JPH0880257A - 調理用ホットプレート - Google Patents

調理用ホットプレート

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JPH0880257A
JPH0880257A JP21985594A JP21985594A JPH0880257A JP H0880257 A JPH0880257 A JP H0880257A JP 21985594 A JP21985594 A JP 21985594A JP 21985594 A JP21985594 A JP 21985594A JP H0880257 A JPH0880257 A JP H0880257A
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hot plate
cooking plate
plate
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な装着構造で調理板のずれ動きや浮き上
がりを防止する。 【構成】 調理板1にフランジ12を設ける。ホットプ
レート本体2にフランジ12が係合する溝部18a,1
8bを設ける。ホットプレート本体2の手前側から、フ
ランジ12と溝部18a,18bとを係合させてスライ
ドさせながら調理板1を挿入する。フランジ12が溝部
18a,18bを移動して調理板1がホットプレート本
体2に嵌め込まれる。調理板1の装着が完了すると、調
理板1が固定されて調理可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調理板が着脱自在とさ
れた家庭用および業務用の調理用ホットプレートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の調理用ホットプレートには、シー
ズヒータを直接鋳込んだ調理板をホットプレート本体に
固定したものがあったが、調理板をホットプレート本体
から取り外して丸洗いすることができず、使い勝手が悪
かった。そこで、シーズヒータをホットプレート本体側
に固定して、調理板が取り外せるタイプの調理用ホット
プレートが多く使用されている。このタイプの調理用ホ
ットプレートは、ホットプレート本体に調理板を装着す
るための凹みが設けられており、その凹み部分にシーズ
ヒータが取付けられ、そのシーズヒータの上に調理板を
載せて加熱するようになっている。
【0003】そして、このような調理用ホットプレート
においては、調理板がシーズヒータ上に載置されていな
いときにシーズヒータが露出したままとなるので、その
ときにシーズヒータが発熱して高温になるのを防ぐため
に、調理板が載置されていない状態でシーズヒータへの
通電を阻止して危険を防止する機構が設けられている。
その機構は、シーズヒータに通電する前に調理板の有無
を検知してシーズヒータへの通電を制御するもので、調
理板をシーズヒータ上に載置したとき、調理板の底がホ
ットプレート本体から突出した触針を押し下げることに
より、検知スイッチがオンしてシーズヒータへの通電を
可能にし、調理板を取り外したとき、触針が元の位置に
復帰して検知スイッチがオフし、シーズヒータへの通電
を阻止するようになっている。
【0004】また、特開平3−136620号公報に
も、ホットプレート本体側に調理板感知スイッチが設け
られたホットプレートが開示されている。これは、調理
板を発熱体上に載置することによって、調理板が接点押
圧部材を押圧摺動して、それによって感知スイッチがオ
ンして発熱体が通電されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
調理用ホットプレートにおいては、調理板と接触したシ
ーズヒータの一部分からの熱伝導と、シーズヒータの輻
射熱によって調理板が加熱されるので、調理板表面上の
熱分布が不均一で、シーズヒータを調理板に直接鋳込ん
だものよりも熱効率が悪いものであった。しかも、調理
板はシーズヒータ上に載せているだけなので、調理中に
ホットプレート本体を動かすと、調理板がずれ動いてシ
ーズヒータから浮き上がってしまい、ホットプレート本
体の凹みから調理板が外れて、商品としての完成度を損
ねてしまうものであった。また、触針や接点押圧部材は
ホットプレート本体から突出しているため、調理板が外
されているときに、触針や接点押圧部材を誤って、ある
いは故意に押し込んだりすると、シーズヒータに通電し
てしまい、大変危険であった。
【0006】本発明は、上記に鑑み、簡単な装着構造に
より調理板のずれ動きや浮き上がりを防止し得、使用時
の安全性を高めることができる調理用ホットプレートの
提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1〜3の如く、調理板1をホットプレート本体
2に摺動自在に係合させる係合部が設けられ、調理板1
はホットプレート本体2の側方から装着されるものであ
る。この係合部は、調理板1に形成されたフランジ12
と、ホットプレート本体2に形成され調理板1のフラン
ジ12を摺動可能に案内する溝部18a,18bとから
なり、調理板1は裏面側に発熱体14が一体的に形成さ
れ、調理板1のフランジ12に電極部15が設けられ、
ホットプレート本体2の溝部18a,18bに電極部1
5に接触する電気接点19a,19bが設けられてい
る。そして、調理板1をホットプレート本体2に固定す
る固定手段が設けられている。
【0008】また、調理板着脱時に電極部15および電
気接点19a,19bの表面をきれいにする浄化手段
や、図6の如く、ホットプレート本体2内に水分やゴミ
が侵入するのを防止する異物侵入防止手段35が設けら
れている。
【0009】
【作用】上記課題解決手段において、ホットプレート本
体2の側方から、調理板1のフランジ12とホットプレ
ート本体2の溝部18a,18bとを係合させてスライ
ドさせながら挿入する。すると、フランジ12が溝部1
8a,18bを移動して調理板1が嵌め込まれていく。
このとき、調理板1の電極部15およびホットプレート
本体2の電気接点19a,19bは、調理板1の移動に
よりその表面が浄化手段によって磨かれてきれいにな
る。
【0010】そして、調理板1の移動が停止すると、固
定手段によって調理板1がホットプレート本体2に固定
されて、調理板1の装着が完了する。このとき、電極部
15が電気接点19a,19bに当接して、電極部15
への通電が可能となり、使用者が電源を入れると、電気
接点19a,19bから電極部15に通電されて発熱体
14が加熱されて、調理板1が調理可能となる。
【0011】また、調理板1の装着が完了すると、調理
板1からの水分やゴミが、異物侵入防止手段35によっ
てホットプレート本体2内への侵入が阻止されて、ホッ
トプレート本体2内が汚れない。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例の調理用ホットプレート
は、図1の如く、調理物を載置して加熱する調理板1
と、該調理板1を着脱自在に装着するホットプレート本
体2と、調理板1を覆う蓋3と、ホットプレート本体2
のコネクタ4に着脱可能な電源プラグコード5とを備え
ている。なお、図1中、6はホットプレート本体2に設
けられた操作パネル、7はホットプレート本体2を支え
る脚である。
【0013】調理板1は、図1,2の如く、長方形の底
部10と、該底部10の外周縁から立設された周壁11
a,11bとが非導電性セラミックス等の非導電性材料
により一体形成されてなる。この調理板1の左右の周壁
11aには、ホットプレート本体2との係合部を構成す
るフランジ12が前後方向に突設されており、前後の周
壁11bのどちらか一方からホットプレート本体2に装
着される。また、調理板1の底部10および周壁11
a,11bの表面(調理物接触面)は、焦げ等がこびり
つかないようにフッ素樹脂等でコーティングされてい
る。
【0014】この調理板1の底部10の裏面側には、矩
形の嵌合溝13が形成されており、この嵌合溝13に、
炭化珪素を主成分とする導電性セラミックスで板状に形
成された面状発熱体14が嵌め込み固定されている。こ
の面状発熱体14の前後方向両端には、アルミニウム等
の金属を溶射することにより、左右方向に両フランジ1
2まで至る一対の電極部15が帯状に形成されている。
また、電極部15を除く面状発熱体14の表面および調
理板底部10の裏面側(フランジを含む)は、非導電性
セラミックス等の非導電性材料でコーティングされて電
極部15と電気的に絶縁されており、漏電や感電等の防
止といった配慮がなされている。
【0015】ホットプレート本体2は、図1のように、
側方を除く三方に縦壁17a,17bが立設された長方
形に形成されている。この縦壁17a,17bに囲まれ
た空間に調理板1が配され、開放されたホットプレート
本体2の手前側から調理板1が装着される。
【0016】そして、ホットプレート本体2の左右の縦
壁17aには、係合部を構成する調理板1のフランジ1
2を摺動可能に案内する溝部18a,18bが形成され
ている。この溝部18a,18bは、左右の縦壁17a
の上部が内側に向かって突出することにより形成され、
溝部18a,18bの一端がホットプレート本体2の手
前側に連通して開放されている。
【0017】左側の溝部18aには、図3の如く、調理
板1の両電極部15に対応する一対の電気接点19a,
19bが絶縁体を介してホットプレート本体2に取付け
られている。この電気接点19a,19bは、その先端
が溝部18a内に少し突出して、ホットプレート本体2
の手前側近傍と後側の縦壁17b近傍に、調理板1の両
電極部15と同じ間隔で配置されている。そして、電源
が入れられると電気接点19aから電極部15、面状発
熱体14、電極部15、電気接点19bへと通電され
る。
【0018】また、右側の溝部18bには、図4の如
く、調理板1が装着されているか否かを検知する調理板
有無検知手段20が設けられている。この調理板有無検
知手段20は、調理板1の有無によりオンオフするマイ
クロスイッチとされ、スイッチ本体21と、調理板1の
フランジ12に当接する揺動自在な触針22とからな
る。触針22は、溝部18b内に少し突出して、後側の
縦壁17b近傍に配置されており、調理板1の装着が完
了すると触針22が調理板1のフランジ12に当接して
オンし、調理板1が取り外されると触針22が調理板1
のフランジ12から離間してオフする。
【0019】そして、ホットプレート本体2には、調理
板1を装着したときに、ホットプレート本体2から調理
板1が抜け出ないように固定する固定手段が設けられて
いる。この固定手段は、図3の如く、調理板1の両フラ
ンジ12に形成された係合溝25と、ホットプレート本
体2の左右の溝部18a,18bに出没自在に設けられ
た係合溝25に係合する突起体26とからなる。
【0020】突起体26は、図5の如く、調理板1のフ
ランジ12の進行方向手前側の角に丸みを持たせた矩形
に形成されており、ホットプレート本体2の溝部上面に
設けられた収納部27に上下動自在に収納される。そし
て、コイルバネ28が収納部27の上面と突起体26と
の間に介装されており、コイルバネ28は突起体26が
フランジ12の係合溝25に係合したときに、突起体2
6が係合溝25から抜け出ないように下方に押圧する。
なお、突起体26には図示しないツマミやボタン等から
構成される固定解除機構が設けられており、ホットプレ
ート本体外部から固定解除機構を操作することにより、
突起体26がコイルバネ28の付勢力に抗して上方に押
され、収納部27内に収納されてフランジ12の係合溝
25から離間して調理板1が取り外し可能となる。
【0021】また、ホットプレート本体2には、調理板
着脱時に電極部15および電気接点19a,19bの表
面をきれいにする浄化手段が設けられている。この浄化
手段は、図2,3の如く、調理板1に設けられ調理板着
脱時に電気接点19a,19bに接触してその表面を磨
く浄化部30と、ホットプレート本体2の溝部18a,
18bに設けられ調理板着脱時に電極部15に接触して
その表面を磨く浄化部31とからなる。調理板1の浄化
部30は、図2のように調理板1のフランジ12に調理
板1の裏面よりも僅かに突出して、その表面が荒らされ
た部分とされ、調理板1を前後どちらから入れても浄化
可能なように、両フランジ12の対角位置の端部に配置
されている。また、ホットプレート本体2の浄化部31
は、図3のように、研磨材等により板状に形成され、ホ
ットプレート本体2の左右の溝部18a,18bに一側
の電気接点19aよりも手前側に取付けられている。
【0022】さらに、ホットプレート本体2には、図6
の如く、調理板1の油や水分、あるいは調理物のカスや
ゴミ等がホットプレート本体2に侵入するのを防ぐ異物
侵入防止手段35が設けられている。この異物侵入防止
手段35は、耐熱性弾性ゴム等の可撓性材料により形成
されたシール材で、ホットプレート本体2の左右の溝部
18a,18b内および左右の縦壁17aの内面に、前
後方向に沿って配されている。そして、シール材35
は、先端が少し撓んだ状態で調理板1の左右の周壁11
aおよびフランジ12に当接するようその長さが設定さ
れている。
【0023】そして、ホットプレート本体2は、図7の
如く、操作パネル6で設定された内容に基づいて調理板
1が設定温度になるよう制御する制御回路40を備えて
おり、ホットプレート本体2の電気接点19a,19b
に電源プラグコード5からコネクタ4を介して電源を供
給する。この制御回路40は、電源の電圧電流値を検知
する電圧電流検知部41と、電気接点19a,19bへ
の通電を断続する開閉器42と、電気接点19a,19
bへの出力電圧を調整する電圧制御部43と、電圧制御
部43から電気接点19a,19bへの電圧電流値を検
知する電圧電流検知部44と、各部を制御するマイクロ
コンピュータからなる制御部45とから構成されてい
る。そして、コネクタ4側から電圧電流検知部41、開
閉器42、電圧制御部43、電圧電流検知部44の順で
電気接点19a,19bに直列に接続され、それぞれが
制御部45に接続されている。この制御部45には、マ
イクロスイッチ20からの出力信号に基づいて調理板1
の有無を判断して電気接点19a,19bへの通電を制
御する機能と、電圧電流検知部41,44からの電圧電
流値情報に基づいて使用者が設定した温度になるように
電圧制御部43に対して電圧調整指示を与える機能とを
備えている。
【0024】上記構成において、調理板1をホットプレ
ート本体2に装着するとき、ホットプレート本体2の手
前側から、調理板1のフランジ12とホットプレート本
体2の溝部18a,18bとを係合させてスライドさせ
ながら挿入する。すると、フランジ12が左右の溝部1
8a,18bを後側の縦壁17bに向かって移動して、
調理板1が嵌め込まれていく。このとき、フランジ12
の浄化部30が左側の溝部18aの浄化部31を通過
し、次いで一側の電気接点19aに接触すると、左右の
溝部18a,18bの浄化部31が電極部15に接触し
て、一側の電気接点19aおよび電極部15の表面が磨
かれてきれいになる。また、フランジ12の上面と左右
の周壁11bにはシール材35が当接しながら調理板1
が移動する。
【0025】そして、調理板1の移動が進み、調理板1
の先端が溝部18a,18bの中央付近に達すると、フ
ランジ12が突起体26に当接し、さらにフランジ12
が突起体26の角の丸みを摺動しながら移動することに
より、突起体26がコイルバネ28の付勢力に抗して押
し上げられて、突起体26の先端がフランジ12の上面
に当接する。
【0026】その後、図5(a)のように、フランジ1
2の上面が突起体26の先端に接触しながら調理板1の
移動が進み、フランジ12の浄化部30が他側の電気接
点19bに当接すると、左右の溝部18a,18bの浄
化部31が電極部15に当接して、他側の電気接点19
bおよび電極部15の表面が磨かれてきれいになる。そ
して、フランジ12の浄化部30および左側溝部18a
の浄化部31がそれぞれ他側の電気接点19bおよび電
極部15を通過すると、調理板1の先端が後側の縦壁1
7bに当接して移動が停止され、フランジ12の係合溝
25が突起体26の位置に達して、フランジ12により
押し上げられていた突起体26が、図5(b)のよう
に、コイルバネ28の付勢力によって下方へ押されて、
その先端が係合溝25に嵌まり込む。すると、調理板1
がホットプレート本体2に固定され、両電極部15が電
気接点19a,19bに当接して、調理板1の装着が完
了する。このとき、調理板1のフランジ12とホットプ
レート本体2の溝部18a,18bにおける隙間は、シ
ール材35によって塞がれる。
【0027】調理板1の装着が完了すると、フランジ1
2がマイクロスイッチ20の触針22に当接して、マイ
クロスイッチ20がオンとなる。このとき、制御部45
はその出力信号に基づいて調理板1が有ると判断し、開
閉器42に閉指示を与えて開閉器42を閉じて、電極部
15への通電が可能となる。次に使用者が電源を入れて
操作パネル6によって好みの温度に設定すると、電気接
点19a,19bから電極部15に通電されて面状発熱
体14が加熱され、調理板1が調理可能となる。このと
き、制御部45は、電圧電流検知部41,44によって
電源プラグコード5から電気接点19a,19bに流れ
る電気の電圧電流値を検知しており、この電圧電流値か
ら調理板1の抵抗値を求める。そして、この抵抗値から
調理板1の温度を判断し、設定された温度になるよう電
圧制御部43に電圧調整指示を与えて、調理板1を設定
温度に維持する。
【0028】なお、調理板1の装着が不十分な場合、す
なわち調理板1がホットプレート本体2に固定されてい
なければ、電極部15と電気接点19a,19bとが接
触せず、しかもフランジ12がマイクロスイッチ20の
触針22に当接せずにマイクロスイッチ20がオフのま
まであるため、制御部45では調理板1が無いと判断し
て、電源が入れられても開閉器42を開けたままにして
電極部15への通電を阻止するので、調理板1は加熱さ
れない。また、マイクロスイッチ20はホットプレート
本体2の溝部18a,18bに配置され、調理板1が外
されても外部に露出しないので、使用者が棒や指等で故
意に触れることはできず、誤って触れることもない。そ
のため、調理板1が外されているにも拘わらず、制御部
45が調理板有りと判断して電極部15に通電するよう
なこともない。
【0029】このように、ホットプレート本体2の溝部
18a,18bに調理板1のフランジ12を係合させ
て、調理板1をホットプレート本体2の手前側からスラ
イドさせて挿入することにより、簡単に調理板1が装着
され、しかも突起体26がフランジ12の係合溝25に
嵌まり込んで固定されるので、調理板1がずれ動いたり
浮き上がったりせず、容易にホットプレート本体2の溝
部18a,18bから抜け出ることはない。したがっ
て、調理中にホットプレート本体2を動かしても、加熱
された調理板1がホットプレート本体2から外れて落下
しないので、使用者が高温の調理板1に触れて火傷を負
うような事故は起こらず、使用時の安全性が高まり、商
品としての完成度を損ねることはない。また、調理板1
がホットプレート本体2に固定されるので、電極部15
と電気接点19a,19bとが離れたりついたりすると
いった不安定な状態にはならず、電極部15への通電が
途絶えることはない。
【0030】そして、調理板1に面状発熱体14が一体
形成され、電気接点19a,19bがホットプレート本
体2の溝部18a,18bに設けられているので、調理
板1をホットプレート本体2から外した状態でも、電気
接点19a,19bがホットプレート本体2から露出す
ることはない。したがって、使用者が不用意に電気接点
19a,19bに触れることができないので、感電する
心配がなく安全で、しかも電気接点19a,19bの表
面にゴミ等がつきにくい。また、電気接点19a,19
bをカバー等で隠すようにした場合に比べると、カバー
やそれを動かす機構等が不要であるため、部品が増える
ことはなく、コストアップすることもない。
【0031】さらに、調理板1を洗剤や水で繰り返し洗
っていても、油等の汚れは落ちにくいため電極部15の
表面が汚れるが、調理板1を着脱させるだけで、調理板
1に設けられた浄化部30およびホットプレート本体2
に設けられた浄化部31によって、電極部15および電
気接点19a,19bの表面が磨かれて、汚れが落ちて
きれいになるので、電極部15と電気接点19a,19
bとの接触不良等の不具合が生じることはなく、使用時
に良好な通電状態を保つことができる。したがって、調
理板1およびホットプレート本体2の清掃時に、使用者
が電極部15や清掃がやりにくい位置に配置された電気
接点19a,19bに対して特別な清掃をしなくても、
良好な通電状態が保たれるので、使用者に面倒な清掃作
業を強いることはない。
【0032】また、調理板1をホットプレート本体2に
装着すると、シール材35によって調理板1とホットプ
レート本体2との隙間が塞がれ、調理物等の油や水分、
ゴミ等がホットプレート本体2内に侵入するのが防止さ
れるので、ホットプレート本体2内や電気接点19a,
19bが汚れることはなく、さらなる接点不良等の不具
合の発生を防止することができ、清掃の手間も省ける。
【0033】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、上
記実施例では、調理板1の裏面に面状発熱体14を嵌め
込んで固定したが、非導電性材料で形成された調理板の
裏面に、導電性材料を塗布または溶射して発熱部として
もよく、調理板自身を発熱体としてもよい。
【0034】また、調理板1にフランジ12を設け、ホ
ットプレート本体2に溝部18a,18bを設けて係合
させたが、ホットプレート本体2にフランジ、調理板1
に溝部でもよい。
【0035】さらに、異物侵入防止手段35を調理板1
とホットプレート本体2との隙間を塞ぐシール材とした
が、図8のように、万一調理板1のフランジ12に油や
水分がこぼれると、それがフランジ12からこぼれ落ち
て、ホットプレート本体2内に侵入する可能性がある。
そこで、図9の如く、フランジ12の外縁にリブ50を
立設させれば、たとえフランジ12に油や水分がこぼれ
ても、リブ50によってホットプレート本体2内への侵
入を阻止することができる。さらに、図10のように、
フランジ12の上面にその中央から両側に向かって低く
なるよう勾配55をつけておくと、調理板1からこぼれ
た油や水分が勾配55に沿って流れる。そして、ホット
プレート本体2の外部に油受を設けておけば、油や水分
が勾配55を伝って油受内に溜まり、ホットプレート本
体2内にこぼれ落ちることはない。なお、フランジ上面
の勾配は一端を高く、他端を低くしてもよい。
【0036】そして、電気接点19a,19bはホット
プレート本体2の左側の溝部18aに固定したが、この
場合、調理板1をスライドさせて装着するときに、電気
接点19a,19bの先端がフランジ12に当接して極
端に擦り減ったり、曲がってしまって、接触不良等の原
因となることが考えられる。そこで、電気接点19a,
19bを溝部18aに出没自在な構造にし、調理板1を
装着するときは、調理板1に押し込まれて沈み、装着が
完了するとバネ等の付勢手段により電気接点19a,1
9bを調理板1に押圧させるようにすれば、電気接点1
9a,19bの破損や接触不良等の不具合の発生を防止
できる。また、電気接点19a,19bの取付位置は、
右側の溝部18bでもよく、それぞれ各溝部18a,1
8bに分けて配置してもよい。
【0037】また、固定手段はフランジ12に設けた係
合溝25と、溝部18a,18bに設けた出没自在な突
起体26としたが、フランジ12に突起体、溝部18
a,18bに係合溝を設けてもよい。また、固定手段は
溝と突起に限らず、例えばホットプレート本体2の手前
側に開閉自在な開閉蓋を設けて、調理板1を装着して開
閉蓋を閉じることにより、調理板1を固定するようにし
てもよい。
【0038】さらにまた、調理板1の浄化部30あるい
はホットプレート本体2の浄化部31のどちらか一方
を、ローラ状にすれば調理板1の挿入が引っ掛からずに
スムーズに行える。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明請
求項1〜3によると、ホットプレート本体の溝部に調理
板のフランジを係合させて、調理板をホットプレート本
体の側方からスライドさせて挿入する構造になっている
ので、簡単に調理板が装着され、調理板がホットプレー
ト本体から浮き上がったりせず、電極部と電気接点とが
離れたりついたりするといった不安定な状態にはならな
い。しかも固定手段によって調理板がホットプレート本
体に固定されるので、調理板がずれ動かず、容易にホッ
トプレート本体から外れることはない。したがって、調
理中にホットプレート本体を動かしても、加熱された調
理板がホットプレート本体から外れて落下しないので、
使用者が火傷を負うような事故は起こらず、使用時の安
全性が高まり、商品としての完成度を損ねることはな
い。また、電極部と電気接点とが離れたりついたりしな
いので、電極部への通電が途絶えることはない。
【0040】そして、調理板に発熱体が一体形成され、
電気接点がホットプレート本体の溝部に設けられている
ので、調理板をホットプレート本体から外した状態で
も、電気接点がホットプレート本体から露出することは
ない。したがって、使用者が不用意に電気接点に触れる
ことができないので、感電する心配がなく安全で、しか
も電気接点の表面にゴミ等がつきにくい。また、電気接
点をカバー等で隠すようにした場合に比べると、カバー
やそれを動かす機構等が不要であるため、部品が増える
ことはなく、コストアップすることはない。
【0041】請求項4によると、調理板を着脱させるだ
けで、浄化手段によって電極部および電気接点の表面が
磨かれて、汚れが落ちてきれいになるので、電極部と電
気接点との接触不良等の不具合が生じることはなく、使
用時に良好な通電状態を保つことができる。したがっ
て、調理板およびホットプレート本体の清掃時に、使用
者が電極部や清掃がやりにくい位置に配置された電気接
点に対して特別な清掃をしなくても、良好な通電状態が
保たれるので、使用者に面倒な清掃作業を強いることは
ない。
【0042】請求項5によると、異物侵入防止手段によ
って調理板から調理物等の油や水分、ゴミ等がホットプ
レート本体内に侵入するのが防止されるので、ホットプ
レート本体内や電気接点が汚れることはなく、さらなる
接触不良等の不具合の発生を防止することができ、清掃
の手間も省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における調理用ホットプレー
トの分解斜視図
【図2】調理板を示し、(a)は平面図、(b)は側断
面図、(c)は底面図、(d)は側面図
【図3】ホットプレート本体の左側の溝部の断面図
【図4】調理用ホットプレートの側断面図
【図5】ホットプレート本体と調理板との固定手段を示
す部分拡大断面図
【図6】ホットプレート本体の溝部の部分拡大断面図
【図7】調理用ホットプレートの制御回路図
【図8】調理板のフランジの部分拡大断面図
【図9】他の異物侵入防止手段の実施例を示す調理板の
フランジの部分拡大断面図
【図10】その他の異物侵入防止手段の実施例を示す調
理板のフランジの断面図
【符号の説明】
1 調理板 2 ホットプレート本体 12 フランジ 14 発熱体 15 電極部 18a,18b 溝部 19a,19b 電気接点 35 シール材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物を載置して加熱する調理板と、該
    調理板を着脱自在に装着するホットプレート本体とを備
    えた調理用ホットプレートにおいて、前記調理板を前記
    ホットプレート本体に摺動自在に係合させる係合部が設
    けられ、前記調理板は前記ホットプレート本体の側方か
    ら装着されることを特徴とする調理用ホットプレート。
  2. 【請求項2】 係合部は、調理板に形成されたフランジ
    と、ホットプレート本体に形成され前記調理板のフラン
    ジを摺動可能に案内する溝部とからなり、前記調理板は
    裏面側に発熱体が一体的に形成され、前記調理板のフラ
    ンジに電極部が設けられ、前記ホットプレート本体の溝
    部に前記電極部に接触する電気接点が設けられたことを
    特徴とする請求項1記載の調理用ホットプレート。
  3. 【請求項3】 調理板をホットプレート本体に固定する
    固定手段が設けられたことを特徴とする請求項1あるい
    は2記載の調理用ホットプレート。
  4. 【請求項4】 調理板着脱時に電極部および電気接点の
    表面をきれいにする浄化手段が設けられたことを特徴と
    する請求項1,2あるいは3記載の調理用ホットプレー
    ト。
  5. 【請求項5】 ホットプレート本体内に水分やゴミが侵
    入するのを防止する異物侵入防止手段が設けられたこと
    を特徴とする請求項1,2,3あるいは4記載の調理用
    ホットプレート。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100606738B1 (ko) * 2005-03-07 2006-08-01 엘지전자 주식회사 커피 메이커 겸용 전자 레인지
KR101141130B1 (ko) * 2010-03-10 2012-05-04 송유나 보조 불판이 구비된 전기 프라이팬
KR101413464B1 (ko) * 2013-03-05 2014-08-06 (주)제이제이컨설팅엔비즈 조리기구
KR101634566B1 (ko) * 2015-05-07 2016-07-12 한서대학교 산학협력단 휴대가 가능한 확장 타입 인덕션 레인지

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