JPH0875786A - プローブカード - Google Patents

プローブカード

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Publication number
JPH0875786A
JPH0875786A JP21030394A JP21030394A JPH0875786A JP H0875786 A JPH0875786 A JP H0875786A JP 21030394 A JP21030394 A JP 21030394A JP 21030394 A JP21030394 A JP 21030394A JP H0875786 A JPH0875786 A JP H0875786A
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JP
Japan
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probe
vibration
probe needle
needle
vibration generating
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Application number
JP21030394A
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English (en)
Inventor
Chiaki Matsumoto
千明 松本
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プローブ針をより直接的に振動させ、振動発
生の駆動能率の向上を図り、又、プローブ基板等へ伝播
されてしまう振動を低減する。 【構成】 プローブ基板部1に取付けられるプローブ針
5は、固定部4を介して振動発生部3Aにて、その先端
5a が振動される。該先端5a が被検査対象となる半導
体集積回路等の基板の電極パッドへ接触する際、このよ
うに該先端5a が振動することで、接触するその電極パ
ッド上面に付着してしまっている酸化物等を除去するこ
とが可能であり、接触抵抗の低減を図ることが可能であ
る。又、前記プローブ針5は前記振動発生部3Aにてよ
り直接的に振動されているため、振動の駆動能率が良好
であり、不必要な振動もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検査対象となる被検
査基板上の複数の電極パッドの、該被検査基板上での配
置位置パターンに対応したその配置位置パターンにて、
当該プローブカード上には複数のプローブ針が配置さ
れ、前記被検査基板へと当該プローブカードを接近させ
ることで、それぞれの前記電極パッドに対して対応する
前記プローブ針を接触させ、これら電極パッド及びプロ
ーブ針を経由した信号入出力により、前記被検査基板上
の回路を検査するようにしたプローブカードに係り、特
に、前記被検査基板上の前記電極パッドへと前記プロー
ブカードに配置される前記プローブ針を接触させる際に
該プローブ針をより直接的に振動させることができるよ
うに構成することで、前記プローブカードや該プローブ
カードへ接続される配線等へ振動が伝播されてしまうこ
とによる悪影響をより低減すると共に、前記プローブ針
の振動の振動発生の駆動効率をより高め、これによっ
て、用いる前記振動発生手段の小型化や振動発生の駆動
電力の削減を図ることができるプローブカードに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器の集積回路化は、その全体の小
型化や、信頼性の向上、消費電力の低減等の多くの利点
を有している。又、このような半導体集積回路では、シ
リコンウエハ上へ所望の電子回路を作り込んだ半導体集
積回路チップが、所定のパッケージに封止されるもので
ある。例えば、実装型パッケージとして、QFP(quad
flat package )パッケージや、PLCC(plastic lea
ded chip carrier )パッケージ、PGA(pin grid ar
ray)パッケージ等がある。又、挿入型パッケージとし
ては、DIP(dual in line package)パッケージや、
PGAパッケージ等がある。
【0003】一方、半導体集積回路の製造コストを低減
するために、製造工程の比較的早い段階で製品の半導体
集積回路のテストを行い、不良品を除去するということ
が行われている。不良品を製造工程の早い段階で取除く
ことにより、これ以降の工程での不必要な作業を低減す
ることができる。例えば、半導体ウエハ上の多数の半導
体集積回路チップを、前述のような所定パッケージに封
止する以前、特に、ダイシングソー等を用いて所定のス
クライブラインに沿って分割するというダイシング工程
以前等に、各半導体集積回路チップの動作をプローブテ
ストにてテストするということが行われている。
【0004】このプローブテストは、前述のような種々
のパッケージに設けられるピン等に接続されることで半
導体集積回路チップの外部と更にはそのパッケージの外
部と接続されるようになるボンディングパッドに、プロ
ーブカードに設けられた多数のプローブ針にて接触し、
これらプローブ針を介して、該半導体集積回路チップの
内部回路の動作をテストするというものである。
【0005】又、半導体集積回路チップの表面からの例
えばアルカリイオン等の汚染によって、その半導体集積
回路の特性に悪影響を与えてしまうこと等を防ぐため、
その半導体集積回路チップ表面には、プラズマ窒化膜や
種々の酸化膜等によるパッシベーションがなされるのが
一般的である。ここで、前述のようなプローブテストと
して、このようなパッシベーションを部分的に除去し、
その半導体集積回路チップ上の任意の表面配線に対し
て、前記プローブ針にて接触し、その内部回路の動作の
テストを行うということも行われている。
【0006】以上説明したようなプローブテストにあっ
ては、前記プローブカードは、半導体ウエハ上の多数の
前記半導体集積回路チップ毎に位置決めされ、それぞれ
の前記プローブ針が、対応する前記ボンディングパッド
や所望の配線に接触するように位置決めされるものであ
る。
【0007】ここで、従来から、このようなプローブテ
ストの際、前記プローブ針と前記電極パッドとの接触時
に、その導通を確実にとることが困難であるという問題
があった。例えば、プローブテストにおいて前記プロー
ブ針とこれに対応し接触される前記電極パッドとの間の
導通がとれず、あるいは接触抵抗が大きくなってしまう
と、良品の半導体集積回路チップであったとしても、不
良品のものとして誤って判定されてしまう。
【0008】例えば、シリコンを原料として製造される
半導体集積回路の配線には、一般には、アルミニウムや
アルミニウム化合物、又ポリシリコン等が利用される。
ここで、前記プローブ針をその半導体集積回路チップ
の、例えばアルミニウムを主成分とした配線や前記電極
パッドへと接触させる際、その表面に薄い酸化膜が生成
されてしまっている恐れもある。このような酸化膜は基
本的に絶縁体であるため、前記プローブ針による接触時
において、その接触抵抗が増大してしまったり、更には
全く導通がとれなくなってしまう場合がある。
【0009】あるいは、前述のようなプローブテストに
際して、前記プローブ針を接触させる配線や前記電極パ
ッドの表面からは、前述のようなパッシベーション等と
して用いられている、例えばプラズマ窒化膜、ポリミ
ド、あるいはシリコン酸化膜等のような絶縁膜を予め取
除かなければならない。しかしながら、このような絶縁
膜が十分除去されていない場合もある。このような場合
でも、前記プローブ針による接触時、その接触抵抗が大
きくなってしまったり、期待する導通がとれなくなって
しまう恐れがある。
【0010】このため、特開昭57−73948では、
このようなプローブテストにあって、被検査対象となる
半導体集積回路チップの多数の前記電極パッドに対して
前記プローブカードに多数設けられた前記プローブ針を
接触させる際、被検査対象となる半導体集積回路チップ
を搭載した検査台を振動させるようにしている。該特開
昭57−73948では、このように検査台を振動させ
ることによって、前記プローブ針の先端と前記電極パッ
ドの表面とを摺り合わせ、これによって、これらプロー
ブ針の先端と電極パッドの表面との間の接触抵抗を低減
するようにしている。
【0011】例えば、前記電極パッドの表面に酸化膜等
が形成されてしまっていたとしても、ここのような摺り
合わせによってこれを除去乃至は削除することができ、
よりその電気的な接触抵抗を低減することができる。あ
るいは、前記プローブ針の先端を、パッシベーションを
除去した半導体集積回路チップ上の所望の配線へ接触さ
せる際、そのパッシベーションが残留されてしまってい
たとしても、このような摺り合わせによってそのパッシ
ベーションの付着物を除去しながら、その接触抵抗をよ
り低減することが可能である。
【0012】しかしながら、該特開昭57−73948
においては、前述のように半導体集積回路チップを搭載
する検査台を振動させているため、精密な多くの可動部
を有する検査台に対して悪影響を与えてしまうという問
題がある。例えば、検査台の可動部における連結部材が
摩耗し、その耐久性が著しく低下してしまう恐れがあ
る。
【0013】このため、特開平3−71069では、被
検査対象となる半導体集積回路チップの前記電極パッド
へと、前記プローブカードに配置される前記プローブ針
を接触させる際に、前記特開昭57−73948とは逆
側の該プローブカード側を振動させるようにしている。
即ち、多数の前記プローブ針を配置した前記プローブカ
ードの基板(以降、プローブ基板部と称する)を振動さ
せることによって、該プローブ基板部に配置した多数の
プローブ針を振動させる。
【0014】このような該特開平3−71069にあっ
ても、被検査対象となる半導体集積回路チップの前記電
極パッドへ前記プローブ針を接触させる際、これら電極
パッドの表面とプローブ針の先端との間で摺り合わせを
行うことができ、前記特開昭57−73948と同様
に、その接触時の接触抵抗の低減を図ることが可能であ
る。又、該特開平3−71069では、被検査対象とな
る半導体集積回路チップを搭載した検査台は、固定され
ているため、前記特開昭57−73948のような問題
は生じない。即ち、検査台を振動させることによって、
該検査台の耐久性が著しく低下してしまうというような
問題を生じることはない。
【0015】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、前記特
開平3−71069では、前述したように、前記プロー
ブ基板部を振動させるものであり、いわば前記プローブ
カード全体を振動させるというものである。
【0016】このため、そのプローブカードや該プロー
ブカードへ接続される配線等へと振動が伝播されてしま
い、これによって悪影響を与えてしまう恐れがある。例
えば、前記プローブテストを行う検査装置(プローブテ
スタ)の本体からそのプローブカードへ至る配線におい
て、該プローブカードへの配線取付け部分等で断線等の
不具合を生じてしまう恐れがある。
【0017】又、前記特開平3−71069では、前述
のようにいわば前記プローブカード全体を振動させるも
のであるため、その振動発生の駆動電力を多く要してし
まうという問題がある。従って、その振動発生手段の小
型化や、振動発生の駆動電力の削減を図ることが困難で
ある。
【0018】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、前記被検査基板上の前記電極パッド
へと前記プローブカードに配置される前記プローブ針を
接触させる際に該プローブ針をより直接的に振動させる
ことができるように構成することで、前記プローブカー
ドや該プローブカードへ接続される配線等へ振動が伝播
されてしまうことによる悪影響をより低減すると共に、
前記プローブ針の振動の振動発生の駆動効率をより高
め、これによって、用いる前記振動発生手段の小型化や
振動発生の駆動電力の削減を図ることが可能なプローブ
カードを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を達成するための手段】本発明のプローブカード
は、被検査対象となる被検査基板上の複数の電極パッド
の、該被検査基板上での配置位置パターンに対応したそ
の配置位置パターンにて、当該プローブカード上には複
数のプローブ針が配置され、前記被検査基板へと当該プ
ローブカードを接近させることで、それぞれの前記電極
パッドに対して対応する前記プローブ針を接触させ、こ
れら電極パッド及びプローブ針を経由した信号入出力に
より、前記被検査基板上の回路を検査するようにしたプ
ローブカードにおいて、前記電極パッドに対して前記プ
ローブ針を接触させる際に、該プローブ針のその配置位
置パターンを保持することができる剛性を有するプロー
ブ基板部と、該プローブ基板部と前記プローブ針との間
に設けられた、該プローブ針の先端の、前記電極パッド
への少なくとも接触部位を振動させる振動発生手段とを
備えたことにより、前記課題を達成したものである。
【0020】又、前記プローブカードにおいて、前記振
動発生手段と前記プローブ基板部との間に、該振動発生
手段から該プローブ基板部へ伝播してしまう振動を減衰
させる防振部を設けたことにより、前記課題を達成する
と共に、前記プローブカードや該プローブカードへ接続
される配線等へ振動が伝播されてしまうことによる悪影
響を更により低減するようにしたものである。
【0021】又、前記プローブカードにおいて、前記プ
ローブ針の先端の前記接触部位の、前記被接触面に対し
て平行な振動の振幅の大きさが、接触する前記電極パッ
ドの大きさ、及び、接触時の前記プローブ針の前記電極
パッドに対する位置決め精度に基づいて決定され、これ
により、振動中の最大振幅時にも前記プローブ針の先端
が、接触する前記電極パッドから外れないようにするこ
とで、前記課題を達成すると共に、前記被検査基板上の
前記電極パッドへと前記プローブカードに配置される前
記プローブ針を接触させる際、これら電極パッドの表面
とプローブ針の先端との摺り合わせをより効果的に行わ
せると共に、該プローブ針先端の損傷等をより低減する
ようにしたものである。
【0022】又、前記プローブカードにおいて、前記振
動発生手段が、前記プローブ針の先端の前記接触部位の
振動時のその振幅がより大きくなるように、少なくとも
前記プローブ針の共振周波数を配慮して、その振動周波
数が決定されたものであることにより、前記課題を達成
すると共に、前記プローブ針の振動の発生の駆動効率を
より高め、これによって、用いる前記振動発生手段の小
型化や振動発生の駆動電力の削減を更に図ったものであ
る。
【0023】又、前記プローブカードにおいて、互いに
振動周波数が同じな前記振動発生手段を複数備えるよう
にして、それぞれ互いに異なる前記プローブ針を振動さ
せるようにし、又、前記振動発生手段による振動の位相
を相互に異ならせることで、前記課題を達成すると共
に、該振動発生手段それぞれから前記プローブ基板へ伝
播してしまう振動を、相互に打ち消し合わせるようにす
ることで、該プローブ基板へ伝播されてしまう振動をよ
り低減するようにしたものである。
【0024】
【作用】前述のようなその接触抵抗の低減を図るため、
被検査対象となる半導体集積回路チップの前記電極パッ
ドと、前記プローブカードに配置される前記プローブ針
の先端とを摺り合わせる際、本発明においては、基本的
には、該プローブ針の先端を振動させることが必須要件
である点に着目している。即ち、前記特開平3−710
69の如く、前記プローブ針を配置した前記プローブ基
板部を振動させる必要はなく、前記プローブカード全体
を振動させる必要はないという点に着目している。
【0025】このため、本発明においては、前記プロー
ブ針の先端を振動させる振動発生手段を、前記プローブ
基板部と、その振動させるべき前記プローブ針との間に
設けるようにしている。従って、本発明の該振動発生手
段によって振動されるものは、基本的に前記プローブ
針、特にそのプローブ針の先端(被検査対象への接触
部)となる。
【0026】このため、このような該プローブ針の振動
の発生に要する駆動電力等を削減することができ、当該
振動発生手段の小型化等も図ることが可能である。又、
このように該振動発生手段が前記プローブ基板部と前記
プローブ針との間に設けられているため、前記プローブ
基板部に伝播してしまう振動を抑えることが可能であ
る。
【0027】該振動発生手段は、前記プローブ基板部へ
と取付けられているものの、極めて軽量な前記プローブ
針を振動させるようなものである。例えば振動される該
プローブ針は、前記プローブ基板部に比べて、一般には
極めて軽量である。このため、該振動発生手段にて発生
される振動は比較的小さくすることも可能である。又、
発生される振動を小さくすることで、前記プローブ基板
部へ伝播されてしまう振動を、より低減することも可能
である。このため、前記プローブカードや該プローブカ
ードへ接続される配線等への振動による悪影響をより低
減することが可能である。
【0028】なお、本発明のプローブカードにおいて、
被検査対象となるものは、前述のような半導体ウエハ上
の半導体集積回路チップに限定されるものではないこと
は言うまでもない。例えば、被検査対象となる半導体集
積回路チップは、そのスクライブライン上にて、その半
導体ウエハから分断された後のものであってもよい。あ
るいは、本発明の被検査対象となるものは、例えば、所
定の回路を構成したプリント基板であってもよい。
【0029】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0030】図1は、本発明が適用されたプローブカー
ドの第1実施例の横断面図である。
【0031】この図1においては、その前記電極パッド
が配置された表面が上方とされた、水平に配置された被
検査対象となる半導体集積回路チップに対して、その上
方から前記プローブ針を接触させる際の、そのプローブ
カードの横方向からの断面図となっている。
【0032】この図1に示される如く、本第1実施例の
プローブカードは、ブローブ基板部1と、振動発生部3
Aと、プローブ針固定部4と、多数のプローブ針5を有
するものである。
【0033】まず、前記プロープ基板部1は、前記電極
パッドに対して、前記プローブ針を接触させる際に、該
プローブ針のその配置位置パターンを保持することがで
きる剛性を有するものである。又、該プローブ基板部1
には、当該プローブ基板部1に取付けられる多数の前記
プローブ針5に関する配線がなされている。このような
配線は、プローブ針後端5b から前記プローブ針5へ接
続される。なお、該プローブ基板部1は、図示されぬケ
ーブルにて、プローブテスタ本体へ接続されている。
【0034】前記振動発生部3Aは、前記プローブ基板
部1の下面へ取付けられている。又、該振動発生部3A
の図中下面には、前記プローブ針固定部4を介して、多
数の前記プローブ針5が取付けられている。このよう
に、該振動発生部3Aは、前記プローブ基板部1と、多
数の前記プローブ針5との間に設けられている。
【0035】又、該振動発生部3Aには、音波発振子
(音波振動子)や超音波発振子(超音波振動子)等とし
て一般に用いられる圧電振動子が用いられている。例え
ば、圧電効果を有する高分子材料、例えばフッ化ビニリ
デン(PVDF)等を用いてもよい。特に、このような
高分子材料は、小型化し易いという利点がある。該振動
発生部3Aは、この図1におけるその上面のほぼ全面に
第1の電極が設けられ、その下面のほぼ全面に第2の電
極が設けられている。該振動発生部3Aは、これら対と
なる第1電極及び第2電極の間へ印加される交流電圧に
従って振動されるものである。
【0036】このような該振動発生部3Aの固有共振周
波数は、前記プローブ針5の固有共振周波数と同一とさ
れている。又、該振動発生部3Aのこれら第1電極及び
第2電極間に印加される交流電圧のその周波数は、該振
動発生部3Aの固有共振周波数と同一とされている。従
って、このような該振動発生部3Aは、このように印加
される交流電圧の周波数で、この図1における上下方向
に振動するものである。
【0037】又、前記プローブ針固定部4は、前記振動
発生部3Aのこの図1における下面へ、複数の前記プロ
ーブ針5毎に設けられている。又、該プローブ針固定部
4は、電気的に絶縁性の材質によるものである。従っ
て、該プローブ針固定部4は、前記プローブ針5を電気
的に絶縁しながら固定する。該プローブ針固定部4とし
ては、例えば絶縁性に優れたエポキシ樹脂を用いること
もできる。
【0038】このような本第1実施例のプローブカード
にあって、前記プローブ針5の本数は、被検査対象とな
る半導体集積回路チップ上の電極パッドの数に応じてい
る。又、該プローブ針5の前記プローブ基板部1上での
配置位置パターンは、被検査対象となる半導体集積回路
チップ上での複数の前記電極パッドの配置位置パターン
に応じたものである。
【0039】このような本第1実施例のプローブカード
では、その下面(前記図1の下方から見る面)を、被検
査対象となる半導体集積回路チップの、前記電極パッド
が設けられる上面へと接近させることで、それぞれの前
記電極パッドに対して対応する前記プローブ針5を接触
させる。これによって、これら電極パッド及びプローブ
針5を経由した信号入出力により、被検査対象となる半
導体集積回路チップ上の回路を、当該プローブカードに
接続されるプローブテスタ本体から検査することが可能
となっている。
【0040】特に、本第1実施例においては、本発明を
適用することで、このように前記電極パッドへ前記プロ
ーブ針を接触させる際、該プローブ針を振動させるよう
になっている。即ち、このような接触時に、前述のよう
に前記振動発生部3Aへ交流電圧を印加させることで、
該振動発生部3Aが図中上下方向のその厚さ方向に振動
される。即ち、この図1の符号A1やA2の方向の如
く、該振動発生部3Aはその厚さ方向で振動する。する
と、複数の前記プローブ針5は、それぞれ、プローブ針
後端5b を支点とし、プローブ針励振部5c から伝達さ
れる振動によって、そのプローブ針先端5a がこの図1
の上下方向に振動する。
【0041】特に、該プローブ針5は前記プローブ針後
端5b を支点として振動されるため、前記プローブ針励
振部5c の振幅に比べ、前記プローブ針先端5a の振幅
はより大きくされる。特にこの図1において、前記プロ
ーブ針先端5a の振幅は、前記プローブ針励振部5c の
振幅のほぼ2倍とされる。
【0042】図2は、本第1実施例のプローブカードの
一部底面図である。
【0043】この図2は、前記図1の下方から前記プロ
ーブカードを見た、その一部の底面図となっている。
【0044】この図2に示される如く、まず、前記プロ
ーブ針5は、その前記プローブ針後端5b において、前
記プローブ基板部1に固定されている。又、該プローブ
針5の前記プローブ針励振部5c は、前記プローブ基板
部1上に設けられる前記振動発生部3Aに配置された前
記プローブ針固定部4に取付けられている。又、該プロ
ーブ針5の前記プローブ針先端5a において、該プロー
ブ針5は、被検査対象となる半導体集積回路チップ上の
その対応する電極パッドへと接触されるものである。
【0045】以上説明した通り、本第1実施例において
は、本発明を適用することで、その前記プローブ針5を
被検査対象となる半導体集積回路チップ上の電極パッド
へ接触させる際、該プローブ針5を振動させ、特にその
前記プローブ針先端5a を振動させることで、接触後の
接触抵抗をより低減することが可能である。又、このよ
うに接触させる際の前記プローブ針5の振動は、前記プ
ローブ針後端5b を支点とするものとなっている。この
ため、該プローブ針5は、前記振動発生部3Aによっ
て、能率良く振動される。即ち、前記プローブ針励振部
5c の振幅のほぼ2倍の振幅で、前記プローブ針先端5
a は振動されるものである。
【0046】図3は、本発明が適用されたプローブカー
ドの第2実施例の横断面図である。
【0047】本第2実施例については、複数の振動発生
部3Bが用いられている。即ち、2本の前記プローブ針
5に対して、1つの前記振動発生部3Bが設けられてい
る。該振動発生部3Bについても、前記第1実施例の前
記振動発生部3Aと同様の材質であり、又、そのプロー
ブカードの上下方向(この図3における上下方向)の、
図中符号B1及びB2の如くその幅方向で振動するもの
である。
【0048】又、本第2実施例については、透視部1b
が前記プローブ基板1に設けられている。該透視部1b
には光学的に透明な材質が用いられている。従って、前
記プローブ基板1のこの図3の上方から、該透視部1b
にて、前記プローブ針先端5a の前記電極パッドへの接
触状況等を目視等によって観察することができるように
なっている。
【0049】図4は、本第2実施例のプローブカードの
一部底面図である。
【0050】この図4に示される如く、本第2実施例に
おいても、それぞれの前記プローブ針5は、そのプロー
ブ針後端5b にて、前記プローブ基板部1に固定されて
いる。又、該プローブ針5は、前記プローブ基板部1上
に設けられる前記振動発生部3Bに配置された前記プロ
ーブ針固定部4によって、前記プローブ針励振部5cが
固定されている。
【0051】特に、本第2実施例については、2本の前
記プローブ針5毎に、1つの前記振動発生部3Bが設け
られている。又、隣接する前記振動発生部3Bは、互い
に位相が180°異なる交流電圧によって振動される。
即ち、一方がその幅方向で縮小しているタイミングで
は、他方はその幅方向で伸長している。従って、前記プ
ローブ基板部1上にあって、複数の前記振動発生部3B
からの振動は互いに打ち消し合うものとなる。
【0052】以上説明した通り、本第2実施例によれ
ば、前述した第1実施例と同様、本発明を適用すること
で、配線等への振動の悪影響をより低減しながら、前記
プローブ針の振動発生の駆動効率をより高め、これによ
って、用いる前記振動発生手段の小型化や振動発生の駆
動電力の削減を図ることが可能である。
【0053】又、本第2実施例においては、特に、前述
の如く、2本の前記プローブ針5毎に設けられた複数の
前記振動発生部3Bが、隣接するもの同士、互いに位相
が180°異なる交流電圧にて駆動されるため、前記プ
ローブ基板部1へ伝達される、これら振動発生部3Bか
らの振動が相互に打ち消し合うようにされている。この
ため、これら振動発生部3Bから伝播される振動による
前記プローブ基板部1の振動を減少することができ、そ
のプローブカードや該プローブカードへ接続される配線
等への振動による悪影響をより低減することが可能とな
っている。
【0054】図5は、本発明が適用されたプローブカー
ドの第3実施例の横断面図である。
【0055】この図5に示される如く、本第3実施例に
ついては、特に、振動発生部3Cが用いられている。該
振動発生部3Cは、前記プローブ基板部1の下面に対し
て垂直方向のその幅方向で振動する前記第1実施例の前
記振動発生部3Aや前記第2実施例の前記振動発生部3
Bとは異なり、前記プローブ基板部1の下面に対して平
行方向のその幅方向で振動するものとなっている。
【0056】又、本第3実施例の該振動発生部3Cにつ
いては、前記プローブ基板部1へは直接取付けられてい
ない。即ち、前記第1実施例の前記振動発生部3Aや前
記第2実施例の前記振動発生部3Bとは異なり、特に防
振部2を介して前記プローブ基板部1へ取付けられてい
る。
【0057】該防振部2には、合成ゴム材を形成し用い
ている。該防振部2については、適度な弾性特性を有
し、又好ましくは振動吸収特性を有する材質の部材を用
いることができる。このような部材を用いることで、前
記プローブ基板1側へ伝播してしまう振動を減衰させる
ことができる。その部材としては、例えば、前記振動発
生部3Cから振動が伝播する際、その部材の内部振動に
対する抵抗損失にて、伝播する振動を減衰させ、その振
動が前記プローブ基板側へ伝播してしまわないようにで
きる部材を用いることができる。
【0058】なお、前記第1実施例や前記第2実施例に
ついても、本第3実施例と同様、このように前記防振部
2を介して、それぞれの前記振動発生部3Aや3Bを前
記プローブ基板部1へ取付けるようにしてもよい。
【0059】図6は、本第3実施例の特に前記振動発生
部の下面図である。
【0060】この図6においては、特に、前記図5の下
方から上方へと見たときの、前記プローブ基板1の下面
図が示されている。特に、その4本の前記プローブ針5
を中心とした下面図が示されている。
【0061】本第3実施例についても、前記プローブ針
5は、前記プローブ針後端5b にて、前記プローブ基板
部1へ固定されている。又、該プローブ針5は、前記プ
ローブ針励振部5c にて、前記振動発生部3C上の前記
プローブ針固定部4へ固定されている。更に、該プロー
ブ針5の前記プローブ針先端5a は、被検査対象となる
半導体集積回路上の前記電極パッドへと接触されるもの
である。
【0062】特に、本実施例においては、前記振動発生
部3Cは、横方向(この図6において左右方向)の、そ
の幅方向で図中符号C1及びC2で示される如く振動す
るものである。該振動発生部3Cは、それぞれ、この図
6におけるその左面の全面及びその右面の全面へそれぞ
れ電極が設けられ、これら対となる電極間へ印加される
交流電圧によって、この図6における左右方向へ、その
幅寸法が伸縮振動するものである。又、2本毎に設けら
れる複数の前記振動発生部3Cについて、その隣接する
もの同士は、互いに位相が180°異なる交流電圧が印
加され、それぞれ振動されるものである。
【0063】以上説明した通り、本第3実施例において
も、被検査対象となる半導体集積回路のその電極パッド
へと前記プローブ針5を接触させる際、該プローブ針を
振動させ、これら電極パッドとプローブ針との間の接触
抵抗を低減することが可能である。又、本第3実施例に
ついても、本発明を適用させることで、前記プローブ針
を直接的に振動させることができ、前記プローブ針5の
振動発生の駆動効率をより高めることが可能である。更
に、前記プローブ基板部1等への振動の伝播を低減する
ことが可能であり、配線等に対する振動の悪影響をより
低減することが可能となっている。特に、本第3実施例
においては、相互に隣接する前記振動発生部3Cについ
て、その印加される交流電圧の位相が180°異ならさ
れているため、これによっても、前記プローブ基板部1
へ伝播される振動は減少されている。
【0064】更に、特に本第3実施例については、複数
の前記振動発生部3Cについて、その配列方向と同一方
向のそれぞれの幅方向で、それぞれが振動される。又、
隣接するもの同士では、印加される交流電圧の位相が互
いに180°異ならされている。従って、隣接する前記
振動発生部3Cについて、一方がその配列方向と同一方
向のその幅寸法が縮小しているとき、隣接する他方はそ
の配列方向と同一方向のその幅寸法が伸長されているた
め、隣接するもの同士で相互にその振動を強調すること
が可能となっている。従って、振動発生の駆動能率がよ
り向上される。
【0065】なお、本第3実施例については、前記プロ
ーブ針5の前記振動発生部3Cによる振動は、この図6
において左右方向であり、又被検査対象となる半導体集
積回路のその電極パッドの上面に対して平行方向とな
る。このため、該プローブ針5の振動時に、特にその最
大振幅時に、前記プローブ針先端5a が前記電極パッド
から外れないよう、その最大振幅幅の大きさが決定され
ている。即ち、前記プローブ針先端5a の前記電極パッ
ドの上面に対して平行な振動のその振幅の大きさが、接
触する該電極パッドの大きさ、及び、接触時の前記プロ
ーブ針5の該電極パッドに対する位置決め精度に基づい
て決定されている。
【0066】ここで、本第3実施例のこのように振動す
る前記プローブ針5について、前記プローブ基板部1へ
固定される前記プローブ針後端5b と前記プローブ針先
端5a のほぼ中間点の前記プローブ針励振部5c にて、
前記振動発生部3c や前記プローブ針固定部4によって
振動される。このため、前記プローブ針先端5a の振幅
に対して、前記プローブ針固定部4に取付けられる前記
プローブ針励振部5cでの振幅はほぼ(1/2)とな
る。
【0067】従って、例えば、本第3実施例において前
記プローブ針5が接触する前記電極パッドの、該プロー
ブ針5の振幅方向の幅寸法が100μm とする。該幅寸
法に対応して、前記プローブ針先端5a の最大振幅の大
きさは、1〜5μm となるようにし、これによって、該
最大振幅時にも、前記プローブ針先端5a が接触する前
記電極パッドから外れないようにする。このとき、前述
のようにプローブ針先端5a の振幅に対して、前記プロ
ーブ針励振部5c の振幅はほぼ(1/2)であるため、
該プローブ針励振部5c での最大振幅幅は、2.5μm
程度以下とされる。
【0068】このように、本第3実施例においては、極
僅かの前記振動発生部3Cの振動にて、前記プローブ針
先端5a の振動を行うことが可能である。これは、前記
振動発生部3c が、前記プローブ針固定部4を介しては
いるものの、より直接的に前記プローブ針5を振動させ
ているためである。又、前記プローブ針先端5a の振幅
に比べ、前記プローブ針励振部5c の振幅がより小さく
なるようにされているためである。
【0069】図7は、本発明が適用されたプローブカー
ドの第4実施例の横断面図である。
【0070】本第4実施例に用いられる前記プローブ針
5は、よりその剛性が高いものが用いられている。即
ち、この図7における左右方向への撓みが、その振動中
にも比較的少なくされている。
【0071】又、本第4実施例においては、前記プロー
ブ針5に対して設けられる振動発生部3Dは、該プロー
ブ針5を中心として左側の部分(符号3e で示す)と、
右側の部分(符号3f で示す)とにより構成される。こ
れらの部分3e 及び3f は、この図7における、それぞ
れの左面のほぼ全面及びそれぞれの右面のほぼ全面へ、
それぞれ対となるように電極を有し、この対となった電
極間へ印加される交流電圧に従って、この図7における
左右方向の、その幅寸法がそれぞれ伸縮振動する(図中
で符号D1及びD2で示す)。
【0072】特に、これらの部分3e 及び3f へ印加さ
れるこのような交流電圧の位相は、互いに180°異な
らされている。従って、これらの部分3e 及び3f につ
いて、一方の幅寸法が縮小すれば、他方の幅寸法は伸長
するものとなっている。これによって、前記プローブ針
5は、この図7における左右方向に振動するものであ
る。
【0073】なお、このような2つの部分3e 及び3f
でなる前記振動発生部3Dは、1本の前記プローブ針5
毎に設けてもよく、複数の前記プローブ針5毎に設けて
もよい。又、前記振動発生部3Dが複数設けられる際、
隣接するこれら振動発生部3D相互について、印加され
る交流電圧の位相が互いに180°異なるようにされて
もよい。これによって、前記振動発生部3Dから前記プ
ローブ基板1へ伝播されてしまう振動を、隣接する該振
動発生部3D同士で互いに打ち消し合うようにすること
ができる。
【0074】以上説明した通り、本第4実施例において
も、前記プローブ針5の振動発生の駆動能率をより高
め、用いる前記振動発生部3D等の小型化や、振動発生
の駆動電力を削減することが可能である。又、前記振動
発生部3Dからの振動が、前記プローブ基板1等や、そ
の前記プローブカードへ接続される配線等へ伝播されて
しまうことを低減することができ、このような振動によ
る悪影響をより抑えることが可能である。
【0075】又、特に本第4実施例においては、前記プ
ローブ針5の剛性がより高められているため、前記振動
発生部3Dで発生された振動によって、前記プローブ針
先端5a はより確実に、接触する前記電極パッド上面と
摺り合わせるられる。従って、より能率良く、前記電極
パッドの接触面へ付着されてしまった酸化物等を除去す
ることが可能となっている。
【0076】なお、前記第1実施例〜前記第4実施例に
ついて、それぞれが用いる前記振動発生部3A〜3Dに
用いられる、実際に振動を発生する圧電材料として、本
発明は特に限定するものではない。例えば、ジルコニウ
ム酸チタン鉛(PZT(PbZr O3 −Pb Ti O
3 系))、ピックアップやマイクロホン等に用いられる
酒石酸ナトリウム・カリウム、チタン酸バリウム(Ba
Ti O3 系)、Li Ta O 3 やLi Nb O3 等であって
もよい。又、ジルコニウム酸チタン酸鉛(PZT(Pb
Zr O3 −Pb Ti O3 系)、チタン酸バリウム(Ba
Ti O3 系)、LiTa O3 やLi Nb O3 等は、圧電
セラミック(磁器のもの)であってもよい。又、圧電効
果を有する高分子材料、例えばフッ化ビニリデン(PV
DF)等を用いることもできる。
【0077】又、前記第1実施例〜前記第4実施例にお
いて、このような圧電材料に印加される交流電圧の周波
数については、その圧電材料の固有共振周波数を考慮し
たものである。又、このように印加する交流電圧の周波
数は、更に、振動させる前記プローブ針5自体の固有共
振周波数をも配慮することが好ましい。これによって、
より少ない駆動電力によって、前記プローブ針5、特に
該プローブ針5の前記先端5a を能率良く振動させるこ
とが可能である。
【0078】なお、前記第1実施例〜第4実施例におい
て、そのプローブ針の先端は、音波程度(20KHz 以
下)の周波数で振動される。あるいは、必要に応じて、
超音波程度の周波数で振動される。
【0079】なお、前記第1実施例の場合、又、前記第
2実施例及び前記第4実施例においてそれぞれの前記振
動発生部3B又は3Dが隣接して並べられるもの同士で
同位相の交流電圧にて同位相で振動される場合、その複
数の前記プローブ針固定部4をベルト状に連結した構成
としてもよい。即ち、前記図2や前記図4のように配列
されている複数の前記プローブ針固定部4を、隣接して
並べられるもの同士で一体とし、全体として一体構造と
し、ベルト状として構成してもよい。この場合、該プロ
ーブ針固定部4の形成が容易になり、又、その前記振動
発生部3A、3B、3Dへの取付けが容易になるだけで
なく、該プローブ針固定部4自体の強度やその取付けの
強度をより向上することができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、半
導体集積回路の基板上やプリント基板上の前記電極パッ
ドへと前記プローブカードに配置される前記プローブ針
を接触させる際に該プローブ針をより直接的に振動させ
ることができるように構成することで、前記プローブカ
ードや該プローブカードへ接続される配線等へ振動が伝
播されてしまうことによる悪影響をより低減すると共
に、前記プローブ針の振動の振動発生の駆動効率をより
高め、これによって、用いる前記振動発生手段の小型化
や振動発生の駆動電力の削減を図ることができるプロー
ブカードを提供することができるという優れた効果を得
ることができる。
【0081】又、本発明によれば、前記プローブ針と前
記電極パッドとの間の電気的な接触抵抗を抑えることが
できるため、前記プローブ針の前記電極パッドへの押圧
力をより低減することができる。この場合には、該プロ
ーブ針の先端等が変型してしまうことを、より減少する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたプローブカードの第1実施
例の横断面図
【図2】前記第1実施例の下面に設けられるプローブ針
を中心としたそのプローブカードの底面図
【図3】本発明が適用されたプローブカードの第2実施
例の横断面図
【図4】前記第2実施例の下面に設けられるプローブ針
を中心としたそのプローブカードの底面図
【図5】本発明が適用されたプローブカードの第3実施
例の横断面図
【図6】前記第3実施例の下面に設けられるプローブ針
を中心としたそのプローブカードの底面図
【図7】本発明が適用されたプローブカードの第4実施
例の横断面図
【符号の説明】
1…プローブ基板部 1a …プローブ基板 1b …透視窓 2…防振部 3A〜3D…振動発生部 4…プローブ針固定部 5…プローブ針 5a …プローブ針先端(被検査対象の電極パッドへの接
触部位) 5b …プローブ針後端(プローブ基板への固定取付部
位) 5c …プローブ針励振部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査対象となる被検査基板上の複数の電
    極パッドの、該被検査基板上での配置位置パターンに対
    応したその配置位置パターンにて、当該プローブカード
    上には複数のプローブ針が配置され、前記被検査基板へ
    と当該プローブカードを接近させることで、それぞれの
    前記電極パッドに対して対応する前記プローブ針を接触
    させ、これら電極パッド及びプローブ針を経由した信号
    入出力により、前記被検査基板上の回路を検査するよう
    にしたプローブカードにおいて、 前記電極パッドに対して前記プローブ針を接触させる際
    に、該プローブ針のその配置位置パターンを保持するこ
    とができる剛性を有するプローブ基板部と、 該プローブ基板部と前記プローブ針との間に設けられ
    た、該プローブ針の先端の、前記電極パッドへの少なく
    とも接触部位を振動させる振動発生手段とを備えたこと
    を特徴とするプローブカード。
  2. 【請求項2】請求項1において、更に、 前記振動発生手段と前記プローブ基板部との間に、該振
    動発生手段から該プローブ基板部へ伝播してしまう振動
    を減衰させる防振部を設けたことを特徴とするプローブ
    カード。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記プローブ針の先端の前記接触部位の、前記被接触面
    に対して平行な振動の振幅の大きさが、接触する前記電
    極パッドの大きさ、及び、接触時の前記プローブ針の前
    記電極パッドに対する位置決め精度に基づいて決定さ
    れ、これにより、振動中の最大振幅時にも前記プローブ
    針の先端が、接触する前記電極パッドから外れないよう
    にされていることを特徴とするプローブカード。
  4. 【請求項4】請求項1乃至は3のいずれか1つにおい
    て、 前記振動発生手段が、前記プローブ針の先端の前記接触
    部位の振動時のその振幅がより大きくなるように、少な
    くとも前記プローブ針の共振周波数を配慮して、その振
    動周波数が決定されたものであることを特徴とするプロ
    ーブカード。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1つにおいて、 互いに振動周波数が同じな前記振動発生手段を複数備え
    るようにして、それぞれ互いに異なる前記プローブ針を
    振動させるようにし、 又、前記振動発生手段による振動の位相を相互に異なら
    せることで、該振動発生手段それぞれから前記プローブ
    基板へ伝播してしまう振動を、相互に打ち消し合わせる
    ようにしたことを特徴とするプローブカード。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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