JPH0876731A - フレームメモリ書込制御回路およびその方法 - Google Patents
フレームメモリ書込制御回路およびその方法Info
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- JPH0876731A JPH0876731A JP6213761A JP21376194A JPH0876731A JP H0876731 A JPH0876731 A JP H0876731A JP 6213761 A JP6213761 A JP 6213761A JP 21376194 A JP21376194 A JP 21376194A JP H0876731 A JPH0876731 A JP H0876731A
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- frame memory
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インタレース信号をフレームメモリに書き込
む際に必要なフレームメモリの垂直方向アドレスを生成
する回路を大幅に簡略化する。 【構成】 所定の間引き率によって間引かれたインタレ
ース信号をフレームメモリに書き込むために、そのフレ
ームメモリの水平方向のアドレスを生成し出力するHア
ドレス生成回路および垂直方向のアドレスを生成し出力
するVアドレス生成回路とを備えるフレームメモリ書込
制御回路において、前記Vアドレス生成回路は、間引き
率に対応した垂直方向アドレスをもつアドレステーブル
を格納したROM3を備えており、このアドレステーブ
ルを参照することによって、前記フレームメモリの垂直
方向アドレスを生成し出力する。
む際に必要なフレームメモリの垂直方向アドレスを生成
する回路を大幅に簡略化する。 【構成】 所定の間引き率によって間引かれたインタレ
ース信号をフレームメモリに書き込むために、そのフレ
ームメモリの水平方向のアドレスを生成し出力するHア
ドレス生成回路および垂直方向のアドレスを生成し出力
するVアドレス生成回路とを備えるフレームメモリ書込
制御回路において、前記Vアドレス生成回路は、間引き
率に対応した垂直方向アドレスをもつアドレステーブル
を格納したROM3を備えており、このアドレステーブ
ルを参照することによって、前記フレームメモリの垂直
方向アドレスを生成し出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノンインタレース映像
信号とインタレース映像信号とを合成し、ノンインタレ
ース映像信号としてモニタに出力する映像装置におい
て、インタレース映像信号をノンインタレース映像信号
に変換するために、そのインタレース映像信号をフレー
ムメモリに書き込むフレームメモリ書込制御回路および
その方法に関する。
信号とインタレース映像信号とを合成し、ノンインタレ
ース映像信号としてモニタに出力する映像装置におい
て、インタレース映像信号をノンインタレース映像信号
に変換するために、そのインタレース映像信号をフレー
ムメモリに書き込むフレームメモリ書込制御回路および
その方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフレームメモリ書込制御回路で
は、インタレース映像信号をノンインタレース映像信号
に変換するために、そのインタレース映像信号をフレー
ムメモリに書き込む際に、フレームメモリの垂直方向ア
ドレスを生成する複雑な論理回路を必要としていた。
は、インタレース映像信号をノンインタレース映像信号
に変換するために、そのインタレース映像信号をフレー
ムメモリに書き込む際に、フレームメモリの垂直方向ア
ドレスを生成する複雑な論理回路を必要としていた。
【0003】この従来のフレームメモリ書込制御回路
を、モニタ上で、パソコン画面中にビデオ画面を表示す
るために、ノンインタレース映像信号であるアナログR
GB信号(パソコン等の出力)と間引き後のインタレー
ス映像信号であるNTSC信号(ビデオ出力)とを合成
し、ノンインタレース信号としてモニタ上に出力するス
ーパーインポーズ機能付き映像装置に適用した場合につ
いて図5を参照して説明する。
を、モニタ上で、パソコン画面中にビデオ画面を表示す
るために、ノンインタレース映像信号であるアナログR
GB信号(パソコン等の出力)と間引き後のインタレー
ス映像信号であるNTSC信号(ビデオ出力)とを合成
し、ノンインタレース信号としてモニタ上に出力するス
ーパーインポーズ機能付き映像装置に適用した場合につ
いて図5を参照して説明する。
【0004】図5は、一般的なスーパーインポーズ機能
付き映像装置の構成を示すブロック図であり、同期分離
回路4は、NTSC信号から制御タイミングの基準とな
る同期信号を取り出す。取り出された同期信号は、垂直
同期信号Vsおよび水平同期信号Hsであり、それぞれ
1フィールド、1ラインの映像信号の開始位置を表す。
さらに、同期分離回路4は、クロック発生手段を備えて
おり、1ドットごとの同期信号でもあるドットクロック
DCKを生成する。
付き映像装置の構成を示すブロック図であり、同期分離
回路4は、NTSC信号から制御タイミングの基準とな
る同期信号を取り出す。取り出された同期信号は、垂直
同期信号Vsおよび水平同期信号Hsであり、それぞれ
1フィールド、1ラインの映像信号の開始位置を表す。
さらに、同期分離回路4は、クロック発生手段を備えて
おり、1ドットごとの同期信号でもあるドットクロック
DCKを生成する。
【0005】フィールド判定回路5は、同期分離回路4
から出力される同期信号VsおよびHsに基づいて、N
TSC信号のフィールドがODD(奇数)かEVEN
(偶数)かを判定する。NTSC信号のようなインタレ
ース信号は、ODDフィールドとEVENフィールドと
で1フレーム(1画面)となり、ODDフィールドは、
1画面の1、3、5・・・の奇数ラインの映像信号によ
って構成され、EVENフィールドは、2、4、6・・
・の偶数ラインの映像信号によって構成されるものであ
る。
から出力される同期信号VsおよびHsに基づいて、N
TSC信号のフィールドがODD(奇数)かEVEN
(偶数)かを判定する。NTSC信号のようなインタレ
ース信号は、ODDフィールドとEVENフィールドと
で1フレーム(1画面)となり、ODDフィールドは、
1画面の1、3、5・・・の奇数ラインの映像信号によ
って構成され、EVENフィールドは、2、4、6・・
・の偶数ラインの映像信号によって構成されるものであ
る。
【0006】A/Dコンバータ6は、入力されたNTS
C信号を間引きクロック生成回路7から出力されるサン
プリングクロックWCKにしたがって、ディジタル信号
(以下 NTSC信号データとする)に変換する。
C信号を間引きクロック生成回路7から出力されるサン
プリングクロックWCKにしたがって、ディジタル信号
(以下 NTSC信号データとする)に変換する。
【0007】Fifo(First in first
out)メモリ8は、間引きクロック生成回路7から
出力される書込クロックWCKにしたがってNTSC信
号データが書き込まれ、順次先入れ先出しで間引きクロ
ック生成回路7から出力される読出クロック(図示せ
ぬ)にしたがって読み出される。そして、Fifoメモ
リ8内部には、NTSC信号データがこのFifoメモ
リ8に書き込まれる時点で間引きクロック生成回路7か
ら出力される書き込みクロックWCKにしたがって間引
かれ、さらに、ODDフィールドを構成するラインとE
VENフィールドを構成するラインとがはっきり分かれ
て存在することになる。
out)メモリ8は、間引きクロック生成回路7から
出力される書込クロックWCKにしたがってNTSC信
号データが書き込まれ、順次先入れ先出しで間引きクロ
ック生成回路7から出力される読出クロック(図示せ
ぬ)にしたがって読み出される。そして、Fifoメモ
リ8内部には、NTSC信号データがこのFifoメモ
リ8に書き込まれる時点で間引きクロック生成回路7か
ら出力される書き込みクロックWCKにしたがって間引
かれ、さらに、ODDフィールドを構成するラインとE
VENフィールドを構成するラインとがはっきり分かれ
て存在することになる。
【0008】間引きクロック生成回路7は、NTSC信
号データがFifoメモリ8に書き込まれる前にそのN
TSC信号データに対して予め設定された間引き率で間
引き処理を行う。例えば、1/3に間引く場合には、書
込クロックWCKの周波数を間引きを行わない時の1/
3にすることで、1/3の割合でNTSC信号データの
水平方向は間引かれる。また、垂直方向については、O
DDフィールド、EVENフィールドそれぞれにおい
て、Fifoメモリ8に書き込むべきラインに対しての
み、書込クロックWCKを与えれば間引きを行うことが
できる。
号データがFifoメモリ8に書き込まれる前にそのN
TSC信号データに対して予め設定された間引き率で間
引き処理を行う。例えば、1/3に間引く場合には、書
込クロックWCKの周波数を間引きを行わない時の1/
3にすることで、1/3の割合でNTSC信号データの
水平方向は間引かれる。また、垂直方向については、O
DDフィールド、EVENフィールドそれぞれにおい
て、Fifoメモリ8に書き込むべきラインに対しての
み、書込クロックWCKを与えれば間引きを行うことが
できる。
【0009】フレームメモリ書込制御回路9は、Fif
oメモリ8内のNTSC信号データをフレームメモリ1
0に書き込むためのHアドレス(水平方向アドレス)お
よびVアドレス(垂直方向アドレス)を生成する。
oメモリ8内のNTSC信号データをフレームメモリ1
0に書き込むためのHアドレス(水平方向アドレス)お
よびVアドレス(垂直方向アドレス)を生成する。
【0010】フレームメモリ10は、Fifoメモリ8
から読み出されたNTSC信号データが、フレームメモ
リ書込制御回路9から出力される書込クロックWEによ
って書き込まれ、読出制御回路11から出力される読出
クロックREによって読み出される。ここで、書込クロ
ックWEと読出クロックREは非同期でもかまわない。
また、フレームメモリ10では、書き込まれるNTSC
信号データがフレームメモリ書込制御回路9から出力さ
れるHアドレスおよびVアドレスによって管理されてい
る。
から読み出されたNTSC信号データが、フレームメモ
リ書込制御回路9から出力される書込クロックWEによ
って書き込まれ、読出制御回路11から出力される読出
クロックREによって読み出される。ここで、書込クロ
ックWEと読出クロックREは非同期でもかまわない。
また、フレームメモリ10では、書き込まれるNTSC
信号データがフレームメモリ書込制御回路9から出力さ
れるHアドレスおよびVアドレスによって管理されてい
る。
【0011】読出制御回路11は、入力されるアナログ
RGB信号から同期信号を取り出し、その同期信号に同
期した読出クロックREを生成し出力する。つまり、フ
レームメモリ10内のNTSC信号データは、読出クロ
ックREによって読み出されるが、その際の読み出しの
タイミングは、アナログRGB信号に同期して行わなけ
ればならない。
RGB信号から同期信号を取り出し、その同期信号に同
期した読出クロックREを生成し出力する。つまり、フ
レームメモリ10内のNTSC信号データは、読出クロ
ックREによって読み出されるが、その際の読み出しの
タイミングは、アナログRGB信号に同期して行わなけ
ればならない。
【0012】D/Aコンバータ12は、フレームメモリ
10から読み出されたNTSC信号データをアナログ信
号に変換する。
10から読み出されたNTSC信号データをアナログ信
号に変換する。
【0013】切換制御回路13は、入力されるアナログ
RGB信号と、フレームメモリ10から読み出されたN
TSC信号とを、モニタ上で、アナログRGB画面中の
所定の矩形領域にNTSC信号が表示されるように切替
制御する。
RGB信号と、フレームメモリ10から読み出されたN
TSC信号とを、モニタ上で、アナログRGB画面中の
所定の矩形領域にNTSC信号が表示されるように切替
制御する。
【0014】このような構成を備えるスーパーインポー
ズ機能付き映像装置では、間引きクロック生成回路7か
ら出力される書込クロックWCKによって予め設定され
た間引き率で間引かれたNTSC信号データが、フレー
ムメモリ書込制御回路9から出力されるHアドレスおよ
びVアドレスにしたがってフレームメモリ10に書き込
まれる。フレームメモリ10に書き込まれたNTSC信
号データは、読出制御回路11から出力される読出クロ
ックREによって読み出され、D/Aコンバータ12に
よってアナログ信号に変換された後、切替制御回路13
によってアナログRGB画面中の所定の矩形領域に表示
される。
ズ機能付き映像装置では、間引きクロック生成回路7か
ら出力される書込クロックWCKによって予め設定され
た間引き率で間引かれたNTSC信号データが、フレー
ムメモリ書込制御回路9から出力されるHアドレスおよ
びVアドレスにしたがってフレームメモリ10に書き込
まれる。フレームメモリ10に書き込まれたNTSC信
号データは、読出制御回路11から出力される読出クロ
ックREによって読み出され、D/Aコンバータ12に
よってアナログ信号に変換された後、切替制御回路13
によってアナログRGB画面中の所定の矩形領域に表示
される。
【0015】次に、間引きクロック生成回路の構成につ
いて図5および図6を参照して説明する。
いて図5および図6を参照して説明する。
【0016】間引きクロック生成回路は、A/Dコンバ
ータ6から出力されたNTSC信号データを予め設定さ
れた間引き率で間引いてFifoメモリ8に書き込むた
めに、NTSC信号データの取り込みタイミングを決定
する書込クロックWCKを出力する。
ータ6から出力されたNTSC信号データを予め設定さ
れた間引き率で間引いてFifoメモリ8に書き込むた
めに、NTSC信号データの取り込みタイミングを決定
する書込クロックWCKを出力する。
【0017】図6は、間引きクロック生成回路の構成を
示すブロック図であり、3進カウンタ14および4進カ
ウンタ15は、水平同期信号Hsのタイミングにしたが
ってカウントアップし、そのカウント値を論理回路16
に出力する。ここで、3進カウンタ14は予め設定され
る間引き率が1/3または2/3の場合に用いられ、4
進カウンタ15は予め設定される間引き率が1/2nの
場合に用いられる。
示すブロック図であり、3進カウンタ14および4進カ
ウンタ15は、水平同期信号Hsのタイミングにしたが
ってカウントアップし、そのカウント値を論理回路16
に出力する。ここで、3進カウンタ14は予め設定され
る間引き率が1/3または2/3の場合に用いられ、4
進カウンタ15は予め設定される間引き率が1/2nの
場合に用いられる。
【0018】論理回路16は、3進カウンタ14または
4進カウンタ15から出力されるカウント値に基づい
て、Fifoメモリ8に書き込むべきデータがODDフ
ィールドか、またはEVENフィールドかによって、そ
れぞれに対応したタイミングで垂直方向の書込クロック
を出力する。
4進カウンタ15から出力されるカウント値に基づい
て、Fifoメモリ8に書き込むべきデータがODDフ
ィールドか、またはEVENフィールドかによって、そ
れぞれに対応したタイミングで垂直方向の書込クロック
を出力する。
【0019】また、3進カウンタ17および4進カウン
タ18は、ドットクロックDCKのタイミングにしたが
ってカウントアップし、そのカウント値を論理回路19
に出力する。3進カウンタ17または4進カウンタ18
のいずれを用いるかは前述の説明の通りである。
タ18は、ドットクロックDCKのタイミングにしたが
ってカウントアップし、そのカウント値を論理回路19
に出力する。3進カウンタ17または4進カウンタ18
のいずれを用いるかは前述の説明の通りである。
【0020】論理回路19は、3進カウンタ17または
4進カウンタ18から出力されるカウント値に基づい
て、水平方向の書込クロックを出力する。
4進カウンタ18から出力されるカウント値に基づい
て、水平方向の書込クロックを出力する。
【0021】ANDゲート20は、垂直方向の書込クロ
ックと水平方向の書込クロックを入力し、A/Dコンバ
ータ6から出力されるNTSC信号データを所定の間引
き率で間引くための書込クロックWCKを出力する。
ックと水平方向の書込クロックを入力し、A/Dコンバ
ータ6から出力されるNTSC信号データを所定の間引
き率で間引くための書込クロックWCKを出力する。
【0022】次に、NTSC信号データを間引く方法に
ついて図5から図11を参照して説明する。
ついて図5から図11を参照して説明する。
【0023】図7は、1フレーム分のNTSC信号の全
体イメージを示す図である。図8および図9は、Fif
oメモリに書き込まれた間引き後のNTSC信号データ
を示す図である。図10および図11は、ODDフィー
ルドおよびEVENフィールドそれぞれにおける書込ク
ロックWCKの出力タイミングを説明する図である。
体イメージを示す図である。図8および図9は、Fif
oメモリに書き込まれた間引き後のNTSC信号データ
を示す図である。図10および図11は、ODDフィー
ルドおよびEVENフィールドそれぞれにおける書込ク
ロックWCKの出力タイミングを説明する図である。
【0024】まず、垂直方向の間引きについて説明す
る。
る。
【0025】NTSC信号は、インタレース信号である
ため、ODDフィールドを構成するライン、EVENフ
ィールドを構成するラインの順番で、A/Dコンバータ
6に入力される。つまり、図7において、A〜Vは、そ
れぞれ1ライン分のNTSC信号データを示しており、
まず、ODDフィールドを構成するラインA、C、・・
・、Uが入力され、次いで、EVENフィールドを構成
するラインB、D、・・・、Vが入力される。そして、
例えば、1/3または2/3の間引き率で、A/Dコン
バータ6から出力されたNTSC信号データを間引く場
合には、それぞれ○印で示したラインを取り込み、×印
で示したラインを捨てることになる。こうして間引かれ
たNTSC信号データをFifoメモリ8に書き込むと
図8または図9に示すように、初めにODDフィールド
を構成するラインが格納され、次いで、EVENフィー
ルドを構成するラインが格納される。
ため、ODDフィールドを構成するライン、EVENフ
ィールドを構成するラインの順番で、A/Dコンバータ
6に入力される。つまり、図7において、A〜Vは、そ
れぞれ1ライン分のNTSC信号データを示しており、
まず、ODDフィールドを構成するラインA、C、・・
・、Uが入力され、次いで、EVENフィールドを構成
するラインB、D、・・・、Vが入力される。そして、
例えば、1/3または2/3の間引き率で、A/Dコン
バータ6から出力されたNTSC信号データを間引く場
合には、それぞれ○印で示したラインを取り込み、×印
で示したラインを捨てることになる。こうして間引かれ
たNTSC信号データをFifoメモリ8に書き込むと
図8または図9に示すように、初めにODDフィールド
を構成するラインが格納され、次いで、EVENフィー
ルドを構成するラインが格納される。
【0026】ここで、間引き率を1/3に設定するとす
ると、初めに入力されるODDフィールドを構成するラ
インは、A,C,E・・・の順番であるが、図7の○×
を参照すると、取り込むべきラインはA,G,M,Sと
なる。つまり、図10に示すように、間引きクロック生
成回路の3進カウンタ14から出力されるカウント値の
上位ビットおよび下位ビットの両方が0となる場合に書
込クロックWCKを出力すればラインA,G,M,Sが
取り込まれることになる。同様に、EVENフィールド
の場合は、図11に示すように、3進カウンタ14から
出力されるカウント値が上位ビットが0かつ下位ビット
が1となるタイミングで書込クロックWCKを出力すれ
ば、ラインD,J、P,Vが取り込まれることになる。
ると、初めに入力されるODDフィールドを構成するラ
インは、A,C,E・・・の順番であるが、図7の○×
を参照すると、取り込むべきラインはA,G,M,Sと
なる。つまり、図10に示すように、間引きクロック生
成回路の3進カウンタ14から出力されるカウント値の
上位ビットおよび下位ビットの両方が0となる場合に書
込クロックWCKを出力すればラインA,G,M,Sが
取り込まれることになる。同様に、EVENフィールド
の場合は、図11に示すように、3進カウンタ14から
出力されるカウント値が上位ビットが0かつ下位ビット
が1となるタイミングで書込クロックWCKを出力すれ
ば、ラインD,J、P,Vが取り込まれることになる。
【0027】また、ドット単位の間引き、つまり、水平
方向の間引きについては、例えば、間引き率が1/3と
設定される場合には、3進カウンタ17の上位ビットお
よび下位ビットの両方が0となるタイミングで書込クロ
ックを出力すればよい。
方向の間引きについては、例えば、間引き率が1/3と
設定される場合には、3進カウンタ17の上位ビットお
よび下位ビットの両方が0となるタイミングで書込クロ
ックを出力すればよい。
【0028】次に、従来のフレームメモリ書込制御回路
を構成するHアドレス生成回路およびVアドレス生成回
路について図12および図13を参照して説明する。
を構成するHアドレス生成回路およびVアドレス生成回
路について図12および図13を参照して説明する。
【0029】Hアドレス生成回路は、NTSC信号デー
タをフレームメモリ10に書き込む際にドット単位、つ
まり、水平方向のNTSC信号データを管理するための
Hアドレスを出力するものであり、Vアドレス生成回路
は、NTSC信号データをフレームメモリ10に書き込
む際に垂直方向のNTSC信号データを管理するための
Vアドレスを出力するものである。
タをフレームメモリ10に書き込む際にドット単位、つ
まり、水平方向のNTSC信号データを管理するための
Hアドレスを出力するものであり、Vアドレス生成回路
は、NTSC信号データをフレームメモリ10に書き込
む際に垂直方向のNTSC信号データを管理するための
Vアドレスを出力するものである。
【0030】Fifoメモリ8に書き込まれたNTSC
信号データは、前述の通り、ODDフィールドを構成す
るラインとEVENフィールドを構成するラインとが完
全に分離されており、この順番のままフレームメモリ1
0にNTSC信号データを送信したのでは、画像が復元
されない。つまり、図3または図4に示すように、元の
NTSC信号と同様に、ODDフィールドを構成するラ
インとEVENフィールドを構成するとが交互に並ぶよ
うにNTSC信号データをフレームメモリ10に書き込
まなければならない。しかし、水平方向(ドット単位)
のNTSC信号データについては並べ替える必要はな
く、Fifoメモリ8に保存された順番のとおりにフレ
ームメモリ10に書き込めば良い。
信号データは、前述の通り、ODDフィールドを構成す
るラインとEVENフィールドを構成するラインとが完
全に分離されており、この順番のままフレームメモリ1
0にNTSC信号データを送信したのでは、画像が復元
されない。つまり、図3または図4に示すように、元の
NTSC信号と同様に、ODDフィールドを構成するラ
インとEVENフィールドを構成するとが交互に並ぶよ
うにNTSC信号データをフレームメモリ10に書き込
まなければならない。しかし、水平方向(ドット単位)
のNTSC信号データについては並べ替える必要はな
く、Fifoメモリ8に保存された順番のとおりにフレ
ームメモリ10に書き込めば良い。
【0031】図12は、フレームメモリに書き込まれる
NTSC信号データを水平方向に管理するHアドレスを
出力するHアドレス生成回路の構成を示すブロック図で
あり、カウンタ21は、ドットクロックDCKによって
0から1、2・・・とカウントアップしながら、Hアド
レスをフレームメモリ10に出力する。また、このカウ
ント値、つまり、Hアドレスは、クリア制御回路22に
も出力されており、クリア制御回路22は、このカウン
ト値が所定値に達するとカウンタ21に対してクリア信
号を出力する。カウンタ21は、クリア信号を受信する
と、カウント値を0に戻す。
NTSC信号データを水平方向に管理するHアドレスを
出力するHアドレス生成回路の構成を示すブロック図で
あり、カウンタ21は、ドットクロックDCKによって
0から1、2・・・とカウントアップしながら、Hアド
レスをフレームメモリ10に出力する。また、このカウ
ント値、つまり、Hアドレスは、クリア制御回路22に
も出力されており、クリア制御回路22は、このカウン
ト値が所定値に達するとカウンタ21に対してクリア信
号を出力する。カウンタ21は、クリア信号を受信する
と、カウント値を0に戻す。
【0032】例えば、100×100ドットの画像をフ
レームメモリ10に転送する場合、カウンタ21は、0
から99までの100ドットをカウント、つまり、Hア
ドレスを出力し、クリア制御回路22によって再び0に
クリアされる。ここで、Hアドレス生成回路は、カウン
ト値がクリアされる際に、次のラインの画像をフレーム
メモリ10に転送するために、Vアドレスをインクリメ
ントするためのカウントアップ信号をVアドレス生成回
路に出力する。ここで、間引き率信号は、水平方向のド
ット数を設定するために入力される。
レームメモリ10に転送する場合、カウンタ21は、0
から99までの100ドットをカウント、つまり、Hア
ドレスを出力し、クリア制御回路22によって再び0に
クリアされる。ここで、Hアドレス生成回路は、カウン
ト値がクリアされる際に、次のラインの画像をフレーム
メモリ10に転送するために、Vアドレスをインクリメ
ントするためのカウントアップ信号をVアドレス生成回
路に出力する。ここで、間引き率信号は、水平方向のド
ット数を設定するために入力される。
【0033】このように、Hアドレスについては、単純
なカウンタのインクリメント動作で実現可能であるが、
Vアドレスに関しては、複雑な操作が必要となる。例え
ば、間引き率を2/3と設定した場合、Fifoメモリ
8内のODDフィールドを構成するラインA,E,G,
K・・・は、フレームメモリ10のVアドレス0、3、
4、7・・・にそれぞれ転送されなければならない。E
VENフィールドを構成するラインについても同様に並
べ替えなければならない。
なカウンタのインクリメント動作で実現可能であるが、
Vアドレスに関しては、複雑な操作が必要となる。例え
ば、間引き率を2/3と設定した場合、Fifoメモリ
8内のODDフィールドを構成するラインA,E,G,
K・・・は、フレームメモリ10のVアドレス0、3、
4、7・・・にそれぞれ転送されなければならない。E
VENフィールドを構成するラインについても同様に並
べ替えなければならない。
【0034】図13は、Vアドレス生成回路の構成を示
すブロック図であり、切替回路23は、フィールド判定
回路から出力されるODD/EVEN判定信号によるフ
ィールドの種別および予め設定される間引き率に基づい
て、Hアドレス生成回路から出力されるカウントアップ
信号に同期しながら、アドレス加算回路24に切替信号
を出力する。アドレス加算回路24は、切替回路23か
ら出力される切替信号に基づいて、Vアドレスに加算す
べき加算数を選択し、加算回路25に出力する。加算回
路25は、アドレス加算回路24から出力される加算数
をHアドレス生成回路から出力されるカウントアップ信
号に同期して加算していき、その加算値をVアドレスと
して出力する。クリア制御回路26は、間引き率に応じ
たライン数をカウントした後、加算回路25における加
算値をクリアする。
すブロック図であり、切替回路23は、フィールド判定
回路から出力されるODD/EVEN判定信号によるフ
ィールドの種別および予め設定される間引き率に基づい
て、Hアドレス生成回路から出力されるカウントアップ
信号に同期しながら、アドレス加算回路24に切替信号
を出力する。アドレス加算回路24は、切替回路23か
ら出力される切替信号に基づいて、Vアドレスに加算す
べき加算数を選択し、加算回路25に出力する。加算回
路25は、アドレス加算回路24から出力される加算数
をHアドレス生成回路から出力されるカウントアップ信
号に同期して加算していき、その加算値をVアドレスと
して出力する。クリア制御回路26は、間引き率に応じ
たライン数をカウントした後、加算回路25における加
算値をクリアする。
【0035】次に、Vアドレス生成回路の動作を図13
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0036】間引き率を2/3に設定した場合、ODD
フィールドにおいては、まず、初めのラインAが、フレ
ームメモリ10のVアドレス0の位置に書き込まれる。
次に、切替回路23が、Hアドレス生成回路から出力さ
れるカウントアップ信号に同期して切替信号を出力し
て、アドレス加算回路24におけるVアドレスに加算す
べき加算数を3に切り替える。そして、加算回路25で
は、ラインAが書き込まれたVアドレス0に加算数3を
加算した加算値3がVアドレスとして生成され、ライン
Eがフレームメモリ10のVアドレス3の位置に書き込
まれる。次に、切替回路23が、再びカウントアップ信
号に同期して切替信号を出力し、アドレス加算回路24
におけるVアドレスに加算すべき加算数を1に切り替え
る。そして、加算回路25では、ラインEが書き込まれ
たVアドレス3に加算数1を加算した加算値4がVアド
レスとして生成され、ラインGがフレームメモリ10の
Vアドレス4の位置に書き込まれる。この様に、アドレ
ス加算回路24内の加算数を切替回路23から出力され
る切替信号によって3、1、3、1、3・・・と切り替
えることによって、ODDフィールドのデータは所望の
Vアドレスに書き込まれる。
フィールドにおいては、まず、初めのラインAが、フレ
ームメモリ10のVアドレス0の位置に書き込まれる。
次に、切替回路23が、Hアドレス生成回路から出力さ
れるカウントアップ信号に同期して切替信号を出力し
て、アドレス加算回路24におけるVアドレスに加算す
べき加算数を3に切り替える。そして、加算回路25で
は、ラインAが書き込まれたVアドレス0に加算数3を
加算した加算値3がVアドレスとして生成され、ライン
Eがフレームメモリ10のVアドレス3の位置に書き込
まれる。次に、切替回路23が、再びカウントアップ信
号に同期して切替信号を出力し、アドレス加算回路24
におけるVアドレスに加算すべき加算数を1に切り替え
る。そして、加算回路25では、ラインEが書き込まれ
たVアドレス3に加算数1を加算した加算値4がVアド
レスとして生成され、ラインGがフレームメモリ10の
Vアドレス4の位置に書き込まれる。この様に、アドレ
ス加算回路24内の加算数を切替回路23から出力され
る切替信号によって3、1、3、1、3・・・と切り替
えることによって、ODDフィールドのデータは所望の
Vアドレスに書き込まれる。
【0037】また、EVENフィールドを構成するライ
ンをフレームメモリ10に書き込む場合には、アドレス
加算回路24における加算数を切替回路23から出力さ
れる切替信号によって、1、3、1、3、1・・・と切
り替えることによって、所望のVアドレスに書き込むこ
とができる。
ンをフレームメモリ10に書き込む場合には、アドレス
加算回路24における加算数を切替回路23から出力さ
れる切替信号によって、1、3、1、3、1・・・と切
り替えることによって、所望のVアドレスに書き込むこ
とができる。
【0038】間引き率を1/3と設定した場合では、O
DDフィールドを構成するラインおよびEVENフィー
ルドを構成するラインをフレームメモリ10に書き込む
際には、アドレス加算回路24における加算数を2に固
定し、上記と同様の動作を行えばよい。
DDフィールドを構成するラインおよびEVENフィー
ルドを構成するラインをフレームメモリ10に書き込む
際には、アドレス加算回路24における加算数を2に固
定し、上記と同様の動作を行えばよい。
【0039】このように、フレームメモリ書込制御回路
から出力されるHアドレスおよびVアドレスにしたがっ
て、インタレース信号であるNTSC信号をノンインタ
レース信号に変換するためのデータ列の並べ替えが行わ
れる。
から出力されるHアドレスおよびVアドレスにしたがっ
て、インタレース信号であるNTSC信号をノンインタ
レース信号に変換するためのデータ列の並べ替えが行わ
れる。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】従来のフレームメモリ
書込制御回路では、フレームメモリ内の画像データを管
理する垂直方向アドレス(Vアドレス)を生成する際
に、予め設定される間引き率に応じた複雑な論理回路を
必要とするという問題点があった。
書込制御回路では、フレームメモリ内の画像データを管
理する垂直方向アドレス(Vアドレス)を生成する際
に、予め設定される間引き率に応じた複雑な論理回路を
必要とするという問題点があった。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、所定の間引き率によって間引かれたイ
ンタレース信号をフレームメモリに書き込むために、そ
のフレームメモリの水平方向アドレスを生成し出力する
Hアドレス生成回路および垂直方向アドレスを生成し出
力するVアドレス生成回路とを備えるフレームメモリ書
込制御回路において、前記Vアドレス生成回路は、間引
き率に対応した垂直方向アドレスをもつアドレステーブ
ルを格納した記憶手段を備えており、このアドレステー
ブルを参照することによって、前記フレームメモリの垂
直方向アドレスを生成し出力する。
めに、本発明は、所定の間引き率によって間引かれたイ
ンタレース信号をフレームメモリに書き込むために、そ
のフレームメモリの水平方向アドレスを生成し出力する
Hアドレス生成回路および垂直方向アドレスを生成し出
力するVアドレス生成回路とを備えるフレームメモリ書
込制御回路において、前記Vアドレス生成回路は、間引
き率に対応した垂直方向アドレスをもつアドレステーブ
ルを格納した記憶手段を備えており、このアドレステー
ブルを参照することによって、前記フレームメモリの垂
直方向アドレスを生成し出力する。
【0042】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
【0043】本実施例のフレームメモリ書込制御回路と
従来のフレームメモリ書込制御回路との相違点は、従来
のフレームメモリ書込制御回路においてVアドレスを生
成するVアドレス生成回路が予め設定された間引き率に
応じた複雑な論理回路によって構成されていたが、これ
に対し、本実施例のフレームメモリ書込制御回路におけ
るVアドレス生成回路は、間引き率ごとのVアドレスを
もつアドレステーブルが予め格納されたROM等の記憶
手段を備えており、Vアドレスを生成する場合には、こ
のアドレステーブルを参照することによって簡単に生成
することができる点にある。したがって、その他の構成
は同様であるため、重複部分の説明は省略する。
従来のフレームメモリ書込制御回路との相違点は、従来
のフレームメモリ書込制御回路においてVアドレスを生
成するVアドレス生成回路が予め設定された間引き率に
応じた複雑な論理回路によって構成されていたが、これ
に対し、本実施例のフレームメモリ書込制御回路におけ
るVアドレス生成回路は、間引き率ごとのVアドレスを
もつアドレステーブルが予め格納されたROM等の記憶
手段を備えており、Vアドレスを生成する場合には、こ
のアドレステーブルを参照することによって簡単に生成
することができる点にある。したがって、その他の構成
は同様であるため、重複部分の説明は省略する。
【0044】次に、本実施例のVアドレス生成回路につ
いて図1および図2を参照して説明する。
いて図1および図2を参照して説明する。
【0045】図1は、本実施例のVアドレス生成回路の
構成を示すブロック図であり、図2は、ROM内部の構
成を示す図である。
構成を示すブロック図であり、図2は、ROM内部の構
成を示す図である。
【0046】図1において、カウンタ1は、図12に示
すHアドレス生成回路から出力されるカウントアップ信
号にしたがって0から順次1、2・・・とカウントす
る。クリア制御回路2は、間引き率に応じてライン数を
カウントした後、カウンタ1におけるカウント値をクリ
アする。ROM3は、間引き率ごとのVアドレスをもつ
アドレステーブルを予め格納しており、予め設定される
間引き率およびカウンタ1から出力されるカウント値に
基づいて、Vアドレスを出力する。
すHアドレス生成回路から出力されるカウントアップ信
号にしたがって0から順次1、2・・・とカウントす
る。クリア制御回路2は、間引き率に応じてライン数を
カウントした後、カウンタ1におけるカウント値をクリ
アする。ROM3は、間引き率ごとのVアドレスをもつ
アドレステーブルを予め格納しており、予め設定される
間引き率およびカウンタ1から出力されるカウント値に
基づいて、Vアドレスを出力する。
【0047】次に、Vアドレス生成回路の動作について
説明すると、図12に示すHアドレス生成回路からは、
既に説明したように、1ラインのHアドレスを生成する
ごとにVアドレス生成回路に対してVアドレスをインク
リメントするためのカウントアップ信号が出力される。
Vアドレス生成回路では、このカウントアップ信号をカ
ウンタ1でカウントしていき、このカウント値がROM
3に出力される。そして、予め設定される間引き率に基
づいて、参照すべきアドレステーブルが決定され、カウ
ンタ1から出力されるカウント値に基づいて、アドレス
テーブル内のいずれのVアドレスを出力すべきかが決定
される。
説明すると、図12に示すHアドレス生成回路からは、
既に説明したように、1ラインのHアドレスを生成する
ごとにVアドレス生成回路に対してVアドレスをインク
リメントするためのカウントアップ信号が出力される。
Vアドレス生成回路では、このカウントアップ信号をカ
ウンタ1でカウントしていき、このカウント値がROM
3に出力される。そして、予め設定される間引き率に基
づいて、参照すべきアドレステーブルが決定され、カウ
ンタ1から出力されるカウント値に基づいて、アドレス
テーブル内のいずれのVアドレスを出力すべきかが決定
される。
【0048】つまり、ROM3内部には、予め設定され
る間引き率ごとのVアドレスをもつアドレステーブルが
格納されているが、複数のアドレステーブルからVアド
レスを読み出すためにアドレステーブル自体を指定する
3桁のアドレスが指定されている。この3桁のアドレス
のうち、上位アドレスは、予め設定された間引き率によ
って決定され、アドレステーブルを指定する。また、下
位アドレスは、カウンタ1から出力されるカウント値に
よって決定され、各アドレステーブル内の個々のVアド
レスを指定する。
る間引き率ごとのVアドレスをもつアドレステーブルが
格納されているが、複数のアドレステーブルからVアド
レスを読み出すためにアドレステーブル自体を指定する
3桁のアドレスが指定されている。この3桁のアドレス
のうち、上位アドレスは、予め設定された間引き率によ
って決定され、アドレステーブルを指定する。また、下
位アドレスは、カウンタ1から出力されるカウント値に
よって決定され、各アドレステーブル内の個々のVアド
レスを指定する。
【0049】次に、本実施例の動作を例えば、間引き率
を2/3とした場合について説明する。
を2/3とした場合について説明する。
【0050】図2に示すように、間引き率を2/3と設
定したことにより、ROM3内の上位アドレスは1とな
り、間引き率2/3に対応したアドレステーブルが指定
される。そして、従来技術の欄(図4参照)で説明した
ように、Fifoメモリ内のODDフィールドのライン
A,E,G,K・・・は、フレームメモリのVアドレス
0、3、4、7・・・にそれぞれ並べ替えられて書き込
まれることになる。最初は、Vアドレス生成回路を構成
するカウンタ1のカウンタ値が0なので、ROM3内の
下位アドレスは00である。したがって、ラインAは、
3桁のアドレス100が指定するVアドレス0に書き込
まれることになる。次に、Hアドレス生成回路から出力
されるカウントアップ信号により、Vアドレス生成回路
を構成するカウンタ1によるカウント値は1になる。つ
まり、ROM3内の下位アドレスは01となり、ライン
Eは、3桁のアドレス101が指定するVアドレス3に
書き込まれる。同様にして、ラインGは、Vアドレス4
に、ラインKは、Vアドレス7に書き込まれる。
定したことにより、ROM3内の上位アドレスは1とな
り、間引き率2/3に対応したアドレステーブルが指定
される。そして、従来技術の欄(図4参照)で説明した
ように、Fifoメモリ内のODDフィールドのライン
A,E,G,K・・・は、フレームメモリのVアドレス
0、3、4、7・・・にそれぞれ並べ替えられて書き込
まれることになる。最初は、Vアドレス生成回路を構成
するカウンタ1のカウンタ値が0なので、ROM3内の
下位アドレスは00である。したがって、ラインAは、
3桁のアドレス100が指定するVアドレス0に書き込
まれることになる。次に、Hアドレス生成回路から出力
されるカウントアップ信号により、Vアドレス生成回路
を構成するカウンタ1によるカウント値は1になる。つ
まり、ROM3内の下位アドレスは01となり、ライン
Eは、3桁のアドレス101が指定するVアドレス3に
書き込まれる。同様にして、ラインGは、Vアドレス4
に、ラインKは、Vアドレス7に書き込まれる。
【0051】EVENフィールドデータにおいても同様
の動作を行うことにより、所望のVアドレスの位置にデ
ータを書き込むことができる。
の動作を行うことにより、所望のVアドレスの位置にデ
ータを書き込むことができる。
【0052】図12で示したHアドレス生成回路および
図1で示したVアドレス生成回路とを備える本実施例の
フレームメモリ書込制御回路を前述の従来技術の欄で説
明したスーパーインポーズ機能付き映像装置(図5参
照)に適用することにより、装置の構成を簡略化するこ
とができる。
図1で示したVアドレス生成回路とを備える本実施例の
フレームメモリ書込制御回路を前述の従来技術の欄で説
明したスーパーインポーズ機能付き映像装置(図5参
照)に適用することにより、装置の構成を簡略化するこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフレーム
メモリ書込制御回路では、間引き率ごとのフレームメモ
リの垂直方向アドレスを格納したアドレステーブルを参
照することによって垂直方向アドレスを生成しているの
で、この垂直方向アドレスの生成を極めて簡単な回路で
実現することができ、したがって、このフレームメモリ
書込制御回路を各種映像装置に適用した場合には、装置
構成を簡略化することができる。
メモリ書込制御回路では、間引き率ごとのフレームメモ
リの垂直方向アドレスを格納したアドレステーブルを参
照することによって垂直方向アドレスを生成しているの
で、この垂直方向アドレスの生成を極めて簡単な回路で
実現することができ、したがって、このフレームメモリ
書込制御回路を各種映像装置に適用した場合には、装置
構成を簡略化することができる。
【図1】本発明のフレームメモリ書込回路におけるVア
ドレス生成回路の一実施例の構成を示すブロック図。
ドレス生成回路の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】図1におけるROM内部の構成を示す図。
【図3】間引き率1/3の場合に、フレームメモリへの
NTSC信号データの書き込まれ方を示す図。
NTSC信号データの書き込まれ方を示す図。
【図4】間引き率2/3の場合に、フレームメモリへの
NTSC信号データの書き込まれ方を示す図。
NTSC信号データの書き込まれ方を示す図。
【図5】一般的なスーパーインポーズ機能付き映像装置
の構成を示すブロック図。
の構成を示すブロック図。
【図6】図5における間引きクロック生成回路の一般的
な構成を示すブロック図。
な構成を示すブロック図。
【図7】1フレームのNTSC信号の全体像およびその
間引かれ方を示す図。
間引かれ方を示す図。
【図8】間引き率が1/3の場合にFifoメモリに書
き込まれたデータの状態を示す図。
き込まれたデータの状態を示す図。
【図9】間引き率が2/3の場合にFifoメモリに書
き込まれたデータの状態を示す図。
き込まれたデータの状態を示す図。
【図10】間引き率1/3の場合に、図6で示した間引
きクロック生成回路の動作を説明する図。
きクロック生成回路の動作を説明する図。
【図11】間引き率1/3の場合に、図6で示した間引
きクロック生成回路の動作を説明する図。
きクロック生成回路の動作を説明する図。
【図12】フレームメモリ書込制御回路における一般的
なHアドレス生成回路の構成を示す図。
なHアドレス生成回路の構成を示す図。
【図13】従来のVアドレス生成回路の構成を示す図。
1 カウンタ 2 クリア制御回路 3 ROM 4 同期分離回路 5 フィールド判定回路 6 A/Dコンバータ 7 間引きクロック生成回路 8 Fifoメモリ 9 フレームメモリ書込制御回路 10 フレームメモリ 11 読出制御回路 12 D/Aコンバータ 13 切替制御回路 21 カウンタ 22 クリア制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図6は、間引きクロック生成回路の構成を
示すブロック図であり、3進カウンタ14および4進カ
ウンタ15は、水平同期信号Hsのタイミングにしたが
ってカウントアップし、そのカウント値を論理回路16
に出力する。ここで、3進カウンタ14は予め設定され
る間引き率が1/3または2/3の場合に用いられ、4
進カウンタ15は予め設定される間引き率が1/2nの
場合に用いられる。
示すブロック図であり、3進カウンタ14および4進カ
ウンタ15は、水平同期信号Hsのタイミングにしたが
ってカウントアップし、そのカウント値を論理回路16
に出力する。ここで、3進カウンタ14は予め設定され
る間引き率が1/3または2/3の場合に用いられ、4
進カウンタ15は予め設定される間引き率が1/2nの
場合に用いられる。
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の間引き率によって間引かれたイン
タレース信号をフレームメモリに書き込むために、その
フレームメモリの水平方向アドレスを生成し出力するH
アドレス生成回路および前記フレームメモリの垂直方向
アドレスを生成し出力するVアドレス生成回路とを備え
るフレームメモリ書込制御回路であって、 前記Vアドレス生成回路は、間引き率に対応した垂直方
向アドレスをもつアドレステーブルを格納した記憶手段
を備えており、このアドレステーブルを参照することに
よって、前記フレームメモリの垂直方向アドレスを生成
し出力することを特徴とするフレームメモリ書込制御回
路。 - 【請求項2】 前記Vアドレス生成回路は、1ラインご
とにカウントアップするカウント値およびインタレース
信号の間引き率にしたがって、前記アドレステーブルを
参照することを特徴とする前記請求項1に記載のフレー
ムメモリ書込制御回路。 - 【請求項3】 前記記憶手段は、複数の間引き率ごとの
垂直方向アドレスをもつ複数のアドレステーブルが予め
格納されており、 予め設定されるインタレース信号の間引き率によって、
参照すべきアドレステーブルが指定されるとともに、 前記Hアドレス生成回路から出力されるカウントアップ
信号をカウントしたカウント値によって、指定されたア
ドレステーブル内の出力すべき垂直方向アドレスが指定
されることを特徴とする前記請求項2に記載のフレーム
メモリ書込制御回路。 - 【請求項4】 フレームメモリの水平方向アドレスを生
成し出力するとともに、垂直方向アドレスを生成し出力
することによって、所定の間引き率で間引かれたインタ
レース信号をその水平方向アドレスおよび垂直方向アド
レスにしたがって前記フレームメモリに書き込むフレー
ムメモリ書込制御方法であって、 複数の間引き率ごとの前記フレームメモリの垂直方向ア
ドレスをもつ複数のアドレステーブルを予め記憶手段に
格納しておき、 予め設定されるインタレース信号の間引き率に基づい
て、前記記憶手段内の参照すべきアドレステーブルが指
定されるとともに、 前記フレームメモリの1ラインごとにカウントアップし
たカウント値に基づいて、指定されたアドレステーブル
内の出力すべき垂直方向アドレスが指定され、 その指定された垂直方向アドレスを出力することを特徴
とするフレームメモリ書込制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6213761A JPH0876731A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | フレームメモリ書込制御回路およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6213761A JPH0876731A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | フレームメモリ書込制御回路およびその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876731A true JPH0876731A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16644595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6213761A Pending JPH0876731A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | フレームメモリ書込制御回路およびその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0876731A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05284422A (ja) * | 1992-03-31 | 1993-10-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 垂直画像縮小装置 |
JPH0695654A (ja) * | 1992-09-11 | 1994-04-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 動画像転送制御装置 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP6213761A patent/JPH0876731A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05284422A (ja) * | 1992-03-31 | 1993-10-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 垂直画像縮小装置 |
JPH0695654A (ja) * | 1992-09-11 | 1994-04-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 動画像転送制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970812 |