JPH0878719A - 光電変換素子 - Google Patents

光電変換素子

Info

Publication number
JPH0878719A
JPH0878719A JP6208581A JP20858194A JPH0878719A JP H0878719 A JPH0878719 A JP H0878719A JP 6208581 A JP6208581 A JP 6208581A JP 20858194 A JP20858194 A JP 20858194A JP H0878719 A JPH0878719 A JP H0878719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
photoelectric conversion
silicon
silicon nitride
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6208581A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosaku Shimizu
耕作 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP6208581A priority Critical patent/JPH0878719A/ja
Priority to KR1019950028571A priority patent/KR960012581A/ko
Priority to US08/523,008 priority patent/US5663576A/en
Publication of JPH0878719A publication Critical patent/JPH0878719A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/08Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof in which radiation controls flow of current through the device, e.g. photoresistors
    • H01L31/10Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof in which radiation controls flow of current through the device, e.g. photoresistors characterised by potential barriers, e.g. phototransistors
    • H01L31/101Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation
    • H01L31/112Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation characterised by field-effect operation, e.g. junction field-effect phototransistor
    • H01L31/113Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation characterised by field-effect operation, e.g. junction field-effect phototransistor being of the conductor-insulator-semiconductor type, e.g. metal-insulator-semiconductor field-effect transistor
    • H01L31/1136Devices sensitive to infrared, visible or ultraviolet radiation characterised by field-effect operation, e.g. junction field-effect phototransistor being of the conductor-insulator-semiconductor type, e.g. metal-insulator-semiconductor field-effect transistor the device being a metal-insulator-semiconductor field-effect transistor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 明暗比、γ特性および応答時間が改善された
光電変換素子を実現すること。 【構成】 透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上に、
絶縁膜と、アイランド化された光電変換膜が順次積層さ
れ、前記アイランド化された光電変換膜同士を接続する
電極が、光電変換膜の上面の端部を覆うように所定の間
隔と幅にて形成され、前記光電変換膜と前記電極との間
には低抵抗膜が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ、イメー
ジスキャナ等に用いられる光電変換素子に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、イメージスキャナ等の画
像読み取り装置に用いられる光電変換装置には薄型に適
するものとして非晶質物質が多く用いられる。このよう
な非晶質物質による光電変換素子は、ダイオードタイプ
とTFTタイプとの2種類に大別される。ダイオードタ
イプの光電変換素子としては、一次光電流を用いる、シ
ョットキィ型、pi型、pin型の素子が知られ、TF
Tタイプの光電変換素子としては、二次光電流を用いる
ことからnin型、pip型の素子が知られている。
【0003】一次光電流を用いるタイプにおいては、出
力のリニアリティを示すγ特性がほぼ1であり、応答時
間は約10マイクロ秒(〜10μsec)の応答時間を
もつものの、得られる光電流が小さいことから充分にS
/N比を得るためには、信号処理回路に負担が掛かって
いた。一方、二次光電流を用いるタイプでは、明電流が
大きくとれることからS/N比は大きくとれるものの、
γ特性が、0.8程度であり、応答時間も10ミリ秒程
度であった。
【0004】二次光電流を用いるTFT型光電変換装置
において、高速、高階調読み取りを可能にするには、過
渡キャリアの短寿命化、および寄生容量を低下すること
が挙げられる。これらを解決するためには、光電変換素
子の形状、光電変換膜の材料、MIS界面およびバック
チャネル界面の制御が重要となる。
【0005】特開昭63−232366号公報には、遮
光膜を受光領域と等しいか、或いは若干幅広の寸法とす
ることが開示され、このような構成とすることによって
応答時間に影響を及ぼすと考えられる上部電極とのオー
バーラップ容量を著しく減少し、さらに電界の集中を抑
制することができることから、ピンホール欠陥を抑制す
ることが可能となる旨が記載されている。
【0006】しかしながら、透明絶縁膜の裏面から光を
導入する密着型光電変換素子においては、遮光膜が小さ
くなることにより、光電変換部に直接入射する光が極端
に増加してしまい、漏れ光による信号出力が大きなもの
となって見かけ上の暗電流が増加することから明暗比が
低下するという問題があった。
【0007】また、従来a−SiTFTに用いる非晶質
シリコン層は、欠陥密度の極めて小さな膜を形成してい
た。これは、TFTを同時に形成することから、良好な
スイッチ素子とするためには必須のものであった。しか
しながら、前記非晶質シリコン膜は光電変換素子として
用いる場合、特開昭63−161683号公報等に記載
されているように、ゲート電極となる遮光膜は、電位が
過渡的に浮動するという現象が発生するために光信号を
不安定なものとするという問題があった。この現象は、
主としてMIS界面にチャネルが形成されることが原因
であった。
【0008】さらに、応答時間を長くする原因として、
受光面であるバックチャネル部の非晶質シリコン膜の欠
陥準位および、保護層となる絶縁膜と該非品質シリコン
膜との接合界面におけるバンドの歪みがある。特開平3
−278468号公報、特開平3−278478号公報
および特開平03−278479号公報では、保護層と
してシリコン−窒素の比[N/Si]が、0.5〜0.
9である窒化シリコン膜とすることで、従来の絶縁性窒
化シリコン膜(組成比[N/Si]=1.3)に比較し
てバンドの歪みが小さくなるため、バックチャネル部に
形成される蓄積層の形成を抑制することができると記載
されている。これは、絶縁性窒化シリコン膜では、光学
ギャップはほぼ5.3(eV)であり、シリコンリッチ
シリコン膜では約2.0(eV)であり、非晶質シリコ
ン膜の約1.73(eV)に対してエネルギ差が非常に
小さくなったことによる。
【0009】しかしながら、保護層としてシリコンリッ
チ窒化シリコン膜を光電変換素子上に形成した場合に
は、前記シリコンリッチ窒化シリコン膜は、570nm
の波長を有する光に対しては光電変換能を持つことか
ら、実際上受光部が広がったことを意味し、原理上、光
電流は増加するものの、素子周囲の光電荷を引き込むこ
とから応答時間は逆に長くなることを意味している。我
々の実験においても上記の現象が確認されている。
【0010】また光電変換素子の製造工程上、光電変換
層と上部金属霞極を接続するために形成する低抵抗膜
は、バックチャネル部(受光面)上に形成される場合に
は、ドライエッチング法を用いて除去する必要がある。
このときのエッチングによって低抵抗膜直下の光電変換
層には、プラズマダメージによる格子欠陥が発生する。
この格子欠陥は、製造工程中の不純物と結合し易く、不
純物が荷電体である場合には、光キャリアとの相互作用
および、電極間の電位勾配による浮動が原因となり、光
電変換素子の特性が左右されてしまうという問題があっ
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光電変
換素子のうち、特開昭63−232366号公報に記載
されたものでは、遮光膜が小さくなることにより、光電
変換部に直接入射する光が極端に増加してしまい、漏れ
光による信号出力が大きなものとなって見かけ上の暗電
流が増加することから明暗比が低下するという問題点が
ある。
【0012】また、a−SiTFTに用いる非晶質シリ
コン層は、ゲート電極となる遮光膜は、電位が過渡的に
浮動するという現象が発生するために光信号が不安定な
ものとなるという問題点がある。
【0013】また、特開平3−278468号公報、特
開平3−278478号公報および特開平03−278
479号公報に記載される、保護層としてシリコン−窒
素の比[N/Si]が、0.5〜0.9である窒化シリ
コン膜とするものにおいては、光電変換素子上保護層と
して570nmの波長を有する光に対しては光電変換能
を持つシリコンリッチ窒化シリコン膜を形成するために
実際上受光部が広がってしまい、原理上、光電流は増加
するものの、素子周囲の光電荷を引き込むことから応答
時間は逆に長くなるという問題点がある。
【0014】さらに、製造工程上、光電変換素子の特性
にばらつきが生じやすく、不安定であるという問題点が
ある。
【0015】本発明は上述したような従来の技術が有す
る様々な問題点に鑑みてなされたものであって、明暗
比、γ特性および応答時間が改善された光電変換素子を
実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の光電変換素子
は、透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上に、絶縁膜
と、アイランド化された光電変換膜が順次積層され、前
記アイランド化された光電変換膜同士を接続する電極
が、光電変換膜の上面の端部を覆うように所定の間隔と
幅にて形成され、前記光電変換膜と前記電極との間には
低抵抗膜が設けられることを特徴とする。
【0017】本発明の他の形態による光電変換素子は、
透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上に、絶縁膜およ
び光電変換膜が順次積層され、該光電変換膜の上面の端
部を覆うように所定の間隔と幅にて形成された2個の電
極と、各電極と光電変換膜との間に形成された低抵抗膜
とを有する光電変換素子において、前記光電変換膜が、
シリコン・窒素組成比[N/Si]が、0.3〜1.0
であるシリコンリッチ窒化シリコン膜であることを特徴
とする光電変換素子。
【0018】本発明のさらに他の形態による光電変換素
子は、透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上に、絶縁
膜および光電変換膜が順次積層され、該光電変換膜の上
面の端部を覆うように所定の間隔と幅にて形成された2
個の電極と、各電極と光電変換膜との間に形成された低
抵抗膜とを有する光電変換素子において、前記光電変換
膜が、非晶質シリコン膜とシリコン−窒素組成比[N/
Si]が、0.3〜1.0であるシリコンリッチ窒化シ
リコン膜を少なくともそれぞれ一層以上含有した積層構
造の光電変換膜であることを特徴とする。
【0019】この場合、光電変換膜が、絶縁膜上にシリ
コン−窒素組成比[N/Si]が0.3〜1.0である
シリコンリッチ窒化シリコン膜と非晶質シリコン膜とが
順に積層されており、該窒化シリコン膜の膜厚を、1.
0nm以下としてもよい。
【0020】また、光電変換膜が、絶縁膜上に非品質シ
リコン膜とシリコン−窒素組成比[N/Si]が0.3
〜1.0であるシリコンリッチ窒化シリコン膜と非晶質
シリコン膜とが順に積層されており、該窒化シリコン膜
の膜厚を、100nm以上としてもよい。
【0021】さらに、光電変化膜が、絶縁膜上にシリコ
ン−窒素組成比[N/Si]が0.3〜1.0であるシ
リコンリッチ窒化シリコン膜と非晶質シリコン膜とシリ
コン−窒素組成比[N/Si]が0.3〜1.0である
シリコンリッチ窒化シリコン膜とが順に積層されてお
り、該窒化シリコン膜の膜厚が、下層の該シリコン窒化
膜を100nm以下とし、上部のシリコンリッチ窒化シ
リコン膜を100nm以上としてもよい。
【0022】本発明のさらに他の形態による光電変換素
子は、透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上に、第1
の絶縁膜と、光電変換膜と、アイランド化された第2の
絶縁膜が順に積層され、前記アイランド化された第2の
絶縁膜同士を接続する電極が、第2の絶縁膜の上面の端
部を覆うように所定の間隔と幅にて形成され、前記第2
の絶縁膜と前記電極との間には仮抵抗膜が設けられるこ
とを特徴とする。
【0023】本発明のさらに他の形態による光電変換素
子は、透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上に、絶縁
膜と、第1の光電変換膜と、シリコンリッチ窒化シリコ
ン膜がアイランド化された第2の光電変換膜が順に積層
され、前記アイランド化された第2の光電変換膜膜同士
を接続する電極が、第2の光電変換膜の上面の端部を覆
うように所定の間隔と幅にて形成され、前記第2の絶縁
膜と前記電極との間には仮抵抗膜が設けられることを特
徴とする。
【0024】
【作用】上記のように構成される本発明の光電変換素子
においては、光電変換膜をアイランド化するとともに電
極を該光電変換膜の上面の端部を覆う構成とすることに
よって、光電変換膜への裏面からの直接入射光が遮蔽さ
れるので、応答時間が短くなり、明暗比およびγ特性が
向上する。
【0025】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0026】実施例1 図1は、本発明による光電変換素子の第1の実施例の構
成を示す概略断面図、図2は図1の部分拡大図である。
【0027】本実施例の製造工程について図1を参照し
て説明する。
【0028】本実施例の光電変換素子は、透明絶縁性基
板であるガラス基板11上に形成された遮光膜12上
に、絶縁膜13と、アイランド化された光電変換膜14
が順次積層され、前記アイランド化された光電変換膜1
4同士を接続する第1電極16および第2電極17が、
光電変換膜14の上面の端部を覆うように所定の間隔と
幅にて形成され、前記光電変換膜14と前記電極16,
17との間には低抵抗膜15が設けられている。
【0029】透明なガラス基板11上に遮光膜12とし
てクロムをスパッタ法に100nm形成し、フォトレジ
スト工程によりパターニングを行う。その後、プラズマ
CVD法により絶縁性窒化シリコン膜(絶縁膜13)と
非品質シリコン膜を運続形成する。絶縁性窒化シリコン
膜の形成は、シラン、アンモニアおよび窒素ガスを用い
て流量をそれぞれ100、200、2000SCCMと
し、パワー密度を、0.08W/cm2、ガス圧を12
0Paおよび基板温度を300℃の条件で200nm形
成した。このときの堆積速度は31.6nm/minで
あった。非晶質シリコン膜は、シランガス(SiH4
および水素ガスを用いて流量をそれぞれ90、270S
CCMの流量とし、パワー密度を0.04W/cm2
ガス圧を120Pa、基板温度250℃で350nm形
成した。因にこのときの堆積速度は、2.5nm/mi
nであった。
【0030】この後、非晶質シリコン膜のみをアイラン
ド化することにより光電変換膜14を形成した。アイラ
ンド化する際のエッチング条件は、SF6、水素ガスお
よび塩素ガスを用いて流量をそれぞれ30、30、12
0SCCMの流量とし、また、パワー密度0.48W/
cm2、ガス圧は30Pa、基板温度300℃で行っ
た。このときのエッチングレートは2nm/secであ
り、絶縁性シリコン窒化膜と非晶質シリコン膜の選択比
は、約1:10である。
【0031】次に、再度プラズマCVD法にてフォスフ
ィンをドープ材としてn+層(仮抵抗膜15)を形成し
た。形成条件は、シラン、水素希釈0.1%フォスフィ
ン、水素ガスを流量をそれぞれ300、450、150
SCCMの流量とし、パワー密度0.015W/c
2、ガス圧100Pa、基板温度250℃にて膜厚7
0nmまで形成した。堆積速度は、25nm/minで
ある。さらに、クロムを再度200nm形成した後に、
電極をパターニングして図示するような第1電極16お
よび第2電極17を形成し、チャネル部に残った低抵抗
膜13を前記と同じドライエッチング法および条件にて
エッチングした。最後に、CVD法を用いて、絶縁性窒
化シリコン膜を保護膜18として前記と同じ成膜条件で
400nm形成した。
【0032】図3は、遮光膜12と光電変換膜14の大
きさの比率を示すものであり、τr、τfのそれぞれ
は、立ち上がり、立ち下がりの応答時間を示し、また、
W1、W2は、図2に部分拡大図に示した遮光膜12と
光電変換膜14の幅をそれぞれ示している。図3より、
W2/W1が1よりも大きな場合には、明暗比およびγ
特性は減少し、応答時間はそれぞれ大きくなる。これ
は、裏面光源からの直接入射光の影響で見かけ上の暗電
流が上昇したためである。ここで応答時間は、1秒周
期、1/2dutyで、それぞれ10%、90%の立ち
上がり、立ち下がり時間を応答時間と定義した値であ
る。
【0033】したがって、光電変換膜14の大きさは、
遮光膜12の幅の0.8倍以下とすることが望ましいこ
とがわかる。しかも、光電変換膜14の端部から光電荷
を取り出す構造とすることが裏面からの直接入射光を遮
蔽することから、応答時間を短くし、明晴比およびγ特
性を向上できることが分かる。
【0034】実施例2 図4は、本発明の第2の実施例の構成を示す概略断面図
である。本実施例は、透明絶縁性基板であるガラス基板
31上に形成された遮光膜32上に、絶縁膜33および
光電変換膜34を順次積層し、該光電変換膜34の上面
の端部を覆うように所定の間隔と幅にて第1電極36と
第2電極37とを形成し、各電極36,37と光電変換
膜34との間に低抵抗膜35を形成するとともに、前記
光電変換膜34を、シリコン・窒素組成比[N/Si]
が、0.3〜1.0であるシリコンリッチ窒化シリコン
膜としたものである。因に、図4中の光電変換膜34と
して非晶質シリコン膜を用いたものが従来の光電変換素
子となる。
【0035】図5は、シリコン窒化膜光学ギャップのシ
リコン−窒素組成比[N/Si]依存性を示す図であ
る。同図から、組成比が、0.3〜1.0の領域が光学
ギャップが1.9〜2.1(eV)に安定し、プロセス
マージンとしても広くとれることから、シリコンリッチ
窒化シリコン膜には適した範囲であることがわかり、図
4に示した光電変換膜34としてもこの領域を用いるこ
とが好ましい事が分かる。この領域は、特に、570n
m(2.18eV)の波長をもった光に対しては吸収係
数も高く、しかも絶縁性窒化シリコン膜との界面にチャ
ネル部を形成することを抑制することができる。
【0036】本実施例における光電変換膜34であるシ
リコンリッチ窒化シリコン膜の作製条件について記す
と、シラン、窒素、水素ガスをそれぞれ15、150、
700SCCMのガス流量条件で、パワー密度0.02
5W/cm2、ガス圧100Pa、基板温度320℃で
330nm形成した。堆積速度は、5.3nm/sec
であった。
【0037】光電変換素子34の形成エ程は、透明ガラ
ス基板31上に遮光膜32としてクロム膜を形成、パタ
ーニングを行い、その後、絶縁膜33としての絶縁性窒
化シリコン膜、光電変換膜34としてのシリコンリッチ
窒化シリコン膜および低抵抗膜35としてのn+非晶質
シリコン膜を連続して形成し、低抵抗膜35および光電
変換膜34をアイランド化のためにドライエッチングす
る。次に、上部電極となる第1電極36、第2電極37
を形成するためにクロム膜を形成し、パターニングを行
う。さらにバックチャネル部の低抵抗膜35をドライエ
ッチングし、最後にパッシベーション用に光電変換膜3
4を形成し、光電変換素子は完成する。絶縁膜33、低
抵抗膜35の形成条件は実施例1と同様であり、また、
光電変換膜34であるシリコンリッチ窒化シリコン膜の
成膜条件は先に述べた条件と同じである。
【0038】図6は、明暗比、γ特性および応答時間の
シリコンリッチ窒化シリコン膜膜厚依存性を示す図であ
る。同図からシリコンリッチ窒化シリコン膜の膜厚は、
300nm以上であることが望ましく、また、応答時間
を考慮に入れると400nm以下であることが望ましい
事が分かる。シリコンリッチ窒化シリコン膜膜厚が小さ
なときに応答時間が短いのは、明暗比が大きくとれない
ことからである。
【0039】本構造の光電変換素子において、非晶質シ
リコン膜に代わってシリコンリッチ窒化シリコン膜を用
いる理由は、シリコンリッチ窒化シリコン膜が非晶質シ
リコン膜よりも欠陥密度が大きなためにチャネルの形成
が抑制されること、および、光キャリアの寿命が短いた
めに過渡電流が抑制されることによる。
【0040】実施例3 図7は、本発明の第3の実施例の構成を示す概略断面図
である。本実施例は、、絶縁膜と光電変換膜との界面に
おいてチャネルの形成を阻止または抑制したものであ
り、絶縁性基板である透明ガラス基板71上に形成され
た遮光膜72上に、絶縁膜73、第1光電変換膜78お
よび第2光電変換膜79を順次積層し、光電変換膜79
の上面の端部を覆うように所定の間隔と幅にて第1電極
76および第2電極77を形成し、各電極と第2光電変
換膜との間に低抵抗膜75を形成したものである。各光
電変換膜については、いずれかを非晶質シリコン膜とシ
リコン−窒素組成比[N/Si]が、膜厚1.0nm以
下の0.3〜1.0であるシリコンリッチ窒化シリコン
膜と、非晶質シリコン膜としている。
【0041】本実施例の作成工程について述べると、第
1の実施例と同じエ程にて遮光膜72を形成し、その
後、絶縁膜73、実施例2に記載のものと同様のシリコ
ンリッチ窒化シリコン膜を第2光電変換膜74として3
0nm、さらに実施例1に記載のものと同様の非晶質シ
リコン膜を第1光電変換膜75として300nm、それ
ぞれ順次積層する。積層以降のエ程は、実施例1と同じ
である。
【0042】図8は、本実施例の光電変換素子の明暗
比、γ特性および応答時間の光電変換膜の膜厚に対する
シリコンリッチ窒化シリコン膜の比率依存性を示したも
のである。このとき光電変換膜72は、非晶質シリコン
膜膜厚とシリコンリッチ窒化シリコン膜の膜厚の和であ
り、図8は、光電変換膜厚を400nmに固定したとき
のものである。
【0043】シリコンリッチ窒化シリコン膜は、膜厚が
上昇した場合には、非品質シリコン膜よりも光感度が低
いことから、シリコンリッチ窒化膜比率が上昇した場合
には、明暗比が低下する。また応答時間は、シリコンリ
ッチ膜厚の比率に対して立ち下がり時が敏感であり、応
答時間を1msec以下にする場合には、膜厚比率は
0.10±0.01以内に設定する必要がある。
【0044】実施例4 図9は、本発明の第4の実施例の構成を示す概略断面図
である。本実施例における光電変換素子は、第3の実施
例における製造工程の非晶質シリコン膜とシリコンリッ
チ窒化シリコン膜の成膜順序を入れ換えたものである。
図9中のガラス基板91、遮光膜92、絶縁膜93、第
2光電変換膜94、第1光電変換膜95、低抵抗膜9
6、第1電極97および第2電極98の積層構造は、図
7に示したガラス基板71、遮光膜72、絶縁膜73、
第2光電変換膜74、第1光電変換膜75、低抵抗膜7
6、第1電極77および第2電極78と同様であり、第
1光電変換膜95としてシリコンリッチ窒化シリコン膜
を用い、第2光電変換膜94として非晶質シリコン膜を
用いた点だけが異なっている。
【0045】図10は、本実施例における明暗比、γ特
性および応答時間のシリコンリッチ窒化シリコン膜の膜
厚依存性を示したものである。シリコンリッチ窒化シリ
コン膜の膜厚が大きくなるにつれて明暗比は大きくな
り、また、応答時間も減少する傾向となることが分か
る。
【0046】したがって、シリコンリッチ窒化シリコン
膜は、150nm以上形成するのが望ましい。
【0047】実施例5 図11は、本発明の第5の実施例の構成を示す概略断面
図である。
【0048】本実施例における光電変換素子は、光電変
換層として、シリコンリッチ窒化シリコン膜である第1
光電変換膜115の間に非晶質シリコンである第2光電
変換膜114を形成したものである。この他のガラス基
板111、遮光膜112、絶縁膜113、低抵抗膜11
6、第1電極117および第2電極118の積層構造
は、図7に示したガラス基板71、遮光膜72、絶縁膜
73、低抵抗膜76、第1電極77および第2電極78
と同様である。
【0049】図12は、絶縁膜に接したシリコンリッチ
窒化シリコン膜を50nm、非晶質シリコン膜上のシリ
コンリッチ窒化シリコン膜を200nm形成したとき、
非晶質シリコン膜の膜厚に対する明暗比、γ特性および
応答時間を示したものである。同図より、非晶質シリコ
ン膜は、150nm以上形成することが望ましいことが
わかる。
【0050】実施例6 図13は、本発明の第6の実施例の構成を示す概略断面
図である。
【0051】本実施例の光電変換素子は、透明絶縁性基
板であるガラス基板131上の遮光膜132上に、第1
の絶縁膜である第1絶縁膜133と、光電変換膜134
と、アイランド化された第2の絶縁膜である第2絶縁膜
138が順に積層され、前記アイランド化された絶縁膜
138同士を接続する第1電極136および第2電極1
37を絶縁膜138の上面の端部を覆うように所定の間
隔と幅にて形成するとともに、絶縁膜138と各電極1
36,137との間には低抵抗膜135を設けたもので
ある。
【0052】上記のように構成される本実施例の光電変
換素子は、光電変換層として非晶質シリコン膜である光
電変換膜134を形成するまでは図1および図2に示し
た第1の実施例と同一工程である。光電変換膜134形
成後、連続して絶縁性窒化シリコン膜である第2絶縁膜
138を積層し、該第2絶縁膜138をアイランド化
し、さらに非晶質シリコン膜である光電変換膜134を
アイランド化する。
【0053】次に、バファードフッ酸0.5%にて表面
を洗浄し、低抵抗膜135としてn +層を形成した後
に、クロム電極である第1電極136および第2電極1
37を形成する。さらに、チャネル部上となる第2絶縁
膜138上の低抵抗膜135をドライエッチング法にて
除去し、最後に絶縁性窒化シリコン膜を保護膜(不図
示)として形成する。このときの光電変換膜134の膜
厚は第1の実施例の成膜条件と同じとし、膜厚は400
0Åとした。また、チャネル上部の第2絶縁膜138
は、第1の実施例における絶縁性窒化シリコン膜の成膜
条件で1000Å形成した。
【0054】図14は、バックチャネル上の絶縁膜13
8の堀込み量に関して、明暗比、γ特性および応答時間
を示したものである。これは、チャネル堀込み量のバッ
クチャネルに対する影響を示したものであり、膜厚10
0nmに対して、50nm以下の堀込み量とすることが
望ましいことが分かる。
【0055】即ち、バックチャネル上の第2絶縁膜13
8は、バックチャネルを保護するためのものであり、低
抵抗層135のエッチングを行う際には、ドライエッチ
ングによるプラズマダメージの影響を含めて50nm以
上残すことが必要となる。
【0056】実施例7 図15は、本発明の第7の実施例の構成を示す概略断面
図である。本実施例の光電変換素子は、第7の実施例に
示した光電変換素子とほぼ同様の構成のものであり、図
13に示したバックチャネル上の絶縁性窒化シリコン膜
からなる第2絶縁膜138を図4に示した第2の実施例
と同じ条件で作製したシリコンリッチ窒化シリコン膜か
らなる第2光電変換膜158としたものである。この他
のガラス基板151、遮光膜152、絶縁膜153、第
1光電変換膜154、低抵抗膜155第1電極156お
よび第2電極157の構成は、図13に示したガラス基
板131、遮光膜132、第1絶縁膜133、光電変換
膜134、低抵抗膜135第1電極136および第2電
極137と同様である。
【0057】図16は、シリコンリッチ窒化シリコン膜
の膜厚に関する明暗比、γ特性および応答時間を示す図
である。同図から分かるようにシリコンリッチ窒化シリ
コン膜の膜厚は、200nm以上が応答性がよく、この
ように構成することが好ましい。
【0058】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0059】請求項1に記載のものにおいては、応答時
間を短くすることができ、明暗比およびγ特性を向上す
ることができる効果がある。
【0060】請求項2に記載のものにおいては、シリコ
ンリッチ窒化シリコン膜を用いることによりチャネルの
形成が抑制され、過度電流が抑制された光電変換素子と
することができる効果がある。
【0061】請求項3乃至請求項6に記載のものにおい
ては、MIS界面のチャネル形成を阻止すること、バッ
クチャネル部の格子欠陥を小さくすることおよびバック
チャネル部の接合界面のバンド歪みを小さくすることに
より、明暗比、γ特性および応答時間を大きく改善する
ことができる効果がある。
【0062】請求項7および請求項8に記載のものにお
いては、請求項1に記載のものの効果に加えて、バック
チャネルの保護を容易とすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す概略断面図
である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】第1の実施例に関する光電変換膜幅に対する遮
光膜の幅の明暗比、γ特性および応答時間依存性を示す
図である。
【図4】本発明の第2の実施例の構成を示す概略断面図
である。
【図5】第2の実施例の、光学ギャップのシリコン−空
素組成比[N/Si〕依存性を示す図である。
【図6】第2の実施例に関する明暗比、γ特性および応
答時間のシリコンリッチ窒化シリコン膜膜厚の依存性を
示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例の構成を示す概略断面図
である。
【図8】第3の実施例に関する明暗比、γ特性および応
答時間の光電変換層膜厚に対するシリコンリッチ窒化シ
リコン膜膜厚比の依存性を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施例の構成を示す概略断面図
である。
【図10】第4の実施例に関する明暗比、γ特性および
応答時間のシリコンリッチ窒化シリコン膜膜厚依存性を
示す図である。
【図11】本発明の第5の実施例の構成を示す概略断面
図である。
【図12】第5の実施例に関する明暗比、γ特性および
応答時間の非晶質シリコン膜膜厚依存性を示す図であ
る。
【図13】本発明の第6の実施例の構成を示す概略断面
図である。
【図14】第6の実施例に関する明晴比、γ特性および
応答時間のバックチャネル上部絶縁膜の堀込み量依存性
を示す図である。
【図15】本発明の第7の実施例の構成を示す概略断面
図である。
【図16】第7の実施例に関する明暗比、γ特性および
応答時間のシリコンリッチ窒化シリコン膜膜厚依存性を
示す図である。
【符号の説明】
11,21,31,71,91,111,131,15
1 ガラス基板 12,22,32,72,92,112,132,15
2 遮光膜(クロム) 13,23,33,73,93,113,153 絶
縁膜(窒化シリコン膜) 14,24,134 光電変換膜(非晶質シリコン
膜) 15,25,35,75,96,116,135,15
5 低抵抗膜(n+非晶質シリコン膜) 16,26,36,76,97,117,136,15
6 第1電極(クロム) 17,27,37,77,98,118,137,15
7 第2電極(クロム) 18 保護膜(絶縁性窒化シリコン膜) 34 光電変換膜(シリコンリッチ窒化シリコン膜) 78,95,115,158 第1光電変換膜(シリ
コンリッチ窒化シリコン膜) 79,94,114 第2光電変換膜(非晶質シリコ
ン膜) 133 第1絶縁膜(窒化シリコン膜) 138 第2絶縁膜(絶縁性窒化シリコン膜) 154 第1光電変換膜(非晶質シリコン膜) 158 第2光電変換膜(シリコンリッチ窒化シリコ
ン膜)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上
    に、絶縁膜と、アイランド化された光電変換膜が順次積
    層され、前記アイランド化された光電変換膜同士を接続
    する電極が、光電変換膜の上面の端部を覆うように所定
    の間隔と幅にて形成され、前記光電変換膜と前記電極と
    の間には低抵抗膜が設けられることを特徴とする光電変
    換素子。
  2. 【請求項2】 透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上
    に、絶縁膜および光電変換膜が順次積層され、該光電変
    換膜の上面の端部を覆うように所定の間隔と幅にて形成
    された2個の電極と、各電極と光電変換膜との間に形成
    された低抵抗膜とを有する光電変換素子において、 前記光電変換膜が、シリコン−窒素組成比[N/Si]
    が、0.3〜1.0であるシリコンリッチ窒化シリコン
    膜であることを特徴とする光電変換素子。
  3. 【請求項3】 透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上
    に、絶縁膜および光電変換膜が順次積層され、該光電変
    換膜の上面の端部を覆うように所定の間隔と幅にて形成
    された2個の電極と、各電極と光電変換膜との間に形成
    された低抵抗膜とを有する光電変換素子において、 前記光電変換膜が、非晶質シリコン膜とシリコン−窒素
    組成比[N/Si]が、0.3〜1.0であるシリコン
    リッチ窒化シリコン膜を少なくともそれぞれ一層以上含
    有した積層構造の光電変換膜であることを特徴とする光
    電変換素子。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光電変換素子において、 光電変換膜が、絶縁膜上にシリコン−窒素組成比[N/
    Si]が0.3〜1.0であるシリコンリッチ窒化シリ
    コン膜と非晶質シリコン膜とが順に積層されており、該
    窒化シリコン膜の膜厚が、1.0nm以下であることを
    特徴とする光電変換素子。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の光電変換素子において、 光電変換膜が、絶縁膜上に非品質シリコン膜とシリコン
    −窒素組成比[N/Si]が0.3〜1.0であるシリ
    コンリッチ窒化シリコン膜と非晶質シリコン膜とが順に
    積層されており、該窒化シリコン膜の膜厚が、100n
    m以上であることを特徴とする光電変換素子。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の光電変換素子において、 光電変化膜が、絶縁膜上にシリコン−窒素組成比[N/
    Si]が0.3〜1.0であるシリコンリッチ窒化シリ
    コン膜と非晶質シリコン膜とシリコン−窒素組成比[N
    /Si]が0.3〜1.0であるシリコンリッチ窒化シ
    リコン膜とが順に積層されており、該窒化シリコン膜の
    膜厚が、下層の該シリコン窒化膜が100nm以下であ
    り、上部のシリコンリッチ窒化シリコン膜が100nm
    以上であることを特徴とする光電変換素子。
  7. 【請求項7】 透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上
    に、第1の絶縁膜と、光電変換膜と、アイランド化され
    た第2の絶縁膜が順に積層され、前記アイランド化され
    た第2の絶縁膜同士を接続する電極が、第2の絶縁膜の
    上面の端部を覆うように所定の間隔と幅にて形成され、
    前記第2の絶縁膜と前記電極との間には低抵抗膜が設け
    られることを特徴とする光電変換素子。
  8. 【請求項8】 透明絶縁性基板上に形成された遮光膜上
    に、絶縁膜と、第1の光電変換膜と、シリコンリッチ窒
    化シリコン膜がアイランド化された第2の光電変換膜が
    順に積層され、前記アイランド化された第2の光電変換
    膜膜同士を接続する電極が、第2の光電変換膜の上面の
    端部を覆うように所定の間隔と幅にて形成され、前記第
    2の絶縁膜と前記電極との間には低抵抗膜が設けられる
    ことを特徴とする光電変換素子。
JP6208581A 1994-09-01 1994-09-01 光電変換素子 Pending JPH0878719A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6208581A JPH0878719A (ja) 1994-09-01 1994-09-01 光電変換素子
KR1019950028571A KR960012581A (ko) 1994-09-01 1995-09-01 광전 변환 소자
US08/523,008 US5663576A (en) 1994-09-01 1995-09-01 Photoelectic conversion element with islands

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6208581A JPH0878719A (ja) 1994-09-01 1994-09-01 光電変換素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0878719A true JPH0878719A (ja) 1996-03-22

Family

ID=16558560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6208581A Pending JPH0878719A (ja) 1994-09-01 1994-09-01 光電変換素子

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5663576A (ja)
JP (1) JPH0878719A (ja)
KR (1) KR960012581A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013034230A (ja) * 2007-11-28 2013-02-14 Murata Mfg Co Ltd 弾性波装置
WO2018070349A1 (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 シャープ株式会社 撮像パネル及びその製造方法
JP2019067826A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 キヤノン株式会社 撮像装置およびその製造方法ならびに機器

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9517930D0 (en) * 1995-09-01 1995-11-01 Imperial College Electronically gated microstructure
CN102007597B (zh) * 2008-04-17 2014-02-19 应用材料公司 低温薄膜晶体管工艺、装置特性和装置稳定性改进
TWI398707B (zh) * 2008-05-16 2013-06-11 Au Optronics Corp 光感測單元及具有此光感測單元之畫素結構與液晶顯示面板
TWI382554B (zh) 2008-10-30 2013-01-11 Au Optronics Corp 光感測元件及其製作方法
TWI381534B (zh) * 2009-03-24 2013-01-01 Au Optronics Corp 光學感測器與其製作方法以及具有光學感測器之顯示面板
TWI394071B (zh) * 2009-08-14 2013-04-21 Au Optronics Corp 有機發光二極體觸控面板及其製作方法
JP5525878B2 (ja) * 2010-03-17 2014-06-18 富士フイルム株式会社 光電変換膜積層型固体撮像素子及び撮像装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59204283A (ja) * 1983-05-06 1984-11-19 Agency Of Ind Science & Technol アモルフアス半導体光導電素子
JPS63232366A (ja) * 1986-10-07 1988-09-28 Canon Inc 画像読取装置
JPH0588390A (ja) * 1982-11-01 1993-04-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 感光体用半導体素子
JPH06342929A (ja) * 1991-05-31 1994-12-13 Ind Technol Res Inst 薄膜トランジスタ光電検出器アレイ及びその製造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628310B2 (ja) * 1986-12-25 1994-04-13 キヤノン株式会社 光電変換装置
JP2899052B2 (ja) * 1990-03-27 1999-06-02 キヤノン株式会社 薄膜半導体装置
JP3029117B2 (ja) * 1990-03-27 2000-04-04 キヤノン株式会社 光センサ用薄膜半導体装置
JPH03278479A (ja) * 1990-03-27 1991-12-10 Canon Inc 光センサ
US5243202A (en) * 1990-04-25 1993-09-07 Casio Computer Co., Ltd. Thin-film transistor and a liquid crystal matrix display device using thin-film transistors of this type
JPH0465168A (ja) * 1990-07-05 1992-03-02 Hitachi Ltd 薄膜トランジスタ
JPH04186880A (ja) * 1990-11-21 1992-07-03 Hitachi Ltd 薄膜トランジスタ及びその製造方法
KR920010885A (ko) * 1990-11-30 1992-06-27 카나이 쯔또무 박막반도체와 그 제조방법 및 제조장치 및 화상처리장치
JPH04299578A (ja) * 1991-03-27 1992-10-22 Canon Inc 光電変換素子及び薄膜半導体装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0588390A (ja) * 1982-11-01 1993-04-09 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 感光体用半導体素子
JPS59204283A (ja) * 1983-05-06 1984-11-19 Agency Of Ind Science & Technol アモルフアス半導体光導電素子
JPS63232366A (ja) * 1986-10-07 1988-09-28 Canon Inc 画像読取装置
JPH06342929A (ja) * 1991-05-31 1994-12-13 Ind Technol Res Inst 薄膜トランジスタ光電検出器アレイ及びその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013034230A (ja) * 2007-11-28 2013-02-14 Murata Mfg Co Ltd 弾性波装置
WO2018070349A1 (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 シャープ株式会社 撮像パネル及びその製造方法
CN109804468A (zh) * 2016-10-11 2019-05-24 夏普株式会社 摄像面板及其制造方法
JPWO2018070349A1 (ja) * 2016-10-11 2019-08-29 シャープ株式会社 撮像パネル及びその製造方法
CN109804468B (zh) * 2016-10-11 2023-06-30 夏普株式会社 摄像面板及其制造方法
JP2019067826A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 キヤノン株式会社 撮像装置およびその製造方法ならびに機器

Also Published As

Publication number Publication date
US5663576A (en) 1997-09-02
KR960012581A (ko) 1996-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07131041A (ja) 光起電力素子
US4451838A (en) Semiconductor photoelectric conversion device
JPH0878719A (ja) 光電変換素子
JP2614561B2 (ja) 光起電力素子
US4578696A (en) Thin film semiconductor device
US5600152A (en) Photoelectric conversion device and its manufacturing method
JP2896793B2 (ja) 光起電力装置の製造方法
US7084000B2 (en) Solid-state imaging device and method for manufacturing the same
JPH05275725A (ja) 光起電力装置及びその製造方法
JPS6089967A (ja) 光電変換素子
JP3197674B2 (ja) 光起電力装置
JPH09181343A (ja) 光電変換装置
JP2904370B2 (ja) フォトダイオード
JPH04261070A (ja) 光電変換装置
JPH06120505A (ja) 薄膜トランジスタ
KR970004494B1 (ko) 밀착형 이미지센서의 제조방법
JPH06314779A (ja) イメージセンサ
JP2980993B2 (ja) 光電変換装置
KR100232154B1 (ko) 박막트랜지스터 구조 및 제조방법
JPH0766380A (ja) 固体撮像装置
JPS59154082A (ja) 光センサ
JPH059948B2 (ja)
JPS5918685A (ja) 光電変換素子の製造方法
JPS6147031B2 (ja)
JPH04132269A (ja) 光電変換装置