JPH0874305A - 床支持ボルト受け材 - Google Patents

床支持ボルト受け材

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Publication number
JPH0874305A
JPH0874305A JP24219294A JP24219294A JPH0874305A JP H0874305 A JPH0874305 A JP H0874305A JP 24219294 A JP24219294 A JP 24219294A JP 24219294 A JP24219294 A JP 24219294A JP H0874305 A JPH0874305 A JP H0874305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
section
taper
screw
boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24219294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Moriki
啓之 森木
Shigemi Inao
重美 稲生
Takashi Nobusue
隆司 信末
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Shinwa Kogyo Inc
Shinwa Industry Co Ltd
Original Assignee
Inax Corp
Shinwa Kogyo Inc
Shinwa Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp, Shinwa Kogyo Inc, Shinwa Industry Co Ltd filed Critical Inax Corp
Priority to JP24219294A priority Critical patent/JPH0874305A/ja
Publication of JPH0874305A publication Critical patent/JPH0874305A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 絞り加工により安価に形成させることがで
き、しかも床パンのボス部に面接触により強固に嵌合さ
せることができ、床支持ボルトとの螺合ネジ長さも短く
摩擦抵抗も少なくなる床支持ボルト受け材の提供を目的
とする。 【構成】 床パンの裏側のボス部に嵌合されるテーパー
tを有する六角嵌合部3を上部に有し、下部に床支持ボ
ルトの螺合する雌ネジ6を内側に形成して小径に絞られ
たネジ部5が一体形成されたボルト受け材1を、鋼パイ
プから絞り加工により形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、床パンの裏面に垂設
される床支持ボルトを螺合するボルト受け材の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、図3に示すように、
ユニットバス等の底部を構成する床パン51は、SM
C,BMCのようなFRP材料を熱圧プレスして形成さ
れるものであり、その裏側には縦横にリブ52,52,
52が一体形成されており、このリブ52,52の交差
部にボス部53が所定位置に形成されたものとなってお
り、このボス部53には図4に拡大して示すように、下
側が開口した嵌合穴53aが形成され、この嵌合穴53
aは六角状に形成されており、図5に示すように、この
嵌合穴53aには、製作時の抜き勾配の必要性よりテー
パーtが形成されて、下端の開口側が拡開した形状とな
っている。
【0003】この嵌合穴53a内には下方より高ナット
54(ボルト受け材)が嵌合されるものであり、この嵌
合された高ナット54の内側の雌ネジ54aに対し、下
方より床支持ボルト56が螺合され、さらに床支持ボル
ト56にロックナット55が螺合されて、この床支持ボ
ルト56を高ナット54に対し螺進退させて床パン51
のレベル調整が可能なものとなっている。
【0004】このような従来構造においては、ボルト受
け材として高ナット54が用いられ、この高ナット54
はその外周線54b,54bが平行でストレート状に形
成されたものであるため、前記ボス部53の嵌合穴53
a内に嵌合する時に、嵌合穴53aにはテーパーtが形
成されているため、嵌合穴53aの内周面全域に密着す
ることはできず、部分的に線接触で高ナット54が嵌合
穴53a内に嵌合されることとなり、高ナット54が嵌
合穴53aに対しガタついて、接着剤を用いたとしても
嵌合強度が十分には確保されず、床パン51の運搬中等
において嵌合穴53aから高ナット54が抜脱する場合
があるという問題点があった。また、床パン51の設置
状態において地震等が生じた場合等においては、側面方
向からの応力が線接触部に集中するため、この部分で大
応力が発生し、ボス部53が破損してしまう場合がある
という問題点があった。また、高ナット54はその内側
全域に雌ネジ54aが形成されたものであるため、高ナ
ット54のコストは高いものであり、また床支持ボルト
56との螺合部分の長さも長くなり、高ナット54に対
する床支持ボルト56の調節時の摩擦抵抗が大となっ
て、床支持ボルト56による高さ調整作業が困難化する
という問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、床支持ボルトの調節が
容易で、かつ床パンのボス部に対しガタつくことなく密
着嵌合され、しかも安価に製作できるボルト受け材を提
供せんことを目的とし、その要旨は、床パンの裏面に形
成されたボス部に嵌合され下方より床支持ボルトを螺合
可能な雌ネジが内側に形成されてなるボルト受け材であ
って、該ボルト受け材は、鋼パイプを絞り加工して形成
され、上部には、前記ボス部のテーパーに対応するテー
パーを有し該ボス部内周に密着圧入される嵌合部が絞り
形成されているとともに、下部には、小径に絞られ内側
に雌ネジを螺刻したネジ部が一体形成されていることで
ある。
【0006】
【作用】ボルト受け材は鋼パイプを用いて絞り加工によ
り、その上部にテーパーを有する嵌合部が形成され、下
部にはネジ部が小径に絞り形成されて、鋼パイプから安
価に形成することができ、しかもネジ部の内周のみにタ
ップ等を用いて雌ネジを形成させ、雌ネジ部分の長さを
短くすることができ、床支持ボルトの螺合長さが短く、
摩擦抵抗を減少させることができる。また、上部の嵌合
部は絞り加工により容易にテーパーを付けることができ
るため、ボス部の嵌合穴のテーパーに対応させたテーパ
ーを容易に形成させて、嵌合部の外周全域をボス部に密
着させて圧入し、強固にボルト受け材をボス部に固定す
ることができ、ガタつきが生ずることなく、ボス部から
のボルト受け材の抜脱が生ずることがなく、また応力が
一部分に集中してボス部が破損することがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、絞り加工により形成したボルト受け材1
の一部破断斜視図であり、このボルト受け材1は、鋼パ
イプから絞り加工により一体形成されるものであり、円
筒部2の上部部位には、外周が六角形で、しかも上方に
向かい縮径したテーパーtを有する六角嵌合部3が形成
されており、円筒部2の下部部位には、傾斜状の絞り傾
斜部4から連続して円筒部2よりも小径に絞られたネジ
部5が形成されており、このネジ部5の内周側には雌ネ
ジ6が形成されている。
【0008】このようなボルト受け材1は、図2に示す
ような絞り型を用いて造形することができるものであ
り、この絞り型は、図2で示すように、右ベース型10
にはその中央部に嵌合部絞り型11が取付けられてお
り、この嵌合部絞り型11の内周には、前記六角嵌合部
3を形成するためのテーパーを有するテーパー六角穴1
1aが形成されている。また、右ベース型10の前記嵌
合部絞り型11の上下位置には、それぞれガイド支柱受
け14,14がそれぞれボルト15,15を介して固定
されている。
【0009】一方、右ガイド型10に対向して設けられ
た左ベース型16の中央部には、前記嵌合部絞り型11
と対面してネジ部絞り型17がボルト18,18を介し
取付け固定されており、このネジ部絞り型17には、前
記絞り傾斜部4を形成するための傾斜絞り部17aと、
その奥側にネジ部5を形成するための小径絞り部17b
が形成されたものとなっている。また、このネジ部絞り
型17の上下位置には、それぞれボルト20,20を介
しガイド支柱受け19,19が固定されている。このガ
イド支柱受け19,19には、前記ガイド支柱受け1
4,14側からガイド支柱21,21が挿通状に取付け
られており、各ガイド支柱21の外周にはスプリング2
2が外嵌されたものとなっている。
【0010】また、前記嵌合部絞り型11の外側には、
ボルト13を介しパイプ受け12が取付けられており、
このパイプ受け12には、鋼パイプPを差し込み可能な
装着穴12aが形成されたものとなっており、この装着
穴12aは前記テーパー六角穴11aと同軸状に配置さ
れたものとなっている。すなわち、この装着穴12aと
前記テーパー六角穴11aと前記ネジ部絞り型17の小
径絞り部17bは同軸状に配置されるものであり、前記
装着穴12a内に鋼パイプPの一端側を挿入して鋼パイ
プPを装着し、この状態で右ベース型10と左ベース型
16を近接する方向に加圧すると、前記鋼パイプPの左
端部は、徐々に嵌合部絞り型11のテーパー六角穴11
a内に圧入されて行き、次第に図1に示すテーパーを有
する六角嵌合部3が絞り形成される。同時に前記ネジ部
絞り型17内に圧入されて行く鋼パイプPの右端部は、
傾斜絞り部17aにより傾斜状に絞られ、さらに小径絞
り部17bで小径に絞られて、図1のネジ部5および絞
り傾斜部4が絞り形成されるものである。
【0011】このように、鋼パイプPを所定長さに切断
した状態で装着穴12a内に装着して、容易に絞り型に
より図1のような形状のボルト受け材1を安価に形成す
ることができ、六角嵌合部3を、床パン51のボス部5
3の嵌合穴53aのテーパーtに対応したテーパーtに
形成させることが容易であり、六角嵌合部3をボス部5
3の嵌合穴53aに嵌合させる時には、嵌合穴53aの
内周面に対し、六角嵌合部3の外周面が全域に亘り密着
状態となり、全周が面接触して強固に六角嵌合部3が嵌
合穴53aに嵌合されるものである。尚、六角嵌合部3
の先端側に2〜3箇所スリット3aを形成させ、六角嵌
合部3を嵌合穴53aの内径よりも幾分太くしておけ
ば、スリット3aを介し弾性的に六角嵌合部3を嵌合穴
53aに圧入固定させることができる。
【0012】なお、前記雌ネジ6は、後にタップ等を用
いてネジ部5の内側に螺刻されるものであり、雌ネジ6
は、ネジ部5および絞り傾斜部4の内周側のみの短い範
囲で容易に螺刻させて形成することができ、雌ネジ6の
ネジ長さは短いものであるため、床支持ボルト56をこ
の雌ネジ6に下方側より螺合させた時には、螺合部分の
長さが短く、摩擦抵抗が少ないものとなり、床支持ボル
ト56を容易に螺進退させて高さ調整することができる
ものとなる。
【0013】このように、ボルト受け材1は絞り型を用
いて安価に形成することができ、従来の高ナット54よ
りもはるかにコストを低減させることができ、しかも六
角嵌合部3に容易にテーパーを形成させて、ボス部53
の嵌合穴53aに面接触で密着状態で圧入取付けが可能
となり、圧入状に取付けた状態ではボス部53からボル
ト受け材1が運搬中等に抜脱することもなく、また側面
側からの応力に対しても面接触であるため、集中的に一
部に大応力が発生しボス部53が破損することも少な
く、強固な取付構造とすることができる。しかも、ネジ
部5に長さの短い雌ネジ6を形成させて床支持ボルト5
6の高さ調節を容易化することができるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、床パンの裏面に形成されたボ
ス部に嵌合され下方より床支持ボルトを螺合可能な雌ネ
ジが内側に形成されてなるボルト受け材であって、該ボ
ルト受け材は、鋼パイプを絞り加工して形成され、上部
には、前記ボス部のテーパーに対応するテーパーを有し
該ボス部内周に密着圧入される嵌合部が絞り形成されて
いるとともに、下部には、小径に絞られ内側に雌ネジを
螺刻したネジ部が一体形成されていることにより、ボル
ト受け材は鋼パイプから安価に形成することができ、し
かもネジ部の内周のみにタップ等を用いて雌ネジを形成
させ、雌ネジ部分の長さを短くすることができ、床支持
ボルトの螺合長さが短く、摩擦抵抗を減少させることが
できる。また、上部の嵌合部は絞り加工により容易にテ
ーパーを付けることができるため、ボス部の嵌合穴のテ
ーパーに対応させたテーパーを容易に形成させて、嵌合
部の外周全域をボス部に密着させて圧入し、強固にボル
ト受け材をボス部に固定することができ、ガタつきが生
ずることなく、ボス部からのボルト受け材の抜脱が生ず
ることもなく、また、応力が一部分に集中してボス部が
破損することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】絞り加工により形成されたボルト受け材の一部
破断斜視構成図である。
【図2】ボルト受け材を加工する絞り型の配置構成図で
ある。
【図3】床パンの裏面側からの斜視構成図である。
【図4】床パンのボス部の拡大構成図である。
【図5】床パンのボス部に対する床支持ボルトの取付構
造の分解図である。
【符号の説明】
1 ボルト受け材 2 円筒部 3 六角嵌合部 4 絞り傾斜部 5 ネジ部 6 雌ネジ 11 嵌合部絞り型 11a テーパー六角穴 12 パイプ受け 12a 装着穴 17 ネジ部絞り型 17a 傾斜絞り部 17b 小径絞り部 51 床パン 53 ボス部 53a 嵌合穴 56 床支持ボルト t テーパー P 鋼パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 信末 隆司 栃木県小山市若木町1−4−28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パンの裏面に形成されたボス部に嵌合
    され、下方より床支持ボルトを螺合可能な雌ネジが内側
    に形成されてなるボルト受け材であって、該ボルト受け
    材は、鋼パイプを絞り加工して形成され、上部には、前
    記ボス部のテーパーに対応するテーパーを有し該ボス部
    内周に密着圧入される嵌合部が絞り形成されているとと
    もに、下部には、小径に絞られ内側に雌ネジを螺刻した
    ネジ部が一体形成されていることを特徴とする床支持ボ
    ルト受け材。
JP24219294A 1994-09-08 1994-09-08 床支持ボルト受け材 Pending JPH0874305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24219294A JPH0874305A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 床支持ボルト受け材

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JP24219294A JPH0874305A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 床支持ボルト受け材

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JPH0874305A true JPH0874305A (ja) 1996-03-19

Family

ID=17085664

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JP24219294A Pending JPH0874305A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 床支持ボルト受け材

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JP (1) JPH0874305A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008248552A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Inax Corp 防水パンの脚部構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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