JP3436054B2 - インバータ電源を使用した電気機器 - Google Patents

インバータ電源を使用した電気機器

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JP3436054B2 JP06405697A JP6405697A JP3436054B2 JP 3436054 B2 JP3436054 B2 JP 3436054B2 JP 06405697 A JP06405697 A JP 06405697A JP 6405697 A JP6405697 A JP 6405697A JP 3436054 B2 JP3436054 B2 JP 3436054B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ電源使
用機器から漏洩する端子雑音を抑制する端子雑音フィル
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインバータ電源を使用した電気機
器の実施例としての電子レンジの回路図を図8に示す。
図8に従来の端子雑音フィルタ1と従来のインバータ電
源2を示す。従来のインバータ電源2については、商用
電源をダイオードブリッジ3により整流して直流にし、
その電力を発振コンデンサ4とトランス5より構成され
る発振回路をスイッチング素子6のON−OFF動作に
より発振し負荷としてのマグネトロン7への供給電力を
制御する構成であり、スイッチング素子6のON−OF
F動作により発生する入力電流の脈流や雑音を抑制する
ために平滑コンデンサ8やチョークコイル9を設けてい
る。
【0003】また、従来の端子雑音フィルタ1の構成に
ついて説明する。一般的に端子雑音の種類はノーマルモ
ードとコモンモードに区別され、各々の雑音を抑制する
手段として、前者はライン−ライン間にアクロスコンデ
ンサ10および11を用い、後者はコモンモードフィル
タコイル12やアースコンデンサ13および14を用い
ていた。なお、15はスイッチング素子6の動作を制御
する制御回路である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インバータ電源2では、これの入力電流の脈流や雑音を
抑制するために、チョークコイル9や平滑コンデンサ8
を大きくする手段がとられていた。平滑コンデンサ8を
大きくすると、電源投入時に平滑コンデンサ8に充電電
流が瞬時的に流れ、大きな突入電流が発生してしまうと
いう問題を有していた。またチョークコイル9を大きく
するには寸法的にも3倍から5倍のものが必要であり、
重量も大きく、コストも上がってしまうという問題があ
った。
【0005】また、さらに従来の端子雑音フィルタ1で
は、特にコモンモードの強い端子雑音が発生するインバ
ータ電源使用機器においては、雑音を抑制するための手
段としてコモンモードフィルタコイルを大きくする手段
がとられていた。これを大きくすると、かなり大きなも
のが必要となり、寸法的にも3から5倍以上のものが必
要で、重量も大きく、コストもアップしてしまうという
問題を有していた。また、アースコンデンサ13および
14の容量を大きくする手段もある。しかし、機器が接
地されなかった場合は、人が機器に触れた際にこのアー
スコンデンサ13および14を通じて人体に電流が流れ
異常を感じてしまう。従ってアースコンデンサも大きく
するには限界があるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためのものである。インバータ電源については、ス
イッチング素子のON−OFF動作による脈流や雑音を
抑制するためのチョークコイルとチョークコイルに並列
にチョーク用共振コンデンサ5を接続したチョーク回路
を構成する。そしてチョークコイルのインダクタンスL
Cとチョーク用共振コンデンサの容量CCの相関関係を
【0007】
【数3】
【0008】とし、fCの値を端子雑音の抑制に有効な
周波数に設定する。
【0009】また、端子雑音フィルターに関しては、コ
モンモードフィルタコイルに並列にコモンモードフィル
ター用共振コンデンサを接続する。そしてコモンモード
フィルタコイルのインダクタンスLfとコモンモードフ
ィルタ用共振コンデンサの容量Cfの相関関係を
【0010】
【数4】
【0011】とし、ffの値を端子雑音の抑制に有効な
周波数に設定する。
【0012】また、広い周波数範囲を有効に抑制するた
め、fCとffの値を異なる周波数に設定することでも
可能である。
【0013】また、fCやffをインバータ電源の動作
周波数の高調波として特に第1から第5高調波に設定す
ることも有効である。
【0014】また、fCやffを50KHzkら500
KHzに設定することも有効である。これは、端子雑音
の規制が国際無線障害特別委員会(CISPR)により
国際的に検討されており、150KHzから規制値が検
討されている。150KHzからは、インバータ電源の
動作周波数の第3から第5高調波がこれに当たり、また
これらの周波数を抑制するには、むつかしい周波数帯で
もある。従って一般にインバータ電源の動作周波数は2
0KHzから100KHzであり、これらの3倍から5
倍が高調波雑音となるため、20KHzの3倍で約50
KHz、100KHzの5倍で500KHzとなる。従
って50KHzから500KHzにfCやffを設定す
るのが有効である。
【0015】また、ffを50KHzから500KHz
に設定し、fcをインバータ電源の動作周波数の1から
5倍に設定したり、逆にfcを50KHzから500K
Hzとし、ffをインバータ電源の動作周波数の1から
5倍に設定してもよい。
【0016】以上のようにすれば、平滑コンデンサを大
きくし、その結果、突入電流の発生も防止でき、さらに
チョークコイルやコモンモードフィルタコイルの寸法を
大きくする必要もなく、コストアップも防止できる。さ
らにアースコンデンサの容量も大きくする必要もない。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、商用電源を整流するダ
イオードブリッジと負荷への供給電力を制御するための
スイッチング素子とこのスイッチング素子の動作で生じ
る雑音を抑制するチョークコイルとチョークコイルに並
列に接続されたチョーク用共振コンデンサとより成るイ
ンバータ電源と、負荷電流に対しては対なるコイルで誘
起される磁束がお互いに打ち消し合いリアクタンス負荷
として影響を及ぼすことなくアース−ライン間に発生す
るコモンモード雑音に対してリアクタンス負荷として働
くコモンモードフィルタコイルと、コモンモードの端子
雑音を低減するべく抑制したい周波数に対して共振させ
ることによりインピーダンスが大きくなって雑音を抑制
する効果を得ることができるように前記コモンモードフ
ィルタコイルの各コイルに並列に接続されたコモンモー
ドフィルタ用共振コンデンサとを備え、前記チョークコ
イルのインダクタンスLCと前記チョークコイルのイン
ダクタンスLCと前記チョーク用共振コンデンサの容量
CC、および前記コモンモードフィルタコイルのインダ
クタンスLfと前記コモンモードフィルタ用共振コンデ
ンサの容量Cfとの各相関関係を
【0018】
【数5】
【0019】とし、ffの値を50KHzから500K
Hzに設定し、かつfcの値をインバータ電源の動作周
波数の1から5倍に設定する構成とする。これは、LC
とCCおよびLfとCfをそれぞれ抑制したい周波数に
対して共振させることによりインピーダンスが大きくな
って雑音を抑制する効果を得ることができる。
【0020】また、商用電源を整流するダイオードブリ
ッジと負荷への供給電力を制御するためのスイッチング
素子と前記スイッチング素子の動作で生じる雑音を制御
するチョークコイルと前記チョークコイルに並列に接続
したチョーク用共振コンデンサとを有するインバータ電
源と、負荷電流に対しては対なるコイルで誘起される磁
束がお互いに打ち消し合いリアクタンス負荷として影響
を及ぼすことなくアース−ライン間に発生するコモンモ
ード雑音に対してリアクタンス負荷として働くコモンモ
ードフィルタコイルと、コモンモードの端子雑音を低減
するべく抑制したい周波数に対して共振させることによ
りインピーダンスが大きくなって雑音を抑制する効果を
得ることができるように前記コモンモードフィルタコイ
ルの各コイルに並列に接続されたコモンモードフィルタ
用共振コンデンサとを備え、前記チョークコイルのイン
ダクタンスLCと前記チョークコイルのインダクタンス
LCと前記チョーク用共振コンデンサの容量CC、およ
び前記コモンモードフィルタコイルのインダクタンスL
fと前記コモンモードフィルタ用共振コンデンサの 容量
Cfとの各相関関係を
【0021】
【数6】
【0022】とし、ffの値をインバータ電源の動作周
波数の1から5倍に設定しかつfcを50KHzから5
00KHzに設定する構成とする。これは、LCとCC
およびLfとCfをそれぞれ抑制したい周波数に対して
共振させることによりインピーダンスが大きくなって雑
音を抑制する効果を得ることができる。
【0023】そして、fCとffを異なる値に設定する
ことにより、抑制できる周波数の範囲が広がり、広帯域
に亘りノイズを抑制する効果が得られる。
【0024】さらにfCやffをインバータ電源の高調
波成分として大きい第1から第5高調波の周波数に設定
することにより、インバータ電源より発生する雑音を有
効に抑制できる。
【0025】また、fCやffを50KHzから500
KHzに設定するのも有効である。これは、端子雑音の
規制値が国際的に検討されており、150KHz以上か
ら規制される。この周波数の雑音は抑制するのがむずか
しく、特にインバータ電源の第3から第5高調波がこれ
に当たり、周波数としては約50KHzから500KH
zとなる。
【0026】さらに、fcとffのそれぞれをインバー
タ電源動作周波数の1から5倍の周波数と50KHzか
ら500KHzの周波数を組み合わせて設定することも
有効に雑音を抑制できる。
【0027】そして、平滑コンデンサやチョークコイ
ル、コモンモードフィルタコイルやアースコンデンサ等
を大きくする必要もない。
【0028】
【実施例】 以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0029】図1は、本発明のインバータ電源を使用し
た電気機器としての電子レンジの回路図を示す。また、
図中の端子雑音フィルタ16およびチョークコイル9と
チョーク用共振コンデンサ17より構成されるチョーク
回路をそれぞれ図2の(a)および(b)に示す。
【0030】図1において、商用電源から入力させた電
力は端子雑音フィルタ16を通過してインバータ電源1
8に入力される。入力された電力はダイオードブリッジ
3により整流し、直流交換する。この直流交換された電
力を、発振回路を構成する発振コンデンサ4とトランス
5へ供給し、その電力供給量をスイッチング素子6によ
って制御する。スイッチング素子6は制御回路15から
の信号によって動作する。制御回路15は負荷への電力
供給量に対応して、スイッチング素子6のON−OFF
の動作周波数やデューティを制御する。トランス5によ
り昇圧された電力は負荷としてマグネトロン7に供給さ
れる。一般にこのようなインバータ電源の動作周波数
は、20KHzから100KHz程度のものが用いられ
る。このスイッチング素子6のON−OFF動作に伴っ
てインバータ電源の入力電流にそのために発生する雑音
や脈流が生じる。その波形を図3(a)に示す。商用電
源の周波数50/60Hzに脈流が重畳された電波が流
れ、端子雑音も大きく発生する。
【0031】本発明は、この端子雑音を低減するため
に、チョークコイル9とこれに並列に接続されたチョー
ク用共振コンデンサ17より成るチョーク回路と、端子
雑音フィルタ16のコモンモードフィルタコイル12と
このコモンモードフィルタコイルの各巻線に並列にコモ
ンモードフィルタ用共振コンデンサ19、20を接続
し、それぞれのインダクタンスや容量を適切に設定する
ことにより図3(b)のように雑音や脈流を小さくする
ことができる。
【0032】まず、チョークコイル9とチョーク用共振
コンデンサ17より成るチョーク回路を説明する。回路
構成を図2(b)に示す。チョークコイル9の外観を図
4に示す。コアにコイルを巻いたもので、脈流や雑音の
抑制能力を上げるには、寸法やコイルの巻数を増加する
方法があるが、大形となり重量も大きく、又コストも上
がってしまう。そこで、チョークコイル9に並列にチョ
ーク用共振コンデンサ17を接続することで、適切な抑
制能力を有するものが実現できる。チョークコイル9の
インダクタンスLCとチョーク用共振コンデンサ17の
容量CCの合成インピーダンスZCは、LCとCCの並
列回路となり、
【0033】
【数7】
【0034】となる。このとき、1−(2πfC)2C
CLC=0、すなわち
【0035】
【数8】
【0036】となるとき、インピーダンスZCは無限大
となり、その周波数fCに対する雑音の抑制効果が極め
て大きい。従ってfCの値を端子雑音の抑制するのに有
効な周波数に設定すれば、大きなチョークコイル9を必
要としない。
【0037】もう一つの端子雑音フィルタ16を説明す
る。回路構成を図2(a)に示す。AC1、AC2の入
力側から商用電源が入力され、AC3、AC4の出力側
から負荷としてインバータ電源18へ供給される。12
はコモンモードフィルターコイルであり、図5にその外
観図を示す。各ラインのコイル巻線が一つの環状のコア
に巻かれており、その働きは負荷電流に対しては対なる
コイルで誘起される磁束がお互いに打ち消し合いリアク
タンス負荷として影響を及ぼすことはないが、ライン−
アース間に発生するコモンモードノイズに対しては誘導
性リアクタンスとして働き、雑音の外部への漏洩を阻止
する。19および20はコモンモードフィルタ用共振コ
ンデンサであり、コモンモードフィルタコイル12の各
コイルに並列の接続されている。そして、コモンモード
フィルタコイル12のインダクタンスLfとコモンモー
ドフィルタ用共振コンデンサ19および20の容量Cf
の合成インピーダンスZfはLfとCfの並列回路とな
り、
【0038】
【数9】
【0039】となる。この時1−(2πff)2CfL
f=0すなわち
【0040】
【数10】
【0041】となる時、インピーダンスZfは無限大と
なり、その周波数ffに対する雑音の阻止する効果が極
めて大きい。従って雑音を抑制するのに有効な周波数f
fに対してLfとCfを設定すれば大きなコモンモード
フィルタコイル12を必要としない。
【0042】図6は、本発明の実施例のインバータ電源
11を使用した電気機器のチョーク回路のインピーダン
スZCと端子雑音フィルタのインピーダンスZfのそれ
ぞれの周波数特性を示す。横軸に周波数を対数目盛で示
し、縦軸にインピーダンスを示す。ZCはfCで最大と
なり、Zfはffで最大となる。そして、fCとffを
異なる値にすることによって、ZfとZCの合成インピ
ーダンスZCfは図6に示す様に広い周波数範囲で高い
値となる。その結果、雑音を抑制する周波数の範囲が広
がる効果が得られる。
【0043】図7は、端子雑音のスペクトル図であり、
横軸に周波数を対数目盛で表わし、縦軸に端子雑音電圧
を示す。縦軸は、1μVをOdBμVとし、V(dBμ
V)=20logV(μV)の値を示す。図中で点線で
示す値は、雑音規制値として検討されている値で国際的
に国際無線障害特別委員会(CISPR)にて検討され
ている。従ってこれより小さくしておく必要がある。ま
た、本発明と従来との端子雑音のスペクトルを示す。
(a)が本発明のもので、(b)が従来のものを示す。
(a)は、fcを60KHz、ffを200KHzに設
定した時の端子雑音である。(a)は(b)に比較して
500KHz以下では小さいが、500KHz以上では
返って大きくなっている。しかし、(a)の方が規制値
に対して高い値を示す周波数に対して効果があるため、
全体として規制値を満足している。
【0044】規制値は図7に示す様に150KHz以上
であるため、fcやffを決定する際、インバータ電源
11の動作周波数や雑音の発生する周波数を考慮して最
適値に設定すべきである。
【0045】また、広い周波数範囲を抑制するため、f
cとffを異なる値に設定することが有効である。
【0046】また、fcやffをインバータ電源の動作
周波数の高調波として、特に第1から第5高調波に設定
することもインバータ電源から発生する雑音を有効に抑
制できる。
【0047】また、fcやffを50KHzから500
KHzに設定することも有効である。これは、端子雑音
の規制が150KHzからであり、この値はインバータ
電源11の動作周波数の第3から第5高調波がこれに当
たり、またこれらよりその付近の周波数雑音も発生す
る。これらの周波数は抑制するのがむづかしい周波数帯
でもある。従って一般にインバータ電源11の動作周波
数は20KHzから100KHzであり、20kHzの
3倍で約50kHz、100kHzの5倍で500kH
zとなる。従って50kHzから500kHzにfcや
ffを設定するのが有効である。
【0048】また、ffを50kHzから500kHz
に設定し、fcをインバータ電源11の動作周波数の1
から5倍に設定したり、逆んいfcを50kHzから5
00kHzに設定したffをインバータ電源11の動作
周波数の1から5倍に設定しても、有効に雑音抑制能力
が得られる。
【0049】また、50kHzから500kHzに設定
することにより、高調波のみでなく、高調波によって発
生する異なる周波数の雑音に対しても有効である。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明のインバータ電源を
使用した電気機器においては、平滑コンデンサを大きく
し、その結果突入電流の発生が防止できる。また、チョ
ークコイルやコモンモードフィルタコイルの寸法を大き
くする必要もない。さらにアースコンデンサの容量を大
きくする必要もなく、機器が接地されていない時に人が
機器に触れても異常を感じない。
【0051】また、広い周波数範囲に亘り、強力に雑音
を抑制する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインバータ電源を使用した
電気機器としての電子レンジの回路図
【図2】(a)同インバータ電源を使用した電気機器の
端子雑音フィルタの回路図 (b)同インバータ電源を使用した電気機器のチョーク
回路の回路図
【図3】(a)従来の電子レンジのインバータ電源の入
力電流波形図 (b)本発明のインバータ電源を用いた電子レンジのイ
ンバータ電源の入力電流波形図
【図4】チョークコイルの外観図
【図5】コモンモードフィルタコイルの外観図
【図6】本発明の一実施例のインバータ電源を使用した
電気機器の端子雑音フィルタとチョーク回路の周波数に
対するインピーダンス特性を示すグラフ
【図7】同インバータ電源を使用した電気機器の端子雑
音の強さを比較するための雑音スペクトル図
【図8】従来のインバータ電源を使用した電気機器とし
ての電子レンジの回路図
【符号の説明】18 インバータ電源 3 ダイオードブリッジ 6 スイッチング素子 9 チョークコイル 12 コモンモードフィルタコイル 17 チョーク用共振コンデンサ 19、20 コモンモードフィルタ用共振コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−316649(JP,A) 特開 平5−198444(JP,A) 特開 平7−245958(JP,A) 特開 平7−192860(JP,A) 特開 昭63−217813(JP,A) 特開 昭61−102122(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 1/12 H02M 7/06 H02M 7/48 H03K 17/16 H05B 6/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を整流するダイオードブリッジ
    と負荷への供給電力を制御するためのスイッチング素子
    と前記スイッチング素子の動作で生じる雑音を制御する
    チョークコイルと前記チョークコイルに並列に接続した
    チョーク用共振コンデンサとを有するインバータ電源
    と、負荷電流に対しては対なるコイルで誘起される磁束
    がお互いに打ち消し合いリアクタンス負荷として影響を
    及ぼすことなくアース−ライン間に発生するコモンモー
    ド雑音に対してリアクタンス負荷として働くコモンモー
    ドフィルタコイルと、コモンモードの端子雑音を低減す
    るべく抑制したい周波数に対して共振させることにより
    インピーダンスが大きくなって雑音を抑制する効果を得
    ることができるように前記コモンモードフィルタコイル
    の各コイルに並列に接続されたコモンモードフィルタ用
    共振コンデンサとを備え、前記チョークコイルのインダ
    クタンスLCと前記チョークコイルのインダクタンスL
    Cと前記チョーク用共振コンデンサの容量CC、および
    前記コモンモードフィルタコイルのインダクタンスLf
    と前記コモンモードフィルタ用共振コンデンサの容量C
    fとの各相関関係を 【数1】 とし、ffの値を50KHzから500KHzに設定
    し、かつfcの値をインバータ電源の動作周波数の1か
    ら5倍に設定したインバータ電源を使用した電気機器。
  2. 【請求項2】 商用電源を整流するダイオードブリッジ
    と負荷への供給電力を制御するためのスイッチング素子
    と前記スイッチング素子の動作で生じる雑音を制御する
    チョークコイルと前記チョークコイルに並列に接続した
    チョーク用共振コンデンサとを有するインバータ電源
    と、負荷電流に対しては対なるコイルで誘起される磁束
    がお互いに打ち消し合いリアクタンス負荷として影響を
    及ぼすこと なくアース−ライン間に発生するコモンモー
    ド雑音に対してリアクタンス負荷として働くコモンモー
    ドフィルタコイルと、コモンモードの端子雑音を低減す
    るべく抑制したい周波数に対して共振させることにより
    インピーダンスが大きくなって雑音を抑制する効果を得
    ることができるように前記コモンモードフィルタコイル
    の各コイルに並列に接続されたコモンモードフィルタ用
    共振コンデンサとを備え、前記チョークコイルのインダ
    クタンスLCと前記チョークコイルのインダクタンスL
    Cと前記チョーク用共振コンデンサの容量CC、および
    前記コモンモードフィルタコイルのインダクタンスLf
    と前記コモンモードフィルタ用共振コンデンサの容量C
    fとの各相関関係を 【数2】 とし、ffの値をインバータ電源の動作周波数の1から
    5倍に設定しかつfcを50KHzから500KHzに
    設定したインバータ電源を使用した電気機器。
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