方向に一定間隔でアスパラガスを支持するセッ
ト部を設け、前記首部および根元部に設けたセット部間
にアスパラガスを掛け渡してセットするものであること
を特徴とする。また、前記セット部は側面形状がU字状
に形成され、開き側を外側にして前記回転板に取り付け
られ、前記テープ巻き位置において開き位置が水平もし
くは水平下向きに配置されることを特徴とする。また、
前記テープ巻き締め機構は、テープ支持軸にロールテー
プを装着し、前記巻き位置でアスパラガスの外周に粘着
テープが粘着された後粘着テープの剥離面を押さえるテ
ープ押さえを設け、該テープ押さえにより前記粘着テー
プを押さえた際に前記ロールテープをテープ繰り出し方
向とは逆向きに回転駆動して粘着テープを巻き戻す巻き
戻し機構を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】あらかじめ計量されたアスパラガスはアスパラ
ガスのセット位置から移送機構によりテープ巻き位置ま
で移送される。アスパラガスはテープ巻き位置に張られ
た粘着テープに接触してその外周に粘着テープが粘着す
る。テープ巻き締め機構はテープの繰り出し端を支持す
る押さえ部との間で粘着テープを巻き締めるようにして
アスパラガスの外周に粘着テープを粘着させ、テープカ
ット機構によりアスパラガスの外周に巻いた粘着テープ
を相互に粘着させ、粘着テープをカットすることによっ
てアスパラガスの首部および根元部に粘着テープが巻か
れて結束される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係るアスパラガスの自
動結束機の一実施例の斜視図を示す。実施例の結束機は
アスパラガスのセット部20を取り付けた回転板10、
11を鉛直面内で回転可能にアスパラガスの首部と根元
部の各々に配置し、セット部20にアスパラガスの首部
と根元部をのせてアスパラガスを略水平に支持し、回転
板10、11を回転させることによってテープ巻き位置
まで移送し、テープ巻き機構を作動させてテープ巻き
し、首部と根元部にテープ巻きした後、装置の後方側か
ら排出するように構成したものである。
【0008】(アスパラガスのセット機構)まず、アス
パラガスを回転板10、11によりアスパラガスをセッ
トする位置からテープ巻き位置まで移送する移送機構に
ついて説明する。図1に示すように、アスパラガスを移
送する回転板10、11は鉛直面内で回転可能に共通に
軸12に支持し、軸12を駆動モータ14によって回転
駆動する。軸12は基台20上に立設した縦枠15、1
5間に掛け渡して支持する。
【0009】回転板10、11はアスパラガスの首部と
根元部のテープ巻き位置に合わせて軸12上に配置す
る。実施例の回転板10、11は側面形状が正方形の板
体によって形成し、首部と根元部の各々の位置で回転板
10a、10b、11a、11bを2枚ずつ所定間隔を
あけて配置した。図2に軸12上に回転板10a、10
b、11a、11bを取り付けた正面図を示す。
【0010】回転板10a、10b、11a、11bの
各々の4つのコーナー部にはアスパラガスのセット部1
6を固定する。アスパラガスのセット部16は計量した
アスパラガスを水平に支持してテープ巻き位置まで移送
させるためのもので、図3に示すように側面形状をU字
状に形成し、開き側を外側にして取り付ける。回転板1
0a、10b、11a、11bはアスパラガスを水平に
支持するように、相互の回転位置を一致させセット部1
6が同一回転位置にあるように取り付ける。これによっ
てアスパラガスは略水平に、かつアスパラガスの長手方
向を移送方向に対して略直交させて移送される。
【0011】図2に示すように回転板10a、10b、
11a、11bはアスパラガスの首部と根元部で隣りの
セット部16と若干離間するように配置する。セット部
16間の間隔はテープ巻きの際に粘着テープが回転板1
0aと10b、11aと11bの間を通過できるように
設定する必要がある。セット部16を各々若干離間して
配置することによって、アスパラガスの首部と根元部を
確実に支持できるという効果もある。なお、アスパラガ
スをセット部16にのせる位置を一定にするため、図1
に示すように装置の基台20上に当て板18を立設し、
アスパラガスの根元を当て板18に当ててセット部16
にのせるようにした。
【0012】(テープ巻き機構)テープ巻き機構は、ロ
ールテープからテープを繰り出すテープ供給機構および
テープ巻きの際にテープに引っ張り力を作用させるテー
プ巻き締め機構、粘着テープをアスパラガスの外周に巻
きつけた状態でテープをカットするテープカット機構と
を有する。なお、実施例の装置はテープ供給機構、テー
プ巻き締め機構、テープカット機構を相互に有機的に関
連させて構成している。
【0013】図3に示すように、テープ供給機構では横
枠22から後方に支持アーム24を延設し、支持アーム
24に回動可能にテープ支持軸26を取り付け、テープ
支持軸26にロールテープ30を装着するカップリング
28を固定している。カップリング28はアスパラガス
の首部と根元部の各々の位置に対応してテープ支持軸2
6に2つ取り付ける。31はロールテープ30の外周面
を弾性的に押接する押接片である。押接片31はロール
テープ30が過回転したりすることを防止し安定的に回
転させるためのものである。
【0014】図3に示すように、ロールテープ30から
繰り出された粘着テープ30aは横枠22上に設置した
ガイドローラ32およびカッタ部に取り付けたガイドロ
ーラ34、36を経由し、スタンド40の上部に取り付
けた押さえ部たる押さえ板42と押さえローラ44位置
まで引き出される。押さえローラ44は押さえ板42の
側面に当接する向きに付勢されており、粘着テープ30
aの繰り出し端は押さえローラ44によって押さえ板4
2の内側面に押接されて支持される。なお、粘着テープ
30aの粘着面は押さえローラ44が当接する側であ
る。
【0015】回転板10は図3で矢印の向きに回転して
アスパラガスをテープ巻き位置まで移送する。回転板1
0はセット部16にアスパラガスをのせて回転した際に
粘着テープ30aが張られた位置をアスパラガスが横切
るようにその配置位置と回転半径を設定する。これによ
って、セット部16にアスパラガスをのせて回転板1
0、11を回転させると、粘着テープ30aがアスパラ
ガスの外面に接触して粘着する。
【0016】粘着テープ30aはアスパラガスの外面に
半周ほど粘着した後、アスパラガスを巻き締めるように
しぼられた後、テープカット機構によってカットされ
る。テープカット機構は、図3に示すように、アスパラ
ガスの首部と根元部のテープ巻き位置に各々配置した粘
着テープ30aの各々の上方にカッタ50およびテープ
押さえ52を配置し、これらカッタ50およびテープ押
さえ52を下動させることにより粘着テープ30aをア
スパラガスに巻きつけ、粘着テープ30aをカットす
る。
【0017】図4にカッタ50およびテープ押さえ52
を正面方向から見た状態、およびカッタ50およびテー
プ押さえ52を上下に移動する移動機構を示す。カッタ
50およびテープ押さえ52は上板60の下面に取り付
けた側板62a、62bの内側に配置して保護してい
る。側板62a、62bは粘着テープ30aをカットす
る操作の際に2枚の回転板10a、10bおよび回転板
11a、11bの中間に入り込むようになるからこれら
の回転板の間隔よりも狭く配置する。テープ押さえ52
は常時はカッタ50よりも下方に突出させ、スプリング
54によって突出方向に付勢して支持するとともに、突
出入可能に支持する。
【0018】上板60は基台20に立設した縦枠15、
15に沿って上下に移動するスライド板64、64間に
掛けわたされて固定される。スライド板64、64は縦
枠15、15の内側面に設けたスライドガイド66にガ
イド支持されて上下にガイド移動する。68はスライド
板64の内側面に係合した引棒である。引棒68は基台
20の内部に設けたクランク板70に連結し、クランク
板70はクランクシャフト72を介して電動モータ等の
駆動機構に連繋する。スライド板64、64はクランク
板70の回転によりスライドガイド66によって上下方
向にガイドされて上下動する。
【0019】スライド板64、64の上下移動によりカ
ッタ50、テープ押さえ52が上下に移動してテープカ
ット動作を行うが、このカッタ50とテープ押さえ52
の動作は回転板10、11が所定のテープ巻き位置にき
たところでタイミングを合わせて行われる。また、カッ
タ50、テープ押さえ52の移動動作によりテープ巻き
締め作用が奏される。
【0020】以下では、回転板10、11によってアス
パラガスを移送する作用と、アスパラガスをテープ巻き
する作用について、テープの巻き締め機構とともに説明
する。図3はアスパラガスのセット部16にアスパラガ
スをのせる前の状態で、ロールテープ30から引き出し
た粘着テープ30aをガイドローラ32等に掛け渡し、
押さえ板42と押さえローラ44でテープ端を挟んでセ
ットした状態である。図5、6はセット部16にアスパ
ラガスをのせて、テープ巻きする様子を示す。アスパラ
ガスをセット部16にのせる位置は図5のA位置で、回
転板10、11が回転してA位置にきたところで回転板
10、11間に掛け渡すようにしてセット部16に次々
とアスパラガスをのせていく。A位置でセット部16に
のせられたアスパラガスは回転板10、11の回転とと
もにテープ巻き位置まで移送される。
【0021】テープ巻き位置は図5のC位置であり、セ
ット部16にのせられたアスパラガスはB位置を通過し
C位置まできてテープ巻きされる。C位置ではテープ巻
きのため回転板10、11はいったん停止する。回転板
10、11はしたがって回転角90°ずつ間欠的に回転
するように駆動制御される。C位置を通過するとアスパ
ラガスは結束されてセット部16は空になりA位置に戻
ってくる。A位置では回転板10、11がいったん停止
した際にアスパラガスをのせるようにすればよい。
【0022】セット部16に支持されたアスパラガスは
B位置からC位置へ移動する際に粘着テープ30aの張
り位置を横切り、粘着テープ30aを引き出すようにし
てC位置まで移動する。C位置までアスパラガスが移動
した際は、図5に示すように、粘着テープ30aがアス
パラガスの外周部分を下側から支持するようになる。粘
着テープ30aは首部と根元部で隣り合ったセット部1
6の空き部分に入り込み、アスパラガスの外周に半周程
度粘着する。粘着テープ30aの供給は回転板10、1
1が回転することによるが、このときのロールテープ3
0の回転はフリー回転で、粘着テープ30aは回転板1
0、11の回転によってそのまま繰り出される。ロール
テープ30の回転方向は図の矢印の向きである。
【0023】図5でB位置からC位置までアスパラガス
が移動してくる間はカッタ50およびテープ押さえ52
は上位置にあり、回転板10、11がC位置まできたと
ころで回転動作がいったん停止し、テープカット操作に
移る。テープカット操作では、前述したクランク板7
0、引棒68等によりスライド板64が引き下げられ、
上板60の下動とともにまず、カッタ50およびテープ
押さえ52が下降開始する。
【0024】図6はカッタ50およびテープ押さえ52
が上位置から中途位置まで下降してきた状態である。テ
ープ押さえ52は繰り出されている粘着テープ30aの
上方にあるから、その下動とともに粘着テープ30aを
上から押さえつけるようにして下降する。このテープ押
さえ52による押さえ作用はロールテープ30から繰り
出された粘着テープ30aを引きしぼりアスパラガスを
巻き締めるためのものである。なお、テープ巻き位置
(C位置)においてはU字状に形成したセット部16は
開き側を水平よりも若干下向きに設定しているが、これ
は粘着テープ30aを巻き締める力がアスパラガスを上
に引き上げるように作用することから、これに抗してア
スパラガスをしっかりと支持できるようにするという意
味がある。
【0025】ところで、テープ押さえ52によって粘着
テープ30aを押さえた際にロールテープ30が繰り出
し時と同様にフリー回転したのでは巻き締め作用は奏さ
れない。実施例ではテープ押さえ52によって粘着テー
プ30を押さえる際に、ロールテープ30から繰り出さ
れた粘着テープ30aを巻き戻すようにし、粘着テープ
を引き戻し方向に引っ張ることによって効果的に巻き締
めし、確実にアスパラガスを結束できるようにしてい
る。すなわち、図6に示すように上板60からロールテ
ープ30側に向けてラック取付板80を延設し、ラック
取付板80の端部にラック82を鉛直方向に固定する。
ラック82はテープ支持軸26の軸上に取り付けたラッ
クギヤ84に噛合するように設ける。このラックギヤ8
4は図6の矢印の向きに回転する際はテープ支持軸26
と一体回転し、矢印と逆方向に回転する場合はテープ支
持軸26に対してフリー回転する。
【0026】ラック取付板80は上板60とともに上下
動し、テープ押さえ52が下動開始するとともにラック
82とラックギヤ84とが噛合し、図6に示す矢印の向
きにテープ支持軸26を回転させる。このテープ支持軸
26の回転方向は巻き戻し方向であって、これによって
ロールテープ30に粘着テープ30aが巻き戻される。
なお、実施例ではラック82とラックギヤ84は常時噛
合させず、テープ押さえ52が下動開始した後、若干遅
れてラック82とラックギヤ84が噛合するようにし
た。ラック82はウレタンゴム製としラックギヤ84と
スムーズに噛合するようにした。ラック82の長さ、ラ
ック82とラックギヤ84との噛合位置等はテープ押さ
え52の上下動ストローク、テープ支持軸26の回転量
をもとに適宜設定すればよい。
【0027】上記のテープを巻き戻しする機構によって
カッタ50およびテープ押さえ52が下降するととも
に、粘着テープ30aが巻き戻され、粘着テープ30a
を引き戻す方向に引っ張り力が加わった状態でテープ押
さえ52を下降させ、粘着テープ30aを押さえていく
ことで好適にアスパラガスを巻き締めることができる。
そして、図6の状態からさらにテープ押さえ52が下降
し、テープ押さえ52が押さえ板42の上面に当接する
ことによって粘着テープ30aが互いに接着される。上
板60はさらに下動し、カッタ50は押さえ板42の上
面より下位置まで下がって粘着テープ30aをカットす
る。この間、テープ押さえ52はスプリング54によっ
て押さえ板42との間で粘着テープ30aを押さえてい
る。なお、実施例では押さえローラ44は回転不能とし
た。押さえローラ44を回転可能にするとアスパラガス
をセットせずに空運転した際に粘着テープ30aが押さ
え板42と押さえローラ44との間に次々に入り込んで
いくという問題を回避するためである。
【0028】粘着テープ30aがカットされると、アス
パラガスは首部と根元部がテープ巻きされた状態で、ガ
イド板90、92に沿ってセット部16から下方に落下
する。テープカットされたテープ端は押さえ板42の内
側面に押さえローラ44によってはさまれ、カッタ5
0、テープ押さえ52が上動することによって、次回の
結束操作の状態になる。上板60が下位置から上位置に
上昇する際にラック82とラックギヤ84は噛合してい
るがこの場合ラックギヤ84はテープ支持軸26に対し
てはフリー回転し、粘着テープ30aは張り状態でその
まま戻ることになる。
【0029】上記のテープ巻き機構ではアスパラガスを
結束する際に粘着テープ30aを巻き戻して引っ張り力
をかけながら結束させる点が重要であるが、実施例では
粘着テープ30aの引っ張り力が過大にならないよう引
っ張り力の調節機構を設けた。図7にこの引っ張り力の
調節機構を示す。引っ張り力の調節機構はカップリング
28の外側面に押さえ板94を設け、テープ支持軸26
に螺合した調整ねじ98と押さえ板94との間に調整ス
プリング96を装着し、調整スプリング96の弾発力を
調整ねじ98によって調節することで、調整スプリング
96の弾発力を介してテープ支持軸26の回転力がロー
ルテープ30に回転駆動力として伝達されるようにして
いる。なお、図7ではラック82およびラックギヤ84
の正面配置も示す。
【0030】本実施例のアスパラガスの自動結束機は上
記のようにして、回転プレート10、11に取り付けた
セット部16にアスパラガスを順次のせていくことで、
自動的にアスパラガスの首部と根元部にテープ巻きする
ことができる。とくに、実施例の装置では回転プレート
10、11の上方にテープの供給部とテープカッタ機構
を配置したことによって、装置をコンパクトにすること
ができた。また、テープ押さえ52等の上下動に関連さ
せてテープの巻き締めを行うようにしたことによって、
装置の構成を簡素化してかつ確実にアスパラガスを結束
することが可能になった。また、アスパラガスを装置に
かける操作も装置の手前側に空きのセット部16が回っ
てきたところで行うから作業性も相当改善することがで
きる。
【0031】なお、アスパラガスの収穫時期等で長さが
異なりテープ巻き位置を調節する場合は、回転プレート
10の軸12上での取付位置や、上板60でのカッタ5
0およびテープ押さえ52の取付位置、ロールテープ3
0の取付位置を調節することによって行う。カッタ5
0、テープ押さえ52を支持する側板62a、62bの
取り付け部分を長孔にすることで簡単に調節することが
できる。
【0032】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく装置に合わせて適宜設計することが可能である。た
とえば、上記実施例では回転プレート10、11を正方
形に形成して、各コーナー部に一つずつ、合わせて4つ
のセット部16を設けたが、正方形以外の多角形状に形
成してアスパラガスを移送するようにすることも可能で
ある。また、実施例では首部と根元部に各々2枚ずつ回
転プレート10a、10b、11a、11bを設けたが
1枚ずつとすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るアスパラガスの自動結束機
によれば、上述したように、装置全体をコンパクトに形
成することができ、また装置を簡素に構成することが可
能になり、取り扱いやすく、また故障の少ない装置とし
て提供することが可能になる。また、アスパラガスを巻
き締めるようにしてテープ巻きすることで、確実な結束
をすることができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】アスパラガスの自動結束機の実施例を示す斜視
図である。
【図2】アスパラガスの自動結束機の実施例の正面図で
ある。
【図3】回転板、受け部等の側面配置を示す説明図であ
る。
【図4】カッタ、テープ押さえの正面配置及びカッタ等
の押動機構を示す説明図である。
【図5】受け部にアスパラガスをのせてテープ巻きする
様子を示す説明図である。
【図6】アスパラガスをテープ巻きする際に粘着テープ
を巻き締めする様子を示す説明図である。
【図7】粘着テープの引っ張り力調節機構およびラッ
ク、ラックギヤの配置を示す説明図である。
【符号の説明】
10、10a、10b 回転板 11、11a、11b 回転板 14 駆動モータ 16 セット部 18 当て板 20 基台 26 テープ支持軸 28 カップリング 30 ロールテープ 30a 粘着テープ 32、34、36 ガイドローラ 42 押さえ板 44 押さえローラ 50 カッタ 52 テープ押さえ 60 上板 64 スライド板 66 スライドガイド 82 ラック 84 ラックギヤ 96 調節スプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アスパラガスの首部と根元部を粘着テー
    プで巻いて結束するアスパラガスの自動結束機であっ
    て、 アスパラガスをセットする位置から移送先側のテープ巻
    き位置までアスパラガスの長手方向を移動方向と略直交
    させ、かつアスパラガスを略水平に支持して移送すると
    ともに、テープ巻き位置においてアスパラガスを上方に
    移動不能に規制して支持するアスパラガスの移送機構
    と、 前記テープ巻き位置で前記アスパラガスの移送機構によ
    って移送されるアスパラガスの首部と根元部が通過する
    各々の位置に、粘着テープの繰り出し端を支持すべく基
    台上に設けた押さえ部との間で粘着テープを略鉛直方向
    に張って支持するテープ供給機構と、 前記テープ巻き位置において、前記押さえ部との間で粘
    着テープに引っ張り力を作用させてアスパラガスを粘着
    テープで巻き締めるテープ巻き締め機構と、 該テープ巻き締め機構によりアスパラガスの外周に粘着
    された粘着テープを前記押さえ部との間で相互に粘着し
    粘着テープをカットするテープカット機構とを設けたこ
    とを特徴とするアスパラガスの自動結束機。
  2. 【請求項2】 前記移送機構が、アスパラガスの首部お
    よび根元部を支持する各々の位置に、回転面をアスパラ
    ガスをセットする位置からテープ巻き位置へ向けて鉛直
    面内で回転駆動する回転板を設け、該回転板の外周に周
    方向に一定間隔でアスパラガスを支持するセット部を設
    け、前記首部および根元部に設けたセット部間にアスパ
    ラガスを掛け渡してセットするものであることを特徴と
    する請求項1記載のアスパラガスの自動結束機。
  3. 【請求項3】 セット部は側面形状がU字状に形成さ
    れ、開き側を外側にして前記回転板に取り付けられ、前
    記テープ巻き位置において開き位置が水平もしくは水平
    下向きに配置されることを特徴とする請求項2記載のア
    スパラガスの自動結束機。
  4. 【請求項4】 テープ巻き締め機構は、テープ支持軸に
    ロールテープを装着し、前記巻き位置でアスパラガスの
    外周に粘着テープが粘着された後粘着テープの剥離面を
    押さえるテープ押さえを設け、該テープ押さえにより前
    記粘着テープを押さえた際に前記ロールテープをテープ
    繰り出し方向とは逆向きに回転駆動して粘着テープを巻
    き戻す巻き戻し機構を設けたことを特徴とする請求項1
    記載のアスパラガスの自動結束機。
JP21694394A 1994-09-12 1994-09-12 アスパラガスの自動結束機 Pending JPH0880911A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107986061A (zh) * 2017-12-12 2018-05-04 青岛芬云橡胶机械制造有限公司 卷带设备
CN108854113A (zh) * 2018-08-14 2018-11-23 苏州市海臣邦智能科技有限公司 胶带缠绕切割装置及啦啦球自动组装系统

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