JPH087470A - 音声信号処理装置 - Google Patents

音声信号処理装置

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JPH087470A
JPH087470A JP6164947A JP16494794A JPH087470A JP H087470 A JPH087470 A JP H087470A JP 6164947 A JP6164947 A JP 6164947A JP 16494794 A JP16494794 A JP 16494794A JP H087470 A JPH087470 A JP H087470A
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clock
tape
speed
converter
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JP6164947A
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Eiichi Yamada
榮一 山田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生信号処理によるワウ・フラッタのキャン
セルを実現する。 【構成】 速度変動検出手段(10,17,18)は音
声信号の記録媒体となるテープの走行速度変動を検出し
て周期変動係数kを求める。そして再生信号をクロック
CK1 でA/D変換した後(12,13)、CK2 =C
1 /kとなるクロックCK2 でD/A変換して出力す
る(13,14,16)。また、A/D変換、D/A変
換のクロックは同一とし、内挿補間処理で対応する。ま
たアナログ方式としては第1、第2のサンプル/ホール
ド回路のホールド時間TS1,TS2について、TS2=(T
S1/k)とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声信号処理装置に係
り、特にアナログ記録方式のテープでの音声信号の記録
再生時における、ワウ・フラッタの影響のキャンセル装
置として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトカセットテープ、マイクロカ
セットテープなど、アナログ音声信号を磁気記録する媒
体が各種知られている。これらのテープ媒体に対する記
録再生装置では、従来よりワウ・フラッタ、即ちテープ
速度変動の影響による再生信号の音質低下(周波数動
揺)を解消する対策がとられてきた。
【0003】例えばコンパクトカセットテーププレーヤ
の場合では、キャプスタンと一体化されているフライホ
イールを重くして慣性を利用したり、またキャプスタン
駆動モータの変動に対してサーボ回路を設けてモータ定
速回転制御を行なうことなどで、テープ速度変動を抑え
るという方式がとられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来の方式では必ずしも十分にワウ・フラッタを解消する
ことはできなかった。例えば駆動モータからベルトを介
してキャプスタンに回転力を伝達する機構の場合は、サ
ーボ回路により駆動モータを定速回転制御しても、ベル
トによる時間遅れにより高い周波数の変動成分は解消さ
せることができない。また、プレーヤの小型軽量化を促
進する場合には、フライホイールを重くすることは大き
な障害となるため、フライホイールの重量化という手段
は採用できない場合が多い。さらにフライホイールを重
くすることは、装置の横揺れに対して回転むらを起こり
にくくさせる、いわゆるアンチローリングという面では
不利になるという欠点もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、信号処理によるワウ・フラッタのキャンセ
ルを実現することを目的とする。
【0006】このため、まずデジタル処理を用いて、ク
ロック制御によってワウ・フラッタのキャンセルを行な
うものとして、速度変動検出手段、A/D変換手段、D
/A変換手段、クロック制御手段を設ける。そして、速
度変動検出手段は音声信号の記録媒体となるテープの走
行速度変動を検出する。A/D変換手段はアナログ音声
信号を第1のクロックによりデジタルデータ化する。D
/A変換手段はA/D変換手段によって得られたデジタ
ルデータに対して第2のクロックによりアナログ信号に
変換する。クロック制御手段は速度変動検出手段の検出
情報に基づいて第2のクロックを可変制御する。
【0007】また、デジタル処理を用いて、クロック制
御は行なわずにワウ・フラッタのキャンセルを行なうも
のとして、速度変動検出手段、A/D変換手段、D/A
変換手段、補間手段を設ける。この場合、A/D変換手
段、D/A変換手段は同一のクロックで動作させる。そ
して、補間手段は、A/D変換手段によって得られたデ
ジタルデータに対して速度変動検出手段の検出情報に基
づいてデータタイミングを適正化し、さらに適正化した
データから所定クロックによるタイミング位置における
データを補間生成する。そして、その補間手段による補
間データ出力をD/A変換手段でアナログ信号として出
力する。
【0008】さらにアナログ処理でワウ・フラッタのキ
ャンセルを行なうものとして、速度変動検出手段、第
1、第2のサンプルホールド手段、サンプル周期制御手
段を設ける。そして第1のサンプルホールド手段はアナ
ログ音声信号を第1のサンプル周期でサンプルしホール
ド出力する。第2のサンプルホールド手段は、第1のサ
ンプルホールド手段の出力を第2のサンプル周期でサン
プルしホールド出力する。ここでサンプル周期制御手段
は、速度変動検出手段の検出情報に基づいて第2のサン
プル周期を可変制御する。
【0009】
【作用】上記各構成の音声信号処理装置では、テープ走
行速度の変動を検出し、これに応じて音声信号の入出力
タイミングを可変制御しているため、テープ走行速度変
動に基づくワウ・フラッタ成分を信号上で解消すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明について第1〜第3の実施例を
説明する。図1は第1の実施例を示すブロック図であ
る。この場合、コンパクトカセットテーププレーヤにお
いて、磁気テープ1からの音声信号再生回路系に本実施
例の音声信号処理装置が採用されている。
【0011】2Pは磁気テープ1から音声信号を読み取
る再生ヘッド、3は再生アンプ、4はパワーアンプ、5
はスピーカを示す。ここで、再生アンプ3の出力は例え
ばDSP(デジタルシグナルプロセッサ)により構成さ
れるデジタル信号処理部11に供給され、デジタル信号
処理部11の出力がパワーアンプ4を介してスピーカ5
から音声として出力されるように構成されている。また
10はロータリーエンコーダであり、磁気テープ1に当
接するローラ10aの回転に応じたパルスを出力するよ
うに構成されている。つまり磁気テープの走行速度情報
をパルス周期で出力するものである。
【0012】実施例となる音声信号処理装置はロータリ
ーエンコーダ10とデジタル信号処理部11により構成
されるものである。
【0013】12はA/D変換器、13はメモリ(RA
M)、14はD/A変換器である。再生アンプ3から出
力されたアナログ音声信号はA/D変換器12でデジタ
ルデータ化され、順次メモリ13に記憶されていく。ま
たメモリ13から読み出されたデータはD/A変換器1
4でアナログ信号に戻され、パワーアンプ4に供給され
る。
【0014】ここで、A/D変換器12に対するサンプ
リングクロック及びメモリ13に対する書込クロックと
して、クロックCK1 が用いられている。またメモリ1
3に対する読出クロック及びD/A変換器14に対する
サンプリングクロックとしてクロックCK2 が用いられ
ている。
【0015】15はクロック発振器、16はクロックコ
ントロール部である。クロックコントロール部16はク
ロック発振器15からのクロックを分周して固定の周波
数のクロックCK1 を生成し、A/D変換器12及びメ
モリ13に供給する。例えばクロックCK1 は100KHzと
する。またクロックコントロール部16はクロックCK
2 を生成してメモリ13及びD/A変換器14に供給す
るが、このクロックCK2 の周波数は固定ではなく、後
述するように磁気テープ1の走行速度に応じて可変され
るものである。
【0016】17は周波数カウンタ、18はコントロー
ラである。周波数カウンタ17にはロータリーエンコー
ダ10からのパルスが入力され、そのパルス周期を測定
する。コントローラ18は計測されたパルス周期をテー
プ定格速度において得られるべきパルス周期を用いて周
期変動係数kを算出し、クロックコントロール部16に
供給する。またコントローラ18はメモリ13に対して
書込/読出の制御を行なう。
【0017】今、ある所定の時間t0 〜t1 において、
磁気テープ1が定格速度で走行している場合のロータリ
ーエンコーダ10の出力として得られるべきパルス周期
をT0 とする。そして、テープ走行中に所定の時刻t0
〜t1 の間の期間tに測定されたロータリーエンコーダ
10の出力のパルス周期をT(t) とする。
【0018】すると、T(t) =T0 の場合は、その期間
tでは磁気テープ1は定格速度で走行されていたという
ことになり、この場合T(t) /T0 =k=1となる。一
方、テープ走行速度の変動が生じている場合を考える
と、T(t) ≠T0 であり、T(t) /T0 =kとした場
合、このkの値は定格速度時の基準周期に対しての時間
変動を示す値となる。つまり、kの値は現在のテープ速
度の定格速度に対する比の値となる。
【0019】ここで、再生音声信号について考えてみる
と、時刻t0 〜t1 の間の期間tにA/D変換器12で
サンプリングされたデータは、D/A変換の際にサンプ
リング周期を1/k倍とすることで、テープ走行速度の
変動成分が取り除かれた信号となることが理解される。
【0020】即ち、コントローラ18はT0 の値を保持
しており、周波数カウンタ17の出力から時刻t0 〜t
1 の間の期間tに測定されたロータリーエンコーダ10
の出力のパルス周期をT(t) を得る毎に、T(t) /T0
=kの演算を行なって周期変動係数kを算出し、これを
クロックコントロール部16に供給する。そしてクロッ
クコントロール部16は、固定のクロックCK1 に対し
てCK2 =CK1 /kの演算によりクロックCK2 を発
生させ、これをメモリ13に対する読出クロック及びD
/A変換器14に対するサンプリングクロックとして出
力することで、D/A変換器14の出力音声信号として
ワウ・フラッタの解消された音声信号を得ることができ
る。
【0021】この動作を図2で模式的に説明する。図2
(a)に示すように周期がTS1とされる固定のクロック
CK1 で再生アンプ3から入力された音声信号をA/D
変換器12で変換すると、図2(b)のようにデータD
0 ,D1 ,D2 ,D3 ・・・・・ が得られ、これがメモリ1
3に記憶される。ところが、この図2(a)の波形はテ
ープ走行速度が定格速度より早かったため時間軸方向に
縮んだ波形となっているとする。そして、テープ走行速
度が定格速度であったなら図2(c)の波形が得られる
ものであったとする。
【0022】ここで、メモリ13に対する読出クロック
及びD/A変換器14に対するサンプリングクロックC
2 は、CK2 =CK1 /kとして設定され、図2
(d)のようにTS2の周期に制御される。上述したよう
に周期変動係数kは、ロータリーエンコーダ10の出力
から算出された値であり、このクロックCK2 によりメ
モリ13からのデータの読出及びD/A変換が行なわれ
ることで、D/A変換器14の出力信号は図2(c)に
示すように正しい波形、つまりワウ・フラッタ成分の解
消された音声信号となる。
【0023】このように本実施例ではロータリーエンコ
ーダ10の出力に応じてデジタル信号処理部11の入出
力タイミングを制御することで、再生信号自体でワウ・
フラッタを解消することができる。
【0024】ところで、このような音声信号処理装置は
録音回路系にも応用することができる。図3は録音回路
系に応用したブロック図である。図3において2Rは録
音ヘッド、6は録音アンプ、7は音声信号の入力端子で
ある。他の部位は図1と同様であるため説明を省略す
る。
【0025】この場合、録音すべき音声信号は入力端子
7からデジタル信号処理部11に入力され、デジタル信
号処理部11の出力は録音アンプ6を介して録音ヘッド
2Rから磁気テープ1に記録されていく。ここで、入力
端子7から供給される音声信号については、当然ながら
磁気テープ1の走行速度変動による影響はなく、時間軸
方向に伸ばされた縮められたりしていない、正しい信号
である。ところが、それをそのまま磁気テープ1に録音
すると、テープ走行速度が変動した場合、その変動分だ
け磁気テープ1上では音声信号が時間軸方向に伸縮され
て記録されてしまうことになる。
【0026】そこで、図1の再生系の場合と同様に、入
力音声信号をA/D変換器12でクロックCK1 でデジ
タル化し、メモリ13に取り込んだ後、D/A変換器1
4でクロックCK2 を用いてアナログ化して出力する。
すると、テープ走行速度が遅くなった場合は、録音ヘッ
ド2Rに供給される音声信号は、遅れ方向の速度変動量
に応じた時間だけ時間軸方向に伸長され、一方、テープ
走行速度が早くなった場合は、録音ヘッド2Rに供給さ
れる音声信号は、進み方向の速度変動量に応じた時間だ
け時間軸方向に圧縮される。つまり、磁気テープ1にお
けるテープ上の位置との関係でみると、記録された音声
信号は、テープ走行速度変動があったにも関わらず、時
間軸方向に伸縮されていない正確な波形として記録され
ていることになる。録音時にもこのように処理を行なう
ことで、よりワウ・フラッタを有効に解消できることに
なる。
【0027】次に図4、図5により第2の実施例を説明
する。この実施例もデジタル処理を用いるが、第1の実
施例のようにクロック制御は行なわずに補間処理により
ワウ・フラッタのキャンセルを行なうものである。な
お、この実施例の音声信号処理装置はロータリーエンコ
ーダ10及びデジタル信号処理部21により構成される
ものであるが、図4では、この音声信号処理装置は再生
回路系/録音回路系に共用されるものとして示してい
る。図4において図1と同一部位は同一符号を付し、説
明を省略する。
【0028】2は録再ヘッド、SWは録音時にR端子
が、また再生時にP端子が接続されるスイッチを示す。
各スイッチSWがP端子に接続されている時は、再生音
声信号について、録再ヘッド2→再生アンプ3→デジタ
ル信号処理部21→パワーアンプ4→スピーカ5という
再生系回路が構成される。また各スイッチSWがR端子
に接続されている時は、録音音声信号について、入力端
子7→デジタル信号処理部21→録音アンプ6→録再ヘ
ッド2という録音系回路が構成される。
【0029】なお、録音回路系についても応用できるこ
とについては上記第1の実施例と同様であり、音声信号
処理装置となるロータリーエンコーダ10及びデジタル
信号処理部21の動作は録音時と再生時で同様であるた
め、以下、再生時の処理として本実施例の説明を行な
う。
【0030】デジタル信号処理部21において、22は
A/D変換器、23は内挿補間処理部、24はD/A変
換器である。再生アンプ3から出力されたアナログ音声
信号はA/D変換器22でデジタルデータ化され、内挿
補間処理部23で処理される。そしてD/A変換器24
でアナログ信号に戻され、パワーアンプ4に供給され
る。
【0031】この実施例では、A/D変換器22に対す
るサンプリングクロックとD/A変換器24に対するサ
ンプリングクロックは同一とされ、クロックCKが用い
られている。25はクロック発振器、26はクロック発
生部であり、クロック発生部26はクロック発振器25
からのクロックを分周して、サンプリングクロックとし
て所定周波数のクロックCKを生成し、A/D変換器2
2、内挿補間処理部23、D/A変換器24に供給す
る。
【0032】27はロータリーエンコーダ10からのパ
ルス周期を測定する周波数カウンタ、28はコントロー
ラである。コントローラ28は上記第1の実施例のコン
トローラ18と同様に、計測されたパルス周期T(t) か
らテープ定格速度において得られるべきパルス周期T0
を用いて周期変動係数kを算出する。そしてこの周期変
動係数kを内挿補間処理部23に供給する。周期変動係
数kについては重複説明を避けるが、上記第1の実施例
と同様に基準周期に対しての時間変動を示す値となる。
【0033】本実施例では、サンプリングクロックを2
系統発生させることはせずに、内挿補間処理によって、
デジタル信号処理部21の入出力段階では同一のサンプ
リングクロックで対応できるようにするものである。
【0034】この動作を図5で模式的に説明する。図5
(a)に示すように周期がTSPとされるクロックCKで
再生アンプ3から入力された音声信号をA/D変換器2
2で変換すると、図5(b)のようにデータD0 ,D
1 ,D2 ,D3 ・・・・・ が得られる。このデータが内挿補
間処理部23に供給される。ところが、この図5(a)
の波形はテープ走行速度が定格速度より早かったため時
間軸方向に縮んだ波形となっているとする。そして、テ
ープ走行速度が定格速度であったなら図5(c)の波形
が得られるものであったとする。
【0035】ここで、内挿補間処理部23は、まずコン
トローラ28より供給される周期変動係数kを用いて図
5(c)の波形を生成する。この処理についてはデータ
周期を1/k倍することで実行される。ところが、図5
(c)の段階でのデータD0 ,D1 ,D2 ,D3 ・・・・・
をそのままクロックCKを用いてアナログ化しても出力
音声信号は図5(a)の波形に戻ってしまう。そこで、
図5(c)の波形に対してデータ内挿補間処理を行なっ
て、図5(d)に示すようにクロックCK周期のデータ
H0,DH1,DH2,DH3・・・・・を生成する。
【0036】この補間処理については、例えば直線補間
や、オーバーサンプリングとダウンサンプリングでサン
プリング周波数変更を行なえばよい。直線補間として
は、例えばデータDH2については、データD1 ,D2
周期変動係数kを用いた演算で行なうことができる。
【0037】そして、図5(d)のようにデータDH0
H1,DH2,DH3 ・・・・・が生成されたら、クロックCK
を用いてD/A変換が行なわれることで、D/A変換器
24の出力信号は図5(d)に示すように正しい波形、
つまりワウ・フラッタ成分の解消された音声信号とな
る。
【0038】このように本実施例でも、ロータリーエン
コーダ10の出力に応じてデジタル信号処理部11の入
出力タイミングを制御することで、再生信号自体でワウ
・フラッタを解消することができる。またスイッチSW
がR端子に接続されている録音時でも、このようなデジ
タル信号処理部11の処理により、時間軸方向に適正な
波形で磁気テープ1上に音声信号が記録されることにな
る。
【0039】次に図6により第3の実施例を説明する。
この実施例はアナログ処理を用いてワウ・フラッタのキ
ャンセルを行なうものである。なお、この実施例でも音
声信号処理装置は再生回路系/録音回路系に共用される
ものとして示している。また図1、図4と同一部位は同
一符号を付し、説明を省略する。
【0040】この実施例の音声信号処理装置は、ロータ
リーエンコーダ10と信号処理部30により構成され
る。そして、各スイッチSWがP端子に接続されている
時は、再生音声信号について、録再ヘッド2→再生アン
プ3→信号処理部30→パワーアンプ4→スピーカ5と
いう再生系回路が構成される。また各スイッチSWがR
端子に接続されている時は、録音音声信号について、入
力端子7→信号処理部30→録音アンプ6→録再ヘッド
2という録音系回路が構成される。
【0041】信号処理部30において、31,32はサ
ンプル/ホールド回路である。各スイッチSWがP端子
に接続されている再生時において、再生アンプ3から出
力されたアナログ音声信号はサンプル/ホールド回路3
1,32を介してパワーアンプ4に供給される。サンプ
ル/ホールド回路31に対しては固定のサンプリング周
期信号TS1が端子33から供給されている。
【0042】34は周波数/電圧変換部、35,36は
割算器である。周波数/電圧変換部34はロータリーエ
ンコーダ10からのパルス周期TENC(t)を電圧値V
ENC(t)に変換する。また割算器35は、周波数/電圧変
換部34からの電圧値VENC(t)から固定の値V0ENCを割
算する。
【0043】今、ある所定の時間t0 〜t1 において、
磁気テープ1が定格速度で走行している場合にロータリ
ーエンコーダ10から得られるべき出力パルス周期をT
0ENCとする。上記パルス周期TENC(t)とは、テープ走行
中に所定の時刻t0 〜t1 の間の期間tに実際に測定さ
れたロータリーエンコーダ10の出力である。そして、
パルス周期TENC(t)=T0ENCであった場合の電圧値をV
0ENCとする。即ち、割算器35が割算に用いる固定の値
V0ENCとは、期間tで磁気テープ1が定格速度走行を行
なっていた場合に得られる値である。
【0044】すると、割算器35による演算VENC(t)/
V0ENC=kのkの値は、TENC(t)/T0ENCの値となり、
即ちkはテープ走行速度の変動が生じている場合の、定
格速度時の基準周期に対しての時間変動を示す値とな
る。つまり、この実施例では割算器35により周期変動
係数kを算出するようにしている。
【0045】ここで、再生音声信号について考えてみる
と、時刻t0 〜t1 の間の期間tにサンプル/ホールド
回路31でサンプリングされホールド出力されている信
号に対して、サンプリング周期信号をサンプル/ホール
ド回路31のそれに対して1/k倍としたサンプル/ホ
ールド回路32を介して出力することで、テープ走行速
度の変動成分が取り除かれた信号となることが理解され
る。
【0046】そこで、割算器35で算出された周期変動
係数kは割算器36に供給される。また割算器36には
端子33からのサンプリング周期信号TS1も供給されて
いる。そして、この割算器36では(TS1/k)=TS2
として、サンプル/ホールド回路32に対するサンプリ
ング周期信号TS2を生成している。つまり、本実施例で
はサンプル/ホールド回路30のホールド時間TS1に対
してサンプル/ホールド回路31のホールド時間TS2
(TS1/k)とすることで、アナログ信号処理により、
再生信号自体でワウ・フラッタを解消することができ
る。
【0047】またスイッチSWがR端子に接続されてい
る録音時でも、このようなデジタル信号処理部11の処
理により、時間軸方向に適正な波形で磁気テープ1上に
音声信号が記録されることになる。さらに、この実施例
の場合は、デジタル回路部を搭載しない機器において採
用できるという利点を有する。
【0048】なお、本発明は以上の各実施例に限定され
るものではなく、要旨の範囲内において各種の変形例が
考えられることはいうまでもない。また、本発明はあら
ゆるアナログテープ記録媒体に対する再生装置、記録装
置、記録再生装置に適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の音声信号処
理装置では、テープ走行速度の変動を検出し、これに応
じて音声信号の入出力タイミングを可変制御しているた
め、テープ走行速度変動に基づくワウ・フラッタ成分を
信号上で解消することができ、再生信号の高音質化を実
現できるという効果がある。またこの音声信号処理装置
を搭載することによりテープ走行にかかるメカニカルな
構成やサーボ系をラフに設計してもワウ・フラッタの心
配はなくなるため、機器の小型化、低コスト化、消費電
力の削減という点を促進することが容易となるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】第1の実施例の動作の説明図である。
【図3】第1の実施例の変形例のブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図5】第2の実施例の動作の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 録再ヘッド 2P 再生ヘッド 2R 録音ヘッド 3 再生アンプ 4 パワーアンプ 5 スピーカ 6 録音アンプ 7 入力端子 10 ロータリーエンコーダ 11,21 デジタル信号処理部 12,22 A/D変換器 13 メモリ 14,24 D/A変換器 15,25 クロック発振器 16 クロックコントロール部 17,27 周波数カウンタ 18,28 コントローラ 26 クロック生成部 30 信号処理部 31,32 サンプル/ホールド回路 33 端子 34 周波数/電圧変換部 35,36 割算器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号の記録媒体となるテープの走行
    速度変動を検出する速度変動検出手段と、 アナログ音声信号を第1のクロックによりデジタルデー
    タ化するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段によって得られたデジタルデータに
    対して、第2のクロックによりアナログ信号に変換する
    D/A変換手段と、 前記速度変動検出手段の検出情報に基づいて前記第2の
    クロックを可変制御することができるクロック制御手段
    と、 を有して構成されることを特徴とする音声信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】 音声信号の記録媒体となるテープの走行
    速度変動を検出する速度変動検出手段と、 アナログ音声信号を所定クロックでデジタルデータ化す
    るA/D変換手段と、 前記A/D変換手段によって得られたデジタルデータに
    対して、前記速度変動検出手段の検出情報に基づいてデ
    ータタイミングを適正化し、さらに適正化したデータか
    ら前記所定クロックによるタイミング位置におけるデー
    タを補間生成する補間手段と、 前記補間手段による補間データ出力を前記所定クロック
    でアナログ信号に変換するD/A変換手段と、 を有して構成されることを特徴とする音声信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】 音声信号の記録媒体となるテープの走行
    速度変動を検出する速度変動検出手段と、 アナログ音声信号を第1のサンプル周期でサンプルしホ
    ールド出力する第1のサンプルホールド手段と、 前記第1のサンプルホールド手段の出力を第2のサンプ
    ル周期でサンプルしホールド出力する第2のサンプルホ
    ールド手段と、 前記速度変動検出手段の検出情報に基づいて前記第2の
    サンプル周期を可変制御することができるサンプル周期
    制御手段と、 を有して構成されることを特徴とする音声信号処理装
    置。
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