JPH087369Y2 - 光コネクタロック継手 - Google Patents

光コネクタロック継手

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JPH087369Y2
JPH087369Y2 JP9781389U JP9781389U JPH087369Y2 JP H087369 Y2 JPH087369 Y2 JP H087369Y2 JP 9781389 U JP9781389 U JP 9781389U JP 9781389 U JP9781389 U JP 9781389U JP H087369 Y2 JPH087369 Y2 JP H087369Y2
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JP
Japan
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optical connector
tightening nut
pair
board
plug
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JP9781389U
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JPH0337404U (ja
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裕行 栗原
重幸 千田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、光コネクタ盤に差し込み・ネジ締めによ
って接続された一対のプラグコネクタを、光コネクタ盤
に固定する光コネクタロック継手に関する。
「従来の技術」 公衆通信回線や長距離通信幹線などには、通常その端
末に各種接続を行うためのプラグコネクタが設けられて
いる。そして、このようなプラグコネクタを用いて接続
を行うには、従来例えば第4図に示すような光コネクタ
盤が用いられている。
第4図において符号1はプラグコネクタ、2は光コネ
クタ盤である。プラグコネクタ1は、光ファイバ端末を
収納するゴムブーツ3と、プラグコネクタ1の前後方向
に進退可能に設けられた締付ナット4と、光ファイバの
端末に接続されたフェルール5とを有してなるもので、
光コネクタ盤2に設けられたアダプタに接続するもので
ある。光コネクタ盤2は、基盤6に1以上のアダプタ7
を埋設したものである。ここでアダプタ7は、その表裏
にネジ部8,8を形成し、かつネジ部8,8の中心部に上記プ
ラグコネクタ1のフェルール5を挿入せしめるための挿
入孔9,9を形成したものであって、ネジ部8,8をそれぞれ
光コネクタ盤2の表裏に突出したものである。またこの
アダプタ7は、挿入孔9,9内に挿入されたフェルール
5、5が光学的に接続するよう構成されたものである。
このような構成の光コネクタ盤2を用いて一対のプラ
グコネクタ1,1を光学的に接続するには、まず一方のプ
ラグコネクタ1のフェルール5をアダプタ7の一方の挿
入孔9内に挿入し、締付ナット4をネジ部8に締結す
る。次いで、同様にしてもう一方のプラグコネクタ1を
アダプタ7に接続し、これによりアダプタ7内にてプラ
グコネクタ1,1を光学的に接続する。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、上記のプラグコネクタ1,1の接続において
は以下に述べる不都合がある。
上記接続においては、例えば第4図に示すように光コ
ネクタ基盤2にアダプタ7が複数設けられている場合、
プラグコネクタ1の接続作業を続ける際、誤って接続終
了後のプラグコネクタ1に衝撃や振動を与えてしまうこ
とがあり、その場合にプラグコネクタ1とアダプタ7と
の結合にゆるみが生じ、これによりプラグコネクタ1,1
間の接続損失が大となり、さらには光学的接続が断にな
るといった恐れもある。また通常時においても、自然的
に発生する振動などに起因して接続にゆるみが生じ、安
定した光通信が損なわれるといった不安がある。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、信頼性の高い光通信を確保するべ
く、プラグコネクタとアダプタとの接続におけるゆるみ
の発生を防止するための光コネクタロック継手を提供す
ることにある。
「課題を解決するための手段」 この考案の光コネクタロック継手では、略矩形状の基
板と、この基板の1組の相対向する側辺部にそれぞれ基
板に対し折曲して設けられて、プラグコネクタのそれぞ
れの締付ナットの後端を光コネクタ盤側に押圧する一対
の締付ナット固定板と、上記基板の締付ナット固定板が
設けられた側辺部と異なる側辺部にそれぞれ締付ナット
固定板と同一側に折曲して設けられて、上記一対のプラ
グコネクタのそれぞれの締付ナットの側周部を挟持する
二対の挟持片とからなり、上記一対の締付ナット固定板
にそれぞれプラグコネクタのゴムブーツを挿む切欠部を
形成したことを上記課題の解決手段とした。
「作用」 この考案の光コネクタロック継手は、締付ナット固定
板により一対のプラグコネクタの締付ナットの後端間を
挟持し、かつ挟持片により締付ナットの側周部を挟持す
るものであるので、これをプラグコネクタ間に装着すれ
ば、プラグコネクタが光コネクタ盤に強固に固定され
る。
「実施例」 第1図ないし第3図はこの考案の光コネクタロック継
手の一実施例を示す図であって、これらの図において符
号10は光コネクタロック継手である。この光コネクタロ
ック継手10は、第1図に示すように光コネクタ盤2のア
ダプタ7に接続された一対のプラグコネクタ1,1をアダ
プタ7に固定するためのもので、第2図に示すように略
矩形状の基板11と、この基板11の短辺側の側辺部にそれ
ぞれ形成された一対の締付ナット固定板12,12と、基板1
1の長辺側の側辺部にそれぞれ形成された一対の締付ナ
ット挟持板13,13とが一体に形成されてなるものであっ
て、金属薄板あるいは硬質合成樹脂製薄板等からなるも
のである。
締付ナット固定板12,12は、第1図に示すように基板1
1に対する角度Rが直角より僅かに小さくなるように折
曲されたもので、その先端部12a,12aが基板11と反対の
側にそれぞれ折曲したものである。これら締付ナット固
定板12,12には、第3図に示すようにその先端側にU字
状に切り欠かれてなる切欠部14が形成されており、この
切欠部14の両側には固定片15,15が形成されている。切
欠14は、その幅が第4図に示したプラグコネクタ1のゴ
ムブーツ3の外径より僅かに長い程度に調整されたもの
で、これにより第1図に示すようにプラグコネクタ1の
ゴムブーツ3を挿み入れるものとなっている。また固定
片15,15は、その先端側がそれぞれ略円弧状に形成され
たもので、後述するように切欠部14にゴムブーツ3が挟
まれた際、締付ナット固定板12の弾性復帰により、プラ
グコネクタ1の締付ナット4の後端を基板11側に押圧す
るものである。
締付ナット挟持板13,13は、それぞれ第1図に示すよ
うに、基板11に対し上記締付ナット固定板12,12と同一
方向に折曲したコ字状のもので、突出してなる一対の挟
持片16,16と、これら挟持片16,16の基板11側の間に配置
されてこれらを連続せしめる補強部17とからなるもので
ある。挟持片16…は、それぞれ第2図に示した他方の側
の締付ナット挟持板13に形成された挟持片16,16のうち
の対向する挟持片16と対をなすもので、後述するように
この挟持片16,16の対によりプラグコネクタ1の締付ナ
ット4を挟持するものである。またこれら挟持片16…
は、第3図中破線で示すようにその先端部がそれぞれ外
方に折曲するとともに、折曲部16a…が円弧状に形成さ
れかつ内方にやや膨らんで形成されたものである。
なお、この光コネクタロック継手10の材質には、金属
薄板あるいは硬質合成樹脂製薄板等を用いているので、
締付ナット固定板12,12および締付ナット挟持板13,13
は、その折曲部にてそれぞれ容易に弾性変形するものと
なっている。
また、この光コネクタロック継手10は、予め締付ナッ
ト固定板12,12間の距離が、第4図に示したl1、すなわ
ちアダプタ7に接続状態にあるプラグコネクタ1,1の、
締付ナット4,4のそれぞれの後端面間の距離より僅かに
短い程度に形成され、かつ締付ナット挟持板13,13間の
距離が、第4図に示したl2、すなわちプラグコネクタ1
の締付ナット4の外径より僅かに短い程度に形成された
ものとなっている。
次に、このような構成の光コネクタロック継手10の使
用方法を説明する。
まず、第4図の例で述べたように一対のプラグコネク
タ1,1をそれぞれ光コネクタ盤2のアダプタ7に接続す
る。次いで、第1図に示すように光コネクタロック継手
10を、その締付ナット固定板12,12および締付ナット挟
持板13,13側を先として、光コネクタ盤2の側方よりプ
ラグコネクタ1,1に装着する。ここで装着方法として
は、締付ナット固定板12,12の切欠部14,14をプラグコネ
クタ1,1のそれぞれのゴムブーツ3,3に挿み入れるととも
に、締付ナット挟持板13,13の挟持片16…における相対
向する二対により、プラグコネクタ1,1の締付ナット4,4
をそれぞれ挟持する。この場合に締付ナット固定板12,1
2および締付ナット挟持板13,13は、上述したように、こ
れらの間隔が第4図に示したl1,l2より僅かに狭いこと
から、それぞれ弾性変形して広がり、かつ装着後、弾性
復帰によって締付ナット4の後端面および締付ナット4
の側周部を押圧するものとなる。
このような光コネクタロック継手10にあっては、締付
ナット固定板12,12の固定片15…によりプラグコネクタ
1,1の締付ナット4,4の後端面間を挟持し、かつ締付ナッ
ト挟持板13,13の挟持片…により締付ナット4,4を挟持す
るので、プラグコネクタ1,1をアダプタ7に強固に固定
することができ、よってプラグコネクタ1,1のアダプタ
7からのゆるみなどを防止し、例えば作業時において不
測に加えられる衝突や振動によっても十分な接続を確保
することができる。
「考案の効果」 以上説明したようにこの考案の光コネクタロック継手
は、締付ナット固定板によりプラグコネクタの締付ナッ
トの後端間を挟持し、かつ挟持片により締付ナットの側
周部を挟持するものであるから、プラグコネクタを光コ
ネクタ盤に強固に固定することができ、よって作業時に
おける外部衝撃からプラグコネクタを防護し、プラグコ
ネクタ間の接続を十分確保することができる。また、プ
ラグコネクタの光コネクタ盤からのゆるみが防止される
ことから、自然的に発生する振動に起因して接続が損な
われることいった心配がなくなり、よって定期点検など
にて定期的に締付ナットを締め付けるといった作業を不
要とすることができ、したがって保守管理の改善を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の光コネクタロック継手
の一実施例を示す図であって、第1図は光コネクタロッ
ク継手の使用状態を示す側面図、第2図は光コネクタロ
ック継手の正面図、第3図は光コネクタロック継手の平
面図、第4図はプラグコネクタの光コネクタ盤への接続
を説明するための側面図である。 1……プラグコネクタ、2……光コネクタ盤、3……ゴ
ムブーツ、4……締付ナット、7……アダプタ、8……
ネジ部、10……光コネクタロック継手、11……基板、12
……締付ナット固定板、14……切欠部、16……挟持片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光コネクタ盤に設けられたアダプタの表裏
    に形成されたネジ部にそれぞれ螺着された一対のプラグ
    コネクタを、固定する光コネクタロック継手であって、 略矩形状の基板と、この基板の1組の相対向する側辺部
    にそれぞれ基板に対し折曲して設けられて、上記プラグ
    コネクタのそれぞれの締付ナットの後端を光コネクタ盤
    側に押圧する一対の締付ナット固定板と、上記基板の締
    付ナット固定板が設けられた側辺部と異なる側辺部にそ
    れぞれ締付ナット固定板と同一側に折曲して設けられ
    て、上記一対のプラグコネクタのそれぞれの締付ナット
    の側周部を挟持する二対の挟持片とからなり、上記一対
    の締付ナット固定板にそれぞれプラグコネクタのゴムブ
    ーツを挿む切欠部を形成したことを特徴とする光コネク
    タロック継手。
JP9781389U 1989-08-22 1989-08-22 光コネクタロック継手 Expired - Lifetime JPH087369Y2 (ja)

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JPH0337404U JPH0337404U (ja) 1991-04-11
JPH087369Y2 true JPH087369Y2 (ja) 1996-03-04

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