JPH0880632A - サーマルヘッド制御装置 - Google Patents
サーマルヘッド制御装置Info
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- JPH0880632A JPH0880632A JP21707694A JP21707694A JPH0880632A JP H0880632 A JPH0880632 A JP H0880632A JP 21707694 A JP21707694 A JP 21707694A JP 21707694 A JP21707694 A JP 21707694A JP H0880632 A JPH0880632 A JP H0880632A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、サーマルヘッド制御装置において、
発熱体個々の印字履歴に伴なう蓄熱量と共に、ヘッド全
体としての印字履歴に伴なう蓄熱量をも考慮した通電時
間制御により印字濃度に斑のない高印字品質を得ること
を目的とする。 【構成】印刷データ記憶部に記憶されている被印字デー
タを、1ラインデータずつ制御部に読出し、印字制御部
からヘッドドライバを介してサーマルヘッドにより印字
する際に、今回の1ライン印字を行なうためのサーマル
ヘッドの各ドット発熱体(0)〜(63)に対する通電時
間を、前回の1ライン印字を行なう際のサーマルヘッド
の全体蓄熱量Kn-1 と前回の1ライン印字データの黒字
率Xn-1 とに基づき計算される現在の全体蓄熱量Kn に
応じた第1の通電時間(E)と、各ドット発熱体(0)
〜(63)毎の印字履歴に応じた第2の通電時間(AorB
orCorD)との加算により設定し、順次1ライン印字制
御を行なう構成とする。
発熱体個々の印字履歴に伴なう蓄熱量と共に、ヘッド全
体としての印字履歴に伴なう蓄熱量をも考慮した通電時
間制御により印字濃度に斑のない高印字品質を得ること
を目的とする。 【構成】印刷データ記憶部に記憶されている被印字デー
タを、1ラインデータずつ制御部に読出し、印字制御部
からヘッドドライバを介してサーマルヘッドにより印字
する際に、今回の1ライン印字を行なうためのサーマル
ヘッドの各ドット発熱体(0)〜(63)に対する通電時
間を、前回の1ライン印字を行なう際のサーマルヘッド
の全体蓄熱量Kn-1 と前回の1ライン印字データの黒字
率Xn-1 とに基づき計算される現在の全体蓄熱量Kn に
応じた第1の通電時間(E)と、各ドット発熱体(0)
〜(63)毎の印字履歴に応じた第2の通電時間(AorB
orCorD)との加算により設定し、順次1ライン印字制
御を行なう構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサやラ
ベルプリンタ等にあって、サーマルヘッドに配設された
発熱体を入力手段により入力された印字データに応じて
発熱駆動することにより被印字媒体に印字するサーマル
ヘッド制御装置に関する。
ベルプリンタ等にあって、サーマルヘッドに配設された
発熱体を入力手段により入力された印字データに応じて
発熱駆動することにより被印字媒体に印字するサーマル
ヘッド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワードプロセッサ等に組込まれ
ているサーマルヘッドを備えた印刷装置では、サーマル
ヘッドを記録紙に圧接させ、該サーマルヘッドを被印字
データの各1ラインデータに応じて発熱駆動すると同時
に、前記記録紙上を1ドットラインずつ移動させること
により、被印字データを順次1ドットラインずつ印字出
力している。
ているサーマルヘッドを備えた印刷装置では、サーマル
ヘッドを記録紙に圧接させ、該サーマルヘッドを被印字
データの各1ラインデータに応じて発熱駆動すると同時
に、前記記録紙上を1ドットラインずつ移動させること
により、被印字データを順次1ドットラインずつ印字出
力している。
【0003】この1ドットラインの被印字データを出力
する際には、従来、例えば過去4回までの各1ラインデ
ータの印字履歴から、今回の1ラインデータを印字する
ためのサーマルヘッドに対する通電時間を決定する印字
制御方式が採用されている。
する際には、従来、例えば過去4回までの各1ラインデ
ータの印字履歴から、今回の1ラインデータを印字する
ためのサーマルヘッドに対する通電時間を決定する印字
制御方式が採用されている。
【0004】すなわち、この印字制御方式は、各1ライ
ンデータにおけるドット単位の印字履歴が、例えば1回
前に黒データで放熱期間が殆どなかったり、4回前に黒
データで充分放熱されたりして、サーマルヘッド内の各
発熱体毎に蓄熱状態のばらつきが生じ、1印字ライン中
おいて印字濃度の斑が生じるのを防止するために採用さ
れたもので、これにより、各印字ライン共終始安定した
印字品質を維持するようにしている。
ンデータにおけるドット単位の印字履歴が、例えば1回
前に黒データで放熱期間が殆どなかったり、4回前に黒
データで充分放熱されたりして、サーマルヘッド内の各
発熱体毎に蓄熱状態のばらつきが生じ、1印字ライン中
おいて印字濃度の斑が生じるのを防止するために採用さ
れたもので、これにより、各印字ライン共終始安定した
印字品質を維持するようにしている。
【0005】図8は従来の印字制御方式によるサーマル
ヘッドの各発熱体に対するそれぞれの印字履歴に応じた
通電時間の設定状態を示す図である。ここで、サーマル
ヘッドは、例えば1ライン64ドットの発熱体を持って
構成されている。
ヘッドの各発熱体に対するそれぞれの印字履歴に応じた
通電時間の設定状態を示す図である。ここで、サーマル
ヘッドは、例えば1ライン64ドットの発熱体を持って
構成されている。
【0006】例えば、今回印字する1ラインデータの第
1ドットデータ〜第64ドットデータが全て黒データで
ある場合に、まず、第1ドットデータ(0)の印字履歴
は4回前で黒データと充分な放熱期間があったため、第
1ドット発熱体の通電時間は最長の“A”に設定され、
蓄熱の少ない状態が補われる。
1ドットデータ〜第64ドットデータが全て黒データで
ある場合に、まず、第1ドットデータ(0)の印字履歴
は4回前で黒データと充分な放熱期間があったため、第
1ドット発熱体の通電時間は最長の“A”に設定され、
蓄熱の少ない状態が補われる。
【0007】また、第2ドットデータ(1)の印字履歴
は3回前で黒データとある程度の放熱期間があったた
め、第2ドット発熱体の通電時間は前記“A”よりは短
い“B”に設定される。
は3回前で黒データとある程度の放熱期間があったた
め、第2ドット発熱体の通電時間は前記“A”よりは短
い“B”に設定される。
【0008】また、第3ドットデータ(2)の印字履歴
は2回前で黒データと放熱期間が少ないため、第3ドッ
ト発熱体の通電時間は前記“B”より短い“C”に設定
される。
は2回前で黒データと放熱期間が少ないため、第3ドッ
ト発熱体の通電時間は前記“B”より短い“C”に設定
される。
【0009】さらに、第4ドットデータ(3)では、前
回の印字履歴が黒データと放熱期間が殆どないため、第
4ドット発熱体の通電時間は最短の“D”に設定され、
その蓄熱状態が最大限に利用される。このようにして、
1ライン印字の各印字ドット(0)〜(63)間で、印
字濃度の斑が生じるのを防止している。
回の印字履歴が黒データと放熱期間が殆どないため、第
4ドット発熱体の通電時間は最短の“D”に設定され、
その蓄熱状態が最大限に利用される。このようにして、
1ライン印字の各印字ドット(0)〜(63)間で、印
字濃度の斑が生じるのを防止している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の印字制御方式のように、サーマルヘッドの各ドット
発熱体毎の印字履歴のみに応じて、今回の1ライン印字
に伴なう通電時間を設定したのでは、各ドット発熱体個
々の蓄熱量は考慮されるものの、例えば前回の1ライン
データ中に黒データの数が多かったり少なかったりする
ことによる、サーマルヘッド全体としての蓄熱による影
響が考慮されないため、さらなるきめ細かい制御により
高印字品質を得ることはできない問題があった。
来の印字制御方式のように、サーマルヘッドの各ドット
発熱体毎の印字履歴のみに応じて、今回の1ライン印字
に伴なう通電時間を設定したのでは、各ドット発熱体個
々の蓄熱量は考慮されるものの、例えば前回の1ライン
データ中に黒データの数が多かったり少なかったりする
ことによる、サーマルヘッド全体としての蓄熱による影
響が考慮されないため、さらなるきめ細かい制御により
高印字品質を得ることはできない問題があった。
【0011】本発明は前記の問題に鑑みなされたもの
で、発熱体個々の印字履歴に伴なう蓄熱量と共に、サー
マルヘッド全体としての印字履歴に伴なう蓄熱量をも考
慮してきめ細かな通電時間制御を行ない、印字濃度に斑
のない高印字品質を得ることが可能になるサーマルヘッ
ド制御装置を提供することを目的とする。
で、発熱体個々の印字履歴に伴なう蓄熱量と共に、サー
マルヘッド全体としての印字履歴に伴なう蓄熱量をも考
慮してきめ細かな通電時間制御を行ない、印字濃度に斑
のない高印字品質を得ることが可能になるサーマルヘッ
ド制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1のサーマルヘッド制御装置は、複数個の発熱体が
配設されたサーマルヘッドと、このサーマルヘッドの今
回の印字ラインを印字する際の熱量を、前回の印字ライ
ンを印字する際の当該サーマルヘッドにおける黒字率と
前回の印字ラインを印字する際の蓄熱量とに基づいて制
御する制御手段とを備えて構成したものである。
る第1のサーマルヘッド制御装置は、複数個の発熱体が
配設されたサーマルヘッドと、このサーマルヘッドの今
回の印字ラインを印字する際の熱量を、前回の印字ライ
ンを印字する際の当該サーマルヘッドにおける黒字率と
前回の印字ラインを印字する際の蓄熱量とに基づいて制
御する制御手段とを備えて構成したものである。
【0013】また、本発明に係わる第2のサーマルヘッ
ド制御装置は、複数個の発熱体が配設されたサーマルヘ
ッドと、このサーマルヘッドの今回の印字ラインを印字
する際の蓄熱量を、前回の印字ラインを印字する際の当
該サーマルヘッドにおける黒字率と前回の印字ラインを
印字する際の蓄熱量とから求める蓄熱量演算手段と、こ
の蓄熱量演算手段の演算結果に基づいて前記サーマルヘ
ッドの各発熱体に対する今回の印字ラインを印字するた
めの第1の通電時間を決定する第1通電時間決定手段
と、前記サーマルヘッドの各発熱体毎の黒字の履歴情報
に応じて該サーマルヘッドの各発熱体のそれぞれに対す
る今回の印字ラインを印字するための第2の通電時間を
決定する第2通電時間決定手段と、前記第1通電時間決
定手段及び前記第2通電時間決定手段により決定された
前記第1の通電時間及び前記第2の通電時間に基づいて
前記サーマルヘッドの各発熱体のそれぞれに通電する時
間を制御する通電時間制御手段とを備えて構成したもの
である。
ド制御装置は、複数個の発熱体が配設されたサーマルヘ
ッドと、このサーマルヘッドの今回の印字ラインを印字
する際の蓄熱量を、前回の印字ラインを印字する際の当
該サーマルヘッドにおける黒字率と前回の印字ラインを
印字する際の蓄熱量とから求める蓄熱量演算手段と、こ
の蓄熱量演算手段の演算結果に基づいて前記サーマルヘ
ッドの各発熱体に対する今回の印字ラインを印字するた
めの第1の通電時間を決定する第1通電時間決定手段
と、前記サーマルヘッドの各発熱体毎の黒字の履歴情報
に応じて該サーマルヘッドの各発熱体のそれぞれに対す
る今回の印字ラインを印字するための第2の通電時間を
決定する第2通電時間決定手段と、前記第1通電時間決
定手段及び前記第2通電時間決定手段により決定された
前記第1の通電時間及び前記第2の通電時間に基づいて
前記サーマルヘッドの各発熱体のそれぞれに通電する時
間を制御する通電時間制御手段とを備えて構成したもの
である。
【0014】さらに、本発明に係わる第3のサーマルヘ
ッド制御装置は、前記第2のサーマルヘッド制御装置に
あって、前記蓄熱量演算手段による前記サーマルヘッド
の蓄熱量は、前回の印字ラインを印字する際の前記サー
マルヘッドにおける黒字率及び前回の印字ラインを印字
する際の前記サーマルヘッドの蓄熱量に基づく前記サー
マルヘッド固有の関係式に従って演算される構成とした
ものである。
ッド制御装置は、前記第2のサーマルヘッド制御装置に
あって、前記蓄熱量演算手段による前記サーマルヘッド
の蓄熱量は、前回の印字ラインを印字する際の前記サー
マルヘッドにおける黒字率及び前回の印字ラインを印字
する際の前記サーマルヘッドの蓄熱量に基づく前記サー
マルヘッド固有の関係式に従って演算される構成とした
ものである。
【0015】
【作用】つまり、前記第1のサーマルヘッド制御装置で
は、サーマルヘッドの今回の印字ラインを印字する際の
熱量が、前回の印字ラインを印字する際の当該サーマル
ヘッドにおける黒字率と前回の印字ラインを印字する際
の蓄熱量とに基づいて制御されるので、前回印字以前ま
でのヘッド蓄熱量に加えて、前回印字ラインにおける黒
字率が前回印字そのものに伴なうヘッド蓄熱量として換
算され、今回印字直前におけるサーマルヘッド全体とし
ての蓄熱量を考慮した今回印字のためのヘッド熱量が制
御されることになる。
は、サーマルヘッドの今回の印字ラインを印字する際の
熱量が、前回の印字ラインを印字する際の当該サーマル
ヘッドにおける黒字率と前回の印字ラインを印字する際
の蓄熱量とに基づいて制御されるので、前回印字以前ま
でのヘッド蓄熱量に加えて、前回印字ラインにおける黒
字率が前回印字そのものに伴なうヘッド蓄熱量として換
算され、今回印字直前におけるサーマルヘッド全体とし
ての蓄熱量を考慮した今回印字のためのヘッド熱量が制
御されることになる。
【0016】また、前記第2のサーマルヘッド制御装置
では、サーマルヘッドの今回の印字ラインを印字する際
の蓄熱量が、前回の印字ラインを印字する際の当該サー
マルヘッドにおける黒字率と前回の印字ラインを印字す
る際の蓄熱量とから求められ、この今回印字の際の蓄熱
量に基づいて前記サーマルヘッドの各発熱体に対する第
1の通電時間が決定されると共に、前記サーマルヘッド
の各発熱体毎の黒字の履歴情報に応じて該サーマルヘッ
ドの各発熱体のそれぞれに対する第2の通電時間が決定
され、前記第1の通電時間及び前記第2の通電時間に基
づいて前記サーマルヘッドの各発熱体のそれぞれに通電
する時間が制御されるので、今回印字直前におけるサー
マルヘッド全体としての蓄熱量を考慮した第1の通電時
間と発熱体個々の蓄熱量を考慮した第2の通電時間とに
基づき、今回印字のためのヘッド各発熱体の通電時間が
制御されることになる。
では、サーマルヘッドの今回の印字ラインを印字する際
の蓄熱量が、前回の印字ラインを印字する際の当該サー
マルヘッドにおける黒字率と前回の印字ラインを印字す
る際の蓄熱量とから求められ、この今回印字の際の蓄熱
量に基づいて前記サーマルヘッドの各発熱体に対する第
1の通電時間が決定されると共に、前記サーマルヘッド
の各発熱体毎の黒字の履歴情報に応じて該サーマルヘッ
ドの各発熱体のそれぞれに対する第2の通電時間が決定
され、前記第1の通電時間及び前記第2の通電時間に基
づいて前記サーマルヘッドの各発熱体のそれぞれに通電
する時間が制御されるので、今回印字直前におけるサー
マルヘッド全体としての蓄熱量を考慮した第1の通電時
間と発熱体個々の蓄熱量を考慮した第2の通電時間とに
基づき、今回印字のためのヘッド各発熱体の通電時間が
制御されることになる。
【0017】また、前記第3のサーマルヘッド制御装置
では、前記第2のサーマルヘッド制御装置にあって、そ
のサーマルヘッドの今回の印字ラインを印字する際の蓄
熱量が、前回の印字ラインを印字する際の前記サーマル
ヘッドにおける黒字率及び前回の印字ラインを印字する
際の前記サーマルヘッドの蓄熱量に基づく前記サーマル
ヘッド固有の関係式に従って演算されることになる。
では、前記第2のサーマルヘッド制御装置にあって、そ
のサーマルヘッドの今回の印字ラインを印字する際の蓄
熱量が、前回の印字ラインを印字する際の前記サーマル
ヘッドにおける黒字率及び前回の印字ラインを印字する
際の前記サーマルヘッドの蓄熱量に基づく前記サーマル
ヘッド固有の関係式に従って演算されることになる。
【0018】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明のサーマルヘッド制御装置を搭載し
たワードプロセッサの電子回路の構成を示すブロック図
である。
する。図1は本発明のサーマルヘッド制御装置を搭載し
たワードプロセッサの電子回路の構成を示すブロック図
である。
【0019】このワードプロセッサは、制御部(CP
U)11を備えている。この制御部(CPU)11は、
キー入力部12から供給されるキー操作信号に基づき、
ROM13に予め記憶されているシステムプログラムを
起動させ、回路各部の動作制御を実行するもので、この
制御部(CPU)11には、前記キー入力部12,RO
M13の他、RAM14が接続されると共に、表示メモ
リ15を介して液晶表示部16が接続される。
U)11を備えている。この制御部(CPU)11は、
キー入力部12から供給されるキー操作信号に基づき、
ROM13に予め記憶されているシステムプログラムを
起動させ、回路各部の動作制御を実行するもので、この
制御部(CPU)11には、前記キー入力部12,RO
M13の他、RAM14が接続されると共に、表示メモ
リ15を介して液晶表示部16が接続される。
【0020】また、前記制御部(CPU)11には、印
字制御部17からヘッドドライバ18を介してサーマル
ヘッド19が接続されると共に、モータドライバ20を
介してキャリッジ駆動モータ21が接続される。
字制御部17からヘッドドライバ18を介してサーマル
ヘッド19が接続されると共に、モータドライバ20を
介してキャリッジ駆動モータ21が接続される。
【0021】前記キー入力部12には、被印字データと
なる任意の文字列(文書)を入力するためのかな文字キ
ー,数字キー,記号キーやかな/漢字変換キー,選択/
実行キー等からなる文字入力キーが備えられると共に、
印字処理を実行する際に操作される印字キー等の各種機
能キーが備えられる。
なる任意の文字列(文書)を入力するためのかな文字キ
ー,数字キー,記号キーやかな/漢字変換キー,選択/
実行キー等からなる文字入力キーが備えられると共に、
印字処理を実行する際に操作される印字キー等の各種機
能キーが備えられる。
【0022】前記サーマルヘッド19は、例えば64の
ドット発熱体をライン状に配列して構成され、前記キャ
リッジ駆動モータ21によってプラテンに沿って移動さ
れるキャリッジに載設され、そのホームポジションから
印字開始位置を経て1行印字分スライド移動されるもの
で、このサーマルヘッド19による1ラインデータずつ
の通電駆動処理に応じてキャリッジ駆動モータ21によ
りプラテンに沿って1印字ライン分ずつスライド移動さ
れ、該プラテン上の記録紙に対する1行印字が行なわれ
る。
ドット発熱体をライン状に配列して構成され、前記キャ
リッジ駆動モータ21によってプラテンに沿って移動さ
れるキャリッジに載設され、そのホームポジションから
印字開始位置を経て1行印字分スライド移動されるもの
で、このサーマルヘッド19による1ラインデータずつ
の通電駆動処理に応じてキャリッジ駆動モータ21によ
りプラテンに沿って1印字ライン分ずつスライド移動さ
れ、該プラテン上の記録紙に対する1行印字が行なわれ
る。
【0023】前記RAM14には、各種処理データの記
憶部(ワークエリア)やキー入力データ記憶部の他、キ
ー入力部12における各種文字データの入力操作により
作成された文字列(文書)データが、被印字データとし
て記憶される印刷データ記憶部等が備えられる。
憶部(ワークエリア)やキー入力データ記憶部の他、キ
ー入力部12における各種文字データの入力操作により
作成された文字列(文書)データが、被印字データとし
て記憶される印刷データ記憶部等が備えられる。
【0024】図2は前記ワードプロセッサのRAM14
に備えられる各種レジスタの構成を示す図である。この
RAM14には、前記ワークエリアやキー入力データ記
憶部(図示せず)の他、前記印刷データ記憶部14aを
始め、サーマルヘッド19による1ライン印字に際し、
その蓄熱量を求めるための下式(1)に示す蓄熱量演算
式に代入される前回の1ライン印字を行なう際のヘッド
蓄熱量Kn-1 が記憶される前回蓄熱量レジスタ14b、
前回の1ライン印字に伴なうサーマルヘッド19の全発
熱体から見た黒印字率Xn-1 が記憶される前回黒字率レ
ジスタ14c、前記前回ヘッド蓄熱量Kn-1 及び前記前
回黒字率Xn-1 に基づき前記蓄熱量演算式により算出さ
れる今回の1ライン印字を行なう際のヘッド蓄熱量Kn
が記憶される今回蓄熱量レジスタ14dが備えられる。
に備えられる各種レジスタの構成を示す図である。この
RAM14には、前記ワークエリアやキー入力データ記
憶部(図示せず)の他、前記印刷データ記憶部14aを
始め、サーマルヘッド19による1ライン印字に際し、
その蓄熱量を求めるための下式(1)に示す蓄熱量演算
式に代入される前回の1ライン印字を行なう際のヘッド
蓄熱量Kn-1 が記憶される前回蓄熱量レジスタ14b、
前回の1ライン印字に伴なうサーマルヘッド19の全発
熱体から見た黒印字率Xn-1 が記憶される前回黒字率レ
ジスタ14c、前記前回ヘッド蓄熱量Kn-1 及び前記前
回黒字率Xn-1 に基づき前記蓄熱量演算式により算出さ
れる今回の1ライン印字を行なう際のヘッド蓄熱量Kn
が記憶される今回蓄熱量レジスタ14dが備えられる。
【0025】Kn =aXn-1 +bKn-1 …式(1) ここで、a及びbは、前記サーマルヘッド19固有の比
熱により決定される定数であり、本実施例では「a=
4、b=255/256」とする。
熱により決定される定数であり、本実施例では「a=
4、b=255/256」とする。
【0026】また、前記RAM14には、前記印刷デー
タ記憶部14aに記憶された被印字データに基づき、前
回(1ライン前)の1ライン印字データが各ドット毎に
黒データ又は白データとして64ドット分記憶される前
回データレジスタA0 〜A63、前々回(2ライン前)の
1ラインデータが各ドット毎に黒データ又は白データと
して64ドット分記憶される前々回データレジスタB0
〜B63、前前々回(3ライン前)の1ライン印字データ
が各ドット毎に黒データ又は白データとして64ドット
分記憶される前前々回データレジスタC0 〜C63、前々
前々回(4ライン前)の1ラインデータが各ドット毎に
黒データ又は白データとして64ドット分記憶される前
々前々回データレジスタD0 〜D63、そして、前記今回
ヘッド蓄熱量Kn に基づき得られる第1通電時間(E)
と各ドット発熱体毎の印字履歴に基づき得られる第2通
電時間(AorBorCorD)とからなる今回の1ライン印
字に伴なう各ドット発熱体毎のヘッド通電時間が記憶さ
れる通電時間レジスタQ0〜Q63が備えられる。
タ記憶部14aに記憶された被印字データに基づき、前
回(1ライン前)の1ライン印字データが各ドット毎に
黒データ又は白データとして64ドット分記憶される前
回データレジスタA0 〜A63、前々回(2ライン前)の
1ラインデータが各ドット毎に黒データ又は白データと
して64ドット分記憶される前々回データレジスタB0
〜B63、前前々回(3ライン前)の1ライン印字データ
が各ドット毎に黒データ又は白データとして64ドット
分記憶される前前々回データレジスタC0 〜C63、前々
前々回(4ライン前)の1ラインデータが各ドット毎に
黒データ又は白データとして64ドット分記憶される前
々前々回データレジスタD0 〜D63、そして、前記今回
ヘッド蓄熱量Kn に基づき得られる第1通電時間(E)
と各ドット発熱体毎の印字履歴に基づき得られる第2通
電時間(AorBorCorD)とからなる今回の1ライン印
字に伴なう各ドット発熱体毎のヘッド通電時間が記憶さ
れる通電時間レジスタQ0〜Q63が備えられる。
【0027】ここで、前記第1通電時間(E)、前記第
2通電時間(AorBorCorD)は、前記ROM13に予
め記憶される第1通電時間設定テーブル、第2通電時間
設定テーブルに従って決定される。
2通電時間(AorBorCorD)は、前記ROM13に予
め記憶される第1通電時間設定テーブル、第2通電時間
設定テーブルに従って決定される。
【0028】図3は前記ワードプロセッサのROM13
におけるデータ記憶エリアの構成を示す図である。この
ROM13には、このワードプロセッサの基本動作を司
るシステムプログラムの他、文書作成プログラムや作成
文書の表示,印字プログラム等(図示せず)が記憶され
ると共に、前記式(1)で示した蓄熱量演算式に代入さ
れるヘッド固有の定数a,bが記憶される定数記憶部1
3a,13bや、前記今回ヘッド蓄熱量Kn に基づき第
1通電時間(E)を決定するための第1通電時間設定テ
ーブル13c、前記前回データレジスタ(A0 〜A63)
〜前々前々回データレジスタ(D0 〜D63)から検索さ
れる各ドット発熱体毎の印字履歴に基づき第2通電時間
(AorBorCorD)を決定するための第2通電時間設定
テーブル13dが記憶される。
におけるデータ記憶エリアの構成を示す図である。この
ROM13には、このワードプロセッサの基本動作を司
るシステムプログラムの他、文書作成プログラムや作成
文書の表示,印字プログラム等(図示せず)が記憶され
ると共に、前記式(1)で示した蓄熱量演算式に代入さ
れるヘッド固有の定数a,bが記憶される定数記憶部1
3a,13bや、前記今回ヘッド蓄熱量Kn に基づき第
1通電時間(E)を決定するための第1通電時間設定テ
ーブル13c、前記前回データレジスタ(A0 〜A63)
〜前々前々回データレジスタ(D0 〜D63)から検索さ
れる各ドット発熱体毎の印字履歴に基づき第2通電時間
(AorBorCorD)を決定するための第2通電時間設定
テーブル13dが記憶される。
【0029】図4は前記ワードプロセッサのROM13
に記憶される第1通電時間設定テーブル13cによる今
回ヘッド蓄熱量Kn に対応する第1通電時間(E)の設
定特性を示す図である。
に記憶される第1通電時間設定テーブル13cによる今
回ヘッド蓄熱量Kn に対応する第1通電時間(E)の設
定特性を示す図である。
【0030】すなわち、前記式(1)で示した蓄熱量演
算式に従って算出された1ライン印字を行なう際のヘッ
ド蓄熱量Kn が少ない状態では、第1通電時間(E)は
長く設定され、該ヘッド蓄熱量Kn が多い状態では、第
1通電時間(E)は短く設定される。
算式に従って算出された1ライン印字を行なう際のヘッ
ド蓄熱量Kn が少ない状態では、第1通電時間(E)は
長く設定され、該ヘッド蓄熱量Kn が多い状態では、第
1通電時間(E)は短く設定される。
【0031】図5は前記ワードプロセッサのROM13
に記憶される第2通電時間設定テーブル13dのテーブ
ルデータを示す図である。すなわち、1ライン印字を行
なう際に、サーマルヘッド19の各ドット発熱体におい
て、前回印字ラインn−1(1ライン前)に過去最近の
黒データが存在したドット発熱体に対する第2通電時間
は(D)に、前々回印字ラインn−2(2ライン前)に
過去最近の黒データが存在したドット発熱体に対する第
2通電時間は(C)に、前前々回印字ラインn−3(3
ライン前)に過去最近の黒データが存在したドット発熱
体に対する第2通電時間は(B)に、前々前々回印字ラ
インn−4(4ライン前)に過去最近の黒データが存在
したドット発熱体に対する第2通電時間は(A)に、そ
れぞれ設定される。
に記憶される第2通電時間設定テーブル13dのテーブ
ルデータを示す図である。すなわち、1ライン印字を行
なう際に、サーマルヘッド19の各ドット発熱体におい
て、前回印字ラインn−1(1ライン前)に過去最近の
黒データが存在したドット発熱体に対する第2通電時間
は(D)に、前々回印字ラインn−2(2ライン前)に
過去最近の黒データが存在したドット発熱体に対する第
2通電時間は(C)に、前前々回印字ラインn−3(3
ライン前)に過去最近の黒データが存在したドット発熱
体に対する第2通電時間は(B)に、前々前々回印字ラ
インn−4(4ライン前)に過去最近の黒データが存在
したドット発熱体に対する第2通電時間は(A)に、そ
れぞれ設定される。
【0032】そして、前記各第2通電時間A,B,C,
Dの長さは、A>B>C>Dの関係に設定されるもの
で、過去最近の黒データの存在ラインが今回の1ライン
印字に近いほど、第2通電時間は短く設定される。
Dの長さは、A>B>C>Dの関係に設定されるもの
で、過去最近の黒データの存在ラインが今回の1ライン
印字に近いほど、第2通電時間は短く設定される。
【0033】一方、前記RAM14内の印刷データ記憶
部14aに記憶された被印字データは、各1ライン印字
データずつ制御部(CPU)11に読出されてヘッドド
ライバ18に転送され、この1ライン印字データに応じ
たサーマルヘッド19の通電駆動により、プラテン上の
記録紙に対する1ライン印字が行なわれる。
部14aに記憶された被印字データは、各1ライン印字
データずつ制御部(CPU)11に読出されてヘッドド
ライバ18に転送され、この1ライン印字データに応じ
たサーマルヘッド19の通電駆動により、プラテン上の
記録紙に対する1ライン印字が行なわれる。
【0034】この場合、前記1ライン印字のヘッド通電
時間は、前記第1通電時間(E)と前記第2通電時間
(AorBorCorD)との加算により与えられる。前記表
示メモリ15は、液晶表示部16の画面領域と1:1に
対応するビットマップデータの記憶領域を有し、フレー
ムメモリとして機能するもので、例えば前記キー入力部
12の入力操作に応じて得られた文字コードデータに対
応するフォントパターンが表示メモリ15に展開され液
晶表示部16に表示される。
時間は、前記第1通電時間(E)と前記第2通電時間
(AorBorCorD)との加算により与えられる。前記表
示メモリ15は、液晶表示部16の画面領域と1:1に
対応するビットマップデータの記憶領域を有し、フレー
ムメモリとして機能するもので、例えば前記キー入力部
12の入力操作に応じて得られた文字コードデータに対
応するフォントパターンが表示メモリ15に展開され液
晶表示部16に表示される。
【0035】次に、前記構成によるワードプロセッサの
印刷動作について説明する。図6は前記ワードプロセッ
サにおける作成文書の印刷処理を示すフローチャートで
ある。
印刷動作について説明する。図6は前記ワードプロセッ
サにおける作成文書の印刷処理を示すフローチャートで
ある。
【0036】図7は前記ワードプロセッサの印刷処理に
伴なうサーマルヘッドの各発熱体に対するヘッド蓄熱量
に応じた第1通電時間(E)及び各発熱体それぞれの印
字履歴に応じた第2通電時間(AorBorCorD)の設定
状態を示す図である。
伴なうサーマルヘッドの各発熱体に対するヘッド蓄熱量
に応じた第1通電時間(E)及び各発熱体それぞれの印
字履歴に応じた第2通電時間(AorBorCorD)の設定
状態を示す図である。
【0037】すなわち、RAM14内の印刷データ記憶
部14aに対し、キー入力部12の文字入力キーの操作
により作成された文書データが被印字データとして記憶
された状態で、キー入力部12の印刷キーの操作により
印刷実行が指示されると、前記RAM14内の印刷デー
タ記憶部14aに記憶されている文書データが、被印字
1ラインデータずつ制御部(CPU)11に読出され
る。
部14aに対し、キー入力部12の文字入力キーの操作
により作成された文書データが被印字データとして記憶
された状態で、キー入力部12の印刷キーの操作により
印刷実行が指示されると、前記RAM14内の印刷デー
タ記憶部14aに記憶されている文書データが、被印字
1ラインデータずつ制御部(CPU)11に読出され
る。
【0038】すると、制御部(CPU)11により、R
AM14内のワークエリアに対し、被印字ラインn=1
としてセットされると共に、該1ライン目の被印字1ラ
インデータが前記制御部(CPU)11から印字制御部
17を介しヘッドドライバ18へ転送され、この後、R
AM14内の前回データレジスタA0 〜A63に記憶され
ている前回印字ライン(1ライン前)の1ラインデータ
に基づき、その黒字率、つまり、64ドットデータ中の
黒データの数に応じた前回印字ラインの黒印字率Xn-1
が計算され、前回黒字率レジスタ14cに記憶される
(ステップS1,S2,S3)。
AM14内のワークエリアに対し、被印字ラインn=1
としてセットされると共に、該1ライン目の被印字1ラ
インデータが前記制御部(CPU)11から印字制御部
17を介しヘッドドライバ18へ転送され、この後、R
AM14内の前回データレジスタA0 〜A63に記憶され
ている前回印字ライン(1ライン前)の1ラインデータ
に基づき、その黒字率、つまり、64ドットデータ中の
黒データの数に応じた前回印字ラインの黒印字率Xn-1
が計算され、前回黒字率レジスタ14cに記憶される
(ステップS1,S2,S3)。
【0039】そして、前記前回黒字率レジスタ14cに
記憶された前回印字ラインの黒字率Xn-1 と前回蓄熱量
レジスタ14bに記憶されている前回の1ライン印字を
行なう際のヘッド蓄熱量Kn-1 、及びROM13に予め
記憶されているヘッド固有の定数a,bに基づき、前記
蓄熱量演算式「式(1)」に従って今回の1ライン印字
の際、つまり、現在のヘッド蓄熱量Kn が計算され、今
回蓄熱量レジスタ14dに記憶される(ステップS4,
S5)。
記憶された前回印字ラインの黒字率Xn-1 と前回蓄熱量
レジスタ14bに記憶されている前回の1ライン印字を
行なう際のヘッド蓄熱量Kn-1 、及びROM13に予め
記憶されているヘッド固有の定数a,bに基づき、前記
蓄熱量演算式「式(1)」に従って今回の1ライン印字
の際、つまり、現在のヘッド蓄熱量Kn が計算され、今
回蓄熱量レジスタ14dに記憶される(ステップS4,
S5)。
【0040】この場合、今回は1ライン目の被印字1ラ
インデータの印字処理につき、前回印字は存在しないの
で、前記前回印字黒字率Xn-1 及び前回ヘッド蓄熱量K
n-1は共に“0”であり、前記蓄熱量演算式「式
(1)」に従って計算される今回ヘッド蓄熱量Kn は
“0”となる。
インデータの印字処理につき、前回印字は存在しないの
で、前記前回印字黒字率Xn-1 及び前回ヘッド蓄熱量K
n-1は共に“0”であり、前記蓄熱量演算式「式
(1)」に従って計算される今回ヘッド蓄熱量Kn は
“0”となる。
【0041】すると、前記今回(1ライン目)の1ライ
ン印字を行なう際のヘッド蓄熱量Kn (=0)に基づ
き、ROM13に予め記憶されている第1通電時間設定
テーブル13c(図3,図4参照)に従ってサーマルヘ
ッド19に対する第1通電時間(E)が決定される(ス
テップS6)。
ン印字を行なう際のヘッド蓄熱量Kn (=0)に基づ
き、ROM13に予め記憶されている第1通電時間設定
テーブル13c(図3,図4参照)に従ってサーマルヘ
ッド19に対する第1通電時間(E)が決定される(ス
テップS6)。
【0042】この場合、前記今回ヘッド蓄熱量Kn は
“0”なので、前記第1通電時間(E)は最長の値に設
定される。また、これと共に、RAM14内の各履歴デ
ータレジスタ(A0 〜A63)〜(D0 〜D63)に記憶さ
れている1ライン前から4ライン前までの印字履歴に基
づき、各ドット発熱体(0)〜(63)毎の過去最近の
黒データ存在ラインが検索され、該各ドット発熱体に対
する第2通電時間(AorBorCorD)が、ROM13に
予め記憶されている第2通電時間設定テーブル13d
(図3,図5参照)に従って決定される(ステップS
7,S8)。
“0”なので、前記第1通電時間(E)は最長の値に設
定される。また、これと共に、RAM14内の各履歴デ
ータレジスタ(A0 〜A63)〜(D0 〜D63)に記憶さ
れている1ライン前から4ライン前までの印字履歴に基
づき、各ドット発熱体(0)〜(63)毎の過去最近の
黒データ存在ラインが検索され、該各ドット発熱体に対
する第2通電時間(AorBorCorD)が、ROM13に
予め記憶されている第2通電時間設定テーブル13d
(図3,図5参照)に従って決定される(ステップS
7,S8)。
【0043】この場合、今回は1ライン目の被印字1ラ
インデータの印字処理につき、何れのドット発熱体
(0)〜(63)にあってもその印字履歴は存在しない
ので、各ドット発熱体に対する第2通電時間は、何れも
最長の(A)に設定される。
インデータの印字処理につき、何れのドット発熱体
(0)〜(63)にあってもその印字履歴は存在しない
ので、各ドット発熱体に対する第2通電時間は、何れも
最長の(A)に設定される。
【0044】すると、前記ステップS6において決定さ
れたヘッド全体の蓄熱量Kn に応じた第1通電時間
(E)に対し、前記ステップS8において決定された各
ドット発熱体(0)〜(63)毎の印字履歴に応じた第
2通電時間(この場合、全て“A”)が加算されること
で、今回(1ライン目)の1ライン印字に伴なうサーマ
ルヘッド19の各発熱体に対する個々の通電時間が決定
され、各対応する通電時間レジスタQ0 〜Q63にセット
される(ステップS9)。
れたヘッド全体の蓄熱量Kn に応じた第1通電時間
(E)に対し、前記ステップS8において決定された各
ドット発熱体(0)〜(63)毎の印字履歴に応じた第
2通電時間(この場合、全て“A”)が加算されること
で、今回(1ライン目)の1ライン印字に伴なうサーマ
ルヘッド19の各発熱体に対する個々の通電時間が決定
され、各対応する通電時間レジスタQ0 〜Q63にセット
される(ステップS9)。
【0045】これにより、サーマルヘッド19の各ドッ
ト発熱体(0)〜(63)は、ヘッドドライバ18を介
し、前記RAM14内の各対応する通電時間レジスタQ
0 〜Q63にセットされた通電時間に従って通電駆動さ
れ、前記1ライン目の被印字1ラインデータがプラテン
上の記録紙に熱転写印字される(ステップS10)。
ト発熱体(0)〜(63)は、ヘッドドライバ18を介
し、前記RAM14内の各対応する通電時間レジスタQ
0 〜Q63にセットされた通電時間に従って通電駆動さ
れ、前記1ライン目の被印字1ラインデータがプラテン
上の記録紙に熱転写印字される(ステップS10)。
【0046】こうして、1ラインデータの印字が終了す
ると、RAM内の印刷データ記憶部14aに未印字デー
タが存在するかが検索され、全ての印刷が終了したかが
判断される(ステップS11)。
ると、RAM内の印刷データ記憶部14aに未印字デー
タが存在するかが検索され、全ての印刷が終了したかが
判断される(ステップS11)。
【0047】この場合、2ライン目以降の被印字データ
が未印字データとして存在するので、前記ステップS1
1では「N」と判断され、今回印字した1ラインデータ
が前回データレジスタA0 〜A63に、該前回データレジ
スタA0 〜A63に記憶されていた前回(1ライン前)の
印字データが前々回データレジスタB0 〜B63に、該前
々回データレジスタB0 〜B63に記憶されていた前々回
(2ライン前)の印字データが前前々回データレジスタ
C0 〜C63に、該前前々回データレジスタC0〜C63に
記憶されていた前前々回(3ライン前)の印字データが
前々前々回データレジスタD0 〜D63に書換えられると
共に、該前々前々回データレジスタD0〜D63に記憶さ
れていた前々前々回(4ライン前)の印字データが破棄
され、履歴データの書換えが行なわれる(ステップS1
1→S12)。
が未印字データとして存在するので、前記ステップS1
1では「N」と判断され、今回印字した1ラインデータ
が前回データレジスタA0 〜A63に、該前回データレジ
スタA0 〜A63に記憶されていた前回(1ライン前)の
印字データが前々回データレジスタB0 〜B63に、該前
々回データレジスタB0 〜B63に記憶されていた前々回
(2ライン前)の印字データが前前々回データレジスタ
C0 〜C63に、該前前々回データレジスタC0〜C63に
記憶されていた前前々回(3ライン前)の印字データが
前々前々回データレジスタD0 〜D63に書換えられると
共に、該前々前々回データレジスタD0〜D63に記憶さ
れていた前々前々回(4ライン前)の印字データが破棄
され、履歴データの書換えが行なわれる(ステップS1
1→S12)。
【0048】また、RAM14内の今回蓄熱量レジスタ
14dに記憶されているヘッド蓄熱量Kn が、前回の1
ライン印字の際のヘッド蓄熱量Kn-1 として前回蓄熱量
レジスタ14bに書換えられると共に、RAM14内の
ワークエリアに対し被印字ラインnが(+1)更新され
てn=2にセットされ、該2ライン目の被印字1ライン
データが前記制御部(CPU)11から印字制御部17
を介しヘッドドライバ18へ転送される(ステップS1
3,S14)。
14dに記憶されているヘッド蓄熱量Kn が、前回の1
ライン印字の際のヘッド蓄熱量Kn-1 として前回蓄熱量
レジスタ14bに書換えられると共に、RAM14内の
ワークエリアに対し被印字ラインnが(+1)更新され
てn=2にセットされ、該2ライン目の被印字1ライン
データが前記制御部(CPU)11から印字制御部17
を介しヘッドドライバ18へ転送される(ステップS1
3,S14)。
【0049】すると、RAM14内の前回データレジス
タA0 〜A63に記憶されている前回印字ライン(この場
合、1ライン目)の印字データに基づき、その黒字率X
n−1が計算され、前回黒字率レジスタ14cに記憶さ
れる(ステップS2,S3)。
タA0 〜A63に記憶されている前回印字ライン(この場
合、1ライン目)の印字データに基づき、その黒字率X
n−1が計算され、前回黒字率レジスタ14cに記憶さ
れる(ステップS2,S3)。
【0050】そして、前記前回黒字率レジスタ14cに
記憶された前回印字ライン(1ライン目)の黒字率Xn
−1 と前回蓄熱量レジスタ14bに記憶されている前
回(この場合、1ライン目)の1ライン印字を行なう際
のヘッド蓄熱量Kn-1 (この場合、“0”)、及びRO
M13に予め記憶されているヘッド固有の定数a,bに
基づき、前記蓄熱量演算式「式(1)」に従って今回
(この場合、2ライン目)の1ライン印字の際のヘッド
蓄熱量Kn が計算され、今回蓄熱量レジスタ14dに記
憶される(ステップS4,S5)。
記憶された前回印字ライン(1ライン目)の黒字率Xn
−1 と前回蓄熱量レジスタ14bに記憶されている前
回(この場合、1ライン目)の1ライン印字を行なう際
のヘッド蓄熱量Kn-1 (この場合、“0”)、及びRO
M13に予め記憶されているヘッド固有の定数a,bに
基づき、前記蓄熱量演算式「式(1)」に従って今回
(この場合、2ライン目)の1ライン印字の際のヘッド
蓄熱量Kn が計算され、今回蓄熱量レジスタ14dに記
憶される(ステップS4,S5)。
【0051】すると、前記今回(2ライン目)の1ライ
ン印字を行なう際のヘッド蓄熱量Kn に基づき、ROM
13に予め記憶されている第1通電時間設定テーブル1
3c(図3,図4参照)に従ってサーマルヘッド19に
対する第1通電時間(E)が決定される(ステップS
6)。
ン印字を行なう際のヘッド蓄熱量Kn に基づき、ROM
13に予め記憶されている第1通電時間設定テーブル1
3c(図3,図4参照)に従ってサーマルヘッド19に
対する第1通電時間(E)が決定される(ステップS
6)。
【0052】この場合、前記今回ヘッド蓄熱量Kn は、
前記前回ヘッド蓄熱量Kn-1 が“0”な為、前記1ライ
ン目の印字データ黒字率Xn-1 に定数aを乗算した値に
相当するので、前記第1通電時間(E)は前記1ライン
目のそれよりも短い値に設定される。
前記前回ヘッド蓄熱量Kn-1 が“0”な為、前記1ライ
ン目の印字データ黒字率Xn-1 に定数aを乗算した値に
相当するので、前記第1通電時間(E)は前記1ライン
目のそれよりも短い値に設定される。
【0053】また、これと共に、RAM14内の各履歴
データレジスタ(A0 〜A63)〜(D0 〜D63)に記憶
されている1ライン前から4ライン前までの印字履歴に
基づき、各ドット発熱体(0)〜(63)毎の過去最近
の黒データ存在ラインが検索され、該各ドット発熱体に
対する第2通電時間(AorBorCorD)が、ROM13
に予め記憶されている第2通電時間設定テーブル13d
(図3,図5参照)に従って決定される(ステップS
7,S8)。
データレジスタ(A0 〜A63)〜(D0 〜D63)に記憶
されている1ライン前から4ライン前までの印字履歴に
基づき、各ドット発熱体(0)〜(63)毎の過去最近
の黒データ存在ラインが検索され、該各ドット発熱体に
対する第2通電時間(AorBorCorD)が、ROM13
に予め記憶されている第2通電時間設定テーブル13d
(図3,図5参照)に従って決定される(ステップS
7,S8)。
【0054】この場合、今回は2ライン目の被印字1ラ
インデータの印字処理につき、何れのドット発熱体
(0)〜(63)にあってもその印字履歴は前記1ライ
ン目の印字データしか存在しないので、各ドット発熱体
に対する第2通電時間は、黒データの存在するところの
み最短の(D)に、それ以外は最長の(A)に設定され
る。
インデータの印字処理につき、何れのドット発熱体
(0)〜(63)にあってもその印字履歴は前記1ライ
ン目の印字データしか存在しないので、各ドット発熱体
に対する第2通電時間は、黒データの存在するところの
み最短の(D)に、それ以外は最長の(A)に設定され
る。
【0055】すると、前記ステップS6において決定さ
れたヘッド全体の蓄熱量Kn に応じた第1通電時間
(E)に対し、前記ステップS8において決定された各
ドット発熱体(0)〜(63)毎の印字履歴に応じた第
2通電時間が加算されることで、今回(2ライン目)の
1ライン印字に伴なうサーマルヘッド19の各発熱体に
対する個々の通電時間が決定され、各対応する通電時間
レジスタQ0 〜Q63にセットされる(ステップS9)。
れたヘッド全体の蓄熱量Kn に応じた第1通電時間
(E)に対し、前記ステップS8において決定された各
ドット発熱体(0)〜(63)毎の印字履歴に応じた第
2通電時間が加算されることで、今回(2ライン目)の
1ライン印字に伴なうサーマルヘッド19の各発熱体に
対する個々の通電時間が決定され、各対応する通電時間
レジスタQ0 〜Q63にセットされる(ステップS9)。
【0056】これにより、サーマルヘッド19の各ドッ
ト発熱体(0)〜(63)は、ヘッドドライバ18を介
し、前記RAM14内の各対応する通電時間レジスタQ
0 〜Q63にセットされた通電時間に従って通電駆動さ
れ、前記2ライン目の被印字1ラインデータがプラテン
上の記録紙に熱転写印字される(ステップS10)。
ト発熱体(0)〜(63)は、ヘッドドライバ18を介
し、前記RAM14内の各対応する通電時間レジスタQ
0 〜Q63にセットされた通電時間に従って通電駆動さ
れ、前記2ライン目の被印字1ラインデータがプラテン
上の記録紙に熱転写印字される(ステップS10)。
【0057】こうして、2ライン目のデータ印字が終了
すると、RAM内の印刷データ記憶部14aに未印字デ
ータが存在するかが検索され、全ての印刷が終了したか
が判断される(ステップS11)。
すると、RAM内の印刷データ記憶部14aに未印字デ
ータが存在するかが検索され、全ての印刷が終了したか
が判断される(ステップS11)。
【0058】この場合、3ライン目以降の被印字データ
が未印字データとして存在するので、前記ステップS1
1では「N」と判断され、今回印字した2ライン目の印
字データが前回データレジスタA0 〜A63に、該前回デ
ータレジスタA0 〜A63に記憶されていた前回(この場
合、1ライン目)の印字データが前々回データレジスタ
B0 〜B63に、該前々回データレジスタB0 〜B63に記
憶されていた前々回(2ライン前)の印字データが前前
々回データレジスタC0 〜C63に、該前前々回データレ
ジスタC0 〜C63に記憶されていた前前々回(3ライン
前)の印字データが前々前々回データレジスタD0 〜D
63に書換えられると共に、該前々前々回データレジスタ
D0 〜D63に記憶されていた前々前々回(4ライン前)
の印字データが破棄され、履歴データの書換えが行なわ
れる(ステップS11→S12)。
が未印字データとして存在するので、前記ステップS1
1では「N」と判断され、今回印字した2ライン目の印
字データが前回データレジスタA0 〜A63に、該前回デ
ータレジスタA0 〜A63に記憶されていた前回(この場
合、1ライン目)の印字データが前々回データレジスタ
B0 〜B63に、該前々回データレジスタB0 〜B63に記
憶されていた前々回(2ライン前)の印字データが前前
々回データレジスタC0 〜C63に、該前前々回データレ
ジスタC0 〜C63に記憶されていた前前々回(3ライン
前)の印字データが前々前々回データレジスタD0 〜D
63に書換えられると共に、該前々前々回データレジスタ
D0 〜D63に記憶されていた前々前々回(4ライン前)
の印字データが破棄され、履歴データの書換えが行なわ
れる(ステップS11→S12)。
【0059】また、RAM14内の今回蓄熱量レジスタ
14dに記憶されている2ライン目を印字する際のヘッ
ド蓄熱量Kn が、前回の1ライン印字の際のヘッド蓄熱
量Kn-1 として前回蓄熱量レジスタ14bに書換えられ
ると共に、RAM14内のワークエリアに対し被印字ラ
インnが(+1)更新されてn=3にセットされ、該3
ライン目の被印字1ラインデータが前記制御部(CP
U)11から印字制御部17を介しヘッドドライバ18
へ転送される(ステップS13,S14)。
14dに記憶されている2ライン目を印字する際のヘッ
ド蓄熱量Kn が、前回の1ライン印字の際のヘッド蓄熱
量Kn-1 として前回蓄熱量レジスタ14bに書換えられ
ると共に、RAM14内のワークエリアに対し被印字ラ
インnが(+1)更新されてn=3にセットされ、該3
ライン目の被印字1ラインデータが前記制御部(CP
U)11から印字制御部17を介しヘッドドライバ18
へ転送される(ステップS13,S14)。
【0060】この後、前記ステップS2〜S14の処理
が繰返し実行され、印刷データ記憶部14aに記憶され
ている3ライン目以降の被印字1ラインデータの印刷処
理が順次繰返される状態で、前記ステップS14におい
て次の被印字1ラインデータが前記制御部(CPU)1
1から印字制御部17を介しヘッドドライバ18へ転送
された際に、今回の被印字1ラインデータから1ライン
〜4ライン前間での印字履歴データが、それぞれ図7で
示すような印字データとして与えられた場合の1ライン
印字処理について説明する。
が繰返し実行され、印刷データ記憶部14aに記憶され
ている3ライン目以降の被印字1ラインデータの印刷処
理が順次繰返される状態で、前記ステップS14におい
て次の被印字1ラインデータが前記制御部(CPU)1
1から印字制御部17を介しヘッドドライバ18へ転送
された際に、今回の被印字1ラインデータから1ライン
〜4ライン前間での印字履歴データが、それぞれ図7で
示すような印字データとして与えられた場合の1ライン
印字処理について説明する。
【0061】まず、前記他の1ライン印字処理と動揺に
して、RAM14内の前回データレジスタA0 〜A63に
記憶されている前回印字ライン(n−1)の印字データ
に基づき、その黒字率Xn-1 が計算され、前回黒字率レ
ジスタ14cに記憶される(ステップS2,S3)。
して、RAM14内の前回データレジスタA0 〜A63に
記憶されている前回印字ライン(n−1)の印字データ
に基づき、その黒字率Xn-1 が計算され、前回黒字率レ
ジスタ14cに記憶される(ステップS2,S3)。
【0062】そして、前記前回黒字率レジスタ14cに
記憶された前回印字ラインの黒字率Xn-1 と前回蓄熱量
レジスタ14bに記憶されている前回(n−1)の1ラ
イン印字を行なう際のヘッド蓄熱量Kn-1 、及びROM
13に予め記憶されているヘッド固有の定数a,bに基
づき、前記蓄熱量演算式「式(1)」に従って今回
(n)の1ライン印字の際のヘッド蓄熱量Kn が計算さ
れ、今回蓄熱量レジスタ14dに記憶される(ステップ
S4,S5)。
記憶された前回印字ラインの黒字率Xn-1 と前回蓄熱量
レジスタ14bに記憶されている前回(n−1)の1ラ
イン印字を行なう際のヘッド蓄熱量Kn-1 、及びROM
13に予め記憶されているヘッド固有の定数a,bに基
づき、前記蓄熱量演算式「式(1)」に従って今回
(n)の1ライン印字の際のヘッド蓄熱量Kn が計算さ
れ、今回蓄熱量レジスタ14dに記憶される(ステップ
S4,S5)。
【0063】すると、前記今回(n)の1ライン印字を
行なう際のヘッド蓄熱量Kn に基づき、ROM13に予
め記憶されている第1通電時間設定テーブル13c(図
3,図4参照)に従ってサーマルヘッド19に対する第
1通電時間(E)が決定される(ステップS6)。
行なう際のヘッド蓄熱量Kn に基づき、ROM13に予
め記憶されている第1通電時間設定テーブル13c(図
3,図4参照)に従ってサーマルヘッド19に対する第
1通電時間(E)が決定される(ステップS6)。
【0064】この場合、前記今回ヘッド蓄熱量Kn は、
前記ステップS13において書換えられた前回ヘッド蓄
熱量Kn-1 と定数b(=255/256)との乗算値
と、前回(n−1)の印字データ黒字率Xn-1 と定数a
(=4)との乗算値との加算により求められるので、前
回ヘッド蓄熱量Kn-1 が大きい値であれば勿論、前回印
字データ黒字率Xn-1 が大きい値でも、今回ヘッド蓄熱
量Kn は大きな値となり、前記第1通電時間(E)は短
い値に設定される。
前記ステップS13において書換えられた前回ヘッド蓄
熱量Kn-1 と定数b(=255/256)との乗算値
と、前回(n−1)の印字データ黒字率Xn-1 と定数a
(=4)との乗算値との加算により求められるので、前
回ヘッド蓄熱量Kn-1 が大きい値であれば勿論、前回印
字データ黒字率Xn-1 が大きい値でも、今回ヘッド蓄熱
量Kn は大きな値となり、前記第1通電時間(E)は短
い値に設定される。
【0065】つまり、このステップS6において、今回
の1ライン印字を行なう際の、サーマルヘッド19の全
体から見た蓄熱量Kn を考慮した第1通電時間(E)が
設定される。
の1ライン印字を行なう際の、サーマルヘッド19の全
体から見た蓄熱量Kn を考慮した第1通電時間(E)が
設定される。
【0066】また、これと共に、RAM14内の各履歴
データレジスタ(A0 〜A63)〜(D0 〜D63)に記憶
されている1ライン前(n−1)から4ライン前(n−
4)までの印字履歴に基づき、各ドット発熱体(0)〜
(63)毎の過去最近の黒データ存在ラインが検索さ
れ、該各ドット発熱体に対する第2通電時間(AorBor
CorD)が、ROM13に予め記憶されている第2通電
時間設定テーブル13d(図3,図5参照)に従って決
定される(ステップS7,S8)。
データレジスタ(A0 〜A63)〜(D0 〜D63)に記憶
されている1ライン前(n−1)から4ライン前(n−
4)までの印字履歴に基づき、各ドット発熱体(0)〜
(63)毎の過去最近の黒データ存在ラインが検索さ
れ、該各ドット発熱体に対する第2通電時間(AorBor
CorD)が、ROM13に予め記憶されている第2通電
時間設定テーブル13d(図3,図5参照)に従って決
定される(ステップS7,S8)。
【0067】この場合、例えば第1ドット発熱体(0)
に対応する過去最近の黒データ存在ラインは4ライン前
(n−4)なので、該第1ドット発熱体(0)に対する
第2通電時間は最長の(A)に、また、第2ドット発熱
体(1)に対応する過去最近の黒データ存在ラインは3
ライン前(n−3)なので、該第2ドット発熱体(1)
に対する第2通電時間は(B)に、また、第3ドット発
熱体(2)に対応する過去最近の黒データ存在ラインは
2ライン前(n−2)なので、該第3ドット発熱体
(2)に対する第2通電時間は(C)に、また、第4ド
ット発熱体(3)に対応する過去最近の黒データ存在ラ
インは1ライン前(n−1)なので、該第4ドット発熱
体(3)に対する第2通電時間は最短の(D)に、とい
うように、各ドット発熱体(0)〜(63)に対するそ
れぞれの第2通電時間が設定される。
に対応する過去最近の黒データ存在ラインは4ライン前
(n−4)なので、該第1ドット発熱体(0)に対する
第2通電時間は最長の(A)に、また、第2ドット発熱
体(1)に対応する過去最近の黒データ存在ラインは3
ライン前(n−3)なので、該第2ドット発熱体(1)
に対する第2通電時間は(B)に、また、第3ドット発
熱体(2)に対応する過去最近の黒データ存在ラインは
2ライン前(n−2)なので、該第3ドット発熱体
(2)に対する第2通電時間は(C)に、また、第4ド
ット発熱体(3)に対応する過去最近の黒データ存在ラ
インは1ライン前(n−1)なので、該第4ドット発熱
体(3)に対する第2通電時間は最短の(D)に、とい
うように、各ドット発熱体(0)〜(63)に対するそ
れぞれの第2通電時間が設定される。
【0068】すると、前記ステップS6において決定さ
れたヘッド全体の蓄熱量Kn を考慮した第1通電時間
(E)に対し、前記ステップS8において決定された各
ドット発熱体(0)〜(63)毎の印字履歴に応じた第
2通電時間が加算されることで、今回(n)の1ライン
印字に伴なうサーマルヘッド19の各発熱体に対する個
々の通電時間が、例えば第1ドット発熱体(0)では
「(E)+(A)」、第2ドット発熱体(1)では
「(E)+(B)」、第3ドット発熱体(2)では
「(E)+(C)」、第4ドット発熱体(3)では
「(E)+(D)」、というようにそれぞれ決定され、
各対応する通電時間レジスタQ0 〜Q63にセットされる
(ステップS9)。
れたヘッド全体の蓄熱量Kn を考慮した第1通電時間
(E)に対し、前記ステップS8において決定された各
ドット発熱体(0)〜(63)毎の印字履歴に応じた第
2通電時間が加算されることで、今回(n)の1ライン
印字に伴なうサーマルヘッド19の各発熱体に対する個
々の通電時間が、例えば第1ドット発熱体(0)では
「(E)+(A)」、第2ドット発熱体(1)では
「(E)+(B)」、第3ドット発熱体(2)では
「(E)+(C)」、第4ドット発熱体(3)では
「(E)+(D)」、というようにそれぞれ決定され、
各対応する通電時間レジスタQ0 〜Q63にセットされる
(ステップS9)。
【0069】これにより、サーマルヘッド19の各ドッ
ト発熱体(0)〜(63)は、ヘッドドライバ18を介
し、前記RAM14内の各対応する通電時間レジスタQ
0 〜Q63にセットされた通電時間「(E)+(AorBor
CorD)」に従って通電駆動され、前記制御部(CP
U)11からヘッドドライバ18に転送された被印字1
ラインデータがプラテン上の記録紙に熱転写印字される
(ステップS10)。
ト発熱体(0)〜(63)は、ヘッドドライバ18を介
し、前記RAM14内の各対応する通電時間レジスタQ
0 〜Q63にセットされた通電時間「(E)+(AorBor
CorD)」に従って通電駆動され、前記制御部(CP
U)11からヘッドドライバ18に転送された被印字1
ラインデータがプラテン上の記録紙に熱転写印字される
(ステップS10)。
【0070】こうして、前記印刷データ記憶部14aに
記憶されている被印字データが、順次1ラインデータず
つ印刷され、前記ステップS11において、被印字デー
タ全ての印刷が終了したと判断されると、前記RAM1
4内の前回蓄熱量レジスタ14b及び前回黒字率レジス
タ14c及び今回蓄熱量レジスタ14dにそれぞれ記憶
されている前回ヘッド蓄熱量Kn-1 及び前回黒字率Xn-
1 及び今回ヘッド蓄熱量Kn が“0”クリアされる(ス
テップS11→S15)。
記憶されている被印字データが、順次1ラインデータず
つ印刷され、前記ステップS11において、被印字デー
タ全ての印刷が終了したと判断されると、前記RAM1
4内の前回蓄熱量レジスタ14b及び前回黒字率レジス
タ14c及び今回蓄熱量レジスタ14dにそれぞれ記憶
されている前回ヘッド蓄熱量Kn-1 及び前回黒字率Xn-
1 及び今回ヘッド蓄熱量Kn が“0”クリアされる(ス
テップS11→S15)。
【0071】したがって、前記構成のワードプロセッサ
によれば、RAM14内の印刷データ記憶部14aに記
憶されている被印字データを、1ラインデータずつ制御
部(CPU)11に読出し、印字制御部17からヘッド
ドライバ18を介してサーマルヘッド19により印字す
る際に、今回の1ライン印字を行なうためのサーマルヘ
ッド19の各ドット発熱体(0)〜(63)に対する通
電時間を、前回の1ライン印字を行なう際のサーマルヘ
ッド19の全体蓄熱量Kn-1 と前回の1ライン印字デー
タの黒字率Xn-1 とに基づき計算される現在の全体蓄熱
量Kn に応じた第1の通電時間(E)と、各ドット発熱
体(0)〜(63)毎の印字履歴に応じた第2の通電時
間(AorBorCorD)との加算により設定し、順次1ラ
イン印字制御を行なうので、サーマルヘッド19の各ド
ット発熱体個々の蓄熱量と共に、例えば前回の1ライン
データ中に黒データの数が多かったり少なかったりする
ことによる、該サーマルヘッド19の全体としての蓄熱
による影響も考慮されるようになり、さらなるきめ細か
い制御により各印字ドット間で印字濃度に斑のない、高
印字品質を得ることができる。
によれば、RAM14内の印刷データ記憶部14aに記
憶されている被印字データを、1ラインデータずつ制御
部(CPU)11に読出し、印字制御部17からヘッド
ドライバ18を介してサーマルヘッド19により印字す
る際に、今回の1ライン印字を行なうためのサーマルヘ
ッド19の各ドット発熱体(0)〜(63)に対する通
電時間を、前回の1ライン印字を行なう際のサーマルヘ
ッド19の全体蓄熱量Kn-1 と前回の1ライン印字デー
タの黒字率Xn-1 とに基づき計算される現在の全体蓄熱
量Kn に応じた第1の通電時間(E)と、各ドット発熱
体(0)〜(63)毎の印字履歴に応じた第2の通電時
間(AorBorCorD)との加算により設定し、順次1ラ
イン印字制御を行なうので、サーマルヘッド19の各ド
ット発熱体個々の蓄熱量と共に、例えば前回の1ライン
データ中に黒データの数が多かったり少なかったりする
ことによる、該サーマルヘッド19の全体としての蓄熱
による影響も考慮されるようになり、さらなるきめ細か
い制御により各印字ドット間で印字濃度に斑のない、高
印字品質を得ることができる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1のサーマル
ヘッド制御装置によれば、サーマルヘッドの今回の印字
ラインを印字する際の熱量が、前回の印字ラインを印字
する際の当該サーマルヘッドにおける黒字率と前回の印
字ラインを印字する際の蓄熱量とに基づいて制御される
ので、前回印字以前までのヘッド蓄熱量に加えて、前回
印字ラインにおける黒字率が前回印字そのものに伴なう
ヘッド蓄熱量として換算され、今回印字直前におけるサ
ーマルヘッド全体としての蓄熱量を考慮した今回印字の
ためのヘッド熱量が制御されるようになる。
ヘッド制御装置によれば、サーマルヘッドの今回の印字
ラインを印字する際の熱量が、前回の印字ラインを印字
する際の当該サーマルヘッドにおける黒字率と前回の印
字ラインを印字する際の蓄熱量とに基づいて制御される
ので、前回印字以前までのヘッド蓄熱量に加えて、前回
印字ラインにおける黒字率が前回印字そのものに伴なう
ヘッド蓄熱量として換算され、今回印字直前におけるサ
ーマルヘッド全体としての蓄熱量を考慮した今回印字の
ためのヘッド熱量が制御されるようになる。
【0073】また、本発明の第2のサーマルヘッド制御
装置によれば、サーマルヘッドの今回の印字ラインを印
字する際の蓄熱量が、前回の印字ラインを印字する際の
当該サーマルヘッドにおける黒字率と前回の印字ライン
を印字する際の蓄熱量とから求められ、この今回印字の
際の蓄熱量に基づいて前記サーマルヘッドの各発熱体に
対する第1の通電時間が決定されると共に、前記サーマ
ルヘッドの各発熱体毎の黒字の履歴情報に応じて該サー
マルヘッドの各発熱体のそれぞれに対する第2の通電時
間が決定され、前記第1の通電時間及び前記第2の通電
時間に基づいて前記サーマルヘッドの各発熱体のそれぞ
れに通電する時間が制御されるので、今回印字直前にお
けるサーマルヘッド全体としての蓄熱量を考慮した第1
の通電時間と発熱体個々の蓄熱量を考慮した第2の通電
時間とに基づき、今回印字のためのヘッド各発熱体の通
電時間が制御されるようになる。
装置によれば、サーマルヘッドの今回の印字ラインを印
字する際の蓄熱量が、前回の印字ラインを印字する際の
当該サーマルヘッドにおける黒字率と前回の印字ライン
を印字する際の蓄熱量とから求められ、この今回印字の
際の蓄熱量に基づいて前記サーマルヘッドの各発熱体に
対する第1の通電時間が決定されると共に、前記サーマ
ルヘッドの各発熱体毎の黒字の履歴情報に応じて該サー
マルヘッドの各発熱体のそれぞれに対する第2の通電時
間が決定され、前記第1の通電時間及び前記第2の通電
時間に基づいて前記サーマルヘッドの各発熱体のそれぞ
れに通電する時間が制御されるので、今回印字直前にお
けるサーマルヘッド全体としての蓄熱量を考慮した第1
の通電時間と発熱体個々の蓄熱量を考慮した第2の通電
時間とに基づき、今回印字のためのヘッド各発熱体の通
電時間が制御されるようになる。
【0074】また、本発明の第3のサーマルヘッド制御
装置によれば、前記第2のサーマルヘッド制御装置にあ
って、そのサーマルヘッドの今回の印字ラインを印字す
る際の蓄熱量が、前回の印字ラインを印字する際の前記
サーマルヘッドにおける黒字率及び前回の印字ラインを
印字する際の前記サーマルヘッドの蓄熱量に基づく前記
サーマルヘッド固有の関係式に従って演算されるように
なる。
装置によれば、前記第2のサーマルヘッド制御装置にあ
って、そのサーマルヘッドの今回の印字ラインを印字す
る際の蓄熱量が、前回の印字ラインを印字する際の前記
サーマルヘッドにおける黒字率及び前回の印字ラインを
印字する際の前記サーマルヘッドの蓄熱量に基づく前記
サーマルヘッド固有の関係式に従って演算されるように
なる。
【0075】よって、本発明によれば、発熱体個々の印
字履歴に伴なう蓄熱量と共に、サーマルヘッド全体とし
ての印字履歴に伴なう蓄熱量をも考慮してきめ細かな通
電時間制御を行ない、印字濃度に斑のない高印字品質を
得ることが可能になる。
字履歴に伴なう蓄熱量と共に、サーマルヘッド全体とし
ての印字履歴に伴なう蓄熱量をも考慮してきめ細かな通
電時間制御を行ない、印字濃度に斑のない高印字品質を
得ることが可能になる。
【図1】本発明の実施例に係わるサーマルヘッド制御装
置を搭載したワードプロセッサの電子回路の構成を示す
ブロック図。
置を搭載したワードプロセッサの電子回路の構成を示す
ブロック図。
【図2】前記ワードプロセッサのRAMに備えられる各
種レジスタの構成を示す図。
種レジスタの構成を示す図。
【図3】前記ワードプロセッサのROMにおけるデータ
記憶エリアの構成を示す図。
記憶エリアの構成を示す図。
【図4】前記ワードプロセッサのROMに記憶される第
1通電時間設定テーブルによる今回ヘッド蓄熱量Kn に
対応する第1通電時間(E)の設定特性を示す図。
1通電時間設定テーブルによる今回ヘッド蓄熱量Kn に
対応する第1通電時間(E)の設定特性を示す図。
【図5】前記ワードプロセッサのROMに記憶される第
2通電時間設定テーブルのテーブルデータを示す図。
2通電時間設定テーブルのテーブルデータを示す図。
【図6】前記ワードプロセッサにおける作成文書の印刷
処理を示すフローチャート。
処理を示すフローチャート。
【図7】前記ワードプロセッサの印刷処理に伴なうサー
マルヘッドの各発熱体に対するヘッド蓄熱量に応じた第
1通電時間(E)及び各発熱体それぞれの印字履歴に応
じた第2通電時間(AorBorCorD)の設定状態を示す
図。
マルヘッドの各発熱体に対するヘッド蓄熱量に応じた第
1通電時間(E)及び各発熱体それぞれの印字履歴に応
じた第2通電時間(AorBorCorD)の設定状態を示す
図。
【図8】従来の印字制御方式によるサーマルヘッドの各
発熱体に対するそれぞれの印字履歴に応じた通電時間の
設定状態を示す図。
発熱体に対するそれぞれの印字履歴に応じた通電時間の
設定状態を示す図。
11…制御部(CPU)、12…キー入力部、13…R
OM、13a,13b…定数記憶部、13c…第1通電
時間設定テーブル、13d…第2通電時間設定テーブ
ル、14…RAM、14a…印刷データ記憶部、14b
…前回蓄熱量レジスタ(Kn-1 )、14c…前回黒字率
レジスタ(Xn-1 )、14d…今回蓄熱量レジスタ、A
0 〜A63…前回データレジスタ、B0 〜B63…前々回デ
ータレジスタ、C0 〜C63…前前々回データレジスタ、
D0 〜D63…前々前々回データレジスタ、Q0 〜Q63…
通電時間レジスタ、15…表示メモリ、16…液晶表示
部、17…印字制御部、18…ヘッドドライバ、19…
サーマルヘッド、20…モータドライバ、21…キャリ
ッジ駆動モータ。
OM、13a,13b…定数記憶部、13c…第1通電
時間設定テーブル、13d…第2通電時間設定テーブ
ル、14…RAM、14a…印刷データ記憶部、14b
…前回蓄熱量レジスタ(Kn-1 )、14c…前回黒字率
レジスタ(Xn-1 )、14d…今回蓄熱量レジスタ、A
0 〜A63…前回データレジスタ、B0 〜B63…前々回デ
ータレジスタ、C0 〜C63…前前々回データレジスタ、
D0 〜D63…前々前々回データレジスタ、Q0 〜Q63…
通電時間レジスタ、15…表示メモリ、16…液晶表示
部、17…印字制御部、18…ヘッドドライバ、19…
サーマルヘッド、20…モータドライバ、21…キャリ
ッジ駆動モータ。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数個の発熱体が配設されたサーマルヘ
ッドと、 このサーマルヘッドの今回の印字ラインを印字する際の
熱量を、前回の印字ラインを印字する際の当該サーマル
ヘッドにおける黒字率と前回の印字ラインを印字する際
の蓄熱量とに基づいて制御する制御手段と、を具備した
ことを特徴とするサーマルヘッド制御装置。 - 【請求項2】 複数個の発熱体が配設されたサーマルヘ
ッドと、 このサーマルヘッドの今回の印字ラインを印字する際の
蓄熱量を、前回の印字ラインを印字する際の当該サーマ
ルヘッドにおける黒字率と前回の印字ラインを印字する
際の蓄熱量とから求める蓄熱量演算手段と、 この蓄熱量演算手段の演算結果に基づいて前記サーマル
ヘッドの各発熱体に対する今回の印字ラインを印字する
ための第1の通電時間を決定する第1通電時間決定手段
と、 前記サーマルヘッドの各発熱体毎の黒字の履歴情報に応
じて該サーマルヘッドの各発熱体のそれぞれに対する今
回の印字ラインを印字するための第2の通電時間を決定
する第2通電時間決定手段と、 前記第1通電時間決定手段及び前記第2通電時間決定手
段により決定された前記第1の通電時間及び前記第2の
通電時間に基づいて前記サーマルヘッドの各発熱体のそ
れぞれに通電する時間を制御する通電時間制御手段と、
を具備したことを特徴とするサーマルヘッド制御装置。 - 【請求項3】 前記蓄熱量演算手段による前記サーマル
ヘッドの蓄熱量は、前回の印字ラインを印字する際の前
記サーマルヘッドにおける黒字率及び前回の印字ライン
を印字する際の前記サーマルヘッドの蓄熱量に基づく前
記サーマルヘッド固有の関係式に従って演算されること
を特徴とする請求項2記載のサーマルヘッド制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21707694A JPH0880632A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | サーマルヘッド制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21707694A JPH0880632A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | サーマルヘッド制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0880632A true JPH0880632A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16698461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21707694A Pending JPH0880632A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | サーマルヘッド制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0880632A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018047604A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | カシオ計算機株式会社 | 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP21707694A patent/JPH0880632A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018047604A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | カシオ計算機株式会社 | 印刷装置、印刷装置の制御方法、及び、プログラム |
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