JPH0878300A - 真空排気機構 - Google Patents

真空排気機構

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JPH0878300A
JPH0878300A JP23949994A JP23949994A JPH0878300A JP H0878300 A JPH0878300 A JP H0878300A JP 23949994 A JP23949994 A JP 23949994A JP 23949994 A JP23949994 A JP 23949994A JP H0878300 A JPH0878300 A JP H0878300A
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JP
Japan
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pipe
piping
specific
reaction products
vacuum pump
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JP23949994A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tominaga
真一 冨永
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空排気系配管より効果的に反応生成物を除
去する。 【構成】 半導体加工装置10にはターボ式真空ポンプ
12およびロータリ式真空ポンプ16を備えた真空排気
配管系が接続される。この配管系は特定の配管部分20
を残してヒータ18,19により加熱されている排気系
配管14,15からなる。特定の配管部分20は加熱さ
れていないので、反応生成物24はこの特定の配管部分
20に集中的に付着または吸着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体加工装置の真空
排気系配管に係わり、より具体的には半導体の加工中に
発生する反応生成物の除去手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体製造プロセスは、図4に概
略図示されるようなもので、高温プロセス処理部の半導
体加工装置410で発生した気体反応生成物がターボ式
真空ポンプ412で排気されて、常温に近い排気ライン
413を通過する際、急激な冷却により液化現象を起こ
して配管414の内壁432に付着する。この付着物
は、特に配管の屈曲部分445,446では、排気抵抗
が大きくなるので、反応生成物が堆積しやすく、経時変
化に伴って排気系配管を閉塞したり、あるいは排気ライ
ン端部に配設されたロータリ式真空ポンプ416の性能
を劣化させる等の悪影響を及ぼすようになる。
【0003】このような不具合を防止するため、従来
は、排気系配管形状や配管ラインを複雑にし、また排気
ラインの定期的な保守点検やパーツ交換等を行いこれら
の作業管理を十分に行わなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術ではシステム構造全体が複雑化し保守点検作業も
面倒なものとなっていた。
【0005】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされ
たものであって、真空排気系配管内から容易にかつ効果
的に反応生成物を除去することにより、簡単な構成で排
気系統の劣化を防止しメンテナンスやパーツ交換に要す
る労力や経費の低減を図った真空排気機構の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の構成は、半導体加工装置の真空排気系配管の
特定の配管部分を残してその前後の配管を加熱するよう
にしている。好ましくはこの特定の配管部分は空冷する
ように構成する。また、この特定の配管部分を脱着自在
なカートリッジ式とし、好適には、この特定の配管部分
にフィルタ部材を内設するとよい。
【0007】
【作用】排気配管内の特定の配管部分より上流にある加
熱された配管部分では反応生成物が配管内に付着または
吸着されることはない。この排気配管内に特定した加熱
していない配管部分を通過するとき、反応生成物は冷却
されて凝縮しやすくなる。凝縮した粒子は加熱を受けな
いで常温にある特定の配管部分の内壁に付着する。また
凝縮粒子が核となって周囲の反応生成物を取り込むこと
もあり、重力の影響下でさらに常温にある特定の配管部
分内壁への付着が促進される。
【0008】このように反応生成物の一部が特定の配管
部分に付着して流れの中から除去される。凝縮されずに
下流の加熱配管の部分に流入する反応生成物の残りは、
この加熱された下流の配管部分では内壁に付着すること
なく排出側のロータリーポンプを通過することになる。
しかしながらその量は極めて僅かであって、ポンプの性
能劣化に及ぼす影響は小さい。
【0009】さらに、この特定の配管部分を空冷等によ
り冷却して温度差を大きくすると、凝縮を一層容易にす
ることができる。またこの特定の配管部分をカートリッ
ジ式にすると、パーツ交換が簡単になって反応生成物の
除去が容易になり、メンテナンスの繁雑さから解放され
る。しかもこの特定の配管部分に適当なフィルタもしく
は邪魔板を内設させると、これが反応生成物を冷却して
凝縮させるように機能する上、付着面積が増大するの
で、反応生成物の除去効率を増加させることができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。以下、図面中共通するものには同一の符号が用い
てある。図1は本発明に係わる真空排気機構の模式的説
明図で、10は半導体加工装置、12はターボ式真空ポ
ンプ、14,15は排気系配管、16はロータリ式真空
ポンプである。18,19は配管を周回させて巻装した
ヒータでニクロム線入りのラバーヒータ、マントルヒー
タ等が好適である。20は加熱を行わない特定の配管部
分である。22は排気の流れを示す矢印、24は誇張し
て図示した反応生成物である。このような構成により、
特定の配管部分20とその前後の配管14、15との間
に温度差が生じて、この特定の配管部分の内壁に反応生
成物が凝縮付着する。これにより反応生成物によるロー
タリ式真空ポンプ16への悪影響等が減少する。
【0011】図2は本発明に係わる真空排気機構の特定
の配管部分20の実施例を図示したもので、図2(a)
は第1実施例、図2(b)は第2実施例である。26は
カートリッジ式反応生成物集積管(以下集積管)で、上
流側配管14および下流側配管15の端部に設けた断熱
遮蔽フランジ28,29の間に挿入される。集積管26
は、反応生成物が集積しやすいように、管の内壁30の
表面を粗くして流動抵抗を大きくした金属管であり、こ
れが接続される両側の配管14,15の内壁32,33
は、表面を平滑にして流動抵抗を少なくし、反応生成物
の堆積が困難なようにすることが好ましい。
【0012】34は、集積管26に一体に設けた放熱フ
ィンで、内部を流れる排気から熱を奪って、この区間の
排気温度を低下させる(図3参照)。36は集積管26
の両端に設けた接合フランジで、集積管との接合部分近
傍には肉厚を薄くした弾性部分38を付与し、断熱遮蔽
フランジ28,29との着脱を容易にするように構成し
てもよい。また接合フランジ36,36の両接合面4
0,40は平滑にして、断熱遮蔽フランジ28,29の
面と良好な密着を保つようにする。42は、気密を保持
するためのシールリングである。
【0013】図2(b)の第2実施例にあっては、集積
管26をベローズ形状として、ベローズ自体の保有する
弾性を利用して着脱の作業性向上を図るとともに、当然
存在する内面の凹凸が反応生成物の堆積に対して良好に
機能する。44は適当なメッシュを有するフィルタで、
集積管26の中央部を流れる反応生成物を捕捉するのに
効果的である。
【0014】本発明に係わる真空排気機構は以上のよう
に構成されているので、排気系配管内の集積管26近傍
における管内温度分布は図3に示すグラフのようにな
る。グラフは縦軸を温度とし、横軸を配管の位置とした
ものである。50,51は、上流側配管14および下流
側配管15と集積管26の境界部分であり、断熱遮断フ
ランジ28,29の位置に相当する。52は、反応生成
物の付着の難易温度領域を区分する閾値の温度を示す。
【0015】53は管内の温度分布曲線で、領域54,
56は高温部でほぼ同一の条件にあり、閾値52より高
温側にあるために、反応生成物は管内壁に付着し難い条
件にあることが判る。一方、領域55は低温部で、内部
温度が閾値52より低温側になるようにして、反応生成
物を凝縮液化する条件を満足させ、この区間に堆積を集
中させることができる。このようにして反応生成物の堆
積した集積管26は、着脱容易であるから、簡単に交換
できる。
【0016】なお、上記実施例は空冷により特定の配管
部分を冷却したが別の冷却手段により強制冷却すること
もできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係わる真空
排気機構は、真空排気系配管の特定の配管部分以外を加
熱して、配管経路の特定部分に温度差を持たせるように
したので、この特定の配管部分に反応生成物を集中的に
付着させて、反応生成物による配管および真空ポンプへ
の悪影響を除去し、トラブルを未然に防止することがで
きる。また特定の配管部分を着脱可能にすれば交換が簡
便となり、複雑な排気ラインのメンテナンスを簡素化す
ることができ、しかも、反応生成物の廃棄処理等に関す
る環境衛生上の問題を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる真空排気機構の模式的説明図で
ある。
【図2】(a)(b)はそれぞれ本発明に係わる真空排
気機構の各別の実施例の断面による側面図である。
【図3】本発明に係わる真空排気機構の配管内の温度分
布を示すグラフである。
【図4】従来の真空排気機構の模式図である。
【符号の説明】
10 半導体加工装置 12 ターボ式真空ポンプ 14,15 排気系配管 16 ロータリ式真空ポンプ 18,19 ヒータ 20 特定の配管部分 24 反応生成物 26 カートリッジ式反応生成物集積管 28,29 断熱遮蔽フランジ 30 (集積管の)内壁 32,33 (配管の)内壁 34 放熱フィン 36 接合フランジ 38 弾性部分 40 (接合フランジの)接合面 42 シールリング 44 フィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体加工装置の真空排気系配管に特定
    の配管部分を残してその前後の配管を加熱するようにし
    た真空排気機構。
  2. 【請求項2】 前記特定の配管部分を空冷するようにし
    た請求項1に記載の真空排気機構。
  3. 【請求項3】 前記特定の配管部分を脱着自在なカート
    リッジ式とした請求項1または2に記載の真空排気機
    構。
  4. 【請求項4】 前記特定の配管部分にフィルタ部材を内
    設するようにした請求項1から3までのいずれかに記載
    の真空排気機構。
JP23949994A 1994-09-06 1994-09-06 真空排気機構 Withdrawn JPH0878300A (ja)

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Effective date: 20041104