JPH0873140A - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents

エレベータの群管理制御装置

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JPH0873140A
JPH0873140A JP6213549A JP21354994A JPH0873140A JP H0873140 A JPH0873140 A JP H0873140A JP 6213549 A JP6213549 A JP 6213549A JP 21354994 A JP21354994 A JP 21354994A JP H0873140 A JPH0873140 A JP H0873140A
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JP
Japan
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unit
inference
group management
control
management control
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JP6213549A
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English (en)
Inventor
Shoji Nakai
章二 中井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】早い段階でビル用途や時間帯に適合したニュー
ラルネットの学習機能の使用が可能となり、群管理性能
の向上を図ることができる群管理制御装置を得る。 【構成】ニューラルネットの学習機能を割当制御に応用
しものであって、所定条件を満たした交通需要および荷
重を表すマトリックスW を入力し、各部分システムモデ
ルの活性度a を出力する推論部21と、所定範囲内の制御
パラメータの組合せを入力し、各部分システムモデル毎
に群管理制御応答結果fmを出力する部分モデル部22と、
22からのfmおよび21からのa を入力し、両者を合成して
群管理制御応答推論結果y を出力する合成部23と、23か
らのy および各時間帯別の一定時間毎に交通需要を算出
し21に出力し、所定の条件を満たしたとき制御パラメー
タを出力すると共に、制御パラメータの組合せを所定範
囲内に生成し22に出力する推論結果評価部24と、23から
のy と24からの応答結果の差異に基づいて所定の条件を
満たしたとき21の確かさおよび22のシステムを修正する
システム調整部25を備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の階床に対してエ
レベータを就役させるエレベータの群管理制御装置に関
し、特にホール呼びの割当制御に特徴を持つエレベータ
の群管理制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数台のエレベータを並設した場
合に、エレベータの運転効率向上及びエレベータ利用者
へのサービス向上を図るために、各階床のホール呼びに
対して応答するエレベータをマイクロコンピュータなど
の小型コンピュータを用いてファジィ推論やニューラル
ネットにて演算し、合理的かつ速やかに割り当てるよう
にすることが行われている。
【0003】すなわち、ホール呼びが発生すると、その
ホール呼びに対して群管理性能上の各評価指標を評価
し、各評価値を重み付け加算したものを総合評価として
最適号機を決定して割り当てると共に、他のエレベータ
はそのホール呼びに応答させないようにしている。
【0004】このような方式の群管理制御装置におい
て、最近では、ファジィ推論をあいまい性の多分にある
ホール呼びに応答するまでの予測到着時間の評価、乗車
人数の満員度の評価に応用したり、ビルの交通需要と上
記評価値の重み付け値との関係をニューラルネットを応
用して学習させておき、時間帯やビル用途による交通需
要の変化に対応して適度な評価指標の重み付け値を選択
したりして、割当制御の性能を向上させている。
【0005】ファジィ推論を応用する上においては、メ
ンバシップ関数の設定やIF−THENルールの作成が
重要となるが、エキスパートの経験やエンジニアリング
ワースステーションなどのコンピュータによるシミュレ
ーションによって割当制御に適応したシステムの構築が
可能となっている。
【0006】これに対しニューラルネットの応用に際し
ては、ニューラルネットに覚え込ませる割当制御に関す
るデータやパラメータ等の教師データがシステムに適し
たものでなければならないためオンラインでシステム稼
働時のデータを適宜抽出して、そのデータを教師データ
としてニューラルネットを自動調整させてビル用途や時
間帯に応じたニューラルネットの構築を行わせている。
【0007】しかしながら、ニューラルネットがある程
度ビル用途や時間帯に適応した後、ニューラルネットを
応用する、すなわちあるデータをニューラルネットに入
力して出力されたデータを割当制御に使用することが望
ましいが、ニューラルネットが適応したか否かの判断が
難しく、応用するタイミングによって割当制御性能に影
響を及ぼすこととなる。
【0008】また、ニューラルネットが完全にビル用途
や時間帯に完全に適応するまでには時間がかかるため
に、ニューラルネット応用後も実使用状態にて得られた
結果データから抽出した教師データに基づいてニューラ
ルネットの再学習を適宜行う必要があるが、再学習と言
っても、教師データの内容におかしなデータが含まれて
いると、ニューラルネットの特徴上おかしなデータを出
力しかねないし、また一度おかしなデータをニューラル
ネットに覚え込ませるとニューラルネットからそのデー
タを外すことは困難となるためにに結果データの収集や
教師データの抽出方法も重要となってくる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これに対しニューラル
ネットを応用するタイミングの判断方法として実使用状
態にて得られた結果データが完全に安定するまで待つも
のが提案されているが、安定するにはかなりの時間を要
するためそれまではニューラルネットを使用しないとい
うわけにはいかず、新たな判断方法でニューラルネット
の使用開始を行う必要がある。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、早い段階でビル用途や時間帯に適合した
ニューラルネットの学習機能の使用が可能となり、群管
理性能の向上を図ることができるエレベータの群管理制
御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、複数の階床に対して複
数台のエレベータを就役させ、発生した共通のホール呼
びに対して所定の評価演算により最適な号機を割当てる
にあたり、少なくともニューラルネットの学習機能を割
当制御に応用し、ビル稼働後の実使用状態に応じて前記
ニューラルネットの結合状態を修正するものを含むエレ
ベータの群管理制御装置において、所定条件を満たした
交通需要および荷重を表すマトリックスを入力し、各部
分システムモデルの活性度を出力する推論部と、所定範
囲内の制御パラメータの組合せを入力し、各部分システ
ムモデル毎に群管理制御応答結果を出力する部分モデル
部と、この部分モデル部からの群管理制御応答結果およ
び前記推論部からの各部分システムモデルの活性度を入
力し、両者を合成して群管理制御応答推論結果を出力す
る合成部と、この合成部からの群管理制御応答推論結果
および各時間帯別の一定時間毎に交通需要を算出し前記
推論部に出力し、所定の条件を満たしたとき制御パラメ
ータを出力すると共に、制御パラメータの組合せを所定
範囲内に生成し前記部分モデル部に出力する推論結果評
価部と、前記合成部からの群管理制御応答推論結果と前
記推論結果評価部からの応答結果の差異に基づいて所定
の条件を満たしたとき前記推論部の確かさおよび前記部
分モデル部のシステムを修正するシステム調整部と、を
備えてなるエレベータの群管理制御装置である。
【0012】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、ニューラル
ネットの使用を実使用状態から得られた結果データとニ
ューラルネットの出力との差が所定値以下でありこの状
態が所定回数継続したときを条件として、自動的に開始
するため、従来の結果データが完全に安定するまで待つ
ものと比べ時間が短縮され、システムの適応が促進され
る。またニューラルネット使用後も的確な教師データが
抽出され再学習が行われるため、よりビルの用途や時間
帯に適合したニューラルネットの構築が可能となり、群
管理性能の向上が図れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明によるエレベータの群管理
制御装置の全体的なシステム構成例を示すブロック図で
ある。
【0014】図1において、群管理制御部1は、各単位
エレベータの制御を行う単体制御部2−1〜2−Nおよ
び学習制御部1−1に、それぞれ第1の伝送制御手段で
ある高速伝送路6を介して接続されている。
【0015】この場合の群管理制御部1、学習制御部1
−1および単体制御部2−1〜2−Nは、単数あるいは
複数のマイクロコンピュータ等の小型計算機により構成
されており、ソフトウェアの管理下に動作する。
【0016】一方、ホール呼びボタン3は、各階床に設
けられており、ホール呼びを行う際に押圧操作され、ホ
ール呼び入出力制御部4はホール呼びの入出力の制御を
行う。そして、群管理制御部1、学習制御部1−1およ
び単体制御部2−1〜2−N、ならびに各ホール呼び入
出力制御部4は、第2の伝送制御手段である低速伝送路
7を介して接続されている。1は群管理制御部であり、
この群管理制御部1は、各単位エレベータの制御を行う
単体制御部2−1〜2−Nおよび学習制御部1−1と、
第1の伝送制御手段である高速伝送路6を介して接続さ
れている。また、この群管理制御部1、学習制御部1−
1および単体制御部2−1〜2−Nは、単数あるいは複
数のマイクロコンピュータ等の小型計算機により構成さ
れており、ソフトウェアの管理下に動作する。
【0017】一方、ホール呼びボタン3は、各階床に設
けられており、ホール呼びを行う際に押圧操作され、ホ
ール呼び入出力制御部4はホール呼びの入出力の制御を
行う。そして、群管理制御部1、学習制御部1−1およ
び単体制御部2−1〜2−N、ならびに各ホール呼び入
出力制御部4は、第2の伝送制御手段である低速伝送路
7を介して接続されている。
【0018】ここで、高速伝送路6は、単体制御部2−
1〜2−Nと群管理制御部1および学習制御部1−1と
の間、すなわち主に機械室の制御計算機間の伝送を行う
伝送制御系であり、高速で高インテリジェントなネット
ワークで接続されている。そして、群管理制御に必要な
制御情報を、群管理制御部1、学習制御部1−1、各単
体制御部2−1〜2−Nの間で高速に授受している。
【0019】また、低速伝送路7は、各ホールのホール
呼びボタン3、監視室の監視盤5等、主に昇降路を介し
て情報の伝送を行う制御系であり、高速伝送路6に比較
して低速であり、長距離のため光ファイバーケーブル等
により構成されており、群管理制御部1、学習制御部1
−1および単体制御部2−1〜2−Nと接続され、デー
タの授受を行っている。
【0020】群管理制御部1が正常な場合、ホール呼び
ボタン3は低速伝送路7を介して群管理制御部1にて制
御され、ホール呼びボタン3が押されると、ホール呼び
ゲートを閉じて登録ランプをセットすると共に、高速伝
送路6を介して送られてくる単体制御部2−1〜2−N
の情報をベースに最適号機を決定し、単体制御部2−1
〜2−Nの内の該当するものに対して制御指令を行う。
そして、制御指令を受けた単体制御部2−1〜2−N
は、この制御指令をホール呼び情報として単体制御を行
う。
【0021】図2は、本発明によるエレベータの群管理
制御装置における、群管理制御部1と単体制御部2−1
〜2−Nのソフトウェアシステムの一例を示す図であ
る。図2において、本ソフトウェアシステムは、オペレ
ーティングシステムであるリアルタイムOS8により、
単体制御機能タスク9、群管理制御メイン機能タスク1
0、群管理制御サブ機能タスク11、伝送制御タスク1
2を管理する構成であり、リアルタイムOS8内のスケ
ジューラにより、各タスク9〜12が起動されたりホー
ルドされたりするようになっている。
【0022】これらの各タスク9〜12の内の単体制御
機能タスク9は、単体制御部2−1〜2−Nを動作させ
るための機能タスクであって、優先順位が高く設定され
ている。
【0023】また、群管理制御メイン機能タスク10
は、群管理制御部1の中心となる機能タスクであり、各
単体制御部2−1〜2−Nに分散した群管理制御サブ機
能タスク11より各号機毎の情報データを収集し、比較
演算することによって最適号機を決定し、該当号機に対
して制御指令を行うと共に、ホール呼び登録の制御を行
う。
【0024】さらに、群管理制御サブ機能タスク11
は、群管理制御部1の各号機単位の情報の処理を行う機
能タスクであり、群管理制御メイン機能タスク10の制
御の下に情報の処理を行う。
【0025】すなわち、群管理制御メイン機能タスク1
0を有するコンピュータにより、高速伝送路6を介して
タスクの起動、終結の管理を行う構成となっており、マ
スターである群管理制御メイン機能タスク10からの指
令により号機単位に分散処理を行い、群管理制御メイン
機能タスク10に対して処理完了時点でデータを搬送す
る。
【0026】さらにまた、伝送制御タスク12は、高速
伝送路6のデータの授受、および群管理制御サブ機能タ
スク11の起動、終結の制御を行う。図3は、図1にお
ける高速伝送路6のシステム構成例を示すブロック図で
ある。 図3において、伝送制御はマイクロプロセッサ
13を用いて行う構成であるが、例えばISO(国際標
準化機構)が提唱するLANネットワークモデル階層の
データリンク階層を制御する部分として、ハードウェア
で構成されたデータリンクコントローラ14とメディア
アクセスコントローラ15とを用いて、データ伝送を高
インテリジェントにて行うようにし、高速伝送制御に対
してマイクロプロセッサ13が管理する伝送制御ソフト
ウェアの比率を軽減させる構成としている。 例えば、
上記の高インテリジェント伝送制御を実現するためのコ
ントローラであるデータリンクコントローラ14とし
て、インテル社(INTEL社)のLSIであるi82
586が、またメディアアクセスコントローラ15とし
て、同じくインテル社のi82501等が実用化されて
いるが、これらを用いることにより、10Mビット/秒
というような高速伝送機能を、マイクロプロセッサ13
のサポート比率を軽減した形で比較的容易に行うことが
できる。
【0027】なお、図3において、16はシステムバス
であり、17は制御ライン、18はシリアル伝送系であ
る。一方、図4は本発明による学習制御部1−1の入出
力信号の流れを示す機能ブロック図、図5は図4におけ
る学習制御部1−1のシステム構成の一例を示す図、図
6および図7はそれぞれ図5における推論部、部分モデ
ル部の詳細なシステム構成例を示す図である。
【0028】まず、図4において、群管理制御部1は、
上述したように、エレベータ群システム2の単体制御部
2−1〜2−Nにおける群管理制御サブ機能タスク11
と協調をとり、ホール呼び割当制御機能を実行する。
【0029】このホール呼び割当制御に用いられる評価
アルゴリズムは、群管理性能上の各評価指標を評価し、
各評価値を最適な重み付け加算して総合評価を行うもの
である。
【0030】また、学習制御部1−1は、一定期間毎に
群管理制御部1を介して送信されるエレベータ群システ
ム2、すなわち単体制御部2−1〜2−Nおよびホール
呼び入出力制御部4からの情報を基にして、交通需要お
よび群管理制御応答結果を生成し、交通需要からは最適
な制御パラメータを設定し、群管理制御応答結果はオン
ライン学習のためのベースデータとする。
【0031】そして、学習制御部1−1は、各時刻別の
一定期間毎に設定された上記制御パラメータを、最適な
評価指標重み付け値として群管理制御部1へ送信する。
群管理制御部1は、単体制御部2−1〜2−Nからの情
報を基に各評価指標の評価値を演算し、学習制御部1−
1から送信された制御パラメータにより上記評価値に最
適な重み付けを行い、最適号機に対して制御指令を与え
る。
【0032】次に、この学習制御部1−1の詳細な動作
について、図5以降の図面を用いて説明する。学習制御
部1−1の機能構成を説明すると、図5に示すように、
推論部21と、部分モデル部22と、合成部23と、推
論結果評価部24と、システム調整部25とから構成さ
れている。
【0033】群管理制御部1における評価演算は、一般
に、複数の評価指標lに対して行われ、i号機に対し
て、 g1 (i)、g2 (i)、……、gi (i) と表され、総合評価値は、各評価別割当評価値を重み付
け加算することによって求められ、i号機の場合の総合
評価値Ei は、
【0034】
【数1】 と表現される。
【0035】ここで、αj は各評価指標jにおける重み
付け値であり、学習制御部1−1より群管理制御部1へ
送信される制御パラメータである。そこで、推論結果評
価部24は、各時間帯別の一定期間毎に交通需要を算出
し所定の条件を満たした時、推論部21に対して出力す
ると共に、制御パラメータαj の組合せを所定範囲内に
て生成し、部分モデル部22に対して出力し、その結果
として各制御パラメータαj の組合せに対応する群管理
制御応答推論結果をエレベータ設置ビルの用途に応じて
評価し、最適な制御パラメータを設定する。
【0036】群管理制御応答推論結果をy、学習制御部
1−1への入力をuとすると、合成部23における演算
は、 y=F(u) …(1) と表現できる。なお、ここで、 y=(y1 、y2 、…、ynT u=(us 、ueT =(C、α)T とする。
【0037】この群管理制御応答推論結果yにおいて、
1 、y2 、…、yn は、一定時間におけるホール呼び
応答時間の発生率、平均乗合率、平均サービス時間等の
推論結果を表し、群管理性能を判定する上での評価基準
データとなる。
【0038】また、入力uにおけるCは交通需要を表
し、 C=(C1 、C2 、C3 ) とすると、C1 、C2 、C3 は、それぞれ全平均乗客発
生間隔[s/人]、基準階における平均乗客発生間隔、
基準階へ向かう平均乗客発生間隔を表わすデータであ
り、システムの混雑度や人の流れ等のシステムの状況を
表わすことになる。
【0039】さらに、αは各評価指標重み付け値(制御
パラメータ)であり、前述のように、複数の評価指標l
に対して、 α=(α1 、α2 、…、αl ) と表わされる。
【0040】そこで、推論部21、部分モデル部22、
合成部23から成る対象モデルは、m個の部分システム
モデルfi (α)、(i=1,2,…,m)の合成で表
現され、(1)式は次式のように書き直せることにな
る。
【0041】
【数2】
【0042】ここで、ai (C)は交通需要Cにおける
部分システムモデルfi (α)の活性度を示し、群管理
制御応答推論結果yは、交通需要Cから得られるシステ
ムの状況と部分モデル部22における部分システムモデ
ルとの結合関係により決まる。
【0043】次に、推論部21、部分モデル部22、推
論結果評価部24、およびシステム調整部25の各部の
システム構成について説明する。まず、推論部21は、
図6に示すように、入力部21−1と、記憶部21−2
と、出力部21−3と、ゲート21−4とから構成され
ており、推論結果評価部24より交通需要Cを受けて、
これらから得られるシステムの状況により、活性度を表
わす(2)式のai (C)、(i=1,2,…,m)を
出力する働きをする。
【0044】ここで、入力部21−1は、k個のニュー
ロンから成るk次元の状態ベクトルVを持ち、入力され
る交通需要Cをメンバーシップ関数φi を通すことによ
り、各要素がそのメンバーシップグレードで構成される
部分入力ベクトルci 、(i=1,2,…,m)を出力
する。このM個の部分入力ベクトルci は、一括して入
力ベクトルCとして上記入力状態ベクトルVへ入力され
る。
【0045】また、記憶部21−2は、r個のニューロ
ンから成るr次元の状態ベクトルXから成り、入力部2
1−1と出力部21−3とを関係付ける記憶部に相当す
る。さらに、出力部21−3は、m個のニューロンから
成るm次元の状態ベクトルZから成り、各要素Zi
(i=1,2,…,m)が上記部分モデル部22の部分
システムモデルfi (α)に対応している。
【0046】なお、入力部21−1および記憶部21−
2、記憶部21−2および出力部21−3は、それぞれ
相互ループを持ち、また各部21−1〜21−3は、自
己ループを持っている。
【0047】この関係は、離散方式であって、次のよう
に表現される。 C(k)=φ(u(k)) … (3.1) V(k+1)=ψ(Wvc・C(k)+Wvv・V(k)+Wvx・X(k)) … (3.2) X(k+1)=ψ(Wxv・V(k+1)+Wxx・X(k)+Wxz・Z(k)) … (3.3) Z(k+1)=ψ(Wzx・X(k+1)+Wzz・Z(k)) … (3.4) V(0)=V0 、 X(0)=X0 、 Z(0)=Z0 k≧0 ここで、WvcはベクトルCからベクトルVへの荷重を表
わすマトリックスであり、ベクトルVを構成するニュー
ロンのベクトルCに対するシナプス荷重であり、また、
vv、Wvx、Wxv、Wxx、Wzx、Wzzについても同様で
ある。
【0048】φはj次元のメンバーシップ関数であり、
ψは各次元に対応するシグモイド関数であり、入力され
る要素毎に、 f(x)=1/{1+exp(−x)} … (3.5) の演算を行う。
【0049】さらに、kは時間を表わすパラメータであ
り、1増える毎に単位時間が経過する。上記の(3.
1)〜(3.4)式で各Wを適当に設定することによ
り、入力される需要C(u(k))に対する部分システ
ムモデルfi (α)、(i=1,2,…,m)の活性度
が、出力部21−3の状態ベクトルZに時間経過を伴っ
て現れてくる。
【0050】さらにまた、ゲート21−4は、設定され
た時間Tが経過すると開かれ、Zi(T)を部分システ
ムモデルfi (α)の活性度ai (C)として出力す
る。次に、部分モデル部22は、図7に示すようなシス
テム構成であり、制御パラメータαを入力することによ
り、各部分システムモデル毎に群管理制御応答結果fi
(α)を出力する働きを有する。
【0051】この部分モデル部22における個々の部分
システムモデルfi (α)、(i=1,2,…,m)
は、図8に示すように、多層のニューラルネットワーク
によって構成され、これらはそれぞれある特定の需要C
i に対応しており、それぞれがその需要に対する制御パ
ラメータαと実システムの群管理制御応答結果の入力出
力データiとを格納している。そして、部分システムモ
デルfi (α)は、この入出力データiを教師データと
して、バックプロパゲーション法を用いて学習される。
【0052】図8に詳しく示されているように、各部分
システムモデルfi は、入力uが与えられた時、 y(k)=fi (u(k)) の演算を実行する。この演算処理は、 neth(k)=Whu(k)・u(k) … (4.1) h(k)=ψ(neth(k)+θh (k)) … (4.2) nety(k)=Wyh(k)・h(k)+Wyu(k)・u(k) … (4.3) y(k)=ψ(nety(k)+θy (k)) … (4.4) k≧0 ここで、Whu、Wyh、Wyuは、シナプス荷重を表わすマ
トリックスである。また、θh 、θy は、それぞれ中間
層h、出力層yに対するバイアス値を表わすベクトルで
ある。
【0053】各部分システムモデルfi (u)、(i=
1,2,…,m)は、それぞれが異なるシナプス荷重、
バイアスを持ち、演算を行う。合成部23では、部分モ
デル部22から入力されてくる部分システムモデルの出
力f1 (α)、f2 (α)、…、fm (α)、および推
論部21から入力される各部分システムモデルに対する
活性度a1 (C)、a2 (C)、…、am (C)を、
(2)式にしたがって合成し、群管理制御応答推論結果
yとして推論結果評価部24に出力する。
【0054】次に、推論結果評価部24では、後で詳し
く説明するように、上記のように、推論部21、部分モ
デル部22、合成部23からなる対象モデルに対して、
入力u(=C、α) )において、実システムに対して
制御パラメータαの組合せを所定範囲内にて生成し、入
力uとして与えることにより、その結果として各制御パ
ラメータαの組合せに対応する群管理制御応答結果を評
価し、最適な制御パラメータαを設定し、所定の条件を
満たした時には、最適制御パラメータを、満たさない時
にはデフォルト制御パラメータを群管理制御部1に送信
する。
【0055】次に、オンラインにて得られる群管理制御
部1からの交通需要、群管理制御応答結果、また推論結
果評価部24からの制御パラメータによって、システム
調整部25で行われる推論部21、部分モデル部22の
オンライン学習について説明する。
【0056】システム調整部25は、図11に示すよう
に、差異検出部25−1と、推論修正部25−2と、入
出力データ修正部25−3と、入出力データ群25−4
1〜25−4mと、部分システムモデル修正部25−5
とから構成されており、群管理制御応答推論結果yと群
管理制御部1からの応答結果の差異に基づいて所定の条
件を満たした時に、推論部21の「確かさ」pi 、およ
び関係する部分システムモデルfi を修正する働きをす
る。その修正量は、活性度ai に正比例させ、習熟度R
i (k)に反比例させて行う。
【0057】ここで、差異検出部25−1は、図12に
示すようなデータ構造を持ったテーブルから各時間帯毎
の推論結果yと応答結果y0 のデータを取り出し、前記
データの差異が(5)式を満たす時、 |y−y0 |/y0 ≧Def0 … (5) 修正量の元となる度合δNi を(6.4)式をより算出
して、推論部修正部25−2、および入出力修正部25
−3に出力する。
【0058】また、図13のフローチャートに示すよう
に、(5)式を満たさない状態が所定回数Nlim 回が継
続したときには(S10,S11,S12,S13)、
最適制御パラメータαを設定する(S14)。S13に
おいて、cnti≧Nlim を満たさないときは、デフォ
ルトの制御パラメータαを制御パラメータ設定部24ー
5に対して設定するように指令する(S17)。カウン
タは、(5)式を満たさないときには、インクリメント
され、満たさないときはにはクリアされる(S15)。
ここで、Def0 は定数であり、修正するか否かいずれか
の制御パラメータを設定するか否かの判断基準となる。
【0059】また、推論部修正部25−2では、図6に
示した推論部21における確かさを修正するループのう
ち、出力部21−3から記憶部21−2へのループ、す
なわちマトリックスWxzに限定する。この時、推論部修
正部25−2は、マトリックスWxzの(i,j)要素w
ijを、 wii=pi (i=1,2,…,m) … (6.1) wji=pi (j≠i) … (6.2) のように修正する。
【0060】ここで、pi ≧0は、部分システムモデル
i (α)に対する記憶の確かさを表わすパラメータで
あり、次式により演算される。 pi =ξ・Ri (k+1)+ζ … (7.1) Ri (k+1)=1−exp[−β(Ni (k+1)+γ)]… (7.2) Ni (k+1)=Ni (k)+δNi … (7.3) δNi =min{1、η・(ai /Ri (k))} … (7.4) ここで、η、β、γ、ξ、ζはそれぞれ定数、Ri およ
びNi はそれぞれ部分システムモデルfi (α)の習熟
度および学習進度である。そして、この学習進度Ni
(k)は、部分システムモデルfi (α)のk回学習し
た後の学習の進み具合を表わしており、活性度ai に比
例し、現在の習熟度Ri (k)に反比例する度合δNi
(最大値1)で変化する。そして、(7.3)式で計算
される新たな学習進度Ni (k+1)に対して、新たな
i (k+1)が(7.2)式によって決まり、最終的
に修正された確かさpi が(7.1)式により求まる。
【0061】一方、部分システムモデルfi (α)の修
正は、入出力データ修正部25−3、入出力データ群2
5−41〜4m、および部分システムモデル修正部25
−5にて行う。
【0062】まず、入出力データ修正部25−3は、修
正度合δNi 、制御パラメータα0、群管理応答結果y0
より、各部分システムモデルfi (α)が持つ入出力
データ群25−41〜4mを書き換える。そして、この
書換えた入出力データ25−4iを教師データとして、
バックプロパゲーション法により追加ないし再学習を部
分システムモデル修正部25−5で行い、旧部分システ
ムモデルfi と学習後の新部分システムモデルfi とを
入れ替える。
【0063】次に、入出力データの修正の方法について
説明する。入出力データ修正部25−3は、所定時間帯
毎の一定期間が終了すると、上記時間帯の応答結果を基
に群管理制御応答結果の演算を行い、上記時間帯での制
御パラメータと共に、入出力データ D0 =(u0 )、 u0 =(C0 *α0 ) を生成する。
【0064】この時、部分システムモデルfi (α)が
持つ入出力データ(D1 ,D2 ,…,DL )を書き換え
る。入出力データ群25−41〜4mから全ての入力デ
ータをスキャンし、そのαとα0 との距離の2乗 dα=|α−α02 … (8.1) を求め、近い(dαが小さい)ものから順に2つのデー
タD(1st) 、D(2nd) を抽出する。
【0065】ここで、 C(1st) =C0 かつd(1st) α>0 … (8.1´) の場合には、例外的にD0 を新たに入力データDL+1
して追加登録する。
【0066】また、(8.1´)式が成立しない場合に
は、上記2つのD(1st) 、D(2nd)について、そのCと
0 との距離の2乗 dc =|C−C02 … (8.2) を求め、その後、D(1st) 、D(2nd) を次式によって修
正する。ただし、y´(1st) 、y´(2nd) は、修正後の
出力データである。
【0067】 y´(1st) =ρ1 ・(y0 +(1−ρ1 )・y(1st) … (8.3) y´(2nd) =ρ2 ・(y0 +(1−ρ2 )・y(2nd) … (8.4) κ=1/(γ・D(1st) α+1) … (8.5) ρ1 =δNi ・{1/(λD(1st) C+1)} … (8.6) ρ2 =(1−κ)・δNi ×{1/(λD(2nd) C+1)} ×{1/(λD(2nd) α+1)} … (8.7) 上記の(8.3)、(8.4)式により、部分システム
モデルにおける入出力データが書き換えられ、書き換え
後の入出力データを教師データとして、部分システムモ
デル修正部25−5では、バックプロパゲーション法に
より部分システムモデルの荷重マトリックスの修正を、
以下の手順により行う。
【0068】 δy (k)=ψ´{nety(k)+θy (k)}*{y* (k)−y(k) } … (9.1) δh (k)=ψ´{neth(k)+θh (k)}*W´yh・δy (k) … (9.2) ΔWyh(k+1)=ηyh(k)・δy (k)・h´(k)+αyh・ΔWyh(k ) … (9.3) ΔWhu(k+1)=ηhu(k)・δh (k)・u´(k)+αhu・ΔWhu(k ) … (9.4) ΔWyu(k+1)=ηyu(k)・δy (k)・u´(k)+αyu・ΔWyu(k ) … (9.5) Wyh(k+1)=Wyh(k)+ΔWyh(k+1) … (9.6) Whu(k+1)=Whu(k)+ΔWhu(k+1) … (9.7) Wyu(k+1)=Wyu(k)+ΔWyu(k+1) … (9.8) ΔWyh(0)=0、 ΔWhu(0)=0、 ΔWyu(0)=0、 Δθy (0)=0、 Δθh (0)=0 ここで、y* は教師データであり、 (1/2)|y* −y|2 <ε が全てのy* について成立するまで、kをインクリメン
トして繰り返す。
【0069】ここで、A*Bとは、行列AおよびBの要
素毎の積を表わしており、η、αは学習パラメータであ
る。上記の演算により、部分システムモデル修正部25
−5では、部分システムモデルの荷重マトリックスの修
正を入出力データ修正部25−3にて、入出力データ群
25−41〜4mが書き換えられる度に行い、再学習す
る。
【0070】次に、図9および図10により、推論結果
評価部24の詳細な構成とその制御パラメータαの最適
化設定について説明する。図9に示すように、推論結果
評価部24は、制御パラメータ組み合わせ生成部24−
1と、交通需要検出部24−2と、推論結果評価パラメ
ータ設定部24−3と、推論結果評価演算部24−4
と、制御パラメータ設定部24−5とから構成されてい
る。
【0071】上述のように、学習制御部1−1の推論部
21、部分モデル部22、合成部23により、各ビル毎
の任意の交通需要に対して、制御パラメータと群管理制
御応答推論結果との関係を構成し、(1)式によって群
管理制御応答結果yを連想により推定することができ
る。
【0072】そこで、推論結果評価部24では、群管理
制御応答結果yを、各ビル用途、客先ニーズに応じて、
所定の条件を満たす時は、各ビルに合った「最適」の基
準に対して、制御パラメータの最適値設定を、満たされ
ない時には、予め決められたデフォルトの制御パラメー
タ値の設定を行う。
【0073】そのために、推論結果評価部24は、所定
の時間帯において交通需要を検出して推論部21に出力
すると共に、あらかじめ各ビル毎の用途、客先ニーズに
より設定された推論結果評価パラメータに対して、現時
間帯での推論結果評価パラメータの選定を行う。
【0074】ここで、推論結果評価パラメータとは、群
管理制御応答結果yを評価するためのパラメータテーブ
ルであり、各ビル毎に交通需要別に設定されるものであ
る。また、群管理制御応答結果yは、群管理制御性能を
表わす指標であり、前述のように、ホール呼び応答時間
の発生率、平均乗合率、平均サービス時間といった評価
基準データである。
【0075】群管理制御性能を評価する場合、上記評価
基準データをベースとして評価を行うが、一般には、上
記評価基準データに対する重み付けは、ビル用途、客先
ニーズ、交通需要によって異なり、例えば一般事務所ビ
ルでは、ホール呼び応答時間、平均サービス時間といっ
た項目の比重が高く、またホテルでは、逆に平均乗合率
を低くするといった項目の比重が高い。同様に、同一用
途のビルでも、時間帯や客先仕様により項目の比重が変
わる。そのため、推論結果評価パラメータは、各ビル毎
の用途に合わせて、交通需要、時間帯を配列要素とし
て、群管理制御応答結果yの各指標を評価する重み付け
値として構成する。
【0076】このようにして、所定の交通需要Cにより
選定された推論結果評価パラメータβは、推論結果評価
演算部24−2に送出され、ここで合成部23より出力
されてくる群管理制御応答結果yを評価し、その評価結
果である性能評価値PEは制御パラメータ設定部24−
5に送り出され、最適な制御パラメータα0 が設定され
る。
【0077】この推論結果評価部24の動作について、
図10に示すフローチャートを基に詳しく説明する。ま
ず、差異検出部25ー1からの制御パラメータ設定指令
がデフォルトか最適かを判別する(ステップS1)デフ
ォルトであった場合には、交通需要毎に予め決められた
図14に示すテーブルより選定し、デフォルト設定する
(ステップS2)。このテーブル内のデフォルト制御パ
ラメータは、制御パラメータ組み合わせ生成部24ー1
にて作られるもの有限個のαに対応するものとなってい
る。
【0078】デフォルトでなかった場合には、制御パラ
メータ組み合わせ生成部24−1において、制御パラメ
ータαをその取り得る範囲内で微小変化量Δαずつ変化
させ、それぞれのαに対して有限個の組み合わせPmax
を定める(ステップS3、S4)。
【0079】次に、この組み合わせPに対する各制御パ
ラメータP(α1P、α2P、…、αiP)に対して、交通需
要検出部24−2による現時間帯の交通需要パラメータ
Cと共に入力u(=(C、α) )を形成し、推論部2
1、部分モデル部22に入力し、結果として合成部23
を介して群管理制御応答推論結果yを得る(ステップS
5)。
【0080】この推論結果yP に基づいて、群管理制御
性能評価を示す目的関数として性能評価値PEを数式モ
デルとしてモデル化し、性能評価を数値化する(ステッ
プS6)。制御パラメータ組み合わせPに対する評価値
をPEP として推論結果を評価すると、次のようにな
る。
【0081】
【数3】
【0082】ここで、β(=(β1 、β2 、…、β
n ))は推論結果評価パラメータであり、各ビル用途、
客先仕様に応じて、交通需要、時間帯毎にあらかじめ設
定されたデータ配列である。
【0083】全ての組み合わせPに対して、性能評価値
PEP :(P=0〜Pmax )が演算されたところで(ス
テップS7)、このPEP が最小となる組み合わせPを
0とし、この組み合わせP0 に対応する制御パラメー
タP0 (α1P0 、α2P0 、…、αiP0 )を最適制御パラ
メータに設定し、群管理制御部1に対して送信する(ス
テップS8)。
【0084】以上説明した本実施例のエレベータの群管
理制御装置においては、ニューラルネットの使用を実使
用状態から得られた結果データとニューラルネットの出
力との差が所定値以下であり、この状態が所定回数継続
したときを条件として、自動的に開始するため、従来の
結果データが完全に安定するまで待つものと比べニュー
ラルネットの使用までの時間が短縮され、システム稼働
後早い段階にて良好な群管理性能が得られると共にシス
テムの適応が促進される。
【0085】本実施例では、時間帯別にカウンタを設け
て、結果データとニューラルネットの出力との差が所定
値以下、ときには、カウンタをクリアしていたが、断続
的にでも前記状態が所定回数になればニューラルネット
の使用を行う方法がある。また、時間帯別ではなく、入
力となる交通需要別にカウンタを設ける方法もある。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、早い段階でビル用途や
時間帯に適合したニューラルネットの学習機能の使用が
可能となり、群管理性能の向上を図ることができるエレ
ベータの群管理制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータの群管理制御装置の第
1の実施例を示すブロック図。
【図2】図1における群管理制御部および単体制御部の
ソフトウェアシステムの構成例を示すブロック図。
【図3】図1の高速伝送路のシステム構成例を示すブロ
ック図。
【図4】図1の学習制御部の入出力信号の流れを示す機
能ブロック図。
【図5】図1の学習制御部のシステム構成例を示すブロ
ック図。
【図6】図1の推論部のシステム構成例を示すブロック
図。
【図7】図5の部分モデル部のシステム構成例を示すブ
ロック図。
【図8】図5の部分モデル部の各部分システムモデルの
構成例を示す概要図。
【図9】図5の推論結果評価部のシステム構成例を示す
ブロック図。
【図10】図5の推論結果評価部の動作を説明するため
のフローチャート。
【図11】図5のシステム調整部のシステム構成例を示
すブロック図。
【図12】図11の差異検出部を説明するための図。
【図13】制御パラメ−タ送信の判別を説明するための
フローチャート。
【図14】図9の推論結果評価部のメモリテーブルを示
す図。
【符号の説明】
1…群管理制御部、1−1…学習制御部、2…エレベー
タ群システム、2−1〜2−N…単体制御部、3…ホー
ル呼びボタン、4…ホール呼び入出力制御部、5…監視
盤、6…高速伝送路、7…低速伝送路、21…推論部、
22…部分モデル部、23…合成部、24…推論結果評
価部、25…システム調整部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の階床に対して複数台のエレベータ
    を就役させ、発生した共通のホール呼びに対して所定の
    評価演算により最適な号機を割当てるにあたり、少なく
    ともニューラルネットの学習機能を割当制御に応用し、
    ビル稼働後の実使用状態に応じて前記ニューラルネット
    の結合状態を修正するものを含むエレベータの群管理制
    御装置において、 所定条件を満たした交通需要および荷重を表すマトリッ
    クスを入力し、各部分システムモデルの活性度を出力す
    る推論部と、 所定範囲内の制御パラメータの組合せを入力し、各部分
    システムモデル毎に群管理制御応答結果を出力する部分
    モデル部と、 この部分モデル部からの群管理制御応答結果および前記
    推論部からの各部分システムモデルの活性度を入力し、
    両者を合成して群管理制御応答推論結果を出力する合成
    部と、 この合成部からの群管理制御応答推論結果および各時間
    帯別の一定時間毎に交通需要を算出し前記推論部に出力
    し、所定の条件を満たしたとき制御パラメータを出力す
    ると共に、制御パラメータの組合せを所定範囲内に生成
    し前記部分モデル部に出力する推論結果評価部と、 前記合成部からの群管理制御応答推論結果と前記推論結
    果評価部からの応答結果の差異に基づいて所定の条件を
    満たしたとき前記推論部の確かさおよび前記部分モデル
    部のシステムを修正するシステム調整部と、 を備えてなるエレベータの群管理制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013184752A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの群管理システム
CN112897266A (zh) * 2021-04-06 2021-06-04 永安行科技股份有限公司 基于智能终端的呼梯方法及系统

Cited By (3)

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