JPH0880562A - 合成樹脂製中空成形体の製造方法及び同装置 - Google Patents

合成樹脂製中空成形体の製造方法及び同装置

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JPH0880562A
JPH0880562A JP6217541A JP21754194A JPH0880562A JP H0880562 A JPH0880562 A JP H0880562A JP 6217541 A JP6217541 A JP 6217541A JP 21754194 A JP21754194 A JP 21754194A JP H0880562 A JPH0880562 A JP H0880562A
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JP
Japan
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sheet
nozzle
compressed air
sheets
vacuum suction
Prior art date
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Application number
JP6217541A
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English (en)
Inventor
Kazunori Naito
和憲 内藤
Yuuki Seki
有希 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd filed Critical Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
Priority to JP6217541A priority Critical patent/JPH0880562A/ja
Publication of JPH0880562A publication Critical patent/JPH0880562A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/06905Using combined techniques for making the preform
    • B29C49/0691Using combined techniques for making the preform using sheet like material, e.g. sheet blow-moulding from joined sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/58Blowing means
    • B29C49/60Blow-needles
    • B29C2049/6063Blow-needles having means which facilitate the puncturing of the parison
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    • B29C2791/006Using vacuum

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 二重シート成形法において、一方の金型3に
設けられている圧縮空気導入用のノズル7を、該ノズル
7の設けられている金型3側にシート1を真空吸引した
状態において、該シート1に貫通させ両シート1、2間
の閉鎖空間20内にインサートする。 【効果】 ノズル7を、シート1に不本意に大きなくぼ
みを生じさせることなく、確実かつ適正に、シート1に
刺込み貫通させることができ、壁間の間隔距離の短い薄
型中空成形体などであっても二重シート成形法にて製造
しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、合成樹脂製中空成形
体、特に薄型及び/又は薄肉の中空成形体の製造に好適
に用いられうる合成樹脂製中空成形体の製造方法及び同
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製中空成形体の製造方法とし
て、いわゆる二重シート成形法と呼ばれる次のような成
形方法が、従来より知られている。
【0003】即ち、図10(イ)に示されるように、2
枚の熱可塑性合成樹脂シート(51)(52)を成形用材料
として用い、それらの周縁部を中間にスペーサー(53)
を介して上下からクランパー(54)(54)にて挾着し両
シート(51)(52)を相互間に閉鎖空間部(55)を存置
させるように所定間隔を隔てて平行状かつ水平状に支持
する。そして、両シート(51)(52)をヒーター(56)
(56)にて上下から加熱して軟化させ、適宜、スペーサ
ー(53)の一部に設けたエアーノズル(57)から両シー
ト(51)(25)間の閉鎖空間(55)内に圧縮空気を吹き
込んで両シート(51)(52)を相互離間方向に予張させ
る。そして、この加熱軟化状態において、図10(ロ)
に示されるように、両シート(51)(52)を周縁のクラ
ンプ位置の内側において上下一対の成形用金型(59)
(60)間に挾み込むように両金型(59)(60)を所定の
閉鎖位置まで近接させて、それらの周縁のシート挾着面
(59a )(60a )間で両シート(51)(52)を挟圧し、
それらの周縁部を接合一体化する。次いで、上側の金型
(59)に設けられている圧縮空気導入用エアーノズル
(61)を進出作動させることにより、これを上側のシー
ト(51)に刺込み貫通させ両シート(51)(52)間の閉
鎖空間(55)内にインサートし、そして図10(ロ)に
示されるように、該ノズル(61)を通じて該閉鎖空間
(55)内に所定圧力の圧縮空気を導入し両シート(51)
(52)を両金型(59)(60)のキャビティー内面(59b
)(60b )に密着させる。この圧縮空気の導入中、各
金型(59)(60)に備えられている真空吸引機構(62)
(62)にて真空引きを行い、シート(51)(52)の型内
密接を助けるようにすることもある。そして、両シート
間の内圧を保持しながら冷却したのち、圧縮空気導入用
ノズル(61)を後退させ両金型(59)(60)を開いて中
空成形体を取り出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の二重シート成形法では、圧縮空気導入用エ
アーノズル(61)がうまくシート(51)に刺込み貫通さ
れず、閉鎖空間(55)内に圧縮空気を導入し得ない場合
があるという問題があった。
【0005】即ち、例えば、2つの壁間の間隔距離の短
い薄型の中空成形品を、上記の方法にしたがって製造し
ようとした場合、このような薄型中空成形品の場合には
各金型(59)(60)のキャビティーが浅いものになって
しまうために、予張を行なわない場合はもとより、上記
のように適宜予張を行なった場合でも、シート(51)
(52)間の間隔を大きく確保しえず、そのため、圧縮空
気導入用ノズル(61)を進出させてシート(51)に刺込
み貫通させようとしても、該シート(51)に差し込まれ
る前に、該シート(51)が該ノズル(61)に押されてへ
こみを生じてシート(51)(52)同士の接触ひいては熱
接着を起こしてしまい、結果的に圧縮空気導入用ノズル
(61)を適正にシート(51)(52)間の閉鎖空間(55)
内にインサートするのが困難であった。
【0006】このような場合に、閉鎖空間(55)内を予
張によって高圧にすることも考えられるが、この場合に
は、両金型(59)(60)にて両シート(51)(52)を挾
み込んでいく途中でシート(51)(52)が両金型(59)
(60)の内面側にて押されるようになると、その高圧空
気が、さらにその圧力を上げて金型(59)(60)間の閉
鎖空間領域からクランパー(54)(54)側へと移行し、
該高圧空気の作用でクランパー(54)(54)の近傍領域
にてシート(51)(52)に破れを生じるという不具合が
生じる危険性があり、この高圧予張による方法もシート
(51)への圧縮空気導入用ノズル(61)の刺込みに適し
た方法とはいえないものであった。
【0007】また例えば、壁厚の薄い薄肉中空成形品を
上記の従来法にしたがって製造しようとした場合も、薄
肉シートは加熱軟化状態においては抗張力が特に低いた
めに、圧縮空気導入用ノズル(61)を進出させてシート
(51)に刺し込もうとしても、該シート(51)がへこむ
だけでノズル(61)が刺し込まれない場合が多かった。
【0008】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、製造しようとする中空成形体が、壁間の間隔距離
の短い薄型中空成形体や、壁厚の薄い薄肉中空成形体な
どであるような場合でも、金型に設けられている圧縮空
気導入用ノズルを、確実かつ適正に、シートに貫通させ
て閉鎖空間内にインサートすることができ、二重シート
成形法の適用範囲を拡大することができる合成樹脂製中
空成形体の製造方法及び同装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的において、第1
発明は、2枚の熱可塑性合成樹脂シートを、相互間に所
定の閉鎖空間を存置する態様にて周縁部をスペーサーを
介してクランプし、上記両シートを加熱軟化させたの
ち、周縁の上記クランプ位置の内側で上下一対の金型間
に挾み込み、前記両シート間の閉鎖空間内に圧縮空気を
導入して両シートを上下両金型内面に密接させる中空成
形体の成形方法において、一方の金型に設けられている
圧縮空気導入用のノズルを、該ノズルの設けられている
金型側にシートを真空吸引した状態において、シートに
貫通させ両シート間の閉鎖空間内にインサートすること
を特徴とする合成樹脂製中空成形体の製造方法を要旨と
する。
【0010】また、第2発明は、この第1発明におい
て、前記上下の金型がそれぞれ上下個別作動方式の真空
吸引手段を備え、両シートを上下の金型間に挾み込んだ
状態で、圧縮空気導入用ノズルの設けられている側の金
型の真空吸引手段のみにて該金型側にシートを吸引し、
該吸引状態において、圧縮空気導入用のノズルをシート
に貫通させ両シート間の閉鎖空間内にインサートするも
のである。
【0011】また、第3発明は、上記第1発明におい
て、前記上下の金型がそれぞれ上下同時作動方式の真空
吸引手段を備え、圧縮空気導入用ノズルの設けられてい
る側の金型のみをシートに接近させることによって、真
空吸引手段にてシートをノズルの設けられている側の金
型側に吸引し、該吸引状態で、圧縮空気導入用のノズル
をシートの貫通させて両シート間の閉鎖空間内にインサ
ートし、しかるのち、両シートを上下一対の金型間に挾
み込むものである。
【0012】また、第4発明は、上記第1ないし第3発
明において、圧縮空気導入用ノズルの設けられている金
型側へのシートの吸引を、少なくとも該ノズルの近傍領
域において行なうものである。
【0013】更に、第5発明は、上記第2発明の中空成
形体の製造方法に用いられる製造装置であって、両金型
にそれぞれ備えられている真空吸引手段を上下個別に作
動せしめる個別作動機構が備えられている合成樹脂製中
空成形体の製造装置である。
【0014】
【作用】上記第1発明方法では、一方の金型に設けられ
ている圧縮空気導入用のノズルを、該ノズルの設けられ
ている金型側にシートを真空吸引した状態において、シ
ートに貫通させ両シート間の閉鎖空間内にインサートす
るものであることにより、該ノズルは、シートに不本意
に大きなくぼみを生じさせることなく、確実かつ適正
に、シートに刺込み貫通されシート間の閉鎖空間内にイ
ンサートされる。
【0015】また、第2発明方法では、上記第1発明に
おいて、前記上下の金型がそれぞれ上下個別作動方式の
真空吸引手段を備え、両シートを上下の金型間に挾み込
んだ状態で、圧縮空気導入用ノズルの設けられている側
の金型の真空吸引手段のみにて該金型側にシートを吸引
し、該吸引状態において、圧縮空気導入用のノズルをシ
ートの貫通させ両シート間の閉鎖空間内にインサートす
るものであることにより、上記第1発明と同様に、該ノ
ズルは、シートに不本意に大きなくぼみを生じさせるこ
となく、確実かつ適正に、シートに刺込み貫通されシー
ト間の閉鎖空間内にインサートされる。
【0016】しかも、ノズル刺込み後の圧縮空気導入過
程で、各金型の真空吸引手段にて、適宜、各シートを各
金型の内面側に真空吸引することができ、それによって
各シートが各金型の内面にエアー溜まりなく確実に密着
され、形状精度に優れた中空成形体が得られる。
【0017】加えて、両金型に備えられた真空吸引手段
を上記のように個別作動方式にするだけで、シートへの
ノズルの刺込み貫通が上記のように確実なものになる。
【0018】また、第3発明方法では、上記第1発明に
おいて、前記上下の金型がそれぞれ上下同時作動方式の
真空吸引手段を備え、圧縮空気導入用ノズルの設けられ
ている側の金型のみをシートに接近させることによっ
て、真空吸引手段にてシートをノズルの設けられている
側の金型側に吸引し、該吸引状態で、圧縮空気導入用の
ノズルをシートの貫通させて両シート間の閉鎖空間内に
インサートし、しかるのち、両シートを上下一対の金型
間に挾み込むものであることにより、上記第1発明と同
様に、該ノズルは、シートに不本意に大きなくぼみを生
じさせることなく、確実かつ適正に、シートに刺込み貫
通されシート間の閉鎖空間内にインサートされる。
【0019】しかも、ノズル刺込み及びシート挾込み後
の圧縮空気導入過程で、各金型の真空吸引手段にて、適
宜、各シートを各金型の内面側に真空吸引することがで
き、それによって各シートが各金型の内面にエアー溜ま
りなく確実に密着され、形状精度に優れた中空成形体が
得られる。
【0020】加えて、圧縮空気導入用ノズルの設けられ
ている側の金型のみをシートに接近させうる設備構成に
するだけで、シートへのノズルの刺込み貫通が上記のよ
うに確実なものになる。
【0021】また、第4発明方法では、圧縮空気導入用
ノズルの設けられている金型側へのシートの吸引を、少
なくとも該ノズルの近傍領域において行なうものである
ことにより、シートが該ノズル近傍領域において効果的
に吸引作用を受け、シートへのノズルの刺込み貫通の際
のシートのくぼみがより一層小さく抑えられ、より確実
かつ適正に、シートに刺込み貫通されシート間の閉鎖空
間内にインサートされる。
【0022】また、第5発明装置では、第2発明の中空
成形体の製造方法に用いられる製造装置であって、両金
型にそれぞれ備えられている真空吸引手段を上下個別に
作動せしめる個別作動機構が備えられているものである
ことにより、該個別作動機構によって、両シートを上下
の金型間に挾み込んだ状態で、圧縮空気導入用ノズルの
設けられている側の金型の真空吸引手段のみにて該金型
側にシートを吸引するようにすることができ、これによ
り、該ノズルは、シートに不本意に大きなくぼみを生じ
させることなく、確実かつ適正に、シートに刺込み貫通
されシート間の閉鎖空間内にインサートされる。
【0023】しかも、ノズル刺込み後の圧縮空気導入過
程で、各金型の真空吸引手段にて、適宜、各シートを各
金型の内面側に真空吸引することができ、それによって
各シートが各金型の内面にエアー溜まりなく確実に密着
され、形状精度に優れた中空成形体が得られる。
【0024】加えて、作動制御手段を組み込んで両金型
に備えられた真空吸引手段を個別作動されるようにする
だけで、シートへのノズルの刺込み貫通が上記のように
確実なものになる。
【0025】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0026】まず、第1実施例方法について説明する
と、成形しようとする中空成形体は、図9に示されるよ
うに、幅Bが350mm、長さLが240mm、厚さT
が20mm、壁厚さt1 が2mmの方形状の薄型中空成
形体(A)である。
【0027】この中空成形体(A)の成形用材料として
の、第1図に示されるような合成樹脂シート(1)
(2)は、熱可塑性樹脂からなるものであれば、その材
質に特に制限はなく、中空成形体の用途などに応じて任
意の熱可塑性合成樹脂材が選択使用される。具体的に
は、例えば、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ
カーボネート樹脂などが使用されうる。シート厚さは、
一般的には例えば2〜10mm程度であるが、本実施例
では2mmのものを使用する。
【0028】二重シート成形に用いられる設備を示す図
1において、(3)(4)は上下一対の成形用金型、
(5)(5)はクランパー、(6)(6)はヒーターで
ある。
【0029】上側の成形用金型(3)には、圧縮空気導
入用のノズル(7)が設けられ、駆動用シリンター等の
駆動手段(9)にて、該金型(3)のキャビティー内面
(3b)から突出して進出作動されるようになされてい
る。(10)は圧縮空気の供給源、(11)は弁である。
【0030】また、上下の各成形用金型(3)(4)に
はそれぞれ、エアー溜まり防止用の真空吸引手段が備え
られている。即ち、各金型(3)(4)には、それらの
キャビティー内面(3b)(4b)に開口する複数個の真空
吸引孔(12)…(13)…が形成され、真空ポンプ(14)
により、真空吸引がなされるようにされている。
【0031】そして、本実施例では、真空吸引作用が上
下の金型(3)(4)においてそれぞれ個別に行われる
ようになされている。即ち、1つの真空ポンプ(14)が
上下の金型(3)(4)の各吸引孔(12)…(13)…
に、分岐する通路(15)を介して接続されると共に、各
金型(3)(4)への分岐通路(15a )(15b )のそれ
ぞれに弁装置(16)(17)が設けられ、各弁装置(16)
(17)を図示しない制御装置などにより個別に開閉制御
しうるようになされた、真空吸引手段の上下個別作動機
構が具備されている。
【0032】二重シート成形を行なうに際しては、ま
ず、図1に示されるように、上記のシート(1)(2)
の周縁部間に環状枠状のスペーサー(19)を介在させた
状態で、該周縁部を上下からクランパー(5)(5)に
て挾着し、両シート(1)(2)を相互間に閉鎖空間
(20)を存置させる態様にて平行状かつ水平状に支持す
る。
【0033】次いで、ヒーター(6)(6)にてシート
(1)(2)を所定の成形温度まで加熱し軟化させる。
この際、適宜、スペーサー(19)の一部に設けられてい
るエアーノズル(21)から両シート(1)(2)間の閉
鎖空間(20)に圧縮空気を導入し、両シート(1)
(2)の自由な重力変形を防止すると共に、該シート
(1)(2)を予張させる。
【0034】そして、この予張操作を継続しながら、前
記ヒーター(6)(6)を除去したのち、図2(イ)に
示されるように、両シート(1)(2)にその周縁のク
ランプ位置の内側において上下の成形用金型(3)
(4)を相互に接近させていき、その周壁のシート挾着
部(3a)(4a)間にシート(1)(2)を挾み込んでシ
ート(1)(2)同士をその周縁部において接合一体化
する。そして図2(ロ)に示されるように、下型(4)
側の弁装置(17)を閉にしたまま上型(3)側の弁装置
(16)を開に制御して上型(3)側においてのみ真空吸
引を行ない、上側のシート(1)に上型(3)側への吸
引力を作用させる。この真空吸引は、上側のシート
(1)が上側の金型(3)のキャビティー内面(3b)に
接触されて固定された状態になるように行なうのが最も
好ましいが、それに至らなくとも、上型(3)側に接触
することなく寄せられた状態になるように行なうもので
あってもよい。また、最少限、上側のシート(1)に上
型(3)側への吸引力が作用するものであればよい。
【0035】そして、この吸引状態において、図3
(ハ)に示されるように、上側の金型(3)に設けられ
ている圧縮空気導入用ノズル(7)を、駆動手段(9)
で進出作動させることにより、上側のシート(1)の刺
込み貫通させ、シート(1)(2)間の閉鎖空間(20)
内にインサートする。上側のシート(1)は、上記のよ
うに、上型(3)側から真空吸引作用を受けていること
により、ノズル(7)の進出作動にて該シート(1)が
ノズル(7)によって大きなへこみを生じることなく、
該シート(1)を貫通することができ、シート(1)
(2)の間隔距離を大きく確保しにくい薄型中空成形体
(A)の成形において、適正かつ確実にノズル(7)は
閉鎖空間(20)内にインサートされる。
【0036】続いて、図3(ニ)に示されるように、こ
のノズル(7)から閉鎖空間(20)内に圧縮空気を導入
することにより、両シート(1)(2)を上下の金型
(3)(4)のキャビティー内面(3b)(4b)に密接せ
しめる。
【0037】また、この圧縮空気の導入と同時に、下型
(4)側の弁装置(17)も開にして下側のシート(1)
に該下型(4)側への真空吸引力を作用させるようにす
ることによって、両型(3)(4)からの真空吸引作用
により、シート(1)(2)をエア溜まりを生じさせる
ことなく金型(3)(4)に密接させることができる。
このように、上下の金型(3)にそれぞれ備えられてい
る真空吸引手段を上下個別作動方式にするだけで、エア
ー溜まりを防止しうるのみならず、閉鎖空間(20)への
ノズル(7)のインサートを確実なものとなしうる。
【0038】次いで、この内圧を保持しながら所要の冷
却を行なったのち、ノズル(7)を後退作動すると共
に、両弁装置(16)(17)を閉にし、かつ金型(3)
(4)を開いて中空成形体を取り出す。以上のようにし
て、図9に示されるような中空成形体(A)が得られ
る。
【0039】図4には、上記第1実施例の変更例を示
す。この変更例では、真空吸引の上下個別作動の方式な
いし機構として、同図4に示されるように、上下の金型
(3)(4)にそれぞれ個別に合計2つの真空ポンプ
(22)(23)が連通され、それぞれの通路開閉装置(2
4)(25)、例えば弁やコック等に対する個別の開閉制
御より、上下の金型(3)(4)において真空吸引が個
別に行われるようになされている。このような機構など
によっても、同様に、エアー溜まりを防止しうるのみな
らず、閉鎖空間(20)への圧縮空気導入用ノズル(7)
のインサートを確実なものとなしうるのはいうまでもな
い。
【0040】次に、第2実施例方法について説明する。
本実施例方法では、図5に示されるように、上下の金型
(3)(4)にそれぞれ設けられている真空吸引手段
が、同時にしか作動し得ないものとなされている。即
ち、1つの真空ポンプ(26)が上下の金型(3)(4)
の各吸引孔(12)…(13)…に、分岐する通路(15)を
介して接続されると共に、ポンプ(26)への合流通路
(15c )に弁装置(27)が設けられ、該弁装置(27)を
開閉制御することによって、上下の金型(3)(4)の
真空吸引手段が同時にしか作動されないようになされて
いる。
【0041】また、本実施例における上下の金型(3)
(4)は、個別に昇降作動制御しうるようになされてい
る。
【0042】二重シート成形を行なうに際しては、同図
5に示されるように、上記第1実施例方法の場合と同様
に、上記のシート(1)(2)の周縁部間にスペーサー
(19)を介在させた状態で、該周縁部を上下からクラン
パー(5)(5)にて挾着し、ヒーター(6)(6)に
てシート(1)(2)を加熱軟化させ、適宜、スペーサ
ー(19)のエアーノズル(21)にてシート(1)(2)
を予張させる。
【0043】そして、この予張操作を継続しながら、本
実施例方法では、図6(イ)に示されるように、圧縮空
気導入用ノズル(7)の設けられている上側の金型
(3)のみを下降させていってシート(1)に接近状態
にすると共に、弁装置(27)を開にして、上下の両金型
(3)(4)において真空吸引を行なう。この真空吸引
によって、上側のシート(1)に上型(3)側への真空
吸引力が作用し、上側のシート(1)は上側の金型
(3)のキャビティー内面(3b)に接触されて固定され
た状態になる。なお、上記第1実施例方法でも述べたよ
うに、上型(3)側に接触することなく寄せられている
状態にしてもよいし、また、最少限、上側のシート
(1)に上型(3)側への吸引力が作用するようにすれ
ばよい。
【0044】そして、この吸引状態において、図6
(ロ)に示されるように、上側の金型(3)に設けられ
ている圧縮空気導入用ノズル(7)を、駆動手段(9)
で進出作動させることにより、上側のシート(1)に刺
込み貫通し、シート(1)(2)間の閉鎖空間(20)内
にインサートする。上側のシート(1)は、上記のよう
に、上型(3)側から真空吸引作用を受けていることに
より、ノズル(7)の進出作動にて該シート(1)がノ
ズル(7)によって大きなへこみを生じることなく、該
シート(1)を貫通することができ、シート(1)
(2)の間隔距離を大きく確保しにくい薄型中空成形体
の成形において、適正かつ確実にノズル(7)は閉鎖空
間(20)内にインサートされる。
【0045】しかるのち、上下の金型(3)(4)にお
いて真空吸引を継続しながら、図7(ハ)に示されるよ
うに、下側の金型(4)を上昇させていって、上下の金
型(3)(4)の周壁のシート挾着部(3a)(4a)間に
シート(1)(2)を挾み込んでシート同士を接合一体
化すると共に、図7(ニ)に示されるように、上記の圧
縮空気導入用ノズル(7)からシート(1)(2)間の
閉鎖空間(20)内に圧縮空気を導入することにより、両
シート(1)(2)を上下の金型(3)(4)のキャビ
ティー内面(3b)(4b)にエアー溜まりを生じさせるこ
となく密接せしめる。
【0046】その後は、上記第1実施例の場合と同様
に、この内圧を保持しながら所要の冷却を行なったの
ち、ノズル(7)を後退作動すると共に、弁装置(27)
を閉にし、かつ金型(3)(4)を開いて中空成形体を
取り出す。以上のようにして、図9に示されるような中
空成形体(A)が得られる。
【0047】このように、上下の金型(3)にそれぞれ
備えられている真空吸引手段が上記のように同時作動方
式である場合であっても、上下の金型(3)(4)を個
別作動させるようにするだけで、エアー溜まりを防止し
うるのみならず、閉鎖空間(20)への圧縮空気導入用ノ
ズル(7)のインサートを確実なものとなしうる。図8
(イ−1)(イ−2)(ロ)には、圧縮空気導入用ノズ
ル(7)の設けられている側の金型(3)に対して設け
られる真空吸引手段の変更例を示す。図8(イ−1)
(イ−2)に示される変更例では、金型(3)のキャビ
ティー内面(3b)に、圧縮空気導入用ノズル(7)の近
傍に位置して、その周囲に間隔的に複数個の真空吸引孔
(29)…が開口形成されている。このように、圧縮空気
導入用ノズル(7)の近傍に位置して真空吸引孔(29)
…が設けられた構成とすることにより、該ノズル(7)
をシート(1)に刺込み貫通させる際の該ノズル(7)
によるシート(1)のへこみをより一層小さいものにす
ることができ、より確実にノズル(7)をシート(1)
(2)間の閉鎖空間(20)内にインサートすることがで
きる。また、図8(ロ)に示される変更例は、真空吸引
管(30)が、金型(3)に装備されると共に、該真空吸
引管(30)内に同心状に圧縮空気導入用ノズル(7)が
配備された構成となされ、真空吸引が圧縮空気導入用ノ
ズル(7)の周囲の全周ないし略全周において行われる
ようになさたものである。このような構成により、圧縮
空気導入用ノズル(7)の近傍においてシート(1)に
強く効果的な真空吸引力を作用させることができ、シー
ト(1)(2)間の閉鎖空間(20)内へのノズル(7)
のインサートをより一層確実なものにすることができ
る。
【0048】なお、上記各実施例では、真空吸引手段
(12)(13)は上下両金型(3)(4)のそれぞれに備
えられているが、少なくとも圧縮空気導入用ノズル
(7)が設けられている側の金型に備えられていればよ
い。また、上記実施例では、エアー溜まり防止用の真空
吸引手段をノズル刺込みのための真空吸引手段として併
用するようにしているが、他の用途の真空吸引手段をノ
ズル刺込みのための真空吸引手段として併用してもよ
く、また、ノズル(7)の刺込み専用の真空吸引手段が
備えられたものであってもよい。また、圧縮空気導入用
ノズル(7)は、下側の金型(4)に備えられていても
よい。
【0049】
【発明の効果】上記第1発明の合成樹脂製中空成形体の
製造方法は、一方の金型に設けられている圧縮空気導入
用のノズルを、該ノズルの設けられている金型側にシー
トを真空吸引した状態において、シートに貫通させ両シ
ート間の閉鎖空間内にインサートするものであるから、
該ノズルを、シートに不本意に大きなくぼみを生じさせ
ることなく、確実かつ適正に、シートに刺込み貫通させ
ることができる。従って、製造しようとする中空成形体
が、例えば、壁間の間隔距離の短い薄型中空成形体や、
壁厚の薄い薄肉中空成形体などであるような場合であっ
ても、金型に設けられている圧縮空気導入用ノズルを、
確実かつ適正に、シートに貫通させて閉鎖空間内にイン
サートして圧縮空気を閉鎖空間内に導入することがで
き、二重シート成形法の適用範囲を拡大することができ
る。
【0050】また、第2発明方法は、上記第1発明にお
いて、前記上下の金型がそれぞれ上下個別作動方式の真
空吸引手段を備え、両シートを上下の金型間に挾み込ん
だ状態で、圧縮空気導入用ノズルの設けられている側の
金型の真空吸引手段のみにて該金型側にシートを吸引
し、該吸引状態において、圧縮空気導入用のノズルをシ
ートの貫通させ両シート間の閉鎖空間内にインサートす
るものであるから、上記第1発明と同様に、該ノズル
を、シートに不本意に大きなくぼみを生じさせることな
く、確実かつ適正に、シートに刺込み貫通させることが
でき、二重シート成形法の適用範囲を、例えば、薄型中
空成形体や薄肉中空成形体などの各種中空成形体の製造
にも、拡げることができる。
【0051】しかも、両金型がそれぞれに真空吸引手段
を備えているから、ノズル刺込み後の圧縮空気導入過程
で、各金型の真空吸引手段にて、適宜、各シートを各金
型の内面側に真空吸引することができ、それによって各
シートを各金型の内面にエアー溜まりなく確実に密着さ
せることができ、形状精度に優れた中空成形体をうるこ
とができる。
【0052】加えて、両金型に備えられた真空吸引手段
を上記のように個別作動方式にするだけで、シートへの
ノズルの刺込み貫通を上記のように確実なものにするこ
とができ、従って、設備構成面、コスト面等における有
利性を発揮することができる。
【0053】また、第3発明方法は、上記第1発明にお
いて、前記上下の金型がそれぞれ上下同時作動方式の真
空吸引手段を備え、圧縮空気導入用ノズルの設けられて
いる側の金型のみをシートに接近させることによって、
真空吸引手段にてシートをノズルの設けられている側の
金型側に吸引し、該吸引状態で、圧縮空気導入用のノズ
ルをシートの貫通させて両シート間の閉鎖空間内にイン
サートし、しかるのち、両シートを上下一対の金型間に
挾み込むものであるから、上記第1発明と同様に、該ノ
ズルを、シートに不本意に大きなくぼみを生じさせるこ
となく、確実かつ適正に、シートに刺込み貫通させるこ
とができ、二重シート成形法の適用範囲を、例えば、薄
型中空成形体や薄肉中空成形体などの各種中空成形体の
製造にも、拡げることができる。
【0054】しかも、両金型がそれぞれに真空吸引手段
を備えているから、ノズル刺込み及びシート挾込み後の
圧縮空気導入過程で、各金型の真空吸引手段にて、適
宜、各シートを各金型の内面側に真空吸引することがで
き、それによって各シートを各金型の内面にエアー溜ま
りなく確実に密着させることができ、形状精度に優れた
中空成形体をうることができる。
【0055】加えて、圧縮空気導入用ノズルの設けられ
ている側の金型のみをシートに接近させうる設備構成に
するだけで、シートへのノズルの刺込み貫通を上記のよ
うに確実なものにすることができ、従って、設備構成
面、コスト面等における有利性を発揮することができ
る。
【0056】また、第4発明方法は、圧縮空気導入用ノ
ズルの設けられている金型側へのシートの吸引を、少な
くとも該ノズルの近傍領域において行なうものであるか
ら、シートが該ノズル近傍領域において効果的に吸引作
用を受け、シートへのノズルの刺込み貫通の際のシート
のくぼみをより一層小さく抑えることができて、ノズル
を、より確実かつ適正に、シート間の閉鎖空間内にイン
サートすることができる。
【0057】また、第5発明装置は、第2発明の中空成
形体の製造方法に用いられる製造装置であって、両金型
にそれぞれ備えられている真空吸引手段を上下個別に作
動せしめる個別作動機構が備えられているものであるか
ら、該個別作動機構によって、両シートを上下の金型間
に挾み込んだ状態で、圧縮空気導入用ノズルの設けられ
ている側の金型の真空吸引手段のみにて該金型側にシー
トを吸引するようにすることができ、該ノズルを、シー
トに不本意に大きなくぼみを生じさせることなく、確実
かつ適正に、シートに刺込み貫通させることができる。
【0058】しかも、ノズル刺込み後の圧縮空気導入過
程で、各金型の真空吸引手段にて、適宜、各シートを各
金型の内面側に真空吸引することができ、それによって
各シートを各金型の内面にエアー溜まりなく確実に密着
させることができ、形状精度に優れた中空成形体を得る
ことができる。
【0059】加えて、作動制御手段を組み込んで両金型
に備えられた真空吸引手段を個別作動されるようにする
だけで、シートへのノズルの刺込み貫通を上記のように
確実なものにすることができ、従って、設備構成面、コ
スト面等における有利性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例方法を示すもので、二重シート形成
法実施のための設備等の断面図である。
【図2】図(イ)は、金型挾み込み状態を示す同断面
図、図(ロ)は真空吸引状態を示す同断面図である。
【図3】図(ハ)は圧縮空気導入用ノズルの刺込み貫通
状態を示す同断面図、図(ニ)は圧縮空気導入状態を示
す同断面図である。
【図4】上記第1実施例にかかる設備構成の変更例を示
す断面図である。
【図5】第2実施例方法を示すもので、二重シート形成
法実施のための設備等の断面図である。
【図6】図(イ)は、上型下降後真空吸引状態を示す同
断面図、図(ロ)は圧縮空気導入用ノズルの刺込み貫通
状態を示す同断面図である。
【図7】図(ハ)は金型挾み込み状態を示す同断面図、
図(ニ)は圧縮空気導入状態を示す同断面図である。
【図8】図(イ−1)は真空吸引手段の第1変更例を示
す上側金型の断面図、図(イ−2)は同下面図、図
(ロ)は真空吸引手段の第2変更例を示す上側金型の断
面図である。
【図9】製造対象である中空成形体を示すもので、図
(イ)は一部切欠き斜視図、図(ロ)は断面図である。
【図10】従来法を示すもので、図(イ)は加熱軟化工
程を示す断面図、図(ロ)は金型挾み込み後、圧縮空気
導入用ノズルをシートに刺込み貫通させた状態を示す断
面図、図(ハ)は圧縮空気導入状態を示す同断面図であ
る。
【符号の説明】
1…シート 2…シート 3…成形用金型 4…成形用金型 5…クランパー 6…ヒーター 7…圧縮空気導入用ノズル 12…真空吸引孔(真空吸引手段) 13…真空吸引孔(真空吸引手段) 19…スペーサー 20…閉鎖空間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の熱可塑性合成樹脂シートを、相互
    間に所定の閉鎖空間を存置する態様にて周縁部をスペー
    サーを介してクランプし、上記両シートを加熱軟化させ
    たのち、周縁の上記クランプ位置の内側で上下一対の金
    型間に挾み込み、前記両シート間の閉鎖空間内に圧縮空
    気を導入して両シートを上下両金型内面に密接させる中
    空成形体の成形方法において、 一方の金型に設けられている圧縮空気導入用のノズル
    を、該ノズルの設けられている金型側にシートを真空吸
    引した状態において、シートに貫通させ両シート間の閉
    鎖空間内にインサートすることを特徴とする合成樹脂製
    中空成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記上下の金型がそれぞれ上下個別作動
    方式の真空吸引手段を備え、両シートを上下の金型間に
    挾み込んだ状態で、圧縮空気導入用ノズルの設けられて
    いる側の金型の真空吸引手段のみにて該金型側にシート
    を吸引し、該吸引状態において、圧縮空気導入用のノズ
    ルをシートに貫通させ両シート間の閉鎖空間内にインサ
    ートする請求項1に記載の合成樹脂製中空成形体の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記上下の金型がそれぞれ上下同時作動
    方式の真空吸引手段を備え、圧縮空気導入用ノズルの設
    けられている側の金型のみをシートに接近させることに
    よって、真空吸引手段にてシートをノズルの設けられて
    いる側の金型側に吸引し、該吸引状態で、圧縮空気導入
    用のノズルをシートの貫通させて両シート間の閉鎖空間
    内にインサートし、しかるのち、両シートを上下一対の
    金型間に挾み込む請求項1に記載の合成樹脂製中空成形
    体の製造方法。
  4. 【請求項4】 圧縮空気導入用ノズルの設けられている
    金型側へのシートの吸引を、少なくとも該ノズルの近傍
    領域において行なう請求項1ないし請求項3のいずれか
    一に記載の合成樹脂製中空成形体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2の中空成形体の製造方法に用い
    られる製造装置であって、両金型にそれぞれ備えられて
    いる真空吸引手段を上下個別に作動せしめる個別作動機
    構が備えられている合成樹脂製中空成形体の製造装置。
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