JPH08129326A - 記録用シート再生装置 - Google Patents

記録用シート再生装置

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JPH08129326A
JPH08129326A JP29205794A JP29205794A JPH08129326A JP H08129326 A JPH08129326 A JP H08129326A JP 29205794 A JP29205794 A JP 29205794A JP 29205794 A JP29205794 A JP 29205794A JP H08129326 A JPH08129326 A JP H08129326A
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JP
Japan
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peeling member
recording sheet
peeling
toner
belt
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JP29205794A
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English (en)
Inventor
Hideki Tanaka
秀樹 田中
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録済みの記録シートに剥離部材を加熱接触
させて、記録シートから像形成物質を剥離して記録用シ
ートを再生する記録における剥離部材の変形、劣化を防
止する。 【構成】 メインスイッチ111がオフされたことをリ
レー115が検知すると、メイン制御部113とドライ
バ114が、ベルトモータM1とファンモータM2に電
力を電力を供給する。そして、この電力供給によりオフ
セットベルト44が回転駆動し、ファン102が回転す
る。よって、オフセットベルト44の一部が長時間加熱
されて、その部分が変形したり、劣化したりすることが
防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷器等の画像形成装置によって表面
に像形成物質が付着した記録済みの記録シートに、剥離
部材を加熱接触させることにより該記録シートから像形
成物質を剥離して記録用シートを再生する記録用シート
再生装置に係り、詳しくは、係る装置における剥離部材
の変形、劣化の防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録済み記録用シートとしての用
紙からトナーなどの像形成物質を除去して記録用シート
を再生する方法及びその装置としては種々のものが知ら
れている。例えば溶剤を使用するものとして特開平1−
101576号公報には、トナーが付着された用紙をト
ナー樹脂の可溶性溶剤中に浸漬させて超音波振動を印加
し、溶剤に溶解したトナーを紙面より遊離させる像形成
物質除去方法が開示されている。また、特開平4−30
0395号公報には、廃紙の印字部分に溶剤を浸漬、噴
霧あるいは塗布等による方法で付着させてトナーを溶解
し、溶解したトナーを洗浄、エアー吸引、吸着剤接触、
機械剥離あるいは静電気吸着等による方法で除去する像
形成物質除去方法が開示されている。
【0003】また、先に本出願人は、記録済み記録用シ
ートに、不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶
液、水溶性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水
溶性ポリマーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少
なくとも1種の水あるいは水溶液を保持させるととも
に、剥離部材を記録シートに加熱接触させることによ
り、像形成物質を該剥離部材に加熱接着して記録用シー
トから剥離する記録用シート再生装置を提案した(例え
ば、特願平4−255916号参照)。これによれば、
記録用シートの紙質を比較的損傷することなく、像形成
物質のみを除去することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録用シート再生装置では、外部からの電力を装置内の
所定の電装部に通電するか否かを切り替える操作スイッ
チが、操作者により操作されて通電が遮断された場合
に、剥離部材が変形したり、劣化したりしてしまうこと
がある。すなわち、通電がなされた状態で剥離部材が駆
動しているときは問題は生じないが、上記操作スイッチ
の操作により通電が遮断され、剥離部材の駆動が停止し
てしまうと、剥離部材の局部的な変形や劣化という不具
合が発生する恐れがあるのである。この局部的な変形や
劣化の原因は、例えば次のことが挙げられる。剥離部材
を加熱するためにヒータを用いた場合、上記操作スイッ
チにより通電が遮断されたときに、このヒータによる加
熱も停止し、それ自体の温度は速やかに低下する。とこ
ろが、ヒータの周囲の部材は、比較的大きな熱容量をも
っているため、一旦高温になると、ヒータの加熱を停止
してもすぐには温度が低下しない。このため、装置の記
録用シートの再生動作終了直後などに、上記操作スイッ
チの操作で通電が遮断されると、ヒータの周囲の部材に
接触あるいは近接する剥離部材の一部が長時間加熱され
続け、この部分が局部的に変形したり劣化しりたしてし
まうのである。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、装置への通電が遮断
された際に、剥離部材の駆動が停止し、該剥離部材の一
部が加熱され続けることにより生じる剥離部材の変形、
劣化を防止する記録材転写装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、記録用シート再生装置であっ
て、記録用シート表面に付着している像形成物質に対し
て、該表面と該像形成物質との付着力よりも該像形成物
質に対して大きい付着力を有するベルト状の剥離部材
を、加熱接触させた後、該シートと該剥離部材とを分離
させて該像形成物質を概表面から剥離する剥離手段と、
前記ベルト状の剥離部材を前記記録用シート表面と接触
する領域を含む閉じた経路内で無端移動させる剥離部材
移動手段と、前記剥離部材移動手段を駆動させる駆動源
と、外部からの電力を装置内の所定の電装部に通電する
か否かをを切り替える操作スイッチと、少なくとも前記
操作スイッチにより通電が遮断された状態で、上記駆動
源に電力を供給し得るように構成された電源回路と、前
記操作スイッチにより通電が遮断された後に前記剥離部
材移動手段を駆動させる制御装置と、を備えたことを特
徴とするものである。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の記録
シート再生装置であって、上記剥離部材を冷却する冷却
装置を設け、少なくとも上記遮断された状態で、該冷却
装置にも電力を供給しうるように上記電源回路を構成
し、かつ、少なくとも上記スイッチにより通電が遮断さ
れた後に該冷却装置を駆動させるように上記制御装置を
構成したことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項1又は請
求項2の記録材再生装置であって、上記剥離部材の温度
を検出する温度検出器を設け、上記制御装置を該温度検
出器で検出した温度が所定温度以下になるまで、上記剥
離部材移動手段あるいは上記冷却装置を動作させるよう
に構成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1乃至請求項3の記録シート再生装置に
おいては、操作スイッチにより通電が遮断された後に、
この遮断状態であっても剥離部材移動手段を駆動する駆
動源に電力を供給し得る電源回路から該駆動源に電力を
供給し、制御装置が剥離部材を制御して移動させる。こ
のことにより、高温部から供給される熱を、剥離部材の
表面が均一に受け、剥離部材の一部のみが装置内の高温
部にさらされないようにする。
【0010】請求項2の記録シート再生装置において
は、上記操作スイッチにより通電が遮断された後に、上
記電源回路から上記剥離部材を冷却する冷却装置にも電
力の供給がなされ、制御装置が冷却装置を制御して該冷
却装置を動作させる。これにより、剥離部材の高温部の
温度を速やかに低下させる。
【0011】請求項3の再生装置においては、上記操作
スイッチにより通電が遮断された後、温度検出器で検出
した温度が、上記剥離部材の局所的な変形や劣化のおそ
れがない所定温度以下になるまで、上記剥離材移動手段
あるいは上記冷却装置を動作させるように、制御手段に
より制御する。このことにより、これらの動作時間を必
要最小限に抑えることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を転写型の電子写真複写機によ
って画像が形成された記録用シートとしての転写紙か
ら、像形成物質としての疎水性でかつ熱可撓性の電子写
真用トナー(以下、トナーという)を取り除いて、記録
用シートを再生する記録用シート再生装置(以下、トナ
ー除去装置という)に適用した実施例について説明す
る。
【0013】まず、実施例に係るトナー除去装置の概略
について説明する。図1において、このトナー除去装置
は、積載状態で収容しているトナー像が形成された転写
紙10を一枚づつ分離給送する給紙ユニット20と、給
紙ユニット20から送られてきた転写紙10に液を供給
する液供給ユニット30と、液が供給された転写紙10
からトナーを剥離する剥離手段としてのトナー剥離ユニ
ット40と、トナーが除去された転写紙10を乾燥させ
る仕上げ装置としての乾燥ユニット60と、乾燥ユニッ
ト60から排出される転写紙10を受ける紙受けユニッ
ト70とを備えている。
【0014】上記給紙ユニット20は、トナー像が形成
された面(以下、トナー像面という)を下に向けて給紙
台21上に積載された転写紙10を最下部のものから給
紙ローラ22で給紙し、分離ローラ対23で重送紙を分
離して一枚の転写紙10のみを給紙搬送ローラ対24で
送り出すものである。その具体的な構成及び動作は電子
写真複写機における給紙機構と同様であるので、詳細な
説明は省略する。
【0015】上記液供給ユニット30は、水又は転写紙
10への浸透性を向上させるために界面活性剤を含んだ
水溶液などの液31を転写紙10に供給するものであ
る。図示の例では、液を収容する液容器32と、この液
容器32中の液中に部分的に没するように設けられ回転
によって液を汲み上げて転写紙10のトナー像面に供給
する塗布ローラ33と、紙搬送経路を挟んでこの塗布ロ
ーラ33に対向するように設けられた紙規制部材として
の規制ローラ34とを備えている。この塗布ローラ33
としては、保液性を有する材質、例えば、親水性多孔質
材質、スポンジなどからなるローラや、ゴムなどの弾性
体又は金属などの剛体からなるローラなどを用いること
ができる。
【0016】また、この液供給ユニット30には、給紙
ユニット20から送られてくる転写紙10を塗布ローラ
33と規制ローラ34との対向部(以下、液供給部とい
う)に案内する第1紙ガイド機構35と、液供給部を通
過した転写紙10をトナー剥離ユニット40側に案内す
る第2紙ガイド機構36とを備えている。
【0017】上記トナー剥離ユニット40は、複数のベ
ルト支持ローラ(以下、支持ローラという)41,4
2,43に掛け回されたベルト状の剥離部材としてのト
ナーオフセット用ベルト(以下、オフセットベルトとい
う)44と、オフセットベルト44を挟んで互いに圧接
し合うように設けられた加熱ランプ45a,46a内蔵
の上下加熱ローラ45,46と、オフセットベルト44
表面からトナーを除去するベルトクリーニング装置47
とを備えている。なお、下加熱ローラ46に代えて、後
に説明を加える加熱ブロック100(図2参照)を用い
ることもできる。オフセットベルト44の少なくとも表
面は、軟化したトナーに対して、転写紙10の表面と該
トナーとの付着力より大きい付着力を有する材料で形成
されている。また、このオフセットベルト44は、駆動
源としてのモータM1(図3参照)により駆動する剥離
部材移動手段(図示を省略する)から駆動が伝達され無
端移動する。また、このオフセットベルト44は、例え
ばベルト自体がアルミ系、銅系、ニッケル系など金属材
料、又は酸化チタンを分散させたポリエチレンテレフタ
レート(PET)などの高分子系材料で形成されてい
る。
【0018】このオフセットベルト44を支持する支持
ローラのうち、上下加熱ローラ45,46の加圧部を通
過した後のベルト部分が巻き付く支持ローラ(以下、分
離ローラという)43の回りで、ベルトの移動方向を急
激に変化させて、オフセットベルト44からの転写紙1
0の曲率分離を行わせるになっている。またこのベルト
の移動方向の変化を大きくするための案内ローラ48
や、テンションローラ49も設けられている。
【0019】また、上記上下加熱ローラ45,46は、
転写紙10のトナー像面をオフセットベルト44に密着
させるとともに転写紙10に固着しているトナーを加熱
して軟化させるものである。
【0020】また、上記ベルトクリーニング装置47
は、オフセットベルト44周面に断続的な引っ掻き力を
及ぼして付着トナーを除去する回転ブラシローラ50
と、この回転ブラシローラ50よりもベルト移動方向下
流側で、ベルト周面に接触し摩擦力によるスクラブで付
着トナーを除去するパッド51とを備え、これらにより
ベルト周面から除去されたトナーをユニットケーシング
52内に収容するようになっている。
【0021】また、このトナー剥離ユニット40には、
液供給ユニット30側から送られてくる転写紙10を、
加圧部に進入させるための挾持搬送手段としての中継搬
送ローラ対53、オフセットベルト44から曲率分離さ
れた転写紙10を乾燥ユニット60側に案内するための
上下ガイド部材54も設けられている。
【0022】上記乾燥ユニット60は、例えば転写紙1
0の液保持量が紙重量の10%以下になるように転写紙
10を乾燥させるものであり、加熱ランプ61a内蔵の
例えばアルミからなる加熱ドラム61と、複数の支持ロ
ーラ62に掛け渡され、該加熱ドラム61の周面に一定
角度巻きついた状態で無端移動する紙押圧用ベルト63
とから構成されている。図示の例では一つの支持ローラ
62がテンションローラを兼ねている。上記紙押圧用ベ
ルト63の材質としては、耐熱性や通気性を備えた材
質、例えばキャンバス地、木綿地、テトロン地などの布
を用いることができる。
【0023】また、この乾燥ユニット60には、加熱ド
ラムと紙押圧用ベルトとの挾持領域を抜け出した転写紙
10をガイドする上下ガイド部材64と、これによりガ
イドされてきた転写紙10を紙受けユニット70の紙受
け面上に排紙するための排紙ローラ対65が設けられて
いる。
【0024】以上の構成において、給紙ユニット20か
ら送られた転写紙10は、液供給ユニット30でそのト
ナー像面に液が均一に供給され、トナー剥離ユニット4
0に送られる。このトナー剥離ユニット40で、転写紙
10に固着しているトナーが加熱ローラ45,46から
の加熱で軟化し、該トナーに加熱接触するオフセットベ
ルト44表面に付着する。そして分離ローラ43の回り
で転写紙10とオフセットベルト44から分離する際
に、オフセットベルト44表面に付着したトナーが転写
紙10から剥離し、これにより、転写紙10からトナー
が除去される。トナーが除去された転写紙10は乾燥ユ
ニット61で乾燥され、紙受けユニット70に排出され
る。
【0025】以上の構成によれば、トナーが付着した転
写紙10に液を供給して転写紙10のトナーとの界面部
に液を浸透させた状態でトナーを剥離させるので、紙繊
維を傷めることなく、トナーを除去できる。
【0026】また、乾燥ユニット61には吸水性を有す
る紙押圧用ベルト63を転写紙10に接触させているの
で、加熱ドラム61内部の加熱ランプ61aからの加熱
による乾燥に加えて、この紙押圧用ベルト61に転写紙
10の液31を付着させることによる乾燥促進機能も発
揮させることができる。
【0027】次に、図2及び図3を用いて、本実施例の
トナー剥離ユニット、及び乾燥ユニットについて説明を
加える。図2は本実施例に係るトナー除去装置のトナー
剥離ユニット及び乾燥ユニットの概略構成図である。
【0028】図2に示すよう、このトナー除去装置に
は、トナー剥離ユニットと乾燥ユニットのそれぞれに、
ユニット内に幅方向の気流を発生させる冷却手段として
のファン102、ファン104が設けられている。トナ
ー剥離ユニットのファン102はオフセットベルト冷却
用のファンであり、乾燥ユニットのファン104は、ト
ナー除去動作時においては、紙押圧用ベルト63を乾燥
させる機能をはたす。そして、本実施例では、このオフ
セットベルト冷却用のファン102を駆動するファンモ
ータM2(図3参照)、及び、オフセットベルト44を
無端移動させる駆動源としてのベルトモータM1(図3
参照)を、操作スイッチとしてのメインスイッチを操作
して電源を遮断した後(以下、メインスイッチ遮断後と
いう)にも継続して作動させる得るようにしている。な
お、図2中、加熱ブロック100近傍に設けられている
のは、加熱ブロック100内のヒータ100a及び前記
上加熱ローラ45内の加熱ランプ45aを制御する、後
述するメインスイッチ遮断後の制御に用いられる温度検
出器としての温度センサ101である。また、紙押圧ベ
ルト63近傍に設けられているのは、ヒータ61aとフ
ァン104とを制御するため温度センサ103である。
【0029】なお、図1に示す例では、トナー剥離ユニ
ットにおいて下加熱ローラ46を用いたが、図2に示す
例では下加熱ローラ46に代えてオフセットベルト44
が摺動する加熱ブロック100を用いている。この加熱
ブロック100内にはヒータ100aが内蔵されてお
り、下加熱ローラ46と同様の機能を果たしている。
【0030】図3は本実施例のトナー除去装置の電装部
のブロック図である。本実施例においては、メインスイ
ッチ111よりも外部電源(商用電源)側に直流電源
(DC電源)112を設けている。そして、メインスイ
ッチ遮断状態で、加熱ランプ45a,61aや加熱ヒー
タ100aなどの交流系への通電が遮断された状態で
も、この直流電源112から、メイン制御部113、ド
ライバ114、乾燥ユニットの感度センサ103、トナ
ー剥離ユニットの温度センサ101、ファンモータM
2、ベルトモータM1、トナー剥離ユニットのファン1
04などの直流系の電装部品には通電可能、かつ、メイ
ン制御部113により制御可能になっている。
【0031】具体的には、上記メイン制御部113は上
記直流電源112に接続され、このメイン制御部113
に、メインスイッチ111のオン・オフを検知するため
の検知手段としてのリレー115、トナー剥離ユニット
の温度センサ101、ドライバ114などが接続されて
いる。そして、このドライバ114にソリッドステート
リレーSSR1(117),SSR2(116)、各ユ
ニットのファン102,104、ベルトモータM1、フ
ァンモータM2などが接続されている。
【0032】以上の構成において、トナー除去動作中
は、トナー剥離ユニットの温度センサ101により、オ
フセットベルト44の表面温度を検出し、ソリッドステ
ートリレーSSR2をオン・オフ制御することにより、
加熱ランプ45a、100aを制御して、同ベルト44
の温度を一定に保つ。またモータM1、M2をオンする
ことにより、オフセットベルト44及びファン102を
回転させる。
【0033】そして、トナー除去動作中や、該動作終了
直後など、オフセットベルト44が高温のときに、メイ
ンスイッチ111をオフにすると、加熱ランプや加熱ヒ
ータへの電源供給が遮断される。そして、メイン制御部
113は、上記リレー115によりメインスイッチ11
1がオフされたことを検出し、剥離ユニットの温度セン
サ101によりオフセットベルト44表面の温度を検出
する。そして、検出温度が、所定温度以上の場合には、
トナー剥離ユニットの、ベルトモータM1、ファンモー
タM2をオンし、引き続きオフセットベルト44とファ
ン104とを駆動させる。これにより、オフセットベル
ト44に係るヒータ45a、100aからの熱を均等化
する。また上記ファン102の駆動により外気を循環さ
せてオフセットベルト44を冷却するとともに、機内の
液体蒸気を機外に放出する。ここで、上記所定温度は、
オフセットベルト44がヒータ45a、100aからの
熱により変形や劣化を行う範囲の上限温度である。
【0034】以上の制御により、トナー除去動作直後な
どオフセットベルト44が高温のときにメインスイッチ
111が遮断されると、オフセットベルト44が回転
し、かつファン102が作動して同ベルト44が冷却さ
れるとともに、液体蒸気が機外排出されるので、オフセ
ットベルト44の局部的に変形や劣化を防止できるとと
もに、その後の装置放置時の結露を防止できる。
【0035】そして、オフセットベルト44が十分に放
熱して同ベルトが所定の温度以下になると、オフセット
ベルト44の回転及びファン102の作動を停止する。
【0036】なお、電源コンセント投入時など、メイン
スイッチ111が遮断された時点のオフセットベルト4
4の温度が上記所定温度よりも低いときには、オフセッ
トベルト44の回転及びファン102の作動は行わな
い。これに代え、メインスイッチ遮断後は、オフセット
ベルト44の回転及びファン102の作動を常時行うよ
うにしても良い。
【0037】また、トナー剥離ユニットの上記ファン1
02は、メインスイッチ111が遮断されているときだ
け作動させても良いし、メインスイッチ111がオンで
装置が待機している期間及びトナー除去動作中も、機内
の液体蒸気の排出及び外気の循環のため、駆動させ、メ
インスイッチ111遮断後も引き続き作動させても良
い。また、メインスイッチ111遮断後のオフセットベ
ルト44の回転速度は、トナー除去動作中及び上記待機
中と同じ速度でも良いし、同ベルト63が劣化しない範
囲で可能な限り低速にしても良い。また、上記温度セン
サ101,103としては、サーミスタや熱電対などの
熱起電力あるいは抵抗値が温度で変化する検温素子を用
いても良いし、バイメタルスイッチ、サーマルリードス
イッチなど温度変化で直接、モータやファンの接点を開
閉し、駆動・停止させ得るものを用いていも良い。
【0038】以上、上記各実施例は、本発明を通常の転
写紙10から像形成物質であるトナーを除去するトナー
除去装置に適用したものであるが、本発明はこれに限ら
れず、例えばプラスチック層等のベースシートの表面層
が紙等の吸液性及び弾性を有する材料層である積層物等
からなる像保持体からの像形成物質の除去装置にも適用
できる。 (以下、余白)
【0039】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3の発明によれば、
操作スイッチにより通電が遮断された後に、剥離部材移
動手段を駆動して剥離材の一部のみが装置内の高温部に
さらされないようにするので、剥離材の一部のみが高温
にされされることによる剥離部材の局所的な変形や劣化
が防止される。
【0040】更に、請求項2の発明によれば、操作スイ
ッチにより通電が遮断された後に、冷却装置により剥離
部材を冷却して該剥離部材の温度を速やかに低下させ
る。よって、上記剥離材の局部的な変形や劣化を防止す
るための剥離材の駆動が比較的短時間で済む。よって、
省電力化や低騒音化が図られる。
【0041】請求項3の発明によれば、操作スイッチに
より通電が遮断された後に、剥離材の局所的な変形や劣
化ががない所定温度以下になったら、剥離材移動手段等
を停止するので、作動時間を必要最低限に抑えることが
できる。また、省電力化や低騒音化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用できる記録シート再生装置の概略
構成図。
【図2】実施例にかかる記録シート再生装置の、トナー
剥離ユニット及び乾燥ユニットの概略構成図。
【図3】同記録シート再生装置の電装部のブロック図。
【符号の説明】
10 転写紙 30 液供給ユニット 40 トナー剥離ユニット 44 オフセットベルト 45 上加熱ローラ 46 下加熱ローラ 60 乾燥ユニット 61 加熱ドラム 62 紙押圧用ローラ 100 加熱ブロック 100a ヒータ 101 トナー剥離ユニットの温度センサ 102 ファン 103 乾燥ユニットの温度センサ 104 ファン 111 メインスイッチ 112 直流電源 113 メイン制御部 114 ドライバ 115 リレー M1 ベルトモータ M2 ファンモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録用シート表面に付着している像形成物
    質に対して、該表面と該像形成物質との付着力よりも該
    像形成物質に対して大きい付着力を有するベルト状の剥
    離部材を、加熱接触させた後、該シートと該剥離部材と
    を分離させて該像形成物質を概表面から剥離する剥離手
    段と、前記ベルト状の剥離部材を前記記録用シート表面
    と接触する領域を含む閉じた経路内で無端移動させる剥
    離部材移動手段と、前記剥離部材移動手段を駆動させる
    駆動源と、外部からの電力を装置内の所定の電装部に通
    電するか否かをを切り替える操作スイッチと、少なくと
    も前記操作スイッチにより通電が遮断された状態で、上
    記駆動源に電力を供給し得るように構成された電源回路
    と、前記操作スイッチにより通電が遮断された後に前記
    剥離部材移動手段を駆動させる制御装置と、を備えたこ
    とを特徴とする記録用シート再生装置。
  2. 【請求項2】上記剥離部材を冷却する冷却装置を設け、
    少なくとも上記遮断された状態で、該冷却装置にも電力
    を供給しうるように上記電源回路を構成し、かつ、少な
    くとも上記スイッチにより通電が遮断された後に該冷却
    装置を駆動させるように上記制御装置を構成したことを
    特徴とする請求項1の記録用シート再生装置。
  3. 【請求項3】上記剥離部材の温度を検出する温度検出器
    を設け、上記制御装置を該温度検出器で検出した温度が
    所定温度以下になるまで、上記剥離部材移動手段あるい
    は上記冷却装置を動作させるように構成したことを特徴
    とする請求項1又は請求項2の記録用シート再生装置。
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