JPH08221202A

JPH08221202A - 情報表示装置

Info

Publication number: JPH08221202A
Application number: JP2680795A
Authority: JP
Inventors: Tsuneo Yasui; 恒夫安井; Koichi Yoshida; 浩一吉田
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 1995-02-15
Filing date: 1995-02-15
Publication date: 1996-08-30

Abstract

(57)【要約】【目的】タッチスイッチに指やペン等のタッチ手段を
軽く押し当てることにより、選択項目を選択状態にし、
さらに、その選択項目を自分の意志で強く押し下げるこ
とにより、選択項目を確定状態にすることができる情報
表示装置を提供することである。【構成】画像、文字等の情報を表示する液晶ディスプ
レイ２２と、その液晶ディスプレイ２２の画面上に配置
され、手指４１によるタッチ操作に応じた信号を出力す
るタッチスイッチ２４とを備え、手指４１によってタッ
チスイッチの表面上を接触しながら移動させて、選択項
目を選択状態にし（Ｓ１〜Ｓ５）、そして、その選択項
目を所定のタッチ強さ以上でタッチ操作することによ
り、その選択項目を確定状態にする（Ｓ６、Ｓ７）。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、所謂タッチパネル機能
を備えた情報表示装置に係わり、特に、タッチ入力技術
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、情報表示装置は、操作性の向上
や、小型・軽量化のために、画像表示を利用した入力方
法の一つとして、情報表示装置の表示手段であるＣＲＴ
やＬＣＤ等の表示画面に、入力手段として透明なマトリ
ックス状の多数のタッチスイッチからなる座標入力装置
を重ねて配設し、その座標入力装置の表面を、指やペン
等で接触することにより、操作者が画像や文字等の情報
を入力するものが製品化されている。

【０００３】これ等の装置は、例えば、実開平２ー２６
２３９公報に示されるように、選択入力可能な項目が表
示画面上にいくつかの領域に分割されて表示され、その
領域の表面に重ねて配設された座標入力装置を、操作者
が指やペン等で接触することにより、選択したい項目を
選択可能な状態とし、その後に、その接触面より指やペ
ン等を離すと、選択可能状態から確定状態にするように
したものである。

【０００４】または、操作者が指やペン等で接触して選
択したい項目を選択可能な状態とし、そして、指やペン
等を接触面から一度離し、その後に、再度、指やペン等
で接触すると、選択可能状態から確定状態にする装置も
知られている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作者
が指やペン等で接触することにより、項目を選択可能な
状態とし、その後、指やペンを接触面から離すことによ
り選択可能状態から確定状態にする方法は、そもそも、
このような動作が、時として操作者の感覚となじまず、
かつ、不用意に指やペンを離してしまい、誤った入力を
してしまうという欠点がある。

【０００６】また、操作者が指やペン等で接触すること
により、項目を選択可能な状態とし、その後に、再度、
接触することにより選択可能状態から確定状態にする方
法は、接触毎に、所謂チャタリング等が発生しやすく、
自分の意志とは無関係に複数回の入力をしてしまうとい
う欠点がある。

【０００７】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、タッチスイッチに指やペン等の
タッチ手段を軽く押し当てることにより、選択項目を選
択状態にし、さらに、その選択項目を自分の意志で強く
押し下げることにより、選択項目を確定状態にすること
ができる情報表示装置を提供することを目的としてい
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の情報表示装置は、画像、文字等の情報を表
示する画面を備えた表示手段と、その表示手段の画面上
に配置され、指やペン等のタッチ手段によるタッチ操作
によって信号を出力する多数のタッチスイッチとを備え
た情報表示装置において、前記表示手段の画面に表示さ
れているある表示項目を前記タッチ手段によって所定の
タッチ強さ未満でタッチ操作することにより前記表示項
目を選択状態にし、かつその選択状態の表示項目をさら
に前記所定のタッチ強さ以上でタッチ操作することによ
り前記選択状態の表示項目を確定状態にするタッチ強さ
検出手段を備えている。

【０００９】また、前記所定のタッチ強さは、前記タッ
チ手段によるタッチ操作によって同時に信号を出力する
タッチスイツチの数によって設定し、前記タッチ強さ検
出手段は、前記タッチスイッチの数が所定数未満の場合
に前記表示項目を選択状態にし、かつ前記タッチスイッ
チの数が所定数以上の場合に前記選択状態の表示項目を
確定状態にするようにしてもよい。

【００１０】

【作用】前記の構成を有する本発明の情報表示入力装置
によれば、表示手段の画面に表示されたある表示項目を
前記タッチ手段によって所定のタッチ強さ未満でタッチ
操作することにより、前記タッチ強さ検出手段は、前記
表示項目を選択状態にし、そして、その表示項目をさら
に前記所定のタッチ強さ以上でタッチ操作するすること
により、同タッチ強さ検出手段は、前記表示項目を確定
状態にする。

【００１１】また、前記所定のタッチ強さを、前記タッ
チ手段によるタッチ操作によって同時に信号を出力する
タッチスイツチの数により設定しておけば、タッチ手段
によってタッチ操作されるタッチスイッチの数が所定数
未満の場合に前記タッチ強さ検出手段が前記表示項目を
選択状態にし、かつタッチ操作されるタッチスイッチの
数が所定数以上の場合に同タッチ強さ検出手段が前記選
択状態の表示項目を確定状態にする。この場合、最初か
ら選択目的の表示項目を正確に定めて操作するという正
確性を期す配慮を必要とすることなく、タッチ手段を無
造作に表示手段の画面上に置いてなぞりながら目的の表
示項目を定めることができ、ここでその表示項目をさら
に強くタッチ操作するという簡単な操作によってその表
示項目を確定させることができる。

【００１２】

【実施例】以下に、本発明を具体化した一実施例を図面
を参照して説明する。図１は本実施例の情報表示装置１
０の外観斜視図である。

【００１３】情報表示装置１０は、その本体１２の上面
の手前に設けられ、かつ複数の機能キー１４等からなる
入力キー群１６と、本体１２の上面に設けられ、かつ画
像や文字等の情報を画面表示できる一体型表示入力装置
である液晶表示ディスプレイ装置１８と、本体１２に内
蔵されたデータ処理装置２０（図２参照）とから構成さ
れている。

【００１４】液晶表示ディスプレイ装置１８は、図２の
電気的制御ブロック図に示すように、本発明の表示手段
としての平面状の液晶ディスプレイ２２と、その液晶デ
ィスプレイ２２の上面に重ねて配置され、かつ座標入力
用の透明な所謂タッチパネルとしてのマトリックス状の
タッチスイッチ２４とによって一体的に構成される。従
って、この液晶表示ディスプレイ装置１８によれば、同
一画面上で情報の画面表示と、表示項目の座標入力とが
可能な構成となっている。

【００１５】さらに、図２に示すように、前記データ処
理装置２０は、装置全体を制御するＣＰＵ２６と、その
ＣＰＵ２６の制御処理などの必要なプログラムを格納し
たＲＯＭ２８と、外部装置（図示せず）から読み込まれ
たデータや前記タッチスイッチ２４から入力された座標
データ等を記憶するＲＡＭ３０と、前記液晶ディスプレ
イ２２に表示するための表示イメージを格納する表示メ
モリ３２と、前記液晶ディスプレイ２２を制御するため
の表示制御部３４と、前記タッチスイッチ２４を制御し
て座標入力を行わせるタッチパネル制御部３６と、入力
キー群１６の制御を行う入力キー制御部４０とから構成
されている。

【００１６】前記タッチスイッチ２４は、例えば、抵抗
値検出方式を採用しており、図２に示すように、ＸＹ方
向に抵抗体がマトリックス状に一定間隔（約０．２ｍｍ
間隔）で配置されている。そして、そのタッチスイッチ
２４は、タッチ手段としての自分の手指４１を所定のタ
ッチ強さでタッチスイツチ２４上のある位置をタッチす
ると、そのタッチした位置に該当する抵抗体の交差点
（ＸｎとＹｎ）がスキャンニングされることにより、タ
ッチ位置が見いだされる。なお、ＸＹ座標のマトリクス
の間隔は、約０．２ｍｍとなっており、図３に示される
ように、例えば手指４１でタッチした場合にはマトリク
スの間隔に比べてタッチ領域が大きく、抵抗体の交差点
が複数発生する。このため、タッチ強さは、タッチスイ
ッチ２４上を軽くタッチ操作した場合と、グッと力強く
タッチ操作した場合とでは、抵抗体の交差点の数ｎが異
なり、その交差点の数ｎを検出し、後述する画面上の選
択項目の選択や確定を行う構成になっている。

【００１７】このように構成された情報表示装置１０の
動作について図３乃至図５を参照して説明する。

【００１８】情報表示装置１０の液晶表示ディスプレイ
装置１８の画面上には、図３に示されるように、選択エ
リアＡ１から選択エリアＡ５の各々の選択項目が表示さ
れている。先ず、液晶表示ディスプレイ装置１８の画面
上のタッチスイッチ２４の中に手指４１によってタッチ
操作された抵抗体の交差点があるか調べる（Ｓ１、Ｓは
ステップを示す。以下同様）。交差点の数ｎがゼロか否
かを判断し（Ｓ２）、タッチ操作がなく交差点の数ｎが
ゼロの場合（Ｓ２：ＹＥＳ）、Ｓ１に戻る。

【００１９】一方、タッチ操作されていると（Ｓ２：Ｎ
Ｏ）、次のステップに進む。手指４１により軽いタッチ
強さでタッチスイッチ２４上面の選択エリアＡ１をタッ
チ操作すると、ＣＰＵ２６は、スキャンニングにより、
そのタッチ位置に該当する抵抗体の抵抗値の変化に基づ
き、ＸＹ座標（Ｘｎ，Ｙｎ）を検出する（Ｓ３）。ＸＹ
座標を検出すると、そのタッチしている選択エリアＡ１
を選択されているという識別のため、色変わりさせる
か、点滅させて選択状態にあることを表示する（Ｓ
４）。それと同時に、手指４１のタッチする部分にある
程度の大きさの面積があるため、図３に示されるよう
に、（Ｘ４，Ｙ２）、（Ｘ４，Ｙ３）、（Ｘ５，Ｙ
２）、（Ｘ５，Ｙ３）の複数のＸＹ座標の交差点をＲＡ
Ｍ３０に格納する（Ｓ５）。

【００２０】次に、図３に示すように、手指４１を上か
ら下になぞるようにして移動させ、選択エリアＡ１から
選択エリアＡ２に移動する。この時のスキャンニングに
おいて、前述したＳ１からＳ５のステップにて、手指４
１がタッチしている複数のＸＹ座標（Ｘ４，Ｙ７）、
（Ｘ４，Ｙ８）、（Ｘ５，Ｙ７）、（Ｘ５，Ｙ８）を検
出し、それをＲＡＭ３０に格納し、選択エリアＡ２内を
色変わりさせるか点滅させると、同時に選択エリアＡ１
の表示を色変わりもしくは点滅状態から通常の表示に変
える。このようにして、手指４１の上から下への移動に
基づき、選択エリアが順次変わっていき、それに連れて
ＸＹ座標も、順次、変わり、その都度、ＲＡＭ３０に格
納され、選択エリアも順次、色変わりさせれるか点滅す
る。

【００２１】次に、選択項目の確定状態を説明する。本
実施例の場合、選択項目を確定状態にするための所定の
タッチ強さを抵抗体の交差点の数ｎに換算して、例え
ば、８と設定してあり、その交差点の数ｎが８未満、つ
まり、７以下であれば選択状態と見なし、かつ交差点の
数ｎが８以上であれば確定状態として、予め、前記ＲＯ
Ｍ２８に記憶してある。そして、所望の選択項目を、例
えば、選択エリアＡ５とした場合を以下に説明する。

【００２２】前述したＳ１からＳ４にて、手指４１の移
動により、ＸＹ座標も変わり、選択エリアＡ５の選択項
目まで移動させたら、この位置でタッチスイッチ２４の
上面をグッと力強くタッチ操作すると、ＸＹ座標は、図
３に示す４交差点の座標から、図４に示す９交差点の座
標に変化し、その複数の交差点をＲＡＭ３０に格納する
（Ｓ６）。そして、交差点の数ｎがいくつかを判断し
（Ｓ６）、８以上であれば、ＣＰＵ２６は、確定状態と
して設定し（Ｓ７）、以上の処理を終了する。もしも、
８未満、つまり、７以下であれば、Ｓ１に戻り、前述し
たステップを繰り返すことになる。

【００２３】前記した図５の処理工程は、本発明のタッ
チ強さ検出手段として機能する。

【００２４】以上説明した選択エリアＡ１〜Ａ５に対す
る選択及び確定操作は、実際、操作者によって、比較的
ゆっくり行われることもあれば、殆ど瞬間的に行われる
こともあり、いずれの場合も前記した一連の処理工程に
従って行われる。

【００２５】処で、手指４１の移動は必ずしも、図３に
示したように、まっすぐに移動されることが少なく、曲
がって移動されることが多い。この場合、選択エリアＡ
内でのタッチであれば、タッチ操作と見なし、入力情報
として取り込む。そして、手指４１の動きは、タッチス
イッチ２４上を下から上（図３の矢印方向とは反対方
向）に移動させても、選択エリアＡの途中からスタート
させてもなんら問題はない。

【００２６】また、タッチ操作の不慣れの人は、タッチ
強さが強めになると考えられるので、そのタッチ強さを
調整するタッチ強さ調整手段を設けてもよい。

【００２７】なお、図３及び図４における手指４２の大
きさと、タッチスイッチ２４の抵抗体のマトリックス状
の間隔とは、比例尺でない。

【００２８】本発明の前記実施例に限定されるものでな
く、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形、改良が可
能である。例えば、本実施例では、タッチ手段として、
手指４１を使用しているが、ペン等の突起物をタッチ手
段として使用してもよい。

【００２９】また、前記実施例では、本発明のタッチ強
さ検出手段として、タッチスイッチ２４のタッチされた
交差点の数ｎが所定数に対して多いか少ないかにより判
断する構成を採用したが、この外、例えば、タッチスイ
ッチ２４をタッチしたときの押圧力が所定の圧力に対し
て大きいか小さいかによって判断する構成としてもよ
く、あるいは、圧力を抵抗値の変化として電気的に検出
する感圧抵抗手段を用いて、タッチスイッチ２４をタッ
チしたときの抵抗値が所定の抵抗値に対して大きいか小
さいかによって判断する構成としてもよい。

【００３０】

【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の情報表示装置によれば、タッチ手段をタッチスイ
ッチの表面上にて移動させることにより、選択項目を選
択状態にし、さらに、その選択された項目を自分の意志
で強く押し下げることにより、選択状態から確定状態に
することができる。従って、特別に注意を払うことな
く、前記タッチ手段を無造作にタッチスイッチの表面上
に置いてなぞりながら目的の表示項目を定めることがで
き、その表示項目を容易に選択確定させることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例の情報表示装置の外観斜視図である。

【図２】本装置の電気的制御構成を示すブロック図であ
る。

【図３】タッチスイッチ上の座標と手指の移動との関係
を示す説明図である。

【図４】タッチスイッチ上の座標と選択項目の選択確定
状態を示す説明図である。

【図５】選択項目の選択及び確定状態に関するフローチ
ャートである。

【符号の説明】

１０情報表示装置１８液晶表示ディスプレイ装置２０データ処理装置２２液晶ディスプレイ２４タッチスイッチ２６ＣＰＵ４１手指

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画像、文字等の情報を表示する画面を備
えた表示手段と、その表示手段の画面上に配置され、指
やペン等のタッチ手段によるタッチ操作によって信号を
出力する多数のタッチスイッチとを備えた情報表示装置
において、前記表示手段の画面に表示されているある表示項目を前
記タッチ手段によって所定のタッチ強さ未満でタッチ操
作することにより前記表示項目を選択状態にし、かつそ
の選択状態の表示項目をさらに前記所定のタッチ強さ以
上でタッチ操作することにより前記選択状態の表示項目
を確定状態にするタッチ強さ検出手段を備えたことを特
徴とする情報表示装置。
【請求項２】前記所定のタッチ強さは、前記タッチ手
段によるタッチ操作によって同時に信号を出力するタッ
チスイツチの数によって設定し、前記タッチ強さ検出手段は、前記タッチスイッチの数が
所定数未満の場合に前記表示項目を選択状態にし、かつ
前記タッチスイッチの数が所定数以上の場合に前記選択
状態の表示項目を確定状態にすることを特徴とする請求
項１に記載の情報表示装置。