JPH0873290A - 有機廃物の発酵乾燥処理装置及び処理法 - Google Patents

有機廃物の発酵乾燥処理装置及び処理法

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JPH0873290A
JPH0873290A JP23595294A JP23595294A JPH0873290A JP H0873290 A JPH0873290 A JP H0873290A JP 23595294 A JP23595294 A JP 23595294A JP 23595294 A JP23595294 A JP 23595294A JP H0873290 A JPH0873290 A JP H0873290A
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JP
Japan
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fermentation tank
fermentation
organic waste
raw material
drying
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JP23595294A
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Iwao Kishi
岩夫 岸
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KISHI ENG KK
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機廃物を発酵タンク内に所望時間滞留させ
て良好な好気的発酵条件下で発酵乾燥できる発酵乾燥装
置を提供する。 【構成】 横設した回転自在の発酵タンク1の内周面に
螺旋状の送り羽根14を設ける一方、該発酵タンク1の
中心軸上に該発酵タンク1とは別個に回転自在の中空回
転軸13を設けると共に該中空回転軸13の外周にその
長さ方向に、前記の螺旋状の送り羽根14とは螺旋方向
が反対の螺旋状の反転送り羽根15を設け、更に該中空
回転軸13にその長さ方向に多数の空気吹出孔23を配
設すると共に該中空回転軸13の貫通突出部に、エアブ
ロア装置26を備えた送風管24を接続し、該発酵タン
ク1の後端の開口部16にシールボックス47を気密に
設け、該シールボックス47を介して該発酵タンク1へ
の原料の投入と排気と製品の排出を行うようにした有機
廃物の発酵乾燥装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機廃物の発酵乾燥処
理装置及び処理法に関する。
【0002】
【従来の技術並びに発明が解決しようとする課題】従
来、家畜の糞尿を発酵乾燥し、堆肥とする処理するに
は、一般に50〜100メートルにも及ぶ極めて糞尿堆
積用ピットをコンクリートにより構築し、該ピット上に
設けた軌道上に撹拌機を備えた台車を往復走行させる極
めて大規模な家畜用糞尿の発酵乾燥設備は公知である。
しかし乍ら、かゝる設備は、ピットの構築、その他設備
作業に相当の時間を要し、相当な設備費がかゝるばかり
でなく、その運転中には、発酵乾燥処理中の高熱の糞尿
堆積層を走行台車の撹拌機による撹拌により、水蒸気、
アンモニアなどの分解ガスを含む臭気のあるガス霧が立
ち昇り、その屋舎内に放散し、作業環境を悪化する不都
合をもたらす。一方、小規模な発酵乾燥装置として、縦
型コンポや横型キルンのタンク内発酵装置が公知である
が、いずれも原料をその処理装置内を一定時間で通過さ
せるだけであるため、家畜糞尿は、発酵乾燥の不充分な
まゝ排出口から出してしまい、良好な堆肥が得られない
嫌いがある。また、家畜糞尿の投入に当たり、その都
度、オガ屑などの水分調整材を該原料に添加し、発酵に
適した含有水分に調整しているので、作業が煩わしく、
また水分調整材の消費量が増大し、コストの増大をもた
らす。従って、このような従来の家畜糞尿の発酵乾燥装
置の不都合を解消することが望まれる。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の従来技
術の不都合を解消し得られ、家畜の糞尿ばかりでなく、
その他の有機汚泥を含む下水の浄化処理、脱水、乾燥、
焼却などの処理に代わり、簡便に各種の食品産業、外食
産業、家庭などから出る各種の全ての有機廃物を充分に
発酵乾燥処理でき、嵩高の減少した堆肥として生産し得
られ、各種の有機廃物の発酵乾燥処理装置を提供するも
ので、回転自在に横設され内周面にその略全長に亘り螺
旋状の送り羽根を設けた発酵タンクと、該発酵タンク内
に、該発酵タンクとは別個に回転自在に設けた中空回転
軸とを設けると共に該中空回転軸の外周にその略全長に
亘り、発酵タンク内に設けた前記の送り羽根と反対方向
に螺旋状の反転送り羽根を設け、更に該中空回転軸の周
壁にその長さ方向に多数の空気吹出孔を穿設すると共
に、該中空回転軸の一端を該発酵タンクの一端閉塞壁を
貫通して外部に突出する貫通突出部に、エアブロア装置
を備えた送風管を接続する一方、該発酵タンクの他端の
開口部の外側に隣接して該開口部を気密に囲繞するシー
ルボックスを設け、該シールボックスを介して有機廃物
原料の該発酵タンク内への供給と、該発酵タンク内に発
生するガスの排気と、発酵乾燥生産物の排出とを行うよ
うにしたことを特徴とする。
【0004】
【作用】該発酵タンクと該中空回転軸とを同一方向に回
転させれば、該発酵タンク内に投入された所定量の有機
廃物原料は、該発酵タンクの内周面に設けた螺旋状の送
り羽根により前方へ移送され、その発酵タンクの後端に
おいて、該中空回転軸の外周に設けられている螺旋状の
反転送り羽根により該原料を反転させ前方へ移送され、
その前端部に移送された原料は、再び該発酵タンクの螺
旋状の送り羽根により再び前方へ移送され、その前端部
で、再び該中空回転軸の反転送り羽根により反転され、
後方へ送られることが繰り返され、原料の切り返し撹拌
を発酵乾燥を完了するまで行うことができる。一方、こ
の間、該送風管より空気が該中空回転軸の中空部に流入
し、その周壁に配設された多数の空気吹出孔より吹き出
させることにより、原料中に混在する好気的細菌による
原料の好気的発酵が良好に行われ、同時に、原料に含有
する水分の除去が行われる。かくして、好気的に高温発
酵が行われる。一方、有機廃物の発酵分解過程で発生す
るアンモニアその他の臭気、水蒸気を含むガス霧は、密
閉発酵タンク内に閉じ込められるので、発酵タンクの周
辺に放散し作業環境を悪化することが防止される。その
ガス霧は、該発酵タンクの開口部を介して隣接のシール
ボックス内に排出され、これに設けた排気口からこれに
接続される排気管を通じて、所定の水槽、活性炭などの
脱臭剤層から成る脱臭装置に導入されるようにする。か
くして、発酵乾燥処理により、家畜の糞尿その他の有機
汚泥などの水分を80〜90%含む有機廃物の場合は、
水分20%程度に乾燥した当初の原料の4分の1位に減
量した堆肥として生産されるので、該発酵タンクと中空
回転軸を停めた後、該発酵タンクを逆回転させ、該シー
ルボックスの排出口を開けて外部にその生産物、即ち堆
肥を取出す。
【0005】該シールボックスは、該シールボックスを
気密に貫通し先端部が該発酵タンクの後端の開口部を介
して該発酵タンク内に先端部を臨ませた原料投入コンベ
ア装置と、排気筒に連結する排気口と、開閉蓋を備えた
製品排出口とを設けることにより、発酵タンクを回転さ
せ乍ら、所望量の原料を該原料投入コンベア装置により
投入することができ、周囲の環境を良好に保ち、原料の
発酵乾燥処理を行うことができ、処理後の生産物は、該
発酵タンクの回転により該蓋を開け製品排出口から取出
すことができ、該発酵タンクの該開口部は、原料投入、
ガス霧の排気及び製品取出しの通路として兼用でき便利
である。
【0006】尚、該発酵タンクの外側に、原料受槽と該
原料受槽から立上がる立上がりスクリューコンベアと該
立上がりスクリューコンベアから横方向に原料投入コン
ベア装置のスクリューコンベアの上方まで延びる横引き
スクリューコンベアとを備えることにより、原料受槽に
用意した有機廃物や水分調整資材の原料を、立上がりス
クリューコンベアと横引きスクリューコンベアを介して
該原料投入コンベア装置のスクリューコンベアに供給す
ることができる。
【0007】この場合、該発酵タンクは、円筒状容器の
両端を円錐状とすることにより、その両端部において内
部の原料の反転、切り返しを促進することができる。
【0008】また、該発酵タンクは、その金属製筒壁の
外面に断熱材を介して合成樹脂成形被覆板を具備するこ
とにより、保温を良好にし、高熱発酵を良好に確保する
ことができる。
【0009】更に、該送風管の外端にエアブロア装置を
設け、該送風管の途中にエアヒータ室を介在せしめるこ
とにより、空気を加熱した熱風を原料中に吹き込むこと
により、好気的細菌による高温発酵と水分乾燥を促進で
き、発酵乾燥処理時間を短縮できる。
【0010】また、該中空回転軸の外周面にこれに配設
した空気吹出孔の外面に少許のエアスペースを存して屈
曲板を被覆固設することにより、各吹出孔に原料が詰ま
ることなく良好な空気の吹き出しを確保できる。
【0011】また、該発酵タンクの前端壁の内面に、該
前端壁を貫通する該中空回転軸の外周に放射状に反転羽
根を配設するときは、該反転羽根により、発酵タンクに
より前方へ移送された原料の反転が促進される。
【0012】尚、該中空回転軸の外周に設けた螺旋状の
反転送り羽根を、その長さ方向に螺旋状の方向に適当な
間隔を存して突設した腕部材を介して設け、該反転送り
羽根と該中空回転軸との間にスペースを該スペースを介
して設けたので、原料の移送を円滑に行うことができ
る。
【0013】また、該中空回転軸の内端を該発酵タンク
の内周面から中心に向かって延びる支持桟に軸受を介し
て回転自在に支持せしめたので、該支持桟間の空間を通
して原料の移送を邪げることなく、該中空回転軸の内端
を回転自在に支持できる。
【0014】尚、該シールボックスから延びる排気筒を
脱臭装置に接続することにより、ガス霧中の臭気を除去
できる。
【0015】更に、本発明によれば、上記の発酵乾燥処
理装置を構成する構成部材を共通1個の基台上に設けた
ユニット式とした場合は、トラックに載せ所定の設置場
所へ搬送し、発酵乾燥装置を一挙に簡単に設置すること
ができ、比較的小規模な簡易な有機廃物処理に使用し便
利である。
【0016】本発明の装置を用いて、所定量の有機廃物
の発酵乾燥処理を終了した後、その生産物の一部を発酵
タンク内に残してその大部分を取り出した後、次の新し
く処理すべき有機廃物原料を、水分調整資材を添加して
水分調整を行うことなく直ちに該発酵タンクに投入し、
回転することによりその発酵タンクに残留せしめた発酵
乾燥物と混ざるので、原料の水分調整を行うことができ
る。また、該新しく処理すべき有機廃物に好気的細菌が
存しない場合には、その残留物は種菌として利用するこ
とができ、原料投入前に、新たに水分調整材や種菌を混
ぜる手間が省ける。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図面で1は、鋼製などの金属製の円筒状回転
ドラム式の発酵タンクを示す。該発酵タンク1は、搬送
可能で簡便に使用できる比較的小型のものとしては、例
えば、全長約6m、内径約1.9m、容量15m3 を有
するものに構成する。該発酵タンク1は、直接、設置現
場に据付けるようにしても良いが、次のように、該発酵
タンク1の他に本発明の装置の種々の構成部材を1つの
共通の基台に組付けて搬送可能なユニット式装置を構成
することにより、これを所定の設置場所に搬送し、現場
に搬入しコンクリート基礎床面にその共通基台を据付け
ることにより、所定の現場に一挙に本発明装置の設置が
簡単に得られるようにすることができ便利である。
【0018】以下は、そのユニット式の本発明の装置を
構成する場合につき詳述する。発酵タンク1を主体と
し、その他の本発明の構成部材を共通に具備せしめるた
めの共通1個の鋼製などの金属製基台2を用意し、先ず
発酵タンク1を該基台3上に次のように回転自在に横設
する。即ち、該基台2の前部及び後部の左右に夫々一対
の取付部2a,2a,2b,2bに、夫々回転用受台3
をその前後一対の取付台3aでボルトナットにより取付
け、その夫々の取付台3a,3aの軸受を介して回転自
在に軸架された受ローラ3b上に、該発酵タンク1の中
間の円形胴部の前後をこれらの前後左右の受台3の該受
ローラ3b,3b,3b,3b上に載置し、該発酵タン
ク1を横設した。該発酵タンク1は、前記の前部の左右
の受ローラ3b,3b及び後部の左右の受ローラ3b,
3bに対応する位置には、その全周面に受ローラ3b,
3bと当接する肉厚の鋼製などの金属製の環状帯4,4
を固設する。4a,4aは、各環状帯4を両側から挟持
固定する同質の材料から成る環状保持枠を示す。
【0019】該発酵タンク1の回転ドラムの中間には、
全周面に断面L字状の環状の金属製スプロケット取付用
基板5aを環状の金属製帯5bを介して溶接により固設
し、その固定用基板5aの立上がり板部の側面に環状ス
プロケット6を多数のボルトナット5c,5c,…によ
り取付ける一方、該基台2の取付部2cに取付けたモー
タ取付用機台2c′上に該発酵タンク1の1側に位置し
て可逆回転可能ギャード駆動用モータ7を取付け、該モ
ータ7の駆動軸に固設したスプロケットホイール8と前
記の発酵タンク1に設けた環状スプロケット6との間に
チェーン9を掛け渡す。かくして、このギャードモータ
7の駆動により、該発酵タンク1を原料の発酵乾燥作業
時は、例えば1回転/5〜10分で回転するようにし、
発酵乾燥生産物、即ち製品の排出時には、1〜2r.
p.m.で逆回転せしめるようにする。10は、該ギャ
ードモータ7のスプロケットホイール8と該発酵タンク
1の環状スプロケット6との間のチェーン9を下面から
支持するガイドロールを示す。
【0020】該発酵タンク1は、上記のように、円筒状
回転ドラムとするが、図示の例では、中間を円筒状の胴
部1aとし、その前後を円錐状筒部1b,1cとし、該
前側の円錐状筒部1bの開口部11は、その口縁鍔部1
1aを、環状パッキング11bを介して、中心の貫通孔
12に中空回転軸13の貫通部を貫通せしめた前端閉塞
壁1dで閉塞し、その周縁をボルト結着して気密に閉塞
した。本発明によれば、該発酵タンク1は、その回転ド
ラムの内周面は、全長に亘り所望のピッチで且つ所望の
高さの螺旋状の送り羽根14を設ける一方、その中心軸
上に該前端閉塞壁1dの貫通孔12を気密に貫通する前
記の中空回転軸13は、該発酵タンク1の中間胴部1a
の略終わる所まで延びる。その中空回転軸13の外周に
全長に亘り、前記の発酵タンク1の内周面の送りとは反
対の送りとなる螺旋状の反転送り羽根15を設け、該発
酵タンク1と該中空回転軸13とを同一方向に回転せし
めるときは、該発酵タンク1の後端の開口部16を介し
て投入される原料は、該発酵タンク1の内周面の螺旋状
の送り羽根14により前方へ移送され、その閉塞壁1d
側において中心の中空回転軸13に設けた螺旋状の反転
送り羽根15により後方へ移送され、その後端側におい
て、該発酵タンク1の内周面の螺旋状の送り羽根14に
より再び前方へ移送せしめられ、以下同様にして該発酵
タンク1内に滞留した状態で所望の発酵乾燥が完了する
までの所望時間、前後移送の繰り返しによる切り返し撹
拌を行うようにすることができる。螺旋状の送り羽根1
4は、例えば6mm厚さの鋼製から成り、高さ200m
m、ピッチは300mmとする。また、螺旋状の反転送
り羽根15は、例えば同様に鋼製から成り、ピッチは3
50mm、外径720mmとする。
【0021】該中空回転軸13は、該発酵タンク1の前
端閉塞壁1dの中心の貫通孔12を貫通し外部に突出す
るその貫通突出部は、その貫通孔12の周縁外面に固設
した環状取付座に取付けた軸受17を介在させて回転自
在に支持される。18は、該貫通孔12と該中空回転軸
13の貫通部との間をシールする環状パッキングを示
す。一方、該中空回転軸13の内端は、該発酵タンク1
の中間胴部1aの内周面に一端を溶接により固定され、
横断方向に差し渡してその両端を溶接により固定した複
数本の鋼製の支持桟19の中心に取付けた鋼製取付用基
板20に取付けた軸受21とその中心から前方に延びる
連結用固定ピン22を介して連結し、且つ回転自在に支
持されるようにした。
【0022】更に、本発明によれば、該中空回転軸13
の周壁に且つその長さ方向に多数の空気吹出孔23,2
3,…を穿設すると共に、該中空回転軸13の貫通突出
部13aの後端に送風管24の先端部をロータリージョ
イント25を介して連結し、該送風管24の基部は、共
通基台2の取付部2dにボルトナットにより取付けたエ
アブロア装置26に連通接続する。該中空回転軸13の
貫通突出部13aの外周面にスプロケットホイール27
を固設し、該共通基台2の取付部2eにボルトナットに
より取付けた可逆ギャードモータ28の駆動軸に、前記
のスプロケットホイール27に対向してスプロケットホ
イール29を固設し、両スプロケットホイール27,2
9間に、チェーン30を掛け渡し、該ギャードモータ2
8の駆動により該中間回転軸13を所望の回転速度で正
転又は逆転せしめるようにした。このように、該中空回
転軸13に多数の空気吹出孔23,23,…を設けたの
で、該エアブロア装置26のブロアーを駆動し、空気を
送風管24を介して強制的に該中空回転軸13の中空部
内に送り込み、これらの空気吹出孔23,23,…より
発酵タンク1内に吹き出すようにすることにより、該発
酵タンク1内の有機廃物に含まれる好気性細菌の発酵を
良好に行わせることができる。
【0023】尚、該送風管24の途中には、シーズヒー
タなどのエアヒータ31を内蔵したエアヒータ筐32を
介在させ、該エアブロア装置26より外部から流入する
空気を加熱し、所望の温度の熱風として中空回転軸13
の空気吹出孔23,23,…より発酵タンク1内に吹出
させるときは、有機廃物の水分の蒸発を促進させると共
に、好気的細菌による高温発酵を促進し、発酵乾燥時間
の短縮をもたらす。33は、各シーズヒータ31の外部
接続端子34に共通に接続した接続線の入力端子を示
し、該入力端子33,33は、スイッチ35を介し外部
電源36に接続している。
【0024】該中空回転軸13に穿設した空気吹出孔2
3,23,…は、その全長に亘り配設しても良いが、空
気の流入側から回転軸13の中間部位までに配設すれば
足りる。尚、該回転軸13の外周面には、各該空気吹出
孔23の前方に少許のエアスペース37を存せしめて該
吹出孔23を跨いで断面三角形の山形などの任意の形状
の金属製の屈曲板38を溶接により結着して、該吹出孔
23を被覆するようにすることが好ましく、これによ
り、該孔23に有機廃物の処理中に有機廃物の粒子が詰
まることを防止し、円滑な空気の吹き出しを確保するこ
とができる。
【0025】該中空回転軸13の外周に設けられる螺旋
状の反転送り羽根15は、該回転軸13の外周面に直接
設けるようにしても良いが、図示の実施例のように、そ
の回転軸13の周面に、その長さ方向に螺旋状の軌跡上
に所定の間隔を存して多数の金属製の腕部材39,3
9,…を溶接して突設し、これらの腕部材39,39,
…の先端に螺旋状の反転送り羽根15を溶接により取付
けることが好ましく、これにより、回転軸13と反転送
り羽根15との間に、スペース40,40,…を存せし
めることにより、反転移送される原料にこれらのスペー
ス40,40,…を介し通風を与えることができ有利で
ある。
【0026】尚、該発酵タンク1の回転により移送され
る原料の反転を促進するため、図示のように、該発酵タ
ンク1の前端閉塞壁1dの内周面には、その中心の中空
回転軸13の周囲に、多数の反転用羽根41,41,…
を放射状に配設し、突設することが好ましい。図示の例
では、該前端閉塞壁1dの内周面に環状の鋼製の膨出基
台42を溶接し、その基台42上に4個の断面三角形の
鋼製の反転用羽根41,41,…を等間隔に溶接して突
設したものであり、該発酵タンク1の回転と共に回転
し、原料に後方への切り返し反転を促進するようにし
た。
【0027】更に、該発酵タンク1の円筒状中間胴部1
a及びその前後端の円錐状筒壁1b,1cとから成る鋼
製などの金属製の筒壁43の外周面には、グラスウール
無機又は有機繊維、発泡プラスチック板などの適宜厚さ
の断熱材層44を介して、合成樹脂製の成形被覆板45
を被覆結着することが好ましく、これにより、発酵タン
ク1中の原料有機廃物の発酵乾燥処理中に発生する熱が
外部へ放散を防止し、良好な高温発酵を確保するに役立
つ。図示の例では、半割りのR.F.P製の成形被覆板
45,45を該発酵タンク1の筒壁43の上半部及び下
半部にグラスウールの断熱材層44を介して上下から冠
せてその上下の半円筒状の各成形被覆板の左右の各固定
用突板縁45a,45aを合掌させ、その合掌部を所定
の間隔を存して、ボルトナットなどの結着具46,4
6,…で結着して該発酵タンク1の該金属製筒壁43に
成形被覆板45を被包固定した。
【0028】更に、本発明によれば、該発酵タンク1の
後端の開口部16の外側には、該開口部16の外周を気
密に囲繞して隣接して設けたシールボックス47と該シ
ールボックス47を気密に貫通し且つ該開口部16を介
し発酵タンク1内にスクリューコンベア48aの先端部
48bを臨ませて原料投入コンベア装置48とを設け
る。これを更に詳述する。
【0029】該シールボックス47は、直方形の筐体か
ら成り、その前壁47aの中央部に設けた円形口部47
bを該発酵タンク1の開口部16の円筒状口縁16aの
外周面に嵌合し、その円形口部47bを囲繞する前壁4
7aの外周面に該円筒状口縁16aの外周に嵌めた環状
パッキング49を介して構成の環状固定枠板50を当
て、この状態で円周上に所定の間隔で、ボルトナットか
ら成る結着具51,51,…により該開口部16の円筒
上口縁16aの外周面とこれに嵌合した該シールボック
ス47の前壁47aの円形口部47bの周縁との間の気
密性を確保するべくシール結着する。該シールボックス
47は、前記の共通基台2の鋼製の原料投入コンベア装
置用架台取付部2fにボルトナットなどの結着具で取付
けた原料投入コンベア装置用架台52から前方に水平に
突出せしめた左右一対の鋼製の固定用腕枠53,53
に、該シールボックス47の左右の側壁に水平に固設し
た鋼製の取付枠54,54を重ね、ボルトナットから成
る結着具55,55で結着し、かくして、該シールボッ
クス47を該左右一対の固定用腕枠53,53に固設し
た。
【0030】該シールボックス47の頂壁47cには、
排気口56を設け、通常、排気口56は鍔を備えた筒状
排気口とし、これに所望の長さの排気筒57を気密に取
付けるようにし、長手の該排気筒57の先端は、図示し
ないが、水槽や活性炭などの脱臭剤を収容した脱臭槽な
どから成る脱臭装置(図示しない)に連結するようにす
る。また、該シールボックス47の底面は、有機廃物の
発酵乾燥処理を完了した生産物、即ち堆肥製品を排出す
る製品排出口58を設け、該排出口58に蓋59を開閉
自在に具備せしめた。図示の例では、シールボックス4
7の底部の排出口58を囲繞する方形の囲壁の前後壁面
から水平に突出する受枠60,60の前後に対向して板
状の蓋59を摺動嵌合する凹溝61,61を設け、該嵌
合用凹溝61,61に2枚の該板状の蓋59,59を左
右から嵌合してつき合わせ該排出口58を2枚の蓋5
9,59で原料処理中は閉塞し、製品排出時は、仮想線
のように矢示の方向に引き抜き得るようにした。59a
は、蓋板の外端に設けた手掛けを示す。尚、該製品排出
口58の下面には、方形筒状のシュート62を付設する
ことが好ましい。この場合、該シュート62は、その上
端の前後に取付用枠62a,62aを設け、該枠板62
a,62aを、その上面の製品排出口58の囲壁の前後
の受枠60a,60aに長手の介在板63,63を夫々
介して重ねて、これらの重合板部をボルトナットの結着
具64により結着し、その中間に介在する介在板63,
63の内側に前記の嵌合用凹溝61,61が形成される
ようにした。
【0031】更に、該シールボックス47には、その後
壁47dの中心に挿通孔47eを設け、該挿通孔47e
に該原料投入コンベア装置用架台52上に載置し取付け
た原料投入コンベア装置48のコンベア本体、即ち、ス
クリューコンベア48aを囲繞する円筒壁とから成る筒
状先端部48bを嵌合挿通し、該挿通孔47eに挿通し
た該原料投入コンベア装置48の該先端部48bの外周
面を囲繞し且つ後壁47dの外面に当てて跨がり環状パ
ッキング65を施し、その上面に環状の鋼製の固定枠板
66を重ね、ボルトナットから成る結着具67により締
付け、該後壁47dの挿通孔47eとこれに挿通された
該原料投入コンベア装置48の先端部48bとの間の環
状空隙を気密に閉塞した。
【0032】該架台52に載置された該原料投入コンベ
ア装置48は、そのスクリューコンベア48aを囲繞し
且つ上面を解放した長手の保護筐48cの前後に配設し
た左右に延びる固定基板48d,48dを介し、ボルト
ナットにより架台52に固設し、その保護筐48cの前
端から先方に延びる該円筒状先端部48bの先端は、発
酵タンク1の開口部16を挿通し、その発酵タンク1の
内部空間に臨ませるように挿入した。該原料投入コンベ
ア装置48のスクリューコンベア48aは、該保護筐4
8cから円筒状先端部48aまでに亘り延びるスクリュ
ーコンベア48aから成り、そのスクリューコンベア4
8aの後端は、該保護筐48cの後端壁にベアリングを
介して支承された中間の連結軸48eを介して該保護筐
48cの上面の後端部に設けたモータ取付用基台48f
を設け、これに取付けたギャードモータ68の駆動軸に
固設したスプロケットホイール69と、前記の連結軸4
8eの外端に固設したスプロケットホイール70との間
にチェーン71を掛け渡し、該ギャードモータ68の駆
動により、該スクリューコンベア本体48aを所望の回
転速度で回転させ、外部から供給された原料を該発酵タ
ンク1内に移送投入するようにした。
【0033】該原料投入コンベア装置48の該保護筐4
8c内には、外部から発酵乾燥処理すべき所望の有機廃
物を例えば、次のように供給される。原料供給装置は、
該発酵タンク1の外側の敷地に設けた原料受槽72とそ
の底部から傾め上方に延び、支柱73により支持された
立上がりスクリューコンベア74と該立上がりスクリュ
ーコンベア74の上部の落し口74aの下方に延びる落
し口シュート74bを介して連通し、発酵タンク1の方
向に水平に且つ前記の原料投入コンベア装置48のスク
リューコンベア48a内蔵の保護筐48cの上方を直交
して延びる横引きスクリューコンベア75と該横引きス
クリューコンベア75と該横引きスクリューコンベア7
5の下面の落し口から下方に延び、その下方の原料投入
スクリューコンベア48a内蔵の保護筐48cの上面開
口48gに連通開口する落し口シュート75aとから成
る。該立上がりスクリューコンベア74をその上端に設
けたギャードモータ76により回転させ、該原料受槽7
2内の有機廃物又は水分調整資材から成る原料を上方へ
移送し、該横引きスクリューコンベア75へ連続的に落
下させ、該横引きスクリューコンベア75の一端に設け
たギャードモータ77により該横引きスクリューコンベ
ア75を回転させて、前記の立上がりスクリューコンベ
ア74から落下してくる原料を連続的に前方へ送り、そ
の落し口シュート74aより下方のスクリューコンベア
48a内蔵の保護筐48c内に連続的に供給する。かく
して、供給された原料は、前記のギャードモータ68に
より原料投入コンベア装置48のスクリューコンベア4
8aを回転させて原料を連続的に発酵タンク1内に投入
するようにした。
【0034】更に、前記の基台2の取付部2gに製品搬
送コンベア用架台75をボルトナットなどにより固設
し、その上面に、製品搬送コンベア79を該シールボッ
クス47の製品排出口58の下方に位置せしめて側方に
延びるように載置する。図示の製品搬送コンベア79
は、これを保持するフレーム79aと該フレーム79a
の一端に具備したギャードモータ79bと該モータ79
bにより駆動される無端ベルトコンベア79cと該無端
ベルトコンベア79cの上、下走行部を下面から支承す
る長さ方向に間隔存して前後に配設された複数対のキャ
リアローラ79dとリターンローラ79eとから成る。
該製品搬送コンベア79は、必要に応じ、該架台78に
連結金具80に連結固定することができる。
【0035】尚、該発酵タンク1の中間胴部1aの一部
には、保守、点検用のマンホール81を設けても良い。
該マンホール81は、その外周の口縁の鍔部に環状パッ
キングを介してマンホール蓋82を施し、その周縁部を
ボルトナットの結着具83で結着する。該マンホール蓋
82の上面にも、図示しないが、断熱材層を介して円形
キャップ状の成形被覆板を接着剤などにより被覆固定し
ても良い。
【0036】このように、共通1個の基台2上に、本発
明の発酵乾燥装置を組付けたユニット式とする。その重
量は、搬送可能な程度であり、例えば7t前後とする。
かくして、これをその生産工場からトラックにより所望
の施工現場まで搬送し、その基台2を所定の敷地内に据
付けるだけで、一挙に発酵乾燥装置に必要な構成設備を
夫々の所定の位置に配設することができ便利である。本
発明の発酵乾燥装置は、勿論上記のユニット式に限定す
るものではなく、発酵タンク、その他の構成設備の個々
を直接現場で据付けて、要求される規模の発酵乾燥装置
を設置するようにしても良いことは勿論である。
【0037】図示の実施例を用いて、各種の有機廃物の
発酵乾燥処理、換言すれば、発酵堆肥化処理ができる
が、有機廃物の1例として家畜糞尿を用いてこれを発酵
乾燥処理する方法につき説明する。容量15m3 の該発
酵タンク1と該中空回転軸13とを同一方向に回転させ
る。該発酵タンク1の回転速度は例えば5〜10分/1
回転とし、該中空回転軸13の回転速度は例えば8〜3
2回転/分とする。該原料受槽69内に用意した約10
3 の量の水分約85%含有のスラリー状の糞尿を、該
立上がりスクリューコンベア74及び該横引きスクリュ
ーコンベア75を介して、該原料投入コンベア装置48
のスクリューコンベア48a上に落下供給し、ギャード
モータ68により回転されるスクリューコンベア48a
により前記の回転する該発酵タンク1内に投入する。次
に、該原料受槽72内に、水分調整資材を前記の糞尿の
10〜30重量%を投入し、直ちにこれを同様に前記の
スクリューコンベア74,75,48aを介して該発酵
タンク1内に投入する。水分調整資材としては、オガク
ズ、モミガラ、米ヌカなどが用いられる。この実施例で
は、オガクズを用いた。投入された糞尿と水分調整資材
の全体の容量は、通常該発酵タンク1の容量の約7〜8
割程度とする。かくして、回転する該発酵タンク1内で
糞尿は水分調整資材により発酵に適した水分含有量の混
合物原料となる。水分の調整された原料は、該発酵タン
ク1の内周面の螺旋状送り羽根14で前方へ移送され、
その前端に達したとき、回転する該中空回転軸13上の
螺旋状反転送り羽根15により原料は反転され後方へ移
送され、発酵タンク1の後端に達したとき、発酵タンク
1の螺旋状送り羽根14により再び前方へ移送され、か
くして、所望の発酵乾燥が完了するまで、発酵タンク内
に原料を滞留させて切り返し撹拌を行うことができる。
尚、この間、発酵タンク1の回転により、その前端閉塞
壁1dの内周面に配設した放射状の反転用羽根41が回
転するので、該原料の反転を増進せしめることができ
る。
【0038】一方、前記の原料の投入の開始と同時に、
エアブロア装置26を始動すると共に、エアヒータ筐3
2内のエアヒータ31により空気を加熱してその熱風を
送風管24を介して該中空回転軸13の中空部に強制的
に流入させ、その周壁に配設した多数の空気吹出孔2
3,23,…より吹出させ、原料中に通気すると同時
に、その熱風で加熱し、原料中に含まれる好気的細菌の
原料に対する好気的発酵作用を促進すると同時に、原料
の発酵による分解と含有水分の蒸発による乾燥を促進せ
しめることが好ましい。かくして、品温が60℃位に昇
温するまで熱風による通気を継続し、60℃程度に達し
たとき、加熱電源を切り、常温の送風による通気に切り
換え好気的発酵を良好に維持する。通常、例えば1〜3
3 /分の空気量で流入せしめる。かくして、爾後は、
切り返し撹拌される原料の好気的細菌による高温発酵が
迅速且つ良好に行われる。この高温発酵中に発生するア
ンモニア、その他の分解ガス及び蒸発水分の混じるガス
霧は、発酵タンク1の開口部16の前方に気密に隣接し
たシールボックス47を介してその上方の排気口56か
ら排気筒57内に排出されるので、発酵乾燥処理中に、
発酵タンク1外周のガス霧による作業環境の悪化が防止
される。かくして、発酵による原料の分解が充分に進
み、水分が20%程度の堆肥となるまで、上記の切り返
し撹拌と通気を行う。このようにして、密閉発酵タンク
1内で所要時間発酵乾燥を行うときは、水分含有量20
%程度に乾燥した且つ嵩が著しく減少した堆肥が生産さ
れる。かくして、上記の発酵乾燥処理終了後は、該シー
ルボックス47の底面の製品排出口58の蓋59を開
け、該発酵タンク1と該中空回転軸13の回転を止めた
後、該発酵タンク1を逆回転させる。そのときの回転速
度は、例えば1〜2回転/分とする。かくして、逆回転
される螺旋状の送り羽14により、製品堆肥は、該発酵
タンク1の開口部16よりシールボックス47内に送り
出され、その底面の製品排出口58よりシュート62に
導かれてその下方の製品搬送コンベア79を介して側方
へ取出される。10m3 の糞尿を良好な堆肥とするまで
の発酵乾燥処理時間は、2日間程度ですんだ。また、上
記から明らかなように、該発酵タンク1の開口部16
は、原料の投入用、ガス霧の排出用、製品の取出し用の
通路を兼ねる。
【0039】第2回目の糞尿の回分処理を行うには、初
回で得られた堆肥を発酵タンク1から全部排出しないで
その一部を、水分調整資材として発酵タンク1内に残し
ておくことが好ましい。その結果、第2回目の発酵乾燥
による堆肥化処理に当たっては、新たにオガクズなどの
水分調整資材を該原料受槽72内に用意する作業の面倒
を省くことができると同時に、水分調整資材の節約をも
たらす。一般に、該発酵タンク1内に残す堆肥量は、水
分含有量が80〜90%のスラリー状の有機廃物の水分
をその混合により50〜65%の水分含有量とするに適
した量とすることが好ましい。
【0040】本発明の上記装置を用いて発酵乾燥処理す
る有機廃物としては、勿論、家畜糞尿に限定されるもの
でなく、し尿、下水汚泥、し尿や各種の食品の製造過程
や調理過程で排出される有機汚泥の浄化槽、消化浄など
で浄化処理したものを分離して得られたスラッジ、醸造
において排出する酒カスやビール粕、豆腐や豆乳の加工
で副生するオカラ、その他乳製品、水産練製品、漬物製
造など、畜産、水産、農産物の各種食品、嗜好品などの
製造、調理過程で廃棄処分される各種の有機廃物、外食
産業、病院、学校、家庭から廃棄される茶殻、コーヒー
カス、残飯、調理加工廃物などの各種の有機廃物などの
堆肥化処理に適用される。従来の汚泥物は、浄化処理
後、そのスラッジは、脱水、乾燥処理を経て焼却処理さ
れるか、河川に流されるか、その他の有機廃物もそのま
ゝ埋立地などに廃棄するなどの無駄と汚染公害の問題を
もたらしていた。而もこのような脱水、乾燥処理や焼却
処理には相当の手間と費用を要した。然るに、本発明の
装置は、これらの有機廃物の処理を行うに適し、これを
直ちに発酵乾燥処理することにより、嵩高を著しく減少
して有用な堆肥として生産できるので有利である。特
に、ユニット式を用いれば、夫々の有機廃物を生ずる現
場に簡単に設置して、独自に有機廃物の堆肥化処理を行
うことができ、便利であり、廃棄処分に要するコストの
無駄をなくし、汚染公害の問題も経済的且つ安易に解消
できる。
【0041】尚、本発明の装置により、有機廃物を処理
するに当たり、有機廃物中に好気的発酵せしめるEM菌
などの好気的細菌が不足している場合には、前記の発酵
タンク内に、処理すべき量の有機廃物に対し1〜3割程
度の堆肥を残留させて、この中に含まれる好気的細菌を
種菌として利用することができる。或いは、市販されて
いる生ゴミを分解する各種の好気性細菌を種菌として添
加して発酵させる必要がある。又、野菜、果実などの調
理加工において生ずる廃棄物の場合は、皮、芯、種など
発酵処理に不適なものは、磨砕機や粉砕機で細砕した
後、発酵タンク内に投入することにより良好な発酵が行
われる。
【0042】
【発明の効果】このように本発明の有機廃物の発酵乾燥
装置は、横設された回転自在の発酵タンクの内周面に螺
旋状の送り羽根を設ける一方、その内部に中空回転軸を
設けると共に、その軸に前記の送り羽根とは送り方向が
反対となる螺旋状の反転送り羽根を設けたので、該発酵
タンク内に投入した有機廃物を該発酵タンク内に所望時
間滞留させて切り返し撹拌することができる。更に、該
中空回転軸に多数の空気吹出孔を穿設し、該中空回転軸
の外端に送風管を接続し、該送風管に接続したエアブロ
ア装置を作動して、上記の原料の切り返し撹拌の間、外
部の空気を該中空回転軸の中空部に強制的に流入させ、
その外周壁の多数の空気吹出孔より吹出させるようにし
たので、有機廃物の好気的細菌による高温発酵と分解物
の乾燥を良好に行うことができ、この場合、該送風管に
エアヒータを介在させるときは、適時空気を加熱して熱
風として吹き込めるので、有機廃物の発酵、乾燥を増進
できる。また、該発酵タンクの金属製筒壁外周面に、断
熱材層を介して合成樹脂成形板により被覆することによ
り、外部への熱の放散が防止され、高温発酵を良好に維
持できる。また、本発明によれば、該発酵タンクの後端
の開口部の外側に、該開口部を気密に囲繞被覆するシー
ルボックスを設け、原料投入コンベア装置のコンベアを
該シールボックスの後壁を気密に挿通させ、その先端部
を該発酵タンクの該開口部内に臨ませたので、該発酵タ
ンクを回転させ乍ら所望量の有機廃物を投入できる効果
をもたらす。更に、本発明によれば、該シールボックス
に排気筒を取付けた排気口と開閉蓋を備えた製品排出口
を設けたので、発酵タンク内に有機廃物の発酵過程で発
生するガスや蒸発する水分を含むガス霧は、該開口部を
気密に閉塞する該シールボックスにより外部に漏出せ
ず、作業環境の悪化が防止でき、該排気筒の先端に脱臭
装置を接続することにより臭気を除去できる一方、発酵
乾燥を終了して得られた発酵生産物は、該発酵タンクを
逆回転させることにより、該開口部を介し該シールボッ
クスの製品排出口より外部に取出すことができる。ま
た、本発明の上記の発酵タンクを主体とした関連の構成
部材を、1つの共通の基第上に配設した搬送可能なユニ
ット式の有機廃物の発酵乾燥装置とするときは、所望の
場所に搬送し、一挙に発酵乾燥装置を据付けることがで
き便利である。かくして、本発明の上記装置によれば、
家畜糞尿、し尿、下水浄化処理物などの泥状有機廃物、
食品産業で排気される各種の有機物を比較的短時間に処
理して堆肥化でき、廃棄処理物の問題や下線の汚染を解
消できる。更に本発明によれば、上記の装置により、一
端堆肥を生産した後は、その一部を発酵タンク内に残す
ことにより、その後の回分処理において、新しい有機廃
物を発酵タンクに投入し回転させることにより有機廃物
の水分の調整を行うことができる。また、有機廃物によ
っては、予め細砕した後、発酵タンク内に投入すること
により、均質な発酵、乾燥を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)】外部の原料供給コンベアと接続させた本
発明の実施の1例の発酵乾燥装置を備えた施設全体の正
面図。
【図1(b)】その一部の拡大裁断側面図。
【図2】図1(a)示の施設全体の背面図。
【図3】図1(a)示の施設全体の平面図。
【図4】図1(a)示の施設全体の後端面図。
【図5】本発明の実施の1例のユニット式の発酵乾燥装
置の共通基台の平面図。
【図6】ユニット式の発酵乾燥装置の一部を裁除した正
面図。
【図7】該発酵乾燥装置の平面図。
【図8】図6のVIII−VIII線裁断面図。
【図9】該発酵乾燥装置の前部の拡大縦断面図
【図10】図7のX−X線裁断面図。
【図11】エアヒータの詳細な拡大側面図。
【図12(a)】中空回転軸の一部の拡大正面図。
【図12(b)】図12(a)示の縦断面図。
【図13】図6のXIII−XIII線裁断面図。
【図14】該発酵乾燥装置の発酵タンクの胴部の一部の
拡大縦断面図。
【図15】該発酵乾燥装置の後部の拡大縦断面図。
【図16】図15のXVI−XVI線裁断面図。
【図17】図16のXVII−XVII線裁断面図。
【図18】図17のXVIII−XVIII線裁断面
図。
【符号の説明】
1 発酵タンク 2 共通基台 6 環状スプロケット 7 モータ 9 チェーン 13 中空回転
軸 13a 貫通突出部 14 螺旋状の
送り羽根 15 螺旋状の反転送り羽根 16 開口部 23 空気吹出孔 24 送風管 26 エアブロア装置 27 スプロケ
ット 28 モータ 30 チェーン 31 エアヒータ 37 エアスペ
ース 38 屈曲板 39 腕部材 40 スペース 41 反転用羽
根 43 金属製筒壁 44 断熱材層 45 成形被覆板 47 シールボ
ックス 48 原料投入コンベア装置 48a スクリ
ューコンベア 52 原料投入コンベア装置用架台 56 排気口 57 排気筒 58 製品排出
口 59 蓋 69 原料受槽 74 立上がりスクリューコンベア 75 横引きス
クリューコンベア 79 製品搬送コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C05F 7/00 301 F 7537−4H 17/00 7537−4H 17/02 7537−4H

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に横設され内周面にその略全長
    に亘り螺旋状の送り羽根を設けた発酵タンクと、該発酵
    タンク内に、該発酵タンクとは別個に回転自在に設けた
    中空回転軸とを設けると共に該中空回転軸の外周にその
    略全長に亘り、発酵タンク内に設けた前記の送り羽根と
    反対方向に螺旋状の反転送り羽根を設け、更に該中空回
    転軸の周壁にその長さ方向に多数の空気吹出孔を穿設す
    ると共に、該中空回転軸の一端を該発酵タンクの一端閉
    塞壁を貫通して外部に突出する貫通突出部に、エアブロ
    ア装置を備えた送風管を接続する一方、該発酵タンクの
    他端の開口部の外側に隣接して該開口部を気密に囲繞す
    るシールボックスを設け、該シールボックスを介して有
    機廃物原料の該発酵タンク内への供給と、該発酵タンク
    内に発生するガスの排気と、発酵乾燥生産物の排出とを
    行うようにしたことを特徴とする有機廃物の発酵乾燥処
    理装置。
  2. 【請求項2】 該シールボックスは、該シールボックス
    を気密に貫通し先端部が該発酵タンクの後端の開口部を
    介して該発酵タンク内に先端部を臨ませた原料投入コン
    ベア装置と、排気筒に連結する排気口と、開閉蓋を備え
    た製品排出口とを設けて成る有機廃物の発酵乾燥処理装
    置。
  3. 【請求項3】 該発酵タンクの外側に、原料受槽と該原
    料受槽から立上がる立上がりスクリューコンベアと該立
    上がりスクリューコンベアから横方向に原料投入コンベ
    ア装置のスクリューコンベアの上方まで延びる横引きス
    クリューコンベアとを備えて成る有機廃物の発酵乾燥処
    理装置。
  4. 【請求項4】 該発酵タンクは、円筒状容器の両端部を
    円錐状に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1つに記載の有機廃物の発酵乾燥処理装置。
  5. 【請求項5】 該発酵タンクは、該金属製容器の金属筒
    壁の外面を断熱材層を介して合成樹脂成形被覆板で被覆
    したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記
    載の有機廃物の発酵乾燥処理装置。
  6. 【請求項6】 該送風管の基端側にエアブロア装置を設
    けると共に、該送風管の途中にエアヒータを介在せしめ
    たことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載
    の有機廃物の発酵乾燥処理装置。
  7. 【請求項7】 該中空の回転軸の外周面に、これに穿設
    した多数の空気吹出孔の外面に少許のスペースを存して
    屈曲被覆板を固設したことを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか1つに記載の有機廃物の発酵乾燥処理装置。
  8. 【請求項8】 該発酵タンクの前端閉塞壁の内面に、該
    前端閉塞壁を貫通する該中空回転軸の外周に放射状に反
    転羽根を配設したことを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか1つに記載の有機廃物の発酵乾燥処理装置。
  9. 【請求項9】 該中空回転軸の外周に設けた螺旋状の反
    転送り羽根は、該中空回転軸の周壁面からその長さ方向
    に螺旋状の方向に適当な間隔を存して突設した腕部材を
    介して設け、該中空回転軸と該反転送り羽根との間にス
    ペースを配設したことを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか1つに記載の有機廃物の発酵乾燥処理装置。
  10. 【請求項10】 該中空回転軸の内端は、該発酵タンク
    の内周面から中心に向かい延びる支持桟に軸受を介して
    回転自在に支持されて成ることを特徴とする請求項1〜
    9のいずれか1つに記載の有機廃物の発酵乾燥処理装
    置。
  11. 【請求項11】 該シールボックスから延びる該排気筒
    は脱臭装置に接続するようにしたことを特徴とする請求
    項1〜10のいずれか1つに記載の有機廃物の発酵乾燥
    処理装置。
  12. 【請求項12】 1つの金属製基台上に、該基台面の前
    後左右に配設した受ローラーを介して回転自在に載置さ
    れ、且つ長さ方向に螺旋状の反転送り用羽根と多数の空
    気吹出孔を穿設とを設けた中心軸線上に延びる中空回転
    軸を内蔵し、且つ内周面に長さ方向に螺旋状の送り羽根
    を設けた円筒状回転ドラムから成る発酵タンクと;該発
    酵タンクを駆動回転せしめる正逆ギャードモータと;該
    中空回転軸を回転せしめる正逆ギャードモータと;該中
    空回転軸の貫通部突出部に接続し且つ中間にエアヒータ
    ー室を介在された送風管の基部に接続されるエアブロア
    装置と;該発酵タンクの開口部の外側に気密に隣接した
    シールボックスを貫通し、発酵タンクの開口部内に先端
    部を導入させ且つ基端に駆動用モータを備えた原料投入
    コンベア装置を支持する原料投入コンベア装置用架台と
    該シールボックスの下方に製品搬送コンベアを支持する
    製品搬送コンベア用架台とを夫々設けて成るユニット式
    の有機廃物の発酵乾燥処理装置。
  13. 【請求項13】 該発酵タンクと該中空回転軸とを回転
    させて発酵タンク内に投入した所定量の原料を撹拌する
    一方、該中空回転軸を介して発酵タンク内に熱風を吹き
    込み、原料が所定温度に昇温した後は熱風の吹込みを止
    め、次に常温の送風に切替えることを特徴とする有機廃
    物の発酵乾燥処理法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜12のいずれか1つに記載
    の発酵乾燥処理装置を使用し、所定量の有機廃物の発酵
    乾燥処理を終了した後、その生産物を、その一部を該発
    酵タンク内に残して、外部に排出させた後、新しいスラ
    リー状の有機廃物を所定量投入し、該発酵タンク内に残
    した生産物と混合せしめるようにしたことを特徴とする
    有機廃物の発酵乾燥処理法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜12のいずれか1つに記載
    の発酵乾燥処理装置を使用するに当たり、有機廃物原料
    は、予め細砕処理した後、発酵タンク内に投入すること
    を特徴とする処理法。
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