JPH0878926A - 車載用アンテナの取付け装置 - Google Patents

車載用アンテナの取付け装置

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JPH0878926A
JPH0878926A JP23944794A JP23944794A JPH0878926A JP H0878926 A JPH0878926 A JP H0878926A JP 23944794 A JP23944794 A JP 23944794A JP 23944794 A JP23944794 A JP 23944794A JP H0878926 A JPH0878926 A JP H0878926A
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JP
Japan
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main body
vehicle
antenna
lock
fixing base
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JP23944794A
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Izuru Yumoto
出 湯本
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用アンテナを車体外面に取付ける際に、
盗難防止が可能な取付構造とし、且つ車体外面への取付
けと取り外しを容易にできるようにする。 【構成】 基板2とマグネットシート3とから構成され
る固着ベース1が、車体外面Rに磁気吸着により固定さ
れる。アンテナ部20を収納した本体部10を下降させ
てX1方向へ移動させると、掛止金具13が掛止軸4に
掛止され、ロックピン16aがロック板5に嵌合し、本
体部10が固着ベース1に掛止される。よって本体部1
0が固着ベース1から離脱不能となり盗難を防止でき
る。車室内の操作装置が操作されソレノイド15に通電
されると、ロックピン16aがロック板5から抜け出て
ロックが解除される。本体部10をX2方向へ移動させ
れば、本体部10を固着ベース1から外すことができ
る。また保持部2aを保持して固着ベース1を引き上げ
ると、固着ベース1が車体外面Rから剥がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナビゲーションシステ
ム用のGPSアンテナまたは衛星放送受信用のBSアン
テナなどの車載用アンテナを車体外面に取付ける取付け
装置に係り、特に、盗難防止が可能で且つ取付けと取り
外しを容易にできるようにした車載用アンテナの取付け
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用アンテナとしては、ナビゲーショ
ンシステム用のGPSアンテナや、衛星放送受信用のB
Sアンテナなどが用いられる。GPSアンテナやBSア
ンテナはいずれも衛星から送られてくる電波を受信する
ものであるため、その取付け位置は車体外面の例えばル
ーフ上面や車体後部のトランクルームの上面などが好ま
しい。しかし、GPSアンテナやBSアンテナを車体外
面に取り付けていると、駐車中や停車中に、アンテナが
勝手に取り外されて盗まれるおそれがある。そこで、こ
れらの車載用アンテナは、車体外面に対して容易に取り
外すことができないように取り付ける必要がある。車載
用アンテナを車体に取り付ける取付け装置の従来例とし
ては例えば実開平6−29212号公報に開示されてい
るものがある。この従来例では、トランクリッドの表面
に車載用アンテナの本体部が設置され、トランクリッド
の縁部に止着されたコの字状金具により、前記本体部が
固定されるものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車載用アン
テナの取付け部では、車体に穴などを開ける必要なく車
載用アンテナの本体部を取付けることができ、また、ト
ランクリッドの閉鎖ロックを解除しないとコの字状金具
をトランクリッドから取り外すことができないために、
盗難防止の機能も発揮できる。しかしながら、車体外面
に車載用アンテナを取付けまたは取り外す際に、コの字
状金具の取付けと取り外し作業が必要になり、両作業が
繁雑である。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、車体外面への取付けと取り外しが容易であり、且
つ取付時の盗難防止機能を発揮できる車載用アンテナの
取付け装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車載用アンテナ
の取付け装置は、車体外面に固着可能な固着ベースと、
内部にアンテナ部を有して固着ベースに対して着脱自在
な本体部と、固着ベースと本体部とを互いに固定する掛
止機構とを有し、前記掛止機構には、固着ベースと本体
部とを固定し且つ固定を解除する電気的な動力源が設け
られ、この動力源が本体部の外から操作可能とされたこ
とを特徴とするものである。
【0006】上記掛止機構は、固着ベースに対して本体
部を一方向へ移動させることにより掛止されるスライド
掛止部と、スライド掛止部による掛止を解除する方向へ
の本体部の移動を阻止するロック機構と、前記ロック機
構のロックおよびロック解除を行う電気的な動力源であ
るソレノイドとから構成することが可能である。
【0007】スライド掛止部は、例えば固着ベース側に
固定された掛止軸と、本体部側に設けられて、前記掛止
軸の細径部に嵌合する切欠部を有する掛止金具とから構
成でき、あるいは本体部側に設けられた掛止金具と、固
着ベース側に設けられて本体部の一方向への移動により
掛止金具が入り込む保持金具などから構成できる。
【0008】また、動力源を操作する操作装置は、車室
内に設置されるものとすることが好ましい。
【0009】
【作用】上記手段では、固着ベースが例えばマグネット
による磁気吸着力などにより車体外面であるルーフ上面
またはトランクルームの上面などに固着される。GPS
やBSなどのアンテナ部を収納する本体部は、固着ベー
スに対して掛止機構により着脱自在に取り付けられる。
この掛止機構では、ソレノイドやモータなどの電気的な
動力源が設けられ、この動力源からの力により、固着ベ
ースと本体部との固定がなされまた固定が解除される。
【0010】上記動力源の操作は、本体部の外部から行
なわれる。例えばロック解除操作装置を車室内に設置し
ておけば、車室内からの操作により、本体部と固着ベー
スとの相互固定とこの固定解除との切換えが可能にな
る。駐車中などは、固着ベースに対して本体部を固定し
た状態としておけば、車体外面から車載用アンテナの取
り外しが不能になり、盗難が防止できる。例えば固着ベ
ースがマグネットの磁気吸着力により車体外面に固着さ
れている場合、本体部が取り付けられている状態で本体
部を掴んで引っ張っても固着ベースを車体外面から引き
剥がすことはきわめて困難であり、よって本体部と固着
ベースとが互いに固定された状態では車載用アンテナを
盗むことは無理である。
【0011】また、操作装置を操作し、電気的な動力源
の力により固着ベースと本体部との固定を解除すれば、
本体部を固着ベースから簡単に外すことができる。この
とき、固着ベースがマグネットの磁気吸着力により車体
外面に固着されている場合に、固着ベースの縁部を車体
外面から徐々に巻き上げるようにして剥がせば、固着ベ
ースを車体外面から比較的容易に剥がすことが可能であ
る。
【0012】したがって、本体部が固着ベースに固定さ
れた状態で、固着ベースの縁部が本体部の外周よりも大
きく外側へ突出しない構造とすることが好ましい。この
構造とすることにより、本体部が固定されているときに
は、固着ベースが車体外面から容易に剥がされることが
なく、また本体部を固着ベースから分離したときに、固
着ベースを車体外面から容易に離脱させることができ
る。
【0013】掛止機構の詳細な構造としては、スライド
掛止部とロック機構とを有するものとすることが可能で
ある。この場合、本体部を固着ベースに対して一方向へ
移動出せてスライド掛止部により本体部と固着ベースを
互いに固定する。このときロック機構により本体部が移
動しないようにロックすれば、本体部と固着ベースとの
相互固定が可能になる。また、ソレノイドによりロック
機構のロックを解除すれば、本体部を固着ベースに対し
て移動させて前記スライド掛止部による掛止を解除する
ことが可能になる。なお、前記ロック機構によるロック
とロック解除とをソレノイドではなくモータの動力によ
り行ってもよい。すなわちロック機構のロックおよびロ
ック解除を、電気的な動力源により行うことが可能であ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は車載用アンテナが車体外面に取り付けられ
た状態を示す断面図、図2は車載用アンテナの分解斜視
図、図3はスライド掛止部の他の実施例を示す斜視図、
図4は各部の電気的な接続を示すブロック図である。固
着ベース1は、基板2とマグネットシート3とから構成
されている。基板2は、薄い金属板や所定肉厚の樹脂板
などにより形成されて弾性変形可能とされたものであ
る。マグネットシート3は、例えばゴムマグネットのよ
うに変形自在な材質を主体とした永久磁石である。基板
2とマグネットシート3は、両面接着テープや接着剤な
どにより互いに固定されている。
【0015】前記基板2の一端の縁部には保持部2aが
設けられている。この保持部2aは基板2の一部が湾曲
形成されたものである。基板2とマグネットシート3と
から構成される固着ベース1は、金属製の車体外面Rに
磁気吸着により固着できる。すなわちマグネットシート
3の下面全面が車体外面Rに磁気吸着されることによ
り、固着ベース1が車体外面Rに固着される。マグネッ
トシート3はある程度広い面積を有しており、マグネッ
トシート3が車体外面Rに密着して磁気吸着されたとき
に、充分な吸着力により固着ベース1が車体外面Rに固
定される。したがって基板2を手で掴んで車体外面Rか
ら引き剥がそうとしても、容易に剥すことはできない。
ただし前記保持部2aを手で掴んで図2の矢印α方向へ
持ち上げると、弾性変形可能な基板2がマグネットシー
ト3とともにα方向へ変形し、まずAの部分でマグネッ
トシート3が車体外面Rから剥がれる。そのまま保持部
2aをα方向へ持ち上げれば、基板2とマグネットシー
ト3とがα方向へ変形して、固着ベース1がまくり上が
るような状態で、車体外面から剥がされる。
【0016】上記基板2の中心部には掛止軸4が固定さ
れている。この掛止軸4には細径部4aが形成されてい
る。基板2の上にはロック板5が取り付けられている。
このロック板5の上面には丸穴のロック穴5aが貫通し
て形成されている。またロック板5の上面の図1の図示
右側部分は、右側方向へ徐々に下がる傾斜面5bとなっ
ている。図1に示すように、本体部10は、下部ケース
11と上部ケース12とを有している。下部ケース11
の上面の周囲にはリブ11aが形成され、このリブ11
aが上部ケース12の下端内周部に嵌合することによ
り、下部ケース11と上部ケース12とが組み合わさ
れ、両ケース11と12が、接着またはねじ止めなどの
手段で互いに固定されている。
【0017】下部ケース11の周囲にはスカート部11
dが設けられ、このスカート部11dの内部が、前記固
着ベース1との掛止・ロック空間Cとなっている。スカ
ート部11dは、固着ベース1の縁部よりも外側を覆う
位置に設けられ、固着ベース1の外周縁部が、スカート
部11dから外側へ突出しないものとなっている。また
下部ケース11と上部ケース12とで囲まれた部分が収
納空間Bとなっている。GPSアンテナやBSアンテナ
およびブースタなどから構成されるアンテナ部20は、
この収納空間B内に収められている。上記掛止・ロック
空間C内にて、下部ケース11の下面には掛止金具13
が固定されている。掛止金具13は側面がクランク形状
に折曲げられた金属板であり、その下部には、X1方向
(図2参照)に開口する切欠部(長穴)13aが形成さ
れている。
【0018】収納空間B内では、下部ケース11の上面
にブラケット14が固定され、このブラケット14に、
電気的な動力源の一例であるソレノイド15が固定され
ている。このソレノイド15のプランジャ16の先端は
ロックピン16aであり、このロックピン16aが前記
ロック板5に形成されたロック穴5aに嵌合できるもの
となっている。またロックピン16aの基部にはフラン
ジ部16bが形成され、フランジ部16bとソレノイド
15の本体との間にコイルスプリング17が介装されて
おり、プランジャ16とロックピン16aは、上記コイ
ルスプリング17の弾性力により図1の図示下方向へ付
勢されている。
【0019】下部ケース11には前記フランジ部16b
が当たるストッパ部11bが形成されており、フランジ
部16bがストッパ部11bに当たることによりロック
ピン16aの突出量が限界となる。このとき、ロックピ
ン16aは、下部ケース11に形成された穴11c内を
経て、掛止・ロック空間C内へ所定寸法にて突出する。
この実施例では、掛止軸4と掛止金具13とでスライド
掛止部が構成され、ロック板5およびロック穴5aとロ
ックピン16aとでロック機構が構成されている。ま
た、掛止軸4と掛止金具13、およびロック板5とロッ
ク穴5aさらにロックピン16aとで掛止機構が構成さ
れている。
【0020】上記ソレノイド15には信号線21aが、
アンテナ部20には信号線21bが接続されており、信
号線21aと信号線21bが束となったケーブル21c
が本体部10の外部に引き出されている。図4に示すよ
うに、ソレノイド15から延びる信号線21aは、ロッ
ク解除操作装置22に接続されている。ロック解除操作
装置22には自動車のバッテリーなどの電源23から電
力が与えられている。図1の実施例では、ロック解除操
作装置22によりロック解除操作を行うと、ロック解除
操作装置22からソレノイド15に電流が与えられてソ
レノイド15が励磁され、プランジャ16とロックピン
16aとが図示上方へ引かれる。
【0021】アンテナ部20がGPSアンテナを有する
ものである場合には、アンテナ部20から延びる信号線
21bは、ナビゲーションシステムの本体24に接続さ
れている。ナビゲーションシステム本体24では、アン
テナ部20にて受信した衛星からの電波に基づいて現在
位置が算出され、液晶テレビジョンなどの表示装置25
に走行位置表示が映し出される。アンテナ部20がBS
アンテナを有するものである場合には、アンテナ部20
での受信電波が信号線21bによりテレビチューナに送
られ、テレビ受信が行われる。上記ナビゲーションシス
テム本体24および表示装置25は車室内に設置され、
ロック解除操作装置22も車室内に設置される。よって
ケーブル21cは、ドア部などから車室内に引き込まれ
ることになる。ロック解除操作装置22は、例えばナビ
ゲーションシステム本体24と隣接した位置に設置さ
れ、または車室内の邪魔にならない位置に設置される。
【0022】図1は車載用アンテナが車体外面(例えば
ルーフ上面)Rに固着された状態を示している。ロック
解除操作装置22を操作しないときには、ソレノイド1
5が非励磁状態であり、プランジャ16がコイルスプリ
ング17により図示下方向へ付勢され、ロックピン16
aが下部ケース11の穴11cから下方へ突出してい
る。車載用アンテナを車体外面Rに取付けるときには、
本体部10が固着ベース1から分離された状態で、最初
に固着ベース1のみを車体外面Rに固定する。固着ベー
ス1は、基板2とマグネットシート3とが固定されたも
のであり、固着ベース1を車体外面Rにて位置決めして
置くと、マグネットシート3の磁気吸着力により、固着
ベース1が車体外面Rに強固に固定される。
【0023】次に、本体部10を固着ベース1の上に被
せるようにして設置する。このとき固着ベース1に対し
て本体部10をX2方向へやや位置をずらした状態で固
着ベース1上に降ろし、その後に本体部10を固着ベー
ス1に対してX1方向へ移動させる。X1方向への移動
により、本体部10の下部ケース11の下面に固定され
ている掛止金具13の切欠部13a内に、固着ベース1
に固定された掛止軸4の細径部4aが入り込み、掛止軸
4と掛止金具13とから構成されるスライド掛止部にて
固着ベース1と本体部10とが掛止される。本体部10
をX1方向へ移動させるときに、本体部10の下部ケー
ス11の穴11cから突出しているロックピン16aが
ロック板5の傾斜面5bに当たり、コイルスプリング1
7の付勢力に対抗してロックピン16aとプランジャ1
6とが穴11cから引っ込む。そして、前記掛止金具1
3と掛止軸4とが確実に掛止された時点で、コイルスプ
リング17の付勢力によりロックピン16aがロック板
5のロック穴5a内に入り込む。ロックピン16aがロ
ック穴5a内に入ると、本体部10は固着ベース1に対
してX2方向(スライド掛止部での掛止が外れる方向)
へ移動できないようにロックされる。
【0024】上記のロック状態では、本体部10を固着
ベース1から外すことができない。また固着ベース1の
マグネットシート3はある程度広い面積で車体外面Rに
磁気吸着されており、その磁気吸着力はかなり強いもの
となる。よって、本体部10を掴んで上方(図1のF方
向)へ引き上げても、マグネットシート3は車体外面R
から容易に離れることはない。したがって、図1に示す
ロック状態では、車体外面Rに固着ベース1が強固に磁
気吸着され、さらに固着ベース1に対して本体部10が
掛止されているので、車体外面Rから車載用アンテナを
外すことができず、よって駐車中などに車載用アンテナ
が盗まれることがない。車載用アンテナを車体外面Rか
ら取り外すときには、車室内に設けられたロック解除操
作装置22を操作する。この操作により信号線21aを
介してソレノイド15に電流が与えられ、ソレノイド1
5が励磁状態となり、プランジャ16およびロックピン
16aが持ち上げられ、ロックピン16aがロック板5
のロック穴5aから抜け出て、ロックが解除される。
【0025】このときに、本体部10を固着ベース1に
対してX2方向へ移動させると、スライド掛止部にて掛
止金具13の切欠部13aが掛止軸4の細径部4aから
抜け、固着ベース1と本体部10との掛止が解除され
る。そして、本体部10を固着ベース1から分離でき
る。その後に、固着ベース1の基板2に形成されている
保持部2aを掴みこの部分をα方向へ持ち上げる。この
とき基板2とマグネットシート3がα方向へ変形し、マ
グネットシート3のAの部分が車体外面Rから剥がれ、
そのまま保持部2aをα方向へ持ち上げると、基板2と
マグネットシート3がα方向へまくれあがるように変形
し、マグネットシート3が車体外面Rから徐々に剥がさ
れる。
【0026】このように、マグネットシート3による磁
気吸着では、固着ベース1全体を図1にてFで示す方向
へ持ち上げようとしても車体外面Rから容易に剥がれる
ことがないが、保持部2aを掴んでα方向へ持ち上げ、
マグネットシート3を端部から徐々にまくり上げるよう
にして持ち上げると、車体外面Rから容易に剥がすこと
ができる。上記のように、車載用アンテナを取り外すと
きには、ロック解除操作装置22の操作でソレノイド1
5を励磁させることにより、本体部10を容易に外すこ
とができ、また固着ベース1を車体外面Rから簡単に剥
がすことができる。
【0027】図3は、固着ベース1と本体部10との間
に設けられるスライド掛止部の構造の他の実施例を示す
斜視図である。この例では、本体部10の下部ケース1
1に設けられる掛止金具13に切欠部が形成されていな
い。一方固着ベース1の基板2には保持金具18が固定
され、その中央部に穴(スリット)18aが形成されて
いる。本体部10を固着ベース1上に降ろし、X1方向
へ移動すると、掛止金具13が穴18a内に挿入され、
これにより固着ベース1と本体部10とが互いに掛止さ
れる。
【0028】またロックピン16aをロック穴5aから
抜くための電気的な動力源はソレノイド15に限られ
ず、モータの動力を使用したものであってもよい。また
固着ベース1と本体部10とを掛止する掛止機構は、図
1に示したものに限られず、例えばモータの動力により
掛止部材が掛止方向へ動作し、固着ベース1と本体部1
0とが互いに掛止されるものであってもよい。またロッ
ク解除操作装置22は必ずしも車室内に設置されるもの
に限られず、例えばロック解除操作装置22が、本体部
10の外面などに設けられ、テンキー操作により所定の
コードを入力すると、ソレノイド15に通電されて、ロ
ック機構によりロックが解除する構造とすることなども
可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明では、車載用アンテ
ナが車体外面に設置されているときに、固着ベースと本
体部が互いに掛止されこの掛止を外すことのできない状
態であるため、車載用アンテナの盗難を防止できる。ま
た操作装置により電気的な駆動源を動作させ掛止機構の
掛止を解除することにより、本体部を固着ベースから容
易に外すことができ、また固着ベース1を車体外面から
簡単に取り外すことができる。
【0030】特に固着ベースと本体部との間にスライド
掛止部とロック機構とが設けられているものでは、本体
部を固着ベースに対して一方向へスライド移動させるこ
とにより、固着ベースに対し本体部を簡単に組み付ける
ことができる。
【0031】また電気的な駆動源を動作させる操作装置
を車室内に設置することにより、車載用アンテナを取り
外すときに車室内から操作できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載用アンテナが取付け装置により車
体外面に取り付けられた状態を示す断面図、
【図2】車載用アンテナと取付け装置を示す分解斜視
図、
【図3】スライド掛止部の他の実施例を示す斜視図、
【図4】各部の電気的接続を示すブロック図、
【符号の説明】
1 固着ベース 2 基板 2a 保持部 3 マグネットシート 4 掛止軸 5 ロック板 5a ロック穴 10 本体部 11 下部ケース 11d スカート部 12 上部ケース 13 掛止金具 15 ソレノイド 16 プランジャ 16a ロックピン 20 アンテナ部 22 ロック解除操作装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体外面に固着可能な固着ベースと、内
    部にアンテナ部を有して固着ベースに対して着脱自在な
    本体部と、固着ベースと本体部とを互いに固定する掛止
    機構とを有し、前記掛止機構には、固着ベースと本体部
    とを固定し且つ固定を解除する電気的な動力源が設けら
    れ、この動力源が本体部の外から操作可能とされたこと
    を特徴とする車載用アンテナの取付け装置。
  2. 【請求項2】 掛止機構には、固着ベースに対して本体
    部を一方向へ移動させることにより掛止されるスライド
    掛止部と、スライド掛止部による掛止を解除する方向へ
    の本体部の移動を阻止するロック機構と、前記ロック機
    構のロックおよびロック解除を行う電気的な動力源であ
    るソレノイドとが設けられている請求項1記載の車載用
    アンテナの取付け装置。
  3. 【請求項3】 動力源を操作する操作装置が車室内に設
    置される請求項1または2記載の車載用アンテナの取付
    け装置。
JP23944794A 1994-09-06 1994-09-06 車載用アンテナの取付け装置 Withdrawn JPH0878926A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000243468A (ja) * 1998-12-09 2000-09-08 Saint Gobain Vitrage 窓に設置された電気機能素子のための接触装置
KR20020073853A (ko) * 2001-03-16 2002-09-28 이은미 안테나 고정 장치
JP2005203951A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Denso Corp 車両アンテナの着脱構造

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