JP2528889Y2 - 冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造 - Google Patents
冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造Info
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- JP2528889Y2 JP2528889Y2 JP10565690U JP10565690U JP2528889Y2 JP 2528889 Y2 JP2528889 Y2 JP 2528889Y2 JP 10565690 U JP10565690 U JP 10565690U JP 10565690 U JP10565690 U JP 10565690U JP 2528889 Y2 JP2528889 Y2 JP 2528889Y2
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- refrigerator
- partition wall
- freezer
- insulating partition
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Refrigerator Housings (AREA)
Description
本考案は、冷凍冷蔵庫に関し、特にその断熱箱体の構
造に関するものである。
造に関するものである。
食品等を例えば零下20℃程度の温度で冷凍状態で貯蔵
する冷凍室と、生鮮食料品等を例えば約５℃程度の温度
で貯蔵する冷蔵室とを大きな断熱箱体の中に隣り合わせ
て画成する冷凍冷蔵庫が広く用いられている。 しかし、冷凍室と冷蔵室の温度条件は、前述の通りで
あるから、両室間の隔壁の冷蔵室側の面に結露、着霜、
結氷等が発生し、冷蔵室の収納容積を減少させるという
問題を発生する。かかる問題に鑑み、本出願人は、冷蔵
室と冷凍室を隔てる断熱仕切壁の冷蔵室側の内部に、壁
面前面にわたる空間層を画成し、更にヒータを配設した
断熱箱体構造について提案を行い、結露問題の解決を図
った（実開平3-34586号公報参照）。 しかして、生鮮食品の貯蔵中の品質低下を防止するに
は、冷蔵室内を高湿度に保つと共に冷蔵室内の空気の対
流を防止することが効果的であることが分かっている。
このためには、冷蔵室内の空気を冷却ユニットで直接冷
却せず、間接的に冷却する所謂二重箱構造の冷蔵室が好
適である。 この二重箱構造の冷蔵室においては、食料品を収納す
る収納箱が良熱伝導体から形成され、その回りを冷却空
気が流れ、収納箱内の空気と熱交換し、内部を冷却す
る。収納箱の外側を流れる冷却空気は、冷凍サイクルの
一部である蒸発器で冷却され、ブロアによって循環させ
られる。
する冷凍室と、生鮮食料品等を例えば約５℃程度の温度
で貯蔵する冷蔵室とを大きな断熱箱体の中に隣り合わせ
て画成する冷凍冷蔵庫が広く用いられている。 しかし、冷凍室と冷蔵室の温度条件は、前述の通りで
あるから、両室間の隔壁の冷蔵室側の面に結露、着霜、
結氷等が発生し、冷蔵室の収納容積を減少させるという
問題を発生する。かかる問題に鑑み、本出願人は、冷蔵
室と冷凍室を隔てる断熱仕切壁の冷蔵室側の内部に、壁
面前面にわたる空間層を画成し、更にヒータを配設した
断熱箱体構造について提案を行い、結露問題の解決を図
った（実開平3-34586号公報参照）。 しかして、生鮮食品の貯蔵中の品質低下を防止するに
は、冷蔵室内を高湿度に保つと共に冷蔵室内の空気の対
流を防止することが効果的であることが分かっている。
このためには、冷蔵室内の空気を冷却ユニットで直接冷
却せず、間接的に冷却する所謂二重箱構造の冷蔵室が好
適である。 この二重箱構造の冷蔵室においては、食料品を収納す
る収納箱が良熱伝導体から形成され、その回りを冷却空
気が流れ、収納箱内の空気と熱交換し、内部を冷却す
る。収納箱の外側を流れる冷却空気は、冷凍サイクルの
一部である蒸発器で冷却され、ブロアによって循環させ
られる。
前述の二重箱構造の冷蔵室と冷却ユニットを有する冷
凍室とを備えた冷凍冷蔵庫においても、その雰囲気温度
条件は前述の通りであるから、二重箱構造型冷蔵室にお
いても、収納箱外の冷却空気通路に面する仕切壁に結
露、結氷現象が発生し易い。 これに対し、前述の実開平3-34586号公報に開示され
た技術のように仕切壁の冷蔵室側の内部にヒータ等を埋
設し、空気層を形成すると、そこを通る冷却空気が昇温
する。二重箱構造において、冷却空気は、収納箱の周囲
を広く分布して流れて収納箱内を一様に冷却しようとし
ているので、前述のように仕切壁に近い冷却空気だけが
昇温すると、収納箱内の一様な冷却が不可能となり、収
納箱内に対流が生じて、貯蔵生鮮食料品の品質低下を招
来する。 従って、本考案は、冷凍室と二重箱構造の冷蔵室とを
有する冷凍冷蔵庫において、冷蔵室の収納箱内に対流を
生ぜずに仕切壁での結露、結氷を防止した断熱体構造を
提供することを目的としている。
凍室とを備えた冷凍冷蔵庫においても、その雰囲気温度
条件は前述の通りであるから、二重箱構造型冷蔵室にお
いても、収納箱外の冷却空気通路に面する仕切壁に結
露、結氷現象が発生し易い。 これに対し、前述の実開平3-34586号公報に開示され
た技術のように仕切壁の冷蔵室側の内部にヒータ等を埋
設し、空気層を形成すると、そこを通る冷却空気が昇温
する。二重箱構造において、冷却空気は、収納箱の周囲
を広く分布して流れて収納箱内を一様に冷却しようとし
ているので、前述のように仕切壁に近い冷却空気だけが
昇温すると、収納箱内の一様な冷却が不可能となり、収
納箱内に対流が生じて、貯蔵生鮮食料品の品質低下を招
来する。 従って、本考案は、冷凍室と二重箱構造の冷蔵室とを
有する冷凍冷蔵庫において、冷蔵室の収納箱内に対流を
生ぜずに仕切壁での結露、結氷を防止した断熱体構造を
提供することを目的としている。
かかる目的を達成するために、請求項１に記載の冷凍
冷蔵庫の断熱箱体構造は、冷却ユニットを備えた冷凍室
と、収納箱及び該収納箱を取り囲む冷却空気通路を備え
た二重箱構造型冷蔵庫とを有し、前記冷凍室及び前記冷
蔵室が断熱仕切壁により隔てられている冷凍冷蔵庫にお
いて、前記断熱仕切壁と、該断熱仕切壁の前記冷凍室側
に配設された板部材との間に空気層を画成し、該空気層
内に電気ヒータを配設した。 また請求項２に記載の冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造は、
冷却ユニットを備えた冷凍室と、収納箱及び該収納箱を
取り囲む冷却空気通路を備えた二重箱構造型冷蔵庫とを
有し、前記冷凍室及び前記冷蔵室が断熱仕切壁により隔
てられている冷凍冷蔵庫において、前記断熱仕切壁の内
部を中空として空気層が画成し、該空気層を画成する断
熱仕切壁部分に電気ヒータを配設した。
冷蔵庫の断熱箱体構造は、冷却ユニットを備えた冷凍室
と、収納箱及び該収納箱を取り囲む冷却空気通路を備え
た二重箱構造型冷蔵庫とを有し、前記冷凍室及び前記冷
蔵室が断熱仕切壁により隔てられている冷凍冷蔵庫にお
いて、前記断熱仕切壁と、該断熱仕切壁の前記冷凍室側
に配設された板部材との間に空気層を画成し、該空気層
内に電気ヒータを配設した。 また請求項２に記載の冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造は、
冷却ユニットを備えた冷凍室と、収納箱及び該収納箱を
取り囲む冷却空気通路を備えた二重箱構造型冷蔵庫とを
有し、前記冷凍室及び前記冷蔵室が断熱仕切壁により隔
てられている冷凍冷蔵庫において、前記断熱仕切壁の内
部を中空として空気層が画成し、該空気層を画成する断
熱仕切壁部分に電気ヒータを配設した。
本考案によれば、空気層内の電気ヒータの加熱によ
り、断熱仕切壁の冷凍室側温度は、断熱仕切壁の冷蔵室
側温度と同等に高められ、断熱仕切壁を貫流する熱の移
動は抑制され、断熱仕切壁の冷蔵室側温度が露点以下に
低下しない。ヒータ温度は、冷凍室の室内空気に伝えら
れるが、冷却ユニットで冷却、循環される空気によって
吸収され、実質的な温度上昇を生じない。
り、断熱仕切壁の冷凍室側温度は、断熱仕切壁の冷蔵室
側温度と同等に高められ、断熱仕切壁を貫流する熱の移
動は抑制され、断熱仕切壁の冷蔵室側温度が露点以下に
低下しない。ヒータ温度は、冷凍室の室内空気に伝えら
れるが、冷却ユニットで冷却、循環される空気によって
吸収され、実質的な温度上昇を生じない。
次に、本考案の好適な実施例について添付図面を参照
して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一又は対応
部分を示すものとする。 第１図において、冷凍冷蔵庫の本体10は、内部に冷凍
室20と冷蔵室30とを画成する。本体10は、４本の脚11に
支持され、図示しない冷凍サイクルを構成する機器、例
えば圧縮機、凝縮器、ファン等を内蔵する。冷凍室20
は、箱状の板部材すなわち内箱13によって画成されてい
る。この内箱13は、断熱材で囲まれている。冷凍室20
は、天井部に冷却ユニット21を有するが、これは、周知
のように冷凍サイクルの一部を構成する蒸発器と冷却空
気駆動用ブロアとから主として構成されている。 冷蔵室30は、本体10の内箱15で画成されており、伝熱
板で形成された収納箱31と、その回りの冷却空気通路33
と、同通路33内に配設された冷却ユニット35とを有する
二重箱構造型である。冷却ユニット35の構成は、冷却ユ
ニット21と同様のものであるが、冷却空気の温度条件が
異なるので、細部では異なる。内箱13、15は、断熱仕切
壁16を画成するが、その詳細を第２図に示す。 第２図に示すように、内箱13と断熱仕切壁16との間に
は、空気層17が画成されている。空気層17内には、電気
ヒータ19が設けられている。電気ヒータ19は、空気層17
内における冷蔵室30側すなわち断熱仕切壁16のうち空気
層17を画成している部分に添設されるのが好適である。 このような構造のものにおいて、冷却ユニット21は、
内部空気を零下20℃程度に冷却して、冷凍室20内に収納
された冷凍食料品を貯蔵する。一方、冷却ユニット35
は、冷却空気通路33内を流れる空気を所望の温度へと冷
却する。この冷却空気によって収納箱31内の空気を約５
℃に冷却し、その中の生鮮食料品等を冷蔵する。電気ヒ
ータ19は、内箱15の表面温度が空気通路33を通る空気の
温度になるように制御されるが、その温度は冷凍室20内
の空気にも伝えられる。しかし、冷却ユニット21の冷却
能力が十分に大きいので、それによる冷凍能力への実質
的な影響はない。 尚、第３図に示すように、断熱仕切壁16の内部に空気
層17を形成してもよい。この場合には、電気ヒータ19
は、冷蔵室30側への熱影響を避けるため、空気層17を画
成する断熱仕切壁16の内部面のうち空気層17内において
冷凍室20側の面に添設されるのが好適である。断熱仕切
壁16内の空気層17以外には断熱材が充填されており、電
気ヒータ19の発熱を含め、両室間の熱移動を遮断する。
して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一又は対応
部分を示すものとする。 第１図において、冷凍冷蔵庫の本体10は、内部に冷凍
室20と冷蔵室30とを画成する。本体10は、４本の脚11に
支持され、図示しない冷凍サイクルを構成する機器、例
えば圧縮機、凝縮器、ファン等を内蔵する。冷凍室20
は、箱状の板部材すなわち内箱13によって画成されてい
る。この内箱13は、断熱材で囲まれている。冷凍室20
は、天井部に冷却ユニット21を有するが、これは、周知
のように冷凍サイクルの一部を構成する蒸発器と冷却空
気駆動用ブロアとから主として構成されている。 冷蔵室30は、本体10の内箱15で画成されており、伝熱
板で形成された収納箱31と、その回りの冷却空気通路33
と、同通路33内に配設された冷却ユニット35とを有する
二重箱構造型である。冷却ユニット35の構成は、冷却ユ
ニット21と同様のものであるが、冷却空気の温度条件が
異なるので、細部では異なる。内箱13、15は、断熱仕切
壁16を画成するが、その詳細を第２図に示す。 第２図に示すように、内箱13と断熱仕切壁16との間に
は、空気層17が画成されている。空気層17内には、電気
ヒータ19が設けられている。電気ヒータ19は、空気層17
内における冷蔵室30側すなわち断熱仕切壁16のうち空気
層17を画成している部分に添設されるのが好適である。 このような構造のものにおいて、冷却ユニット21は、
内部空気を零下20℃程度に冷却して、冷凍室20内に収納
された冷凍食料品を貯蔵する。一方、冷却ユニット35
は、冷却空気通路33内を流れる空気を所望の温度へと冷
却する。この冷却空気によって収納箱31内の空気を約５
℃に冷却し、その中の生鮮食料品等を冷蔵する。電気ヒ
ータ19は、内箱15の表面温度が空気通路33を通る空気の
温度になるように制御されるが、その温度は冷凍室20内
の空気にも伝えられる。しかし、冷却ユニット21の冷却
能力が十分に大きいので、それによる冷凍能力への実質
的な影響はない。 尚、第３図に示すように、断熱仕切壁16の内部に空気
層17を形成してもよい。この場合には、電気ヒータ19
は、冷蔵室30側への熱影響を避けるため、空気層17を画
成する断熱仕切壁16の内部面のうち空気層17内において
冷凍室20側の面に添設されるのが好適である。断熱仕切
壁16内の空気層17以外には断熱材が充填されており、電
気ヒータ19の発熱を含め、両室間の熱移動を遮断する。
以上説明したように、請求項１及び２に記載の冷凍冷
蔵庫の断熱箱体構造によれば、冷凍室及び冷蔵室内の冷
却条件に悪影響を及ぼすことなく、断熱仕切壁の冷蔵室
側の面における結露、結氷を防止することができる。
蔵庫の断熱箱体構造によれば、冷凍室及び冷蔵室内の冷
却条件に悪影響を及ぼすことなく、断熱仕切壁の冷蔵室
側の面における結露、結氷を防止することができる。
第１図は、本考案による断熱箱体構造の好適な実施例を
示す概略断面図、第２図は、第１図の実施例の要部断面
図、第３図は、変形実施例の要部を示す部分断面図であ
る。 13……内箱（板部材）、16……断熱仕切壁 17……空気層、19……電気ヒータ 20……冷凍室、21……冷却ユニット 30……冷蔵室、31……収納箱 33……冷却空気通路、35……冷却ユニット
示す概略断面図、第２図は、第１図の実施例の要部断面
図、第３図は、変形実施例の要部を示す部分断面図であ
る。 13……内箱（板部材）、16……断熱仕切壁 17……空気層、19……電気ヒータ 20……冷凍室、21……冷却ユニット 30……冷蔵室、31……収納箱 33……冷却空気通路、35……冷却ユニット
Claims (2)
- 【請求項１】冷却ユニットを備えた冷凍室と、収納箱及
び該収納箱を取り囲む冷却空気通路を備えた二重箱構造
型冷蔵室とを有し、前記冷凍室及び前記冷蔵室が断熱仕
切壁により隔てられている冷凍冷蔵庫において、前記断
熱仕切壁と、該断熱仕切壁の前記冷凍室側に配設された
板部材との間に空気層を画成し、該空気層内に電気ヒー
タを配設したことを特徴とする冷凍冷蔵庫の断熱箱体構
造。 - 【請求項２】冷却ユニットを備えた冷凍室と、収納箱及
び該収納箱を取り囲む冷却空気通路を備えた二重箱構造
型冷蔵室とを有し、前記冷凍室及び前記冷蔵室が断熱仕
切壁により隔てられている冷凍冷蔵庫において、前記断
熱仕切壁の内部を中空として空気層を画成し、該空気層
を画成する断熱仕切壁部分に電気ヒータを配設したこと
を特徴とする冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10565690U JP2528889Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10565690U JP2528889Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0464088U JPH0464088U (ja) | 1992-06-01 |
| JP2528889Y2 true JP2528889Y2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=31851426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10565690U Expired - Fee Related JP2528889Y2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 冷凍冷蔵庫の断熱箱体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2528889Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-09 JP JP10565690U patent/JP2528889Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0464088U (ja) | 1992-06-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |