JPH0873153A - エレベータレール揚重用レールガイド及びこのレールガイドを使用したエレベータレール据付方法 - Google Patents

エレベータレール揚重用レールガイド及びこのレールガイドを使用したエレベータレール据付方法

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JPH0873153A
JPH0873153A JP21266394A JP21266394A JPH0873153A JP H0873153 A JPH0873153 A JP H0873153A JP 21266394 A JP21266394 A JP 21266394A JP 21266394 A JP21266394 A JP 21266394A JP H0873153 A JPH0873153 A JP H0873153A
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elevator
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lifting
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和成 森本
Yoshio Nishida
善雄 西田
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Corp
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B19/00Mining-hoist operation
    • B66B19/002Mining-hoist operation installing or exchanging guide rails

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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレベータレール据付作業における作業能率
の向上を図る。 【構成】 一端が開口した略コの字状の断面形状を有す
る上下にずらして並設された一対のガイド部材と、これ
らガイド部材のうち、下部ガイド部材22の上面より上
に上部ガイド部材21の下面が位置するように並べたこ
れらガイド部材の背面をそれぞれ回動自在に連結する連
結部23と、下部ガイド部材に設けられ、その開口部を
据付現場に固定した最下部レールに取付けるボルト28
と、上部ガイド部材に設けられ、その開口部を最下部レ
ールより上方に取付けるエレベータレールに摺動自在に
挟持させるローラと、ガイド部材の開口部をそれぞれ外
側に向けた状態で回動を阻止し、これらガイド部材の側
面にまたがって着脱自在に取付けられた回動阻止部材3
6とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ据付け作業
の際に使用するエレベータレール揚重用レールガイド及
びこのレールガイドを使用したエレベータレール据付方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ据付け作業においては、昇降
路内に足場を設け、エレベータレールを最下部レールか
ら上方に一本ずつ固定していく方法が知られている。し
かしながら、最近では、安全性の向上や省力化を目的と
して、昇降路内に足場を設けずに、現場に本設された巻
上機やかご枠などを利用してエレベータレールの敷設や
出入口用品等の組付けを行う方法が多く採用されるに至
った。
【0003】このように昇降路内に足場を設けずにエレ
ベータレールを据付ける場合、図9に示すように、まず
機械室天井1にチェーンブロック吊り元3を取付け、こ
のチェーンブロック吊り元3に揚重装置としての電動チ
ェーンブロック4を吊り下げる。なお、チェーンブロッ
ク吊り元3を機械室天井1に取付ける代わりに昇降路天
井に取付けてもよい。
【0004】次に、エレベータの最下部レール9にブラ
ケット8を取付け、このブラケット8をセパレータビー
ム10の上部に設けられたファスナープレート11に固
定する。
【0005】続いて、端尺レール6の上部に、レール吊
り元5を取付けたものを電動チェーンブロック4に吊り
下げ、その端尺レール6にレール固定用のブラケット8
を取付けて揚重する。そして、この揚重したエレベータ
レールの下部と、その下に配設するエレベータレールの
上部とに目板12をあててこれをボルトで止めることに
よって、エレベータレールを繋ぐ。この作業を繰り返
し、最下部レール9を残したエレベータレールすべてを
目板12で繋ぐ。
【0006】そして、下から2本目のエレベータレール
41から最上部レール6まで繋げたものを一本吊りし
て、2本目のエレベータレール41の下部を上記最下部
レール9の上部に目板12で繋ぐことによって、エレベ
ータレールの据付を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなエレベータ
レールの据付作業においては、下から2本目のエレベー
タレール41から最上部レール6まで、一本ずつ繋げる
ためエレベータレールを揚重する際、レールブラケット
8がセパレータビーム10やファスナープレート11に
引っかからないように作業者が手で補助(ガイド)しな
ければならず、エレベータレールを繋ぐ本数が多いほど
このような作業が困難になるという問題があった。
【0008】また、最下部レール9にその上方に設置す
るエレベータレールを一気に繋げる際にも、最下部レー
ル9の上面と下から2本目のエレベータレール41の下
面とが衝合するように、作業者が手で補助(ガイド)し
なければならず、作業が煩わしかったという問題があっ
た。
【0009】このように、レールブラケット8がセパレ
ータビーム10やファスナープレート11に引っかから
ないようにするためには、エレベータレールの吊り位置
を最下部レール9から十分離間して作業を行えばよいと
が考えられるが、昇降路1の空間は限られているため、
むやみに離間させることはできない。また、逆にあまり
離間させすぎると、離間した位置から最下部レール9の
位置まで、下から2本目のエレベータレール41から最
上部レール6まで繋げたものを移動させなければならな
いため、最下部レール9に繋げるときの作業が困難にな
ってしまう。
【0010】そこで本発明は、エレベータレール据付作
業における作業能率の向上を図ることができるエレベー
タレール揚重用レールガイドを提供しようとするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、一端が開口した略コの字状の断面形状を有する上下
にずらして並設された一対のガイド部材と、これらガイ
ド部材のうち、下部ガイド部材の上面より上に上部ガイ
ド部材の下面が位置するように並べたこれらガイド部材
の背面をそれぞれ回動自在に連結する連結部と、下部ガ
イド部材に設けられ、その開口部を据付現場に固定した
最下部レールに取付ける取付部材と、上部ガイド部材に
設けられ、その開口部を最下部レールより上方に取付け
るエレベータレールに摺動自在に挟持させる摺動挟持部
材と、ガイド部材の開口部をそれぞれ外側に向けた状態
で回動を阻止し、これらガイド部材にまたがって着脱自
在に取付けられた回動阻止部材とを設けたエレベータレ
ール揚重用レールガイドである。
【0012】請求項2記載の発明は、上部ガイド部材
は、下部ガイド部材に対してこれらの開口部を外側に向
けて180度よりも小さく、かつ上部ガイド部材を取付
けたエレベータレールを揚重する際、この揚重するエレ
ベータレールが下部ガイド部材を取付けたエレベータレ
ールに干渉する角度よりも大きい角度をなした状態で回
動阻止部材を取付け、上部ガイド部材を下部ガイド部材
に対して回動不能とする請求項1記載のエレベータレー
ル揚重用レールガイドである。
【0013】請求項3記載の本発明は、上部ガイド部材
の下端部及び下部ガイド部材の上端部のどちらか一方ま
たは両方は、回動阻止部材を取外しそれぞれのガイド部
材が連結部で回動自在にしたときのエレベータレールの
繋ぎ目を確認する確認用切欠を設けた請求項1記載のエ
レベータレール揚重用レールガイドである。
【0014】請求項4記載の本発明は、上部ガイド部材
は、その開口部にエレベータレールを清掃する清掃用へ
らを設けた請求項1記載のエレベータレール揚重用レー
ルガイドである。
【0015】請求項5記載の本発明は、下部ガイド部材
は、その開口部に最下部レールガイドに固定する取付部
材を磁石で構成する請求項1記載のエレベータレール揚
重用レールガイドである。
【0016】請求項6記載の本発明は、上部ガイド部材
は、その摺動挟持部材をこの上部ガイド部材の開口部に
水平方向に軸支されたローラで構成し、このローラで最
下部レールより上方に取付けるエレベータレールを支持
する請求項1記載のエレベータレール揚重用レールガイ
ド。
【0017】請求項7記載の本発明は、上部ガイド部材
は、その摺動挟持部材をこの上部ガイド部材の開口部
に、水平方向に軸支された2以上のローラで構成すると
ともに、これらローラのうち少なくとも1つに、最下部
レールより上方に取付けるエレベータレールの保持面に
ローラを押圧してエレベータレールを上下方向に摺動自
在に保持する押圧部材を設けた請求項1記載のエレベー
タレール揚重用レールガイドである。
【0018】請求項8記載の本発明は、上部ガイド部材
のローラのうちの少なくとも1つに設けられた押圧部材
は、外部から操作可能なボタンを設け、このボタンを一
度押すと、開口部31内に設けられた係合部が係合し、
再度ボタンを押すとその係合部がはずれるラチェット機
構で構成した請求項7記載のエレベータレール揚重用レ
ールガイドである。
【0019】請求項9記載の本発明は、上部ガイド部材
は、その摺動挟持部材をこの上部ガイド部材の開口部に
設けたシューで構成し、このシューで最下部レールより
上方に取付けるエレベータレールを上下方向に摺動自在
に支持する請求項1記載のエレベータレール揚重用レー
ルガイドである。
【0020】請求項10記載の本発明は、一端が開口し
た略コの字状の断面形状を有する上下にずらして並設さ
れた一対のガイド部材と、これらガイド部材のうち、下
部ガイド部材の上面より上に上部ガイド部材の下面が位
置するように並べたこれらガイド部材の背面をそれぞれ
回動自在に連結する連結部と、下部ガイド部材に設けら
れ、その開口部を据付現場に固定した最下部レールに取
付ける取付部材と、上部ガイド部材に設けられ、その開
口部を最下部レールより上方に取付けるエレベータレー
ルに摺動自在に挟持させる摺動挟持部材と、ガイド部材
の開口部をそれぞれ外側に向けた状態で回動を阻止し、
これらガイド部材にまたがって着脱自在に取付けられた
回動阻止部材とを設けたエレベータレール揚重用レール
ガイドを使用して複数のエレベータレールを上下に繋ぎ
合わせて現場に据付ける場合、先ず最下部に位置させる
エレベータレールを現場に据付固定した後、エレベータ
レール揚重用レールガイドを回動阻止部材を取付けた状
態で下部ガイド部材を取付部材で最下部レールに脱着自
在に取付けるとともに、エレベータレール揚重用レール
ガイドの上部ガイド部材を揚重装置に吊下げた最上部に
位置させるエレベータレールの下部に摺動自在に挟持し
た状態で、その最上部に位置させるエレベータレールの
下に繋ぐエレベータレールを接続して、揚重装置を駆動
しエレベータレール揚重用レールガイドの上部ガイド部
材に摺動させながらこれらのエレベータレールを揚重
し、これらエレベータレールより下部のエレベータレー
ルの接続及び揚重を最下部レールの直上部に位置させる
エレベータレールを接続するまで繰返し、その後、エレ
ベータレール揚重用レールガイドの回動阻止部材を取外
して上部ガイド部材を回動し、揚重した最下部レールの
直上部に位置させるエレベータレールの下面を最下部レ
ールに対向させて、これらを接続するエレベータレール
据付方法である。
【0021】請求項11記載の本発明は、一端が開口し
た略コの字状の断面形状を有する上下にずらして並設さ
れた一対のガイド部材と、これらガイド部材のうち、下
部ガイド部材の上面より上に上部ガイド部材の下面が位
置するように並べたこれらガイド部材の背面をそれぞれ
回動自在に連結する連結部と、下部ガイド部材に設けら
れ、その開口部を据付現場に固定した最下部レールに取
付ける取付部材と、上部ガイド部材に設けられ、その開
口部を最下部レールより上方に取付けるエレベータレー
ルに摺動自在に挟持させる摺動挟持部材と、ガイド部材
の開口部をそれぞれ外側に向けた状態で回動を阻止し、
これらガイド部材にまたがって着脱自在に取付けられた
回動阻止部材とを設けたエレベータレール揚重用レール
ガイドを使用して複数のエレベータレールを上下に繋ぎ
合わせて現場に据付ける場合、先ず揚重装置をその揚重
装置吊り元をエレベータの昇降路の天井、または機械室
の天井に設けたガイド溝に摺動自在に取付け、この揚重
装置に最上部に位置させるエレベータレールを吊り下
げ、他方、最下部に位置させるエレベータレールを現場
に据付固定した後、エレベータレール揚重用レールガイ
ドを回動阻止部材を取付けた状態で下部ガイド部材を取
付部材で最下部レールに脱着自在に取付けるとともに、
エレベータレール揚重用レールガイドの上部ガイド部材
を、揚重装置に吊下げた最上部に位置させるエレベータ
レールの下部に摺動自在に挟持した状態で、その最上部
に位置させるエレベータレールの下に繋ぐエレベータレ
ールを接続して、揚重装置を駆動しエレベータレール揚
重用レールガイドの上部ガイド部材に摺動させながらこ
れらのエレベータレールを揚重し、このエレベータレー
ルの下部のエレベータレールの接続及び揚重を最下部レ
ールの直上部に位置させるエレベータレールを接続する
まで繰返し、その後、エレベータレール揚重用レールガ
イドの回動阻止部材を取外して上部ガイド部材を回動す
るとともに、揚重装置の揚重装置吊り元を所望の位置ま
でガイド溝に沿って移動させ、エレベータレールを吊る
線材を鉛直方向に保持しながら、揚重した最下部レール
の直上部に位置させるエレベータレールの下面を最下部
レールに対向させて、これらを接続するエレベータレー
ル据付方法である。
【0022】
【作用】このような構成の本発明においては、複数のエ
レベータレールを上下に繋ぎ合わせて現場に据付ける場
合、先ず最下部に位置させるエレベータレールを現場に
据付固定する。
【0023】そして、エレベータレール揚重用レールガ
イドを回動阻止部材を取付けた状態でその下部ガイド部
材を取付部材で最下部レールに脱着自在に取付けるとと
もに、エレベータレール揚重用レールガイドの上部ガイ
ド部材を揚重装置に吊下げた最上部に位置させるエレベ
ータレールの下部に摺動自在に挟持する。
【0024】この状態で、その最上部に位置させるエレ
ベータレールの下に繋ぐエレベータレールを接続して、
揚重装置を駆動しエレベータレール揚重用レールガイド
の上部ガイド部材に摺動させながらこれらのエレベータ
レールを揚重する。
【0025】そして、このエレベータレールの下部のエ
レベータレールの接続及び揚重を最下部レールの直上部
に位置させるエレベータレールを接続するまで繰返し、
その後、エレベータレール揚重用レールガイドの回動阻
止部材を取外して上部ガイド部材を回動し、揚重した最
下部レールの直上部に位置させるエレベータレールの下
面を最下部レールに対向させてこれらを接続する。
【0026】また、上部ガイド部材は、下部ガイド部材
に対してこれらの開口部を外側に向けて180度以下の
角度をなした状態で回動阻止部材を取付けた場合、エレ
ベータレール揚重用レールガイドの回動阻止部材を取外
して上部ガイド部材を回動する際、角度が小さいほど、
揚重したエレベータレールの移動量が少なくなる。
【0027】また、最下部レールにその直上部に位置さ
せるエレベータレールを繋げるとき、確認用切欠からエ
レベータレールの繋ぎ目を確認しながら接続する。ま
た、下部ガイド部材に最下部レールガイドを装着する
際、開口部の磁石の磁力で固定される。
【0028】また、上部ガイド部材の開口部のローラ又
はシューによりエレベータレールを揚重する際、滑らか
に摺動しながら案内される。また、上部ガイド部材の開
口部のローラによりエレベータレールを揚重する際、外
部からボタンを押す。すると、開口部31内に設けられ
た係合部が係合して、エレベータレールは上部ガイド部
材の開口部に保持される。一方、上部ガイド部材からエ
レベータレールを外す際、再度外部からボタンを押す。
すると、係合部がはずれて、エレベータレールから上部
ガイド部材が取外可能となる。
【0029】また、上部ガイド部材の開口部でエレベー
タレールを摺動する際、上部ガイド部材の開口部の清掃
用へらにより、エレベータレールの挟持部が清掃用へら
に擦られて清掃される。
【0030】また、エレベータレール揚重用レールガイ
ドの回動阻止部材を取外して上部ガイド部材を回動する
際、揚重装置の揚重装置吊り元を所望の位置までガイド
溝に沿って移動させ、エレベータレールを吊る線材を鉛
直方向に保持しながら、揚重した最下部レールの直上部
に位置させるエレベータレールの下面を最下部レールに
対向させて、これらを接続する。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本実施例にかかるエレベータレール揚
重用レールガイドの外観構成を示す斜視図で、21は下
部ガイド部材、22は上部ガイド部材である。これらガ
イド部材は鉄、アルミニウム合金、ステンレス、チタン
等の金属で構成されるが、十分な強度をもつプラスチッ
ク等の非金属で構成してもよい。
【0032】上記ガイド部材21,22はそれぞれ一端
が開口した略コの字状の断面をなしており、下部ガイド
部材21の背面には、下部ガイド部材21の上方に延出
した連結部材としての回動軸23が設けられ、この回動
軸23の延出部23aに上部ガイド部材21が回動自在
に取付けられている。
【0033】下部ガイド部材22の開口部24には、図
2(a)にも示すように、その一方の内側面24a及び
奥行面24cにゴム部材25,26が取付けられ、他方
の内側面24bには捩子孔27が設けられている。この
捩子孔27には外側面から取付部材としてのボルト28
が貫通しており、下部ガイド部材22の開口部24をT
型鋼で構成したエレベータレールの歯面(ウエブ)に挿
入し、そのの一方の側面をボルト28で締付けることに
より固定するようになっている。
【0034】上部ガイド部材21の開口部31は、その
両内側面31a,31b及び奥行面31cにそれぞれ水
平方向にこれらの面に沿って軸支され、かつこれらの面
から突出したローラ32,33,34が設けられてい
る。
【0035】これらローラ32,33,34は、上部ガ
イド部材21の開口部31をエレベータレールの歯面
(ウエブ)に挿入した際、このエレベータレールの歯面
を3点支持するものである。このようにエレベータレー
ルの歯面が3点支持された状態で、そのエレベータレー
ルを上下動すると、これらローラ32,33,34は回
転するようになっている。これにより、エレベータレー
ルは上部ガイド部材21の開口部31を上下方向に摺動
自在となる。
【0036】また、一方の内側面31bに設けられたロ
ーラ33には、開口部31に挿入したエレベータレール
の歯面にローラ33を押付けるためのボルト35が外側
から締付け可能に取付けられている。
【0037】これらのガイド部材21,22には、図2
(b)に示すように、その外側面にまたがって両側に一
対の板状の回動阻止部材36が脱着自在に設けられてい
る。これら回動阻止部材36は、エレベータレールを揚
重する際、ガイド部材21,22の開口部31,24を
それぞれ外側に向けた状態でこれらの回動を阻止するも
のである。具体的には、この回動阻止部材36は、上部
ガイド部材21の下端部及び下部ガイド部材22の上端
部にそれぞれボルト37で取付けられている。
【0038】上記上部ガイド部材21には、その側板の
下部に確認用切欠38が設けられている。また、下部ガ
イド部材22にも、側板の上部に確認用切欠39が設け
られている。これら確認用切欠38、39は、ガイド部
材21,22の開口部31,24に挿入したエレベータ
レールの繋ぎ目をそれぞれ確認するものである。
【0039】なお、ここでは、確認用切欠38,39を
上部ガイド部材21及び下部ガイド部材22の両方に設
けているが、上部ガイド部材21及び下部ガイド部材2
2のどちらか一方のみに設けるものであってもよい。
【0040】次に、上述した構成のエレベータレール揚
重用レールガイド20を使用したエレベータレールの据
付作業方法について図面を参照しながら説明する。な
お、本実施例において、図9に示す部分と同一部分には
同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0041】エレベータレールを据付ける際、図3に示
すように、先ずブラケット8を取付けた最下部レール9
を立てて据付する。すなわち、ブラケット8をセパレー
タビーム10の上部に設けられたファスナープレート1
1にボルトで取付けて、最下部レール9を固定する。
【0042】次に、この最下部レール9の歯面(ウエ
ブ)の上部に、エレベータレール揚重用レールガイド2
0の下部ガイド部材22の開口部24を挿入する。この
とき、歯面が開口部24のゴム部材26に当接したらボ
ルト28を締付けて、このレールガイド20を歯面に固
定する。
【0043】一方、最上部レール6の上部にブラケット
8を取付け、これを電動チェーンブロック4に取付ける
ことによって吊り下げる。そして、この最上部レール6
の歯面(ウエブ)の下部をエレベータレール揚重用レー
ルガイド20の上部ガイド部材21の開口部31に挿入
する。そして、エレベータレール7の歯面が奥行面31
cのローラ34に当接したら、ボルト35を締付けてロ
ーラ33を押付けることにより、最上部レール6を挟持
する。このとき、最上部レール6の下面は、下に繋げる
エレベータレール7の上面よりも上方に位置させてお
く。
【0044】この状態で、図4に示すように最上部レー
ル6の下に繋ぐエレベータレール7をその最上部レール
6の下側に位置させる。このとき、エレベータレール7
にはブラケット8を取付けておく。
【0045】その後、電動チェーンブロック4を起動し
て最上部レール6をゆっくりと下方に移動させる。こう
して、最上部レール6の下面をエレベータレール7の上
面に衝合させてこれらを目板12で繋ぎとめる。
【0046】その後、電動チェーンブロック4を起動さ
せて、最上部レール6及びエレベータレール7を揚重す
る。すると、エレベータレール7は、上部ガイド部材2
1の開口部31に上方にスムースにガイドされる。こう
して、エレベータレール7の下端部をエレベータレール
揚重用レールガイド20の上部ガイド部材21の開口部
31に位置させる。このとき、エレベータレール7のブ
ラケット8は、セパレータビーム10等と反対側に位置
するため、これらと干渉することはない。
【0047】次に、エレベータレール7の下にブラケッ
ト8を取付けたエレベータレールを上記同様に目板12
で繋ぎ、これらエレベータレールを揚重する。このよう
な工程を図5に示すように、下から2本目のエレベータ
レール41を繋げるまで繰返す。
【0048】このように、エレベータレールを揚重する
際、エレベータレール揚重用ガイド20の上部ガイド部
材21がエレベータレールを案内するので、揚重するエ
レベータレールに取付けられたブラケット8及び目板1
2は、セパレータビーム10等の反対側に位置するた
め、これらブラケット8及び目板12がセパレータビー
ム10等と干渉することはない。
【0049】下から2本目のエレベータレール41まで
繋ぎ終ったら、この下から2本目のレール41の下面を
最下部レール9の上面よりも少し下げておく。最下部レ
ール9の上面よりも下から2本目のエレベータレール4
1の下面が下にあると、最下部レール9及び下から2本
目のエレベータレール41がお互い干渉するため、エレ
ベータレール揚重用レールガイド20の上部ガイド部材
21が回動軸23周りに回動することができないからで
ある。
【0050】そして、エレベータレール揚重用ガイド2
0に取付けられた回動阻止部材36を外す。すると、上
部ガイド部材21は、下部ガイド部材22に対して回動
軸23回りに回動可能となる。
【0051】続いて、上部ガイド部材21の開口部31
に下から2本目のエレベータレール41の下端部を挟持
した状態で、上部ガイド部材21を図7(a)に示す実
線矢印の方向に180度回動する。そして、図6及び図
7(b)に示すように上部ガイド部材21の下面を下部
ガイド部材22の上面に対向させる。すると、下から2
本目のエレベータレール41から最上部レール6までが
一斉に回動し、最下部レール9の上部に一列に配列する
ようになる。
【0052】次に、上部ガイド部材21及び下部ガイド
部材22の確認用切欠39からのぞいて、下から2本目
のエレベータレール41の下面と最下部レール6の上面
が衝合するように確認しながら電動チェーンブロック4
を寸動運転で、一本吊りされたエレベータレールを下げ
る。そして、この最下部レール9と下から2本目のエレ
ベータレール41とを繋げる。
【0053】その後、各エレベータレールに対応するフ
ァスナープレート11に、各エレベータレールのブラケ
ット8を取付けるとともに、最上部レール6を電動チェ
ーンブロック4から取外す。こうして、エレベータレー
ルの据付が完了する。
【0054】このように、エレベータレール揚重用ガイ
ド20に回動阻止部材36を取付けた状態で下から2本
目のエレベータレール41から最上部レール6までを繋
げ、エレベータレール揚重用ガイド20に回動阻止部材
36を取外した状態で、下から2本目のエレベータレー
ル41から最上部レール6までを一斉に最下部レール9
上に配設するため、従来のようにエレベータレールを作
業者が手で補助する必要はなく、エレベータレールを一
本ずつ揚重する場合に比して作業能率を向上することが
できる。
【0055】また、下から2本目のエレベータレール4
1から最上部レール6までを繋げる際、上部ガイド部材
21が下部ガイド部材22に対してそれぞれの開口部を
外側に向けた状態で、エレベータレール揚重用ガイド2
0の上部ガイド部材21がエレベータレールを案内す
る。
【0056】これにより、揚重するエレベータレールに
取付けられたブラケット8及び目板12は、セパレータ
ビーム10等の反対側に位置する。このため、これらブ
ラケット8及び目板12がセパレータビーム10等と干
渉することはない。
【0057】従って、下から2本目のエレベータレール
41から最上部レール6までを繋げて、これらを一斉に
揚重する従来のように、揚重したエレベータレールを作
業者が手で補助する必要はなく、電動チェーンブロック
4も従来ほど慎重に運転しなくてもよいため、エレベー
タレールの据付作業の作業能率を向上することができ
る。
【0058】また、エレベータレール揚重用ガイド20
のガイド部材21,22に、それぞれ確認用切欠を設け
たことから、最下部レール9に下から2本目のエレベー
タレールを繋げる際、これらのエレベータレールの繋ぎ
目を確認することができるため、レール接続作業をより
容易、かつ確実に行うことができる。これにより、作業
能率が向上する。
【0059】また、上部ガイド部材21は、その開口部
31にローラ32,33,34を設け、これらローラ3
2,33,34でエレベータレールを支持するため、下
から2本目のエレベータレール41から最上部レール6
までを繋げる際、エレベータレールを上下方向により滑
らかに摺動することができるため、より確実にエレベー
タレールを案内することができる。これにより、作業能
率が向上する。
【0060】なお、本実施例においては、上部ガイド部
材21は、その開口部31にローラ32,33,34を
設け、これらローラ32,33,34でエレベータレー
ルを摺動自在に支持するものについて述べたが、必ずし
もこれに限定されるものではなく、ローラ32,33,
34の代わりに回転しない部材例えば、ガイドシューで
摺動自在に支持するものでもよい。この場合にも上記同
様の効果を奏することができる。
【0061】また、本実施例においては、上部ガイド部
材21の開口部31に、ローラ33をエレベータレール
の歯面に押圧するボルト35を設けたものについて述べ
たが、必ずしもこれに限定されるものではなく、ローラ
33の押圧部材は、外部から操作可能なボタンを一度押
すと、開口部31内に設けられた係合部が係合するとと
もに付勢部材によりボタンは元の位置に戻り、再度ボタ
ンを押すとその係合部がはずれるとともに付勢部材によ
りボタンは元の位置に戻るラチェット機構で構成したも
のでもよい。このような構成にすることによって、上部
ガイド部材21のエレベータレールへの取付けがワンタ
ッチで行うことができるため、作業が容易となり、作業
効率の向上も図ることができる。
【0062】次に、本発明の他の実施例を図8を参照し
て説明する。なお、本実施例において、図2に示す部分
と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。図8は、本実施例にかかるエレベータレール揚重用
レールガイド45の外観構成を示す斜視図で、図2に示
すエレベータレール揚重用レールガイド20と異なるの
は、上部ガイド部材21の開口部31にローラ32,3
3,34に加えて清掃用へら46を両内側面31a,3
1b及び奥行面31cに設けた点である。
【0063】また、下部ガイド部材22を背板47及び
この背板47の両端部に取付けられた一対のレールつか
み48から構成し、これらレールつかみ48の内面に磁
石49をそれぞれ取付け、これら磁石49の磁力で最下
部レール9に固定する点である。
【0064】このような構成の本実施例においては、上
部ガイド部材21の開口部31でエレベータレールを摺
動する際、エレベータレールの歯面(ウエブ)が清掃用
へら46に擦られる。これにより、上記実施例と同様の
効果に加えて、エレベータレール揚重すれば同時にエレ
ベータレールの掃除も行うことができる。
【0065】また、最下部レール9に下部ガイド部材2
2を取付ける際、レールつかみ48の磁石49の磁力で
最下部レール9に固定されるため、最下部レール9への
脱着を容易に行うことができる。これにより、作業能率
が向上する。
【0066】なお、上記実施例においては、エレベータ
レール揚重用レールガイドのガイド部材21,22の開
口部31,24でエレベータレールの歯面(ウエブ)を
挟持するものについて述べたが、必ずしもこれに限定さ
れるものではなく、エレベータレールのフランジを挟持
するものであってもよい。
【0067】また、上記実施例においては、エレベータ
レールの揚重装置として電動チェーンブロック4を使用
するものについて述べたが、必ずしもこれに限定される
ものではなく、揚重装置としてウインチ、手動式チェー
ンブロック等を使用するものであってもよい。
【0068】また、上記実施例においては、機械室天井
1にチェーンブロック吊り元3を固定するものについて
述べたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、機
械室天井1にガイドレールを設け、チェーンブロック吊
り元3をこのガイドレールに摺動自在にガイドさせるよ
うにしたものであってもよい。このようにした場合、上
部ガイド部材21を下部ガイド部材22に対して180
度回動する際、下から2本目のエレベータレール41か
ら最上部レール6までを吊すチェーンが斜めに傾いて
も、チェーンブロック吊り元3をこのガイドレールに沿
って適切な位置に摺動することにより、常にチェーンが
垂直な状態で作業を行うことができる。これにより、エ
レベータレールの据付作業をより安全、かつ確実に行う
ことができる。
【0069】また、上記実施例においては、上部ガイド
部材21の開口部31が下部ガイド部材22の開口部2
4に対して180度外側に向いた状態で、回動阻止部材
36を取付けて回動不能とするものについて述べたが、
必ずしもこれに限定されるものではなく、上部ガイド部
材21の下部ガイド部材22に対してなす角度が180
度より小さくてもよい。例えば、上部ガイド部材21の
下部ガイド部材22に対してなす角度を90度にした状
態で回動阻止部材36を取付けて回動不能とした場合、
この状態で、下から2本目のエレベータレール41から
最上部レール6までを最下部レールに9に繋げる際、回
動阻止部材36を外して、上部ガイド部材21の下部ガ
イド部材22に対して90度回動すればよい。これによ
り、エレベータレールを移動する距離も小さくなり、さ
らなる作業効率の向上を図ることができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、エ
レベータレール据付作業における作業能率の向上を図る
ことができるエレベータレール揚重用レールガイドを提
供できるものである。
【0071】また、上部ガイド部材の開口部に清掃用へ
らを設けたことから、上部ガイド部材の開口部でエレベ
ータレールを摺動する際、エレベータレールの歯面(ウ
エブ)が清掃用へらに擦られるため、エレベータレール
揚重すれば同時にエレベータレールの掃除をすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるエレベータレール揚
重用レールガイドの構成を示す斜視図。
【図2】図1に示すエレベータレール揚重用レールガイ
ドの平面図で、同図(a)は上面図、同図(b)は側面
図。
【図3】図1に示すエレベータレール揚重用レールガイ
ドを使用してエレベータレールの据付を行う場合の作業
工程を説明する図。
【図4】図1に示すエレベータレール揚重用レールガイ
ドを使用してエレベータレールの据付を行う場合の作業
工程を説明する図。
【図5】図1に示すエレベータレール揚重用レールガイ
ドを使用してエレベータレールの据付を行う場合の作業
工程を説明する図。
【図6】図1に示すエレベータレール揚重用レールガイ
ドを使用してエレベータレールの据付を行う場合の作業
工程を説明する図。
【図7】図1に示すエレベータレール揚重用レールガイ
ドを使用してエレベータレールの据付を行う場合の作業
工程を説明する図で、同図(a)は図5のB−B断面
図、同図(b)は図6のC−C断面図。
【図8】本発明の他の実施例にかかるエレベータレール
揚重用レールガイドの構成を示す斜視図。
【図9】従来のエレベータレールの据付作業工程を説明
する図。
【図10】図9に示すA−A断面図。
【符号の説明】
4…電動チェーンブロック 6…最上部レール 9…最下部レール 20,45…エレベータレール揚重用レールガイド 21…上部ガイド部材 22…下部ガイド部材 23…回動軸 24,31…開口部 28…ボルト 32,33,34…ローラ 36…回動阻止部材 38,39…確認用切欠 46…清掃用へら 49…磁石

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が開口した略コの字状の断面形状を
    有する上下にずらして並設された一対のガイド部材と、
    これらガイド部材のうち、下部ガイド部材の上面より上
    に上部ガイド部材の下面が位置するように並べたこれら
    ガイド部材の背面をそれぞれ回動自在に連結する連結部
    と、前記下部ガイド部材に設けられ、その開口部を据付
    現場に固定した最下部レールに取付ける取付部材と、前
    記上部ガイド部材に設けられ、その開口部を前記最下部
    レールより上方に取付けるエレベータレールに摺動自在
    に挟持させる摺動挟持部材と、前記ガイド部材の開口部
    をそれぞれ外側に向けた状態で回動を阻止し、これらガ
    イド部材にまたがって着脱自在に取付けられた回動阻止
    部材とを設けたことを特徴とするエレベータレール揚重
    用レールガイド。
  2. 【請求項2】 上部ガイド部材は、下部ガイド部材に対
    してこれらの開口部を外側に向けて180度よりも小さ
    く、かつ前記上部ガイド部材を取付けたエレベータレー
    ルを揚重する際、この揚重するエレベータレールが下部
    ガイド部材を取付けたエレベータレールに干渉する角度
    よりも大きい角度をなした状態で回動阻止部材を取付
    け、前記上部ガイド部材を前記下部ガイド部材に対して
    回動不能とすることを特徴とする請求項1記載のエレベ
    ータレール揚重用レールガイド。
  3. 【請求項3】 上部ガイド部材の下端部及び下部ガイド
    部材の上端部のどちらか一方または両方は、その回動阻
    止部材を取外しそれぞれのガイド部材が連結部で回動自
    在にしたときのエレベータレールの繋ぎ目を確認する確
    認用切欠を設けたことを特徴とする請求項1記載のエレ
    ベータレール揚重用レールガイド。
  4. 【請求項4】 上部ガイド部材は、その開口部にエレベ
    ータレールを清掃する清掃用へらを設けたことを特徴と
    する請求項1記載のエレベータレール揚重用レールガイ
    ド。
  5. 【請求項5】 下部ガイド部材は、その開口部に最下部
    レールガイドに固定する取付部材を磁石で構成すること
    を特徴とする請求項1記載のエレベータレール揚重用レ
    ールガイド。
  6. 【請求項6】 上部ガイド部材は、その摺動挟持部材を
    この上部ガイド部材の開口部に水平方向に軸支されたロ
    ーラで構成し、このローラで最下部レールより上方に取
    付けるエレベータレールを支持することを特徴とする請
    求項1記載のエレベータレール揚重用レールガイド。
  7. 【請求項7】 上部ガイド部材は、その摺動挟持部材を
    この上部ガイド部材の開口部に、水平方向に軸支された
    2以上のローラで構成するとともに、これらローラのう
    ち少なくとも1つに、最下部レールより上方に取付ける
    エレベータレールの保持面に前記ローラを押圧してエレ
    ベータレールを上下方向に摺動自在に保持する押圧部材
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のエレベータレ
    ール揚重用レールガイド。
  8. 【請求項8】 上部ガイド部材のローラのうちの少なく
    とも1つに設けられた押圧部材は、外部から操作可能な
    ボタンを設け、このボタンを一度押すと、開口部31内
    に設けられた係合部が係合し、再度ボタンを押すとその
    係合部がはずれるラチェット機構で構成したことを特徴
    とする請求項7記載のエレベータレール揚重用レールガ
    イド。
  9. 【請求項9】 上部ガイド部材は、その摺動挟持部材を
    この上部ガイド部材の開口部に設けたシューで構成し、
    このシューで最下部レールより上方に取付けるエレベー
    タレールを上下方向に摺動自在に支持することを特徴と
    する請求項1記載のエレベータレール揚重用レールガイ
    ド。
  10. 【請求項10】 一端が開口した略コの字状の断面形状
    を有する上下にずらして並設された一対のガイド部材
    と、これらガイド部材のうち、下部ガイド部材の上面よ
    り上に上部ガイド部材の下面が位置するように並べたこ
    れらガイド部材の背面をそれぞれ回動自在に連結する連
    結部と、前記下部ガイド部材に設けられ、その開口部を
    据付現場に固定した最下部レールに取付ける取付部材
    と、前記上部ガイド部材に設けられ、その開口部を前記
    最下部レールより上方に取付けるエレベータレールに摺
    動自在に挟持させる摺動挟持部材と、前記ガイド部材の
    開口部をそれぞれ外側に向けた状態で回動を阻止し、こ
    れらガイド部材にまたがって着脱自在に取付けられた回
    動阻止部材とを設けたエレベータレール揚重用レールガ
    イドを使用して複数のエレベータレールを上下に繋ぎ合
    わせて現場に据付ける場合、 先ず最下部に位置させるエレベータレールを現場に据付
    固定した後、前記エレベータレール揚重用レールガイド
    を前記回動阻止部材を取付けた状態で前記下部ガイド部
    材を前記取付部材で前記最下部レールに脱着自在に取付
    けるとともに、前記エレベータレール揚重用レールガイ
    ドの前記上部ガイド部材を、揚重装置に吊下げた最上部
    に位置させるエレベータレールの下部に摺動自在に挟持
    した状態で、その最上部に位置させるエレベータレール
    の下に繋ぐエレベータレールを接続して、前記揚重装置
    を駆動し前記エレベータレール揚重用レールガイドの前
    記上部ガイド部材に摺動させながらこれらのエレベータ
    レールを揚重し、これらエレベータレールより下部のエ
    レベータレールの接続及び揚重を前記最下部レールの直
    上部に位置させるエレベータレールを接続するまで繰返
    し、その後、前記エレベータレール揚重用レールガイド
    の前記回動阻止部材を取外して前記上部ガイド部材を回
    動し、揚重した前記最下部レールの直上部に位置させる
    エレベータレールの下面を前記最下部レールに対向させ
    て、これらを接続することを特徴とするエレベータレー
    ル据付方法。
  11. 【請求項11】 一端が開口した略コの字状の断面形状
    を有する上下にずらして並設された一対のガイド部材
    と、これらガイド部材のうち、下部ガイド部材の上面よ
    り上に上部ガイド部材の下面が位置するように並べたこ
    れらガイド部材の背面をそれぞれ回動自在に連結する連
    結部と、前記下部ガイド部材に設けられ、その開口部を
    据付現場に固定した最下部レールに取付ける取付部材
    と、前記上部ガイド部材に設けられ、その開口部を前記
    最下部レールより上方に取付けるエレベータレールに摺
    動自在に挟持させる摺動挟持部材と、前記ガイド部材の
    開口部をそれぞれ外側に向けた状態で回動を阻止し、こ
    れらガイド部材にまたがって着脱自在に取付けられた回
    動阻止部材とを設けたエレベータレール揚重用レールガ
    イドを使用して複数のエレベータレールを上下に繋ぎ合
    わせて現場に据付ける場合、 先ず揚重装置をその揚重装置吊り元をエレベータの昇降
    路の天井、または機械室の天井に設けたガイド溝に摺動
    自在に取付け、この揚重装置に最上部に位置させるエレ
    ベータレールを吊り下げ、他方、最下部に位置させるエ
    レベータレールを現場に据付固定した後、前記エレベー
    タレール揚重用レールガイドを前記回動阻止部材を取付
    けた状態で前記下部ガイド部材を前記取付部材で前記最
    下部レールに脱着自在に取付けるとともに、前記エレベ
    ータレール揚重用レールガイドの前記上部ガイド部材
    を、前記揚重装置に吊下げた最上部に位置させるエレベ
    ータレールの下部に摺動自在に挟持した状態で、その最
    上部に位置させるエレベータレールの下に繋ぐエレベー
    タレールを接続して、前記揚重装置を駆動し前記エレベ
    ータレール揚重用レールガイドの前記上部ガイド部材に
    摺動させながらこれらのエレベータレールを揚重し、こ
    れらエレベータレールより下部のエレベータレールの接
    続及び揚重を最下部レールの直上部に位置させるエレベ
    ータレールを接続するまで繰返し、その後、前記エレベ
    ータレール揚重用レールガイドの前記回動阻止部材を取
    外して前記上部ガイド部材を回動するとともに、前記揚
    重装置の前記揚重装置吊り元を所望の位置まで前記ガイ
    ド溝に沿って移動させ、エレベータレールを吊る線材を
    鉛直方向に保持しながら、揚重した最下部レールの直上
    部に位置させるエレベータレールの下面を最下部レール
    に対向させて、これらを接続することを特徴とするエレ
    ベータレール据付方法。
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