JPH087930A - 電源監視装置 - Google Patents

電源監視装置

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JPH087930A
JPH087930A JP6134461A JP13446194A JPH087930A JP H087930 A JPH087930 A JP H087930A JP 6134461 A JP6134461 A JP 6134461A JP 13446194 A JP13446194 A JP 13446194A JP H087930 A JPH087930 A JP H087930A
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load
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、PDA等の電池駆動される電子機器
に搭載され、その電源状態を監視する電源監視装置にお
いて、実際の動作に伴なう電圧低下を考慮した、信頼性
の高い電源監視を行なうことを目的とする。 【構成】キー入力部12の「IR」キー12a ,「232
C」キー12b ,「カード」キー12c を操作して各通信モ
ードやカードアクセスモードを設定すると、各モード動
作に対応する疑似負荷データが疑似負荷レベル設定RO
M20から読出されて電源監視部19のラッチ回路にラッチ
され、その疑似負荷回路RAのスイッチA1 〜A8 が選択
的にON/OFFされて抵抗R1 〜R8 が組合され、電池電源
に対し動作モードに応じた疑似的負荷が与えられると共
にその電源電圧が計測され、各対応する必要最低電圧デ
ータV1 〜V4 以上か否かで「電源OK」か「電源N
G」かが判断され、電源異常メッセージ等が液晶表示部
21に表示される構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばPDA(パーソ
ナル・デジタル・アシスタント)等の電池駆動される電
子機器に搭載され、その電源状態を監視する電源監視装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PDA等の電池駆動される電子機
器には、電池電源の端子電圧を検出し、動作可能な電圧
レベルであるか否かをシンボル表示したり、電池交換や
充電を促すメッセージを表示したりする電源監視機能が
備わっている。
【0003】すなわち、従来の電子機器における電源監
視機能は、一般に、電池電源の電圧レベルが所定値以下
に達すると、前記シンボル表示やメッセージ表示等を行
なうというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PDA
に代表される電子機器には、外部装置との通信機能やメ
モリカードとのデータアクセス機能等、比較的大きな電
力消費を要する多様な機能が備わるため、前記従来の電
源監視機能にあって、電池電源の電圧低下が警告されな
い状態でも、該電池容量がある程度消耗していると、前
記通信処理やデータアクセス処理が実際に実行された際
に、電源電圧が大幅に低下し動作不能レベルにまで達し
てしまうことがある。
【0005】この場合、電池電源に関する警告シンボル
やメッセージ表示が行なわれていないにも拘らず、処理
の中断や動作エラーを招いてしまう問題がある。本発明
は前記課題に鑑みなされたもので、実際の動作に伴なう
電圧低下を考慮した、信頼性の高い電源監視を行なうこ
とが可能になる電源監視装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1の電源監視装置は、電池駆動される電子機器に備
えられるもので、前記電子機器が選択された処理を実行
する前に、その処理により前記電池に対し生じる負荷と
同じ負荷を該電池に与える疑似負荷設定手段と、この疑
似負荷設定手段により設定された負荷が前記電池に与え
られた状態で該電池の出力電圧を計測する電圧計測手段
と、この電圧計測手段による計測結果に基づき前記電池
の異常を報知する異常報知手段とを備えて構成したもの
である。
【0007】また、本発明に係わる第2の電源監視装置
は、前記第1の電源監視装置にあって、その疑似負荷設
定手段は、前記電池に接続される複数の抵抗を有し、前
記電子機器が選択された処理を実行する前に、その処理
により前記電池に対し生じる負荷と同じ負荷を、前記複
数の抵抗を選択して前記電池に与える手段として構成し
たものである。
【0008】さらに、本発明に係わる第3の電源監視装
置は、前記第1又は第2の電源監視装置にあって、前記
電池に対し生じる負荷は、外部装置とのデータ転送処理
を実行する際に生じる負荷として構成したものである。
【0009】
【作用】つまり、前記第1の電源監視装置では、電子機
器が選択された処理を実行する前に、その処理により電
池に対し生じる負荷と同じ疑似的負荷が該電池に与えら
れ、この疑似的負荷が前記電池に与えられた状態で該電
池の出力電圧が計測され、この計測結果に基づき前記電
池の異常が報知されるので、その後の実際の処理に耐え
得る電池電圧か否かが監視されることになる。
【0010】また、前記第2の電源監視装置では、前記
第1の電源監視装置にあって、前記電池に与えられる疑
似的負荷が、該電池に複数接続された抵抗選択によりな
されることになる。
【0011】また、前記第3の電源監視装置では、前記
第1又は第2の電源監視装置にあって、外部装置とのデ
ータ転送処理を実行する際に生じる負荷が、疑似的負荷
として前記電池に与えられることになる。
【0012】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。図1は電源監視装置を搭載したPDA装置の電
子回路の構成を示すブロック図である。
【0013】このPDA装置は、CPU11を備えてい
る。前記CPU11は、キー入力部12からのキー操作
信号に従って、ROM13に予め記憶されているシステ
ムプログラムを起動させ、回路各部の動作制御を実行す
るもので、このCPU11には、システムバスBUSを
介して、前記キー入力部12及びROM13の他、RA
M14、IRインターフェイス15、RS−232Cイ
ンターフェイス16、PCMCIAカードインターフェ
イス17が接続され、前記IRインターフェイス15に
は、送受信回路18が接続される。
【0014】また、前記CPU11には、前記システム
バスBUSを介して電源監視部19、疑似負荷レベル設
定ROM20が接続されると共に、液晶表示部21が接
続される。
【0015】前記キー入力部12には、電子手帳として
機能させる際に、住所データや電話番号データ,スケジ
ュールデータ等の手帳データを入力するのに操作された
り、あるいは計算機として機能させる際に、数値や演算
子を入力するのに操作される文字,数字,記号の入力キ
ー及びかな/漢字変換キーや選択/実行キー等の他、外
部装置との間で赤外線によるデータ通信を行なうための
IR通信モードを設定する際に操作される「IR」キー
12a、外部装置との間でRS−232C規格によるデ
ータ通信を行なうための232C通信モードを設定する
際に操作される「232C」キー12b、PCMCIA
カードとのデータアクセスを行なうためのカードアクセ
スモードを設定する際に操作される「カード」キー12
c等、各種の機能キーが備えられる。
【0016】前記RAM14には、例えばキー入力部1
2におけるキー操作に応じて入力表示された住所データ
やスケジュールデータ等の手帳データが登録される手帳
データレジスタやCPU11の処理に伴なう入出力デー
タが一時記憶されるワークレジスタ等が備えられる。
【0017】前記I/Rインターフェイス15では、前
記「IR」キー12aの操作に応じてIR通信モードが
設定された状態で、送受信回路18を介して外部装置と
の間で送受信される赤外通信データの入出力制御が行な
われる。
【0018】前記RS−232Cインターフェイス16
では、前記「232C」キー12bの操作に応じて23
2C通信モードが設定された状態で、外部装置との間で
ケーブルを介して送受信されるデータの入出力制御が行
なわれる。
【0019】前記PCMCIAカードインターフェイス
17では、前記「カード」キー12cの操作に応じてカ
ードアクセスモードが設定された状態で、PCMCIA
カードとの間でアクセスされるデータの入出力制御が行
なわれる。
【0020】前記電源監視部19は、このPDA装置に
おける電源投入の際、及び各種動作モードの設定の際
に、電池電源の電圧レベルがその後の処理動作に伴なう
負荷に耐え得るか否かを監視するもので、この電源監視
部19を中心とする電源監視処理は、前記疑似負荷レベ
ル設定ROM20に予め記憶されている各種動作モード
に対応した疑似負荷設定データと必要最低電圧データと
に基づき実行される。
【0021】図2は前記PDA装置に備えられる電源監
視部19の内部構成を示す回路図である。この電源監視
部19には、電池電源22が備えられ、この電池電源2
2からの電池電圧により、PDA装置の回路各部が駆動
される。
【0022】前記電池電源22の出力電圧は、A/D変
換部23にて8ビットデジタルデータとして常時計測さ
れるもので、このA/D変換部23における電池電圧計
測データは、CPU11からの計測制御信号aに従っ
て、システムバスBUSを介して該CPU11に取込ま
れる。
【0023】また、前記電源監視部19における電池電
源22には、7つの抵抗R1 〜R7と8つのスイッチA
1 〜A8 からなる疑似負荷回路RAが接続される。こ
の疑似負荷回路RAは、電池電源22に並列な抵抗R1
〜R4 と直列な抵抗R4 〜R7 とを組合せ、各抵抗をそ
れぞれ対応するスイッチA1 〜A7 のOFFで選択/O
Nでバイパスするもので、この電池電源22に対する疑
似負荷回路RAは、スイッチA8 のONで接続されOF
Fで切断される。
【0024】そして、前記スイッチA1 〜A8 は、8ビ
ットラッチ回路24にラッチされる疑似負荷データに対
応した負荷制御信号C1 〜C8 に従ってON/OFFさ
れるもので、この8ビットラッチ回路24には、キー入
力操作により選択された動作モードに対応した疑似負荷
データが、前記疑似負荷レベル設定ROM20から選択
的に読出され、CPU11からのラッチクロックbに同
期してラッチされる。
【0025】前記疑似負荷レベル設定ROM20には、
電源ON後の通常動作と、IR通信モード,232C通
信モード,カードアクセスモードそれぞれの動作に対応
する疑似的負荷を前記疑似負荷回路RAに設定するため
の、各対応する8ビットの疑似負荷データが予め記憶さ
れる。
【0026】また、前記疑似負荷レベル設定ROM20
には、電源ON後の通常動作と、IR通信モード,23
2C通信モード,カードアクセスモードそれぞれの動作
に対応する必要最低電圧データV1 〜V4 が予め記憶さ
れる。
【0027】次に、前記構成によるPDA装置における
電源監視動作について説明する。図3は前記PDA装置
における電源監視処理を示すフローチャートである。す
なわち、まず、PDA装置の電源をONにすると、疑似
負荷レベル設定ROM20に予め記憶されている電源O
N後の通常動作に対応する8ビットの疑似負荷データ
「10001111」が読出され、電源監視部19(図
2参照)の8ビットラッチ回路24にCPU11からの
ラッチクロックbに同期してラッチセットされる(ステ
ップS1)。
【0028】すると、前記8ビットラッチ回路にラッチ
された疑似負荷データ「10001111」に対応する
負荷制御信号C1 〜C8 に従って、疑似負荷回路RAに
おけるスイッチA1 ,A5 ,A6 ,A7 ,A8 がONに
なると共に、スイッチA2 ,A3 ,A4 がOFFとなる
もので、これにより、電池電源22に対しては、疑似負
荷回路RAの抵抗R2 ,R3 ,R4 が並列に接続された
電源ON後の通常動作に対応する疑似負荷状態が設定さ
れる。
【0029】こうして、電池電源22に対し疑似負荷回
路RAにより電源ON後の通常動作に対応する疑似的負
荷が設定された状態で、A/D変換部23にて計測され
る前記電池電源22の出力電圧がCPU11からの計測
制御信号aにより電池電圧計測データとして該CPU1
1に取込まれ、前記疑似負荷レベル設定ROM20に予
め記憶されている電源ON後の通常動作に対応する必要
最低電圧データV1 と比較される(ステップS2)。
【0030】つまり、前記電池電源22に電源ON後の
通常動作に対応する疑似的負荷を与えた状態での電源電
圧値が、その必要最低電圧データV1 以上か否かで「電
源OK」か「電源NG」かが判断されるもので、ここ
で、電池電源22の出力電圧値がその必要最低電圧デー
タV1 を下回り「電源NG」と判断されると、ROM1
3に予め記憶されている電池電源22の残量不足をユー
ザに促すための電源異常メッセージデータが読出され、
液晶表示部21に表示される(ステップS2→S3)。
【0031】一方、前記電池電源22に電源ON後の通
常動作に対応する疑似的負荷を与えた状態での該電池電
源22の出力電圧値が、その必要最低電圧データV1 以
上であり「電源OK」と判断された状態で、例えば外部
装置と赤外線によるデータ通信を行なうべく、キー入力
部12の「IR」キー12aを操作してCPU11をI
R通信モードに設定すると、疑似負荷レベル設定ROM
20に予め記憶されているIR通信モードでの通信動作
に対応する8ビットの疑似負荷データ「0010101
1」が読出され、電源監視部19(図2参照)の8ビッ
トラッチ回路24にCPU11からのラッチクロックb
に同期してラッチセットされる(ステップS2→S4→
S5)。
【0032】すると、前記8ビットラッチ回路にラッチ
された疑似負荷データ「00101011」に対応する
負荷制御信号C1 〜C8 に従って、疑似負荷回路RAに
おけるスイッチA3 ,A5 ,A7 ,A8 がONになると
共に、スイッチA1 ,A2 ,A4 ,A6 がOFFとなる
もので、これにより、電池電源22に対しては、疑似負
荷回路RAの抵抗R1 ,R2 ,R4 が並列に接続される
と共に、R6 が直列に接続されたIR通信モードでの通
信動作に対応する疑似負荷状態が設定される。
【0033】こうして、電池電源22に対し疑似負荷回
路RAによりIR通信モードでの通信動作に対応する疑
似的負荷が設定された状態で、A/D変換部23にて計
測される前記電池電源22の出力電圧がCPU11から
の計測制御信号aにより電池電圧計測データとして該C
PU11に取込まれ、前記疑似負荷レベル設定ROM2
0に予め記憶されているIR通信モードでの通信動作に
対応する必要最低電圧データV2 と比較される(ステッ
プS6)。
【0034】つまり、前記電池電源22にIR通信モー
ドでの通信動作に対応する疑似的負荷を与えた状態での
電源電圧値が、その必要最低電圧データV2 以上か否か
で「電源OK」か「電源NG」かが判断されるもので、
ここで、電池電源22の出力電圧値が、その必要最低電
圧データV2 以上であり「電源OK」と判断されると、
その後、IR通信モードに応じたデータ通信処理が実行
される(ステップS6→S7)。
【0035】一方、前記電池電源22にIR通信モード
での通信動作に対応する疑似的負荷を与えた状態での該
電池電源22の出力電圧値が、その必要最低電圧データ
V2を下回り「電源NG」と判断されると、ROM13
に予め記憶されている電池電源22の残量不足をユーザ
に促すための電源異常メッセージデータが読出され、液
晶表示部21に表示される(ステップS6→S8)。
【0036】また、例えば外部装置とRS−232C規
格によるデータ通信を行なうべく、キー入力部12の
「232C」キー12bを操作してCPU11を232
C通信モードに設定すると、疑似負荷レベル設定ROM
20に予め記憶されている232C通信モードでの通信
動作に対応する8ビットの疑似負荷データ「01000
111」が読出され、電源監視部19(図2参照)の8
ビットラッチ回路24にCPU11からのラッチクロッ
クbに同期してラッチセットされる(ステップS4→S
5)。
【0037】すると、前記8ビットラッチ回路にラッチ
された疑似負荷データ「01000111」に対応する
負荷制御信号C1 〜C8 に従って、疑似負荷回路RAに
おけるスイッチA2 ,A6 ,A7 ,A8 がONになると
共に、スイッチA1 ,A3 ,A4 ,A5 がOFFとなる
もので、これにより、電池電源22に対しては、疑似負
荷回路RAの抵抗R1 ,R3 ,R4 が並列に接続される
と共に、R5 が直列に接続された232C通信モードで
の通信動作に対応する疑似負荷状態が設定される。
【0038】こうして、電池電源22に対し疑似負荷回
路RAにより232C通信モードでの通信動作に対応す
る疑似的負荷が設定された状態で、A/D変換部23に
て計測される前記電池電源22の出力電圧がCPU11
からの計測制御信号aにより電池電圧計測データとして
該CPU11に取込まれ、前記疑似負荷レベル設定RO
M20に予め記憶されている232C通信モードでの通
信動作に対応する必要最低電圧データV3 と比較される
(ステップS6)。
【0039】つまり、前記電池電源22に232C通信
モードでの通信動作に対応する疑似的負荷を与えた状態
での電源電圧値が、その必要最低電圧データV3 以上か
否かで「電源OK」か「電源NG」かが判断されるもの
で、ここで、電池電源22の出力電圧値が、その必要最
低電圧データV3 以上であり「電源OK」と判断される
と、その後、232C通信モードに応じたデータ通信処
理が実行される(ステップS6→S7)。
【0040】一方、前記電池電源22に232C通信モ
ードでの通信動作に対応する疑似的負荷を与えた状態で
の該電池電源22の出力電圧値が、その必要最低電圧デ
ータV3 を下回り「電源NG」と判断されると、ROM
13に予め記憶されている電池電源22の残量不足をユ
ーザに促すための電源異常メッセージデータが読出さ
れ、液晶表示部21に表示される(ステップS6→S
8)。
【0041】また、例えばPCMCIAカードとのデー
タアクセスを行なうべく、キー入力部12の「カード」
キー12cを操作してCPU11をカードアクセスモー
ドに設定すると、疑似負荷レベル設定ROM20に予め
記憶されているカードアクセスモードでのアクセス動作
に対応する8ビットの疑似負荷データ「0101100
1」が読出され、電源監視部19(図2参照)の8ビッ
トラッチ回路24にCPU11からのラッチクロックb
に同期してラッチセットされる(ステップS4→S
5)。
【0042】すると、前記8ビットラッチ回路にラッチ
された疑似負荷データ「01011001」に対応する
負荷制御信号C1 〜C8 に従って、疑似負荷回路RAに
おけるスイッチA2 ,A4 ,A5 ,A8 がONになると
共に、スイッチA1 ,A3 ,A6 ,A7 がOFFとなる
もので、これにより、電池電源22に対しては、疑似負
荷回路RAの抵抗R1 ,R3 が並列に接続されると共
に、R6 ,R7 が直列に接続されたカードアクセスモー
ドでのアクセス動作に対応する疑似負荷状態が設定され
る。
【0043】こうして、電池電源22に対し疑似負荷回
路RAによりカードアクセスモードでのアクセス動作に
対応する疑似的負荷が設定された状態で、A/D変換部
23にて計測される前記電池電源22の出力電圧がCP
U11からの計測制御信号aにより電池電圧計測データ
として該CPU11に取込まれ、前記疑似負荷レベル設
定ROM20に予め記憶されているカードアクセスモー
ドでのアクセス動作に対応する必要最低電圧データV4
と比較される(ステップS6)。
【0044】つまり、前記電池電源22にカードアクセ
スモードでの通信動作に対応する疑似的負荷を与えた状
態での電源電圧値が、その必要最低電圧データV4 以上
か否かで「電源OK」か「電源NG」かが判断されるも
ので、ここで、電池電源22の出力電圧値が、その必要
最低電圧データV4 以上であり「電源OK」と判断され
ると、その後、カードアクセスモードに応じたデータ通
信処理が実行される(ステップS6→S7)。
【0045】一方、前記電池電源22にカードアクセス
モードでの通信動作に対応する疑似的負荷を与えた状態
での該電池電源22の出力電圧値が、その必要最低電圧
データV4 を下回り「電源NG」と判断されると、RO
M13に予め記憶されている電池電源22の残量不足を
ユーザに促すための電源異常メッセージデータが読出さ
れ、液晶表示部21に表示される(ステップS6→S
8)。
【0046】なお、前記電源ONに伴なう電池電源22
の監視処理以外では、疑似負荷回路RAのスイッチA8
はOFFとなり切断分離されるので、前記電池電源22
が不要な電流を消費することはない。
【0047】したがって、前記構成の電源監視装置を搭
載したPDA装置によれば、キー入力部12の「IR」
キー12aや「232C」キー12b,「カード」キー
12cを操作してIR通信モードや232C通信モー
ド,カードアクセスモードを設定すると、各モードでの
動作に対応する8ビットの疑似負荷データが疑似負荷レ
ベル設定ROM20から読出されて電源監視部19の8
ビットラッチ回路24にラッチされ、この疑似負荷デー
タに従って疑似負荷回路RAのスイッチA1 〜A8 が選
択的にON/OFFされて抵抗R1 〜R8 が組合され、
電池電源22に対し動作モードに応じた疑似的負荷が与
えられると共に、その疑似負荷状態での電源電圧がA/
D変換部23を介して計測され、各動作モードに対応し
て前記疑似負荷レベル設定ROM20に記憶されている
必要最低電圧データV1 〜V4 以上か否かで「電源O
K」か「電源NG」かが判断され、電源異常メッセージ
等が液晶表示部21に表示されるので、電池電源22の
電圧レベルがその後の処理動作に伴なう負荷に耐え得る
か否かを事前に監視することができ、動作後の電圧低下
に起因する処理の中断や動作エラーの発生を未然に防止
できるようになる。
【0048】なお、前記実施例では、各動作モードに対
応した疑似負荷状態を、電源監視部19の疑似負荷回路
RAに設定するための疑似負荷データを、疑似負荷レベ
ル設定ROM20に予め記憶させる構成としたが、例え
ばカードアクセスモードでは、PCMCIA及びJEI
DAカードに予め属性情報として書込まれている動作電
流値に基づき疑似負荷データを設定する構成としてもよ
い。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の電源監視
装置によれば、電子機器が選択された処理を実行する前
に、その処理により電池に対し生じる負荷と同じ疑似的
負荷が該電池に与えられ、この疑似的負荷が前記電池に
与えられた状態で該電池の出力電圧が計測され、この計
測結果に基づき前記電池の異常が報知されるので、その
後の実際の処理に耐え得る電池電圧か否かが監視される
ようになる。
【0050】また、本発明の第2の電源監視装置によれ
ば、前記第1の電源監視装置にあって、前記電池に与え
られる疑似的負荷が、該電池に複数接続された抵抗選択
によりなされるようになる。
【0051】また、本発明の第3の電源監視装置によれ
ば、前記第1又は第2の電源監視装置にあって、外部装
置とのデータ転送処理を実行する際に生じる負荷が、疑
似的負荷として前記電池に与えられるようになる。よっ
て、本発明の電源監視装置によれば、実際の動作に伴な
う電圧低下を考慮した、信頼性の高い電源監視を行なう
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる電源監視装置を搭載
したPDA装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記PDA装置に備えられる電源監視部の内部
構成を示す回路図。
【図3】前記PDA装置における電源監視処理を示すフ
ローチャート。
【符号の説明】
11…CPU、12…キー入力部、12a…「IR」キ
ー、12b…「232C」キー、12c…「カード」キ
ー、13…ROM、14…RAM、15…IRインター
フェイス、16…RS−232Cインターフェイス、1
7…PCMCIAカードインターフェイス、18…送受
信回路、19…電源監視部、20…疑似負荷レベル設定
ROM、21…液晶表示部、22…電池電源、23…A
/D変換部、24…8ビットラッチ回路、RA…疑似負
荷回路、A1 〜A8 …スイッチ、R1 〜R7 …抵抗。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池駆動される電子機器に備えられる電
    源監視装置において、 前記電子機器が選択された処理を実行する前に、その処
    理により前記電池に対し生じる負荷と同じ負荷を該電池
    に与える疑似負荷設定手段と、 この疑似負荷設定手段により設定された負荷が前記電池
    に与えられた状態で該電池の出力電圧を計測する電圧計
    測手段と、 この電圧計測手段による計測結果に基づき前記電池の異
    常を報知する異常報知手段と、を具備したことを特徴と
    する電源監視装置。
  2. 【請求項2】 前記疑似負荷設定手段は、前記電池に接
    続される複数の抵抗を有し、前記電子機器が選択された
    処理を実行する前に、その処理により前記電池に対し生
    じる負荷と同じ負荷を、前記複数の抵抗を選択して前記
    電池に与えることを特徴とする請求項1記載の電源監視
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電池に対し生じる負荷は、外部装置
    とのデータ転送処理を実行する際に生じる負荷であるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電源監視装
    置。
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