JPH0877333A - 電子ファイリング装置 - Google Patents

電子ファイリング装置

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JPH0877333A
JPH0877333A JP6215792A JP21579294A JPH0877333A JP H0877333 A JPH0877333 A JP H0877333A JP 6215792 A JP6215792 A JP 6215792A JP 21579294 A JP21579294 A JP 21579294A JP H0877333 A JPH0877333 A JP H0877333A
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JP6215792A
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Inventor
Shigehiro Kajiwara
茂弘 梶原
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定型フォームを持つ原稿の読み込みイメージか
らフォームイメージを削除し、記憶デ―タ量の低減を図
る。 【構成】定型フォ―ムを有する原稿をイメージ入力して
格納する場合には、その原稿のフォ―ムイメージがあら
かじめ主記憶装置123に登録され、そのフォ―ムイメ
ージとスキャナ装置11から読み取った読み込みイメ―
ジとの差分イメージがEXOR演算などによって求めら
れる。そして、その差分イメージが圧縮されて格納され
る。これにより、入力した読み込みイメージからそれに
含まれるフォームイメージを除去することができ、定型
フォームの罫線や文字などを除く情報だけをイメージデ
ータとして格納することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は文字や図形などをスキ
ャナ等によってイメージ入力し、そのイメ―ジを記憶装
置に圧縮して格納する電子ファイリング装置に関し、特
に定型フォームを持つ原稿上に記入された文字または図
形をイメージ入力して格納する電子ファイリング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、官公庁や各種企業等において
は、申請書・許可証などを初めとする種々の書類が扱わ
れており、その量は増加する一方である。そこで、最近
では、この種の書類に書かれた情報を電子ファイリング
装置によって記憶及び管理する試みがなされている。
【0003】この種の書類の殆どは、帳票のようにある
定型フォ―ムを有する原稿であり、罫線などによって規
定された領域に見出しなどの文字が定型フォ―ムとして
印刷されており、そこに文字や図形などを書き込む形式
となっている。
【0004】このような用紙を電子ファイリング装置に
よってイメージ情報として記憶及び管理する場合には、
記入された文字や図形だけでなく、定型フォ―ムの罫線
や見出し文字なども一緒に読み込まれてしまう。
【0005】これをそのまま圧縮してファイリングする
と、定型フォ―ムを示す罫線や見出し文字の情報が個々
の圧縮デ―タにも含まれるため、その圧縮デ―タは大き
くならざるを得ない。
【0006】これを避ける手段として、定型フォ―ムの
印刷文字をスキャナのドロップアウトカラ―で印刷する
手段が考えられる。しかし、この場合はモノクロコピ―
機でコピ―した場合はドロップアウトカラ―が全て黒に
なってしまうし、また、FAXで原稿を送った場合も黒
になってしまいドロップアウトカラ―の用をなさない。
【0007】また、既に運用している定型フォ―ムを持
つ原稿は定型フォ―ムの印刷文字にスキャナのドロップ
アウトカラ―を用いてないものが多いので、この種の原
稿については定型フォ―ムの情報がそのまま読み取られ
ることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来では、定型フォー
ムを持つ原稿上に記入された文字または図形をイメージ
入力して格納する場合には、定型フォ―ムの印刷文字も
スキャナによって一緒に読み取られてしまい、これによ
って記憶データ量が増大する欠点があった。
【0009】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、定型フォームの罫線や文字などを除く情報だけ
をイメージデータとして格納できるようにし、記憶デー
タ量を大幅に低減することができる電子ファイリング装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】この発明によ
る電子ファイリング装置は、所定の定型フォームを持つ
原稿上に記入された文字または図形をイメージ入力する
入力手段と、前記定型フォームを示すイメージ情報が格
納されるフォームイメージ記憶手段と、前記入力手段に
よって入力されたイメージ情報と前記フォームイメージ
記憶手段のイメージ情報との差分を演算し、前記入力し
たイメージ情報からそれに含まれる定型フォームのイメ
ージ情報を除去する差分演算手段と、この差分演算によ
って得られるイメージ情報を圧縮して記憶装置に格納す
るイメージ圧縮手段とを具備すること特徴とする。
【0011】この電子ファイリング装置においては、定
型フォ―ムを有する原稿をイメージ入力する場合には、
そのフォ―ムイメージがあらかじめ記憶装置に登録さ
れ、そのフォ―ムイメージとスキャナなどから読み取っ
た読み込みイメ―ジとの差分が演算される。そして、そ
の差分イメージが圧縮されて格納される。これにより、
入力したイメージ情報からそれに含まれる定型フォーム
のイメージ情報を除去することができ、定型フォームの
罫線や文字などを除く情報だけをイメージデータとして
格納することが可能となる。
【0012】扱うイメ―ジが2値画像の場合には、入力
したイメージデ―タとフォ―ムデ―タとのエクスクル―
シブOR(EXOR)を求める事によって、それらの差
分を求めることができる。
【0013】しかし、通常スキャナから入力されたイメ
―ジは読み取り毎に用紙の位置・角度が少しずつ変わっ
てしまう。これは入手で紙をスキャナ上に置く場合は避
けられないし、ADF(自動原稿送り装置)を用いても
機械の紙送り誤差は避けられない。読みとり原稿とフォ
―ムの位置がずれた場合、エクスクル―シブORをとっ
てもフォ―ムの情報がうまく除去できず、かえってデ―
タ量を増やしてしまう結果になることも考えられる。
【0014】このため、スキャナから読みとり原稿のイ
メージとフォームイメージとの位置合わせを行い、その
後にそれらの差分を求めることが好ましい。位置合わせ
の手段としては、読み込んだイメ―ジとフォ―ムのイメ
―ジを両方画面に表示してマウス等のボインティングデ
バイスを用いて人手で実施する手法を利用できる。ま
た、入力イメージとフォームイメージの少なくとも一方
を所定間隔単位で順次水平および垂直方向に移動、また
は回転させながらそれらイメージの差分を演算し、この
差分によって得られるイメージ情報量が最小になる時の
位置情報を用いて自動的に位置合わせを行うこともでき
る。
【0015】更に、フォ―ムイメ―ジに対し、その各画
素を大きく拡大し、そのデ―タで入力イメ―ジをマスク
することによって差分を取ることもできる。この場合、
読みとり原稿とフォ―ムの位置が多少ずれていても、位
置合わせを行うこと無く、フォ―ム情報を除去する事が
できる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1には、この発明の一実施例に係る電子ファ
イリング装置のシステム構成が示されている。この電子
ファイリング装置は、文書や図面などの紙を用いた情報
を電子化してファイリングする装置であり、図示のよう
に、スキャナ装置11、コンピュータ本体12、および
外部記憶装置13から構成されている。
【0017】スキャナ装置11は、入力対象の原稿に書
かれた文字や図形などを読み込む装置であり、その紙面
上を走査して光電変換により画像データを取り込む。こ
の場合、定型フォ―ムを持つ原稿を使用した場合には、
その原稿に印刷されている罫線や見出し文字などの定型
フォ―ムの情報も一緒に読み取られる。
【0018】コンピュータ本体12は、スキャナ装置1
1から入力されたイメージデータを圧縮して外部記憶装
置13に格納したり、外部記憶装置13に格納されたイ
メージデータの検索、およびその検索したイメージデー
タを伸張して画面表示またはプリンアウトするなどの画
像処理を行うためのものであり、図示のように、CPU
121、スキャナインタフェース122、主記憶装置1
23、キー入力装置124、および表示装置125など
を含んでいる。これらは、システムバス126に接続さ
れている。
【0019】CPU121は、主記憶装置123に格納
された電子ファイリングプログラムを実行する事によっ
て、電子ファイリング操作のために必要となる電子ファ
イリング装置全体の動作を制御する。定型フォ―ムを持
つ原稿のイメージデータがスキャナ装置11から入力さ
れた場合には、CPU121は、そのイメージデータの
圧縮を行う前に、そのイメージデータから罫線や見出し
文字などの定型フォ―ムの情報を取り除くための演算処
理を実行する。
【0020】この演算処理では、スキャナ装置11から
入力された読み込みイメージと、主記憶装置123に予
め格納されている定型フォ―ムを示すフォームイメージ
との差分が求められる。そして、この差分により得られ
た差分イメージが、圧縮された後に外部記憶装置13に
格納される。
【0021】スキャナインタフェース122は、スキャ
ナ装置11をシステムバス126に接続するためのイン
タ―フェ―スであり、CPU121からのコマンドをス
キャナ装置11に転送したり、スキャナ装置11から転
送されるイメージデータを主記憶装置123に、読み込
みイメージとして格納するなどの処理を行う。
【0022】主記憶装置123には、CPU121によ
って実行される電子ファイリングプログラムや、スキャ
ナ装置11からの読み込みイメ―ジ、定型フォ―ムのフ
ォームイメ―ジ、差分演算の結果得られる差分イメ―ジ
等が格納される。
【0023】キー入力装置124は、例えばキーボー
ド、マウスなどから構成されており、イメージデータを
外部記憶装置13に書き込む際のタイトル名の入力など
を行う。表示装置125は、各種操作ガイダンスや検索
されたイメージデータの表示などを行う。
【0024】外部記憶装置13は、圧縮されたイメージ
を格納するための大容量のファイリング装置であり、例
えば光ディスク装置などから構成されている。次に、図
2および図3を参照して、図1の電子ファイリング装置
の動作を説明する。
【0025】図2は、定型フォームを持つ原稿を読み込
んでから外部記憶装置13に格納するまでに行われる一
連の動作手順を示すフローチャートであり、また、図3
は定型フォームを持つ原稿の読み込みイメージ、フォー
ムイメージ、およびそれらの差分イメージの一例であ
る。
【0026】まず、定型フォームを持つ原稿がスキャナ
装置11によって読み取られ、その原稿のイメージデー
タがスキャナインタフェース122を介して主記憶装置
123のバッファ部に、読み込みイメージとして格納さ
れる(ステップS11)。この場合、読み取られた原稿
が例えば“氏名”、“住所”の見出し文字とその記入位
置を示す罫線枠とを含む定型フォームを持つ場合には、
図3(A)に示されているように、その原稿に実際に記
入された文字“ABCDE”、“JKLMN”と一緒
に、定型フォームの文字“氏名”、“住所”と、枠線と
が読み込みイメージとして読み取られる。
【0027】次いで、その読み込みイメージとフォーム
イメージとの差分演算がCPU121によって画素単位
で順次実行され、これによって読み込みイメージとフォ
ームイメージとの差分イメージが求められる(ステップ
S12、S13)。
【0028】フォームイメージは、図3(B)に示され
ているように、その原稿に印刷された文字“氏名”、
“住所”と枠線だけから構成されている。このフォーム
イメージは、イメージ入力に先立って予め主記憶装置1
23に登録される。この登録は、未記入の原稿をスキャ
ナ装置11で読取り、その時のイメージを主記憶装置1
23に格納する事によって行われる。
【0029】読み込みイメージとフォームイメージとの
差分演算は、次の演算式(1)にしたがって実行され
る。 差分イメ―ジ = 読み込みイメ―ジ EXOR フォ―ムイメ―ジ …(1) すなわち、差分演算では、図3(A)の読み込みイメー
ジと図3(B)のフォームイメージとの画素毎のEXO
R(排他的論理和)が取られ、その結果が差分イメ―ジ
として主記憶装置123上に展開される。差分イメ―ジ
は、図3(C)に示されているように、読み込みイメー
ジからフォームイメージを除去した残りのイメージ、つ
まり文字“ABCDE”、“JKLMN”だけを含む。
【0030】演算式(1)による差分演算は、差分イメ
―ジとフォ―ムイメ―ジとをもう一度EXORすること
により、元の読み込みイメ―ジを復元することが出来る
という点で、有効である。
【0031】また、差分演算は、次の演算式(2)にし
たがって行うこともできる。 差分イメ―ジ = 読み込みイメ―ジ AND NOT(フォ―ムイメ―ジ) …(2) この差分演算は、フォ―ムイメ―ジの“1”の部分を反
転して“0”とし、これによってフォ―ムイメ―ジを読
み込みイメ―ジのマスクとして使用する方法である。こ
の方法では、差分イメ―ジの“1”の部分をより確実に
少なくできるのでイメージデータ量をさらに低減できる
が、もとのデ―タに戻すことは出来ない。
【0032】このため、もとの読み込みイメ―ジを復元
する必要がある場合については演算式(1)、復元する
必要がない場合については演算式(2)を利用する事が
好ましい。
【0033】次に、このようにして得られた差分イメー
ジは、CPU121によって例えばMR、MMRなどの
圧縮符号化によって圧縮された後に外部記憶装置13に
格納される(スップS14)。
【0034】このように、図1の電子ファイリング装置
においては、定型フォ―ムを有する原稿をイメージ入力
する場合には、読み込みイメージとフォームイメージと
の差分イメージが求められ(図1のパス1)、その差分
イメージが圧縮されて外部記憶装置13に格納される
(図1のパス2)。したがって、読み込みイメージから
それに含まれる定型フォームのフォームイメージを除去
することができ、定型フォームの罫線や文字などを除く
情報だけをイメージデータとして保存する事ができる。
よって、記憶データ量を大幅に低減することが可能とな
る。
【0035】図4には、この発明の第2実施例の電子フ
ァイリング装置が示されている。この電子ファイリング
装置は、図1の電子ファイリング装置と同様にスキャナ
装置11、コンピュータ本体12、および外部記憶装置
13を備えており、読み込みイメージとフォームイメー
ジとの差分イメージをコンピュータ本体12のCPU1
21によって求める構成であるが、ここでは、さらに、
読み込みイメージとフォームイメージとの位置合せ処理
もCPU121によって行われるように構成されてい
る。
【0036】すなわち、通常、スキャナ装置11から入
力されたイメ―ジは、その読み取り毎に原稿の用紙の位
置・角度が少しずつ変わってしまう。これは入手で紙を
スキャナ装置11上に置く場合は避けられないし、AD
F(自動原稿送り装置)を用いても機械の紙送り誤差は
避けられない。読み取り原稿とフォ―ムの位置がずれた
場合、読み込みイメージとフォームイメージとの差分を
とってもフォ―ムの情報がうまく除去できず、かえって
デ―タ量を増やしてしまう結果も考えられる。
【0037】そこで、この第2実施例では、読み込みイ
メージとフォームイメージとの差分演算を行う前に、読
み込みイメージとフォームイメージとの位置合せが行わ
れるように構成されている。
【0038】すなわち、まず、定型フォームを持つ原稿
がスキャナ装置11によって読み取られると、その原稿
のイメージデータがスキャナインタフェース122を介
して主記憶装置123のバッファ部に、読み込みイメー
ジとして格納される。次いで、その読み込みイメージを
水平・垂直方向に移動、または回転させることにより、
読み込みイメージとフォームイメージとの位置合せのた
めの補正がCPU121によって行われる(パス1)。
そして、その位置補正後の読み込みイメージとフォーム
イメージとの差分演算が第1実施例と同様にしてCPU
121によって画素単位で順次実行され、これによって
読み込みイメージとフォームイメージとの差分イメージ
が求められる(パス2)。この後、差分イメージは、C
PU121によって圧縮されてから外部記憶装置13に
格納される(パス3)。
【0039】ここで、読み込みイメージの位置補正処理
について説明する。この位置補正処理は、人手を用いて
実施する方法と、自動的に実施する方法との2通りあ
る。人手を用いる場合には、読み込みイメージの位置補
正は図5のフローチャートに示す手順に従って、次のよ
うに実行される。
【0040】すなわち、まず、読み込みイメ―ジとフォ
―ムイメ―ジの両方が表示装置125の表示画面上に表
示される(ステップS21)。次いで、キー入力装置1
24のマウスのドラッキング操作などによりユーザによ
って指定される座標値にしたがって、読み込みイメ―ジ
が画面上で移動または回転される(ステップS22)。
そして、読み込みイメ―ジの位置が確定されると、読み
込みイメ―ジの画面上の移動または回転量にしたがって
水平および垂直方向のずれ量、および傾き量が検出され
る(ステップS23)。この後、その検出した水平およ
び垂直方向のずれ量、および傾き量に従って主記憶装置
123上の読み込みイメージの位置が補正されて、位置
補正後の読み込みイメージが主記憶装置123に再度書
き込まれる(ステップS24)。
【0041】次に、図6のフローチャートを参照して、
位置補正処理を自動的に実施する場合の手順を説明す
る。まず、主記憶装置123上の読み込みイメージを1
ドット分だけ水平方向または垂直方向に移動、または所
定の角度だけ回転させ、その位置における読み込みイメ
ージとフォームイメージとの差分イメ―ジに含まれる
“1”の数が求められる(ステップS31、S32)。
この操作は、ある決められた移動/回転量に達するまで
繰り返し行われ(ステップS33)、これによって移動
または回転された位置毎に差分イメ―ジに含まれる
“1”の数が求められる。
【0042】読み込みイメージを移動させながら差分イ
メ―ジを算出する原理を図7に示す。ここでは、イメー
ジAが読み込みイメージであり、イメージBがフォーム
イメージである。まず、イメージAを水平方向(主走査
方向)に1ドットずつずらしながらその都度イメージB
との差分イメ―ジを得、その差分イメ―ジに含まれる
“1”の数を数える。そしてある範囲まで主走査方向に
ずらし終わったら、今度は垂直方向(副走査方向)に1
ラインずらし、再び主走査方向に1ドットずつずらしな
がら都度差分イメ―ジを得て“1”の数を数える。所定
の範囲を走査し終わったらその中で“1”の数が最小に
なったときの、水平および垂直方向の移動量を求める。
【0043】読み込みイメージを回転させながら差分イ
メ―ジを算出する場合には、図8に示されているよう
に、イメ―ジAを微少角ずつ回転させ、その都度イメ―
ジBとの差分イメ―ジを得て、“1”の数を数える。所
定の範囲を回転し終わったらその中で“1”の数が最小
になるときの回転角を求める。
【0044】このようにして、差分イメ―ジに含まれる
“1”の数が最小となる移動量、回転角が検出される
と、その値から読み込みイメ―ジの水平および垂直方向
のずれ量、および傾き量が検出される(ステップS3
4)。この後、その検出した水平および垂直方向のずれ
量、および傾き量に従って主記憶装置123上の読み込
みイメージの位置が補正されて、位置補正後の読み込み
イメージが主記憶装置123に再度書き込まれる(ステ
ップS35)。
【0045】なお、読み込みイメージの移動と回転を組
み合わせて用いる事も可能であり、この場合には、例え
ば移動によってイメ―ジAのずれ量を検出した後、その
ずれ量だけイメ―ジAの位置を補正した状態で、回転に
よってイメ―ジAの傾きを求めればよい。もちろん、回
転によって傾きを求め、それを補正した後に移動によっ
てイメ―ジAのずれ量を検出してもよい。
【0046】また、第2実施例のような位置合せを行う
代わりに、フォームイメージの画素を拡大して図9
(B)に示すようなマスク用イメージを生成して、それ
を主記憶装置123に格納しておき、前述の演算式
(2)を用いて、読み込みイメージをそのマスク用イメ
ージによってマスクすることによって差分イメージを生
成しても良い。
【0047】このようにすると、フォームイメージによ
るマスク範囲が拡大され、読み込みイメージのずれが少
なければ、位置合わせを行うこと無く、フォ―ム情報を
除去する事ができる。
【0048】なお、図9(B)のマスク用イメージは、
例えは、図9(A)のフォームイメージを左右方向に−
3/−2/−1/0/1/2/3ドット、上下方向に−
3/−2/−1/0/1/2/3ラインずらした各イメ
ージをORすることにより得る事ができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、特定のフォ―ムに則ったイメ―ジを圧縮する場合
に、そのフォ―ムのイメ―ジを読み込みイメ―ジから除
去して圧縮することができ、デ―タ量を減らすことが出
来る。また、圧縮デ―タを他の装置に送信する場合に
も、1原稿当たりのデータ量が少ないので送信時間の短
縮・送信費用の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の電子ファイリング装置
の構成を示すブロック図。
【図2】同第1実施例のイメージ格納処理の動作手順を
示すフローチャート。
【図3】同第1実施例のイメージ格納処理で用いられる
読み込みイメージとフォームイメージの一例を示す図。
【図4】この発明の第2実施例の電子ファイリング装置
の構成を示すブロック図。
【図5】同第2実施例のイメージ格納処理で行われる位
置合わせ動作の一例を示すフローチャート。
【図6】同第2実施例のイメージ格納処理で行われる位
置合わせ動作の他の例を示すフローチャート。
【図7】同第2実施例において読み込みイメージを水平
/垂直方向に移動させて位置合わせを行う場合の動作原
理を示す図。
【図8】同第2実施例において読み込みイメージを回転
させて位置合わせを行う場合の動作原理を示す図。
【図9】同第1または第2実施例において使用可能なマ
スク用イメージの一例を示す図。
【符号の説明】
11…スキャナ装置、12…コンピュータ本体、13…
外部記憶装置、121…CPU、122…スキャナイン
タフェース、123…主記憶装置、124…キー入力装
置、125…表示装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の定型フォームを持つ原稿上に記入
    された文字または図形をイメージ入力する入力手段と、 前記定型フォームを示すイメージ情報が格納されるフォ
    ームイメージ記憶手段と、 前記入力手段によって入力されたイメージ情報と前記フ
    ォームイメージ記憶手段のイメージ情報との差分を演算
    し、前記入力したイメージ情報からそれに含まれる定型
    フォームのイメージ情報を除去する差分演算手段と、 この差分演算によって得られるイメージ情報を圧縮して
    記憶装置に格納するイメージ圧縮手段とを具備すること
    特徴とする電子ファイリング装置。
  2. 【請求項2】 前記入力手段によって入力されたイメー
    ジ情報の水平および垂直方向のずれ量、および傾き量を
    検出し、この検出結果にしたがって前記入力手段によっ
    て入力されたイメージ情報と前記フォームイメージ記憶
    手段のイメージ情報との位置合わせを行う位置合わせ手
    段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電
    子ファイリング装置。
  3. 【請求項3】 前記位置合わせ手段は、 前記入力手段によって入力されたイメージ情報と前記フ
    ォームイメージ記憶手段のイメージ情報を画面表示する
    手段と、 前記入力手段によって入力されたイメージ情報または前
    記フォームイメージ記憶手段のイメージ情報を、所定の
    座標入力操作にしたがって画面上で移動または回転させ
    る手段と、 前記画面上の移動または回転量にしたがって前記入力手
    段によって入力されたイメージ情報の水平および垂直方
    向のずれ量、および傾き量を検出する手段とを含むこと
    を特徴とする請求項2記載の電子ファイリング装置。
  4. 【請求項4】 前記位置合わせ手段は、 前記入力手段によって入力されたイメージ情報と前記フ
    ォームイメージ記憶手段の少なくとも一方を所定間隔単
    位で順次水平および垂直方向に移動、または回転させ、
    移動または回転された各位置毎にそれらイメージ情報間
    の差分を演算する手段と、 この差分演算によって得られるイメージ情報量が最小に
    なる時の位置情報に従って、前記入力手段によって入力
    されたイメージ情報の水平および垂直方向のずれ量、お
    よび傾き量を検出する手段とを含むことを特徴とする請
    求項2記載の電子ファイリング装置。
  5. 【請求項5】 所定の定型フォームを持つ原稿上に記入
    された文字または図形をイメージ入力する入力手段と、 前記定型フォームを示すイメージ情報の各画素サイズを
    拡大することによって得られたイメージ情報が格納され
    るフォームイメージ記憶手段と、 前記入力手段によって入力されたイメージ情報と前記フ
    ォームイメージ記憶手段のイメージ情報との差分を演算
    し、前記入力したイメージ情報からそれに含まれる定型
    フォームのイメージ情報を除去する差分演算手段と、 この差分演算によって得られるイメージ情報を圧縮して
    記憶装置に格納するイメージ圧縮手段とを具備すること
    特徴とする電子ファイリング装置。
  6. 【請求項6】 前記差分演算手段は、 前記入力手段によって入力されたイメージ情報を前記フ
    ォームイメージ記憶手段のイメージ情報によってマスク
    するための演算を行うことを特徴とする請求項5記載の
    電子ファイリング装置。
JP6215792A 1994-09-09 1994-09-09 電子ファイリング装置 Pending JPH0877333A (ja)

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JP6215792A Pending JPH0877333A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 電子ファイリング装置

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JP (1) JPH0877333A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006065424A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Nec Corp データ記憶システム、データ記憶装置及びそれに用いる類似ファイル記録方法並びにそのプログラム
US7453594B2 (en) 2001-07-11 2008-11-18 Ricoh Company, Ltd. Document filing apparatus for storing information added to a document file
JP2015138479A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド Webサイトを共有する方法、電子機器およびコンピュータ・プログラム

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