JPH087337Y2 - 冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造 - Google Patents

冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造

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JPH087337Y2
JPH087337Y2 JP1989095332U JP9533289U JPH087337Y2 JP H087337 Y2 JPH087337 Y2 JP H087337Y2 JP 1989095332 U JP1989095332 U JP 1989095332U JP 9533289 U JP9533289 U JP 9533289U JP H087337 Y2 JPH087337 Y2 JP H087337Y2
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JP
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freezer
heat
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refrigerator
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勇二 若槻
光幸 高岡
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、冷凍冷蔵庫に関し、特にその断熱箱体構造
に関するものである。
[従来の技術] 冷凍冷蔵庫において、冷凍室は、主として冷凍食品等
を収納するもので、大体−20℃位の温度に保持され、他
方、冷蔵室は食品等を冷却して貯蔵するもので、大体5
℃位の温度に保持されるのが一般的である。
これを第3図について説明すると、本体01の中に、冷
凍室用内箱02、冷蔵室用内箱03が設けられており、本体
01及び各内箱02、03の間には、断熱材が充填されてい
る。内箱02と03の間にも、断熱材が設けられ仕切壁06を
形成する。本体01は、4本の脚010で支持され、冷凍室0
11、冷蔵室012は、それぞれ天井部に設けられた冷却ユ
ニット07、08で冷却される。本体01の上方の機械室09内
の冷凍機ユニット及び制御装置により、冷却ユニット0
7、08は運転され、冷凍室011、冷蔵室012は所要温度に
維持される。各室011、012は、図示しない開閉扉で外部
と隔離され、その開閉扉を開けて、食品等が収納され
る。
[考案が解決しようとする課題] 冷凍室011は約−20℃に維持され、一方、冷蔵室012の
温度は約5℃であるから、仕切壁06を介して冷蔵室012
から冷凍室011へ熱が移動する。この熱移動に伴い、相
対的に温度が高い仕切壁06の冷蔵室側面013は、室内温
度5℃よりかなり低い温度まで冷却される。開閉扉を開
けた際、外部空気が同室内に流入するが、その中の湿分
は冷蔵室側面013で冷却され、結露、結氷する。この氷
は、成長させておけば、冷蔵室内の収納空間を狭めるこ
ととなる。
これを防ぐ手段として、仕切壁06の厚さを増すことが
考えられるが、結露、結氷を防止するには、かなりな厚
さを要し、冷蔵室の有効収容容積をかなり減らすか、本
体全体の大きさを大きくしなければならない。
冷蔵室側面013に、結露防止用線状ヒータを直接敷設
することも提案されているが、冷蔵室の庫内全体や、冷
蔵室の壁面全体に温度のばらつきがでて、十分な機能を
発揮するに至っていない。
従って、本考案は、高温側にある冷蔵室に接した仕切
壁面に結露、結氷の生じない断熱箱体構造を提供するこ
とを主な目的とするものである。
また、本考案の別の目的は、上述のように結露、結氷
を生じさせないようにすることにより、構造上の強度を
付与することもできる断熱箱体構造を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するため、請求項1に記載の本考案
によると、それぞれ冷却ユニットが設けられる冷凍室と
冷蔵室とを内部に画成する本体、及び同本体と一体的に
形成され前記冷凍室と前記冷蔵室とを区画する隔壁を有
する冷凍冷蔵庫は、前記冷蔵室側の前記隔壁の全面に形
成された空間層を有し、同空間層内には、熱伝導性の良
い補助板と、同補助板に取り付けられたヒータと、該ヒ
ータよりも冷蔵室側に位置する耐熱材とが設けられてい
ることを特徴としている。
また、請求項2に記載の本考案によれば、それぞれ冷
却ユニットが設けられる冷凍室と冷蔵室とを内箱により
画成する本体、及び同本体と一体的に形成され前記冷凍
室と前記冷蔵室とを区画する隔壁を有す冷凍冷蔵庫は、
前記冷蔵室側の前記隔壁の全面に形成された空間層を有
し、同空間層内には、熱伝導性の良い補助板と、同補助
板に取り付けられたヒータと、該ヒータよりも冷蔵室側
に位置する耐熱材とが設けられ、該耐熱材は両面接着テ
ープにより前記冷蔵室用の前記内箱に接着されているこ
とを特徴としている。
[作用] 請求項1の本考案において、冷蔵室と冷凍室は、それ
ぞれの冷却ユニットにより所定の室温例えば冷蔵室では
約5℃、冷凍室では約−20℃に維持する。そのため、隔
壁を介して熱が冷凍室側へ流れ、冷蔵室側は低温になろ
うとするが、ヒータに通電され、ヒータ発生熱が、空間
層の作用下に、冷蔵室側の面の温度を結氷温度以上に可
及的に一様に保持する。また、空間層内に耐熱材を設け
ると共に、熱伝導性の良い補助板に上記ヒータを取り付
けているため、補助板の放熱板としての作用と、耐熱材
の熱拡散作用とにより、冷蔵室側の面の温度を結氷温度
以上に可及的に一様に保持する。
請求項2の本考案では、上述の作用に加え、両面接着
テープにより構造に強度が付与される。
[実施例] 次に、本考案の好適な実施例について添付図面を参照
して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一又は対応
部分を示すものとする。
第1図及び第2図において、冷凍冷蔵庫の本体1の中
に、冷凍室11を画成する内箱2及び冷蔵室12を画成する
内箱3がそれぞれ設けられている。冷凍室11の前面部に
は、上下に分けられた開口4,4が形成され、同開口は通
常開閉扉5,5によって閉じられ、冷凍室11を外部と隔て
ている、図示していないが、同様に冷蔵室12の前面にも
開口が形成され、この開口は同様の開閉扉で閉じられて
いる。
各室11,12の天井面には、周知の蒸発器と庫内ファン
モータを有する冷却ユニット7,8(7のみ図示)が取り
付けられ、その蒸発器は、上部機械室9内の冷凍機ユニ
ットに連絡している。内箱2、3が協働して画成する隔
壁即ち仕切壁6には、その内箱3に面する側に補助板15
が全面にわたっって配置され、同補助板15が内箱3と協
働して空間層14を画成する。
第2A図に最も良く示すように、補助板15の内箱3に面
する側には、線状ヒータ16が添設され、空間層14のその
余のスペースは、適宜の耐熱材(断熱性を有していても
よい)17で実質的に満たされており、また、補助板15は
熱伝導性の良い適宜の材料から形成されている。耐熱材
17は両面接着テープ18により内箱3に貼着されている。
以上の構成により、冷凍室11を約−20℃の温度に、冷
蔵室12の温度を約5℃に、それぞれ冷却ユニット7、8
により冷却した状態で、各種食品等をそれぞれ収納す
る。その際、放熱板としての補助板15の作用下に仕切壁
6を介して冷凍室11側へ熱が流れるが、その量に見合っ
てヒータ16が通電により熱を発生する。この熱は、耐熱
材17が熱拡散材として作用するため、空間層14を伝わっ
て冷蔵室12側の仕切壁6の面即ち内箱3に達し、その面
は、冷蔵室12の温度とほぼ同じに保たれる。
[考案の効果] 請求項1の本考案によれば、冷凍室側へ伝達される熱
量に応じ、ヒータが好適に発熱し、その熱も空間層にお
ける熱拡散材としての耐熱材及び放熱板としての補助板
の作用下に、壁面全面にわたって分散されるので、壁面
での結露、結氷が防止されると共に、冷蔵室内の収納食
品も凍結等がなく適切に保存できる。
また、請求項2の本考案のように、内箱への耐熱材の
取着に両面接着テープを使用すれば、内箱及び耐熱材に
強度が付与されるため、両面接着テープを用いない場合
よりも大きな構造強度を得ることができるか、或いは仕
切壁自体の壁厚を薄くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による冷凍冷蔵庫の実施例を示す全体
断面図、第2図は、第1図の要部の概略断面図、第2A図
は、第2図における領域2Aの拡大断面図、第3図は、従
来例を示す全体断面図である。 1…本体、2…内箱、3…内箱、6…隔壁、7…冷却ユ
ニット、11…冷凍室、12…冷蔵室、14…空間層、15…補
助板、16…ヒータ、17…耐熱材、18…両面接着テープ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ冷却ユニットが設けられる冷凍室
    と冷蔵室とを内部に画成する本体、及び同本体と一体的
    に形成され前記冷凍室と前記冷蔵室とを区画する隔壁を
    有する冷凍冷蔵庫において、前記冷蔵室側の前記隔壁の
    全面に形成された空間層を有し、同空間層内には、熱伝
    導性の良い補助板と、同補助板に取り付けられたヒータ
    と、該ヒータよりも冷蔵室側に位置する耐熱材とが設け
    られていることを特徴とする冷凍冷蔵庫の断熱箱体構
    造。
  2. 【請求項2】それぞれ冷却ユニットが設けられる冷凍室
    と冷蔵室とを内箱により画成する本体、及び同本体と一
    体的に形成され前記冷凍室と前記冷蔵室とを区画する隔
    壁を有する冷凍冷蔵庫において、前記冷蔵室側の前記隔
    壁の全面に形成された空間層を有し、同空間層内には、
    熱伝導性の良い補助板と、同補助板に取り付けられたヒ
    ータと、該ヒータよりも冷蔵室側に位置する耐熱材とが
    設けられ、該耐熱材は両面接着テープにより前記冷蔵室
    用の前記内箱に接着されていることを特徴とする冷凍冷
    蔵庫の断熱箱体構造。
JP1989095332U 1989-08-15 1989-08-15 冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造 Expired - Fee Related JPH087337Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100775912B1 (ko) * 2003-10-17 2007-11-15 호시자키 덴키 가부시키가이샤 냉각 저장고 및 냉각용 기기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5548385Y2 (ja) * 1976-05-10 1980-11-12
JPS59193980U (ja) * 1983-06-09 1984-12-22 シャープ株式会社 冷蔵庫

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JPH0334586U (ja) 1991-04-04

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