JPH0876927A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0876927A
JPH0876927A JP20648694A JP20648694A JPH0876927A JP H0876927 A JPH0876927 A JP H0876927A JP 20648694 A JP20648694 A JP 20648694A JP 20648694 A JP20648694 A JP 20648694A JP H0876927 A JPH0876927 A JP H0876927A
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JP
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cursor
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moving direction
finger
area
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JP20648694A
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Kazuhiko Matsuda
和彦 松田
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 指やペンを用いた座標入力によっても、カー
ソル表示を使った正確な位置入力が可能な情報処理装置
を提供する。 【構成】 液晶表示装置は画像データを表示する画像表
示面を有し、その表示面に少なくともカーソルを表示す
る。液晶表示コントローラは画像メモリより画像データ
を読みだし、順次液晶表示装置へ転送する。タッチパネ
ルは液晶表示装置の表示面の前面に重なるように配置さ
れ、指またはペンが接触されたことによる電気的または
機械的な変位情報を出力する。タッチパネル制御回路は
その変位情報を指またはペンが接触したタッチパネルの
位置情報に変換する。指を移動させるとカーソルは指の
移動方向先方側に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを表示する
画像表示面に重なるように配置された座標入力面を有す
る情報処理装置に関し、特に画像表示面にカーソルを表
示し、その移動位置を指やペンなどで座標入力面より入
力することが可能な情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理装置は操作性の向上や小
型、軽量化のため、画像表示を利用した入力方法の一つ
として、情報処理装置の表示手段であるCRTや液晶な
どの画像表示面に、座標入力手段としてタッチパネル等
の透明な座標入力装置の座標入力面を重ねて配置し、そ
の座標入力装置の座標入力面を指やペンで接触すること
により、操作者が座標入力する方法が考案されている。
【0003】このような装置では、選択入力可能な項目
が画像表示面上にいくつかの領域に分割されて表示さ
れ、選択すべき項目が表示されている領域の表面に重ね
て配置された座標入力装置の対応した領域を操作者が指
またはペンで接触することにより、選択項目を入力する
ように構成されている。これら選択入力可能な項目が表
示される領域はその内部に項目の内容を示す文字や画像
を含む程度の大きさであるので、選択入力するために接
触する指やペンの位置が多少ずれても問題にはならな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像表
示面上に矩形や円形などグラフィックスを描画したり、
選択入力可能な項目が表示される領域が狭い場合、指等
で座標入力装置の座標入力面を押圧するとき、指先等に
入力位置が隠れてしまうときがある。このため、正確な
座標入力/項目の選択を行うことができなくなる場合が
ある。この場合には、座標入力を補助するためカーソル
を表示し、これを移動させて指先等による座標入力/項
目の選択を行うようにすることが考えられる。即ち、画
像表示面に透明な座標入力装置(タッチパネル)を重ね
て配置し、その座標入力装置の座標入力面を指で接触す
ることにより、画像表示面上でそのカーソルを移動させ
ることが考えられる。しかし、以下のような問題が発見
された。
【0005】即ち、図9に示すように、情報処理装置で
動作しているプログラム中で、画像表示面上のカーソル
を位置Aから位置Bへ移動させる場合を想定してみる。
【0006】第一の方法として、図10(a)、
(b)、(c)に示すように、位置Aに表示されている
カーソル上に指を接触させ、接触させたまま指を位置B
へ移動する方法がある。これによりカーソルは位置Aか
ら位置Bへ移動するが、この移動中カーソルの表示が指
で隠されてしまい、目的とする移動先である位置Bを正
確に指示することが困難である。
【0007】また、第二の方法として、図11(a)、
(b)、(c)に示すように、位置Aに表示されている
カーソルの下方に指を接触させ、カーソルの表示が指で
隠されないようにして、接触させたまま指を位置Bの下
方へ移動する方法がある。これによりカーソルは位置A
から位置Bへ移動し、この移動中カーソルの表示は指で
隠されることがないので、目的とする移動先である位置
Bを正確に指示することが可能である。しかし、第二の
方法を用いてカーソルの移動を行う場合、図12
(a)、(b)、(c)に示すように、移動先である位
置Bが表示画面上の下端であると、カーソルを移動する
際に、接触している指が表示画面に重なった座標入力装
置からはずれてしまい、途中で指による座標の入力が不
可能になる。したがって、指でカーソルを移動可能な画
像表示面の領域が限定されてしまうという問題がある。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、画像表示面に表示されたカーソ
ルを、画像表示面の前面に配置された座標入力面に指等
でタッチしつつタッチ位置を移動させてカーソルを移動
させる際のカーソル移動が可能な領域が制限されること
がなく、しかも、指等によってカーソルが隠れずに座標
入力が容易な情報処理装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の情報処理装置は、少なくともカーソルを表
示可能な画像表示面を有する表示手段と、その画像表示
面の前面に配置された座標入力面を有する座標入力手段
と、前記座標入力面に入力された座標領域を検出する座
標検出手段とを備え、入力された座標領域に関連してカ
ーソルを画像表示面に表示するようにしたものであっ
て、前記座標検出手段により検出された座標領域の移動
方向を判別する移動方向判別手段と、その移動方向判別
手段により判別された座標領域の移動方向に応じ座標領
域に対するカーソルの表示位置を座標領域に重ならない
ように変更するカーソル表示位置変更手段とを備えてい
る。ここで、前記カーソル表示位置変更手段は、カーソ
ルの表示位置を前記座標領域の周囲において座標領域の
移動方向先方側に変更するようにしてもよい。
【0010】また、前記カーソル表示位置変更手段を、
予め座標領域の周囲に多数設定されたカーソルの表示位
置に関するデータを記憶する記憶手段と、前記移動方向
判別手段により判別された座標領域の移動方向に応じて
前記記憶手段からカーソルの表示位置データを読み出す
読み出し手段と、読み出されたカーソルの表示位置デー
タと座標領域の位置データとに基づいてカーソルを画像
表示面に表示させる表示制御手段とから構成してもよ
い。この時、前記読み出し手段は、前記座標領域の移動
方向に最も近い位置関係にあるカーソル表示位置を前記
記憶手段から選択するように構成してもよい。
【0011】また、前記座標入力手段を透明なタッチパ
ネルで構成すれば好適である。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、表示手
段の画像表示面の前面に座標入力手段の座標入力面が配
置されている。移動方向判別手段は座標検出手段により
検出された座標領域の移動方向を判別し、カーソル表示
位置変更手段は判別された座標領域の移動方向に応じ、
座標領域に対するカーソルの表示位置を座標領域に重な
らないように変更する。即ち、一の方向に座標領域が移
動されるときはカーソルは座標領域に対して第1の位置
に表示され、他の方向に座標領域が移動されるときはカ
ーソルは座標領域に対して第2の位置に表示されるので
ある。
【0013】好適には、カーソル表示位置変更手段がカ
ーソルの表示位置を前記座標領域の周囲において座標領
域の移動方向先方側に変更するのである。この時は、座
標入力面上で指等をどの様な方向に移動させても、つま
り、座標領域をどの様な方向に移動させても、カーソル
は移動方向先方側に表示されることとなり、非常に使い
易くなるのである。
【0014】前記カーソル表示位置変更手段を前記記憶
手段と前記読み出し手段と前記表示制御手段とから構成
する場合、記憶手段に座標領域の周囲に多数設定された
カーソルの表示位置に関するデータを記憶しておく。読
み出し手段は前記移動方向判別手段により判別された座
標領域の移動方向に応じて前記記憶手段からカーソルの
表示位置データを読み出し、表示制御手段が読み出され
たカーソルの表示位置データと座標領域の位置データと
に基づいてカーソルを画像表示面に表示させる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して詳述する。
【0016】図2は本実施例の情報処理装置の内部構成
を示したブロック図である。液晶表示装置10、液晶表
示コントローラ12及び画像メモリ14は表示手段を構
成し、液晶表示装置10の一つの画素の輝度と色情報は
画像メモリ14内のその画素に対応するアドレスに画像
データとして格納されており、液晶表示コントローラ1
2は液晶表示装置10のすべての画素の輝度と色情報を
順次画像メモリ14より読みだし、液晶表示装置10へ
転送し、文字やグラフィックスを表示するように構成さ
れている。
【0017】透明なタッチパネル16は座標入力手段を
構成し、液晶表示装置10の画像表示面の前面に重なる
ように配置され、タッチパネル16の座標入力面に指ま
たはペンが接触することによる電気的または機械的な変
位情報を出力するように構成されている。タッチパネル
制御回路18は座標検出手段を構成し、タッチパネル1
6より出力される変位情報を入力し、タッチパネル16
上で指またはペンが接触した座標領域の位置情報に変換
するように構成されている。
【0018】CPU20はメモリ22に格納されたプロ
グラムにもとずいて装置全体を制御するとともに、移動
方向判別手段,カーソル表示位置変更手段を構成し、カ
ーソルが表示される液晶表示装置10上の位置に対応す
る画像メモリ14のアドレスにカーソルの形状に合わせ
たグラフィックスデータを書き込むように構成されてい
る。
【0019】本実施例で説明するタッチパネル16の位
置分解能は液晶表示装置10の解像度と等しい精度を有
している。また、タッチパネル制御装置18より出力さ
れる位置情報は指またはペンがタッチパネル16に接触
した座標領域のなかで電気的または機械的変位が最大と
なる座標を示している。この時、指等により接触された
領域の面積重心位置を位置情報として出力するように構
成しても良い。また、液晶表示装置10の画素座標とタ
ッチパネル16の位置座標とは1対1に対応しており、
その関係情報は情報処理装置のメモリ22内に記憶され
ている。その情報は情報処理装置の製造時にメモリ22
へ格納されているが、操作者が情報処理装置の電源立ち
上げ時に設定し直すことができるようにもなっている。
【0020】図3に液晶表示装置10の表示画面例を示
す。画面が左右方向にM画素、上下方向にN画素からな
る画素の解像度を有し、液晶表示装置10の左上部の画
素座標を(0、0)とすると、右下部の画素座標は(M
−1、N−1)となる。同様に液晶表示装置10の表面
に重なるように配置されたタッチパネル16の座標も左
上部を(0、0)とすると、右下部は(M−1、N−
1)となる。これにより、タッチパネル16に接触入力
する指またはペンによって、液晶表示装置10に表示さ
れるカーソルを液晶表示装置の解像度と同じ精度で移動
させることが可能である。
【0021】本実施例中のCPU20はメモリ22内に
格納されたプログラムにしたがって、タッチパネル16
に接触された指またはペンの位置情報を入力する処理
と、液晶表示装置10にカーソルを表示する処理を実行
する。最初に図4のフローチャートを用いて、位置情報
の入力処理について説明する。位置情報の入力処理は定
期的に一定時間間隔で実行される処理である。
【0022】まず、タッチパネル16に指またはペンの
接触があるかどうか調べ(S100)、接触がなければ
メモリ22内の特定のアドレスに割り付けてあるタッチ
パネル入力フラグをクリアして(S102)終了する。
一方、接触があればタッチパネル入力フラグをセットす
る(S104)。次にタッチパネル制御回路18より位
置座標値を読みだし(S106)、その値とメモリ22
内に格納されている入力座標値とを比較する(S10
8)。2つの値が等しい場合、すなわちタッチパネルに
接触している指またはペンの位置は移動していないの
で、メモリ22内の特定のアドレスに割り付けてある移
動フラグをクリアして(S110)、終了する。
【0023】一方、上記2つの値が等しくない場合、す
なわちタッチパネル16に接触している指またはペンの
位置が移動したことになるので、移動フラグをセットし
(S112)、メモリ22内の特定のアドレスに割り付
けてある入力座標値に上記位置座標値を書き込む(S1
14)。そしてタッチパネル16上で移動した指または
ペンの方向を示す値を移動方向値として書き込み(S1
16)、終了する。
【0024】この移動方向値は前記2つの座標値に基づ
いて演算する。即ち、移動前の座標に対する移動後の座
標の方向を演算する。ここで、記憶手段を構成する前記
メモリ22には、図6に示されているように、全周方向
に想定される移動方向が8等分され、等分された移動方
向の各々と、その各々に対する「000」から「11
1」の識別符号とがそれぞれ記憶されている。この移動
方向の各々に対し、カーソルの表示位置のデータが設定
記憶されている。移動先の座標を中心として所定半径の
円周を仮想し、その円周上であって、前記8等分された
移動方向にある点をカーソル表示の基準点として求め、
この基準点を示すデータがカーソル表示位置のデータと
して前記識別符号と対応させてメモリ22中のカーソル
表示位置記憶領域に記憶されているのである。ここで、
前記所定半径は、タッチパネルが指により接触される領
域の大きさよりも大きく、且つ表示されるカーソルが接
触される領域に重ならないように設定されている。
【0025】前記移動方向値の演算は、接触領域を示す
座標の移動前と移動後の2つのデータから移動方向を演
算し、その移動方向が前記メモリ22に記憶された移動
方向の内、最も近似するものが選択され、その識別符号
が読み出されることにより行われるのである。この移動
方向値の算出処理(S116)が移動方向判別手段に相
当する。
【0026】さらに、図5のフローチャートを用いて、
カーソルの移動表示処理について説明する。まず、カー
ソルを液晶表示装置10に表示する位置の座標を、メモ
リ22内の特定のアドレスに割り付けてあるカーソル座
標値に設定する(S200)。次にカーソル描画ルーチ
ンを呼び出し(S202)、カーソルの形状に相当する
グラフィックスデータを画像メモリ14に書き込む。こ
れにより、液晶表示装置10にカーソルが表示される。
【0027】そして、液晶表示装置10に表示されてい
るカーソルの上部に重なったタッチパネル16に指また
はペンが接触して、カーソルを移動可能な状態に選択さ
れたかどうか調べる(S204)。ここで、カーソルが
選択されていないと、現在のカーソル位置で移動が確定
かどうか調べ(S206)、確定であればこの処理は終
了する。確定でなければ、ステップS204へもどる。
ステップS204でカーソルが選択されたならば、メモ
リ22内の特定のアドレスに割り付けてあるカーソル選
択フラグをセットする(S208)。次に、位置情報の
入力処理ルーチン内で設定された移動フラグがセットさ
れているかどうか調べる(S210)。ここで、移動フ
ラグがセットされていないと、現在のカーソル位置で移
動が確定かどうか調べ(S212)、確定であればこの
処理は終了する。確定でなければ、ステップS210へ
もどる。
【0028】一方、移動フラグがセットされていると、
位置情報の入力処理ルーチン内で設定された入力座標値
と移動方向値をもとにカーソル座標値を算出し(S21
4)、カーソル描画ルーチンを呼び出し(S216)、
カーソルの形状に相当するグラフィックスデータを画像
メモリ14に書き込む。最後に、現在のカーソル位置で
移動が確定かどうか調べ(S218)、確定であればこ
の処理は終了する。確定でなければ、ステップS210
へもどる。
【0029】ここで、前記ステップS214内のカーソ
ル座標値を算出する処理は本発明の特徴的な部分である
ので、さらに詳細に説明する。図7はタッチパネル16
より指定さた入力座標値とカーソル座標値(カーソル表
示位置)との関係を示す図である。図中、位置Oは入力
座標値が示す位置である。カーソル座標値が示す位置は
移動方向値に対応して8通りの位置となり、移動方向値
が「000」の場合は位置M0、「001」の場合は位
置M1、以下同様に「111」の場合は位置M7となる。
ここで位置M0から位置M7の8個の位置はすべて位置O
より等距離にあり、その距離値はあらかじめ前述のよう
に設定されている。ただし、操作者が設定し直すことが
できるようにすることも可能である。カーソル座標値に
対するカーソルの表示は一例として、図7の位置M1
対するような位置関係となっているが、この関係に限定
されることなく自由に設定可能である。
【0030】最後に、図8を用いて、操作者が本実施例
の情報処理装置の液晶表示装置10に表示されたカーソ
ルを移動させる操作を行う場合のカーソルの動きを示
し、さらに図5のフローチャートを参照してCPU20
が実行する処理について説明する。ここでは、操作者が
液晶表示装置10の表示画面上でカーソルを現在位置
(X0、Y0)から位置(X1、Y1)へ移動させる操作を
する場合を想定する。
【0031】まず、項目の選択や座標入力のために、カ
ーソル座標値として、初期座標値(X0、Y0)が代入さ
れると(S200)、図8(a)に示すようなカーソル
が表示される(S202)。そして、図8(b)に示す
ようにそのカーソル上に指が接触すると(S204)、
カーソルが移動可能な状態となる(S208)。
【0032】次に図8(c)に示すように、指が表示画
面上で右上部へ動きはじめると(S210)、指が接触
しているタッチパネル16上の位置情報から新たなカー
ソル座標値が算出され(S214)、指に隠れて見えて
いなかったカーソルは指の右上部に表示される(S21
6)。即ち、指により接触された座標領域の位置データ
が移動先のデータとして読み出され、移動前の座標領域
の位置データと移動先の位置データとに基づき移動方向
値が演算される。この場合は、「001」が移動方向値
として求められるのである。
【0033】この移動方向値に基づき、前記メモリ22
のカーソル表示位置記憶領域からカーソル表示位置のデ
ータ(図7中の点M1を示す位置データ)が読み出され
るのである。この移動先の座標領域の位置データと、読
み出されたカーソル表示位置のデータとに基づき、実際
に表示されるカーソル座標値が演算されるのである。こ
のカーソル座標値に基づき、CPU20は前記画像メモ
リ14にカーソルのグラフィックスデータを書き込み、
その結果、右上に移動される指の右上にカーソルが表示
され、右上方向にカーソルが移動して行くことになる。
即ち、カーソルは、指の移動方向の先方側に常に表示さ
れるので、タッチパネルの座標入力面を最大限有効に使
用することができるのである。尚、前記カーソル表示位
置のデータを前記カーソル表示位置記憶領域から読み出
す処理が本発明の読み出し手段に相当し、カーソル座標
値を求め、このカーソル座標値に基づき、前記画像メモ
リ14にカーソルのグラフィックスデータを書き込む処
理が本発明の表示制御手段に相当する。
【0034】そして、指の右上方への動きとともにカー
ソルは目標位置(X1、Y1)に移動し、カーソルがそこ
に達したことが操作者により確認されると、指がタッチ
パネルから離され、図示しない確定入力がされる(S2
18)ことにより、位置(X1、Y1)は操作者が入力要
求した座標値として情報処理装置内部にとりこまれ、処
理される。尚、確定入力としては、確定キーのオン操作
によってもよいし、タッチパネルの座標入力面に確定入
力エリアを設け、そこにタッチすることによっても良い
のである。
【0035】本発明は以上詳述した実施例に限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々
の変更を加えることができる。
【0036】例えば、本実施例ではカーソルを表示させ
るため、カーソルの形状に相当するグラフィックスデー
タを画像メモリ14に書き込んでいるが、カーソル表示
用の専用メモリを備え、画像メモリの出力と合成するよ
うにして液晶表示装置10に表示することも可能であ
る。また、カーソルの移動方向の設定を8通りに近似し
たが、さらに分割数を16通りや32通りなどに増やす
ことにより、タッチパネルに接触する指またはペンの移
動方向に対するカーソル表示をより正確に行うことが可
能となる。逆に、分割数を4通りに設定し、カーソル表
示をより簡略化することも可能である。また、表示され
るカーソルの向きは指の動きに関係なく常に同じ向きと
していたが、指の移動方向に応じてカーソルの向きを変
化させ、カーソルが指の移動方向を指向する様にしても
良い。また、カーソルの形状はどの様な形状であっても
良いことは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の情報処理
装置は、画像表示面に表示されたカーソルを、画像表示
面の前面に配置された座標入力面に指等でタッチしつつ
タッチ位置を移動させてカーソルを移動させる際のカー
ソル移動が可能な領域が従来のように制限されることが
なく、しかも、指等によってカーソルが隠れずに座標入
力が容易であるので、正確な位置入力や正確な項目の選
択が可能であるという大変実用的な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置のクレーム対応図であ
る。
【図2】本発明の実施例である情報処理装置の内部構成
を示すブロック図である。
【図3】液晶表示装置の表示画面の構成を示す図であ
る。
【図4】タッチパネルからの位置情報を入力する処理を
表わすフローチャートである。
【図5】カーソルの移動表示をする処理を表わすフロー
チャートである。
【図6】カーソルの移動方向に対する設定値(移動方向
値)を示す図である。
【図7】タッチパネルからの入力座標値とカーソル座標
値との関係を示す図である。
【図8】本実施例の液晶表示装置上でカーソルを移動さ
せる操作の一例を示す図である。
【図9】従来の液晶表示装置上でのカーソルの移動表示
を示す図である。
【図10】従来の液晶表示装置上でのカーソルの移動操
作を示す図である。
【図11】従来の液晶表示装置上でのカーソルの移動操
作を示す図である。
【図12】従来の液晶表示装置上でのカーソルの移動操
作を示す図である。
【符号の説明】
10 液晶表示装置 12 液晶表示コントローラ 14 画像メモリ 16 タッチパネル 18 タッチパネル制御回路 20 CPU 22 メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともカーソルを表示可能な画像表
    示面を有する表示手段と、 その画像表示面の前面に配置された座標入力面を有する
    座標入力手段と、 前記座標入力面に入力された座標領域を検出する座標検
    出手段とを備え、入力された座標領域に関連してカーソ
    ルを画像表示面に表示するようにした情報処理装置であ
    って、 前記座標検出手段により検出された座標領域の移動方向
    を判別する移動方向判別手段と、 その移動方向判別手段により判別された座標領域の移動
    方向に応じ、座標領域に対するカーソルの表示位置を座
    標領域に重ならないように変更するカーソル表示位置変
    更手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記カーソル表示位置変更手段は、カー
    ソルの表示位置を前記座標領域の周囲において座標領域
    の移動方向先方側に変更することを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記カーソル表示位置変更手段は、予め
    座標領域の周囲に多数設定されたカーソルの表示位置に
    関するデータを記憶する記憶手段と、前記移動方向判別
    手段により判別された座標領域の移動方向に応じて前記
    記憶手段からカーソルの表示位置データを読み出す読み
    出し手段と、読み出されたカーソルの表示位置データと
    座標領域の位置データとに基づいてカーソルを画像表示
    面に表示させる表示制御手段とからなることを特徴とす
    る請求項1若しくは2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記読み出し手段は、前記座標領域の移
    動方向に最も近い位置関係にあるカーソル表示位置を前
    記記憶手段から選択することを特徴とする請求項3に記
    載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記座標入力手段は透明なタッチパネル
    であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の情報処
    理装置。
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Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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