JPH0876660A - 像保持体からの像形成物質除去装置 - Google Patents

像保持体からの像形成物質除去装置

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JPH0876660A
JPH0876660A JP23960294A JP23960294A JPH0876660A JP H0876660 A JPH0876660 A JP H0876660A JP 23960294 A JP23960294 A JP 23960294A JP 23960294 A JP23960294 A JP 23960294A JP H0876660 A JPH0876660 A JP H0876660A
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image carrier
drying
roller
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JP23960294A
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Tsuneo Maki
恒雄 牧
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写紙の厚さがばらつく場合でも、トナー剥
離処理した後の転写紙を効率的に、かつ確実に乾燥させ
ることができるトナー除去装置を提供する。 【構成】 トナー除去装置の乾燥ユニット4を、支持ロ
ーラ401〜403に掛け渡された乾燥ベルト404
と、該ベルトの支持ローラ間に形成される平面部の二つ
(支持ローラ401,402間及び401,403間の
平面部)に接するようにガイド部材409,410等に
より形成された搬送路と、搬送路における転写紙10の
通過経路を、転写紙に接する平面部の数が異なる複数の
通過経路の一つに設定するための分岐爪411と、支持
ローラ401に内蔵されたヒータ401aとにより構成
し、転写紙10の厚さを検出する紙厚センサ104と、
紙厚センサ104の検出結果に基づいて分岐爪411を
制御する制御部6とを設けたことを特徴とするトナー除
去装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置で画像を形成
した像保持体から、該画像の像形成物質を除去する像形
成物質除去装置に係り、詳しくは像保持体に不安定化液
を付与し、像形成物質を剥離して除去した後、該像保持
体を効率的に乾燥することができる像形成物質除去装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み像保持体としての用紙か
らトナーなどの像形成物質を除去する例えば像形成物質
除去方法及びその装置としては種々のものが知られてい
る。例えば溶剤を使用するものとして、特開平1−10
1576号公報には、トナーが付着された用紙をトナー
樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波振動を印加し、
溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離させる像形成物質
除去方法が開示されている。また、特開平4−3003
95号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を浸漬、噴霧あ
るいは塗布等による方法で付着させてトナーを溶解し、
溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着剤接触、機械
剥離あるいは静電気吸着等による方法で除去し、その後
乾燥・延伸などの紙の仕上げを行う像形成物質除去方法
が開示されている。
【0003】一方、溶剤を使用しないものとして、例え
ば特開平2−55195号公報には、支持体上に離型剤
を塗布した印刷体に電子写真方式あるいは熱転写方式で
載せた熱溶融性インキあるいはトナーを、該印刷体にイ
ンキ剥離体を重ね加熱ローラと圧力ローラの間を通し、
冷えてからインキ剥離体を剥がすことにより、該インキ
剥離体の方に付着させて除去する像形成物質除去方法が
開示されている。また特開平4−64472号公報に
は、少なくとも、表面に熱溶融性樹脂を有するエンドレ
スシートと、これを支えて回転させる熱ローラ及び冷却
ローラと、表面に離型処理をした紙(イレーザブルペー
パ)を軟化あるいは溶融した熱溶融性樹脂に押しつける
押圧ローラと、これらを連動して動かせる駆動部からな
るイレーザが開示されている。また特開平4−8298
3号公報には、互いに圧接して回転し圧接箇所に紙を通
過させる2本の並行に設けられたローラと、該2本のロ
ーラの少なくとも一方を加熱するヒーターと、該圧接箇
所を通過した紙を前記ローラから分離する掻取具と、前
記ローラに付着した像形成物質を前記ローラから除去す
る剥離装置とを備えた像形成物質除去装置が開示されて
いる。
【0004】ところで、上記溶剤を使用しない方法や装
置は、表面に紙繊維が露出している通常の紙に画像を記
録した記録済み像保持体から像形成物質を除去するのに
使用すると、例えば電子写真方式の定着工程で熱溶融性
樹脂を主成分とする像形成物質を像保持体に融着させる
などして、像形成物質が像保持体表面の繊維に強固に固
着されているので、像形成物質除去の際に像形成物質と
共に表面の紙繊維を剥ぎ取って紙質を損傷してしまう。
特に像形成物質の除去性を高めるために、上記インキ剥
離体、エンドレスシートあるいはローラさせた上に熱や
圧力を加える場合、種々の条件によっては、逆に像形成
物質と像保持体との間の定着性を高めてしまって除去を
困難にすることもあった。
【0005】そこで、先に本出願人は、記録済み像保持
体に、不安定化液としての水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加
熱接着もしくは加圧接着して像保持体から剥離する像形
成物質除去方法を提案した(例えば、特願平4−255
916号参照)。これによれば、像保持体の紙質を比較
的損傷することなく、像形成物質のみを除去することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平4−255
916号で提案した像形成物質除去方法で処理した像保
持体のように一度液を付与して像形成物質を剥離して除
去した直後の像保持体は、上記液を含浸しているので、
そのまま例えば電子写真複写機等での像形成に用いいよ
うとしても、像形成物質を安定して付着させることが困
難になる。また、上記液を含浸しているので、該像保持
体が取り扱いにくくなる場合もある。そこで、本出願人
は、像形成物質を取り除いた像保持体の表面を、像形成
物質が安定して付着可能な状態にする付着性復元手段、
又は像形成物質除去後の像保持体に含浸している不安定
化液の少なくとも一部を除去する不安定化液除去手段を
備えたものを提案し、該付着性復元手段又は不安定化液
除去手段として像保持体を加熱して乾燥する乾燥ユニッ
トを備えたものを開示している(特願平5−26987
3号参照)。
【0007】ところが、像保持体の厚さが異なる場合に
は像保持体に保持される液量が異なってくるため、像保
持体が厚い場合には乾燥が不十分になってしまったり、
像保持体が薄い場合には必要な乾燥時間よりも長く乾燥
してしまったりするおそれがある。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、像保持体の厚さがば
らつく場合でも、剥離処理した後の像保持体を効率的
に、かつ確実に乾燥させることができる像保持体からの
像形成物質除去装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、表面に像形成物質からなる画像
が形成されている像保持体に、該像形成物質を該像保持
体との間の付着状態を不安定状態にする不安定化液を付
与する不安定化液付与手段と、該不安定化液が付与され
た像保持体から像形成物質を剥離して除去する剥離手段
と、該像形成物質を除去した像保持体を乾燥する乾燥手
段とを備えた像保持体からの像形成物質除去装置におい
て、該乾燥手段を、複数の支持ローラに掛け渡されたベ
ルト部材と、該ベルト部材の支持ローラ間に形成される
平面部の少なくとも二つに接するように設けられた搬送
路と、該搬送路における像保持体の通過経路を、該像保
持体に接する平面部の数が異なる複数の通過経路の一つ
に設定する通過経路設定手段と、該支持ローラの少なく
とも一つに設けられた熱源とにより構成し、該像保持体
の厚さを検出する厚さ検出手段と、該厚さ検出手段の検
出結果に基づいて該通過経路設定手段を制御する制御手
段とを設けたことを特徴とするものである。
【0010】特に、請求項2の発明は、請求項1の像保
持体からの像形成物質除去装置において、上記熱源が設
けられた支持ローラの少なくとも一つに、ドラム状の支
持ローラを用い、該ドラム状の支持ローラの周壁部及び
上記ベルト部材に複数の通気孔を形成し、該熱源から該
支持ローラの周壁部に向けて気流を発生させる気流発生
手段と、上記搬送路が設けられていないベルト部材の平
面部での通気を遮断する第1の通気遮断手段と、上記通
過経路設定手段によって像保持体が所定の厚さより厚い
場合に設定される通過経路のみに含まれるベルト部材の
平面部での通気を必要に応じて遮断できるように移動可
能に構成された第2の通気遮断手段と、上記乾燥手段に
おける像保持体の搬送状況に基づいて第2の通気遮断手
段を制御制御手段とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】請求項1の発明においては、複数の支持ローラ
に掛け渡されたベルト部材の支持ローラ間に形成される
平面部の少なくとも二つに接するように搬送路が設けら
れ、像保持体は、通過経路設定手段によって該搬送路に
設定された通過経路を、該経路内のベルト部材の平面部
に接しながら通過する。この通過の際に、支持ローラ内
の熱源からの熱がベルト部材を介して像保持体に伝わる
ことによって、像保持体が加熱乾燥される。そして、厚
さ検出手段によって像保持体の厚さが検出され、この検
出結果に基づいて制御手段により該搬送路における通過
経路設定手段を制御する。ここで、像保持体が所定の厚
さより薄い場合には、像保持体が必要最小限のベルト部
材の平面部に接するように、例えば一つの平面部に接す
るように像保持体の通過経路を設定し、これにより、不
必要な乾燥が行なわれないようにする。そして、像保持
体の厚さが厚くなると不安定化液の吸収量が増えてくる
ので、像保持体が所定の厚さより厚い場合には、像保持
体がベルト部材のより多くの平面部に接するように像保
持体の通過経路を設定し、これにより、像保持体が厚く
ても十分に乾燥できるようにする。
【0012】特に、請求項2の発明においては、気流発
生手段で発生させた気流によって、ドラム状の支持ロー
ラの内部に設けられた熱源からの熱風を、該支持ローラ
の周壁部及びベルト部材に形成された複数の通気孔から
吹き出させ、この熱風によって像保持体を乾燥させる。
更に、第1の通気遮断手段によって上記搬送路が設けら
れていないベルト部材の平面部での通気を遮断し、該平
面部から熱風が吹き出さないようにする。また更に、乾
燥手段における像保持体の搬送状況に基づいて制御手段
により第2の通気遮断手段を制御している。ここで、像
保持体が通過していない場合や像保持体の厚さが所定の
厚さより薄い場合には、上記通過経路設定手段によって
像保持体が所定の厚さより厚い場合に設定される通過経
路のみに含まれるベルト部材の平面部での通気を遮断す
るように第2の通気遮断手段を移動し、像保持体が搬送
されていないベルト部材の平面部から熱風が吹き出さな
いようにする。一方、像保持体の厚さが所定の厚さより
厚い場合には、上記通過経路設定手段によって像保持体
が所定の厚さより厚い場合に設定される通過経路のみに
含まれるベルト部材の平面部での通気が行なわれるよう
に第2の通気遮断手段を移動し、像保持体が通過してい
る通過経路におけるベルト部材の平面部から確実に熱風
が吹き出すようにする。
【0013】
【実施例】以下、本発明を画像形成装置である転写型の
電子写真複写機によって画像が形成された像保持体とし
ての転写紙から、像形成物質として熱溶融性トナー(以
下、トナーという)を取り除くトナー除去装置に適用し
た実施例について説明する。図1は本発明が適用できる
トナー除去装置の一例を示すものである。図1におい
て、このトナー除去装置は、積載状態で収容しているト
ナー像が形成された転写紙10を一枚づつ分離給送する
給紙ユニット1と、給紙ユニット1から送られてきた転
写紙10に、転写紙10とトナーとの付着状態を不安定
化状態にする不安定化液(以下、処理液という)20を
付与する不安定化液付与手段としての液付与ユニット2
と、処理液20が付与された転写紙10からトナーを除
去するトナー剥離ユニット3と、トナーが除去された転
写紙10を乾燥させる乾燥手段として乾燥ユニット4
と、乾燥ユニット4から排出される転写紙10を受ける
紙受けユニット5とを備えている。そして、このトナー
除去装置は、液付与ユニット2で処理液20を転写紙1
0に付与して、処理液20を少なくとも転写紙10とト
ナーとの界面部に浸透させ、トナーと転写紙10との付
着を不安定にした状態で、トナー剥離ユニット3で転写
紙10からトナーを剥離した後、乾燥ユニット4で乾燥
させて転写紙20を再利用可能にするものである。
【0014】ここで、上記処理液20としては、水、水
溶性ポリマーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、
及び水溶性ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液よりな
る群から選ばれた少なくとも1種の水あるいは水溶液を
用いることができる。上記水溶性ポリマーとしては、例
えば、デンプン質、マンナン、海藻類、植物粘質物、微
生物による粘質物、タンパク質の天然ポリマーや、セル
ロース系、デンプン系の半合成ポリマーや、合成ポリマ
ー等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。また、上記界面活性剤としては、例えば、陰イオン
系、陽イオン系、両性系、非イオン系の通常の界面活性
剤やフッ素系界面活性剤等が挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
【0015】上記給紙ユニット1は、底板101上に積
載された転写紙10を最上部のものから給紙ローラ10
2で給紙し、図示しない分離機構で重送紙を分離して一
枚の転写紙10のみを、搬送ローラ対103及びタイミ
ング調整及びスキュー補正のためのレジストローラ対
(不図示)で送り出すものである。
【0016】上記給紙ローラ102と搬送ローラ対10
3との間には、転写紙10の厚さを検出する厚さ検出手
段として紙厚センサ104を設けている。この紙厚セン
サ104は、図3(a)に示すように、表面が紙厚を検
出する基準面となっている搬送ガイド部材104a、歪
ゲージ104bが表面に貼り付けられた弾性アーム部材
104c、歪ゲージ104bにおける歪の変化を電気信
号の変化に変えるための信号処理部(不図示)等により
構成される。この紙厚センサ104において、搬送ガイ
ド部材104aの基準面上を転写紙10が通過すると
き、図3(b)に示すように弾性アーム部材104cの
先端部が転写紙10の厚さの分だけ上に押し上げられ、
弾性アーム部材104cが歪ゲージ104bとともに変
形して歪が発生する。この歪量に比例した電気信号が信
号処理部から出力される。この出力値と被検出対象であ
る転写紙10の厚さとの関係は、前もって実験などで求
めておく。なお、上記転写紙10の厚さ検出手段は上記
歪ゲージ104bを用いたものに限定されるものではな
く、例えば、上記基準面上の転写紙10に光ビームを斜
めから照射し、その反射光ビームの受光スポットの位置
の変化から、転写紙10の厚さを検出する紙厚センサを
上記厚さ検出手段として採用してもよい。
【0017】上記液付与ユニット2は、処理液20を所
定量満たした液容器201、液容器201の処理液20
を転写紙10のトナー像面(図中の下面)に塗布する塗
布ローラ202、塗布ローラ202の駆動部(不図
示)、転写紙10を挟んで塗布ローラ202に圧接する
対向ローラ203などを備えている。上記塗布ローラ2
02としては、保液性を有する材質、例えば親水性多孔
質材質、スポンジ等からなるローラや、ゴム等の弾性体
又は金属などの剛体から成るローラ等を用いることがで
きる。このユニット2において、給紙ユニット1から給
送された転写紙10は、塗布ローラ202及び対向ロー
ラ203に挾持されながら搬送されることにより、トナ
ー像面に処理液20が付与され、次のトナー剥離ユニッ
ト3へと搬送される。なお、この例のように塗布ローラ
202で転写紙10の表面に処理液20を塗布するのに
代え、直接転写紙10を液容器201の処理液20中に
通して転写紙10に処理液を付与したり、噴霧器により
転写紙10の表面に霧状にされた処理液を付着させたり
して、付与するようにしても良い。
【0018】上記トナー剥離ユニット3は、3本の支持
ローラ301,302,303に掛け渡された剥離部材
としての剥離ベルト304、支持ローラ301との間に
剥離ベルト302及び該ベルト表面にトナー像面が接触
する転写紙10を挾持して搬送するように支持ローラ3
01に圧接状態で配置された圧接ローラ305、剥離ロ
ーラ302の表面をクリーニングするクリーニング装置
306、支持ローラ301及び圧接ローラ305に内蔵
された加熱ランプ(不図示)等を備えている。
【0019】上記剥離ベルト304の表面は、少なくと
も軟化しているトナーに対して、転写紙10と該トナー
との付着力より大きい付着力を有するものを用いて構成
する。具体的には、上記トナーと同一又は類似のトナー
成分樹脂や、接着剤の成分樹脂等を用いることができ、
またアルミ系、銅系、ニッケル系等の金属材料を用いる
こともできるが、これらに限定されるものではない。ま
た、上記支持ローラ301及び圧接ローラ305の加熱
ランプは、転写紙10表面に密着して転写紙10に固着
しているトナーを加熱して軟化させ、これにより、トナ
ーを転写紙10の繊維から剥がれ易くするものである。
また、上記クリーニング装置306は、剥離ベルト30
4の表面上のトナーTを除去するワイヤブラシ306
a、該ブラシでトナー除去した剥離ベルト304の表面
上になお残留して付着しているトナーを掻き落すクリー
ニングブレード306b、ワイヤブラシ306a及びク
リーニングブレード306bで除去したトナーTを収容
するトナー受け(トナー容器)306cを備えている。 (以下、余白)
【0020】図1は本トナー除去装置の乾燥ユニット4
の一構成例を示している。この乾燥ユニット4は、3本
の支持ローラ401,402,403に掛け渡されたベ
ルト部材としての乾燥ベルト404、支持ローラ401
の内部に設けられた熱源としての加熱ランプ等のヒータ
401a、乾燥ベルト404を挟んで支持ローラ401
に圧接するように配設された搬送ローラ405,40
6、該ベルトを挟んで支持ローラ402,403のそれ
ぞれに圧接するように配設された搬送ローラ407,4
08、該ベルト表面に近接した所定の位置に配設された
転写紙10をガイドするための搬送ガイド部材409,
410等を備えている。この乾燥ユニット4における転
写紙10の搬送路は、支持ローラ402,401間の乾
燥ベルト404の第1の平面部、支持ローラ401の円
弧部、及び支持ローラ401,403間の乾燥ベルト4
04の第2の平面部に転写紙10が接するように構成さ
れている。ここで、上記搬送路の乾燥ベルト404及び
各搬送ローラ407,405,406,408の挾持部
間の乾燥ベルト404に沿った間隔は、転写紙10への
搬送力の付与が途絶えないように、通紙する転写紙10
の長さより短くなるように設定している。
【0021】上記搬送路における転写紙10が通過する
通過経路としては、転写紙10が上記第1の平面部のみ
に接するように設定された第1の通過経路と、転写紙1
0が上記第1の平面部に加えて上記円弧部及び第2の平
面部に接するように設定された第2の通過経路とを取り
得るようになっている。この2つの通過経路の切り換え
は、支持ローラ401及び搬送ローラ405の圧接部出
口側に設けられた通過経路設定手段としての分岐爪41
1によって行なうことができる。この分岐爪411は軸
411aを中心に回動自在に構成され、図示しないソレ
ノイド等の駆動部で回動させることができる。なお、図
1は転写紙10の通過経路を上記第1の通過経路に設定
したときの分岐爪411の回動位置を示している。
【0022】上記紙受けユニット5は、乾燥ユニット4
の第1の通過経路を通過して排出された転写紙10を受
けるための排紙トレイ501及び第2の通過経路を通過
して排出された転写紙10を受けるための排紙トレイ5
02を備えている。
【0023】トナー除去装置本体の制御手段としての制
御部6は、例えば図4に示すようにCPU601、RO
M602、RAM603、I/Oインターフェース60
4等からなるマイクロコンピュータで構成することがで
きる。この制御部6には、I/Oインターフェース60
4を介して、分岐爪411の駆動部411b、紙厚セン
サ104の信号処理部104d等が接続されている。
【0024】以上の構成において、給紙ユニット1から
送られた転写紙10は紙厚センサ104でその厚さが検
出され、その検出値が制御部6に送られる。制御部6で
は、その転写紙10の厚さの検出値に基づいて、その紙
厚に見合う乾燥処理条件を判断し、乾燥ユニットにおけ
る転写紙10の通過経路が決められる。
【0025】そして、液付与ユニット2で転写紙10の
トナー像面に処理液20が均一に塗布され、トナー剥離
ユニット3に送られる。このトナー剥離ユニット3で、
転写紙10に固着しているトナーが剥離ローラ302か
らの加熱で軟化し、剥離ローラ302表面に付着する。
そしてが剥離ローラ302から分離される際に、剥離ロ
ーラ302表面に付着したトナーが転写紙10から剥離
し、これにより、転写紙10からトナーが除去される。
【0026】トナーが除去された転写紙10は乾燥ユニ
ット4で乾燥されるが、上記紙厚センサ104で転写紙
10を検出した結果、制御部6で転写紙10の厚さが所
定の厚さより薄く、乾燥時間をそれほど必要しないと判
断した場合には、分岐爪411を図1の位置に必要に応
じて移動させ、転写紙10の通過経路を、転写紙10が
上記支持ローラ401,402間の乾燥ベルト404の
第1の平面部のみに接する第1の通過経路に設定する。
この第1の通過経路に転写紙10が入るとき、乾燥ベル
ト404は支持ローラ401内のヒータ401aによっ
て加熱された状態にあり、転写紙10が乾燥ベルト40
4に接触した時点から転写紙10への乾燥が開始する。
そして、ヒータ401aによって強く加熱されている支
持ローラ401と搬送ローラ405との間の挾持部を転
写紙が通過するとき更なる加熱が行なわれて乾燥され
る。そして、不必要な通過経路を含まない上記第1の通
過経路を通過して乾燥処理が終了した転写紙10は、そ
のまま直進して排紙トレイ501の上に排出される。
【0027】一方、上記紙厚センサ104で転写紙10
を検出した結果、制御部6で転写紙10の厚さが所定の
厚さより厚く、乾燥時間が長くかかると判断した場合に
は、分岐爪411を図5の位置に必要に応じて移動さ
せ、転写紙10の通過経路を、上記支持ローラ401,
402間の乾燥ベルト404の第1の平面部、支持ロー
ラ401の円弧部及び支持ローラ401,403間の乾
燥ベルト404の第2の平面部に転写紙10が接する第
2の通過経路に設定する。この場合には、支持ローラ4
01と搬送ローラ405との間の挾持部を通過した転写
紙10は、分岐爪411で搬送方向が変えられて支持ロ
ーラ401上の乾燥ベルト404と搬送ガイド部材40
9との間に送り込まれる。そして、乾燥ベルト404と
搬送ローラ405との挾持部で搬送力が与えられている
転写紙10は、その先端が乾燥ベルト404と搬送ロー
ラ406との挾持部に到達して再び搬送力が与えられる
とともに、搬送ローラ405,406,407の間の搬
送路においても加熱が続けられる。そして、長めに加熱
されて十分に乾燥された転写紙10は排紙トレイ502
上に排出される。
【0028】以上、本実施例によれば、図6(a)に示
すように、転写紙10の厚さを検出し、その厚さが所定
の厚さより薄い場合には乾燥ユニット4において転写紙
10が通過する通過経路を短めの第1の通過経路に設定
し、不必要な乾燥時間をかけることがなくなるので、転
写紙10を効率的に乾燥させることができる。また、転
写紙の厚さが所定の厚さより厚い場合には、乾燥ユニッ
ト4における通過搬送距離を長めの第2の通過経路に設
定し、転写紙10を確実に乾燥させことができるので、
不完全乾燥を防止することができる。
【0029】なお、上記実施例においては転写紙10の
通過経路を2つの第1及び第2の通過経路のいずれか一
方に設定できるようになっているが、設定できる通過経
路の数は2つに限定されるものではなく、例えば図6
(b)に示すように転写紙10の厚さに応じて6つの通
過経路のいずれか一つに設定できるように構成してもよ
い。
【0030】また、上記実施例において、転写紙10の
厚さが所定の厚さより厚い場合により確実に転写紙10
を乾燥させるために、上記第2の通過経路のみに含まれ
る乾燥ベルト404の平面部の近傍に別の熱源を設けて
も良い。例えば、図5に示すように、支持ローラ40
1,403間の乾燥ベルト404の平面部の内側に加熱
ランプなどのヒータ412及び該ヒータからの熱輻射を
乾燥ベルト404側に集光するように反射する集光ミラ
ー413を設けても良い。
【0031】また、転写紙10の厚さが厚くなると処理
液20が転写紙10全体に浸透する時間が長くなり、ま
た多くの処理液20が浸透した転写紙10を十分に乾燥
させる時間も長くなるので、上記実施例のように転写紙
10の厚さの検出結果に基づいて転写紙10の通過搬送
距離を変化させるとともに、トナー除去処理時の転写紙
10を変化させるように制御してもよい。かかる制御を
行なうために、例えば各処理部の搬送ローラを回転させ
るモータを駆動制御するモータコントローラを設け、制
御部6によって、転写紙10の厚さの検出結果に基づい
て必要な処理時間を算出し、その算出した処理時間に維
持されるようにモータコントローラを介して搬送ローラ
用のモータの回転速度を制御する。
【0032】上記実施例において転写紙10をより効率
的に乾燥させるために、乾燥ベルト404の内側から転
写紙10側に向かって熱風が吹き出すように構成しても
よい。この場合の乾燥ユニット4の構成例を図7及び図
8に示す。図7の乾燥ユニット4においては、支持ロー
ラ401としてドラム状のローラを用い、支持ローラ4
01の周面部にその回転軸に略平行に複数の通気孔40
1bが形成され、乾燥ベルト404にも複数の通気孔4
04aが形成されている。また、支持ローラ401の内
部には、熱源のヒータ401aから支持ローラ401の
表面部に向けて気流を発生させる気流発生手段としての
クロスフローファン414が設けられている。このクロ
スフローファン414の空気導入口は、支持ローラ40
1の軸方向端部に設けられている。また、図8に示すよ
うに、転写紙10の搬送路が設けられていない乾燥ベル
ト404の支持ローラ402,403間の平面部には、
通気を遮断する第1の通気遮断手段としての熱風遮断部
材415が設けられている。
【0033】図7及び図8の乾燥ユニット4に転写紙1
0が到達すると、クロスフローファン414が回転し、
ヒータ401aによって温められた空気が支持ローラ4
01の周面部の通気孔401bを通り、乾燥ベルト40
4の通気孔404aから熱風として吹き出す。この熱風
によって濡れている転写紙10を効率良く乾燥できる。
また、図7及び図8の熱風を利用した乾燥では、熱伝
導、熱輻射及び空気の自然対流を介してヒータ401a
から転写紙101へ熱を伝達させて転写紙の液が気化す
るまで転写紙10の温度を高める場合のように、転写紙
10の温度を発火の危険性があるほど上昇させる必要が
ない。
【0034】図7及び図8の乾燥ユニット4では転写紙
10の搬送路が設けられていない乾燥ベルト404の支
持ローラ402,403間の平面部での熱風の通気を、
熱風遮断部材415で遮断しているので、トナー除去装
置内部の温度を必要以上に上昇させることがなくなり、
転写紙10を乾燥させるためのエネルギーのロスが減少
し、更に効率良く転写紙10を乾燥させることができ
る。
【0035】また、図7及び図8の熱風を利用して転写
紙10を乾燥させる場合には、図9に示すように、上記
第2の通過経路のみに含まれる乾燥ベルト404の支持
ローラ401,403間の平面部の内側に、熱風の通気
を必要に応じて遮断できるように図中A方向に移動可能
に構成された第2の通気遮断手段としての熱風遮断部材
416を設け、上記制御部6によって、乾燥ユニット4
における転写紙10の搬送状況に基づいて熱風遮断部材
416を制御してもよい。この熱風遮断部材416は、
図9(b)に示すように中心軸Bに沿って乾燥ユニット
4本体に固設された軸(不図示)に回動自在に軸支さ
れ、該軸支位置から離れた一方の側端部に棒状の連結部
材416aが固設されている。この連結部材416aの
先端部は、駆動手段としてソレノイド416cの可動軸
先端に取り付けられている軸受状の連結部材416bに
回動自在に保持されている。ソレノイド416cは上記
制御部6で制御され、その可動軸の動力が連結部材41
6b,cを介して熱風遮断部材416に伝えられて矢印
A方向に回動する。
【0036】図9の構成において、転写紙10を通紙し
ていない場合及び転写紙10の厚さが薄くて転写紙10
の通過経路を図1の第1の通過経路(支持ローラ40
1,402間)に設定している場合には、熱風遮断部材
416を図9(a)の実線に示す位置に回動させ、クロ
スフローファン414からの熱風を非通紙部(支持ロー
ラ401,403間)の乾燥ベルト404の通気孔40
4aから逃げないようにし、乾燥エネルギーのロスを減
少させている。このときの熱風の流れは図9(a)の矢
印のように流れる。一方、転写紙10の厚さが厚くて転
写紙10の通過経路を図5の第2の通過経路(支持ロー
ラ401,402間、支持ローラ401の円弧部、支持
ローラ401,403間)に設定している場合には、熱
風遮断部材416を図9(a)の破線に示す位置に回動
させ、クロスフローファン414からの熱風を乾燥ベル
ト404の通気孔404aから吹き出させて転写紙10
に供給し、転写紙10を効率良く乾燥している。
【0037】また、図10に示すように、上記第2の通
過経路のみに含まれる乾燥ベルト404の支持ローラ4
01,403間の平面部の内側に、その平面部における
熱風の流れを矯正する熱風ガイド板418を設けてもよ
い。この場合には、乾燥ベルト404内部の気圧をそれ
ほど高くしなくても、クロスフローファン414で作ら
れた気流の流れを活かしたまま、その風速を維持して転
写紙10に熱風を供給することができる。また、熱風ガ
イド板418と乾燥ベルト404との間に加熱ランプ等
のヒータ417を設けても良い。このヒータ417は、
転写紙10が搬送ガイド部材410と乾燥ベルト404
との間を通過するときにONされ、支持ローラ401内
のヒータ401aから離れて流れてきた気流を再び加熱
し、転写紙10に供給される熱風の温度が所定温度に維
持される。
【0038】また、転写紙10の厚さが厚い場合には、
上記液付与ユニット2で付与された処理液20がトナー
像面に留まっていると期待される処理液20が転写紙1
0の内部にまで吸収されてしまい、その後のトナー剥離
処理を確実に行なうことができなくなるおそれがある。
そこで、転写紙10の厚さの検出結果に基づいて処理液
20の塗布量を変化させるように液付与ユニット2を構
成してもよい。例えば、図11に示すように転写紙搬送
方向の塗布ローラ202の下流側に、上下移動自在の塗
布ローラ204を設け、所定厚さより薄い転写紙10の
ように処理液20の塗布量が少量でもトナー剥離が問題
なく行なえる転写紙10が給送されてきた場合には、図
11(a)のように塗布ローラ204を転写紙10に接
触しない位置まで降下させ、塗布ローラ202単独で処
理液20を塗布する。一方、所定厚さより厚い転写紙1
0のように多量の処理液20を塗布する必要がある転写
紙10が給送されてきた場合には、図11(b)のよう
に塗布ローラ204を転写紙10に接触する位置まで上
昇させ、塗布ローラ202及び塗布ローラ204で処理
液20を2度塗布して塗布不良を防止し、トナー剥離処
理が確実に行なわれるようにする。
【0039】図12(a)及び(b)は、上記塗布ロー
ラ204の上下動手段の一構成例を示す正面図及び側面
図である。塗布ローラ204の軸体の両端部は軸受20
5によって支持され、この軸受205は上下動する支持
棒206によって支持されている。この支持棒206の
外周面にはネジが切ってあり、下端部には中心軸方向に
溝が形成されている。また、この支持棒206の中央部
には、その外周面のネジと螺号するネジが内周面に切っ
てあるプーリ207が取り付けられ、支持棒206の溝
が形成されている下端部は、液付与ユニット2のベース
212に固設された支持部材209によって軸回転方向
の規制を受けながらも上下方向には移動自在になるよう
に自由支持されている。上記2つのプーリ207のそれ
ぞれは液付与ユニット2の筐体によって上下動できない
ように規制されており、またその外周面にはベルト受部
が形成され、ベルト210が掻け渡されて連動するよう
になっている。また、一方のプーリ207(図中の右
側)はモータ211によってベルト駆動されるように構
成されている。また、支持棒206が液容器201を貫
通する部分には、処理液20の漏洩を防止するためにシ
ール部材208が取り付けられている。
【0040】上記図12の構成において、モータ211
をONして上下動が規制された2つのプーリ207を回
転させると、このプーリ207の回動が2つの支持棒2
06の上下動に変換される。そして、この支持棒206
を上下動させることによって、塗布ローラ204を給送
されてきた転写紙10に接触する接触位置又は転写紙1
0から離間する離間位置に平行に移動させることができ
る。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、複数の支持ロ
ーラに掛け渡されたベルト部材の支持ローラ間に形成さ
れる平面部の少なくとも二つに接するように搬送路を設
け、厚さ検出手段によって検出した像保持体の厚さが所
定の厚さより薄い場合には、像保持体が必要最小限のベ
ルト部材の平面部に接するように、例えば一つの平面部
に接するように、該搬送路に像保持体の通過経路を設定
し、これにより、不必要な乾燥が行なわれないようにな
るので、効率的に乾燥することができるという効果があ
る。また、像保持体の厚さが厚くなると不安定化液の吸
収量が増えてくるので、像保持体がベルト部材のより多
くの平面部に接するように、該搬送路に像保持体の通過
経路を設定し、これにより、像保持体が厚くても十分に
乾燥できるようになるので、厚い像保持体の不完全乾燥
も防止できるという効果がある。
【0042】特に、請求項2の発明によれば、気流発生
手段で発生させた気流によって、ドラム状の支持ローラ
の内部に設けられた熱源からの熱風を、該支持ローラの
周面部及びベルト部材に形成された複数の通気孔から吹
き出させ、この熱風によって像保持体を乾燥させている
ので、像保持体を効率的に乾燥させることができるとと
もに、熱伝導、熱輻射及び空気の自然対流を介して熱を
伝達させて像保持体の液が気化するまで像保持体の温度
を高める場合のように像保持体の温度を発火の危険性が
あるほど上昇させる必要がないという効果がある。ま
た、第1の通気遮断手段によって上記搬送路が設けられ
ていないベルト部材の平面部での通気を遮断することに
より、該平面部から熱風が吹き出さないようにしている
ので、乾燥に使われない無駄な熱風が乾燥手段の外部に
放出されにくくなり、乾燥エネルギーの無駄な消費を防
止して省エネルギー化を図ることができるという効果が
ある。また、像保持体が通過していない場合や像保持体
の厚さが所定の厚さより薄い場合には、上記通過経路設
定手段によって厚い像保持体の場合に設定される通過経
路のみに含まれるベルト部材の平面部での通気を遮断す
るように第2の通気遮断手段を移動することにより、像
保持体が搬送されていないベルト部材の平面部から熱風
が吹き出さないようになり、一方、像保持体の厚さが所
定の厚さより厚い場合には、上記通過経路設定手段によ
って厚い像保持体の場合に設定される通過経路のみに含
まれるベルト部材の平面部での通気が行なわれるように
第2の通気遮断手段を移動することにより、像保持体が
通過している通過経路におけるベルト部材の平面部から
確実に熱風が吹き出すようになるので、像保持体の厚さ
が変化する場合でも、像保持体を効率的に乾燥できると
ともに不完全乾燥を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るトナー除去装置の乾燥ユニットの
概略構成を示す正面図。
【図2】同トナー除去装置の概略構成を示す正面図。
【図3】(a)及び(b)は紙厚センサの検知動作の説
明図。
【図4】同トナー除去装置の制御部のブロック図。
【図5】図1のトナー除去装置に厚い転写紙を通紙した
ときの通過経路の説明図。
【図6】(a)及び(b)は実施例における転写紙の厚
さと通過経路長との関係を示す説明図。
【図7】変形例に係る乾燥ユニットの概略構成を示す斜
視図。
【図8】同乾燥ユニットの概略構成を示す正面図。
【図9】(a)は他の変形例に係る乾燥ユニットの概略
構成を示す正面図。(b)は同乾燥ユニットの熱風遮断
部材の斜視図。
【図10】更に他の変形例に係る乾燥ユニットの概略構
成を示す正面図。
【図11】(a)及び(b)は更に他の変形例に係るト
ナー除去装置の液付与ユニットの2つ目の塗布ローラの
動きを示す説明図。
【図12】(a)及び(b)は同液付与ユニットの2つ
目の塗布ローラ及びその上下動手段の正面図及び側面
図。
【符号の説明】
2 液付与ユニット 3 トナー剥離ユニット 4 乾燥ユニット 6 制御部 10 転写紙 20 処理液 401,402,403 支持ローラ 401a ヒータ 401b 通気孔 404 乾燥ベルト 404a 通気孔 405,406,407,408 搬送ローラ 409,410 搬送ガイド部材 411 分岐爪 412 ヒータ 413 集光ミラー 414 クロスフローファン 415 熱風遮断部材 416 可動式の熱風遮断部材 416a,416b 連結部材 416c ソレノイド 417 ヒータ 418 熱風ガイド板 T トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に像形成物質からなる画像が形成され
    ている像保持体に、該像形成物質を該像保持体との間の
    付着状態を不安定状態にする不安定化液を付与する不安
    定化液付与手段と、該不安定化液が付与された像保持体
    から像形成物質を剥離して除去する剥離手段と、該像形
    成物質を除去した像保持体を乾燥する乾燥手段とを備え
    た像保持体からの像形成物質除去装置において、 該乾燥手段を、複数の支持ローラに掛け渡されたベルト
    部材と、該ベルト部材の支持ローラ間に形成される平面
    部の少なくとも二つに接するように設けられた搬送路
    と、該搬送路における像保持体の通過経路を、該像保持
    体に接する平面部の数が異なる複数の通過経路の一つに
    設定する通過経路設定手段と、該支持ローラの少なくと
    も一つに設けられた熱源とにより構成し、 該像保持体の厚さを検出する厚さ検出手段と、該厚さ検
    出手段の検出結果に基づいて該通過経路設定手段を制御
    する制御手段とを設けたことを特徴とする像保持体から
    の像形成物質除去装置。
  2. 【請求項2】上記熱源が設けられた支持ローラの少なく
    とも一つに、ドラム状の支持ローラを用い、 該ドラム状の支持ローラの周壁部及び上記ベルト部材に
    複数の通気孔を形成し、 該熱源から該支持ローラの周壁部に向けて気流を発生さ
    せる気流発生手段と、上記搬送路が設けられていないベ
    ルト部材の平面部での通気を遮断する第1の通気遮断手
    段と、上記通過経路設定手段によって像保持体が所定の
    厚さより厚い場合に設定される通過経路のみに含まれる
    ベルト部材の平面部での通気を必要に応じて遮断できる
    ように移動可能に構成された第2の通気遮断手段と、上
    記乾燥手段における像保持体の搬送状況に基づいて該第
    2の通気遮断手段を制御する制御手段とを設けたことを
    特徴とする請求項1の像保持体からの像形成物質除去装
    置。
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