JPH0876595A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0876595A
JPH0876595A JP6209793A JP20979394A JPH0876595A JP H0876595 A JPH0876595 A JP H0876595A JP 6209793 A JP6209793 A JP 6209793A JP 20979394 A JP20979394 A JP 20979394A JP H0876595 A JPH0876595 A JP H0876595A
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JP
Japan
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toner
brush
developing
photoconductor
photosensitive drum
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Pending
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JP6209793A
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English (en)
Inventor
Seiji Arai
清治 荒井
Masaaki Ishikawa
雅章 石川
Michihisa Iguchi
道久 井口
Yoshiaki Okano
義明 岡野
Tetsuya Nakamura
鐵也 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】直流電源73をブラシ71に接続して、感光ド
ラム1との間で放電を起して転写残りトナーに転写残り
トナーの有する電荷とは逆の電荷を注入して、転写残り
トナーの有する電荷の総和をゼロにしたあと、ブラシ7
1の先端で電荷の総和がゼロで感光ドラム1に拘束され
ない転写残りトナーをかく乱する。 【効果】ブラシ71だけでかく乱手段を構成できるので
部材が少くて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写残りトナーを現像装
置に回収して別の現像のために使用できる画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図29は従来の画像形成装置を表してい
る。この装置は、帯電装置100,露光装置102,現
像装置104,転写装置106を有し、これらはS方向
に回転する感光ドラム108の回りに設けられる。現像
装置104はトナーホッパー131、供給ローラ13
2、現像ローラ134、直流電源136、交流電源13
8を有する。直流電源136は一定の電圧を、交流電源
138からの交流電圧に重畳する。現像ローラ134に
は、供給ローラ132によりトナーが搬送される。現像
ローラ134はこのトナーを使い、重畳された交流電圧
により静電潜像を現像する。現像されたトナー像は転写
装置106により記録紙Pに転写される。
【0003】転写が行われた後、感光ドラム108上に
は転写残りトナーが残存している。この転写残りトナー
は露光装置102による次の露光にあたって、露光装置
102からの光を遮ぎってしまう。この欠点を克服する
べく本装置はさらに転写装置106と帯電装置100と
の間に位置する放電装置110とかく乱ローラ(V方向
に回転する)112とをさらに備えている。
【0004】放電装置110は放電用帯電器114を有
する。放電用帯電器114はコンデサ116に接続さ
れ、さらにこのコンデンサ116は交流電源118に接
続される。従って放電用帯電器114は正、負の電荷が
均等になるように感光ドラム108上に放電する。同時
にミラー122は放電ランプ120からの光を感光ドラ
ム108上に反射する。
【0005】その結果、感光ドラム108上の電荷及び
転写残りトナーの電荷の総和は0となる。従って感光ド
ラム108に残っている転写残りトナーは感光ドラム1
08に拘束されない。この状態で感光ドラム108上の
転写残りトナーはかく乱ローラ112に達する。かく乱
ローラ112は正の直流電源124に接続されている。
転写残りトナーはかく乱ローラ112に滑り接触する。
この結果、転写残りトナーは感光ドラム1表面にわたっ
てかく乱される。これにより、露光装置102からの次
の画像に対応する光が感光ドラム108表面に到達しな
いほどの厚さをもった転写残りトナーのたい積を除去す
ることができる。従って、次の画像に対応する光も正常
に感光ドラム108の表面に当てられることになる。
【0006】しかしながら、この従来の装置では感光ド
ラム108上の転写残りトナーをかく乱するために2つ
の独立した部材、すなわち放電装置110とかく乱ロー
ラ112とを必要とするため、かさ張り、また重くなる
という欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
画像形成装置では、転写残りトナーを感光ドラム上でか
く乱するための部材が2つ必要であった。そこで本発明
は転写残りトナーをかく乱するための部材が1つで済む
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明では、感光体と
の間で放電を起しうる電圧(放電開始電圧)をブラシ部
材に与え、電荷の総和が0に近付いた転写残りトナー
を、上記ブラシでかきならすことにより感光体上でかく
乱されるようにして上記目的を達成している。
【0009】第2の発明では、1つのブラシ部材を感光
体に接触させて設け、これから露光されようとする感光
体の露光領域がブラシ部材を通り過ぎるときには転写残
りトナーを引付けるための第1の電圧をブラシ部材に与
え、露光領域以外の非露光領域がブラシ部材を通り過ぎ
るときには引付けられたトナーをブラシ部材から感光体
に吐出すための第2の電圧を与えるようにして上記目的
を達成している。
【0010】
【作用】第1の発明では、単一のブラシに放電開始電圧
を与えることで転写残りトナーは電荷を失い、さらに電
荷を失って感光体上で拘束されなくなった転写残りトナ
ーを上記ブラシでかきならすことによりかく乱されるの
で、唯一の部材で転写残りトナーのかく乱を行うことが
できる。
【0011】第2発明では、非露光領域のみ、一旦ブラ
シに引付けた転写残りトナーを吐出すようにしたので、
吐出されたトナーが次の露光を妨げることがなく、かつ
吐出されたトナーは現像装置により回収される。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1は第1の実施例により構成される画像形成装置の構造
を示す。画像形成装置は、感光ドラム1感光ドラム1の
外面の回りに設けられる、帯電装置2、露光装置3、現
像装置4、転写装置5、紙粉除去装置6、かく乱装置7
を含む。これらの装置のうち、感光体ドラム1、帯電装
置2、現像装置4は、サイドカバー78により一体に支
持され、プロセスユニット80を形成する。
【0013】感光ドラム1は、正に帯電され、有機感光
体、好ましくはポリカーボネートを用いて、ペリレン顔
料とフタロシアニン顔料とから成る電荷発生成分と、ヒ
ドラゾン顔料から成る正孔輸送成分とを分散させて形成
される感光層を含む。感光ドラム1は図示されない回転
駆動機構により、時計回り方向Aに回転させられる。
【0014】帯電装置2は、帯電器21と帯電器21に
予め決められた正の電圧を供給する帯電用電源22とを
含む。
【0015】露光装置3は、記録用の画像に相当する画
像データに基づいて制御される、図示されないLEDア
レイを含む。
【0016】現像装置4は、トナーホッパー41、トナ
ーパック42、供給ローラ43、現像ローラ44、供給
ローラ電源45a、現像ローラ電源45b、現像ブレー
ト46、支持棒47、スプリング48、支持部49とを
有する。
【0017】トナーホッパー41は中空容器で、その上
面は部分的に開放しており、その中にトナーを貯めてお
く。トナーパック42は、トナーホッパー41の上部の
開放部に設けられる。トナーパツク42は、トナーで満
たされ、その開放部はシールシート(図示せず)でシー
ルされている。トナーパック42がトナーホッパー41
に装着された状態でシールシートが取去られると、トナ
ーがトナーホッパー41に注がれる。
【0018】供給ローラ43はトナーホッパー41に一
部位置するように、トナーホッパーの開口に設けられ
る。現像ローラ44は、感光ドラム1と供給ローラとに
軽く接触している。供給ローラ43と現像ローラ44と
は、回転駆動機構により、反時計回りに回転させられ
る。供給ローラ43はトナーホッパー41内に貯められ
たトナーを搬送し、現像ローラ44にそのトナーを供給
する。現像ローラ44は供給ローラ43により供給され
るトナーを搬送し、感光ドラム1の表面に接触させる。
【0019】供給ローラ電源45aは、供給ローラ43
に予め決められた供給ローラバイアス400Vを供給す
る。
【0020】現像ローラ電源45bは、現像ローラ44
に予め決められた現像ローラバイアス300Vを供給す
る。
【0021】筒状の支持棒47は、現像ローラ44に平
行でかつ現像ローラ44の上部に設けられて、現像ロー
ラ44に接触する現像ブレート46を支持する。スプリ
ング48は、補強板49に固定されており、支持棒47
を現像ローラ側へ一定の力で付勢する。従って、現像フ
レード46は、現像ローラ44に対して付勢される。支
持部49は、トナーホッパー41の側板に固定されてい
る。
【0022】転写装置5は、感光ドラム1に接触して反
時計方向に回転する転写ローラ51を有する。転写装置
5はさらに転写ローラ51に予め決められた負の転写電
圧を供給する転写電源52をさらに有する。
【0023】紙粉除去ユニット6は、紙粉除去ブラシ6
1と、このブラシに予め決められた正の電圧を供給する
紙粉除去電源63とを有する。ブラシ61は炭素を含む
レーヨン部材から成る。ブラシ61は感光ドラム1に接
触する。
【0024】感光ドラム1に付着する紙粉はタルクと呼
ばれる成分を含む。タルクは紙粉の主要成分で、摩擦に
より負に帯電しやすい性質を持つ。負に帯電したタルク
を含む紙粉は、正の電圧が供給されている紙粉除去ブラ
シに引付けられる。
【0025】かく乱装置7はかく乱ブラシ71と、かく
乱用電源73とを含む。かく乱ブラシ71は炭素を含む
レーヨンで構成されている。かく乱ブラシ71は約1.
7×106 Ωの抵抗値をもつ。かく乱ブラシ71は感光
ドラム1に対し約15°の角度で接触する。かく乱用電
源73はブラシ71に対して−600Vを供給する。
【0026】上記のような構成を有するファクシミリ装
置において、画像は図2から図11に示されるよう次の
ような態様で印刷される。
【0027】図2を参照するに、帯電装置2は、感光ド
ラム1の表面を予め決められた電位、例えば600Vに
帯電する。続いて、図3を参照するに、露光装置3は記
録画像に基づいて感光ドラム1の帯電された感光表面を
露光する。これにより、静電潜像を形成する。静電潜像
に相当する画像部の電位は150Vである。
【0028】再び図1を参照すると、現像装置では供給
ローラ43はトナー現像ローラ44に搬送する。現像ロ
ーラ44はさらにトナーを搬送する。現像ローラ44が
回転するとき、現像ローラ44上で搬送されるトナー
は、現像ローラ44と現像ブレート46との間で摩擦を
受ける。その結果、トナーは摩擦により帯電される。現
像ローラ44の表面は、トナーとの摩擦により負に帯電
する傾向にある層を有する。従って、この層により生ず
る極性の影響によりトナーは正の極性に帯電する。
【0029】図4を参照すると、例えば300Vに設定
される現像バイアスは、感光ドラム上で帯電された電位
の極性と同じである。その現像バイスアは現像用電源4
5により現像ローラ44に供給される。トナーは静電潜
像、現像バイアス、帯電されたトナーの間の電界に基づ
いて感光ドラム1の露光部に選択的に付着する。
【0030】さらに詳しくは、トナーは感光ドラム1の
非画像部には付着しない。この非画像部の電位はトナー
を搬送する現像ローラの電位に比べて正方向に大きいた
めである。これに対し画像部にはトナーが露光部に付着
する。なぜなら、この画像部の電位はトナーを搬送する
現像ローラの電位に比べて正方向に小さいためである。
この状態で静電潜像に対応したトナーイメージが感光ド
ラム1の表面に形成される。
【0031】図5を参照すると、このトナーイメージは
転写装置5の負の電圧(−900V)により記録紙Pに
転写される。
【0032】図6を参照すると、記録紙Pが感光ドラム
1から離れると、転写されないトナーは感光ドラム1の
表面上に転写残りトナーとして残る。
【0033】その後、転写残りトナーを搬送する感光ド
ラム1のある部分は図7に示されるようにかく乱ブラシ
71の近くに到達する。一方、値転写装置5が記録紙P
にトナー画像を転写した後、画像部の電位は50Vに下
がり、非画像部の電位は200Vに下がる。これに対
し、かく乱ブラシ71の供給電圧は−600Vである。
従って転写残りトナーを搬送する画像部と、図2に示す
如く、かく乱ブラシ71のうち感光ドラム1に接触しな
い非接触部71aとの電位差は650Vとなる。
【0034】ここで、感光ドラム1の有機感光層はペリ
レン顔料とフタロシアニン顔料から成る電荷発生成分
と、ヒドラゾン誘導体から成る正孔輸送成分とをポリカ
ーボネートを用いて分散させて形成される。また、かく
乱ブラシは71は炭素を含むレーヨンを含む。この状態
においてこの有機感光層とかく乱ブラシ71との電位差
が600V以上である場合、放電が両者の間で発生す
る。この放電が発生すると図12に示す如く、負の電荷
が転写残りトナーに注入される。その結果、もともと正
に帯電していた転写残りトナーの電荷の総和は約0Vと
なる。この状態で転写残りトナーは感光ドラム1に拘束
されなくなる。その後、感光ドラム1の画像部1が図1
2に示す如くかく乱ブラシ71の接触部71bに到達す
る。ここで、転写残りトナーの電荷の総和が0Vとなっ
ているので画像部に対して拘束されていない状態となる
ので、このかく乱ブラシ71の接触部71bにより転写
残りトナーは感光ドラム1の表面上でかく乱される。
【0035】図8はかく乱後の状態を示したもので、画
像部上の残りトナーはかく乱され、残りトナーのうち幾
つかは、非画像部の方へ移動させられる。
【0036】その後、残りトナーがかく乱された感光ド
ラム1の部分は、さらに感光ドラム1が回転することに
より帯電装置1の近傍に移動する。帯電装置2は感光ド
ラム1のこの部分を600Vに帯電するとともに、かく
乱された転写残りトナーを正に帯電する。図9はその状
態を示している。
【0037】その後、露光装置3は感光ドラム1の帯電
部分を露光する。図9はその状態を示す。この状態で転
写残りトナーは感光ドラム1上でかく乱されており、露
光装置3からの光は転写残りトナーが存在する感光ドラ
ム1上の帯電された領域に到達する。従って、感光ドラ
ム表面のうち露光された部分は150Vになり、新しい
静電潜像が形成される。
【0038】さらに感光ドラム1が回転するのに伴い、
新しい静電潜像が形成された感光ドラム1の部分が現像
ローラ44の近傍に到達する。図11に示す如く現像ロ
ーラ44の電位は300Vであり、感光ドラム1の非画
像部の電位は600Vである。従って、感光ドラム1上
の非画像部の電位は現像ローラ44の電位よりも正的に
高い。その結果、非画像部に残っている転写残りトナー
は現像ローラ44に引付けられる。また、現像ローラ4
4の電位は感光ドラム1の画像部の電位よりも正的に高
い。従って、現像ローラ44上のトナーは画像部に引付
けられる。
【0039】上記のように第1の実施例における画像形
成装置では感光ドラム上1の転写残りトナーをかく乱す
るためのかく乱装置7を1つだけ必要とする。従って、
かく乱装置7を2つ必要としていた従来のものに比べ、
本実施例での画像形成装置はより軽く、かさが小さくな
る。
【0040】なお、第1実施例において、感光ドラム1
に付着した紙粉を取り除くための紙粉除去装置が設けら
れている。紙粉は次のようにして生成し、取除かれる。
転写行程中、記録紙から発生する紙粉は感光ドラム1に
付着する。図11における現像工程において、感光ドラ
ム1上に付着した紙粉は、この感光ドラム1に軽く接触
している現像ローラ44側に移動する。
【0041】その後、紙粉はトナーと一緒に現像ローラ
44に搬送され、やがて現像ローラ44と現像ブレート
46との間の摩擦により電荷を受取る。紙粉はタルクを
含むが、このタルクは摩擦電荷を受取ると負に帯電する
性質をもつ。従って紙粉も、現像ローラ44と現像ブレ
ート46との間で摩擦を受けた結果、負に帯電する。
【0042】その後、現像ローラ44上の紙粉は感光ド
ラム1の近くまで搬送される。このとき感光ドラム1は
正に帯電しているので、感光ドラム1は負に帯電したタ
ルクを持つ紙粉を引付ける。その後、感光ドラム1の回
転により負に帯電した紙粉は転写装置5に到達するが、
転写装置5に与えられる電圧は負であるので紙粉は記録
紙には転写されない。
【0043】その後、さらに感光ドラム1が回転するの
に伴い、感光ドラム1上の紙粉は紙粉除去ブラシ61に
到達する。この状態でブラシ61には電源63により正
の電圧が与えられてる。従って、負に帯電した紙粉はブ
ラシ61に引付けられる。紙粉がブラシ61により引付
けられるため感光ドラム1の表面上の紙粉及び現像装置
4内の紙粉がたまってしまうのを防ぐことができる。
【0044】感光ドラム1から紙粉を除去することによ
り、紙粉は現像ローラ44上にもたまらないので、紙粉
は、トナーが十分に摩擦電荷を受けることを妨げない。
さらに現像ローラ44に接触する感光ドラム1の接触部
上に十分にトナーが引付けられることを妨げない。な
お、この紙粉除去装置6を含むこの実施例は非磁性、一
成分トナーを感光ドラムに接触する現像ローラと現像ブ
レードとの間で摩擦して帯電させ、この帯電したトナー
でトナー像を感光体上に形成する現像方式に適用酢ると
特に有効である。
【0045】図13は、ブラシ61、71を電源63、
73に接続する為に画像形成装置に設けられる電源用端
子を含む構造を示す。ブラシ61は導通部材64と導通
ねじ65とにより、プロセスユニット80の側板78に
固定されている。ブラシ71は導通部材74と導通ねじ
75とにより側板78に固定される。ブラシ71は導通
部材64と導通ねじ75とにより、側板78に固定され
る。ねじ65は導通部材64を介してブラシ61に電気
的に接続され、ねじ75は導通部材74を介してブラシ
71に電気的に接続される。
【0046】端子67、77は画像形成装置に設けら
れ、それぞれ電源63、73に接続されている。プロセ
スユニット80が画像形成装置に装着された時、ねじ6
5、75はそれぞれに端子67、77に接触する。この
様にしてプロセスユニット80の装着に応じてそれぞれ
のブラシはそれぞれの電源に電気的に接続される。従っ
て、プロセスユニット80はそれぞれのブラシに電圧を
供給するための2つの電源を必要としない。これによ
り、プロセスユニット80を小型化し軽量にすることが
できる。
【0047】図14は、プロセスユニット80を含む画
像形成装置90、例えばファクシミリ装置を示してい
る。ここでプロセスユニット80は画像形成装置90に
装着可能である。記録紙Pは通路92を通って転写ロー
ラ51に搬送される。トナー像が転写装置51にて記録
紙Pに転写された後、記録紙Pは、トナー像を記録紙P
にローラの圧力で定着するための定着装置93に搬送さ
れる。その後記録紙Pは画像形成装置から排出される。
【0048】図15は、変形例を表す。この変形例は第
1の実施例に比べてかく乱装置に関して異なっている。
このかく乱装置は回転ブラシ95を含んでおり、この回
転ブラシ95は側板78により支持され、かつ図示しな
い回転機構によりa方向に回転させられる。回転ブラシ
95は好ましくは炭素を含むレーヨンから成る。その回
転ブラシ95は1.7×106 Ωの抵抗を有る。一方、
直流電源73は回転ブラシ95に−600Vを供給す
る。
【0049】図16は、転写残りトナーと回転ブラシ9
5との間の関係を表している。転写残りトナーが回転ブ
ラシ95に接触する前に、感光ドラム1と回転ブラシ9
5との間に放電が起きる。その結果、転写残りトナーに
対して第1の実施例と同様に負の電荷が注入される。従
って、転写残りトナーは感光ドラム1に対して拘束され
なくなる。この状態で転写残りトナーが、感光ドラム1
と回転ブラシ95との回転に伴なって回転ブラシ95に
接触すると、転写残りトナーは回転ブラシ95によりか
く乱される。
【0050】さらに、感光ドラム上の紙粉のかなりの割
合が回転ブラシ95の機械的な引っかき力によって回転
ブラシ95の中に集められることが実験により確認され
ている。
【0051】図17は、回転ブラシ95を有するプロセ
スユニット80と電源73に接続される端子との間の関
係を示したものである。回転ブラシ95の軸95aはプ
ロセスユニット80の側板78に支持されている。軸9
5aは導通部材96に係合している。導通部材96は、
回転ブラシ95aの軸95aに係合する係合部と、画像
形成装置に設けられる端子98に接触するために側板7
8に位置する接触部96とを有する。端子98は電源7
3に電気的に接続されている。そしてプロセスユニット
80が画像形成装置に装着されると、導通部材96は端
子98に接続する。その結果、端子98と導通部材96
とを介して電源73は回転ブラシ95に−600Vを供
給する。
【0052】次に第2の実施例を図18に示す。上記し
た実施例と同一の部材には同一の符号を付し、その説明
を省略する。メイン駆動部10は、制御回路70からの
信号に基づいて感光ドラム1を時計方向Aに回転する。
【0053】帯電装置12は、帯電器21、帯電器用電
源22の他に帯電器用スイッチ23を有する。このスイ
ッチ23は、制御回路70からの信号に基づき帯電器2
1を帯電器用電源23に接続する
【0054】現像装置14は、さらに現像装置用電源ス
イッチ150、現像装置用電源151、現像装置駆動部
152を有する。
【0055】現像装置駆動部152は、制御回路70か
らの信号に基づき供給ローラ43と現像ローラ44とを
時計方向に回転する。
【0056】現像装置用電源スイッチ150は、制御回
路70からの信号に基づき現像ローラ44を現像装置用
電源151に接続する。この信号に基づき現像装置用電
源151は現像ローラ44に所定の現像バイアス、例え
ば300Vを供給する。
【0057】転写装置151は、転写ローラ51を有
し、制御回路70からの信号により感光ドラム1に接触
した状態で転写ローラ51を反時計方向に回転する。転
写装置5はさらに転写装置用スイッチ57、転写装置用
電源58を有する。スイッチ58は制御回路70からの
信号により転写ローラ51を転写装置用電源58に接続
する。この信号に基づき、転写ローラ51には−135
0Vの転写バイアスが与えられる。
【0058】ブラシ装置16は、回転ブラシ161、ブ
ラシ電源162、正のブラシ用電源163と負のブラシ
用電源164を有する。回転ブラシ61は炭素を合有す
るレーヨンから成り、約1.7×106 Ωの抵抗値を有
する。メイン駆動部10は、制御回路70からの信号に
基づいて回転ブラシ161を感光ドラム1に接触させた
状態で時計方向に回転する。ブラシ電源スイッチ162
は、制御回路70からの信号に基づき電源163、16
4のうちの一方に、選択的に回転ブラシ161を接続す
る。正の電源163は+300Vの電圧を発生し、負の
電源164は−300Vを発生する。
【0059】図19を参照して本実施例の記録シーケン
スを説明する。まず、待受状態において主制御部(図示
せず)からのプロセススタート信号を制御回路70が受
信すると、主制御部7はメイン駆動部10を駆動させて
感光ドラム1と回転ブラシ161を回転させる(タイミ
ングT1)。さらにこの時、制御回路70はスイッチ1
62が回転ブラシ161を正の電源163(300V)
に接続するように電源用スイッチ162に信号を供給す
る。その結果、前回のシーケンス中に回転ブラシ161
に引付けられた正電荷をもったトナーは、転写工程中の
転写電圧−1350Vの影響で約200Vの電位を有す
ることになる感光ドラム1の表面に吐出される。
【0060】トナーが吐出された感光ドラム1の領域が
帯電装置3近傍の位置に移動した時、図19で点線Aで
示されるように露光装置3はその領域(ここでは以下非
露光領域と称する)を露光しない。従って、吐出された
トナーは露光装置3からの光が感光ドラム1の表面に届
くのを妨げるといった不具合を生じない。
【0061】さらにT1において制御回路70は帯電器
用電源スイッチ22を動作させて帯電器21を電源23
に接続する。さらに、転写装置用スイッチ57を駆動さ
せて転写ローラ51を転写装置用電源58に接続する。
【0062】続いて時刻T2において、制御回路70は
現像装置電源用スイッチ150を駆動させて現像ローラ
44を現像装置用電源151に接続する。さらに、現像
装置駆動部152を駆動させて現像ローラ44と供給ロ
ーラ43とを回転させ始める。
【0063】図18を再び参照するに、時刻T1におい
て感光ドラム1は帯電器21に位置する帯電ポイント1
a、回転ブラシ161に位置するブラシポイント1b、
現像ローラ44に位置する現像ポイント1cを有する。
現像ポイント1cから帯電ポイント1aまでの表面は感
光ドラム1が最初に回転している間は帯電されない。時
刻T1よりも前の段階で画像形成装置は待受状態にあ
る。この状態で、感光ドラ1においてT1以前の工程で
露光されなかった非露光領域の電位は、時間の経過に伴
って減少する。その結果、感光ドラム1の表面の電位は
現像バイアス300Vよりも小さくなる。
【0064】現像ローラ44上のトナーが、感光ドラム
1の未帯電部(ポイント1cから1aまで)に付着しな
いように、制御回路70は、未帯電部が現像ローラ44
を通過している間、現像ローラ44の回転を行わない。
すなわち、帯電ポイント1aが現像ローラ44を通過す
る時間TAの時、及びこのTAよりも後に現像ローラ4
4を回転し始めかつ現像ローラ44に300Vの現像バ
イアスを印加し始める。
【0065】その後ブラシポイント1bは、さらに感光
ドラム1の回転の結果、時刻TBに現像ローラ44に到
達する。ブラシポイント1bは時刻T1にブラシ161
により吐出されたトナーを有する。このブラシポイント
1bは帯電装置21を通り過ぎるためブラシポイント1
bは図20に示す如く600Vに帯電される。これに対
して図21に示す如くトナーを搬送する現像ローラ44
の電位は300Vである。制御回路70は、ブラシポイ
ント1bが現像ローラ44に到達する時刻TBまたは、
それより前に現像ローラ44を回転し始めかつ現像ロー
ラ44に300Vの現像バイアスを印加し始める。従っ
て、図21に示す如く、現像ローラ44は、感光ドラム
1上のブラシホイント1b上に吐出されたトナーを引付
ける。その結果、吐出されたトナーは感光ドラム1から
取除かれる。
【0066】従って、現像ローラ44の駆動及び現像ロ
ーラ44に現像バイアスが与えられる時刻T2は以下の
式で与えられる。 TA≦T2≦TB
【0067】回転ブラシ161は、続けて時刻T3まで
正の電圧が与えられる。期間TIは露光装置3により露
光が行われない予定の非露光領域が、露光装置3に到達
する前に回転ブラシ161を通過する期間TJの少なく
とも一部に含まれる。このTIの間、回転ブラシ161
における電位(300V)は、感光ドラム1の表面の電
位(軽写電圧の影響で200V)よりも高いため、回転
ブラシ161内のトナーは感光ドラム1の未露光領域に
吐出される。
【0068】未露光領域は、さらなる感光ドラム1の回
転により帯電器21に移動する。図19に示す如く、時
刻TC1から時刻TC2までの期間、未露光領域は帯電
器21により600Vに帯電される。さらなる感光ドラ
ム1の回転により、未露光領域は露光装置3に移動す
る。時刻TE1からT4までの間、露光装置3は未露光
領域を露光しない。
【0069】さらなる感光ドラム1の回転により、未露
光領域は現像ローラ44に移動する。その時、図21に
示す如く、現像ローラ44の電位は感光ドラム1の未露
光領域のそれよりも小さいので、感光ドラム1の未露光
領域上のトナーは現像ローラ44側に取除かれる。
【0070】時刻T1から所定の時間が経過したとき
(時刻TPR1)、制御回路70はプリントスタート信
号をメイン制御回路から受け取る。さらに時刻TPR1
から所定の時間が経過した時、制御回路70は露光装置
3を駆動して感光ドラム1への露光を始める。
【0071】時刻T3、すなわち露光領域の回転方向先
端が露光装置3を通り過ぎる前であって回転ブラシ16
1を通り過ぎる時、制御回路70は回転ブラシ161へ
の印加電圧を正から負に変える。なぜなら、この露光領
域に回転ブラシ161のトナーを吐出さないようにする
ためである。
【0072】時刻T3は、時刻T4に比べて一定期間T
C以上前であり、このTCの期間かかってブラシポイン
ト1bは露光装置3に到達する。
【0073】露光領域が、露光装置3を通り過ぎる前に
露光領域が回転ブラシ161を通過する間、回転ブラシ
161には、回転ブラシ161内のトナーが露光領域に
吐出されない程の十分な電圧−300Vが供給される。
具体的には、この−300Vは露光部の電位約200V
も低い値として設定される。トナーが吐出されない露光
領域が帯電器21に移動した後、時刻TC2からTC3
に至るまでの間、露光領域は帯電器21により600V
に帯電される。この帯電された露光領域が露光装置3を
通り過ぎる間、露光装置3は時刻T4からT6間での第
1期間TEONの間、静電潜像を形成する為に帯電され
た露光領域を露光する。この時、この露光領域には回転
ブラシ161からのトナーが体積していないので、露光
装置3からの光は感光体表面に到達する。時刻T3から
T5までの所定期間TDの後、制御回路70は回転ブラ
シ161への電圧を負から正へ切換える。期間TDは、
露光領域が回転ブラシ161を通り過ぎている期間より
も長く設定さる。
【0074】露光領域はさらなる感光ドラム1の回転に
伴って、現像ローラ44に達する。この状態で現像ロー
ラ44は静電潜像を含む露光領域にトナー像を形成す
る。さらにこのトナー像が形成された現像領域は転写ロ
ーラ51に達すると、転写ローラ51はトナー像を1枚
の記録紙に転写する。転写工程の後、図22に示す如
く、転写残りトナーは感光ドラム1のトナー像が形成さ
れていた部分、以下画像部と称する、に残る。この状態
で画像部の電位は約50Vであり、非画像部の電位は約
200Vである。その後、転写残りトナーを搬送する感
光ドラム1の転写された領域は回転ブラシ161に到達
する。
【0075】図19を再び参照するに、時刻T5におい
て、制御回路70は回転ブラシ161への電圧を負から
正に変換する。
【0076】その後、回転ブラシ161には、露光装置
3により露光されない予定の非露光領域が露光装置3に
到達する前に回転ブラシ161を通り過ぎる期間TEの
少くとも一部の期間、正の電圧が供給される。
【0077】図23に示す如く、300Vが供給された
回転ブラシ161は転写後の感光ドラム1の電位200
Vよりも高い電位を有するため、回転ブラシ161内の
トナーは、画像部及び非画像部を含む非露光領域に吐出
される。従って回転ブラシ161内のトナーは非露光領
域に吐出されるため、吐出されたトナーが露光を妨げる
といったおそれがない。
【0078】図19を再び参照するに、非露光領域に回
転ブラシ内のトナーを吐出すために、期間TFの間、回
転ブラシ161に正の電圧が供給される。
【0079】吐出されるトナーをもつ非露光領域は、感
光ドラム1のさらなる回転に伴って帯電器21に移動す
る。時刻TC3からTC4に至る期間、非露光領域は6
00Vに帯電される。さらに感光ドラム1が回転するの
に伴い、非露光領域は露光装置3に到達する。時刻T6
からT8に至る期間TEOFFの間、露光装置3は感光
ドラム1の非露光領域を露光しない。
【0080】さらなる感光ドラム1の回転に伴って、非
露光領域に移動する。ここでは図21に示す如く、現像
ローラ44の電位(300V)は感光ドラム1の非露光
領域の電位よりも小さいため、非露光領域に吐出された
トナーは現像ローラ44へ取り除かれる。
【0081】時刻T7において制御回路70はスイッチ
162を動作させて、感光ドラム1上であって次に露光
される予定の次の露光領域上の転写残りトナーを回転ブ
ラシ161に引付けるために、負の電源164が回転ブ
ラシ161に接続されるようにする。図24に示す如く
転写残りトナーを搬送する画像部の電位50Vは、負電
源164の電圧−300Vよりも高いので、転写残りト
ナーは回転ブラシ161に引付けられる。
【0082】この状態で制御回路70が時刻TPR2に
おいてメイン制御回路(図示せず)から、次のプリント
信号を受取ると、時刻T8において制御回路70は次の
ページデータを含む光を感光ドラム1に当てるよう露光
装置3を動作させる。
【0083】時刻T7は、ブラシポイント1bが露光装
置3に到達するのに要する時間TCよりも大きい分だけ
時刻T8よりも早い。さらに次の露光領域が露光装置3
に到達する前に回転ブラシ161を通り過ぎる間、回転
ブラシ161は転写残りトナーを引付けるのに十分な負
の電圧が供給される。その供給期間は時刻T7からT9
に至るTDの期間である。
【0084】次の露光領域が帯電器21に移動した後、
時刻TC4からTC5に至るまでの間600Vに帯電さ
れる。その後この露光領域が露光装置3に移動した後、
第2の期間TEONの間静電潜像を形成するために次の
露光領域を露光する。そしてさらに感光ドラム1が回転
することにより現像、転写が行われる。
【0085】時刻T9において、露光される予定のない
次の非露光領域に回転ブラシ161内のトナーを吐出す
ために制御回路70はスイッチ162を動作させて正の
電源163を回転ブラシ161に接続する。回転ブラシ
161は時刻T9からT11に至る期間TFの間、正の
電圧が供給される。
【0086】さらに感光ドラム1が回転することにより
吐出されたトナーをもつ次の非露光領域は帯電器21に
移動する。時刻TC5からTC6までの期間、吐出され
たトナーを搬送する次の非露光領域は600Vに帯電さ
れる。続いて次の非露光領域は露光装置3に到達する
が、ここでは露光が行われない。従って吐出されたトナ
ーが露光を妨げることはない。
【0087】さらに現像ローラ44までの次の非露光領
域が到達すると、図21に示す如く現像ローラ44の電
位は次の非露光領域での電位600Vよりも低いため、
吐出されたトナーは現像ローラ44に回収される。
【0088】この状態で制御回路70が時刻TPR2か
ら時刻T13までの間にメイン制御回路(図示せず)か
らさらに次のプリントスタート信号を受取らない場合、
露光装置3は感光ドラム1を露光しない。さらに一定時
間THが経過したとき、制御回路70はメイン駆動部1
0と現像装置駆動部152を停止する。さらに回転ブラ
シ161、帯電器21、現像ローラ44、転写ローラ5
1への電圧供給も停止する。
【0089】以上説明したように、露光がこれからされ
ようとする露光領域が露光装置3に到達する前に回転ブ
ラシ161を通過するときには、回転ブラシ161には
感光ドラム1の電位よりも低い電圧がかけられる。従っ
て回転ブラシ161は、感光ドラム1上の転写残りトナ
ーを引付ける。従って露光領域にはトナーがたい積され
た状態とならないので、露光装置3からの光は感光ドラ
ム1の表面に到達する。
【0090】さらに露光がされる予定のない非露光領域
が露光装置3に到達する前に回転ブラシ161を通過す
るとき、回転ブラシ161には感光ドラム1の電位より
も高い電圧がかけられる。従って回転ブラシ161は回
転ブラシ161内のトナーを非露光領域に吐出す。そし
て非露光領域は露光が行われないので、吐出されたトナ
ーが露光装置3からの光を妨げるおそれはない。吐出さ
れたトナーは現像ローラ44に回収されるので再利用が
可能となる。
【0091】転写残りトナーを処理するために従来の装
置では2つの部材を必要としていたのが、回転ブラシ1
61の1つで済むという効果を有する。
【0092】なお、回転ブラシ161は感光ドラム1上
の転写残りトナーを回転ブラシ161に引付けるために
−300Vの電圧が回転ブラシ161に供給されている
が、その電圧は感光ドラム1の最も低い電位(50V)
に比べて小さければよく、例えば0Vであってもよい。
【0093】また、回転ブラシ161内のトナーを吐出
すために、TFの期間だけ正の電圧を回転ブラシ161
に供給していたが、図25に示すようにTFの期間だけ
間欠的な正の電圧を与えるようにしてもよい。
【0094】さらにブラシ用電源163、164とスイ
ッチ162は感光ドラム1や現像装置4を収容するプロ
セスユニット180の筐体とは別に設けてもよい。図2
6に示す如く、回転ブラシ161aはプロセスユニット
180の筐体178により支持される。軸161aは導
通取付部材166に係合される。
【0095】導通取付部材166は、回転ブラシの軸を
係合するための係合部と、画像形成装置に設けられる端
子168に接触するために、筐体178に設けられる接
触部とを有する。端子168はスイッチ162に電気的
に接続されている。プロセスユニットが画像形成装置に
装着されると、導通取付部材166は端子168に接触
する。その結果回転ブラシ161には端子168、導通
取付部材166を介して電源163、164の内のいず
れか一方が供給される。これにより、プロセスユニット
180は2つの電源を必要としなくなるので、より小型
でかさ張らないプロセスユニットを構成できる。
【0096】図27はプロセスユニット180を含むフ
ァクシミリ装置としての画像形成装置190を示してい
る。プロセスユニット180は画像形成装置190の本
体に装着可能である。記録紙Pは経路192を通って転
写ローラ51へ搬送される。トナー像が記録紙Pに転写
された後、記録紙Pは定着器193によりローラの圧力
によりトナー像がより定着される。
【0097】なお、ブラシは回転ブラシに限定されず、
例えば図28に示す如く、感光ドラム1に接触する先端
と筐体278に設けられる基端部とを有する、ブラシ1
96であってもよい。ブラシ196は導通部材198と
ねじ200とにより筐体278に取付けられる。ねじ2
00は導通性を有し、導通部材198を介してブラシ1
96に電気的に接続されている。
【0098】一方、画像形成装置側には端子202、正
の電源163、負の電源164、スイッチ162が設け
られる。端子202はスイッチ162に接続されてい
る。プロセスユニットを装置本体へ装着することによ
り、ねじ200は端子202に接触する。このときブラ
シ196は正電源163、負電源164のうちいずれか
一方に接続されるスイッチ162に電気的に接続され
る。従って、プロセスユニット180は2つの電源16
3、164を必要としなくなるため、小型でかさ張らな
いように構成できる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では1
つの部材で転写残りトナーを感光体上でかく乱すること
ができるので、軽量で、かさ張らない、転写残りトナー
を再利用可能な画像形成装置を提供することができる。
【0100】さらに、第2の発明では1つのブラシ部材
を感光体に接触させて設け、感光体におけるこれから露
光させようとする露光領域がブラシ部材を通り過ぎると
きには転写残りトナーを引付けるための第1の電圧をブ
ラシ部材に与え、露光領域以外の非露光領域がブラシ部
材を通り過ぎるときには、引付けられたトナーをブラシ
部材から感光体に吐出すための第2の電圧を与え、吐出
されたトナーは現像装置により回収されるため、1つの
部材で、転写残りトナーを再利用可能な画像形成装置を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例における帯電後の感光ド
ラムの表面電位である。
【図3】本発明の第1の実施例における露光後の感光ド
ラムの表面電位である。
【図4】本発明の第1の実施例における現像工程におけ
る感光ドラムと現像のローラとの表面電位である。
【図5】本発明の第1の実施例における転写工程での感
光ドラム、記録紙の表面電位である。
【図6】本発明の第1実施例における転写工程直後の感
光ドラムの表面電位である。
【図7】本発明の第1の実施例におけるブラシ71近傍
での感光ドラムの表面電位である。
【図8】本発明の第1の実施例における感光ドラムがブ
ラシ71を通り過ぎた直後における感光ドラムの表面電
位である。
【図9】本発明の第1の実施例における感光ドラムがブ
ラシ71を通り過ぎた後に帯電された直後の感光ドラム
の表面電位である。
【図10】本発明の第1の実施例における感光ドラムが
ブラシ71を通り過ぎた後に露光された直後の感光ドラ
ムの表面電位である。
【図11】本発明の第1の実施例における感光ドラムが
ブラシ71を通り過ぎた後の現像工程での感光ドラムと
現像ローラとの表面電位である。
【図12】本発明の第1の実施例における要部を表す一
部断面図である。
【図13】本発明の第1の実施例におけるブラシと電源
の電気的な接続状態を表した図である。
【図14】本発明の第1の実施例における画像形成装置
を表した断面図である。
【図15】本発明の第1の実施例の変形例における概略
断面図である。
【図16】本発明の第1の実施例の変形例における要部
断面図である。
【図17】本発明の第1の実施例の変形例におけるブラ
シ95と電源端子98との接続状態を表した図である。
【図18】本発明の第2の実施例における概略断面図で
ある。
【図19】本発明の第2の実施例のタイミングチャート
である。
【図20】本発明の第2の実施例の回転ブラシ161に
よりトナーが吐出された感光ドラムの表面電位である。
【図21】本発明の第2の実施例における吐出されたト
ナーを有する感光ドラムが現像ローラに接触した際の感
光ドラムの表面電位である。
【図22】本発明の第2の実施例における転写工程直後
の感光ドラムの表面電位である。
【図23】本発明の第2の実施例における転写工程後、
図19における期間TFにおける回転ブラシと感光ドラ
ムとの表面電位である。
【図24】本発明の第2の実施例における転写工程後、
図19における期間TDにおける回転ブラシと感光ドラ
ムとの表面電位である。
【図25】本発明の第2の実施例の変形例におけるブラ
シの印加電圧である。
【図26】本発明の第2の実施例におけるブラシ161
と電源端子168との接続状態を表す図である。
【図27】本発明の第2の実施例を含む画像形成装置を
表す図である。
【図28】本発明の第2の実施例の変形例を表す図であ
る。
【図29】従来の画像形成装置を表す図である。
【符号の説明】
1…感光ドラム、2.12…帯電装置、3…露光装置、
4.14…現像装置、5.15…転写装置、71…かく
乱ブラシ、95…かく乱用回転ブラシ、73…電源、1
61…回転ブラシ、162…スイッチ、163、164
…電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 義明 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 中村 鐵也 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と、 この感光体を帯電するための帯電手段と、 帯電された感光体に静電潜像を形成するために帯電され
    た感光体を露光する露光手段と、 前記静電潜像をトナーで現像して露光された感光体に現
    像されたトナー像を形成するための現像手段と、 現像されたトナー像を記録紙に転写するための転写手段
    と、 現像されたトナー像の転写後であって、次の像が形成さ
    れる前に前記感光体に残っている転写残りトナーをかく
    乱するかく乱手段とを備え、 このかく乱手段は、 前記転写手段と前記帯電手段との間に設けられ、前記感
    光体に接触する接触部を有するかく乱ブラシと、 このかく乱ブラシと前記感光体との間に放電を起こすの
    に十分な、 前記かく乱ブラシと前記感光体との間に電位差を発生さ
    せるための直流電圧供給手段とを備え、 さらに前記現像手段の動作と同時に動作し、前記感光体
    から前記現像手段へ、かく乱された転写残りトナーを搬
    送して前記感光体からかく乱されたトナーを取除く除去
    手段とを具備する画像形成装置。
  2. 【請求項2】感光体と、 この感光体を帯電するための帯電手段と、 帯電された感光体に静電潜像を形成するために帯電され
    た感光体を露光する露光手段と、 前記静電潜像をトナーで現像して露光された感光体に現
    像されたトナー像を形成するための現像手段と、 現像されたトナー像を記録紙に転写するための転写手段
    と、 前記転写手段と前記帯電手段との間に設けられるブラシ
    部材と、 前記露光手段より露光される予定の前記感光体における
    露光領域が前記露光手段を通り過ぎる前であって、前記
    ブラシ部材を通り過ぎる第1の期間、前記感光体に残っ
    た転写残りトナーを前記ブラシ部材に引付けるのに十分
    な第1の電圧を供給する第1の電圧供給手段と、 前記感光体における前記露光領域とは異なる非露光領域
    が前記露光手段を通り過ぎる前であって、前記ブラシ部
    材を通り過ぎる第2の期間の少なくとも一部の間、前記
    ブラシ部材に引付けられているトナーを前記感光体に吐
    出すのに十分な第2の電圧を供給するための第2の電圧
    供給手段と、 前記現像手段の動作と同時に動作し、前記感光体上に吐
    出されたトナーを前記現像手段へ搬送して前記感光体か
    ら吐出されたトナーを取除く除去手段とを具備すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記現像手段は前記感光体に対して現像位
    置にて接触する現像ローラを有することを特徴とする請
    求項(2)に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記帯電手段は帯電位置に設けられ、前記
    ブラシ部材はブラシ位置に設けられ、前記帯電手段が前
    記感光体を帯電しはじめるときに前記帯電位置に位置す
    る第1の位置と、前記ブラシ位置に位置する第2の位置
    とを前記感光体は備え、この第1の位置が前記現像位置
    に達してから前記第2の位置が前記現像位置に達するま
    での間に前記現像ローラを駆動しはじめる駆動機構を前
    記現像手段は備えることを特徴とする請求項(3)に記
    載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007272091A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Canon Inc 画像形成装置
US8634746B2 (en) 2010-06-25 2014-01-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Photosensitive drum cartridge and image forming apparatus
CN107463078A (zh) * 2016-06-06 2017-12-12 佳能株式会社 图像形成装置

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