JPH088085Y2 - オガライト成型機 - Google Patents
オガライト成型機Info
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- JPH088085Y2 JPH088085Y2 JP3748690U JP3748690U JPH088085Y2 JP H088085 Y2 JPH088085 Y2 JP H088085Y2 JP 3748690 U JP3748690 U JP 3748690U JP 3748690 U JP3748690 U JP 3748690U JP H088085 Y2 JPH088085 Y2 JP H088085Y2
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- screw
- sleeve
- molding machine
- shaft
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
本考案は、オガ粉を加熱圧縮して棒状に成型した固形
燃料であるオガライトの成型機に関し、特に、中心に細
い穴を設けたオガライトの成型機に関する。
燃料であるオガライトの成型機に関し、特に、中心に細
い穴を設けたオガライトの成型機に関する。
従来、圧縮スクリューにてオガ粉を圧縮しつつ、スリ
ーブを経て加熱筒に圧入し、加熱成型して穴の無いただ
棒状のオガライトを成型することが行われた。しかし、
このとき加熱により発生するガスの圧力が筒内に滞留す
ると、オガライトの棒が前記加熱筒の先端から前記ガス
の圧力により爆発的に飛び出すという危険性があった。 そこで、オガライトの軸芯に空洞を形成し、ガスが抜
けやすいように構成されたオガライトが成型されるよう
になった。この場合の成型機の圧縮スクリューの先端に
は、スクリュー軸と同径の棒状軸が延設されていた。 しかしこれでは、前記穴に炭化したオガ粉が詰まって
火災の原因になったり、オガ炭製造時にはオガライトの
外表面と前記穴の内表面との径の差により収縮の差が生
じ変形し易く、穴内部の消火に時間がかかり、オガ炭を
燃焼させたとき、オガライトの表面と穴の表面の両面か
ら燃焼するので火持ちが悪いというような数々の欠点が
あった。 そこで、実願昭61-189356(実開昭63-92705号公報)
において、前記スリーブと、前記加熱筒の内面に軸方向
のガス抜き溝を刻設して、加熱により発生するガスを排
除するようにすることにより、穴なしオガライトを成型
する穴なしオガライト成型機を提案した。 ところが、前述の実願昭61-189356の穴なしオガライ
ト成型機では、スクリューの回転によって、オガライト
も軸まわりに回転してしまう。 回転しながら成型されると、オガライトの品質が不均
一となり、オガライトを炭釜にて炭化するときに収縮率
が相違し剥離しやすいという欠点がある。 また、軸に垂直な方向への力が発生しガス抜き溝を埋
めてしまうという欠点がある。 そこで、以上の欠点を解消し均質な穴なしオガライト
を成型するために、実願平1-128607号(実開平3-67046
号公報)においてスリーブの内壁に軸方向のリブ状突起
を少なくとも一本設けた構造のオガライト成型機を提案
した。
ーブを経て加熱筒に圧入し、加熱成型して穴の無いただ
棒状のオガライトを成型することが行われた。しかし、
このとき加熱により発生するガスの圧力が筒内に滞留す
ると、オガライトの棒が前記加熱筒の先端から前記ガス
の圧力により爆発的に飛び出すという危険性があった。 そこで、オガライトの軸芯に空洞を形成し、ガスが抜
けやすいように構成されたオガライトが成型されるよう
になった。この場合の成型機の圧縮スクリューの先端に
は、スクリュー軸と同径の棒状軸が延設されていた。 しかしこれでは、前記穴に炭化したオガ粉が詰まって
火災の原因になったり、オガ炭製造時にはオガライトの
外表面と前記穴の内表面との径の差により収縮の差が生
じ変形し易く、穴内部の消火に時間がかかり、オガ炭を
燃焼させたとき、オガライトの表面と穴の表面の両面か
ら燃焼するので火持ちが悪いというような数々の欠点が
あった。 そこで、実願昭61-189356(実開昭63-92705号公報)
において、前記スリーブと、前記加熱筒の内面に軸方向
のガス抜き溝を刻設して、加熱により発生するガスを排
除するようにすることにより、穴なしオガライトを成型
する穴なしオガライト成型機を提案した。 ところが、前述の実願昭61-189356の穴なしオガライ
ト成型機では、スクリューの回転によって、オガライト
も軸まわりに回転してしまう。 回転しながら成型されると、オガライトの品質が不均
一となり、オガライトを炭釜にて炭化するときに収縮率
が相違し剥離しやすいという欠点がある。 また、軸に垂直な方向への力が発生しガス抜き溝を埋
めてしまうという欠点がある。 そこで、以上の欠点を解消し均質な穴なしオガライト
を成型するために、実願平1-128607号(実開平3-67046
号公報)においてスリーブの内壁に軸方向のリブ状突起
を少なくとも一本設けた構造のオガライト成型機を提案
した。
しかし、まだ立ち消えすることも考えられるので、穴
を設けたオガライトが要求されている。 しかしこの場合、大きい穴では火持ちが悪いので小さ
い穴を設ける必要がある。 ところが、小さい穴を設けるために、以前の穴のある
オガライト成型用の圧縮スクリューの先端の軸を細くす
るだけでは、オガ粉を押し込む作用が、周辺部では充分
働くが、軸芯部では充分作用しないので、軸にオガ粉が
こびり付いてしまうという問題がある。 また、小さな穴は詰まりやすいので、従来の穴のある
オガライト成型用の装置では、一旦穴が詰まるとガスの
抜け道がなくなるので、オガライトが爆発的に飛び出す
という危険性もある。 そこで、穴なしオガライト成型機の構造を利用して、
小さな穴のあるオガライトを安全に成型できる装置の提
供を目的として本考案はなされたものであある。
を設けたオガライトが要求されている。 しかしこの場合、大きい穴では火持ちが悪いので小さ
い穴を設ける必要がある。 ところが、小さい穴を設けるために、以前の穴のある
オガライト成型用の圧縮スクリューの先端の軸を細くす
るだけでは、オガ粉を押し込む作用が、周辺部では充分
働くが、軸芯部では充分作用しないので、軸にオガ粉が
こびり付いてしまうという問題がある。 また、小さな穴は詰まりやすいので、従来の穴のある
オガライト成型用の装置では、一旦穴が詰まるとガスの
抜け道がなくなるので、オガライトが爆発的に飛び出す
という危険性もある。 そこで、穴なしオガライト成型機の構造を利用して、
小さな穴のあるオガライトを安全に成型できる装置の提
供を目的として本考案はなされたものであある。
本考案は上記課題に鑑みて、オガ粉を圧縮スクリユー
にてスリーブを経て加熱筒に圧入し、オガライトを加熱
成型するオガライト成型機において、前記スリーブの内
壁に軸方向のリブ状突起を少なくとも一本設け、前記ス
リーブに透孔を少なくとも一つ穿設し、前記圧縮スクリ
ューの先端にスクリュー軸より小径で且つ若干先細りの
小軸を突設し、螺旋状のスクリュー刃を前記小軸の基部
まで形成するという手段を講じた。
にてスリーブを経て加熱筒に圧入し、オガライトを加熱
成型するオガライト成型機において、前記スリーブの内
壁に軸方向のリブ状突起を少なくとも一本設け、前記ス
リーブに透孔を少なくとも一つ穿設し、前記圧縮スクリ
ューの先端にスクリュー軸より小径で且つ若干先細りの
小軸を突設し、螺旋状のスクリュー刃を前記小軸の基部
まで形成するという手段を講じた。
本考案にかかる穴なしオガライト成型機では、加熱さ
れたオガ粉から発生するガスは、前記スクリュー刃の先
端部にて最も多量に発生するが、前記スクリュー刃の回
転方向に対して前記リブ状突起の裏側になる部分は、オ
ガ粉の圧縮が緩くなるのでガスの通路が形成されやす
く、ガスの排出を容易にする。 前記スリーブの内壁に軸方向のリブ状突起を少なくと
も一本設けたので、オガライトが加熱筒の中で捩じれる
こともない。 前記圧縮スクリューの先端にスクリュー軸より小径で
且つ若干先細りの小径軸を突設したので、オガライトに
は小さな穴が形成される。 小径軸を先細りにしたので、オガライトの穴周辺のオ
ガ粉が小径軸に巻きつくことがなくなる。 旋状のスクリュー刃を前記小径軸の基部まで形成した
ので、オガライトが小径軸に巻きつくことなく、オガラ
イトを押し出す力が作用する。 そして、例えオガライトに形成される小さな穴がオガ
粉で詰まっても、前記リブ状突起によってオガライトの
周囲に形成された溝からガスが抜けるので、圧縮スクリ
ューの先端部近傍に高圧のガスが溜まってオガライトが
爆発的に飛び出すことは無くなる。
れたオガ粉から発生するガスは、前記スクリュー刃の先
端部にて最も多量に発生するが、前記スクリュー刃の回
転方向に対して前記リブ状突起の裏側になる部分は、オ
ガ粉の圧縮が緩くなるのでガスの通路が形成されやす
く、ガスの排出を容易にする。 前記スリーブの内壁に軸方向のリブ状突起を少なくと
も一本設けたので、オガライトが加熱筒の中で捩じれる
こともない。 前記圧縮スクリューの先端にスクリュー軸より小径で
且つ若干先細りの小径軸を突設したので、オガライトに
は小さな穴が形成される。 小径軸を先細りにしたので、オガライトの穴周辺のオ
ガ粉が小径軸に巻きつくことがなくなる。 旋状のスクリュー刃を前記小径軸の基部まで形成した
ので、オガライトが小径軸に巻きつくことなく、オガラ
イトを押し出す力が作用する。 そして、例えオガライトに形成される小さな穴がオガ
粉で詰まっても、前記リブ状突起によってオガライトの
周囲に形成された溝からガスが抜けるので、圧縮スクリ
ューの先端部近傍に高圧のガスが溜まってオガライトが
爆発的に飛び出すことは無くなる。
以下に、本考案にかかる好適な実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。 第1図は前記実施例のオガライト成型機の一部断面側
面図、第2図は前記オガライト成型機のスクリューの先
端部の拡大側面図、第3図は前記オガライト成型機のス
リーブの側面断面図、第4図は前記スリーブの正面図、
第5図はオガライトの正面断面図である。 図面において、 2はベルトを介してモータにて回転駆動されるプーリ、
3はオガライト成型機の本体、4は材料のオガ粉を入れ
るホッパー、5は該ホッパーのオガ粉を圧縮して押し出
す圧縮スクリュー、6は導入案内筒、8は前記圧縮スク
リュー5の先端部に配置された取り替え交換可能な交換
案内筒、9はオガライト成型機の本体3に設けられた加
熱筒、10は前記加熱筒9に内装された加熱スリーブ、11
は前記加熱筒9を加熱する加熱釜、15は前記加熱筒9に
内装されたスリーブ、14は前記スリーブ15の内部で加熱
されるオガ粉から発生するガスを筒外へ排除するための
ガス抜き穴である。前記加熱スリーブ15の内面には歯18
を凸設した。第2図において、51はスクリュー軸、52は
該スクリュー軸51の周囲に形成されたスクリュー刃、53
は前記スクリュー軸51の先に延設された小径軸である。 上記構成のオガライト成型機において、前記ホッパー
4に供給されるオガ粉は、前記圧縮スクリュー5の後端
部Aのスクリューにより前記導入案内筒6へ搬送され
る。この導入案内筒6内のオガ粉は更に前記交換案内筒
8へ押し込まれる。この交換案内筒8の内径は先細りに
なっていて、オガ粉は、前記圧縮スクリュー5の先端部
Bのスクリューにて前記スリーブ15へ押し込まれる。 このスリーブ15においては、前記圧縮スクリュー5で
押し込まれたオガ粉は前記加熱筒9内に充満しているオ
ガ粉で制限されると共に、スリーブ15の内径は軸方向に
先細りのテーパーとなっているため、内径の減少による
抵抗により圧縮される。そして、前記加熱釜11の熱によ
り前記加熱筒9を介して加熱される。 このとき、前記圧縮スクリュー5の先端にスクリュー
軸51より小径で且つ若干先細りの小径軸53を突設したの
で、オガライト20には小さな穴22が形成される。 小径軸を先細りにしたので、オガライト20の穴22周辺
のオガ粉が小径軸53に巻きつくことがなくなる。 施状のスクリュー刃52を前記小径軸53の基部まで形成
したので、オガライト20が小径軸53に巻きつくことな
く、オガライト20を押し出す力が作用する。 このようにして、オガ粉は前記スリーブ15から前記加
熱釜11にかけて加熱と圧縮されるので、棒状の固いオガ
ライト20として成型される。 このとき、成型されるオガライト20は前記歯18によっ
て軸廻りの回転を規制されながら押されるとともに、そ
の表面には、前記歯18によって溝21が形成される。 そして、発生したガスは前記ガス抜き穴14と前記オガ
ライトの表面に軸方向に形成されたガス抜き溝21とから
排出されるので、オガライトが前記加熱筒10の先端から
飛び出すことは無い。 前記ガス抜き穴14からこぼれ出るオガ粉は、前記加熱
釜11内に落ちて、燃焼するので燃料となる。 前記スリーブ15の形状を第3図および第4図に基づい
て以下に詳述する。 前記スリーブ15の内壁には4本の歯18が設けられてい
る。この歯18は、入り口側から出口側へ向かって薄くま
た低くテーパを持たせてある。例えば、歯18の入口側の
厚みを6mm、出口側の厚みを4mmとする。 このテーパ形状により、オガライトの表面に形成される
溝21の内面は、歯18から徐々に離れるので、平に仕上げ
られる。 また、入口側の歯は高く太いので強度的にも安定し、
軸廻りの回転力に抗して、オガライトの回転を防止す
る。 前記圧縮スクリュー5は、棒状の軸体51の回りにスク
リュー刃52が螺旋状に巻設された構造であり、若干先細
りに成型されている。 また、この圧縮スクリュー5の先端部Bの刃先、即ち
前記スクリュー刃52の刃先Cの長さは、当該圧縮スクリ
ュー5の半径Rより短くはなく、且つその刃先Cは、直
径方向に平行で且つ軸芯近傍を通って形成されている。 前記圧縮スクリュー5のスクリュー刃52の先端は、前
記ガス抜き穴14の位置に配設されている。 前記圧縮スクリュー5のスクリュー刃52の先端は、上
記構成であるので、前記スクリュー刃52で圧縮されてき
たオガ粉は、スクリュー刃52の先端で略一様に押され
て、前記スリーブ15へ圧入される。 よって、軸芯近傍のオガ粉が滞留して、オガライトが
不均質になるという問題点も無くなり、均一なオガライ
トが成型される。 更に、前記スクリュー軸51の先端には先細りの小径軸
53が突設されているので、オガライト20には小さな径の
穴が形成される。このとき、前記小径軸53の基部にまで
スクリュー刃52が設けられているので、軸芯近傍のオガ
粉を充分な圧力で前方へ押し出される。また、前記小径
軸53は先細り形状になっているので、オガライトに形成
される穴22が内側に若干膨張しても小径軸53に巻きつく
ことは防げる。 また、加熱されたオガ粉から発生するガスは、前記刃
先C近傍にて最も多量に発生するが、発生したガスは、
その刃先C近傍に設けられた前記ガス抜き穴14から排出
される。 また、前記歯18が先細りになっていることにより、歯
18と圧縮されつつあるオガ粉との間隙は先の方ほど緩く
なるので、発生したガスは先の方へ容易に排出されて内
部には滞留しない。特に、スクリュー刃52の回転方向に
対して、前記歯18の裏側の部分は、オガ粉の圧縮も弱い
のでオガ粉が緩くなっており、ガスの通路が形成されや
すく、ガスの排出を容易にしている。 そして、例えオガライトに形成される小さな穴22がオ
ガ粉で詰まっても、前記リブ状突起18によってオガライ
トの周囲に形成された溝21、およびスリーブに設けられ
たガス抜き穴14からガスが抜けるので、スリーブや加熱
筒の内部に高圧のガスが溜まってオガライトが爆発的に
飛び出すことが防止され、安全性が向上する。 また、ガス抜き穴14からこぼれ落ちるオガ粉は、加熱
釜11内に落ちて燃焼するので、加熱用の燃料が自動的に
供給されることになり、従来加熱に要していた燃料の補
給が不要となるという効果もある。 上記歯18は4本に限定されるものではなく、オガライ
トの回転防止とガス抜き用の溝21を形成するためであれ
ば何本でも良い。
て詳細に説明する。 第1図は前記実施例のオガライト成型機の一部断面側
面図、第2図は前記オガライト成型機のスクリューの先
端部の拡大側面図、第3図は前記オガライト成型機のス
リーブの側面断面図、第4図は前記スリーブの正面図、
第5図はオガライトの正面断面図である。 図面において、 2はベルトを介してモータにて回転駆動されるプーリ、
3はオガライト成型機の本体、4は材料のオガ粉を入れ
るホッパー、5は該ホッパーのオガ粉を圧縮して押し出
す圧縮スクリュー、6は導入案内筒、8は前記圧縮スク
リュー5の先端部に配置された取り替え交換可能な交換
案内筒、9はオガライト成型機の本体3に設けられた加
熱筒、10は前記加熱筒9に内装された加熱スリーブ、11
は前記加熱筒9を加熱する加熱釜、15は前記加熱筒9に
内装されたスリーブ、14は前記スリーブ15の内部で加熱
されるオガ粉から発生するガスを筒外へ排除するための
ガス抜き穴である。前記加熱スリーブ15の内面には歯18
を凸設した。第2図において、51はスクリュー軸、52は
該スクリュー軸51の周囲に形成されたスクリュー刃、53
は前記スクリュー軸51の先に延設された小径軸である。 上記構成のオガライト成型機において、前記ホッパー
4に供給されるオガ粉は、前記圧縮スクリュー5の後端
部Aのスクリューにより前記導入案内筒6へ搬送され
る。この導入案内筒6内のオガ粉は更に前記交換案内筒
8へ押し込まれる。この交換案内筒8の内径は先細りに
なっていて、オガ粉は、前記圧縮スクリュー5の先端部
Bのスクリューにて前記スリーブ15へ押し込まれる。 このスリーブ15においては、前記圧縮スクリュー5で
押し込まれたオガ粉は前記加熱筒9内に充満しているオ
ガ粉で制限されると共に、スリーブ15の内径は軸方向に
先細りのテーパーとなっているため、内径の減少による
抵抗により圧縮される。そして、前記加熱釜11の熱によ
り前記加熱筒9を介して加熱される。 このとき、前記圧縮スクリュー5の先端にスクリュー
軸51より小径で且つ若干先細りの小径軸53を突設したの
で、オガライト20には小さな穴22が形成される。 小径軸を先細りにしたので、オガライト20の穴22周辺
のオガ粉が小径軸53に巻きつくことがなくなる。 施状のスクリュー刃52を前記小径軸53の基部まで形成
したので、オガライト20が小径軸53に巻きつくことな
く、オガライト20を押し出す力が作用する。 このようにして、オガ粉は前記スリーブ15から前記加
熱釜11にかけて加熱と圧縮されるので、棒状の固いオガ
ライト20として成型される。 このとき、成型されるオガライト20は前記歯18によっ
て軸廻りの回転を規制されながら押されるとともに、そ
の表面には、前記歯18によって溝21が形成される。 そして、発生したガスは前記ガス抜き穴14と前記オガ
ライトの表面に軸方向に形成されたガス抜き溝21とから
排出されるので、オガライトが前記加熱筒10の先端から
飛び出すことは無い。 前記ガス抜き穴14からこぼれ出るオガ粉は、前記加熱
釜11内に落ちて、燃焼するので燃料となる。 前記スリーブ15の形状を第3図および第4図に基づい
て以下に詳述する。 前記スリーブ15の内壁には4本の歯18が設けられてい
る。この歯18は、入り口側から出口側へ向かって薄くま
た低くテーパを持たせてある。例えば、歯18の入口側の
厚みを6mm、出口側の厚みを4mmとする。 このテーパ形状により、オガライトの表面に形成される
溝21の内面は、歯18から徐々に離れるので、平に仕上げ
られる。 また、入口側の歯は高く太いので強度的にも安定し、
軸廻りの回転力に抗して、オガライトの回転を防止す
る。 前記圧縮スクリュー5は、棒状の軸体51の回りにスク
リュー刃52が螺旋状に巻設された構造であり、若干先細
りに成型されている。 また、この圧縮スクリュー5の先端部Bの刃先、即ち
前記スクリュー刃52の刃先Cの長さは、当該圧縮スクリ
ュー5の半径Rより短くはなく、且つその刃先Cは、直
径方向に平行で且つ軸芯近傍を通って形成されている。 前記圧縮スクリュー5のスクリュー刃52の先端は、前
記ガス抜き穴14の位置に配設されている。 前記圧縮スクリュー5のスクリュー刃52の先端は、上
記構成であるので、前記スクリュー刃52で圧縮されてき
たオガ粉は、スクリュー刃52の先端で略一様に押され
て、前記スリーブ15へ圧入される。 よって、軸芯近傍のオガ粉が滞留して、オガライトが
不均質になるという問題点も無くなり、均一なオガライ
トが成型される。 更に、前記スクリュー軸51の先端には先細りの小径軸
53が突設されているので、オガライト20には小さな径の
穴が形成される。このとき、前記小径軸53の基部にまで
スクリュー刃52が設けられているので、軸芯近傍のオガ
粉を充分な圧力で前方へ押し出される。また、前記小径
軸53は先細り形状になっているので、オガライトに形成
される穴22が内側に若干膨張しても小径軸53に巻きつく
ことは防げる。 また、加熱されたオガ粉から発生するガスは、前記刃
先C近傍にて最も多量に発生するが、発生したガスは、
その刃先C近傍に設けられた前記ガス抜き穴14から排出
される。 また、前記歯18が先細りになっていることにより、歯
18と圧縮されつつあるオガ粉との間隙は先の方ほど緩く
なるので、発生したガスは先の方へ容易に排出されて内
部には滞留しない。特に、スクリュー刃52の回転方向に
対して、前記歯18の裏側の部分は、オガ粉の圧縮も弱い
のでオガ粉が緩くなっており、ガスの通路が形成されや
すく、ガスの排出を容易にしている。 そして、例えオガライトに形成される小さな穴22がオ
ガ粉で詰まっても、前記リブ状突起18によってオガライ
トの周囲に形成された溝21、およびスリーブに設けられ
たガス抜き穴14からガスが抜けるので、スリーブや加熱
筒の内部に高圧のガスが溜まってオガライトが爆発的に
飛び出すことが防止され、安全性が向上する。 また、ガス抜き穴14からこぼれ落ちるオガ粉は、加熱
釜11内に落ちて燃焼するので、加熱用の燃料が自動的に
供給されることになり、従来加熱に要していた燃料の補
給が不要となるという効果もある。 上記歯18は4本に限定されるものではなく、オガライ
トの回転防止とガス抜き用の溝21を形成するためであれ
ば何本でも良い。
本考案にかかるオガライト成型機によれば、スリーブ
の内壁に軸方向のリブ状突起を少なくとも一本設けてオ
ガライトの表面に軸方向の溝を形成したので、この溝と
前記リブ状突起とが噛み合ってオガライトの回転を防止
し、オガライトの品質が均一となり、炭釜にて炭化する
ときに硬いオガ炭になる高品質なオガライトを成型でき
る。 また、加熱されたオガ粉から発生するガスは、オガラ
イト表面に形成された溝を通って排出されて内部に滞留
しないので、オガライトの棒が前記加熱筒の先端から前
記ガスの圧力により爆発的に飛び出すということも防止
でき、オガライトの成型を安全に行えるという効果も得
られる。 さらに、前記圧縮スクリューの先端にスクリュー軸よ
り小径で且つ若干先細りの小径軸を突設したので、小さ
な穴の設けられた立ち消えし難いオガライトを提供でき
るという効果がある。 小径軸を先細りにし、スクリュー刃を前記小径軸の基
部まで形成したので、オガライトが小径軸に巻きつくこ
となく、またオガライトを押し出す力を作用させ、能率
良くオガライトの製造ができる。 そして、例えオガライトに形成される小さな穴がオガ
粉で詰まっても、オガライトの周囲に形成された溝、お
よびスリーブに設けられたガス抜き穴からガスが抜ける
ので、スリーブや加熱筒の内部に高圧のガスが溜まって
オガライトが爆発的に飛び出すことが防止され、安全性
が向上する。
の内壁に軸方向のリブ状突起を少なくとも一本設けてオ
ガライトの表面に軸方向の溝を形成したので、この溝と
前記リブ状突起とが噛み合ってオガライトの回転を防止
し、オガライトの品質が均一となり、炭釜にて炭化する
ときに硬いオガ炭になる高品質なオガライトを成型でき
る。 また、加熱されたオガ粉から発生するガスは、オガラ
イト表面に形成された溝を通って排出されて内部に滞留
しないので、オガライトの棒が前記加熱筒の先端から前
記ガスの圧力により爆発的に飛び出すということも防止
でき、オガライトの成型を安全に行えるという効果も得
られる。 さらに、前記圧縮スクリューの先端にスクリュー軸よ
り小径で且つ若干先細りの小径軸を突設したので、小さ
な穴の設けられた立ち消えし難いオガライトを提供でき
るという効果がある。 小径軸を先細りにし、スクリュー刃を前記小径軸の基
部まで形成したので、オガライトが小径軸に巻きつくこ
となく、またオガライトを押し出す力を作用させ、能率
良くオガライトの製造ができる。 そして、例えオガライトに形成される小さな穴がオガ
粉で詰まっても、オガライトの周囲に形成された溝、お
よびスリーブに設けられたガス抜き穴からガスが抜ける
ので、スリーブや加熱筒の内部に高圧のガスが溜まって
オガライトが爆発的に飛び出すことが防止され、安全性
が向上する。
第1図は本考案にかかるオガライト成型機の一実施例の
一部断面側面図、第2図は前記オガライト成型機のスク
リューの先端部の拡大側面図、第3図は前記オガライト
成型機のスリーブの側面断面図、第4図は前記スリーブ
の正面図、第5図はオガライトの正面断面図である。 3……オガライト成型機の本体、5……圧縮スクリュ
ー、15……スリーブ、9……加熱筒、14……ガス抜き
穴、18……歯(リブ状突起)、20……オガライト、21…
…溝、22……穴(透孔)、51……スクリュー軸、52……
スクリュー刃、53……小径軸。
一部断面側面図、第2図は前記オガライト成型機のスク
リューの先端部の拡大側面図、第3図は前記オガライト
成型機のスリーブの側面断面図、第4図は前記スリーブ
の正面図、第5図はオガライトの正面断面図である。 3……オガライト成型機の本体、5……圧縮スクリュ
ー、15……スリーブ、9……加熱筒、14……ガス抜き
穴、18……歯(リブ状突起)、20……オガライト、21…
…溝、22……穴(透孔)、51……スクリュー軸、52……
スクリュー刃、53……小径軸。
Claims (1)
- 【請求項1】オガ粉を圧縮スクリューにてスリーブを経
て加熱筒に圧入し、オガライトを加熱成型するオガライ
ト成型機において、 前記スリーブの内壁に軸方向のリブ状突起を少なくとも
一本設け、前記スリーブに透孔を少なくとも一つ穿設
し、前記圧縮スクリューの先端にスクリュー軸より小径
で且つ若干先細りの小軸を突設し、螺旋状のスクリュー
刃を前記小軸の基部まで形成したことを特徴とするオガ
ライト成型機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3748690U JPH088085Y2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | オガライト成型機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3748690U JPH088085Y2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | オガライト成型機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03129406U JPH03129406U (ja) | 1991-12-26 |
JPH088085Y2 true JPH088085Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=31544642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3748690U Expired - Lifetime JPH088085Y2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | オガライト成型機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088085Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006077652A1 (ja) * | 2005-01-24 | 2006-07-27 | Osaka Industrial Promotion Organization | 木質バイオマス固形燃料及びその製法 |
-
1990
- 1990-04-06 JP JP3748690U patent/JPH088085Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006077652A1 (ja) * | 2005-01-24 | 2006-07-27 | Osaka Industrial Promotion Organization | 木質バイオマス固形燃料及びその製法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03129406U (ja) | 1991-12-26 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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