JPH0875607A - ヘッドライトの良否判定方法 - Google Patents
ヘッドライトの良否判定方法Info
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- JPH0875607A JPH0875607A JP20886494A JP20886494A JPH0875607A JP H0875607 A JPH0875607 A JP H0875607A JP 20886494 A JP20886494 A JP 20886494A JP 20886494 A JP20886494 A JP 20886494A JP H0875607 A JPH0875607 A JP H0875607A
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- JP
- Japan
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- headlight
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッドライトの光軸調整工程でヘッドライト
の良否を簡単に能率良く判定できるようにする。 【構成】 ピンホールカメラ等の原理を用いてヘッドラ
イトの反射鏡上の仮想光源像L,Rを撮像する。ヘッド
ライトにフィラメントの位置ずれや反射鏡の歪みといっ
た不良が有ると仮想光源像L,Rの形状が歪む。そこ
で、仮想光源像L,Rの形状に基いてヘッドライトの良
否を判定する。
の良否を簡単に能率良く判定できるようにする。 【構成】 ピンホールカメラ等の原理を用いてヘッドラ
イトの反射鏡上の仮想光源像L,Rを撮像する。ヘッド
ライトにフィラメントの位置ずれや反射鏡の歪みといっ
た不良が有ると仮想光源像L,Rの形状が歪む。そこ
で、仮想光源像L,Rの形状に基いてヘッドライトの良
否を判定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドライトにフィラ
メントの位置ずれや反射鏡の歪みといった不良が無いか
否かを判定するヘッドライトの良否判定方法に関する。
メントの位置ずれや反射鏡の歪みといった不良が無いか
否かを判定するヘッドライトの良否判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来はヘッドライトを車両に取付ける前
に抜取り検査でヘッドライトの良否を判定し、ヘッドラ
イトを車両に取付けた後は、スクリーンに照射したヘッ
ドライトの照射パターンに基いて光軸の位置を割出して
ヘッドライトの光軸調整を行うだけで、ヘッドライトの
良否判定は行っていない。
に抜取り検査でヘッドライトの良否を判定し、ヘッドラ
イトを車両に取付けた後は、スクリーンに照射したヘッ
ドライトの照射パターンに基いて光軸の位置を割出して
ヘッドライトの光軸調整を行うだけで、ヘッドライトの
良否判定は行っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】品質保証の確実性を期
すにはヘッドライトの光軸調整工程でヘッドライトの良
否判定を行うことが望まれる。この場合、ヘッドライト
の照射パターンの形状の歪みからヘッドライトの不良を
判別することも考えられるが、複雑な照度分布を持つ照
射パターン中の形状の歪みを識別することは実際には困
難である。
すにはヘッドライトの光軸調整工程でヘッドライトの良
否判定を行うことが望まれる。この場合、ヘッドライト
の照射パターンの形状の歪みからヘッドライトの不良を
判別することも考えられるが、複雑な照度分布を持つ照
射パターン中の形状の歪みを識別することは実際には困
難である。
【0004】ところで、ヘッドライトは実光源たるフィ
ラメントからの光線を反射鏡で反射して前方に照射する
ように構成されており、反射鏡上の仮想光源から前方に
光線が照射されていると倣すことができる。ここで、ヘ
ッドライトを点灯した状態で正面から目を細めて見た場
合、ヘッドライト内の左右両側部が明るく見えるが、こ
の明部は反射鏡上の仮想光源の像であると考えられる。
そして、フィラメントの位置ずれや反射鏡の歪みといっ
た不良が有ると、仮想光源の形状が変化すると想定され
る。
ラメントからの光線を反射鏡で反射して前方に照射する
ように構成されており、反射鏡上の仮想光源から前方に
光線が照射されていると倣すことができる。ここで、ヘ
ッドライトを点灯した状態で正面から目を細めて見た場
合、ヘッドライト内の左右両側部が明るく見えるが、こ
の明部は反射鏡上の仮想光源の像であると考えられる。
そして、フィラメントの位置ずれや反射鏡の歪みといっ
た不良が有ると、仮想光源の形状が変化すると想定され
る。
【0005】本発明は、以上の知見に基き、ヘッドライ
トの光軸調整工程でヘッドライトの良否を簡便に判定し
得るようにした方法を提供することをその目的としてい
る。
トの光軸調整工程でヘッドライトの良否を簡便に判定し
得るようにした方法を提供することをその目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、ヘッドライトの反射鏡上に形成される仮想光
源の像を撮像可能な撮像手段を用い、ヘッドライトの光
軸を調整した後に撮像手段により撮像される仮想光源の
像の形状に基いてヘッドライトの良否を判定することを
特徴とする。
本発明は、ヘッドライトの反射鏡上に形成される仮想光
源の像を撮像可能な撮像手段を用い、ヘッドライトの光
軸を調整した後に撮像手段により撮像される仮想光源の
像の形状に基いてヘッドライトの良否を判定することを
特徴とする。
【0007】
【作用】ヘッドライトの光軸調整で光軸が正規の向きに
なると、ヘッドライトが不良でない限り、撮像手段で撮
像される仮想光源の像はヘッドライトの機種に応じた所
定の形状になる。そして、仮想光源の像は照度がほぼ均
等で形状認識が容易であり、仮想光源の像の形状を基準
の形状と比較することでヘッドライトの良否を容易に判
定できる。
なると、ヘッドライトが不良でない限り、撮像手段で撮
像される仮想光源の像はヘッドライトの機種に応じた所
定の形状になる。そして、仮想光源の像は照度がほぼ均
等で形状認識が容易であり、仮想光源の像の形状を基準
の形状と比較することでヘッドライトの良否を容易に判
定できる。
【0008】
【実施例】図1は自動車AのヘッドライトHLの光軸調
整工程で使用する計測装置を示しており、該計測装置
は、筺状の本体1と、ヘッドライトHLに対向する本体
1の前面の開口に取付けたすりガラス等から成る半透明
の第1スクリーン2と、本体1に収納したCCDカメラ
3とを備えており、自動車AをヘッドライトHLと本体
1の前面との間の距離が所定値(例えば3m)になるよ
うな定位置に停止させてヘッドライトHLを点灯し、第
1スクリーン2に現われる照射パターンをCCDカメラ
3で撮像し、この画像データを画像処理装置4に送信し
てヘッドライトHLの光軸を計測する。
整工程で使用する計測装置を示しており、該計測装置
は、筺状の本体1と、ヘッドライトHLに対向する本体
1の前面の開口に取付けたすりガラス等から成る半透明
の第1スクリーン2と、本体1に収納したCCDカメラ
3とを備えており、自動車AをヘッドライトHLと本体
1の前面との間の距離が所定値(例えば3m)になるよ
うな定位置に停止させてヘッドライトHLを点灯し、第
1スクリーン2に現われる照射パターンをCCDカメラ
3で撮像し、この画像データを画像処理装置4に送信し
てヘッドライトHLの光軸を計測する。
【0009】前記本体1の前面開口には第1スクリーン
2の下部背面に位置させて横長の遮光パネル5が取付け
られており、ヘッドライトHLと横方向同一位置となる
該パネル5の横方向中央部にピンホール6を形成すると
共に、該パネル5の背面に第2スクリーン7を取付け、
第1スクリーン2と第2スクリーン7とにピンポール6
に合致する透孔を形成した。そして、本体1内にピンホ
ール6を透過した光を第2スクリーン7に向けて反射す
るミラー8を設けた。ピンホール6の形状は方形、円形
等任意であるがその開口面積は約150mm2以下とする
もので、これによれば、ヘッドライトHLからの光がピ
ンホール6で絞られてミラー8を介して第2スクリーン
7に照射され、ヘッドライトHLを目を細めて見た場合
と同様に、第2スクリーン7にヘッドライトHLの反射
鏡上の仮想光源の像が現われる。尚、ピンホール6の開
口面積を小さくすると仮想光源像が暗くなり、明るい明
瞭な仮想光源像を結像するにはピンホール6の開口面積
を約90mm2とすることが望ましい。
2の下部背面に位置させて横長の遮光パネル5が取付け
られており、ヘッドライトHLと横方向同一位置となる
該パネル5の横方向中央部にピンホール6を形成すると
共に、該パネル5の背面に第2スクリーン7を取付け、
第1スクリーン2と第2スクリーン7とにピンポール6
に合致する透孔を形成した。そして、本体1内にピンホ
ール6を透過した光を第2スクリーン7に向けて反射す
るミラー8を設けた。ピンホール6の形状は方形、円形
等任意であるがその開口面積は約150mm2以下とする
もので、これによれば、ヘッドライトHLからの光がピ
ンホール6で絞られてミラー8を介して第2スクリーン
7に照射され、ヘッドライトHLを目を細めて見た場合
と同様に、第2スクリーン7にヘッドライトHLの反射
鏡上の仮想光源の像が現われる。尚、ピンホール6の開
口面積を小さくすると仮想光源像が暗くなり、明るい明
瞭な仮想光源像を結像するにはピンホール6の開口面積
を約90mm2とすることが望ましい。
【0010】前記CCDカメラ3は第2スクリーン7も
視野に収まるように配置されており、かくて、ピンホー
ル6とミラー8と第2スクリーン7とCCDカメラ3と
により、反射鏡上の仮想光源の像を撮像可能な撮像手段
が構成される。
視野に収まるように配置されており、かくて、ピンホー
ル6とミラー8と第2スクリーン7とCCDカメラ3と
により、反射鏡上の仮想光源の像を撮像可能な撮像手段
が構成される。
【0011】尚、本体1内の奥部に第2スクリーンを設
け、これにピンホール6を透過した光を直接照射するよ
うにしてミラー8を省略することも可能である。この場
合、第2スクリーンに現われる仮想光源の像を撮像する
専用のCCDカメラを設けるか、或いは、第2スクリー
ンを受光素子を配設したCCDカメラの結像面と同様の
結像面とする。また、ヘッドライトHLに正対するCC
Dカメラを設け、該カメラに暗色フィルタを取付けると
共に該カメラの絞りを絞り込み、ピンホールを用いずに
仮想光源の像を撮像することも可能である。
け、これにピンホール6を透過した光を直接照射するよ
うにしてミラー8を省略することも可能である。この場
合、第2スクリーンに現われる仮想光源の像を撮像する
専用のCCDカメラを設けるか、或いは、第2スクリー
ンを受光素子を配設したCCDカメラの結像面と同様の
結像面とする。また、ヘッドライトHLに正対するCC
Dカメラを設け、該カメラに暗色フィルタを取付けると
共に該カメラの絞りを絞り込み、ピンホールを用いずに
仮想光源の像を撮像することも可能である。
【0012】ヘッドライトHLが右側通行用のカットオ
フ式のものである場合、図2に示すように、第1スクリ
ーン2に左上りのカットオフライン(明暗境界線)を有
する照射パターンBが現われ、第2スクリーン7に左右
2個の仮想光源像L,Rが現われる。尚、本実施例では
ミラー8を横方向に傾むけて、仮想光源像L,Rがピン
ホール6から側方にオフセットした位置に結像されるよ
うにしている。また、第2スクリーン7上の像はピンホ
ールカメラと同様に上下左右に反転した像になる。
フ式のものである場合、図2に示すように、第1スクリ
ーン2に左上りのカットオフライン(明暗境界線)を有
する照射パターンBが現われ、第2スクリーン7に左右
2個の仮想光源像L,Rが現われる。尚、本実施例では
ミラー8を横方向に傾むけて、仮想光源像L,Rがピン
ホール6から側方にオフセットした位置に結像されるよ
うにしている。また、第2スクリーン7上の像はピンホ
ールカメラと同様に上下左右に反転した像になる。
【0013】ここで、上記の如きカットオフ式ヘッドラ
イトは、反射鏡の前方から見て左側の下部で反射して右
上方に向う光線をカットするために、実光源たるフィラ
メントの左下側に遮光体を設けて、反射鏡の左側下部へ
の光線の入射を防止しており、そのために反射鏡の左側
部分の仮想光源に対応する右側の仮想光源像Rは略方形
の小さな像になり、反射鏡の右側部分の仮想光源に対応
する左側の仮想光源像Lは略台形の大きな像になる。左
側通行用のカットオフ式ヘッドライトでは、第1スクリ
ーン2上の照射パターンは右上りのカットオフラインを
有するものになり、第2スクリーン7上の左右の仮想光
源像は上記とは反対に右側が略台形、左側が略方形にな
る。
イトは、反射鏡の前方から見て左側の下部で反射して右
上方に向う光線をカットするために、実光源たるフィラ
メントの左下側に遮光体を設けて、反射鏡の左側下部へ
の光線の入射を防止しており、そのために反射鏡の左側
部分の仮想光源に対応する右側の仮想光源像Rは略方形
の小さな像になり、反射鏡の右側部分の仮想光源に対応
する左側の仮想光源像Lは略台形の大きな像になる。左
側通行用のカットオフ式ヘッドライトでは、第1スクリ
ーン2上の照射パターンは右上りのカットオフラインを
有するものになり、第2スクリーン7上の左右の仮想光
源像は上記とは反対に右側が略台形、左側が略方形にな
る。
【0014】また、スポット式ヘッドライトでは、図3
に示すように、第1スクリーン2に横長の楕円状の照射
パターンが現われ、第2スクリーン7に共に略方形で同
じ大きさの左右2個の仮想光源L,Rが現われる。尚、
図2、図3の仮想光源像L,Rは画像処理装置4により
所定のしきい値で二値化したときの状態を示している。
に示すように、第1スクリーン2に横長の楕円状の照射
パターンが現われ、第2スクリーン7に共に略方形で同
じ大きさの左右2個の仮想光源L,Rが現われる。尚、
図2、図3の仮想光源像L,Rは画像処理装置4により
所定のしきい値で二値化したときの状態を示している。
【0015】ヘッドライトHLの光軸調整に際しては、
先ず、二値化された仮想光源像の個数をカウントし、そ
の個数が2個でないときはCDDカメラ3の絞りが異常
であるとしてその旨を表示する。
先ず、二値化された仮想光源像の個数をカウントし、そ
の個数が2個でないときはCDDカメラ3の絞りが異常
であるとしてその旨を表示する。
【0016】次に、仮想光源像の形状に基いてヘッドラ
イトHLの機種判別を行う。即ち、左側の仮想光源像L
が台形のときは右側通行用のカットオフ式ヘッドライト
と判別し、右側の仮想光源像Rが台形のときは左側通行
用のカットオフ式ヘッドライトと判別し、左右の仮想光
源像L,Rが共に方形のときはスポット式ヘッドライト
と判別する。この場合、ヘッドライトHLの光軸が左右
にずれていると、左右の仮想光源像L,Rの大きさの比
が変化し、また、光軸が上下にずれていると、各仮想光
源像L,Rが上下方向に圧縮された形状になるが、台形
や方形といった像の基本形は保たれ、かくて光軸調整前
でも仮想光源像L,Rの形状からヘッドライトHLの機
種を判別できる。
イトHLの機種判別を行う。即ち、左側の仮想光源像L
が台形のときは右側通行用のカットオフ式ヘッドライト
と判別し、右側の仮想光源像Rが台形のときは左側通行
用のカットオフ式ヘッドライトと判別し、左右の仮想光
源像L,Rが共に方形のときはスポット式ヘッドライト
と判別する。この場合、ヘッドライトHLの光軸が左右
にずれていると、左右の仮想光源像L,Rの大きさの比
が変化し、また、光軸が上下にずれていると、各仮想光
源像L,Rが上下方向に圧縮された形状になるが、台形
や方形といった像の基本形は保たれ、かくて光軸調整前
でも仮想光源像L,Rの形状からヘッドライトHLの機
種を判別できる。
【0017】次に、左右の仮想光源像L,Rの夫々の重
心の中点CをヘッドライトHLの実光源に対応する点と
してその位置を計測し、計測装置に対しヘッドライトH
Lが所定の設定位置に存するときに該中点Cが位置する
基準位置と計測された中点Cの位置とを比較して、光源
位置のずれを求める。
心の中点CをヘッドライトHLの実光源に対応する点と
してその位置を計測し、計測装置に対しヘッドライトH
Lが所定の設定位置に存するときに該中点Cが位置する
基準位置と計測された中点Cの位置とを比較して、光源
位置のずれを求める。
【0018】次に、先に判別したヘッドライトHLの機
種に応じた合格範囲WPを第1スクリーン2上に設定す
る。この際、上記した光源位置のずれに応じて合格範囲
の位置を補正する。ここで、合格範囲WPは、カットオ
フ式ヘッドライトの場合にはカットオフラインのエルボ
ー点Eが入るべき範囲として設定され、スポット式ヘッ
ドライトの場合には照射パターン中の所定値以上の照度
領域の重心点Gが入るべき範囲として設定される。そし
て、第1スクリーン2上の照射パターンBの画像から上
記エルボー点Eや重心点Gの位置を計測し、これら点が
合格範囲に入るようにヘッドライトHLの光軸を調整す
る。
種に応じた合格範囲WPを第1スクリーン2上に設定す
る。この際、上記した光源位置のずれに応じて合格範囲
の位置を補正する。ここで、合格範囲WPは、カットオ
フ式ヘッドライトの場合にはカットオフラインのエルボ
ー点Eが入るべき範囲として設定され、スポット式ヘッ
ドライトの場合には照射パターン中の所定値以上の照度
領域の重心点Gが入るべき範囲として設定される。そし
て、第1スクリーン2上の照射パターンBの画像から上
記エルボー点Eや重心点Gの位置を計測し、これら点が
合格範囲に入るようにヘッドライトHLの光軸を調整す
る。
【0019】次に、左右の仮想光源像L,Rの形状に基
いてヘッドライトHLの良否を判定する。例えば、図2
に示すような照射パターンのカットオフ式ヘッドライト
では、フィラメントの位置ずれや反射鏡の歪みといった
不良が有ると、左側の仮想光源像Lの右側の仮想光源像
Rに対する面積比が小さくなったり、左側の仮想光源像
Lの形状が歪んで正規の台形形状にならなくなり、更
に、フィラメントの異常で光量が低下したときも左側の
仮想光源像Lの形状が歪む。そこで、左右の仮想光源像
L,Rの面積比と左側の仮想光源像Lの形状とを判定項
目とし、面積比が所定値以下の場合や左側の仮想光源像
が正規の台形形状になっていない場合はヘッドライトH
Lが不良であると判定する。
いてヘッドライトHLの良否を判定する。例えば、図2
に示すような照射パターンのカットオフ式ヘッドライト
では、フィラメントの位置ずれや反射鏡の歪みといった
不良が有ると、左側の仮想光源像Lの右側の仮想光源像
Rに対する面積比が小さくなったり、左側の仮想光源像
Lの形状が歪んで正規の台形形状にならなくなり、更
に、フィラメントの異常で光量が低下したときも左側の
仮想光源像Lの形状が歪む。そこで、左右の仮想光源像
L,Rの面積比と左側の仮想光源像Lの形状とを判定項
目とし、面積比が所定値以下の場合や左側の仮想光源像
が正規の台形形状になっていない場合はヘッドライトH
Lが不良であると判定する。
【0020】また、図3に示すような照射パターンのス
ポット式ヘッドライトでは、フィラメントの位置ずれや
反射鏡の歪みといった不良が有ると、左右の仮想光源像
L,Rの面積比が1:1にならなくなり、光量が低下す
ると左右の仮想光源像L,Rの面積が小さくなる。そこ
で、左右の仮想光源像L,Rの面積と面積比とを判定項
目とし、面積が所定値以下の場合や面積比が1:1から
許容範囲を超えてずれている場合はヘッドライトHLが
不良であると判定する。
ポット式ヘッドライトでは、フィラメントの位置ずれや
反射鏡の歪みといった不良が有ると、左右の仮想光源像
L,Rの面積比が1:1にならなくなり、光量が低下す
ると左右の仮想光源像L,Rの面積が小さくなる。そこ
で、左右の仮想光源像L,Rの面積と面積比とを判定項
目とし、面積が所定値以下の場合や面積比が1:1から
許容範囲を超えてずれている場合はヘッドライトHLが
不良であると判定する。
【0021】仮想光源像L,Rの形状は単純で上記した
判定項目の判定処理は短時間で行い得られ、ヘッドライ
トHLの良否を全品について検査しても生産性を損うこ
とはない。尚、ヘッドライトHLが不良と判定されたと
きは自動車を修理工程に回してヘッドライトの付け換え
等の適切な対策を講ずる。
判定項目の判定処理は短時間で行い得られ、ヘッドライ
トHLの良否を全品について検査しても生産性を損うこ
とはない。尚、ヘッドライトHLが不良と判定されたと
きは自動車を修理工程に回してヘッドライトの付け換え
等の適切な対策を講ずる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ヘッドライトの良否を光軸調整工程で簡単に
能率良く判定でき、生産性を損うことなく品質保証の確
実性を期すことができる。
によれば、ヘッドライトの良否を光軸調整工程で簡単に
能率良く判定でき、生産性を損うことなく品質保証の確
実性を期すことができる。
【図1】 本発明の実施に用いる計測装置の一例を示す
截断側面図
截断側面図
【図2】 カットオフ式ヘッドライトの照射パターンと
仮想光源像を示す図
仮想光源像を示す図
【図3】 スポット式ヘッドライトの照射パターンと仮
想光源像を示す図
想光源像を示す図
【符号の説明】 HL ヘッドライト L,R 仮想光源像 3 CCDカメラ 6 ピンホール 7 第2スクリーン 8 ミラー
Claims (1)
- 【請求項1】 ヘッドライトの反射鏡上に形成される仮
想光源の像を撮像可能な撮像手段を用い、ヘッドライト
の光軸を調整した後に撮像手段により撮像される仮想光
源の像の形状に基いてヘッドライトの良否を判定するこ
とを特徴とするヘッドライトの良否判定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20886494A JPH0875607A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | ヘッドライトの良否判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20886494A JPH0875607A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | ヘッドライトの良否判定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0875607A true JPH0875607A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16563389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20886494A Pending JPH0875607A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | ヘッドライトの良否判定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0875607A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008268050A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Oyo Denki Kk | 光軸確認可能な光源装置 |
US20140049639A1 (en) * | 2012-08-18 | 2014-02-20 | Audi Ag | Method and apparatus for assessing a quality of a headlight |
US9621811B2 (en) | 2015-05-27 | 2017-04-11 | Ford Global Technologies, Llc | Non-functioning headlight warning |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP20886494A patent/JPH0875607A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008268050A (ja) * | 2007-04-23 | 2008-11-06 | Oyo Denki Kk | 光軸確認可能な光源装置 |
US20140049639A1 (en) * | 2012-08-18 | 2014-02-20 | Audi Ag | Method and apparatus for assessing a quality of a headlight |
US9366568B2 (en) * | 2012-08-18 | 2016-06-14 | Audi Ag | Method and apparatus for assessing a quality of a headlight |
US9621811B2 (en) | 2015-05-27 | 2017-04-11 | Ford Global Technologies, Llc | Non-functioning headlight warning |
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