JPH0877274A - 対話制御装置 - Google Patents

対話制御装置

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JPH0877274A
JPH0877274A JP21446894A JP21446894A JPH0877274A JP H0877274 A JPH0877274 A JP H0877274A JP 21446894 A JP21446894 A JP 21446894A JP 21446894 A JP21446894 A JP 21446894A JP H0877274 A JPH0877274 A JP H0877274A
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Application number
JP21446894A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitaka Hanaura
敏孝 花浦
Eiji Ueda
栄治 植田
Daisaku Suzuki
大作 鈴木
Yoshinori Imanishi
芳典 今西
Hideki Fujimori
秀樹 藤森
Tetsuo Kagawa
哲夫 香川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 対話形式で各種のサービスを提供するシステ
ムにおいて、対話のシーケンスの変更に対して柔軟に対
処し得る対話制御装置を提供する。 【構成】 対話シーケンス記憶部9は、システムがユー
ザに対して入力を促す情報の項目とその順序とを規定す
る対話シーケンスパターンを、サービスの種別ごとに記
憶している。対話シーケンス選択部8は、ユーザが選択
したサービスの種別に応じて、対話シーケンス記憶部9
に記憶された対話シーケンスパターンの中から、対応す
る1つの対話シーケンスパターンを選択する。選択され
た対話シーケンスパターンは、対話項目リスト12に設
定される。次対話動作決定部13は、対話項目リスト1
2に記憶された対話シーケンスパターンに基づき、次の
対話動作においてシステムがユーザに対して入力を促す
情報の項目を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対話制御装置に関し、
より特定的には、ユーザに対して各種サービスを提供す
るシステム内に設けられ、対話形式でユーザに対して必
要な情報の入力を促すための対話制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザに対して各種サービスを提
供するシステム(例えば、バンキングシステム)では、
ユーザがサービスを受けるために必要な情報を、対話形
式によってユーザからシステムに入力する手法が一般に
用いられている。
【0003】図12は、上記のようなシステムにおいて
用いられる、従来の対話制御装置の構成を示す概略ブロ
ック図である。以下、この図12を参照しながら、従来
の対話制御装置の制御手法について説明する。
【0004】従来の対話制御装置では、ガイダンス出力
装置24が出力したガイダンスに従ってユーザが入力し
た情報を、ユーザ入力部21を用いて受け付け、入力情
報処理部22により当該入力情報の処理を行う。対話処
理部23は、ユーザから入力された情報を判定した結果
に基づき、次の対話動作においてユーザに対して入力を
促す情報の種別を決定し、そのためのガイダンスをガイ
ダンス出力部24を用いて出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の対話制御装置では、対話において、ユーザ
から入力された情報を処理した結果、次にどのような情
報を入力させるかといった対話のシーケンスを制御する
手段と、ガイダンスの出力処理などの対話の動作を行な
う手段とが明確に区別されずに、対話処理部23として
1つのモジュールの形態で存在している。また、従来の
対話制御装置における対話処理部23は、予期される全
ての対話に対する制御を1プログラム内に記述した複雑
な制御構造を有している。
【0006】その結果、従来の対話制御装置において、
対話のシーケンスを変更するには、対話処理部23の対
話の制御構造を直接変更する必要があるため(すなわ
ち、制御プログラムを書き換える必要があるため)、対
話のシーケンスの変更に柔軟に対処できないといった問
題があった。
【0007】それゆえに、本発明の目的は、対話のシー
ケンスの変更に対して柔軟に対処し得る対話制御装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ユーザに対して各種サービスを提供するシステム内に設
けられ、対話形式でユーザに対して必要な情報の入力を
促すための対話制御装置であって、システムがユーザに
対して入力を促す情報の項目とその順序とを規定する対
話シーケンスパターンを、予めサービスの種別ごとに記
憶している対話シーケンス記憶手段と、ユーザが選択し
たサービスの種別に応じて、対話シーケンス記憶手段に
記憶された対話シーケンスパターンの中から、対応する
1つの対話シーケンスパターンを選択する対話シーケン
ス選択手段と、対話シーケンス選択手段によって選択さ
れた対話シーケンスパターンを記憶する対話項目リスト
と、対話項目リストに記憶された対話シーケンスパター
ンに基づき、次の対話動作においてシステムがユーザに
対して入力を促す情報の項目を決定する次対話動作決定
手段とを備えている。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、システムが現在ユーザに提供しているサービス
における対話の進捗状況を記憶管理する対話状態管理手
段をさらに備え、次対話動作決定手段は、対話項目リス
トに記憶された対話シーケンスパターンおよび対話状態
管理手段に記憶された対話の進捗状況に基づき、次の対
話動作においてシステムがユーザに対して入力を促す情
報の項目を決定することを特徴とする。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、システムがユーザ認証を行なうためにユーザに
対して入力を促す情報の項目とその順序とを規定するユ
ーザ認証パターンを予め記憶しているユーザ認証パター
ン記憶手段と、ユーザがシステムに入力した情報と当該
システムに予め設定されたパラメータとを参照して、ユ
ーザ認証パターン記憶手段に記憶されたユーザ認証パタ
ーンの中から1つのユーザ認証パターンを選択し、当該
選択されたユーザ認証パターンを対話項目リストに追加
設定するユーザ認証パターン決定手段とをさらに備えて
いる。
【0011】
【作用】請求項1に係る発明においては、対話シーケン
ス記憶手段は、システムがユーザに対して入力を促す情
報の項目とその順序とを規定する対話シーケンスパター
ンを、サービスの種別ごとに記憶している。対話シーケ
ンス選択手段は、ユーザが選択したサービスの種別に応
じて、対話シーケンス記憶手段に記憶された対話シーケ
ンスパターンの中から、対応する1つの対話シーケンス
パターンを選択する。選択された対話シーケンスパター
ンは、対話項目リストに設定される。次対話動作決定手
段は、対話項目リストに記憶された対話シーケンスパタ
ーンに基づき、次の対話動作においてシステムがユーザ
に対して入力を促す情報の項目を決定する。このよう
に、各サービスにおける対話シーケンスの内容は、対話
動作の制御構造に依存せず、対話シーケンス記憶手段に
記憶された対話シーケンスパターンによって規定され
る。したがって、対話シーケンスを追加、変更する場
合、対話シーケンス記憶手段に記憶された対話シーケン
スパターンを書き換えれば良く、対話動作の制御構造を
変更する必要がない。その結果、システムが提供するサ
ービスの追加、変更に伴う対話シーケンスの追加、変更
に柔軟に対処することができる。
【0012】請求項2に係る発明においては、対話状態
管理手段は、システムが現在ユーザに提供しているサー
ビスにおける対話の進捗状況を記憶管理している。次対
話動作決定手段は、対話項目リストに記憶された対話シ
ーケンスパターンおよび対話状態管理手段に記憶された
対話の進捗状況に基づき、次の対話動作においてシステ
ムがユーザに対して入力を促す情報の項目を決定する。
【0013】請求項3に係る発明においては、ユーザ認
証パターン記憶手段は、システムがユーザ認証を行なう
ためにユーザに対して入力を促す情報の項目とその順序
とを規定するユーザ認証パターンを予め記憶している。
ユーザ認証パターン決定手段は、ユーザがシステムに入
力した情報とシステムに予め設定されたパラメータとを
参照して、ユーザ認証パターン記憶手段に記憶されたユ
ーザ認証パターンの中から1つのパターンを選択し、対
話項目リストに追加設定する。これによって、対話中に
ユーザ認証を行うためのシーケンスを対話シーケンスに
追加することが可能となり、ユーザ認証を行うために対
話シーケンスを柔軟に変更することができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る対話制御装
置の構成を示すブロック図である。図1において、対話
制御装置1は、対話精査部2と、ガイダンスインデック
ス3と、ガイダンス決定部4と、対話シーケンス制御部
5とを備えている。対話精査部2は、図示しない端末ま
たは入力装置と接続され、ユーザによってシステムに入
力されたユーザ情報を解析して処理し、その処理結果を
対話シーケンス制御部5に与える。
【0015】対話シーケンス制御部5は、対話種別記憶
部6と、対話状態記憶部7と、対話シーケンス選択部8
と、対話シーケンス記憶部9と、ユーザ認証パターン決
定部10と、ユーザ認証パターン記憶部11と、対話項
目リスト12と、次対話動作決定部13とを含む。
【0016】対話種別記憶部6は、現在、ユーザがシス
テムに対して要求しているサービスの種別を記憶管理し
ている。例えば、バンキングシステムにおいては、「引
き出し」、「預け入れ」、「残高照会」、「記帳」、
「振込」といったサービスの種別があるが、対話記憶部
6は、これら複数のサービスの内、現在ユーザによって
要求されているサービスの種別がどれであるかを記憶管
理している。
【0017】対話状態記憶部7は、現在、ユーザとシス
テム間で行なわれている対話の状態(進捗状況)を記憶
管理している。例えば、バンキングシステムにおける
「振込」サービスには、“振込方法の指定”、“振込金
額の入力”、“振込相手の口座番号入力”といった複数
の操作ステップが存在するが、対話状態記憶部7は、現
在、ユーザとシステム間で行われている対話シーケンス
がどの操作ステップまで進んでいるかを記憶管理してい
る。
【0018】対話シーケンス記憶部9は、各サービスの
種別に対応する対話シーケンスのパターンを記憶管理し
ている。対話シーケンス選択部8は、対話シーケンス記
憶部9に記憶管理されている対話シーケンスのパターン
の中から、対話種別記憶部6に記憶管理されているサー
ビスの種別に対応する対話シーケンスを選択し、対話項
目リスト12に設定する。
【0019】ユーザ認証パターン記憶部11は、ユーザ
の認証を行なうために、システムがユーザに対して要求
する情報の項目の組合せのパターンを記憶管理してい
る。機密性または安全性の高いサービスを提供するため
には、ユーザ認証を必要とするが、機密性または安全性
の度合いによって、必要とされる情報項目の組み合わせ
が異なる場合がある。そのため、ユーザ認証パターン記
憶部11は、システムがユーザに対して要求する可能性
のある情報項目の組合せの全てを、パターン化して記憶
管理している。
【0020】ユーザ認証パターン決定部10は、システ
ムに入力されたユーザ情報と、対話種別記憶部6に記憶
されたサービスの種別と、対話状態記憶部7に記憶され
た対話状態と、システムに予め設定されたパラメータと
を参照して、ユーザ認証が必要か否かを判定し、必要な
場合は、ユーザ認証パターン記憶部11から1つのパタ
ーンを選択し、選択されたパターンに含まれるユーザ認
証に関する項目を、対話項目リスト12の対応する項目
に追加する。
【0021】次対話動作決定部13は、対話項目リスト
12を検索することによって、次対話動作を決定し、出
力するガイダンスを決定するために必要な情報(インデ
ックス番号)を対話制御プロセスのガイダンス決定部4
に指示する。
【0022】ガイダンス決定部4は、次対話動作決定部
13から与えられるインデックス番号に基づいて、ガイ
ダンスインデックス3を参照することにより、ユーザに
対して提供する具体的なガイダンスの内容を決定する。
ガイダンスインデックス3には、インデックス番号別
に、それぞれ対応するガイダンス内容を特定するための
ID番号が登録されている。従って、ガイダンス決定部
4は、次対話動作決定部13から与えられるインデック
ス番号に対応するID番号を、ガイダンスインデックス
3から読み出して出力する。
【0023】ガイダンス決定部4から出力されるID番
号は、ガイダンス出力部15に与えられる。ガイダンス
出力部15は、与えられたID番号に基づいて、対応す
るガイダンス情報(表示および/または音声情報)を生
成し、ユーザに対して出力する。
【0024】図2は、図1の対話シーケンス記憶部9の
データ構造を示した図である。以下、この図2を参照し
て、対話シーケンス記憶部9のデータ構造を詳細に説明
する。図2において、縦軸は、ユーザとシステムとの対
話シーケンスの種別を表している。“M”は、対話シー
ケンスの種別の最大値である。また、図2において、横
軸は、対話においてユーザにより入力が必要とされる情
報の項目を表している。
【0025】システムがユーザに対し入力を促す情報の
項目は、ユーザ認証を行なう項目と、それ以外の項目と
に大別される。本明細書では、ユーザ認証を行なう項目
をユーザ認証要求項目、それ以外の項目を一般要求項目
と呼び、ユーザ認証要求項目と一般要求項目とを合わせ
て要求項目と呼ぶ。要求項目は、図2の横軸に示される
ように、入力順に左から一般要求項目の後に、ユーザ認
証要求項目が整列されている。ここで、“N”は、一般
要求項目の最大値である。“K”は、ユーザ認証要求項
目の最大値である。したがって、要求項目の最大値は
“N+K”となる。
【0026】図2において、縦軸と横軸とが交差する各
欄は、システムがユーザに対して要求する項目の情報の
入力を促す必要性を、1と0のフラグで表現したもので
ある。すなわち、フラグが1の場合、システムは入力を
促すガイダンスをユーザに対して出力する必要がある。
一方、フラグが0の場合は、システムは入力を促すガイ
ダンスをユーザに対して出力する必要がない。
【0027】以上説明したように、対話シーケンスは、
1,0のフラグのシーケンスで表現されている。すなわ
ち、各サービスに対応する対話シーケンスは、図2に示
される形式で登録され、この図2で表されるデータを編
集することで、対話シーケンスを容易に変更することが
可能である。
【0028】図3は、図1のユーザ認証パターン記憶部
11のデータ構造を示す図である。以下、この図3を参
照して、ユーザ認証パターン記憶部11のデータ構造を
詳細に説明する。図3において、縦軸は、ユーザの認証
を行なうパターンの種類を表している。また、図3にお
いて、横軸は、ユーザ認証要求項目を表している。横軸
の各ユーザ認証要求項目は、図2における横軸の各ユー
ザ認証要求項目に対応している。
【0029】図3において、縦軸と横軸とが交差する各
欄は、ユーザ認証要求項目の入力の必要性を図2と同様
にフラグで表現したものであり、このフラグのシーケン
スのパターンをユーザ認証パターンと呼ぶ。“P”は、
このユーザ認証パターンの種類の最大値である。ユーザ
認証パターンは、ユーザ認証項目フラグの組合せで決定
されるため、Kの階乗の種類のパターンが存在する。
【0030】図4は、図1の対話制御装置における、対
話項目リスト12の決定過程を示すフローチャートであ
る。以下、この図4を参照して、対話項目リスト12の
決定過程を詳細に説明する。
【0031】まず、ユーザからシステムに対して、ユー
ザが選択したサービスの種別情報が、ユーザ情報として
入力される。この種別情報は、対話精査部2において解
析され、システムがユーザに対して提供すべきサービス
の種別が決定される。この決定結果は、対話種別記憶部
6に格納される。このようにして、システムがユーザに
対して提供するサービスの種別が決定されると、決定さ
れたサービスを行なうために必要となる情報をシステム
はユーザに対して対話を用いて入力を促す必要がある。
そこで、対話シーケンス制御部5内の対話シーケンス選
択部8は、対話種別記憶部6の格納情報に基づいて、サ
ービスの種別を判定し(ステップST1)、対話シーケ
ンス記憶部9に登録されている対話シーケンスの中か
ら、ユーザによって選択されたサービスに対応する対話
シーケンスを1つ選択し、当該選択された対話シーケン
スを対話項目リスト12に設定する(ステップST
2)。
【0032】図5は、図1の対話制御装置において、対
話項目リスト12にユーザ認証パターンを追加するアル
ゴリズムと、次動作を決定するアルゴリズムを示すフロ
ーチャートである。以下、この図5を参照して、対話項
目リスト12にユーザ認証パターンを追加する方法と、
次対話動作を決定する方法を詳細に説明する。
【0033】前回の入力要求に対するユーザからの応答
情報がシステムに入力されると(なお、最初はユーザか
らの応答情報が入力されないので、対話動作が開始する
と)、ユーザ認証パターン決定部10は、対話種別記憶
部6の格納情報に基づき、システムが現在ユーザに対し
て提供しているサービスの種別を判定し(ステップST
3)、対話状態記憶部7の格納情報に基づき、現在の対
話状態を判定する(ステップST4)。次に、ユーザ認
証パターン決定部10は、上記ステップST3,ST4
の判定結果と、対話精査部2から入力されるユーザ情報
の解析結果(最初は、入力されない)と、システムに予
め設定されたパラメータとに基づき、ユーザ認証パター
ンの取り出しが可能か否かを判断する(ステップST
5)。もし、ユーザ認証パターンの取り出しが可能であ
れば、ユーザ認証パターン決定部10は、ユーザ認証パ
ターン記憶部11から対応するユーザ認証パターンを取
得し(ステップST6)、当該ユーザ認証パターンに含
まれる認証項目を、対話項目リスト12に追加書き込み
する(ステップST7)。その後、対話シーケンス制御
部5は、ステップST8に進み、次動作決定処理を行な
う。一方、ユーザ認証パターンの取り出しが可能でなけ
れば、ユーザ認証パターン決定部10は、ユーザ認証パ
ターンの取り出しを行なわずにステップST8に進み、
次動作決定処理を行なう。
【0034】次動作決定処理において、次対話動作決定
部13は、まず、対話項目リスト12の要求項目を指し
示すインデックスカウンタ(図示せず)に1を代入して
初期化した後(ステップST8)、対話項目リスト12
に含まれるフラグ1の検索を開始する。すなわち、次対
話動作決定部13は、対話項目リスト12に含まれる複
数の項目の内、上記インデックスカウンタのカウンタ値
に対応する項目のフラグが1か否かを判断する(ステッ
プST9)。もし、フラグが1であれば、当該フラグを
0とした後(ステップST12)、インデックスカウン
タが指し示す要求項目を次対話動作と決定する(ステッ
プST13)。応じて、ガイダンス決定部4がユーザに
与えるガイダンスを決定し、ガイダンス出力部15から
対応するガイダンス情報がユーザに対して出力される。
その後、対話シーケンス制御部5は、ユーザからの応答
待ちになる。
【0035】一方、上記ステップST9において、フラ
グが0の場合、次対話動作決定部13は、そのときイン
デックスカウンタのカウント値が最大値であるか否かを
判断し(ステップST10)、最大値でなければ、イン
デックスカウンタのカウント値を1だけ増加させて(ス
テップST11)、次の項目のフラグを検索の対象とす
る。もし、インデックスカウンタのカウント値が最大値
になった場合、次対話動作決定部13は、対話の終了を
指示する(ステップST14)。
【0036】以上説明したように、次対話動作決定部1
3は、対話項目リスト12を検索することによって、次
動作を決定することができる。
【0037】図6〜図10は、図1の実施例において次
対話動作を決定する過程で、対話項目リスト12の内容
が変化する様子の一例を示している。また、図11は、
図1の実施例におけるユーザ認証要求項目とその組合せ
の一例を示している。以下、これら図6〜図11を参照
して、次対話動作を決定する際の処理を、より具体的に
説明する。
【0038】対話の種別が決定され、対応する対話シー
ケンスが、対話シーケンス選択部8によって、対話シー
ケンス記憶部9から読み出され、対話項目リスト12が
図6のように設定された場合を想定する。また、ユーザ
認証要求項目は、要求3に対する応答が入力された後、
図11に示すように決定されるものとする。
【0039】最初に、次対話動作決定部13は、図6に
示される対話項目リスト12を検索した結果、要求1の
フラグが1であるために、要求1を次対話動作として決
定する。応じて、ガイダンス決定部4は、対話動作決定
部13の次対話動作の決定に対して、要求1の入力を促
すためのガイダンスを決定し、ガイダンス出力部15か
ら対応するガイダンス情報をユーザに向けて出力する。
その後、対話制御装置1は、ユーザからの要求1に対す
る応答を待機する。したがって、対話状態は要求1の応
答待ち状態となり、対話状態記憶部7に記憶される。ま
た、次対話動作決定の結果、要求1のフラグが0に変更
され、対話項目リストは、図6から図7に変更される。
【0040】ユーザから要求1に対する応答が入力され
ると、対話精査部2は、ユーザの応答内容を解析し、正
常であれば、次の対話動作の決定を次対話動作決定部1
3に依頼する。応じて、次対話動作決定部13は、要求
1の応答待ち状態で、図7に示される対話項目リスト1
2を検索し、要求3のフラグが1であるために、要求3
を次対話動作として決定する。ガイダンス決定部4は、
対話動作決定部13の次対話動作の決定に対して、要求
3の入力を促すためのガイダンスを決定し、ガイダンス
出力部15から対応するガイダンス情報をユーザに向け
て出力する。その後、対話制御装置1は、ユーザからの
要求3に対する応答を待機する。したがって、対話状態
は要求3の応答待ち状態となり、対話状態記憶部7に記
憶される。また、次対話動作決定の結果、要求3のフラ
グが0に変更され、対話項目リストは、図7から図8に
変更される。
【0041】ユーザから要求3に対する応答が入力され
ると、対話精査部2は、ユーザの応答要求を解析し、正
常であれば、次の対話動作の決定を次対話動作決定部1
3に依頼する。一方、ユーザ認証パターン決定部10
は、対話種別記憶部6に記憶されている対話の種別と、
対話状態記憶部7に記憶されている対話の状態と、ユー
ザから入力された要求3の応答の結果と、システムに予
め設定されたパラメータとを参照して、ユーザ認証パタ
ーンを決定し、図8に示される対話項目リスト12に、
ユーザ認証を行なうための要求項目を追加する。図9
は、要求3の応答待ち状態で、図11に示されるユーザ
認証パターンのユーザ認証要求項目(ユーザIDを要求
する項目のみがフラグ1になっている)を、対話項目リ
スト12に追加した様子を示している。
【0042】対話精査部2からの次対話動作決定依頼に
応答して、次対話動作決定部13は、図9で示される対
話項目リスト12を検索し、ユーザIDのフラグが1で
あるので、ユーザID入力を次対話動作と決定する。ガ
イダンス決定部4は、対話動作決定部13の次対話動作
の決定に対して、ユーザIDの入力を促すためのガイダ
ンスを決定し、ガイダンス出力部15から対応するガイ
ダンス情報をユーザに向けて出力する。その後、対話制
御装置1は、ユーザID要求に対するユーザからの応答
を待機する。したがって、対話状態はユーザIDの応答
待ち状態となり、対話状態記憶部7に記憶される。ま
た、次対話動作決定の結果、ユーザIDのフラグが0に
変更され、対話項目リストは、図9から図10に変更さ
れる。
【0043】ユーザからユーザIDが入力されると、対
話精査部2は、ユーザIDを解析し、正常であれば、次
対話動作の決定を次対話動作決定部13に依頼する。応
じて、次対話動作決定部13は、図10に示される対話
項目リスト12を再び検索するが、フラグがすべて0と
なっているために、インデックスカウンタのカウント値
が最大値となり、ガイダンス決定部4に対話の終了を指
示する。
【0044】以上説明したように、本実施例の対話制御
装置によれば、対話制御構造に依存せず、対話項目リス
ト12を検索することによって、次の対話動作を指示す
ることができる。また、サービスの種別ごとに対話シー
ケンスを記憶管理することで、対話制御構造を変更せず
にサービスに応じた対話を行なうことができる。また、
ユーザ認証パターンを対話中に設定することで、必要な
ユーザ認証を行なうことができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、各サービスに
おける対話シーケンスの内容は、対話動作の制御構造に
依存せず、対話シーケンス記憶手段に記憶された対話シ
ーケンスパターンによって規定されるので、対話シーケ
ンスを追加、変更する場合、対話シーケンス記憶手段に
記憶された対話シーケンスパターンを書き換えれば良
く、対話動作の制御構造を変更する必要がない。その結
果、システムが提供するサービスの追加、変更に伴う対
話シーケンスの追加、変更に柔軟に対処することができ
る。したがって、本発明の対話制御装置を対話型システ
ムに適用すれば、システムが提供するサービスに合わせ
て対話シーケンスを柔軟に変更できるため、対話型シス
テムの開発の効率化を図ることができる。
【0046】請求項3の発明によれば、対話中にユーザ
認証を行うためのシーケンスを対話シーケンスに追加す
ることが可能となり、ユーザ認証を行うために対話シー
ケンスを柔軟に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る対話制御装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1における対話シーケンス記憶部9のデータ
構造を示す図である。
【図3】図1におけるユーザ認証パターン記憶部11の
データ構造を示す図である。
【図4】図1の実施例において、対話項目リスト12を
設定する動作を示すフローチャートである。
【図5】図1の実施例において、ユーザの認証パターン
を設定する動作と、次対話動作を決定する動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】図1の実施例において、対話項目リスト12の
初期状態の一例を示す図である。
【図7】図1の実施例において、要求1の応答待ち時に
おける対話項目リスト12の状態を示す図である。
【図8】図1の実施例において、要求3の応答待ち時に
おける対話項目リスト12の状態を示す図である。
【図9】図1の実施例において、要求3の応答到着後、
対話項目リスト12にユーザ認証パターンのユーザ認証
要求項目を追加した状態を示す図である。
【図10】図1の実施例において、対話終了時の対話項
目リスト12の状態を示す図である。
【図11】図1の実施例において、ユーザ認証項目とそ
の組合せとの一例を示す図である。
【図12】従来の対話制御装置の構成を示すブロック図
である。
【符合の説明】
1…対話制御装置 2…対話精査部 3…ガイダンスインデックス 4…ガイダンス決定部 5…対話シーケンス制御部 6…対話種別記憶部 7…対話状態記憶部 8…対話シーケンス選択部 9…対話シーケンス記憶部 10…ユーザ認証パターン決定部 11…ユーザ認証パターン記憶部 12…対話項目リスト 13…次対話動作決定部 14…ユーザ入力部 15…ガイダンス出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今西 芳典 広島県広島市東区光町1丁目12番20号 株 式会社松下電器情報システム広島研究所内 (72)発明者 藤森 秀樹 広島県広島市東区光町1丁目12番20号 株 式会社松下電器情報システム広島研究所内 (72)発明者 香川 哲夫 広島県広島市東区光町1丁目12番20号 株 式会社松下電器情報システム広島研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザに対して各種サービスを提供する
    システム内に設けられ、対話形式でユーザに対して必要
    な情報の入力を促すための対話制御装置であって、 前記システムがユーザに対して入力を促す情報の項目と
    その順序とを規定する対話シーケンスパターンを、予め
    前記サービスの種別ごとに記憶している対話シーケンス
    記憶手段と、 ユーザが選択したサービスの種別に応じて、前記対話シ
    ーケンス記憶手段に記憶された対話シーケンスパターン
    の中から、対応する1つの対話シーケンスパターンを選
    択する対話シーケンス選択手段と、 前記対話シーケンス選択手段によって選択された対話シ
    ーケンスパターンを記憶する対話項目リストと、 前記対話項目リストに記憶された対話シーケンスパター
    ンに基づき、次の対話動作において前記システムがユー
    ザに対して入力を促す情報の項目を決定する次対話動作
    決定手段とを備える、対話制御装置。
  2. 【請求項2】 前記システムが現在ユーザに提供してい
    るサービスにおける対話の進捗状況を記憶管理する対話
    状態管理手段をさらに備え、 前記次対話動作決定手段は、前記対話項目リストに記憶
    された対話シーケンスパターンおよび前記対話状態管理
    手段に記憶された対話の進捗状況に基づき、次の対話動
    作において前記システムがユーザに対して入力を促す情
    報の項目を決定することを特徴とする、請求項1に記載
    の対話制御装置。
  3. 【請求項3】 前記システムがユーザ認証を行なうため
    にユーザに対して入力を促す情報の項目とその順序とを
    規定するユーザ認証パターンを予め記憶しているユーザ
    認証パターン記憶手段と、 ユーザが前記システムに入力した情報と当該システムに
    予め設定されたパラメータとを参照して、前記ユーザ認
    証パターン記憶手段に記憶されたユーザ認証パターンの
    中から1つのユーザ認証パターンを選択し、当該選択さ
    れたユーザ認証パターンを前記対話項目リストに追加設
    定するユーザ認証パターン決定手段とをさらに備える、
    請求項1に記載の対話制御装置。
JP21446894A 1994-09-08 1994-09-08 対話制御装置 Pending JPH0877274A (ja)

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