JPH0877185A - 電子出版物再生装置のページめくり制御方法 - Google Patents

電子出版物再生装置のページめくり制御方法

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JPH0877185A
JPH0877185A JP6206630A JP20663094A JPH0877185A JP H0877185 A JPH0877185 A JP H0877185A JP 6206630 A JP6206630 A JP 6206630A JP 20663094 A JP20663094 A JP 20663094A JP H0877185 A JPH0877185 A JP H0877185A
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JP6206630A
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Kiyouko Kamikura
鏡子 神倉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】追記情報の入力の有無に係わらず画面表示内容
の切換えを高速化することを目的とする。 【構成】第1〜3のタスクT1〜3による共用が可能な
メモリ25を設け、第1タスクT1が追記情報Dadを
メモリに書込み、ページめくり指示コマンドの入力に呼
応してメモリから新たな表示ページの情報Dを読み出し
て表示部60へ転送し、それと並行して第2タスクT2
に対して新たな表示ページの次ページ又は前ページであ
る表示候補ページの読出しを依頼するとともに、未保存
状態の追記情報がメモリに存在する場合において、第3
タスクT3に対して追記情報の保存を依頼し、第2タス
クが依頼に応じて表示候補ページの情報を記憶媒体から
読み出してメモリに書き込み、第3タスクが依頼に応じ
て追記情報をメモリから読み出して記憶媒体に書き込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子出版物再生装置の
ページめくり制御方法に関する。近年、電子出版と呼称
される情報の電子化が進んでおり、各種の書籍や新聞な
どを納めた記憶媒体(光磁気ディスクやCDROMな
ど)が商品化されている。電子化情報には、文章、絵
図、動画像、及び音声などがある。
【0002】このような電子出版物の再生には、ディス
プレイを備えたパーソナルコンピュータシステム、又は
専用再生装置が用いられている。そして、これらの再生
装置において、ユーザーが紙面媒体と同様にアンダーラ
インや注記文などの任意の情報を書き加えることを可能
にする追記機能が実現されている。
【0003】
【従来の技術】一般に、記憶媒体には電子化情報がキャ
ラクタコードデータや圧縮画像データなどの蓄積形式の
状態で納められている。したがって、情報の再生(画面
表示)に際しては、対象となる情報が所定単位で記憶媒
体から読み出され、ビデオRAM(VRAM)上で表示
形式のビットマップデータに展開される。そして、ビッ
トマップ展開と並行して又は1ページの展開が終了した
後に、VRAMの内容がドットマトリクス画面上に表示
される。
【0004】ユーザーが、ページめくり操作として、例
えば次ページキー又は前ページキーを押下すると、現時
点の表示ページの次ページ又は前ページである新たな表
示ページの情報が記憶媒体から読み出され、ビットマッ
プ展開を経て画面上に表示される。
【0005】ところで、ページめくり操作を契機として
記憶媒体からの情報の読出しを開始すると、ページめく
りの所要時間が記憶媒体のアクセス時間とビットマップ
展開時間との合計以上になることから、画面上での表示
内容(ページ)の切換わりが遅くなる。このため、ユー
ザーの使用感覚の上でページが次々に切り換わるいわゆ
るパラパラめくりを実現できず、再生装置の使い勝手が
損なわれてしまう。
【0006】そこで、従来において、ページめくりを高
速化する手法として、予め全ページの情報を表示形式で
記憶媒体に蓄積しておくことにより、ビットマップ展開
を不要とする手法、及び表示形式の全ページの情報を記
憶媒体から高速の主記憶メモリ(半導体メモリ)へロー
ドしておく手法が提案されている。
【0007】なお、本明細書において、ページとは、記
憶媒体内の電子化情報の蓄積単位であって、表示におけ
る1画面分の情報量を意味する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、追記の可能な
装置においては、情報を表示形式で蓄積しておいたとし
ても、ページめくりに際して、表示の切換えと同時にそ
れ以前に入力された追記情報を書き込んで蓄積内容を更
新しなければならないので、ユーザーが追記を行った場
合には追記を行わない場合に比べてページめくり速度が
低下し、総合的に使い勝手の向上は望めない。
【0009】また、全ページの情報を記憶媒体から半導
体メモリにロードしておけば、大幅な高速化が可能であ
るが、メモリ容量の点で現実的ではない。例えば100
ページのフルカラーの画像情報をロードするには、画面
サイズを640×480ドットとして、30Mバイトの
メモリを設ける必要がある。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、追記情報の入力の有無に係わらず画面表示内
容の切換えを高速化することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の方法
は、記憶媒体から電子化情報を読み出して1ページ分ず
つ画面上に表示し、表示中に入力された情報を表示ペー
ジの追記情報として記憶する電子出版物再生装置におい
て、処理タスクとして第1タスク、第2タスク、及び第
3タスクを設けるとともに、これら3つのタスクによる
共用が可能なメモリを設け、前記第1タスクが、追記を
指示するコマンドの入力に呼応して、前記追記情報を前
記メモリに書込み、ページめくりを指示するコマンドの
入力に呼応して、前記メモリから新たな表示ページの情
報を読み出して表示部へ転送し、それと並行して、前記
第2タスクに対して新たな表示ページの次ページ又は前
ページである表示候補ページの読出しを依頼するととも
に、未保存状態の前記追記情報が前記メモリに存在する
場合において、前記第3タスクに対して前記追記情報の
保存を依頼し、前記第2タスクが、前記第1タスクから
の依頼に呼応して、前記表示候補ページの電子化情報を
前記記憶媒体から読み出して前記メモリに書き込み、前
記第3タスクが、前記第1タスクからの依頼に呼応し
て、未保存状態の前記追記情報を前記メモリから読み出
して前記記憶媒体に書き込むページめくり制御方法であ
る。
【0012】請求項2の発明の方法は、前記第1タスク
が、前記第2タスクによる読出しの途中でページめくり
を指示する前記コマンドが入力された場合に、前記第2
タスクに対して読出しの中止を指示した後に前記表示候
補ページの読出しを依頼し、前記第2タスクによって途
中まで書き込まれた前記新たな表示ページの情報を前記
メモリから読み出して前記表示部へ転送した後に、前記
新たな表示ページの情報の残りの部分を前記記憶媒体か
ら読み出して前記表示部へ転送し、前記第2タスクが、
前記第1タスクの指示に従って前記記憶媒体からの情報
の読出しを中止するページめくり制御方法である。
【0013】
【作用】ページめくりの指示に呼応して、マルチタスク
による並列処理が行われる。すなわち、第1タスクによ
ってメモリ内に準備されている情報が表示部へ転送さ
れ、第2タスクによって、表示ページの前後のページの
情報が記憶媒体から読み出されてメモリ内に表示候補と
して準備され、第3タスクによって追記情報が記録媒体
に書き込まれる。
【0014】第2タスクによる準備が整う以前にページ
めくりが指示された場合は、準備途中の情報の読出しを
第1タスクが第2タスクから引き継ぎ、第2タスクは直
ちに新たな準備を開始する。
【0015】
【実施例】図1は本発明の制御方法を示す模式図、図2
は電子本再生装置1のハードウェア構成を示すブロック
図、図3は電子本再生装置1の要部の斜視図である。
【0016】図2において、電子本再生装置1は、CP
U10、マルチタスク機能をもつOSを含むプログラム
などを格納する主メモリ20、記憶媒体30、記憶媒体
30にアクセスするためのメモリドライバ40、操作入
力手段であるタブレット50、及び表示部60を有して
いる。
【0017】表示部60は、カラー表示用の液晶ディス
プレイ(LCD)61、表示ドライバ62、及びビット
マップデータを展開するためのビデオRAM(VRA
M)65などから構成されている。表示ドライバ62
は、ビットマップ展開によってVRAM60内に仮想的
に描かれた画像をLCD61上に再現する。
【0018】記憶媒体30は、光磁気ディスク31とハ
ードディスク32とから構成されている。光磁気ディス
ク31には、文章と画像(写真やイラストレーション)
とからなる多色刷りの書物の電子化情報(電子本)が、
インデックスとともにオリジナル情報として納められて
いる。ハードディスク32は追記情報の記憶に用いられ
る。
【0019】図3のように、電子本再生装置1において
は、LCD61の表示スクリーンに重ねてタブレット5
0が配置されている。操作者(ユーザー)は、電子本に
おける所望のページを開いた状態、すなわち1ページ分
の電子化情報を表示させた状態で、タッチペン55の先
端を表示スクリーンに軽く押し当てながら滑らす手書き
操作によって、語句を囲んだり文字を書き加えるといっ
た追記を行うことができる。追記情報は電子本のオリジ
ナル情報に重ねてリアルタイムで表示され、その後にハ
ードディスク32に書き込まれる。
【0020】また、ユーザーは、次ページボタンZ1及
び前ページボタンZ2によってページめくりを行うこと
ができる。すなわち、ユーザーが次ページボタンZ1を
押すと、表示中のページの次ページの情報が表示され、
前ページボタンZ2を押すと、表示中のページの前ペー
ジの情報が表示される。次ページボタンZ1又は前ペー
ジボタンZ2を押し続けると、次々に表示ページが切り
換わる。なお、以前に追記を行ったページを開くと、オ
リジナル情報とともにそのページの追記情報が表示され
る。
【0021】さて、図1のように、ページめくり機能
は、3つのタスクT1〜3と、これらのタスクT1〜3
の共用メモリであるページメモリ25とによって実現さ
れている。
【0022】ページメモリ25は、例えば主メモリ20
内に設けられ、記憶媒体30から読み出された情報(通
常は3ページ分)の一時記憶とその管理とに用いられ
る。ページメモリ25のデータ構成は後述する。
【0023】第1のタスク(以下、「親タスク」とい
う)T1は、タブレット50から追記を指示するコマン
ドCadが入力されると、コマンドCadと同時に入力
される追記情報(ペンタッチ位置の座標)Dadをペー
ジメモリ25に書き込む。このとき、追記情報Dad
は、表示中のページ(表示ページ)に対して割り当てら
れたページメモリ25のメモリ領域に書き込まれ、直ち
にビットマップ展開されて表示される。なお、追記情報
Dadのビットマップ展開も親タスクT1が担う。
【0024】ページめくりを指示するコマンドとして、
例えば次ページの表示を指示するコマンドCZ1が入力
されると、親タスクT1は、ページメモリ25から新た
な表示ページの情報を読み出して表示部60へ転送し、
それと並行して、第2のタスク(以下、「読出しタス
ク」という)T2に対して、新たな表示ページの次ペー
ジである表示候補ページの読出しを依頼する。前ページ
の表示が指示された場合には、新たな表示ページの前ペ
ージの読出しを依頼する。そして、未保存状態の追記情
報Dadがページメモリ25に存在する場合には、親タ
スクT1は、第3のタスク(以下、「保存タスク」とい
う)T3に対して、追記情報Dadの保存を依頼する。
【0025】一方、読出しタスクT2は、親タスクT1
からの読出し依頼に呼応して、表示候補ページの情報を
記憶媒体30から読み出してページメモリ25に書き込
む。つまり、次回のページめくりの準備を行う。保存タ
スクT3は、親タスクT1からの保存依頼に呼応して、
未保存状態の追記情報Dadをページメモリ25から読
み出して記憶媒体30に書き込む。つまり、表示の後処
理を行う。
【0026】また、読出しタスクT2による表示候補ペ
ージの読出しの途中でページめくりを指示するコマンド
が入力された場合には、親タスクT1は、読出しタスク
T2に対して読出しの中止(強制終了)を指示する。読
出しタスクT2は指示に従って読出しを中止する。その
後、親タスクT1は、新たな表示候補ページの読出しを
読出しタスクT2に依頼し、既に読出しタスクT2によ
って途中まで書き込まれている新たな表示ページの情報
をページメモリ25から読み出して表示部60へ転送
し、新たな表示ページの情報の残りの部分を記憶媒体3
0から読み出して表示部60へ転送する。
【0027】このように電子本再生装置1では、新たな
表示ページの表示と並行して、新たな表示ページの前後
のページについての記憶媒体30からの読出しが行われ
るので、ページめくりの指示に呼応して新たな表示ペー
ジの読出しを開始する場合に比べて、表示の切り換わり
が迅速になる。また、保存タスクT3が追記情報Dad
の保存処理を担うので、親タスクT1は新たな表示ペー
ジの表示に専念することができ、追記によるページめく
りの遅滞を避けることができる。
【0028】以下、親タスクT1、読出しタスクT2、
及び保存タスクT3の機能をさらに詳しく説明する。図
4はページメモリ25のデータ構成図である。
【0029】ページメモリ25は、ページ毎に割り当て
られる少なくとも3つのメモリ領域Aiから構成されて
いる。各メモリ領域Aiには、追記情報Dad、文字や
図形などのオリジナル情報D、管理テーブルMT、及び
ページフラグFPが書き込まれる。
【0030】ページフラグFPは、表1のように4つの
値をとり、記憶媒体30からの1ページ分の情報(オリ
ジナル情報D及び追記情報Dad)の読込み状態を示
す。
【0031】
【表1】
【0032】なお、FPの値が「0」である「データな
し」の状態とは、表示ページが最終ページ又は先頭ペー
ジであって、その次ページ又は前ページが存在しない状
態、又は何らかの要因で情報が全く読み込まれていない
状態である。
【0033】図5は管理テーブルMTの内容を示す図で
ある。管理テーブルMTは、1ページ分の電子化情報を
グループ化して管理するために設けられている。管理テ
ーブルMTの項目は、情報の種類KIND、各グループ
の先頭位置の座標XY、縦の長さLV、横の長さLH、
記憶媒体30内での所在を示すファイル名file、記
憶媒体30からの読出し状態を示す読出しフラグFR、
及び記憶媒体30への書込み状態を示す書込みフラグF
Wである。図5の例において、電子化情報は、2つのイ
メージ情報、音情報、テキスト(文章)情報、及び追記
情報にグループ化されている。なお、音情報が含まれる
場合には、画面上に音声アイコンが表示される。ユーザ
ーは適時に所定の操作を行って音を聞くことができる。
【0034】読出しフラグFRは、読出しが完了した段
階で「1」とされ、それ以前の段階では「0」とされ
る。書込みフラグFWは、追記がない場合は「0」とさ
れ、追記がある場合は「1」とされる。また、追記情報
Dadの保存処理の最中は、書込みフラグFWが「2」
とされる。
【0035】図6は親タスクT1の機能構成を示すブロ
ック図である。親タスクT1は、他のタスクとの通信を
担うタスク間通信部101、操作入力を受け付けるコマ
ンド受信部102、操作内容を判別するコマンド解析部
103、追記処理部104、表示処理部105、現時点
の表示ページを指し示す表示ページ管理部106、ペー
ジ番号とページメモリ25のアドレスとを対応づけるメ
モリテーブル107、及びビットマップ展開部108を
有している。
【0036】追記処理部104は、追記を指示するコマ
ンドCadの入力に呼応して、書込みフラグFWを
「1」とし、画素単位で入力される追記情報Dadをペ
ージメモリ25に書き込むとともに、リアルタイムで追
記状態を表示するために、ビットマップ展開部108に
追記情報Dadを転送する。
【0037】表示処理部105は、他のタスクT2,3
への依頼、記憶媒体30からの直接の読出しなどを含む
全般的な処理を担う。ビットマップ展開部108は、表
示すべき情報をビットマップ形式に変換してVRAM6
5へ転送する。
【0038】図7は読出しタスクT2の機能構成を示す
ブロック図である。読出しタスクT2は、親タスクT1
との通信を担うタスク間通信部201、記憶媒体30か
ら表示候補ページの情報を読み出す読出し処理部20
2、表示候補ページの情報D,Dadをビットマップ形
式に変換してページメモリ25に書き込むビットマップ
展開部203、及び、表示候補ページにおける各グルー
プの情報の書込みが完了する毎に管理テーブルMTの読
出しフラグFRを「1」とするフラグ処理部204を有
している。
【0039】図8は保存タスクT3の機能構成を示すブ
ロック図である。保存タスクT3は、親タスクT1との
通信を担うタスク間通信部301、及びページメモリ2
5内の追記情報Dadを蓄積形式に変換して記憶媒体3
0に転送する書込み処理部302を有している。
【0040】〔最初のページ開け〕プログラムがスター
トすると、まず、親タスクT1によって、読出しタスク
T2及び保存タスクT3が生成される。表示ページ及び
その前後のページを合わせた3ページ分のメモリ領域A
iがページメモリ25として確保され、ページ番号とそ
れに対応したメモリ領域Aiの先頭アドレスが親タスク
T1のメモリテーブル107に登録される。記憶媒体3
0から全ページについてページ情報が読み出され、主メ
モリ20に格納される。各ページのページ情報は、情報
の種類の組合わせ(ページ構成)、種類毎の表示位置、
記憶媒体30内での所在を示す識別子などである。そし
て、ページメモリ25における各ページの管理テーブル
MTに、対応するページのページ情報が書き込まれる。
【0041】最初に開くページ、すなわち使用開始時の
表示ページは、ユーザーが前回に電子本再生装置1を使
用したときに最後に開いたページである。ただし、今回
の使用が初回である場合、又は使用の履歴情報が失われ
ている(初期化されている)場合には、最初の表示ペー
ジは電子本の先頭ページである。
【0042】最初の表示ページについては、その全ての
情報が表示される。つまり、1ページ分の表示が完了す
るまで、ページめくりが禁止される。親タスクT1は、
管理テーブルMTを参照しながら、表示ページであるN
ページ(ページ番号Nのページ)の情報を種類毎に順に
記憶媒体30から読み出し、ページメモリ25に書き込
むとともに、ビットマップ展開をしてVRAM65へ転
送する。このとき、1つの種類KINDの情報の読出し
が完了する毎に、管理テーブルMTの読出しフラグFR
を「1(読出し済)」とし、種類KINDの値が「0
(データ終了)」になって全ての情報の読出しと表示と
が完了した時点で、ページフラグFPを「1」にする。
【0043】Nページが先頭ページ及び最終ページのど
ちらでもない場合には、Nページの表示と並行して、後
側の表示候補ページである(N+1)ページに対応した
ページフラグFPを「2(読出し中)」とし、読出しタ
スクT2に対して(N+1)ページの読出しを依頼す
る。このとき、(N+1)ページに割り当てたメモリ領
域Aiのアドレスを読出しタスクT2に通知する。
【0044】読出しタスクT2は、親タスクT1による
上述の読出しと同様に、(N+1)ページの情報を種類
毎に順に記憶媒体30から読み出し、ページメモリ25
に書き込む。このとき、1つの種類KINDの情報の読
出しが完了する毎に、読出しフラグFRを「1(読出し
済)」とし、且つ親タスクT1からの強制終了通知の有
無をチェックする。強制終了通知がなく、全ての情報の
読出しが完了した時点でページフラグFPを「1」と
し、親タスクT1に読出し終了を通知する。
【0045】親タスクT1は、読出しタスクT2からの
読出し終了通知の受信に呼応して、まず、読出しの終了
した(N+1)ページのページフラグFPを「1」とす
る。続いて、前側の表示候補ページである(N−1)ペ
ージについて、ページフラグFPが読出しの必要を示す
「0」又は「3」であるか否かをチェックする。ここで
は、ページフラグFPは「0」であるので、(N−1)
ページのページフラグFPを「2」とし、読出しタスク
T2に対して(N−1)ページの読出しを依頼する。な
お、(N−1)ページのページフラグFPも、読出しタ
スクT2によって、読出し完了時に「1」とされる。
【0046】Nページが最終ページである場合には、
(N+1)ページの読出しが省略される。また、Nペー
ジが先頭ページである場合には、(N−1)ページの読
出しが省略される。
【0047】〔ページめくり〕ここでは、後側へのペー
ジめくり、すなわち表示ページをNページからその次の
(N+1)ページとするページめくりを行うものとす
る。なお、表示ページが最終ページである場合には、後
側へのページめくりを指示する操作は、実質的に無効と
なる。
【0048】Nページの表示処理が終わり、親タスクT
1がコマンド入力待ち状態であるときには、LCD61
においてNページの画面表示が保持される。この状態で
ユーザーがページめくり操作を行うと、親タスクTは、
(N−1)ページの管理テーブルMTをチェックし、書
込みフラグFWの中に「2(保存中)」のものがある場
合には、ページメモリ25内に未保存状態の追記情報D
adが存在するので、新たに1ページ分のメモリ領域A
iを確保する。ページめくり後の新たな表示ページは
(N+1)ページであるので、新たに確保されたメモリ
領域Aiは、表示ページの次ページである(N+2)ペ
ージに対応する。
【0049】(N−1)ページの全ての書込みフラグF
Wが「0」又は「1」であれば、親タスクTは、表示候
補から外れた(N−1)ページのメモリ領域Aiを、新
たな表示候補である(N+2)ページに割り当てる。
【0050】その後、親タスクTは、上述したように、
既に読出しタスクT2によってページメモリ25に書き
込まれている(N+1)ページの情報を表示部60のV
RAM65へ送り、それと並行して、最初のページ開け
と同様の手順で、(N+2)ページの読出しを読出しタ
スクT2に依頼する。また、Nページにおいて追記が行
われた場合には、保存タスクT3にNページのメモリ領
域Aiのアドレスを通知して追記情報Dadの保存を依
頼する。
【0051】ここで、新たな表示ページである(N+
1)ページの表示の途中でページめくりの指示がある
と、親タスクTは、直ちに表示を中止して(N+1)ペ
ージのページフラグFPを「3(読込み中止)」とし、
(N+3)ページにメモリ領域Aiを割り当てる。
【0052】新たな表示ページである(N+2)ページ
のページフラグFPが「2(読込み中)」であれば、親
タスクTは、読出しタスクT2に対して読出しの強制終
了を通知し、改めて(N+3)ページの読出しを依頼す
る。そして、途中まで読み出された(N+2)ページの
情報をVRAM65へ送り、管理テーブルMTを参照し
ながら(N+2)ページの残りの情報を記憶媒体30か
ら読み出してVRAM65へ送る。これらの処理の実行
中における追記操作は無効になる。(N+2)ページの
表示が終われば、親タスクTは、(N+2)ページのペ
ージフラグFPを「1(読込み完了)」とする。
【0053】なお、親タスクT1は、保存タスクT3か
らの書込み終了通知の受信に呼応して、書き込みの終了
したページの管理テーブルMTにおける書込みフラグF
Wを「0」に戻す。そして、書込み終了ページが、表示
ページ又は表示候補ページのどちらでもなければ、ペー
ジメモリ25において当該ページに割り当てられている
いるメモリ領域Aiを解放する。
【0054】上述の実施例によれば、読出しタスクT2
が、1ページ分の読出しに際して、1つの種類KIND
の情報の読出しが完了する毎に親タスクT1からの強制
終了通知の有無をチェックするので、1ページの読出し
終了後にチェックを行う場合に比べて、強制終了通知に
従って読出しを中止するタイミングが早まり、より迅速
なメージめくり(パラパラめくり)を実現することがで
きる。
【0055】上述の実施例において、最初のページ開け
における表示候補の読出しの順序は、表示ページの次ペ
ージ、前ページの順に限られず、逆の順序であってもよ
い。追記機能として、手書きに加えて又は手書きに代え
てキーボード入力などによる活字挿入を可能とすること
ができる。追記可能範囲を1ページ内の一部に限定して
もよい。その他、電子本再生装置1のハードウェア構
成、電子化情報の内容、情報の蓄積形式、情報量、ペー
ジメモリ25のデータ構成、フラグの設定、各タスクT
1〜3の機能構成などは、本発明の主旨に沿う範囲内で
適宜変更することができる。
【0056】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
追記情報の入力の有無に係わらず画面表示内容の切換え
を高速化することができる。
【0057】請求項2の発明によれば、電子出版物再生
装置の実用性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御方法を示す模式図である。
【図2】電子本再生装置のハードウェア構成を示すブロ
ック図である。
【図3】電子本再生装置1の要部の斜視図である。
【図4】ページメモリのデータ構成図である。
【図5】管理テーブルの内容を示す図である。
【図6】親タスクの機能構成を示すブロック図である。
【図7】読出しタスクの機能構成を示すブロック図であ
る。
【図8】保存タスクの機能構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 電子本再生装置(電子出版物再生装置) 25 ページメモリ(メモリ) 30 記憶媒体 60 表示部 D オリジナル情報(電子化情報) Dad 追記情報 T1 親タスク(第1タスク) T2 読出しタスク(第2タスク) T3 保存タスク(第3タスク) Cad 追記を指示するコマンド CZ1 ページめくりを指示するコマンド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶媒体から電子化情報を読み出して1ペ
    ージ分ずつ画面上に表示し、表示中に入力された情報を
    表示ページの追記情報として記憶する電子出版物再生装
    置において、 処理タスクとして第1タスク、第2タスク、及び第3タ
    スクを設けるとともに、これら3つのタスクによる共用
    が可能なメモリを設け、 前記第1タスクは、 追記を指示するコマンドの入力に呼応して、前記追記情
    報を前記メモリに書込み、 ページめくりを指示するコマンドの入力に呼応して、前
    記メモリから新たな表示ページの情報を読み出して表示
    部へ転送し、それと並行して、前記第2タスクに対して
    新たな表示ページの次ページ又は前ページである表示候
    補ページの読出しを依頼するとともに、未保存状態の前
    記追記情報が前記メモリに存在する場合において、前記
    第3タスクに対して前記追記情報の保存を依頼し、 前記第2タスクは、前記第1タスクからの依頼に呼応し
    て、前記表示候補ページの情報を前記記憶媒体から読み
    出して前記メモリに書き込み、 前記第3タスクは、前記第1タスクからの依頼に呼応し
    て、未保存状態の前記追記情報を前記メモリから読み出
    して前記記憶媒体に書き込むことを特徴とする電子出版
    物再生装置のページめくり制御方法。
  2. 【請求項2】前記第1タスクは、 前記第2タスクによる読出しの途中でページめくりを指
    示する前記コマンドが入力された場合に、前記第2タス
    クに対して読出しの中止を指示した後に前記表示候補ペ
    ージの読出しを依頼し、前記第2タスクによって途中ま
    で書き込まれた前記新たな表示ページの情報を前記メモ
    リから読み出して前記表示部へ転送した後に、前記新た
    な表示ページの情報の残りの部分を前記記憶媒体から読
    み出して前記表示部へ転送し、 前記第2タスクは、前記第1タスクの指示に従って前記
    記憶媒体からの情報の読出しを中止することを特徴とす
    る請求項1記載の電子出版物再生装置のページめくり制
    御方法。
JP6206630A 1994-08-31 1994-08-31 電子出版物再生装置のページめくり制御方法 Withdrawn JPH0877185A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012529707A (ja) * 2009-06-10 2012-11-22 スキフ・エルエルシー 電子装置に小区分の発行コンテンツを提供するためのシステムおよび方法

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