JPH0875234A - 空気調和機の吹出口ユニット - Google Patents
空気調和機の吹出口ユニットInfo
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- JPH0875234A JPH0875234A JP23943094A JP23943094A JPH0875234A JP H0875234 A JPH0875234 A JP H0875234A JP 23943094 A JP23943094 A JP 23943094A JP 23943094 A JP23943094 A JP 23943094A JP H0875234 A JPH0875234 A JP H0875234A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 空気調和機の給排気ユニットにおいて、送風
機等による運転音がなく室内居住域を静粛化すると共に
大幅な省工事、省スペース化を可能とし、かつ給気の適
正均等な分流をはかり、快適性を向上せしめる。 【構成】 給気ダクト接続口２を有する空気チャンバか
らなるユニット本体１の下面中央部に吸込グリル３と、
その四側面に風向調節機能を有する吹出しグリル４を備
えたマルチ型吹出口ユニットＢにおいて、前記ユニット
本体１内の中央部に前記吸込グルリ３に連通し、かつ上
下方向に貫通して給気グリル径と略同等以上で、給気動
圧を静圧状態に変えてその給気風量を各吹出しグリル４
に略均等に分流する丸型還気筒９を設けたものである。
機等による運転音がなく室内居住域を静粛化すると共に
大幅な省工事、省スペース化を可能とし、かつ給気の適
正均等な分流をはかり、快適性を向上せしめる。 【構成】 給気ダクト接続口２を有する空気チャンバか
らなるユニット本体１の下面中央部に吸込グリル３と、
その四側面に風向調節機能を有する吹出しグリル４を備
えたマルチ型吹出口ユニットＢにおいて、前記ユニット
本体１内の中央部に前記吸込グルリ３に連通し、かつ上
下方向に貫通して給気グリル径と略同等以上で、給気動
圧を静圧状態に変えてその給気風量を各吹出しグリル４
に略均等に分流する丸型還気筒９を設けたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の天井埋込形
室内ユニットとダクトを介して接続される空気調和機の
吹出口ユニット、とりわけマルチ型吹出口ユニットに関
するものである。
室内ユニットとダクトを介して接続される空気調和機の
吹出口ユニット、とりわけマルチ型吹出口ユニットに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】天井埋込形空気調和機において熱交換器
及び送風機等を内蔵した一体形のものは特開昭６０−７
８２４２号公報により公知であるが送風機による運転音
や熱交換器のドレン処理等の室内居住域での問題があっ
た。
及び送風機等を内蔵した一体形のものは特開昭６０−７
８２４２号公報により公知であるが送風機による運転音
や熱交換器のドレン処理等の室内居住域での問題があっ
た。
【０００３】そこで室内から空気調和機への吸込み、空
気調和機から空調室への吹き出しを夫々専用ダクトを用
いて送る方式が使用され、空調された空気を被空調室に
送るダクトと、被空調室から空調機に戻る空気ダクトと
を二重ダクト構造となしたもの（特開平３−２７９７４
３号公報参照）、照明器具の辺縁に沿ってスリット状の
空調給排気ダクトを設け、隣接するいずれかの二辺のス
リットを給気口、別の二辺のスリットを排気口とするも
の（実開平５−１４３４１号公報参照）、本体枠と機具
取付用内フレームに空気流通路を設け、給排気ユニット
を複合機能化したもの（特開平５−１８５９７号公報参
照）などが提案されている。
気調和機から空調室への吹き出しを夫々専用ダクトを用
いて送る方式が使用され、空調された空気を被空調室に
送るダクトと、被空調室から空調機に戻る空気ダクトと
を二重ダクト構造となしたもの（特開平３−２７９７４
３号公報参照）、照明器具の辺縁に沿ってスリット状の
空調給排気ダクトを設け、隣接するいずれかの二辺のス
リットを給気口、別の二辺のスリットを排気口とするも
の（実開平５−１４３４１号公報参照）、本体枠と機具
取付用内フレームに空気流通路を設け、給排気ユニット
を複合機能化したもの（特開平５−１８５９７号公報参
照）などが提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平３−２
７９７４３公報で提案された吹出風向調整可能な吸込み
グリル付吹出グリルは二重ダクト構造で中央部が吹出し
で、周囲が吸込みとなっている関係上、汚れた室内空気
により天井面が汚れたり、また中央部より冷暖房用空気
を吹出すのはコールド（温風）ドラフト等があり、更に
吹出しを水平方向に調整するとショートサーキットとな
る等の問題があり、実開平５−１４３４１号公報に示さ
れた給気口と排気口の両機能セットのグリルは角形環状
に周設された隣接の二辺が夫々給気口及び排気口の構成
であるためショートサーキット防止上、給気拡散が出来
ない等の問題がある。
７９７４３公報で提案された吹出風向調整可能な吸込み
グリル付吹出グリルは二重ダクト構造で中央部が吹出し
で、周囲が吸込みとなっている関係上、汚れた室内空気
により天井面が汚れたり、また中央部より冷暖房用空気
を吹出すのはコールド（温風）ドラフト等があり、更に
吹出しを水平方向に調整するとショートサーキットとな
る等の問題があり、実開平５−１４３４１号公報に示さ
れた給気口と排気口の両機能セットのグリルは角形環状
に周設された隣接の二辺が夫々給気口及び排気口の構成
であるためショートサーキット防止上、給気拡散が出来
ない等の問題がある。
【０００５】また、特開平５−１８５９７号公報で提案
された給排気ユニットは給気ユニットの拡散が狭いため
均一な温度分布を得るには給気ユニット数を多くしなけ
ればならないという難点がある。
された給排気ユニットは給気ユニットの拡散が狭いため
均一な温度分布を得るには給気ユニット数を多くしなけ
ればならないという難点がある。
【０００６】本発明は上述の如き従来公知の各給排気ユ
ニットの問題に対処し吸込グリル、吹出しグリルの各配
置構成を見出すことにより送風機等による運転音がなく
室内居住域を静粛化すると共に大幅な省工事、省スペー
ス化を可能とし、かつ給気の適正均等な分流をはかり、
快適性を向上せしめることを目的とするものである。
ニットの問題に対処し吸込グリル、吹出しグリルの各配
置構成を見出すことにより送風機等による運転音がなく
室内居住域を静粛化すると共に大幅な省工事、省スペー
ス化を可能とし、かつ給気の適正均等な分流をはかり、
快適性を向上せしめることを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】しかして、上記目的に適
合するため、本発明は先ず、基本構成として給気ダクト
接続口２を有する空気チャンバからなるユニット本体１
の下面に吹出しグリル４を備えた空気調和機の吹出口ユ
ニットにおいて、前記ユニット本体１内に上下貫通して
給気ダクトＤよりの給気動圧を受け、静圧状態に変えて
給気風量を吹出しグリル４に送風する受圧整流壁Ｗを設
けた。
合するため、本発明は先ず、基本構成として給気ダクト
接続口２を有する空気チャンバからなるユニット本体１
の下面に吹出しグリル４を備えた空気調和機の吹出口ユ
ニットにおいて、前記ユニット本体１内に上下貫通して
給気ダクトＤよりの給気動圧を受け、静圧状態に変えて
給気風量を吹出しグリル４に送風する受圧整流壁Ｗを設
けた。
【０００８】請求項２〜５の記載は上記吹出口ユニット
の各具体的構成であり、請求項２は給気ダクト接続口２
を有する空気チャンバからなるユニット本体１の下面中
央部に吸込グリル３と、その四側面に風向調節機能を有
する吹出しグリル４を備えたマルチ型吹出口ユニットＢ
において、前記ユニット本体１内の中央部に前記吸込グ
ルリ３に連通し、かつ上下方向に貫通して給気グリル径
と略同等以上で、給気動圧を静圧状態に変えてその給気
風量を各吹出しグリル４に略均等に分流する丸型還気筒
９を設けたものである。
の各具体的構成であり、請求項２は給気ダクト接続口２
を有する空気チャンバからなるユニット本体１の下面中
央部に吸込グリル３と、その四側面に風向調節機能を有
する吹出しグリル４を備えたマルチ型吹出口ユニットＢ
において、前記ユニット本体１内の中央部に前記吸込グ
ルリ３に連通し、かつ上下方向に貫通して給気グリル径
と略同等以上で、給気動圧を静圧状態に変えてその給気
風量を各吹出しグリル４に略均等に分流する丸型還気筒
９を設けたものである。
【０００９】また請求項３記載の吹出口ユニットは上記
請求項２記載の吹出口ユニットにおいて還気筒９が下部
にエアフイルタ１０を配したフイルタチャンバ１１を有
するように形成すると共に該還気筒９のフイルタチャン
バ１１側が拡大した形状に形成せしめている。
請求項２記載の吹出口ユニットにおいて還気筒９が下部
にエアフイルタ１０を配したフイルタチャンバ１１を有
するように形成すると共に該還気筒９のフイルタチャン
バ１１側が拡大した形状に形成せしめている。
【００１０】更に請求項４に記載の吹出口ユニットはユ
ニット本体１が、該本体１内を貫通する還気筒９の上面
に四方向に組替え取付可能とした還気ダクトＥ接続口
２′を取り付けたものである。
ニット本体１が、該本体１内を貫通する還気筒９の上面
に四方向に組替え取付可能とした還気ダクトＥ接続口
２′を取り付けたものである。
【００１１】請求項５に記載した吹出口ユニットは壁側
又は窓側での給気及び還気の気流を効果的としたスリッ
ト型吹出口ユニットＣとして給気ダクト接続口２を有す
る空気チャンバ１１からなるユニット本体１内に前記給
気ダクト接続口２に対面して給気圧を受圧する壁面１５
を設け、該壁面１５の給気ダクト接続口２側を吹出し
側、反対側を還気通路となしたものである。
又は窓側での給気及び還気の気流を効果的としたスリッ
ト型吹出口ユニットＣとして給気ダクト接続口２を有す
る空気チャンバ１１からなるユニット本体１内に前記給
気ダクト接続口２に対面して給気圧を受圧する壁面１５
を設け、該壁面１５の給気ダクト接続口２側を吹出し
側、反対側を還気通路となしたものである。
【００１２】
【作用】前記本発明によれば給気ダクトより給気される
とき、該給気はユニット本体内の受圧整流壁に衝突し、
その有する動圧が静圧状態に変換されて吹出しグリルよ
り吹き出されることになり、吹出しをスムーズとする。
とき、該給気はユニット本体内の受圧整流壁に衝突し、
その有する動圧が静圧状態に変換されて吹出しグリルよ
り吹き出されることになり、吹出しをスムーズとする。
【００１３】また、吹出口ユニット構造として中央部に
吸込グリル、四側面に風向調節機能を有する吹出しグリ
ルとしたことで吹出口ユニット及びダクトが半減され、
しかも吸込グリル付としたことで省スペース化、省工事
化を可能とする。
吸込グリル、四側面に風向調節機能を有する吹出しグリ
ルとしたことで吹出口ユニット及びダクトが半減され、
しかも吸込グリル付としたことで省スペース化、省工事
化を可能とする。
【００１４】更にユニット本体中央部にエアフイルタチ
ャンバ側を拡大形状とした丸型の還気筒を設けたことに
より給気動圧が該還気筒に衝突して静圧状態に変換さ
れ、各吹出口に適正均等に分流されることになり、吹出
しを円滑ならしめると共に還気のフイルタチャンバへの
流入をもスムーズとする。
ャンバ側を拡大形状とした丸型の還気筒を設けたことに
より給気動圧が該還気筒に衝突して静圧状態に変換さ
れ、各吹出口に適正均等に分流されることになり、吹出
しを円滑ならしめると共に還気のフイルタチャンバへの
流入をもスムーズとする。
【００１５】なお、吸込グリルにエアフイルタを設ける
と、天井埋込型室内機のエアフイルタのメンテナンスが
不要となり、フイルタのメンテナンスを容易とする。
と、天井埋込型室内機のエアフイルタのメンテナンスが
不要となり、フイルタのメンテナンスを容易とする。
【００１６】また還気ダクト接続口を四方向に組替え可
能とすれば施工が容易となり、また給気ダクト接続口と
の対面に還気通路を設けたものはスリット型吹出口ユニ
ットとして壁側又は窓側での給気及び還気を効果的なら
しめる。
能とすれば施工が容易となり、また給気ダクト接続口と
の対面に還気通路を設けたものはスリット型吹出口ユニ
ットとして壁側又は窓側での給気及び還気を効果的なら
しめる。
【００１７】
【実施例】以下、更に添付図面にもとづき本発明の実施
例を説明する。
例を説明する。
【００１８】本発明空気調和機の吹出口ユニットは図１
に示す如き熱交換器、送風機等よりなる空気調和機の天
井埋込型室内ユニットＡとダクトＤを介した中央部シス
テムあるいはペリメータシステムにおけるマルチ型吹出
口ユニットＢあるいはスリット型吹出口ユニットＣであ
り、上記室内ユニットＡの室内機は通常、リモコンａに
よって作動され、また各吹出口ユニットＢ，Ｃのグリル
におけるスイングもリモコンｂ，ｃによって操作され
る。
に示す如き熱交換器、送風機等よりなる空気調和機の天
井埋込型室内ユニットＡとダクトＤを介した中央部シス
テムあるいはペリメータシステムにおけるマルチ型吹出
口ユニットＢあるいはスリット型吹出口ユニットＣであ
り、上記室内ユニットＡの室内機は通常、リモコンａに
よって作動され、また各吹出口ユニットＢ，Ｃのグリル
におけるスイングもリモコンｂ，ｃによって操作され
る。
【００１９】図２乃至図４は上記吹出口ユニットにおけ
るマルチ型吹出口ユニットＢの１例を示し、図において
１は吹出口ユニット本体で、前記室内ユニットに連らな
る給気ダクトＤの接続口２をなすダクトフランジを有し
ており、その下面中央部に吸込グリル３が、そしてその
４側面に吹出しグリル４、即ち各側面において夫々の吹
出しグリル４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄが配設されていて、
各吹出しグリル４ａ〜４ｄには夫々風向調節機能を有す
る吹出しグリル羽根５が取り付けられ、吹出しグリル羽
根５は図示なきリモコンによって作動されるスイングモ
ータ６により各連結腕７とクランク盤８を介して互いに
連動するように構成されている。
るマルチ型吹出口ユニットＢの１例を示し、図において
１は吹出口ユニット本体で、前記室内ユニットに連らな
る給気ダクトＤの接続口２をなすダクトフランジを有し
ており、その下面中央部に吸込グリル３が、そしてその
４側面に吹出しグリル４、即ち各側面において夫々の吹
出しグリル４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄが配設されていて、
各吹出しグリル４ａ〜４ｄには夫々風向調節機能を有す
る吹出しグリル羽根５が取り付けられ、吹出しグリル羽
根５は図示なきリモコンによって作動されるスイングモ
ータ６により各連結腕７とクランク盤８を介して互いに
連動するように構成されている。
【００２０】なお、ユニット本体１は全体が一体型のも
のに限らず、図３に示すように吹出しグリル４ａ〜４ｄ
部分のみを化粧パネル１′の分割形にして据付性も良好
ならしめていもよい。
のに限らず、図３に示すように吹出しグリル４ａ〜４ｄ
部分のみを化粧パネル１′の分割形にして据付性も良好
ならしめていもよい。
【００２１】しかして上記の構成において、ユニット本
体１内の中央部には、下面中央部の吸込グリル３に連通
する還気筒９が上下方向に貫通して配設されていると共
に、下面の吸込グリル３にはエアフイルタ１０が着脱取
替自在に装着されてフイルタチャンバ１１を形成してい
る。
体１内の中央部には、下面中央部の吸込グリル３に連通
する還気筒９が上下方向に貫通して配設されていると共
に、下面の吸込グリル３にはエアフイルタ１０が着脱取
替自在に装着されてフイルタチャンバ１１を形成してい
る。
【００２２】還気筒９は図２に示すようにその径は給気
ダクトＤの径と同等以上であることが重要であり、これ
によって給気ダクトより給気される空調された給気風量
がそのまま還気筒９に衝突し、その動圧が静圧状態に変
換されて分散され、各吹出しグリル４ａ〜４ｄへ適正均
等に分流されることになる。
ダクトＤの径と同等以上であることが重要であり、これ
によって給気ダクトより給気される空調された給気風量
がそのまま還気筒９に衝突し、その動圧が静圧状態に変
換されて分散され、各吹出しグリル４ａ〜４ｄへ適正均
等に分流されることになる。
【００２３】このように給気風量が衝突し、分流を円滑
かつ良好ならしめるためには上記還気筒は筒状でも特に
丸型のものであることが好適であり、更に、還気が前記
フイルタ１０をスムーズに流入するためにそのフイルタ
チャンバ１１側は拡大した形状に形成されている。若
し、上記還気筒の径が給気ダクトＤの径に比し小さいと
きは給気風量による動圧がそのまま通過することにな
り、各吹出しグリル４ａ〜４ｄよりの均等な吹出しを阻
害することになる。
かつ良好ならしめるためには上記還気筒は筒状でも特に
丸型のものであることが好適であり、更に、還気が前記
フイルタ１０をスムーズに流入するためにそのフイルタ
チャンバ１１側は拡大した形状に形成されている。若
し、上記還気筒の径が給気ダクトＤの径に比し小さいと
きは給気風量による動圧がそのまま通過することにな
り、各吹出しグリル４ａ〜４ｄよりの均等な吹出しを阻
害することになる。
【００２４】従って、還気をせず、単に吹出しグリル４
ａ〜４ｄよりの吹出しを均等ならしめるためであばれ還
気筒９に代わり、給気風量の衝突面が丸型還気筒９の衝
突面と同じような半円弧状をなす壁を設ければよく、こ
れは吹出しグリルのみからなる吹出口ユニットに適用可
能である。
ａ〜４ｄよりの吹出しを均等ならしめるためであばれ還
気筒９に代わり、給気風量の衝突面が丸型還気筒９の衝
突面と同じような半円弧状をなす壁を設ければよく、こ
れは吹出しグリルのみからなる吹出口ユニットに適用可
能である。
【００２５】即ち、丸型還気筒９ならびにこれに同効の
上記壁は給気ダクトより給気される給気風圧を受け、静
圧状態として整流し、吹出しグリルへ分流する受圧整流
壁Ｗを形成するものである。
上記壁は給気ダクトより給気される給気風圧を受け、静
圧状態として整流し、吹出しグリルへ分流する受圧整流
壁Ｗを形成するものである。
【００２６】なお、図中、１２は天井板、１３は天井外
壁であり、前記吹出口ユニットＢは据付け時、天井にお
いて、図示の如くそれら両者の間に埋込配設される。
壁であり、前記吹出口ユニットＢは据付け時、天井にお
いて、図示の如くそれら両者の間に埋込配設される。
【００２７】図５及び図６は前記吹出口ユニットが特に
還気ダクトを設けることなく、そのまま天井内を通じて
還気するのに対し、還気用のダクトＥを配したダクト還
気を行なうようにした例である。
還気ダクトを設けることなく、そのまま天井内を通じて
還気するのに対し、還気用のダクトＥを配したダクト還
気を行なうようにした例である。
【００２８】図５及び図６において、２′は吹出口ユニ
ット本体１における還気筒９上面に配設された還気ダク
トＥ接続口であり、該接続口２′は図では正方形断面の
一辺の面に還気ダクトＥへ連通する開口が設けられてお
り、還気筒９上面で還気方向を四方向に随時、組替えが
可能となっている。勿論、この還気ダクト接続口２′断
面は正方形に限らず、円形断面として形成しても同様に
組替え可能である。
ット本体１における還気筒９上面に配設された還気ダク
トＥ接続口であり、該接続口２′は図では正方形断面の
一辺の面に還気ダクトＥへ連通する開口が設けられてお
り、還気筒９上面で還気方向を四方向に随時、組替えが
可能となっている。勿論、この還気ダクト接続口２′断
面は正方形に限らず、円形断面として形成しても同様に
組替え可能である。
【００２９】図７及び図８は給気ダクト接続口２を有す
る空気チャンバ１１からなるユニット本体１内に前記接
続口２に対面して給気圧を受け止める壁面１５を設けて
いる。
る空気チャンバ１１からなるユニット本体１内に前記接
続口２に対面して給気圧を受け止める壁面１５を設けて
いる。
【００３０】この構造においては給気風量による動圧は
壁面１５により受止され、壁面の前記接続口２側を、吹
出し側、背面を還気側として吹出し側に羽根５を備えた
吹出しグリル４が形成され、還気側には還気通路１６が
形成されている。これは特に壁側又は窓側での給気及び
還気の気流を効果的ならしめるものである。
壁面１５により受止され、壁面の前記接続口２側を、吹
出し側、背面を還気側として吹出し側に羽根５を備えた
吹出しグリル４が形成され、還気側には還気通路１６が
形成されている。これは特に壁側又は窓側での給気及び
還気の気流を効果的ならしめるものである。
【００３１】以上のように本発明の吹出口ユニットは基
本的に給気ダクトＤの給気を動圧状態より静圧状態に変
えて吹出しグリル４に送流するものであり、吹出しグリ
ル４がユニット本体１の一側であっても、また四側面に
設けられていてもこれらに対し万遍なく均一に分流さ
せ、吹出しグリル４からの吹出しを快適ならしめる。
本的に給気ダクトＤの給気を動圧状態より静圧状態に変
えて吹出しグリル４に送流するものであり、吹出しグリ
ル４がユニット本体１の一側であっても、また四側面に
設けられていてもこれらに対し万遍なく均一に分流さ
せ、吹出しグリル４からの吹出しを快適ならしめる。
【００３２】さらに前記給気圧を受け、吹出しグリル４
に分流する受圧整流壁Ｗとして丸型還気筒９を用いると
きは該還気筒９の径を選定することによって受圧、整流
作用を促し、円滑な吸込み、吹出し機能を達成する。
に分流する受圧整流壁Ｗとして丸型還気筒９を用いると
きは該還気筒９の径を選定することによって受圧、整流
作用を促し、円滑な吸込み、吹出し機能を達成する。
【００３３】
【発明の効果】本発明は以上のような構成を有してな
り、以下、それら構成にもとづく効果を述べる。 （イ）本発明は吹出口ユニット本体１内に給気ダクト接
続口に対面して給気圧を受止め整流をはかる受圧整流壁
Ｗを設けたため、給気は該壁Ｗに衝突して動圧より静圧
状態に変換され、各吹出しグリル４に対し、均一に、か
つ円滑に分流される。 （ロ）中央部に吸込グリル３を、四側面に風向調節機能
５を有する吹出しグリル４としたことで、吹出口ユニッ
トおよびダクトが半減され、且つ、吸込グリル付とした
ことで、大幅な省工場、省スペース化が出来又、天井面
の簡素化によるインテリア性も良好となった。 （ハ）吹出ユニット本体１の中央部にエアフイルタチャ
ンバ１１側を拡大した形状の適正サイズの丸形の簡易な
構造の還気筒９を設けたことにより給気が静圧状態とな
って四方向の吹出口に適正均等に分流され、かつ還気の
フイルタチャンバ１１への流入がスムースとなり、フイ
ルタを均等に通過することで、抵抗損失を小さくする等
の効果がある。 （ニ）空気調和機の室内機はダクト接続のため、該空調
機の送風機等に見られる運転音の音源がなく、且つ、吹
出口ユニット本体１を断熱材、吸音材とすることにより
消音性もあり、室内居住域をより静粛化する事ができ
る。 （ホ）還気ダクトＥ接続口２′が四方向に組替え可能な
ため現地に適合した曲がり等の少ない還気ダクトＥ施工
が可能である。 （ヘ）吹出口ユニット本体１と化粧パネル１′を分割形
とすることにより天井外壁への吹出口ユニット本体１の
吊下げ工事、および天井板とのはめあい工事等を容易な
らしめる。 （ト）吸込グリル３にエアフイルタ１０を設けたここ
で、天井埋込形室内機のエアフイルタのメンテが不要と
なり、かつ、本ユニットのエアフイルタは着脱が容易で
あるためフイルタメンテも容易である。 （チ）多様な風向き調節が可能のため、冷房時、暖房時
に適正な制御が出来て、快適性が大幅に向上する。この
ため、従来形の約２倍の大風量化が出来て、ダクト、お
よび吹出口ユニットの半減化につながり、工事費を大幅
に削減する。
り、以下、それら構成にもとづく効果を述べる。 （イ）本発明は吹出口ユニット本体１内に給気ダクト接
続口に対面して給気圧を受止め整流をはかる受圧整流壁
Ｗを設けたため、給気は該壁Ｗに衝突して動圧より静圧
状態に変換され、各吹出しグリル４に対し、均一に、か
つ円滑に分流される。 （ロ）中央部に吸込グリル３を、四側面に風向調節機能
５を有する吹出しグリル４としたことで、吹出口ユニッ
トおよびダクトが半減され、且つ、吸込グリル付とした
ことで、大幅な省工場、省スペース化が出来又、天井面
の簡素化によるインテリア性も良好となった。 （ハ）吹出ユニット本体１の中央部にエアフイルタチャ
ンバ１１側を拡大した形状の適正サイズの丸形の簡易な
構造の還気筒９を設けたことにより給気が静圧状態とな
って四方向の吹出口に適正均等に分流され、かつ還気の
フイルタチャンバ１１への流入がスムースとなり、フイ
ルタを均等に通過することで、抵抗損失を小さくする等
の効果がある。 （ニ）空気調和機の室内機はダクト接続のため、該空調
機の送風機等に見られる運転音の音源がなく、且つ、吹
出口ユニット本体１を断熱材、吸音材とすることにより
消音性もあり、室内居住域をより静粛化する事ができ
る。 （ホ）還気ダクトＥ接続口２′が四方向に組替え可能な
ため現地に適合した曲がり等の少ない還気ダクトＥ施工
が可能である。 （ヘ）吹出口ユニット本体１と化粧パネル１′を分割形
とすることにより天井外壁への吹出口ユニット本体１の
吊下げ工事、および天井板とのはめあい工事等を容易な
らしめる。 （ト）吸込グリル３にエアフイルタ１０を設けたここ
で、天井埋込形室内機のエアフイルタのメンテが不要と
なり、かつ、本ユニットのエアフイルタは着脱が容易で
あるためフイルタメンテも容易である。 （チ）多様な風向き調節が可能のため、冷房時、暖房時
に適正な制御が出来て、快適性が大幅に向上する。この
ため、従来形の約２倍の大風量化が出来て、ダクト、お
よび吹出口ユニットの半減化につながり、工事費を大幅
に削減する。
【図１】本発明に係る吹出口ユニットの配置状態を示す
概要図である。
概要図である。
【図２】本発明に係るマルチ型吹出口ユニットの１例を
示す斜視概要図である。
示す斜視概要図である。
【図３】上記マル型吹出口ユニットの縦断面図である。
【図３】上記マル型吹出口ユニットの縦断面図である。
【図４】図３におけるＸ−Ｘ矢視断面図である。
【図５】ダクト還気の場合における本発明吹出口ユニッ
ト例を示す縦断面図である。
ト例を示す縦断面図である。
【図６】上記図５におけるＹ−Ｙ矢視断面図である。
【図７】本発明に係るスリット型吹出口ユニット例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図８】上記吹出口ユニットの平面図である。
Ｂ マルチ型吹出口ユニット Ｃ スリット型吹出口ユニット Ｄ 給気ダクト Ｅ 還気ダクト Ｗ 受圧整流壁 １ ユニット本体 １′化粧パネル ２ 給気ダクト接続口 ２′還気ダクト接続口 ３ 吸込グリル ４ 吹出しグリル ５ 吹出グリル羽根 ９ 還気筒 １０ エアフイルタ １１ フイルタチャンバ １５ 受圧壁面 １６ 還気通路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年１２月１６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る吹出口ユニットの配置状態を示す
概要図である。
概要図である。
【図２】本発明に係るマルチ型吹出口ユニットの１例を
示す斜視概要図である。
示す斜視概要図である。
【図３】上記マル型吹出口ユニットの縦断面図である。
【図４】図３におけるＸ−Ｘ矢視断面図である。
【図５】ダクト還気の場合における本発明吹出口ユニッ
ト例を示す縦断面図である。
ト例を示す縦断面図である。
【図６】上記図５におけるＹ−Ｙ矢視断面図である。
【図７】本発明に係るスリット型吹出口ユニット例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図８】上記吹出口ユニットの平面図である。
【符号の説明】 Ｂ マルチ型吹出口ユニット Ｃ スリット型吹出口ユニット Ｄ 給気ダクト Ｅ 還気ダクト Ｗ 受圧整流壁 １ ユニット本体 １′化粧パネル ２ 給気ダクト接続口 ２′還気ダクト接続口 ３ 吸込グリル ４ 吹出しグリル ５ 吹出グリル羽根 ９ 還気筒 １０ エアフイルタ １１ フイルタチャンバ １５ 受圧壁面 １６ 還気通路
Claims (5)
- 【請求項１】 給気ダクト接続口２を有する空気チャン
バからなるユニット本体１の下面に吹出しグリル４を備
えたマルチ型吹出口ユニットＢにおいて、前記ユニット
本体１内に上下貫通して給気ダクトＤよりの給気動圧を
受け、静圧状態に変えて給気風量を吹出しグリル４に送
風する受圧整流壁Ｗを設けてなることを特徴とする空気
調和機の吹出口ユニット。 - 【請求項２】 給気ダクト接続口２を有する空気チャン
バからなるユニット本体１の下面中央部に吸込グリル３
と、その四側面に風向調節機能を有する吹出しグリル４
を備えたマルチ型吹出口ユニットＢにおいて、前記ユニ
ット本体１内の中央部に前記吸込グルリ３に連通し、か
つ上下方向に貫通して給気グリル径と略同等以上で、給
気動圧を静圧状態に変えてその給気風量を各吹出しグリ
ル４に略均等に分流する丸型還気筒９を設けてなること
を特徴とする空気調和機の吹出口ユニット。 - 【請求項３】 還気筒９が下部にエアフイルタ１０を配
したフイルタチャンバ１１を有すると共に該還気筒９の
フイルタチャンバ１１側が拡大した形状に形成されてい
る請求項２記載の空気調和機の吹出口ユニット。 - 【請求項４】 ユニット本体１が、該本体１内を貫通す
る還気筒９の上面に四方向に組替え取付可能とした還気
ダクトＥ接続口２′が取り付けられる請求項２または３
記載の空気調和機の吹出口ユニット。 - 【請求項５】 給気ダクト接続口２を有する空気チャン
バ１１からなるユニット本体１内に前記給気ダクト接続
口２に対面して給気圧を受圧する壁面１５を設け、該壁
面１５の給気ダクト接続口２側を吹出し側、反対側を還
気通路となしたことを特徴とする空気調和機の吹出口ユ
ニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23943094A JPH0875234A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 空気調和機の吹出口ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23943094A JPH0875234A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 空気調和機の吹出口ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0875234A true JPH0875234A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=17044663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23943094A Pending JPH0875234A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 空気調和機の吹出口ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0875234A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1327833A1 (en) * | 2001-12-31 | 2003-07-16 | Chin-Sheng Kuo | Faceplate of a blower for an air conditioner |
| KR20030062522A (ko) * | 2002-01-17 | 2003-07-28 | 큐오 친-생 | 에어컨 송풍기의 면판구조 |
| KR100860078B1 (ko) * | 2007-09-17 | 2008-09-24 | 신우공조 주식회사 | 천장 매립형 공기조화기 |
| RU2629156C1 (ru) * | 2016-05-31 | 2017-08-24 | Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего образования "ВОЕННАЯ АКАДЕМИЯ МАТЕРИАЛЬНО-ТЕХНИЧЕСКОГО ОБЕСПЕЧЕНИЯ имени генерала армии А.В. Хрулева" | Воздухораспределитель |
| CN112013508A (zh) * | 2019-05-31 | 2020-12-01 | 大金工业株式会社 | 风管式空调室内机以及空调系统 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP23943094A patent/JPH0875234A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1327833A1 (en) * | 2001-12-31 | 2003-07-16 | Chin-Sheng Kuo | Faceplate of a blower for an air conditioner |
| KR20030062522A (ko) * | 2002-01-17 | 2003-07-28 | 큐오 친-생 | 에어컨 송풍기의 면판구조 |
| KR100860078B1 (ko) * | 2007-09-17 | 2008-09-24 | 신우공조 주식회사 | 천장 매립형 공기조화기 |
| RU2629156C1 (ru) * | 2016-05-31 | 2017-08-24 | Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего образования "ВОЕННАЯ АКАДЕМИЯ МАТЕРИАЛЬНО-ТЕХНИЧЕСКОГО ОБЕСПЕЧЕНИЯ имени генерала армии А.В. Хрулева" | Воздухораспределитель |
| CN112013508A (zh) * | 2019-05-31 | 2020-12-01 | 大金工业株式会社 | 风管式空调室内机以及空调系统 |
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