JPH1177002A - 廃棄物処理方法及び装置 - Google Patents
廃棄物処理方法及び装置Info
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- JPH1177002A JPH1177002A JP9244172A JP24417297A JPH1177002A JP H1177002 A JPH1177002 A JP H1177002A JP 9244172 A JP9244172 A JP 9244172A JP 24417297 A JP24417297 A JP 24417297A JP H1177002 A JPH1177002 A JP H1177002A
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- JP
- Japan
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- organic waste
- compost
- waste
- fermentation
- weight
- Prior art date
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/141—Feedstock
- Y02P20/145—Feedstock the feedstock being materials of biological origin
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 脱水ケーキ等の有機性廃棄物をコンポスト化
する処理を自動制御により効率よく行う。 【解決手段】 発酵槽a(缶体)を架台bに固定して、
発酵槽aを架台bと共にコモンベースc上に配置する。
コモンベースc上に制御盤d及びダスト除去装置eを配
置する。架台bとコモンベースcの間に、制御盤dに接
続されたロードセルfを配置する。制御盤dで、ロード
セルfにより発酵槽aと架台bの部分の総重量を検出す
る。制御盤dの制御により、廃棄物供給管5から発酵槽
a内に有機性廃棄物を供給する。ロードセルfによる検
出重量が投入量設定値になったら供給を停止する。制御
盤dの制御により、発酵槽aの温度を制御するとともに
有機性廃棄物の撹拌を行って発酵処理を行う。ロードセ
ルfによる検出重量がコンポスト量設定値になったら発
酵処理を停止する。シャッタ装置21でコンポスト排出
口20を開放してコンポストを回収する。
する処理を自動制御により効率よく行う。 【解決手段】 発酵槽a(缶体)を架台bに固定して、
発酵槽aを架台bと共にコモンベースc上に配置する。
コモンベースc上に制御盤d及びダスト除去装置eを配
置する。架台bとコモンベースcの間に、制御盤dに接
続されたロードセルfを配置する。制御盤dで、ロード
セルfにより発酵槽aと架台bの部分の総重量を検出す
る。制御盤dの制御により、廃棄物供給管5から発酵槽
a内に有機性廃棄物を供給する。ロードセルfによる検
出重量が投入量設定値になったら供給を停止する。制御
盤dの制御により、発酵槽aの温度を制御するとともに
有機性廃棄物の撹拌を行って発酵処理を行う。ロードセ
ルfによる検出重量がコンポスト量設定値になったら発
酵処理を停止する。シャッタ装置21でコンポスト排出
口20を開放してコンポストを回収する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機性廃棄物を発
酵処理してコンポストに再生する処理を効率よく行うよ
うにした廃棄物処理方法及び廃棄物処理装置に関する。
酵処理してコンポストに再生する処理を効率よく行うよ
うにした廃棄物処理方法及び廃棄物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生活排水汚泥、し尿汚泥、畜糞な
どの汚泥の処理をする方法として、汚泥脱水設備におい
て汚泥から水分をある程度除去して脱水ケーキとして回
収し、この脱水ケーキは一部を焼却したり、脱水ケーキ
に発酵処理を施して土壌改良材等に再生するコンポスト
化の処理を行うようにしている。
どの汚泥の処理をする方法として、汚泥脱水設備におい
て汚泥から水分をある程度除去して脱水ケーキとして回
収し、この脱水ケーキは一部を焼却したり、脱水ケーキ
に発酵処理を施して土壌改良材等に再生するコンポスト
化の処理を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、都市あるいは
農村などからは前記のような汚泥が多量に発生するの
で、上記のようなコンポスト化処理を行う従来の装置で
は、処理能力、設置台数共に未だ不足しており、コンポ
スト化の処理を効率よく行えるシステムが要求されてい
る。本発明は、脱水ケーキ等の有機性廃棄物に発酵処理
を施してコンポスト化する処理を効率よく行えるように
することを課題とする。
農村などからは前記のような汚泥が多量に発生するの
で、上記のようなコンポスト化処理を行う従来の装置で
は、処理能力、設置台数共に未だ不足しており、コンポ
スト化の処理を効率よく行えるシステムが要求されてい
る。本発明は、脱水ケーキ等の有機性廃棄物に発酵処理
を施してコンポスト化する処理を効率よく行えるように
することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明の請求項1記載の廃棄物処理方法は、
有機性廃棄物を発酵菌と共に缶体内に収容して発酵処理
を行うことで該有機性廃棄物をコンポストにする廃棄物
処理方法であって、少なくとも前記缶体全体を含む部位
の重量を検出しながら、該検出重量が予め設定された投
入量設定値になるまで前記有機性廃棄物を前記缶体に供
給し、その後、該検出重量が予め設定されたコンポスト
量設定値になるまで前記発酵処理を行い、その後、缶体
内のコンポストを回収するようにしたことを特徴とす
る。
めになした本発明の請求項1記載の廃棄物処理方法は、
有機性廃棄物を発酵菌と共に缶体内に収容して発酵処理
を行うことで該有機性廃棄物をコンポストにする廃棄物
処理方法であって、少なくとも前記缶体全体を含む部位
の重量を検出しながら、該検出重量が予め設定された投
入量設定値になるまで前記有機性廃棄物を前記缶体に供
給し、その後、該検出重量が予め設定されたコンポスト
量設定値になるまで前記発酵処理を行い、その後、缶体
内のコンポストを回収するようにしたことを特徴とす
る。
【0005】また、本発明の請求項3記載の廃棄物処理
装置は、有機性廃棄物を発酵菌と共に缶体内に収容して
発酵処理を行うことで該有機性廃棄物をコンポストにす
る廃棄物処理装置であって、前記缶体に前記有機性廃棄
物を供給する有機性廃棄物供給手段と、少なくとも前記
缶体全体を含む部位の重量を検出する重量検出手段と、
前記缶体から前記コンポストを回収するコンポスト回収
手段と、前記重量検出手段で検出される検出重量に基づ
いて、前記有機性廃棄物供給手段による供給制御、前記
発酵処理の制御及び前記コンポスト回収手段による回収
制御を行う制御手段とを備え、前記缶体に有機性廃棄物
を供給して、前記検出重量が予め設定された投入量設定
値になったことにより該有機性廃棄物の供給を停止し、
前記発酵処理を行って、前記検出重量が予め設定された
コンポスト量設定値になったことにより該発酵処理を終
了し、該缶体内のコンポストを回収するようにしたこと
を特徴とする。
装置は、有機性廃棄物を発酵菌と共に缶体内に収容して
発酵処理を行うことで該有機性廃棄物をコンポストにす
る廃棄物処理装置であって、前記缶体に前記有機性廃棄
物を供給する有機性廃棄物供給手段と、少なくとも前記
缶体全体を含む部位の重量を検出する重量検出手段と、
前記缶体から前記コンポストを回収するコンポスト回収
手段と、前記重量検出手段で検出される検出重量に基づ
いて、前記有機性廃棄物供給手段による供給制御、前記
発酵処理の制御及び前記コンポスト回収手段による回収
制御を行う制御手段とを備え、前記缶体に有機性廃棄物
を供給して、前記検出重量が予め設定された投入量設定
値になったことにより該有機性廃棄物の供給を停止し、
前記発酵処理を行って、前記検出重量が予め設定された
コンポスト量設定値になったことにより該発酵処理を終
了し、該缶体内のコンポストを回収するようにしたこと
を特徴とする。
【0006】有機性廃棄物が発酵してコンポストになる
と重量が減少するが、このコンポストになったときの重
量は発酵前の有機性廃棄物の重量で決まる。そこで、本
発明においては、予め決められた投入量設定値になるま
で有機性廃棄物を缶体に供給し、予め決められたコンポ
スト量設定値になるまで発酵処理を行い、コンポスト量
設定値になったら缶体内のコンポストを回収する。これ
により、投入量設定値とコンポスト設定値を設定してお
くだけで、自動制御により有機性廃棄物の処理を効率よ
く行うことができる。
と重量が減少するが、このコンポストになったときの重
量は発酵前の有機性廃棄物の重量で決まる。そこで、本
発明においては、予め決められた投入量設定値になるま
で有機性廃棄物を缶体に供給し、予め決められたコンポ
スト量設定値になるまで発酵処理を行い、コンポスト量
設定値になったら缶体内のコンポストを回収する。これ
により、投入量設定値とコンポスト設定値を設定してお
くだけで、自動制御により有機性廃棄物の処理を効率よ
く行うことができる。
【0007】なお、請求項2及び請求項4のように、缶
体内の温度調節を行いながら該缶体内の有機性廃棄物を
撹拌することで前記発酵処理を行うようにすると、発酵
処理の効率もよくなり、有機性廃棄物の処理全体の効率
がさらによくなる。
体内の温度調節を行いながら該缶体内の有機性廃棄物を
撹拌することで前記発酵処理を行うようにすると、発酵
処理の効率もよくなり、有機性廃棄物の処理全体の効率
がさらによくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の
形態の廃棄物処理装置を用いた廃棄物処理システムのブ
ロック図である。脱水機Aはベルト式の脱水機であり、
汚泥をベルト状の濾布の上に供給してこの濾布と共に汚
泥を移動し、濾布を通して汚泥の水分を吸引する真空脱
水、一対の回転ローラで圧搾して水分を搾る圧搾脱水等
を行う。この脱水機Aで脱水された汚泥は脱水ケーキと
なり、搬出コンベアBに供給される。搬出コンベアBで
搬出される脱水ケーキは粉粒体供給装置Cにより粉粒状
にされてケーキホッパDに供給され、このケーキホッパ
Dに蓄積された脱水ケーキは廃棄物処理装置Eに供給さ
れる。また、種菌供給装置Fからは発酵菌が廃棄物処理
装置Eに供給される。
いて図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の
形態の廃棄物処理装置を用いた廃棄物処理システムのブ
ロック図である。脱水機Aはベルト式の脱水機であり、
汚泥をベルト状の濾布の上に供給してこの濾布と共に汚
泥を移動し、濾布を通して汚泥の水分を吸引する真空脱
水、一対の回転ローラで圧搾して水分を搾る圧搾脱水等
を行う。この脱水機Aで脱水された汚泥は脱水ケーキと
なり、搬出コンベアBに供給される。搬出コンベアBで
搬出される脱水ケーキは粉粒体供給装置Cにより粉粒状
にされてケーキホッパDに供給され、このケーキホッパ
Dに蓄積された脱水ケーキは廃棄物処理装置Eに供給さ
れる。また、種菌供給装置Fからは発酵菌が廃棄物処理
装置Eに供給される。
【0009】図4は廃棄物処理装置Eの外観を示す斜視
図、図5は廃棄物処理装置Eの要部を示す縦断面図、図
6は同廃棄物処理装置Eにおける回転軸に取り付けられ
た撹拌羽根及び空気放出管を示す正面図、図7は図6の
平面図である。
図、図5は廃棄物処理装置Eの要部を示す縦断面図、図
6は同廃棄物処理装置Eにおける回転軸に取り付けられ
た撹拌羽根及び空気放出管を示す正面図、図7は図6の
平面図である。
【0010】図4に示したように、廃棄物処理装置E
は、缶体としての発酵槽aを架台bに固定して、この発
酵槽aを架台bと共にコモンベースc上に配置し、さら
に、このコモンベースc上に制御盤d及びダスト除去装
置eを配置した構成になっている。また、架台bとコモ
ンベースcの間には、重量検出手段として制御盤dに接
続されたロードセルfが配置され、制御盤dはこのロー
ドセルfにより発酵槽aと架台bの部分の総重量を検出
する。すなわち、このロードセルfで、少なくとも発酵
槽a(缶体)を含む部位の重量を検出するように構成さ
れている。
は、缶体としての発酵槽aを架台bに固定して、この発
酵槽aを架台bと共にコモンベースc上に配置し、さら
に、このコモンベースc上に制御盤d及びダスト除去装
置eを配置した構成になっている。また、架台bとコモ
ンベースcの間には、重量検出手段として制御盤dに接
続されたロードセルfが配置され、制御盤dはこのロー
ドセルfにより発酵槽aと架台bの部分の総重量を検出
する。すなわち、このロードセルfで、少なくとも発酵
槽a(缶体)を含む部位の重量を検出するように構成さ
れている。
【0011】図5に示したように、廃棄物醗酵処理装置
Eの架台bは、下部板2と、下部板2の上に立設された
側壁3と、側壁3の上端に固着された上部板4により構
成されており、下部板2の端部にロードセルfが配設さ
れている。
Eの架台bは、下部板2と、下部板2の上に立設された
側壁3と、側壁3の上端に固着された上部板4により構
成されており、下部板2の端部にロードセルfが配設さ
れている。
【0012】架台bの上部板4に取り付けられた発酵槽
aは、円筒状の周壁7の上端及び下端を上壁8及び底壁
9により閉塞して構成され、発酵槽aの内部には外部か
ら密閉された廃棄物処理空間10が形成されている。周
壁7の外周面に設けられた外側壁11と周壁7との間に
は保温材12が配され、底壁9の外底面に設けられた外
側底壁13と底壁9との間には保温材14が配され、廃
棄物処理空間10が外気によって冷却されないようにな
っている。
aは、円筒状の周壁7の上端及び下端を上壁8及び底壁
9により閉塞して構成され、発酵槽aの内部には外部か
ら密閉された廃棄物処理空間10が形成されている。周
壁7の外周面に設けられた外側壁11と周壁7との間に
は保温材12が配され、底壁9の外底面に設けられた外
側底壁13と底壁9との間には保温材14が配され、廃
棄物処理空間10が外気によって冷却されないようにな
っている。
【0013】発酵槽aの上壁8には有機性廃棄物を投入
する廃棄物投入口15が設けられており、この廃棄物投
入口15には廃棄物供給管5が接続されている。この廃
棄物供給管5は架台bに配設されたモーノポンプ6(図
5参照)に連結されており、モーノポンプモータ1を駆
動するとモーノポンプ6が作動し、前記ケーキホッパD
に蓄積されている脱水ケーキすなわち有機性廃棄物が、
廃棄物供給管5を介して発酵槽aに供給される。このよ
うに、この実施例では、廃棄物供給管5、モーノポンプ
6及びモーノポンプモータ1で有機性廃棄物供給手段が
構成されている。また、発酵槽aの上壁8には、水分を
供給する補給水管の取り付け座となる給水口16、廃棄
物処理空間10に発生したガスをダスト除去装置eに排
除するための煙突17が設けられている。
する廃棄物投入口15が設けられており、この廃棄物投
入口15には廃棄物供給管5が接続されている。この廃
棄物供給管5は架台bに配設されたモーノポンプ6(図
5参照)に連結されており、モーノポンプモータ1を駆
動するとモーノポンプ6が作動し、前記ケーキホッパD
に蓄積されている脱水ケーキすなわち有機性廃棄物が、
廃棄物供給管5を介して発酵槽aに供給される。このよ
うに、この実施例では、廃棄物供給管5、モーノポンプ
6及びモーノポンプモータ1で有機性廃棄物供給手段が
構成されている。また、発酵槽aの上壁8には、水分を
供給する補給水管の取り付け座となる給水口16、廃棄
物処理空間10に発生したガスをダスト除去装置eに排
除するための煙突17が設けられている。
【0014】さらに、上壁8は開閉蓋18を備えてお
り、この開閉蓋18はシリンダで構成された開閉装置1
9により開閉され、閉じた状態ではロック装置19aに
よりロックされる。なお、開閉蓋18は、半自動で発酵
処理を行う際に有機性廃棄物を発酵槽a内に投入すると
きに開閉するものである。
り、この開閉蓋18はシリンダで構成された開閉装置1
9により開閉され、閉じた状態ではロック装置19aに
よりロックされる。なお、開閉蓋18は、半自動で発酵
処理を行う際に有機性廃棄物を発酵槽a内に投入すると
きに開閉するものである。
【0015】発酵槽aの周壁7の一部(図5において左
側)には、コンポストを排出するためのコンポスト排出
口20が形成されるとともに、このコンポスト排出口2
0の位置にシュート61が配設されている。このシュー
ト61の下部には、コンポストを回収するための回収コ
ンベア62と、回収コンベア62を駆動するための回収
コンベアモータ63が配設されている。また、コンポス
ト排出口20とシュート61との間にはコンポスト排出
口20を開閉するシャッタ装置21が設けられている
(図4,図5参照)。
側)には、コンポストを排出するためのコンポスト排出
口20が形成されるとともに、このコンポスト排出口2
0の位置にシュート61が配設されている。このシュー
ト61の下部には、コンポストを回収するための回収コ
ンベア62と、回収コンベア62を駆動するための回収
コンベアモータ63が配設されている。また、コンポス
ト排出口20とシュート61との間にはコンポスト排出
口20を開閉するシャッタ装置21が設けられている
(図4,図5参照)。
【0016】架台bの上部板4の下面には軸受22が取
り付けられており、架台bの上部板4及び発酵槽aの底
壁9を貫通する孔に挿入される縦型の回転軸23が軸受
22に回転可能に支承されている。また、架台bの下部
板2の上には、回動駆動源である主軸モータ24と、主
軸モータ24の出力軸に連結された減速機25が設置さ
れ、減速機25の出力軸に固着された鎖車26と、回転
軸23に固着された鎖車27との間にチェン28が巻回
されている(図5参照)。したがって、主軸モータ24
が回転すると、回転軸23が低速回転する。
り付けられており、架台bの上部板4及び発酵槽aの底
壁9を貫通する孔に挿入される縦型の回転軸23が軸受
22に回転可能に支承されている。また、架台bの下部
板2の上には、回動駆動源である主軸モータ24と、主
軸モータ24の出力軸に連結された減速機25が設置さ
れ、減速機25の出力軸に固着された鎖車26と、回転
軸23に固着された鎖車27との間にチェン28が巻回
されている(図5参照)。したがって、主軸モータ24
が回転すると、回転軸23が低速回転する。
【0017】回転軸23には、発酵槽aの底壁9の上面
に近い位置に、2分割型のボス29がねじ30により締
着され、ボス29はキー31によりスリップ防止され、
ボス29に設けられた下部撹拌羽根32は底壁9の上面
に接近し、下部撹拌羽根32の先端は周壁7の内面に接
近している(図6,図7参照)。さらに、この下部撹拌
羽根32は、回転軸23が回転したときに底壁9近傍の
有機性廃棄物及び醗酵菌を上方に押し上げる傾斜面を構
成している。
に近い位置に、2分割型のボス29がねじ30により締
着され、ボス29はキー31によりスリップ防止され、
ボス29に設けられた下部撹拌羽根32は底壁9の上面
に接近し、下部撹拌羽根32の先端は周壁7の内面に接
近している(図6,図7参照)。さらに、この下部撹拌
羽根32は、回転軸23が回転したときに底壁9近傍の
有機性廃棄物及び醗酵菌を上方に押し上げる傾斜面を構
成している。
【0018】また、回転軸23には、下部撹拌羽根32
の上方に間隔片33(図5参照)が取り付けられ、間隔
片33の上には、上部撹拌羽根34を有し回転軸23に
締着される2分割型のボス35が積み重ねられている。
上部撹拌羽根34は、下部撹拌羽根32と同様に、有機
性廃棄物及醗酵菌を上方に向けて撹拌して暴気し、好気
性の醗酵菌の活動を促進するものである。
の上方に間隔片33(図5参照)が取り付けられ、間隔
片33の上には、上部撹拌羽根34を有し回転軸23に
締着される2分割型のボス35が積み重ねられている。
上部撹拌羽根34は、下部撹拌羽根32と同様に、有機
性廃棄物及醗酵菌を上方に向けて撹拌して暴気し、好気
性の醗酵菌の活動を促進するものである。
【0019】回転軸23には下端面に開口する有底の中
空孔36が設けられ、中空孔36は回転軸23の下端面
に固着されたロータリジョイント37に連通されている
(図5参照)。また、中空孔36には、回転軸23の外
周面に開口する2つの枝管路42が設けられ、枝管路4
2の先端にそれぞれフランジ43が設けられ、フランジ
43には、次に述べる空気放出管44に設けられた接続
管48のフランジ49がねじ50により組付られている
(図9参照)。
空孔36が設けられ、中空孔36は回転軸23の下端面
に固着されたロータリジョイント37に連通されている
(図5参照)。また、中空孔36には、回転軸23の外
周面に開口する2つの枝管路42が設けられ、枝管路4
2の先端にそれぞれフランジ43が設けられ、フランジ
43には、次に述べる空気放出管44に設けられた接続
管48のフランジ49がねじ50により組付られている
(図9参照)。
【0020】空気放出管44は、接続管48を有する小
径環状管45と、小径環状管45に接続する中径環状管
46及び大径環状管47によって構成されている(図
7,図9参照)。3つの環状管45,46,47は、4
つの円弧状管から着脱可能に組み立てられ、回転軸23
に対してほぼ同心に、且つ、底壁9の上面にほぼ接触し
た状態に配設され、下部撹拌羽根32に取り付けられて
いる(図6,図7参照)。また、環状管45,46,4
7のそれぞれの円弧状管には、底壁9に向けて開口する
多数の噴出孔54が設けられている(図8参照)。
径環状管45と、小径環状管45に接続する中径環状管
46及び大径環状管47によって構成されている(図
7,図9参照)。3つの環状管45,46,47は、4
つの円弧状管から着脱可能に組み立てられ、回転軸23
に対してほぼ同心に、且つ、底壁9の上面にほぼ接触し
た状態に配設され、下部撹拌羽根32に取り付けられて
いる(図6,図7参照)。また、環状管45,46,4
7のそれぞれの円弧状管には、底壁9に向けて開口する
多数の噴出孔54が設けられている(図8参照)。
【0021】小径環状管45は、それぞれ2組の円弧状
管45a,円弧状管45bにより着脱自在に組立られて
いる(図7参照)。円弧状管45aは、中空孔36に連
通する上記の接続管48と、下部撹拌羽根32に固着さ
れる接続管51を有している(図7参照)。
管45a,円弧状管45bにより着脱自在に組立られて
いる(図7参照)。円弧状管45aは、中空孔36に連
通する上記の接続管48と、下部撹拌羽根32に固着さ
れる接続管51を有している(図7参照)。
【0022】円弧状管45a,45bは、それぞれ両端
にフランジ52,を有し、円弧状管45a,45bは、
互いのフランジ53,52をねじ止めすることによって
連結されている。接続管51にそれぞれ連通する中径環
状管46及び大径環状管47は、小径環状管45と同様
に、それぞれ4つの円弧状管によって着脱自在に組立ら
れている(図7参照)。
にフランジ52,を有し、円弧状管45a,45bは、
互いのフランジ53,52をねじ止めすることによって
連結されている。接続管51にそれぞれ連通する中径環
状管46及び大径環状管47は、小径環状管45と同様
に、それぞれ4つの円弧状管によって着脱自在に組立ら
れている(図7参照)。
【0023】したがって、下部撹拌羽根32が低速回転
しながら底壁9上の廃棄物及び好気性の醗酵菌を撹拌す
るときに、中空孔36に供給されたエアーが、下部撹拌
羽根32と一体となって回転する小径環状管45,中径
環状管46及び大径環状管47の各噴出孔54より底壁
9に向けて放出され、廃棄物及び好気性の醗酵菌を充分
に暴気し、更に、上部撹拌羽根34によって撹拌される
廃棄物及び好気性の醗酵菌にもエアーが供給される。
しながら底壁9上の廃棄物及び好気性の醗酵菌を撹拌す
るときに、中空孔36に供給されたエアーが、下部撹拌
羽根32と一体となって回転する小径環状管45,中径
環状管46及び大径環状管47の各噴出孔54より底壁
9に向けて放出され、廃棄物及び好気性の醗酵菌を充分
に暴気し、更に、上部撹拌羽根34によって撹拌される
廃棄物及び好気性の醗酵菌にもエアーが供給される。
【0024】なお、この廃棄物処理装置の開発途上で
は、図10に示すように、噴出孔54を有する空気放出
管54′を底壁9に固定し、下部撹拌羽根32′には空
気放出管54′との干渉を避ける凹部55を設けたが、
廃棄物の中に混在する不純物(例えばスプーン等)が凹
部55と空気放出管54′との間に挟まる等の問題があ
ったので、これを解消するために、空気放出管44を下
部撹拌羽根32と共に回転するようにした。
は、図10に示すように、噴出孔54を有する空気放出
管54′を底壁9に固定し、下部撹拌羽根32′には空
気放出管54′との干渉を避ける凹部55を設けたが、
廃棄物の中に混在する不純物(例えばスプーン等)が凹
部55と空気放出管54′との間に挟まる等の問題があ
ったので、これを解消するために、空気放出管44を下
部撹拌羽根32と共に回転するようにした。
【0025】また、以上のように構成された実施例の廃
棄物処理装置Eによれば、図5に示すように、回転軸2
3を縦軸として発酵槽aを縦型にしているので架台bの
上部板4を占有する面積が小さくなり、さらに、架台b
の上部板4にヒータ41を、下部板2に主軸モータ24
及び減速機25をコンパクトに配置したので、廃棄物処
理装置を小型化することができ、設置する際の輸送並び
に設置作業が容易になった。
棄物処理装置Eによれば、図5に示すように、回転軸2
3を縦軸として発酵槽aを縦型にしているので架台bの
上部板4を占有する面積が小さくなり、さらに、架台b
の上部板4にヒータ41を、下部板2に主軸モータ24
及び減速機25をコンパクトに配置したので、廃棄物処
理装置を小型化することができ、設置する際の輸送並び
に設置作業が容易になった。
【0026】以上の廃棄物処理装置の運転に際しては、
本格的な発酵処理を行う前に次のような前処理を行う。
先ず、発酵槽aの底壁9の上に有機性廃棄物と有機物の
醗酵分解に適した醗酵菌とを入れておき、回転軸23を
低速回転させながらブロアモータ38から供給する空気
をヒータ41で醗酵菌を活性化する温度に加熱してロー
タリジョイント37,中空孔36を経由して空気放出管
44の噴出孔54から放出するようにする。そして、主
軸モータ24を駆動して、下部撹拌羽根32,上部撹拌
羽根34及び空気放出管44を回転軸23と共に回転
し、底壁9の上の有機性廃棄物が上方に向けて撹拌す
る。これにより、3つの環状管45,46,47から放
出されるエアーによりムラなく暴気された醗酵菌が有機
性廃棄物を分解処理しながら増殖し、底壁9の上に菌帯
層が作られる。
本格的な発酵処理を行う前に次のような前処理を行う。
先ず、発酵槽aの底壁9の上に有機性廃棄物と有機物の
醗酵分解に適した醗酵菌とを入れておき、回転軸23を
低速回転させながらブロアモータ38から供給する空気
をヒータ41で醗酵菌を活性化する温度に加熱してロー
タリジョイント37,中空孔36を経由して空気放出管
44の噴出孔54から放出するようにする。そして、主
軸モータ24を駆動して、下部撹拌羽根32,上部撹拌
羽根34及び空気放出管44を回転軸23と共に回転
し、底壁9の上の有機性廃棄物が上方に向けて撹拌す
る。これにより、3つの環状管45,46,47から放
出されるエアーによりムラなく暴気された醗酵菌が有機
性廃棄物を分解処理しながら増殖し、底壁9の上に菌帯
層が作られる。
【0027】なお、ヒータ41は、架台bの上部板4の
上に設けられているので(図5参照)、空気管路40に
空気が供給されないときに、発酵槽a内の有機性廃棄物
から汚水が下方に流出しても、汚水がヒータ41やブロ
アモータ38に逆流する虞はない。
上に設けられているので(図5参照)、空気管路40に
空気が供給されないときに、発酵槽a内の有機性廃棄物
から汚水が下方に流出しても、汚水がヒータ41やブロ
アモータ38に逆流する虞はない。
【0028】以上のように前処理で菌帯層が作られる
と、制御盤dの制御に基づいて、有機性廃棄物の本格的
な醗酵処理を行う。すなわち、モーノポンプモータ1を
駆動して廃棄物供給管5を介して発酵槽aに有機性廃棄
物を補給し、上層部の有機性廃棄物を上部撹拌羽根34
で撹拌して発酵処理を行うが、このとき、発酵槽a内に
設けたセンサにより水分及び温度を検出し、醗酵菌が活
発に活動する水分比(45%〜55%),温度(35°
C〜55°C程度)になるように制御する。有機性廃棄
物は水分比が高いので、有機性廃棄物の投入量によって
水分比を制御し、有機物の醗酵とヒータ41により温度
を制御する。
と、制御盤dの制御に基づいて、有機性廃棄物の本格的
な醗酵処理を行う。すなわち、モーノポンプモータ1を
駆動して廃棄物供給管5を介して発酵槽aに有機性廃棄
物を補給し、上層部の有機性廃棄物を上部撹拌羽根34
で撹拌して発酵処理を行うが、このとき、発酵槽a内に
設けたセンサにより水分及び温度を検出し、醗酵菌が活
発に活動する水分比(45%〜55%),温度(35°
C〜55°C程度)になるように制御する。有機性廃棄
物は水分比が高いので、有機性廃棄物の投入量によって
水分比を制御し、有機物の醗酵とヒータ41により温度
を制御する。
【0029】これらの制御により有機性廃棄物は分解さ
れて炭酸ガスと蒸気を放出し、水分を失って容積の減少
したコンポストになる。このようにコンポストになる
と、シャッタ装置21でコンポスト排出口20を開放し
て、発酵槽a内のコンポストを回収する。すなわち、主
軸モータ24により下部撹拌羽根32を回転させた状態
で、シャッタ装置21によりコンポスト排出口20を開
放すると、コンポストが排出されるので、回収コンベア
モータ63を駆動して回収コンベア62で図示しない回
収箱に回収する。このように、この実施例では、主軸モ
ータ24、下部撹拌羽根32、シャッタ装置21、回収
コンベア62及び回収コンベアモータ63により、コン
ポスト回収手段が構成されている。
れて炭酸ガスと蒸気を放出し、水分を失って容積の減少
したコンポストになる。このようにコンポストになる
と、シャッタ装置21でコンポスト排出口20を開放し
て、発酵槽a内のコンポストを回収する。すなわち、主
軸モータ24により下部撹拌羽根32を回転させた状態
で、シャッタ装置21によりコンポスト排出口20を開
放すると、コンポストが排出されるので、回収コンベア
モータ63を駆動して回収コンベア62で図示しない回
収箱に回収する。このように、この実施例では、主軸モ
ータ24、下部撹拌羽根32、シャッタ装置21、回収
コンベア62及び回収コンベアモータ63により、コン
ポスト回収手段が構成されている。
【0030】なお、実施例の廃棄物処理装置は、醗酵菌
を選択し、下部撹拌羽根32及び上部撹拌羽根34で撹
拌し、空気放出管44の噴出孔54からエアーを供給し
て醗酵菌を活性化し、水分及温度管理を適正の制御する
ことにより極めて効率的に(実際には24時間で)有機
性廃棄物を処理することができた。
を選択し、下部撹拌羽根32及び上部撹拌羽根34で撹
拌し、空気放出管44の噴出孔54からエアーを供給し
て醗酵菌を活性化し、水分及温度管理を適正の制御する
ことにより極めて効率的に(実際には24時間で)有機
性廃棄物を処理することができた。
【0031】以上のように、発酵槽a内の温度調節を行
いながら撹拌することで発酵処理を行う。
いながら撹拌することで発酵処理を行う。
【0032】次に、図2及び図3に基づいて上記発酵処
理を含む廃棄物処理の制御動作について説明する。図2
は廃棄物処理装置Eの要部ブロック図であり、制御盤d
内にはシーケンサ等からなる制御回路100が備えられ
ており、この制御回路100には、ロードセルf、主軸
モータ24、ブロアモータ38、モーノポンプモータ
1、回収コンベアモータ63、シャッタ装置21、ヒー
タ41が接続されている。また、制御回路100には処
理条件等の設定や動作状態の表示等を行うための操作パ
ネル、発酵槽a内の温度等を検出するためのセンサ等が
接続されている。
理を含む廃棄物処理の制御動作について説明する。図2
は廃棄物処理装置Eの要部ブロック図であり、制御盤d
内にはシーケンサ等からなる制御回路100が備えられ
ており、この制御回路100には、ロードセルf、主軸
モータ24、ブロアモータ38、モーノポンプモータ
1、回収コンベアモータ63、シャッタ装置21、ヒー
タ41が接続されている。また、制御回路100には処
理条件等の設定や動作状態の表示等を行うための操作パ
ネル、発酵槽a内の温度等を検出するためのセンサ等が
接続されている。
【0033】図3は制御回路100の制御動作の一例を
説明するタイミングチャートである。図においてロード
セルfの検出重量の段に示したベース菌量W1、コンポ
スト量W2、投入量W3および投入量上限値W4は予め
設定された値であり、制御回路100は、これらの設定
値とロードセルfの検出重量に基づいて制御を行う。先
ず、スイッチ等の操作により、t1で主軸モータ24と
ブロアモータ38を数十パーセントの稼働率で駆動し、
所定時間(T1)が経過すると、ヒータ41を数十パー
セントの出力にするとともにモーノポンプモータ1をO
Nにする(t2)。
説明するタイミングチャートである。図においてロード
セルfの検出重量の段に示したベース菌量W1、コンポ
スト量W2、投入量W3および投入量上限値W4は予め
設定された値であり、制御回路100は、これらの設定
値とロードセルfの検出重量に基づいて制御を行う。先
ず、スイッチ等の操作により、t1で主軸モータ24と
ブロアモータ38を数十パーセントの稼働率で駆動し、
所定時間(T1)が経過すると、ヒータ41を数十パー
セントの出力にするとともにモーノポンプモータ1をO
Nにする(t2)。
【0034】これにより、発酵槽a内に有機性廃棄物が
供給されるので、ロードセルfで検出される検出重量
は、最初はベース菌量W1であったものが、t2〜t3
のように増加する。そして、この検出重量が投入量W3
に達すると(t3)、モーノポンプモータ1をOFFに
して有機性廃棄物の供給を停止し、主軸モータ24とブ
ロアモータ38を100パーセントの稼働率にするとと
もにヒータ41を100パーセントの出力にする。これ
により、発酵処理が開始される。なお、モーノポンプモ
ータ1をOFFにしても検出重量が投入量上限W4に達
した場合は、何らかの異常が発生したものと判断される
ので装置を停止して処理を中止する。
供給されるので、ロードセルfで検出される検出重量
は、最初はベース菌量W1であったものが、t2〜t3
のように増加する。そして、この検出重量が投入量W3
に達すると(t3)、モーノポンプモータ1をOFFに
して有機性廃棄物の供給を停止し、主軸モータ24とブ
ロアモータ38を100パーセントの稼働率にするとと
もにヒータ41を100パーセントの出力にする。これ
により、発酵処理が開始される。なお、モーノポンプモ
ータ1をOFFにしても検出重量が投入量上限W4に達
した場合は、何らかの異常が発生したものと判断される
ので装置を停止して処理を中止する。
【0035】発酵処理の制御では、コンポストの投入量
W3に応じた、予め設定された条件に基づいて制御を行
う。この条件は、発酵槽a内の温度と水分比を調整する
ための条件であり、投入量W3に対応して決められた所
定の設定時間T2,T3,T4に応じてブロアモータ3
8の稼働率とヒータ41の出力を制御することで発酵槽
a内の温度を調整し、また、図には示していないが水分
の供給量を制御することで水分比を調整する。これによ
り有機性廃棄物が発酵して、t3〜t4のようにロード
セルfの検出重量が減少する。
W3に応じた、予め設定された条件に基づいて制御を行
う。この条件は、発酵槽a内の温度と水分比を調整する
ための条件であり、投入量W3に対応して決められた所
定の設定時間T2,T3,T4に応じてブロアモータ3
8の稼働率とヒータ41の出力を制御することで発酵槽
a内の温度を調整し、また、図には示していないが水分
の供給量を制御することで水分比を調整する。これによ
り有機性廃棄物が発酵して、t3〜t4のようにロード
セルfの検出重量が減少する。
【0036】上記のように発酵が進んで、検出重量が、
投入量W3に対応して決められたコンポスト量W2にな
ると(t4)、回収コンベアモータ63をONにすると
ともにヒータ41を切り(出力0パーセント)、所定時
間T5が経過すると、ブロアモータ38を停止させると
ともにコンポスト排出口20を開放する(t5)。これ
により、発酵槽a内のコンポストが排出されてロードセ
ルfの検出重量が減少する。検出重量がベース菌量W1
になると(t6)主軸モータ24を停止し、所定時間T
6が経過するとコンポスト排出口20を閉じる。そし
て、コンポスト排出口20が完全に閉じられると(t
7)、t1と同様に主軸モータ24とブロアモータ38
を駆動して、同様の処理を繰り返す。
投入量W3に対応して決められたコンポスト量W2にな
ると(t4)、回収コンベアモータ63をONにすると
ともにヒータ41を切り(出力0パーセント)、所定時
間T5が経過すると、ブロアモータ38を停止させると
ともにコンポスト排出口20を開放する(t5)。これ
により、発酵槽a内のコンポストが排出されてロードセ
ルfの検出重量が減少する。検出重量がベース菌量W1
になると(t6)主軸モータ24を停止し、所定時間T
6が経過するとコンポスト排出口20を閉じる。そし
て、コンポスト排出口20が完全に閉じられると(t
7)、t1と同様に主軸モータ24とブロアモータ38
を駆動して、同様の処理を繰り返す。
【0037】以上のように、一回に処理する有機性廃棄
物の量すなわち投入量W3と、これに対応するコンポス
ト量W2を設定することにより、ロードセルfの検出重
量に基づいて、有機性廃棄物の供給を自動化できるとと
もに、発酵槽a内の有機性廃棄物がコンポストになった
ところで撹拌や温度制御を止めるなど、発酵処理のタイ
ミング制御を自動化することができる。したがって、有
機性廃棄物の処理を効率よく行うことができる。
物の量すなわち投入量W3と、これに対応するコンポス
ト量W2を設定することにより、ロードセルfの検出重
量に基づいて、有機性廃棄物の供給を自動化できるとと
もに、発酵槽a内の有機性廃棄物がコンポストになった
ところで撹拌や温度制御を止めるなど、発酵処理のタイ
ミング制御を自動化することができる。したがって、有
機性廃棄物の処理を効率よく行うことができる。
【0038】なお、本発明における有機性廃棄物供給手
段、重量検出手段、コンポスト回収手段及び制御手段
は、それぞれ実施例のものに限定されるものではない。
段、重量検出手段、コンポスト回収手段及び制御手段
は、それぞれ実施例のものに限定されるものではない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の廃棄物処理方法または請求項3記載の廃棄物処理装
置によれば、有機性廃棄物を発酵菌と共に缶体内に収容
し、この缶体全体を含む部位の重量を検出しながら、検
出重量が予め設定された投入量設定値になるまで有機性
廃棄物を缶体に供給し、その後、検出重量が予め設定さ
れたコンポスト量設定値になるまで発酵処理を行って、
缶体内のコンポストを回収するようにしたので、投入量
設定値とコンポスト設定値を設定しておくだけで、自動
制御により有機性廃棄物をコンポスト化する処理を効率
よく行うことができる。
載の廃棄物処理方法または請求項3記載の廃棄物処理装
置によれば、有機性廃棄物を発酵菌と共に缶体内に収容
し、この缶体全体を含む部位の重量を検出しながら、検
出重量が予め設定された投入量設定値になるまで有機性
廃棄物を缶体に供給し、その後、検出重量が予め設定さ
れたコンポスト量設定値になるまで発酵処理を行って、
缶体内のコンポストを回収するようにしたので、投入量
設定値とコンポスト設定値を設定しておくだけで、自動
制御により有機性廃棄物をコンポスト化する処理を効率
よく行うことができる。
【0040】なお、請求項2記載の廃棄物処理方法また
は請求項4記載の廃棄物処理装置によれば、缶体内の温
度調節を行いながら有機性廃棄物を撹拌することで発酵
処理を行うようにしたので、発酵処理の効率もよくな
り、有機性廃棄物の処理全体の効率がさらによくなる。
は請求項4記載の廃棄物処理装置によれば、缶体内の温
度調節を行いながら有機性廃棄物を撹拌することで発酵
処理を行うようにしたので、発酵処理の効率もよくな
り、有機性廃棄物の処理全体の効率がさらによくなる。
【図1】本発明の一実施の形態の廃棄物処理装置を用い
た廃棄物処理システムのブロック図である。
た廃棄物処理システムのブロック図である。
【図2】実施例の廃棄物処理装置の要部ブロック図であ
る。
る。
【図3】実施例の制御動作の一例を示すタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図4】実施例の廃棄物処理装置の外観を示す斜視図で
ある。
ある。
【図5】実施例の廃棄物処理装置の要部を示す縦断面図
である。
である。
【図6】実施例の廃棄物処理装置における撹拌羽根及び
空気放出管の正面図である。
空気放出管の正面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】実施例の廃棄物処理装置における環状管の断面
図である。
図である。
【図9】実施例の廃棄物処理装置における接続管の正面
図である。
図である。
【図10】空気放出管を底壁に固定した場合の不具合を
説明する要部正面図である。
説明する要部正面図である。
A 脱水機 B 搬出コンベア E 廃棄物処理装置 a 発酵槽 d 制御盤 f ロードセル 1 モーノモータ 5 廃棄物供給管 15 廃棄物投入口 20 コンポスト排出口 24 主軸モータ 100 制御回路
Claims (4)
- 【請求項1】 有機性廃棄物を発酵菌と共に缶体内に収
容して発酵処理を行うことで該有機性廃棄物をコンポス
トにする廃棄物処理方法であって、 少なくとも前記缶体全体を含む部位の重量を検出しなが
ら、該検出重量が予め設定された投入量設定値になるま
で前記有機性廃棄物を前記缶体に供給し、その後、該検
出重量が予め設定されたコンポスト量設定値になるまで
前記発酵処理を行い、その後、缶体内のコンポストを回
収するようにしたことを特徴とする廃棄物処理方法。 - 【請求項2】 前記缶体内の温度調節を行いながら該缶
体内の前記有機性廃棄物を撹拌することで前記発酵処理
を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の廃棄
物処理方法。 - 【請求項3】 有機性廃棄物を発酵菌と共に缶体内に収
容して発酵処理を行うことで該有機性廃棄物をコンポス
トにする廃棄物処理装置であって、 前記缶体に前記有機性廃棄物を供給する有機性廃棄物供
給手段と、 少なくとも前記缶体全体を含む部位の重量を検出する重
量検出手段と、 前記缶体から前記コンポストを回収するコンポスト回収
手段と、 前記重量検出手段で検出される検出重量に基づいて、前
記有機性廃棄物供給手段による供給制御、前記発酵処理
の制御及び前記コンポスト回収手段による回収制御を行
う制御手段とを備え、 前記缶体に有機性廃棄物を供給して、前記検出重量が予
め設定された投入量設定値になったことにより該有機性
廃棄物の供給を停止し、前記発酵処理を行って、前記検
出重量が予め設定されたコンポスト量設定値になったこ
とにより該発酵処理を終了し、該缶体内のコンポストを
回収するようにしたことを特徴とする廃棄物処理装置。 - 【請求項4】 前記缶体内の温度調節を行いながら該缶
体内の前記有機性廃棄物を撹拌することで前記発酵処理
を行うようにしたことを特徴とする請求項3記載の廃棄
物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9244172A JPH1177002A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 廃棄物処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9244172A JPH1177002A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 廃棄物処理方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1177002A true JPH1177002A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17114847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9244172A Pending JPH1177002A (ja) | 1997-09-09 | 1997-09-09 | 廃棄物処理方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1177002A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100794172B1 (ko) | 2007-04-19 | 2008-01-14 | 강윤식 | 정밀화된 생분료 처리방법 및 그 장치 |
JP2009136803A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Canon Electronics Inc | 廃棄物処理装置 |
JP2018508458A (ja) * | 2015-01-23 | 2018-03-29 | テチャン バイオ カンパニー リミテッド | 高速堆肥発酵機 |
JP2021112704A (ja) * | 2020-01-17 | 2021-08-05 | 中部エコテック株式会社 | 廃棄物処理装置、廃棄物処理システム、および廃棄物処理方法 |
JP2021159800A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | 宇部興産株式会社 | 発酵乾燥物の製造方法、セメントクリンカーの製造方法、及び、発酵乾燥物の使用方法 |
JP2021159804A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | 中部エコテック株式会社 | 発酵乾燥装置、セメント製造システム、および発酵乾燥方法 |
-
1997
- 1997-09-09 JP JP9244172A patent/JPH1177002A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100794172B1 (ko) | 2007-04-19 | 2008-01-14 | 강윤식 | 정밀화된 생분료 처리방법 및 그 장치 |
JP2009136803A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Canon Electronics Inc | 廃棄物処理装置 |
JP2018508458A (ja) * | 2015-01-23 | 2018-03-29 | テチャン バイオ カンパニー リミテッド | 高速堆肥発酵機 |
JP2021112704A (ja) * | 2020-01-17 | 2021-08-05 | 中部エコテック株式会社 | 廃棄物処理装置、廃棄物処理システム、および廃棄物処理方法 |
JP2021159800A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | 宇部興産株式会社 | 発酵乾燥物の製造方法、セメントクリンカーの製造方法、及び、発酵乾燥物の使用方法 |
JP2021159804A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-11 | 中部エコテック株式会社 | 発酵乾燥装置、セメント製造システム、および発酵乾燥方法 |
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A02 | Decision of refusal |
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