JPH087561B2 - ワンチップマイクロコンピュータ - Google Patents
ワンチップマイクロコンピュータInfo
- Publication number
- JPH087561B2 JPH087561B2 JP62276897A JP27689787A JPH087561B2 JP H087561 B2 JPH087561 B2 JP H087561B2 JP 62276897 A JP62276897 A JP 62276897A JP 27689787 A JP27689787 A JP 27689787A JP H087561 B2 JPH087561 B2 JP H087561B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- screen display
- display control
- microcomputer
- clock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はブラウン管等の画面表示制御機能を内蔵す
るワンチップマイクロコンピュータに関し、特に表示部
の発振制御を行なう表示用発振周波数制御装置に関する
ものである。
るワンチップマイクロコンピュータに関し、特に表示部
の発振制御を行なう表示用発振周波数制御装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕 一般に、画面表示機能を内蔵するワンチップマイクロ
コンピュータは第3図に示すようにマイクロコンピュー
タ部のクロック発生器1と、画面表示部のクロック発生
器2とに分けられている。
コンピュータは第3図に示すようにマイクロコンピュー
タ部のクロック発生器1と、画面表示部のクロック発生
器2とに分けられている。
マイクロコンピュータ部のクロック発振は、タイマや
イベントカウンタ等の機能を持つことが多いので水晶や
セラミック振動子等の周波数の安定した発振を利用して
いる。一方画面表示機能の発振は、用途に応じて同じ回
路構成でも異なった周波数で発振する必要があるため、
簡単な構成のRC積分型の発振が多く用いられている。こ
のように同じチップ内でありながら別々のクロックで動
作するようになっている。
イベントカウンタ等の機能を持つことが多いので水晶や
セラミック振動子等の周波数の安定した発振を利用して
いる。一方画面表示機能の発振は、用途に応じて同じ回
路構成でも異なった周波数で発振する必要があるため、
簡単な構成のRC積分型の発振が多く用いられている。こ
のように同じチップ内でありながら別々のクロックで動
作するようになっている。
さて、ここで画面表示機能の発振について第4図,第
5図に基づいて詳しく説明する。画面表示機能は画面表
示の水平走査線と同期を取るために、その同期信号に合
わせて、発振を停止させ、また開始するようになってい
る。これの発振回路は、第6図のようにシュミット特性
を持ったリング発振回路となっている。
5図に基づいて詳しく説明する。画面表示機能は画面表
示の水平走査線と同期を取るために、その同期信号に合
わせて、発振を停止させ、また開始するようになってい
る。これの発振回路は、第6図のようにシュミット特性
を持ったリング発振回路となっている。
定常状態のA点の発振波形は、シュミット入力の2つ
の閾値をVUTL、VLTLとすると第5図のようになる。
の閾値をVUTL、VLTLとすると第5図のようになる。
B点の立上り時(t=t1〜t2)には C点の立下り時(t=t2〜t3)には t=t1でVi=VLTL、t=t2でVi=VUTLとすると、 式3,4より 故に また、t2〜t3では 式(8),(9)より 故に発振周波数Tは となる。
つまり、この発振回路の発振周波数は、シュミット回
路の入力スリット幅と、外付のRFC,CFCの時定数で決定
されるのである。
路の入力スリット幅と、外付のRFC,CFCの時定数で決定
されるのである。
従来の画面表示機能を内蔵するワンチップマイクロコ
ンピュータでは、表示用の発振器がRC積分型であるため
に、希望の表示位置に対する周波数に設定するのにCFC
やRFCのばらつきのためにRFCを半固定可変抵抗にして製
品を組立てるアセンブリ工程で1つ1つ調整する必要が
あった。
ンピュータでは、表示用の発振器がRC積分型であるため
に、希望の表示位置に対する周波数に設定するのにCFC
やRFCのばらつきのためにRFCを半固定可変抵抗にして製
品を組立てるアセンブリ工程で1つ1つ調整する必要が
あった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、専用の回路と、マイクロコンピュータのソ
フトウェアにより、希望の表示位置に対する周波数の設
定を自動的におこなうことのできる画面表示制御機能を
内蔵するワンチップマイクロコンピュータを得ることを
目的としている。
れたもので、専用の回路と、マイクロコンピュータのソ
フトウェアにより、希望の表示位置に対する周波数の設
定を自動的におこなうことのできる画面表示制御機能を
内蔵するワンチップマイクロコンピュータを得ることを
目的としている。
この発明に係るワンチップマイクロコンピュータは、
画面表示制御用発振回路の出力するクロックをマイクロ
コンピュータのプログラムにより設定された分周比で分
周して得た出力と、マイクロコンピュータのシステムク
ロックを所定の分周比で分周して得た出力とを位相比較
器で比較し、該位相比較器の比較結果によって上記画面
表示制御用発振回路に内蔵するいくつかのRFCを切換え
ることにより表示部の発振周波数を自動的に決定できる
ようにしたものである。
画面表示制御用発振回路の出力するクロックをマイクロ
コンピュータのプログラムにより設定された分周比で分
周して得た出力と、マイクロコンピュータのシステムク
ロックを所定の分周比で分周して得た出力とを位相比較
器で比較し、該位相比較器の比較結果によって上記画面
表示制御用発振回路に内蔵するいくつかのRFCを切換え
ることにより表示部の発振周波数を自動的に決定できる
ようにしたものである。
この発明においては、画面表示制御用発振回路の出力
するクロックをマイクロコンピュータのプログラムによ
り設定された分周比で分周して得た出力と、マイクロコ
ンピュータのシステムクロックを所定の分周比で分周し
て得た出力とを位相比較器で比較し、該位相比較器の比
較結果によって画面表示制御用発振回路に内蔵するいく
つかのRFCを切換えることにより表示部の発振周波数を
自動的に決定する構成としたから、表示用の発振周波数
を特定の値に制御することができる。
するクロックをマイクロコンピュータのプログラムによ
り設定された分周比で分周して得た出力と、マイクロコ
ンピュータのシステムクロックを所定の分周比で分周し
て得た出力とを位相比較器で比較し、該位相比較器の比
較結果によって画面表示制御用発振回路に内蔵するいく
つかのRFCを切換えることにより表示部の発振周波数を
自動的に決定する構成としたから、表示用の発振周波数
を特定の値に制御することができる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図において1はマイクロコンピュータのシステムクロ
ックを作るための発振回路、3はそのクロックの分周器
である。また2は表示制御部のクロック発生回路であ
る。6は表示制御部のクロックを分周する、マイクロコ
ンピュータによって分周比が変えられるプログラマブル
分周器、7はシステムクロックの分周信号と表示用クロ
ックのプログラマブル分周器6による分周信号の位相を
比較する位相比較器である。位相比較器7の出力はマイ
クロコンピュータが読み出せるものとする。
1図において1はマイクロコンピュータのシステムクロ
ックを作るための発振回路、3はそのクロックの分周器
である。また2は表示制御部のクロック発生回路であ
る。6は表示制御部のクロックを分周する、マイクロコ
ンピュータによって分周比が変えられるプログラマブル
分周器、7はシステムクロックの分周信号と表示用クロ
ックのプログラマブル分周器6による分周信号の位相を
比較する位相比較器である。位相比較器7の出力はマイ
クロコンピュータが読み出せるものとする。
また第2図は表示制御部クロック発生回路2の詳細を
示す回路図であり、図中、信号線4はRFCに直列に接続
される抵抗群5のセレクト信号である。
示す回路図であり、図中、信号線4はRFCに直列に接続
される抵抗群5のセレクト信号である。
次に動作について説明する。
例えば、システムクロックの発振周波数を4M Hzと
し、分周器3で1/16分周されて位相比較器7には250K H
zが入力されているとする。マイクロコンピュータのプ
ログラムにより、セレクト信号4で、抵抗群5のRS1が
選択されて、それとRFC,CFCの組み合わせにより、表示
制御用クロック2の発振周波数は約5M Hzの発振になっ
ているものとし、また、マイクロコンピュータのプログ
ラムにより、プログラマブル分周器6の分周比が1/20に
なっているものとすると、プログラマブル分周器6から
の出力は約250K Hzとなりシステムクロックの分周信号
とほぼ同等の周波数となる。ここで、容量CFCや抵抗RFC
は10〜20%程度の誤差があると考えれるので、実際には
250K Hzより大きいか又は小さいことになる。位相比較
器7によりプログラマブル分周器6からの出力とシステ
ムクロックの分周信号とを比較して、マイクロコンピュ
ータのCPU8がプログラムによりこの位相差を検知して、
周波数が高くなれば低くなるように、低ければ高くなる
ように、レジスタ群5のレジスタをRSlから他の値に選
択し直すようにすれば、表示制御用クロック2の発振周
波数をシステムクロックを基準に補正することができ
る。ここで、RSnの個数は任意であるとし、RSn+RFCで
決まる周波数の変化の度合いは数パーセントとなるよう
設けられているものとする。
し、分周器3で1/16分周されて位相比較器7には250K H
zが入力されているとする。マイクロコンピュータのプ
ログラムにより、セレクト信号4で、抵抗群5のRS1が
選択されて、それとRFC,CFCの組み合わせにより、表示
制御用クロック2の発振周波数は約5M Hzの発振になっ
ているものとし、また、マイクロコンピュータのプログ
ラムにより、プログラマブル分周器6の分周比が1/20に
なっているものとすると、プログラマブル分周器6から
の出力は約250K Hzとなりシステムクロックの分周信号
とほぼ同等の周波数となる。ここで、容量CFCや抵抗RFC
は10〜20%程度の誤差があると考えれるので、実際には
250K Hzより大きいか又は小さいことになる。位相比較
器7によりプログラマブル分周器6からの出力とシステ
ムクロックの分周信号とを比較して、マイクロコンピュ
ータのCPU8がプログラムによりこの位相差を検知して、
周波数が高くなれば低くなるように、低ければ高くなる
ように、レジスタ群5のレジスタをRSlから他の値に選
択し直すようにすれば、表示制御用クロック2の発振周
波数をシステムクロックを基準に補正することができ
る。ここで、RSnの個数は任意であるとし、RSn+RFCで
決まる周波数の変化の度合いは数パーセントとなるよう
設けられているものとする。
以上のように、この発明によれば画面表示制御機能を
内蔵するワンチップマイクロコンピュータにおいて、画
面表示クロック周波数をシステムクロックと比較してプ
ログラムにより調整する構成としたから、最終製器へ組
込むアセンブリ後の調整が不要となりICの使用段階にお
けるコストメリットが得られる。また、電圧変動等にも
自動的に対応できる効果がある。
内蔵するワンチップマイクロコンピュータにおいて、画
面表示クロック周波数をシステムクロックと比較してプ
ログラムにより調整する構成としたから、最終製器へ組
込むアセンブリ後の調整が不要となりICの使用段階にお
けるコストメリットが得られる。また、電圧変動等にも
自動的に対応できる効果がある。
第1図はこの発明の一実施例によるワンチップマイクロ
コンピュータの表示用発振周波数制御装置の構成を示す
図、第2図は第1図の実施例に用いる表示用クロック発
生器の内部構成を示す図、第3図は画面表示制御機能を
内蔵するマイクロコンピュータの発振回路を示す図、第
4図は基本的な表示用クロック発振回路を示す図、第5
図及び第6図は第4図の発振回路の発振波形を示す図で
ある。 1はシステムクロック発生器、2は表示制御用クロック
発生器、3は分周器、4はセレクト信号、5は抵抗群、
6はプログラマブル分周器、7は位相比較器、8はCP
U。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
コンピュータの表示用発振周波数制御装置の構成を示す
図、第2図は第1図の実施例に用いる表示用クロック発
生器の内部構成を示す図、第3図は画面表示制御機能を
内蔵するマイクロコンピュータの発振回路を示す図、第
4図は基本的な表示用クロック発振回路を示す図、第5
図及び第6図は第4図の発振回路の発振波形を示す図で
ある。 1はシステムクロック発生器、2は表示制御用クロック
発生器、3は分周器、4はセレクト信号、5は抵抗群、
6はプログラマブル分周器、7は位相比較器、8はCP
U。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03L 7/06
Claims (2)
- 【請求項1】ブラウン管等の画面表示制御機能を内蔵す
るワンチップマイクロコンピュータにおいて、 マイクロコンピュータのシステムクロックを分周する分
周手段と、 画面表示制御用発振器の出力する画面表示制御用クロッ
クをマイクロコンピュータによってプログラムされた値
で分周するプログラマブル分周手段と、 上記分周手段により分周されたクロックの位相と上記プ
ログラマブル分周手段により分周されたクロックの位相
とを比較する位相比較器と、 該位相比較器の出力に基づいて上記画面表示制御用発振
器の発振抵抗RFCを切換えることにより上記画面表示制
御用クロックの周波数を変化させる周波数制御手段とを
備えたことを特徴とするワンチップマイクロコンピュー
タ。 - 【請求項2】上記周波数制御手段は、 上記位相比較器の出力を取り込み、プログラムによりセ
レクト信号を出力するCPUと、 上記上記画面表示制御用発振器内部に設けられ、上記セ
レクト信号によって切り替わる抵抗群からなる発振抵抗
RFCとから構成されることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のワンチップマイクロコンピュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62276897A JPH087561B2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | ワンチップマイクロコンピュータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62276897A JPH087561B2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | ワンチップマイクロコンピュータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01118192A JPH01118192A (ja) | 1989-05-10 |
JPH087561B2 true JPH087561B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=17575915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62276897A Expired - Lifetime JPH087561B2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | ワンチップマイクロコンピュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087561B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4832096B2 (ja) * | 2006-02-09 | 2011-12-07 | 株式会社 日立ディスプレイズ | 表示装置 |
-
1987
- 1987-10-30 JP JP62276897A patent/JPH087561B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01118192A (ja) | 1989-05-10 |
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