JPH0877190A - 文書作成装置の編集方法 - Google Patents

文書作成装置の編集方法

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JPH0877190A
JPH0877190A JP6212424A JP21242494A JPH0877190A JP H0877190 A JPH0877190 A JP H0877190A JP 6212424 A JP6212424 A JP 6212424A JP 21242494 A JP21242494 A JP 21242494A JP H0877190 A JPH0877190 A JP H0877190A
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JP
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data
document
ink data
ink
inq
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JP6212424A
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Katsumi Inoue
克己 井上
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 文書作成編集装置における、指示された位置
の座標を取得するための座標入力・取得手段とそれらの
座標を記憶する装置と、それらの座標をつなぎ合わせ表
示する手段において、入力されたインクデータに特殊コ
ードを付加し、この特殊コードをキーワードとして扱
い、重要度を付し、この重要度付き検索コードによって
自動抽出・検索を行う。 【効果】 入力された複数のインクデータの編集等にお
いても重要度の順番通りに検索・抽出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は日本語ワードプロセッサ
等のペン・キーボード入力を伴う文書作成情報処理装置
に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来のワードプロセッサ等の文書作成装
置では、一般にキーボードなどで入力するものであった
が、近年、ペンなどの入力装置が付加されるようになっ
た。そして、そのペンなどにおける入力は、キーボード
に置き換わるだけのものでなく、ペン特有の手書きの入
力による自由な曲線、イメージの入力が可能になった。
しかし、それらの入力データは、あくまでも画像データ
(イメージ)であり、それらのイメージ(=ビットイメ
ージ)は、個々を区別することは出来ず、また、検索・
抽出するための意味を持つことも出来なかった。
【0003】一方、それらの手書きイメージを部分的に
保存することは可能であったが、その指定部分の領域
(矩形)で画像を保存するため、データ容量が非常に大
きく、容量的効率が良くなかった。また、ペンにより手
書きのサインなどを書き、あらかじめ保存しておくと、
矩形領域に、手書きのサインなどがあるため、もとの文
書に重なるような場合があった。
【0004】さらに、イメージデータの文書画面の書き
込みにおけるイメージデータの修正・消去は、ビットイ
メージ単位の修正・消去であるため、ビット単位か、指
定領域(矩形)単位の操作が必要であった。移動・複
写、拡大・縮小についても同様にビット単位の操作が必
要であり、根本的に扱いにくく、効率が良くなかった。
また、文書作成画面においては、画面上に手書きのメモ
のようなものを貼り付け、文書にコメントを付けること
ができなかった。
【0005】上記のような文書作成装置のインクデータ
に関しては、特公平6ー22028号公報に、タブレッ
ト等の座標入力装置を介して手書き入力された文字、図
形パターンをそのまま用いて文書を作成編集するため
に、座標入力装置を介して筆記入力された筆跡情報を1
文字単位等の所定の編集処理単位毎に検切し、この検切
された筆跡情報を編集処理単位の並びとして管理するも
のである。
【0006】しかし、上記公報には、座標入力装置を介
して筆記入力された筆跡情報がどのような形のものであ
るか、検切された筆跡情報がどのような形であるかにつ
いて具体的な記載はなく、またインクデータを具体的な
アプリケーションで使用する例についても記載されてい
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記のような文
書作成装置に入力されたインクデータは、現状では手書
きで入力された文字列に留まり、それらのデータを編集
する技術が未完成であった。このため、インクデータを
入力しても自由にその文字列を抽出・検索することがで
きず、インクデータの有効利用の面において、支障とな
っていた。これらを解決するために、入力したインクデ
ータに特殊コードを付加し、その特殊コードを元に、自
由に抽出・検索することで、インクデータをさらに有効
なデータとすることができる。これらの特殊コードに
は、単にあるインクデータを認識するためのものと、特
殊コードに重要度を持たせ、その重要度の順に抽出・検
索できるようなものを持たせることができる。これより
今まで以上に編集等の作業の効率を上げることができる
(請求項1,2に対応)。
【0008】また、上記インクデータは、手書きのデー
タであり、同じことを書く場合に何度も手書きにする必
要があった。しかし、これは1度書いた後、保存してお
くことでその手間を省くことが可能である。例えば、サ
インなどはその顕著な例であり、あらかじめサインを書
き、保存しておき、サインが必要なところでそのサイン
を取り出せるようにしておく。そうすれば、同じサイン
が簡単に入力できることになり、入力の効率を改善する
ことができる(請求項3に対応)。
【0009】印刷された文書に手書きでコメント、メモ
などを入れることがよく見受けられる。このように文書
に直接インクデータを書き込むことをワープロ等の文書
作成装置の画面上でできると作成文書の添削や誤字・脱
字のチェック等印刷することなしに行うことが可能とな
る(請求項4に対応)。
【0010】作成された文書とインクデータの印刷にお
いては、その印刷したものの用途により、文書だけの印
刷が必要な場合と文書とインクデータの両方の印刷が必
要な場合がある。また、インクデータのみを印刷する場
合も想定できる。上記のような印刷が可能になると、イ
ンクデータのような手書きの文字列と文書のような活字
との混在文書がその用途により、印刷結果をさらに有効
とすることができる(請求項5に対応)。
【0011】文書とインクデータが混在した文書は、現
状では存在しないが、文書中のインクデータのみの移動
・複写、拡大・縮小の処理を行うことができると、文書
とインクデータの混在文書の活用範囲をさらに大きくす
ることができる(請求項6,7に対応)。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の文書作成装置の
編集方法は、次のような解決手段を有するものである。
請求項1の解決手段として、入力されたインクデータに
特殊コードを付加する。このインクデータのインク付加
情報群に抽出・検索用の特殊コード(マーク)を入力す
る。その手段は、画面上に1ストローク書いた後、イン
ク付加情報のマークをペンでタッチして選択する。これ
により、インク付加情報群に付加情報のマークが入力さ
れる。これにより抽出・検索時は、インクデータ構造に
従ったデータをサーチし、このインク付加情報群の指定
されたマークを抽出・検索するものである。
【0013】請求項2の解決手段として、上記インク付
加情報に重要度を持たせた特殊コードを挿入すること
で、その情報にさらに意味を持たせ、その抽出・検索
は、重要度の指定によりインクデータをサーチするもの
である。
【0014】請求項3の解決手段として、入力された1
単位のインクデータをオリジナルパターンとして保存し
ておき、適時取り出すことによって指定する位置に入力
するものである。このインクデータの保存の最小単位
は、1インクバンドルデータとする。そのデータの保存
は、ある1ストロークをペンで指定すると、その1スト
ロークが属している1インクバンドルデータ全体を保存
するものとする。また、この保存したデータの利用は、
ある座標位置で保存したデータを呼び出す指定を受ける
と、保存したデータをその座標位置に貼り付ける。すな
わち、インクデータにこの1インクバンドルデータを挿
入し、併せて、この1インクバンドルデータの外接枠情
報をその位置に書き換るものである。
【0015】請求項4の解決手段として、文書選択画面
に表示された文書へ、インクデータの書き込みを行い、
文書データとインクデータの共存を可能とするものであ
る。文書選択画面に表示された文書のある位置にインク
データを書き込むには、あらかじめカーソルをその位置
に移動しておく。画面上にインクデータを書き込むとイ
ンクデータのバッファに書き込みそれと同時にカーソル
位置にそれらのインクデータを表示する。インクデータ
と文字は、別のデータであるため、それぞれの表示方法
が異なることから、表示上重ね得るものである。
【0016】請求項5の解決手段として、文書データと
インクデータが共存する場合における印刷において、文
書のみの印刷、インクデータのみの印刷、両方のデータ
印刷等を行うものである。文書とインクデータの印刷で
は、通常、文書(文字)の展開を1行ごとに行うが、こ
のときインクデータの展開も併せて行う必要がある。こ
の処理は、まず、1行の文書の展開を行い、このあと、
その行と同じ行のインクデータを展開する。文書側の行
の管理は、既に行っていることから、その行の情報をイ
ンクの展開ルーチンに渡し、インクデータの展開側は、
その行の情報に応じて、それに対応する行のインクデー
タを展開すればよい。文書のみの印刷、インクデータの
みの印刷は、印刷前にその条件を設定させ、文書のみの
場合は、インクデータの展開処理は行わず、また、イン
クデータのみの場合は、文書の展開を行わなければよ
い。
【0017】請求項6の解決手段として、インクデータ
の移動・複写並びに文書データとインクデータが共存す
る場合の相互のデータの位置関係を保持した状態での移
動・複写を行うものである。インクデータの移動・複写
の手段は、1インクバンドルデータを最小の単位とし、
移動・複写を行う。画面上に表示されたインクデータに
対し、移動・複写の指定を行うと、まず、そのインクデ
ータがどの1インクバンドルデータであるかを検索す
る。対象となる1インクバンドルデータが判明すれば、
あとは、このデータを移動・複写するだけでよいが、こ
のとき、移動・複写した先の位置を1インクバンドルデ
ータ内のバンドルオフセットレコードに記述する必要が
ある。これで、インクデータの移動・複写を行う。
【0018】請求項7の解決手段として、インクデータ
の拡大・縮小並びに文書データとインクデータが共存す
る場合の相互のデータの位置関係を保持した状態での拡
大・縮小を行うものである。インクデータの拡大・縮小
の手段は、分解能を使用して行うことができる。座標の
単位は、入力デバイス、つまりタブレットの分解能を基
準に定義されている。例えば、表示分解能が4本/mm
でタブレットの分解能が8本/mmの場合、そのまま座
標値を使って表示すると、縦横2倍の大きさのインクデ
ータが表示される。これを補正するには、入力側或は表
示側で分解能の差を計算し、スケール情報を計算するこ
とで調整する。すなわち、インクデータは、分解能の差
を求め、スケール情報を計算することで容易に拡大・縮
小できる。文書との混在における位置関係は、インクデ
ータの拡大・縮小によって、文書の位置を変えずに表示
を行う。すなわち、文書とインクデータの表示をそれぞ
れ独立したものとする。これにより、インデータは、入
力された位置を基準に拡大・縮小され、文書とインクデ
ータの元の状態を変えずに拡大・縮小するものである。
【0019】
【作用】本発明の上記のような構成の文書作成装置の編
集方法は、次のような作用をするものである。請求項
1,2の構成により、入力されたインクデータに対し、
効率よく抽出・検索が可能となり、インクデータの編集
等が容易に行える。
【0020】請求項3の構成により、1度入力された1
インクバンドルデータを何度も利用することができ、同
じものを何度も書く必要がなくなり、インクデータ入力
の効率がよくなる。請求項4の構成により、文書とイン
クデータの混在により、活字だけの文書ではなく、メ
モ,コメント等の入った文書を作成することができ、文
書の添削,校正等を行うことができる。
【0021】請求項5の構成により、文書のみの印刷や
インクデータの混在する文書の印刷等を行うことによっ
て、上記文書の添削,校正等をさらに有効とすることが
できる。請求項6,7の構成により、文書とインクデー
タが混在する文書において、文書,インクデータの編集
等がより行いやすくなる。
【0022】
【実施例】本発明による文書作成装置の編集方法を図面
と共に説明する。
【0023】本発明で実施する日本語ワードプロセッサ
等のキーボード入力及びペンタブレット入力を伴う文書
作成装置のハード構成を図1に示す。この文書作成装置
は、その装置の制御を行うCPU11、装置が電源投入
時に動作するためのプログラムを格納しているイニシャ
ル・プログラム・ローダ(IPL)2、プログラムやデ
ータを格納するためのプログラムメモリ3、入力装置で
あるキーボード4、このキーボード4とCPUバス19
との間にあってキーボード4から入力された情報をCP
U1が検知する際の制御を行うキー入力コントローラ
5、文書情報などを格納しておくための外部記憶装置の
フロッピーディスクドライブ(FDD)装置6、このフ
ロッピーディスクドライブ装置6とCPUバス19との
間にあってフロッピーディスクドライブ装置6をCPU
1がアクセスする際の制御を行うフロッピーディスクコ
ントローラ7、プログラムや印刷用の文字パターン情報
などを格納しておくための高速外部記憶装置であるハー
ドディスクドライブ(HDD)装置8、このハードディ
スクドライブ装置8とCPUバス19との間にあってハ
ードディスクドライブ装置8をCPU1がアクセスする
際の制御を行うハードディスクコントローラ9、印刷装
置であるプリンタ10、このプリンタ10とCPUバス
19との間にあってプリンタ10にCPU1がデータを
転送する際の制御を行うプリンタコントローラ11、座
標入力装置であるペン・タブレット12、このペン・タ
ブレット12とCPUバス19との間にあってペン・タ
ブレット12からデータを入力するペン・タブレットコ
ントローラ13、ランダム・アクセス・メモリ14、デ
ィスプレイ18へ表示するパターン情報等を格納してお
くキャラクタジェネレータ15、ディスプレイ18へ表
示するパターン情報等を格納しておく画像メモリ17、
この画像メモリ17に格納されているパターン情報を読
み出す制御を行う表示コントローラ16、上記CPUバ
ス19および内部配線20,21より構成されている。
【0024】まず、インクデータの基本構造は図2に示
す通りであり、この構造は、デフォルトハンドル情報レ
コード群、インクバンドルデータ、バンドルリセットレ
コードから成り立っている。さらにインクバンドルデー
タは、バンドルスタートレコード、バンドル情報レコー
ド群、ペンデータレコード、インクデータ修飾レコード
群、ペンデータレコード、バンドルエンコードレコード
から成る。また、バンドル情報レコード群は、ペンチッ
プレコード、バンドルオフセットレコード、バンドルス
ケールレコード等から成る。また、ペンデータレコード
は、XY座標データ、インク付加情報群から成り立って
いる。インクデータで必須のデータは、この内のインク
バンドルデータ、バンドルスタートレコード、ペンデー
タレコード、バンドルエンコードレコード、1ストロー
クデータ、XY座標データである。
【0025】インクデータの座標系は、図3に示すよう
にアプリケーションで定めた左上の角を原点とする。従
って、タブレットの原点或いはディスプレイの原点とは
異なることがある。また、座標軸は、右方向、下方向を
正とする。各レコードの構造は、図4に示すようにレコ
ードの種類を示すIDとレコードの長さを示すデータと
レコード毎に定義されたデータによって構成されてい
る。レコードの長さは、レコードの種類によって異な
り、特にインクの座標を表すペンデータレコードは不定
長となる。また、XY座標の構造は、図5に示すように
構成される。このとき、up=1のとき、ストロークエ
ンドを示す。また、SX,SYは符号を示す。
【0026】以下に本発明の実施例を請求項順に説明す
る。請求項1,2の、入力されたインクデータに特殊コ
ードを付加し、その特殊コードをキーワードとして扱
い、そのインクデータの抽出・検索する編集方法を次に
示す。
【0027】まず、図16に示すように画面上に特殊コ
ード(検索用マーク)を選択する部分を作成する。これ
は、画面上に検索用マークを数個表示しておくことで選
択が可能となる。上記検索用マークは、検索・抽出用マ
ークとその情報に重要度を持たせた重要度付き検索用マ
ークを定義しておく。これらの特殊コードは、図17に
示すように、画面上では小さい文字でインクデータの1
ブロックの後ろに付加する。
【0028】図7に、上記検索用マークの書き込みフロ
ーを示す。ストローク終了後(S1)(即ち、ペンアッ
プ)に、インクデータにXY座標情報を書き込む(S
2)が、この直後に検索用マークをペンでポイントする
(S4)ことにより、XY座標情報のすぐ後ろに特殊コ
ード情報を書き込む(S5)ことで検索用マークの情報
が作成できる。
【0029】次に図8に、検索方法のフローを示す。ま
ず、検索するマークをあらかじめ選択しておく(S
1)。次に検索情報のIDをセットし(S2)、インク
データの中から検索する(S3)。IDを検索できた
ら、そのデータがどのインクバンドルデータであるかを
調べ(S4)、そのデータがどの位置であるかを調べる
ために、バンドルオフセットレコードを調べる(S
5)。そのオフセットレコードからどの位置であるかを
調べ、カーソルを移動する(S7)。付加情報フォーマ
ット構造並びにそれに属する特殊コード(検索用マー
ク)情報を図6に定義する。
【0030】請求項3の、入力された1単位のインクデ
ータをオリジナルパターンとして保存しておき、適時、
取り出すことによって指定する位置に入力する編集方法
を次に示す。
【0031】図9に、インクデータを切り出す方法のフ
ローを示す。また、切り出す時の画面状態を図18に示
す。既に画面上に入力・表示されたインクデータを切り
出すには、まず、どのインクデータを切り出すかを選択
する必要がある(S1)。その選択は、インクデータを
保存モード(スタート)にしておき、その後ペンでポイ
ントされた位置にインクデータがあるかをチェックす
る。これは、ポイントされた座標とインクデータのバン
ドルオフセットレコードが一致するものを検索すればよ
い(S2)(図18に示すようにペンで指定された位置
がインクデータの1ブロックのエリアにあるかを判断す
る)。一致すれば、そのバンドルオフセットレコードを
有する1インクバンドルデータを一塊として切り出し
(S3)、保存用バッファにコピーする(S4)。
【0032】次に図10に、インクデータを貼り付け処
理する方法のフローを示す。保存用バッファに書き込ま
れたインクデータを貼り付けるには、まず、貼り付け位
置をペンでポイントし、その得られた座標を記憶してお
き(S5,S6)、保存用のインクバンドルデータのバ
ンドルオフセットレコードにその座標を書き込む(S
7)。その1インクバンドルデータをインクデータのバ
ッファに挿入(S8)すれば、保存しておいたインクデ
ータを貼り付けることができる。
【0033】請求項4の、画面に表示された文書へ、イ
ンクデータの書き込みを行い、文書データとインクデー
タの共存を可能とし、相互の特徴部分を有効利用する編
集方法を次に示す。
【0034】画面に表示された文書へインクデータの書
き込みを行い、文書とインクデータの共存を可能とする
には、次のように処理することにより実現することがで
きる。文書には、書式情報等があるため、画面に表示さ
れている文書が先頭からどの位置であるかが判断でき
る。例えば、5行目の6カラムの座標は、1行60ドッ
ト、1カラム60ドットであると仮定すると、一意的に
判断できる。このように文中にインクデータを書き込む
には、文書の座標系が正しく定義されていれば、インク
データもその定義に座標系を合わせれば、文書とインク
データの混在は可能である。
【0035】図11に、文書とインクデータの混在例を
示す。画面上にペンで文字などを書くと、その座標が随
時返され、その軌跡を引くことができる。この座標デー
タを元にインクデータを生成し、インクデータバッファ
にストアする。この方法については、通常のインクデー
タの描画の文書との座標の整合を取ることにより行われ
るため、詳細は記述しない。
【0036】請求項5の、文書データとインクデータが
共存する場合における印刷において、文書のみを印刷、
インクデータのみを印刷、両方のデータを印刷する編集
方法を次に示す。
【0037】図12に、印刷方法のフローを示す。文書
のみの印刷、インクデータのみの印刷、両方のデータの
印刷の3種の印刷で何を印刷するかの選択(S1,S
2)をしておき、印刷時にそのフラグの状態(S3,S
6)を見ながら印刷の処理を進めればよい。文書とイン
クデータの混在した場合の印刷は、まず、文書データを
1行展開(S4,5)し、その後、インクデータを展開
(S7,8)する。インクデータの展開では、現在の文
書の展開行がどこであるかをインクデータの展開側に示
す必要がある。これにより、インクデータの展開側は、
その行に該当するインクデータを展開すればよい。
【0038】請求項6の、インクデータの移動・複写並
びに文書データとインクデータが共存する場合の相互の
データの位置関係を保持した状態での移動・複写する編
集方法を次に示す。
【0039】インクデータの移動・複写を行うには、請
求項3と同様に指定されたインクデータがどのインクバ
ンドルデータであるかを検索し、その結果をテンポラリ
ーバッファストアし、指定された位置に表示することに
より、移動・複写を行える。但し、文書との混在である
から、請求項4と同様の座標系の整合性を持たせる必要
がある。
【0040】請求項7の、インクデータの拡大・縮小並
びに文書データとインクデータが共存する場合の相互の
データの位置関係を保持した状態での拡大・縮小する編
集方法を次に示す。
【0041】インクデータの拡大・縮小は、図13に示
すように、スケールレコード情報により拡大・縮小を行
う。スケールレコード情報は、次のように定義される。
(図13参照) 1) XYスケールは、上位の4ビットを整数部、下位
の4ビットを小数部とする。 2) XY詳細スケールは、上位の16ビットを整数
部、下位の16ビットを小数部とする。 3) XY詳細スケールが存在する場合は、XYスケー
ルは無視する。 4) 座標値へのスケール乗算処理は、オフセット加算
後に行うか、加算前に行うかは、バンドルスタートレコ
ードのインクフラグ情報に基づく。
【0042】拡大・縮小処理は、スケールレコードを変
更することにより行えるが、まず、どのインクデータを
拡大・縮小するかを選択する。これは、請求項3と同様
に指定されたインクデータがどのインクバンドルデータ
であるかを検索し、その結果をテンポラリーバッファに
ストアし、指定された拡大・縮小率をスケールレコード
に入れることにより、拡大・縮小が可能となる。但し、
文書との混在であるから、請求項4と同様の座標系の整
合性を持たせる必要がある。
【0043】また、文書作成画面にインクデータをポス
トの感覚で挿入し、インクデータをメモ替わりに参照す
る方法を次に示す。図14に、ポストイットフローを示
す。まず、画面上の貼る位置を指定する(S1)。次に
その画面の座標上にポストイットウインドウを表示する
(S2)。画面上にメモまたはコメント等を書き込み
(S3)、そのデータをインクデータバッファに格納す
る(S4)。その後、画面上のポストイットウインドウ
にインクデータを表示する(S5)。図15にポストイ
ット機能の使用例を示す。
【0044】
【発明の効果】上記各請求項の構成による効果を次の通
りである。請求項1,2の構成によって、入力されたイ
ンクデータの編集等において、必要とするインクデータ
を検索・抽出する際、全データを見ながら探す必要がな
く、検索・抽出を容易に行うことができ、インクデータ
の編集効率を上げることができる。また、重要度を付け
て検索・抽出できるため、複数のインクデータの検索に
おいても、重要度の順番通りに検索・抽出することがで
きる。
【0045】請求項3の構成によって、入力された1単
位のインクデータを保存することにより、同じパターン
のインクデータを何度も入力する必要がなく、1度入力
・保存することにより、同じパターンのインクデータを
即座に指定した位置に入力することができ、入力効率を
上げることができる。
【0046】請求項4の構成によって、文書とインクデ
ータの混在により、活字である文字と手書きであるイン
クデータの両方の特徴部分を同時に文書上に表現するこ
とができ、より幅の広い文書の作成が可能となる。ま
た、文書の校正、添削等においても有効である。
【0047】請求項5の構成によって、請求項4の効果
で説明した文書、インクデータの印刷では、その用途に
より、文書のみ、インクデータのみ、文書,インクデー
タの両方を印刷する場合が想定される。特に校正、添削
等では、文書のみ、または、文書,インクデータの両方
を印刷することで、校正、添削等に効果がある。
【0048】請求項6の構成によって、インクデータの
移動・複写ができることで、インクデータの編集効率が
上がり、また、請求項4での効果も得られる。請求項7
の構成によって、インクデータの拡大・縮小が容易に行
えることにより、インクデータに拡大・縮小等のメリハ
リを付けることができ、インクデータの表現力を高める
ことができる。また、請求項4の効果も得られる。ま
た、文書作成画面にポストイットを貼り付けることによ
り、文書作成画面で文書を作成する際、メモなどを見な
がら行ったり、また、文書中にメモ、コメントを添付し
たいことがある。これら画面上の貼り付けることで、机
上のメモを見ながらではなく、画面を見ながら文書作成
ができ効率がよくなる。また、文書中にメモ、コメント
を残すことにより、文書に多くの付加情報を付けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である文書作成装置の構成を示
すブロック回路図である。
【図2】インクデータの構造を示す図である。
【図3】本発明によるインクデータの座標系を示す画面
図である。
【図4】本発明による各レコードの構造を示す図であ
る。
【図5】本発明によるインクデータのXY座標構造を示
す図である。
【図6】本発明による付加情報フォーマット,特殊コー
ド情報の構造を示す図である。
【図7】本発明による検索用マーク書き込み方法を示す
フローチャートである。
【図8】本発明による検索・抽出方法を示すフローチャ
ートである。
【図9】本発明によるインクデータ切り出し方法を示す
フローチャートである。
【図10】本発明によるインクデータ貼り付け処理方法
を示すフローチャートである。
【図11】本発明による文書とインクデータの混在例を
示す一部画面図である。
【図12】本発明による印刷方法を示すフローチャート
である。
【図13】本発明によるスケールレコード情報の構造を
示す図である。
【図14】本発明によるポストイットの実現方法を示す
フローチャートである。
【図15】本発明によるポストイット機能の使用例を示
す画面図である。
【図16】本発明による特殊コード選択例を示す一部画
面図である。
【図17】本発明による特殊コードの表示例を示す一部
画面図である。
【図18】本発明によるインクデータ切り出し時の状態
を示す一部画面図である。
【符号の説明】
1 CPU(中央処理装置) 2 イニシャルプログラムローダ 4 キーボード(入力装置) 6 フロッピーディスクドライブ装置 7 フロッピーディスクコントローラ 8 ハードディスクドライブ装置 9 ハードディスクコントローラ 12 ペン、タブレット(座標入力装置) 17 画像メモリ(ビデオRAM)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9365−5H G06F 15/62 325 K

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指示された位置の座標を取得するための
    座標入力・取得手段と該指示された位置の座標を記憶す
    る装置と、該座標をつなぎ合わせ表示する手段によって
    形成されるインクデータを使用する文書作成装置におい
    て、入力されたインクデータに特殊コードを付加し、誤
    特殊コードをキーワードとして上記インクデータを抽
    出,検索する文書作成装置の編集方法。
  2. 【請求項2】 上記特殊コードに重要度を付し、該重要
    度の順にインクデータを自動的に抽出,検索することを
    特徴とする、請求項1に記載の文書作成装置の編集方
    法。
  3. 【請求項3】 入力された1単位の上記インクデータを
    オリジナルパターンとして保存し、適時、取り出すこと
    により指定する位置の座標に入力することを特徴とす
    る、請求項1に記載の文書作成装置の編集方法。
  4. 【請求項4】 文書選択画面に文書を表示するための入
    力手段と、指示された位置の座標を取得するための座標
    入力・取得手段と該指示された位置の座標を記憶する装
    置と、該座標をつなぎ合わせ表示する手段によって形成
    されるインクデータを使用する文書作成装置において、
    文書選択画面に表示された文書の所要位置にカーソルを
    移動し、画面上にインクデータを書き込み、画面上で文
    書データとインクデータを同時に表示する文書作成装置
    の編集方法。
  5. 【請求項5】 上記文書とインクデータが共存する場合
    の印刷において、文書データを一行展開し、その後、イ
    ンクデータを、該文書データを展開した行を展開するこ
    とを特徴とする、請求項4に記載の文書作成装置の編集
    方法。
  6. 【請求項6】 上記インクデータの移動・複写におい
    て、指定されたインクデータがどのインクバンドルデー
    タであるかを検出することを特徴とする、請求項3及び
    請求項4に記載の文書作成装置の編集方法。
  7. 【請求項7】 上記インクデータの拡大・縮小におい
    て、指定されたインクデータがどのインクバンドルデー
    タであるかを検索し、該検索の結果をテンポラリーバッ
    ファにストアし、指定された拡大・縮小率をスケールレ
    コードに入れることを特徴とする、請求項3に記載の文
    書作成装置の編集方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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