JPH087773A - 電子レンジ用マグネトロン - Google Patents

電子レンジ用マグネトロン

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JPH087773A
JPH087773A JP14291694A JP14291694A JPH087773A JP H087773 A JPH087773 A JP H087773A JP 14291694 A JP14291694 A JP 14291694A JP 14291694 A JP14291694 A JP 14291694A JP H087773 A JPH087773 A JP H087773A
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turns
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Hideyo Ohira
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 500MHzから1000MHzの高い周波
数帯のノイズを抑制する電子レンジ用マグネトロンを提
供すること。 【構成】 電源電圧が供給される入力端子11a、11
bに、コア形インダクタ13を有するフィルタが接続さ
れているマグネトロンにおいて、前記コア形インダクタ
13のコア14部分の外周に巻かれる巻線15のターン
数を、抑制するノイズの周波数の半波長に相当する長さ
で巻線を形成するときより2から4ターン少なくしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジなどに使用
される電子レンジ用マグネトロンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マグネトロンは、食品の調理や解
凍などを行う電子レンジなどに組み込まれて使用され
る。ところで、電子レンジなどのノイズに対する条件は
厳しくなっており、ノイズの抑制が重要になってきてい
る。このような電子レンジのノイズを抑制するために、
いろいろな方法が提案されている。その1つが、マグネ
トロンそのものが発生するノイズを低減する方法であ
る。
【0003】ここで、マグネトロンが発生するノイズを
低減する方法について、図5を参照して説明する。図5
は、電子レンジに使用されるマグネトロンの入力部分を
示す図で、51a、51bは入力端子で、電源(図示せ
ず)に接続される。入力端子51a、51bにはコンデ
ンサ52やインダクタ53が接続されている。なお、イ
ンダクタ53は、フェライトコア54の外周に巻線55
を巻いたコア形インダクタが使用される。そして、イン
ダクタ53は、マグネトロン本体56の陰極(図示せ
ず)に接続される。なお、コンデンサ52やインダクタ
53は低域周波数通過形フィルタを形成し、入力端子5
1a、51bを通して外部に漏れるノイズを抑制してい
る。
【0004】図6は、上記した構成の回路図で、図5に
対応する部分には同一の符号を付し重複する説明は省略
する。図6に示すように、コンデンサ52は、入力端子
51a、51b間、そして、入力端子51a、51bと
接地間に、それぞれ接続されている。また、インダクタ
53は、各入力端子51a、51bに接続され、そし
て、陰極Fに接続されている。
【0005】なお、インダクタ53は、図7で示すよう
に比透磁率が高いフェライトコア54の外周に巻線55
を巻いたコア形インダクタが使用される。この場合、巻
線55には、フォルマル銅線などが用いられる。また、
インダクタ53は、巻線55の内部にフェライトコア5
4があるコア部Aと、フェライトコア54がない空芯部
Bから構成される。そして、空芯部Bの側がマグネトロ
ン本体の陰極に接続される。
【0006】上記した構成のマグネトロンは例えば24
50MHzで発振し、そのほとんどのエネルギーがマグ
ネトロン出力部を通してマイクロ波電力として外部に出
力される。しかし、その一部が入力端子の側に漏れてく
る。エネルギーの一部が入力側に漏れると、マイクロ波
エネルギーが巻線55上で定在波を形成し、電力密度の
大きい所と小さい所を生じる。このとき、電力密度の大
きい部分がコア部Aに位置すると、渦電流損失などの磁
気損失によって熱が発生する。これにより、インダクタ
53を構成する巻線55間の絶縁に使用されるフォルマ
ル被覆が熱によって変質してしまうことがある。
【0007】このようなフォルマル被覆の変質を避ける
ために、インダクタ53の一部に空芯部Bを設け、電力
密度の大きい部分が空芯部Bの位置にくるようにしてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、インダクタ5
3に使用されるフェライトコアのいくつかの材料につい
て、その透磁率と周波数の関係を図8で説明する。図8
は、横軸が周波数(MHz)、縦軸が透磁率である。曲
線a〜dで示すように、周波数が高くなり約100MH
z程度になると各材料とも透磁率が低下する。このよう
にフェライトコアの透磁率が低下すると、フィルタを構
成するインダクタ53のインダクタンスLが減少する。
【0009】ところで、低域周波数通過形のL形フィル
タのカットオフ周波数fは、
【数1】 で示される。(1)式で、Lはインダクタ53のインダ
クタンス[H]、Cはコンデンサ52のキャパシタンス
[F]である。
【0010】したがって、インダクタ53のインダクタ
ンスLが減少すると、カットオフ周波数fは大きくな
る。例えば、従来のフィルタの場合、インダクタ53の
インダクタンスLは1.2μH、また、コンデンサ52
のキャパシタンスCは500PFで、カットオフ周波数
は7MHzとなっている。このような構成のフィルタで
は、ノイズ抑制の効果があるのは数10MHz程度まで
である。しかし、CISPR(国際無線障害特別委員
会)の勧告などもあり、数100MHz帯の放射ノイズ
に対する抑制が重要になってきている。
【0011】この発明は、上記した欠点を解決し、特に
500MHzから1000MHzの高い周波数帯のノイ
ズを抑制する電子レンジ用マグネトロンを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源電圧が供
給される入力端子に、コア形インダクタを有するフィル
タが接続されている電子レンジ用マグネトロンにおい
て、前記コア形インダクタのコア部分の外周に巻かれる
巻線のターン数を、抑制するノイズの周波数の半波長に
相当する長さで巻線を形成するときのターン数より2か
ら4ターン少なくしたことを特徴としている。
【0013】また、共通するコアに巻線が分割して巻か
れているコア形インダクタを有するフィルタが、電源電
圧が供給される入力端子に接続されているマグネトロン
において、前記コア形インダクタのコア部分の外周に分
割して巻かれる各巻線のターン数を、抑制するノイズの
周波数の半波長に相当する長さで巻線を形成するときの
ターン数より4から6ターン少なくしたことを特徴とし
ている。
【0014】
【作用】従来の技術で説明した構成のフィルタでも、特
定の500MHzから1000MHz程度の高い周波数
帯のノイズ抑制に効果があることもあり、これを分析す
ると以下のようになる。
【0015】ここで、フィルタの減衰特性について説明
する。なお、フィルタの減衰特性の測定には図9のよう
な測定回路が用いられる。91は掃引発振器で、掃引発
振器91から発生した掃引信号をフィルタ92に加え
る。そして、フィルタ92の出力を周波数分析器93で
測定する方法である。
【0016】上記の測定回路で減衰特性を測定したフィ
ルタの例を図10および図11を参照して説明する。図
10は、測定したフィルタボックスの構造を示し、ま
た、図11は、フィルタを構成するインダクタの構成を
示している。
【0017】図10において、101a、101bが入
力端子、また102がコンデンサである。103はイン
ダクタで、フェライトコア104に巻線105を巻いて
構成される。そして、コンデンサ102とインダクタ1
03がフィルタを構成し、インダクタ103がマグネト
ロン本体105の陰極に接続される。
【0018】また、図11で示すように、インダクタ
は、巻線105の内部にフェライトコア104があるコ
ア部Aとフェライトコア104がない空芯部Bから形成
される。
【0019】なお、コア部Aに形成されている巻線10
5aの長さをLa、そして空芯部Bに形成されている巻
線105bの長さをLb、各巻線105a、105bの
巻線外径をD、巻線の線径をd、巻線間隔をgとした場
合、La=14.8mm、Lb=12.7mmで、D=
7.6mm、d=1.4mm、g=0.08mmであ
る。
【0020】また、フェライトコア104を図11の矢
印Y方向に移動し、フェライトコア104が巻線105
aに挿入されている部分(Ao)の長さHを、それぞれ
11.4mm、9.6mm、8.3mmに変えている。
なお、フェライトコア104の長さLcは18mm、そ
して、コア径Dcは4.5mmである。
【0021】上記した構成のフィルタの減衰特性を図1
2乃至図14に示している。各図とも横軸が周波数(M
Hz)で、中央が520MHz、そして1目盛りが10
0MHz、また縦軸が減衰量である。フェライトコア1
04が巻線105aに挿入されている部分(Ao)の長
さHが11.4mmの場合が図12、また9.6mmの
場合が図13、そして8.3mmの場合が図14であ
る。
【0022】この測定結果をもとに、減衰効果がある周
波数fo、フェライトコア103が挿入されている部分
(Ao)の巻線105aのターン数T、そしてフェライ
トコア104が挿入されている部分(Ao)の巻線10
5aを長く1本に引き伸ばしたときの展開長l、この展
開長lが半波長となる周波数fcについて、それぞれの
関係を表にすると表1のようになる。
【0023】
【表1】 そして、減衰効果がある周波数fo(MHz)を横軸
に、また巻線の展開長lを半波長とする周波数fc(M
Hz)を縦軸に取ると、図15のようになる。このよう
に、周波数foと周波数fcには相関が見られる。この
場合、foとfcのずれは、空芯部Bの巻線105bで
発生する磁界の一部がフェライトコア104に加わるた
めと考えられる。
【0024】また、減衰効果がある周波数foの半波長
をl´とし、この半波長l´に相当する長さの金属線を
巻線外径Dが7.6mmとなるように巻いた時、フェラ
イトコア104方向の巻線の長さH´、およびターン数
T´は表2のようになる。
【0025】
【表2】 ここで、フェライトコア104が巻線105aに挿入さ
れている部分(Ao)の巻線のターン数Tと、減衰効果
がある周波数foの半波長に相当する長さの金属線で構
成した巻線のターン数T´を比較すると、TはT´より
2.67から3.42ターン少ないターン数で抑制効果
があることが分かる。
【0026】上記した結果は、巻線を流れるノイズ電流
によって発生する磁界が、フェライトコア内部で磁気損
失として消費され、マグネトロンの外部に伝搬するノイ
ズが減少したことによるものと考えられる。
【0027】なお、図16で示すように、フェライトコ
ア161に巻かれる巻線162の展開長が、抑制したい
ノイズの周波数の半波長λ/2より長くなると、コア1
61内部の磁束を打ち消す向きの磁束163が発生し磁
気損失が減少する。また、インダクタを構成する巻線に
空芯部がない場合は、フェライトコアに巻かれる巻線の
展開長が抑制したいノイズの周波数の半波長のときに、
フェライトコア内部に発生する磁束量が最大になる。
【0028】なお、マグネトロンから出力される例えば
2450MHzのマイクロ波電力は、その一部が入力側
へ漏れインダクタに伝わる。このとき、マイクロ波電力
がフェライトコアに吸収されないように、通常、マグネ
トロン本体側に空芯部Bが設けられる。この場合、空芯
部Bの巻線で発生する磁束の一部がフェライトコア内部
に入る。このため、フェライトコアに巻かれるコア部の
巻線(Ao)のターン数は、抑制したいノイズの周波数
の半波長に相当する長さの金属線で巻線を構成した場合
のターン数より、2から4ターン少ない状態で減衰効果
がある。
【0029】また、抑制したいノイズの周波数が500
MHzから1000MHzの場合、その抑制しようとす
る周波数の半波長に相当する長さの金属線で巻線を構成
すると、フェライトコア方向の巻線の長さHが、100
MHz帯のノイズを抑制するインダクタンスに不足する
場合がある。この場合、複数に分割して巻線を巻いた構
造のインダクタが使用される。このとき、フィルタボッ
クスにインダクタがコンパクトに収まるように、フェラ
イトコアは各巻線に対し共通のものが使用される。
【0030】ここで、複数に分割して巻線を巻いた構造
のインダクタについて説明する。以下では、700MH
zから900MHz帯で最も減衰効果が大きいインダク
タを例に取り図17で説明する。
【0031】フェライトコア171が巻線内部に位置す
るコア部は、コア部A1 とコア部A2 の2段になってい
る。そして、コア部A1 には巻線172aが、コア部A
2 には巻線172bが形成されている。巻線172aの
長さをL1、また巻線172bの長さをL2、巻線17
2aと巻線172bの間隔をG、空芯部Bの巻線173
の長さをL3、巻線外径をD、巻線の線径をd、そし
て、巻線間隔をgとした場合、L1=7.35mm、L
2=7.35mm、G=3.0mm、L3=10.2m
m、D=7.6mm、d=1.4mm、g=0.08m
mとなっている。また、フェライトコア171の長さL
c、コア径Dcは、それぞれLc=20mm、Dc=
4.5mmである。また、コア端部と巻線172aの間
隔GcはGc=3.0mmである。
【0032】また、フェライトコア171が巻線172
aに挿入されている部分(Ao1 )の長さH1 は7.3
5mm(H1 =L1 )、フェライトコア171が巻線1
72bに挿入されている部分(Ao2 )の長さH2 は
6.65mm(H2 =Lc−Gc−L1 −G)である。
【0033】上記した構成のフィルタについて、先に説
明した図9の測定回路で測定した減衰特性を図18に示
す。図18は、横軸が周波数(MHz)で、中央が52
0MHz、そして1目盛りが100MHz、また縦軸が
減衰量である。
【0034】ここで、減衰効果がある周波数fo、フェ
ライトコア171が巻線172a、172bに挿入され
ている部分(Ao1 )(Ao2 )の巻線のターン数T、
巻線の展開長l、この展開長lを半波長とする周波数f
cの関係を示すと表3のようになる。
【0035】
【表3】 また、減衰効果がある周波数foの半波長l´に相当す
る長さの金属線を用い、巻線外径が7.6mmとなるよ
うに巻いた巻線長さをH´、またターン数をT´とする
と、それらの関係は表4のようになる。
【0036】
【表4】 フェライトコア171が各巻線172a、172bに挿
入されている部分(Ao1 )(Ao2 )の巻線のターン
数Tと、減衰効果がある周波数foの半波長に相当する
長さの金属線で構成した巻線のターン数T´を比較する
と、TはT´より4.62から5.10ターン少なくな
っている。
【0037】上記したように、共通のフェライトコアの
複数領域に巻線を分割して構成する場合、各巻線に漏れ
磁束があるため、1つの領域に集中して巻線がある場合
より少ないターン数で効果があり、各インダクタンスの
巻線のターン数は、ノイズを抑制したい周波数の半波長
に相当する長さの金属線で構成する場合より4から6タ
ーン少ない所で効果が生じる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1を参
照して説明する。図1は、電子レンジ用マグネトロンの
入力部分を示す図で、11a、11bは入力端子で、電
源(図示せず)に接続される。入力端子11a、11b
にはコンデンサ12やインダクタ13が接続されてい
る。なお、インダクタ13は、フェライトコア14の外
周に巻線15を巻いたコア形インダクタが使用される。
そして、インダクタ13は、マグネトロン本体16の陰
極(図示せず)に接続される。なお、コンデンサ12や
インダクタ13は低域周波数通過形フィルタを形成し、
入力端子11a、11bを通して外部に漏れるノイズを
抑制する。
【0039】また、インダクタ13は電波吸収体であ
り、図2に示すように比透磁率の高いフェライトコア1
4の外周に巻線15を巻いたコア形インダクタで構成さ
れている。なお、巻線15は、フェライトコア14が内
部にあるコア部Aの巻線15aと、フェライトコア14
がない空芯部Bの巻線15bからなり、空芯部Bの巻線
15bがマグネトロン本体16の陰極に接続される。
【0040】上記した構成で、コア部Aの巻線15aの
巻線長H部分のターン数は、抑制しようとするノイズの
周波数の半波長に相当する長さの金属線で巻線を構成す
る場合のターン数より2から4ターン少なくしている。
【0041】次に、本発明の他の実施例について、図3
を参照して説明する。図3は、電子レンジ用マグネトロ
ンの入力部分を示す図で、31a、31bは入力端子
で、電源(図示せず)に接続される。入力端子31a、
31bにはコンデンサ32やインダクタ33が接続され
ている。なお、インダクタ33は、フェライトコア34
の外周に巻線35を巻いたコア形インダクタが使用され
る。そして、インダクタ33は、マグネトロン本体36
の陰極(図示せず)に接続される。なお、コンデンサ3
2やインダクタ33は低域周波数通過形フィルタを形成
し、入力端子31a、31bを通して外部に漏れるノイ
ズを抑制する。
【0042】なお、巻線の内部にフェライトコアが位置
するインダクタのコア部は、図4に示すようにコア部A
1 とコア部A2 の2段に分割されている。コア部A1 に
は巻線35aが、またコア部A2 には巻線35bが巻か
れている。そして、フェライトコア34が内部にない空
芯部Bには巻線36が巻かれ、巻線36がマグネトロン
本体に接続されている。
【0043】上記した構成において、コア部A1 の巻線
35aの巻線長H1 部分のターン数や、コア部A2 の巻
線35bの巻線長H2 部分のターン数は、抑制したいノ
イズの周波数の半波長に相当する長さの金属線を用いて
巻線を構成した場合のターン数より、4から6ターン少
なくしている。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、特に500MHzから
1000MHzの周波数帯のノイズを抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する図である。
【図2】本発明の一実施例を説明する図である。
【図3】本発明の他の実施例を説明する図である。
【図4】本発明の他の実施例を説明する図である。
【図5】従来例を説明する図である。
【図6】従来例を説明する図である。
【図7】従来例を説明する図である。
【図8】フェライトコアの特性を説明する図である。
【図9】減衰特性の測定回路を示す図である。
【図10】従来の他の例を説明する図である。
【図11】従来の他の例を説明する図である。
【図12】フィルタの減衰特性を説明する図である。
【図13】フィルタの減衰特性を説明する図である。
【図14】フィルタの減衰特性を説明する図である。
【図15】フィルタの特性を説明する図である。
【図16】インダクタの特性を説明する図である。
【図17】従来のインダクタを説明する図である。
【図18】フィルタの減衰特性を説明する図である。
【符号の説明】
11a、11b…入力端子 12…コンデンサ 13…インダクタ 14…フェライトコア 15…巻線 16…マグネトロン本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧が供給される入力端子に、コア
    形インダクタを有するフィルタが接続されているマグネ
    トロンにおいて、前記コア形インダクタのコア部分の外
    周に巻かれる巻線のターン数を、抑制するノイズの周波
    数の半波長に相当する長さで巻線を形成するときのター
    ン数より2から4ターン少なくしたことを特徴とする電
    子レンジ用マグネトロン。
  2. 【請求項2】 共通するコアに巻線が分割して巻かれて
    いるコア形インダクタを有するフィルタが、電源電圧が
    供給される入力端子に接続されているマグネトロンにお
    いて、前記コア形インダクタのコア部分の外周に分割し
    て巻かれる各巻線のターン数を、抑制するノイズの周波
    数の半波長に相当する長さで巻線を形成するときのター
    ン数より4から6ターン少なくしたことを特徴とする電
    子レンジ用マグネトロン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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