JPH0873023A - ベルトコンベヤの落荷回収装置 - Google Patents

ベルトコンベヤの落荷回収装置

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JPH0873023A
JPH0873023A JP21108694A JP21108694A JPH0873023A JP H0873023 A JPH0873023 A JP H0873023A JP 21108694 A JP21108694 A JP 21108694A JP 21108694 A JP21108694 A JP 21108694A JP H0873023 A JPH0873023 A JP H0873023A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 石炭搬送用ベルトコンベヤの清掃装置を提供
する。 【構成】 ベルトコンベヤよりの落荷を捕集する捕集床
8より回収する回収装置において、捕集床8の側部に沿
う走行台車13と、走行台車13の前方部と走行方向後
方部とに互いに近接離間移動自在に設けられ、それぞれ
走行台車13から捕集床8上に延出摺動自在に支持され
た平行スクレーパ60と、平行スクレーパ60の先端部
にそれぞれ回動自在に設けられ、捕集床8上に摺動自在
に支持された旋回スクレーパ29aを備え、平行スクレ
ーパ60を走行台車13より捕集床8上に延出させて互
いに離間位置から近接位置に移動させて落荷を平行スク
レーパ60内に掻き寄せると共に旋回スクレーパを旋回
させて平行スクレーパ60の先端部より落荷を平行スク
レーパ60間に掻き寄せ且つ平行スクレーパ60を近接
移動させると共に、旋回スクレーパ29aの先端部を互
いに突き合わせて平行スクレーパ60を走行台車側に後
退させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトコンベヤの落荷
回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ばら物を搬送するベルトコンベヤには、
従来、ベルトのリターン側等から剥がれ落ちる粉塵を受
けるべく、下部に捕集床が敷設されている。特に、屋外
で使用されるベルトコンベヤについては、風によって落
荷(落粉)が飛ばないようにするために、捕集床の外側
に位置させて遮風板が上下スライド自在に設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ベルトのキャ
リヤ側をできるだけ低くするという要求から捕集床の位
置もかなり低くなっており、捕集床を清掃するときに
は、清掃作業者は、かがみこんだ姿勢や中腰の姿勢を取
らざるを得ず、これに多くの労力、時間を費やさざるを
得なかった。
【0004】また、このような清掃作業は、粉塵環境の
作業であり、また、危険な作業である点も指摘されてい
た。
【0005】本発明の第1の目的は、捕集床に落ちた落
荷を人手によらず機械力により通路側へ掻き出すように
したベルトコンベヤの落荷回収装置を提供することにあ
る。
【0006】本発明の第2の目的は、さらに粉塵が立ち
にく状態で清掃を行うベルトコンベヤの落荷回収装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成するた
めに、第1の手段は、ばら物を搬送するベルトコンベヤ
の下部に敷設されベルトコンベヤ等より落下する落荷を
捕集する捕集床より落荷を回収する回収装置において、
上記捕集床の側部に沿って走行自在に設けられた走行台
車と、この走行台車の走行方向前方部と走行方向後方部
とに互いに近接離間移動自在に設けられると共にそれぞ
れ走行台車から上記捕集床上に延出自在に且つ摺動自在
に支持された平行スクレーパと、これら平行スクレーパ
の先端部にそれぞれ回動自在に設けられ、上記捕集床上
に摺動自在に支持された旋回スクレーパとを備え、上記
平行スクレーパを走行台車より捕集床上に延出させて互
いに離間位置から近接位置に移動させて落荷を平行スク
レーパ内に掻き寄せると共に旋回スクレーパを旋回させ
て平行スクレーパの先端部より落荷を平行スクレーパ間
に掻き寄せ且つ平行スクレーパを近接移動させると共
に、旋回スクレーパの先端部を互いに突き合わせて平行
スクレーパを走行台車側に後退させることにより、落荷
を回収させるように構成したものである。
【0008】第2の目的を達成するために、第2の手段
は、ばら物を搬送するベルトコンベヤの下部に敷設され
ベルトコンベヤ等より落下する落荷を捕集する捕集床よ
り落荷を回収する回収装置において、上記捕集床の外側
に上下スライド自在に設けられた遮風板と、上記捕集床
の側部に沿って走行自在に設けられた走行台車と、該走
行台車に設けられ上記遮風板と係合してこれを開位置ま
でスライド移動する開閉手段と、上記走行台車の走行方
向前方部と走行方向後方部とに互いに近接離間自在に設
けられると共にそれぞれ走行台車から上記捕集床上に延
出自在に且つ摺動自在に支持された平行スクレーパと、
これら平行スクレーパの先端部にそれぞれ向かい合う方
向に回動自在に設けられ、上記捕集床上に旋回移動する
旋回スクレーパと、走行台車に設けられ平行スクレーパ
間に捕集される落荷を吸引して回収するバキューム装置
とを備え、上記開閉手段により遮風板を開放させた後、
上記バキューム装置を作動させると共に平行スクレーパ
を走行台車より捕集床上に延出させて互いに離間位置か
ら近接位置に移動させて、落荷を平行スクレーパ内に掻
き寄せると共に旋回スクレーパを旋回させて平行スクレ
ーパの先端部より平行スクレーパ内に掻き寄せ、且つ、
平行スクレーパを近接移動させると共に、旋回スクレー
パの先端部を互いに突き合わせて平行スクレーパを走行
台車側に後退させることにより、上記バキューム装置に
落荷を回収させるように構成したものである。
【0009】
【作用】第1の手段にあっては、平行スクレーパは、互
いに近接離間自在であり、また旋回スクレーパは、平行
スクレーパの外側と内側とに旋回自在である。コントロ
ーラは、まず平行スクレーパを走行台車より捕集床上に
延出させて互いに離間位置から近接位置に移動させて落
荷を平行スクレーパ内に掻き寄せると共に、旋回スクレ
ーパを旋回させて平行スクレーパの先端部より落荷を平
行スクレーパ間に掻き寄せる。そして平行スクレーパを
近接移動させ、かつ旋回スクレーパの先端部を互いに突
き合わせた門形として平行スクレーパを走行台車側に後
退させる。このため、落荷を捕集床上に掻き残すことな
く全て通路側へと掻き出すことができる。なお、第1の
手段の落荷回収にあって、清掃を施そうとする箇所に平
行スクレーパの延出にとって障害となる障害物(縦骨
(柱材)等)が存在している場合もあるが、このような
ときは、平行スクレーパの一方または両方を障害物の内
側まで移動させてから、落荷の回収を行えば、落荷を難
無く回収することができる。
【0010】第2の手段にあっては、コントローラは、
落荷回収時、開閉手段を作動して遮風板を開位置に保持
すると共に、バキューム装置を作動して落荷の吸込みを
開始し、そして第1の手段と同じに捕集床の落荷を通路
側に掻き寄せて落荷を、上記バキューム装置に回収させ
る。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の好適一実施例を添付図面に
基づいて説明する。
【0012】図5には、ベルトコンベヤ1の横断面と本
発明に係る走行台車が示されている。ベルトコンベヤ1
は、架構2の中央にこれに平行に配設され、左右のコン
ベヤフレーム3,3に回転自在に軸支されたテールプー
リ4、ヘッドプーリ(図示せず)アイドラ5,6に、無
端状に巻き掛けられたベルト7によって石炭などのばら
物を搬送するようになっている。そして、このコンベヤ
フレーム3の下部には、ベルト7等から落ちる落粉(落
荷)を受けるべく、ベルト7の長手方向に沿わせて水平
に捕集床8が敷設されている。さらに、このコンベヤフ
レーム3には、その長手方向に間隔を隔てて縦にガイド
レール9が配設されており、隣設するガイドレール9と
ガイドレール9とには、上記捕集床8から風によって落
荷(落粉)が舞い上がるのを規制するために、上下スラ
イド自在(開閉自在)に遮風板11が掛け渡されてい
る。
【0013】走行台車13は、その前後四隅のガイド輪
16を、通路12両側の路肩内側面14,15にそれぞ
れ当接させて走行自在に配設されており、この走行台車
13には、上記捕集床8の落荷(落粉)を通路12側に
掻き出して回収するために、落荷回収装置が取り付けら
れている。
【0014】落荷回収装置は、図1に示すように、遮風
板11を上昇させてこれを開位置に保持する開閉手段た
る2本の昇降用シリンダ17,17と、捕集床8上の落
粉を通路12に掻き出すためのスクレーパ装置18と、
掻き出された落荷を受ける仮受け装置19と、仮受け装
置19に受け渡される落荷を吸い込んで回収するバキュ
ーム装置20と、これら装置を制御すると共に、上記走
行台車の走行・停止を制御して捕集床8から落荷を回収
するコントローラ23とから主に構成されている。
【0015】本実施例にあっては、昇降用シリンダ1
7,17は、それぞれ周知のアクチュエータ形シリンダ
(内部のベーンに油圧を作用させることにより、シリン
ダロッド24を所定角度(たとえば90°)回転させる
形式のシリンダ)のシリンダロッド24の先端部に、フ
ック状の係合部材25を横向きに取り付けてなり、係合
部材25が、遮風板11の上部両側から通路12側に張
り出して設けられた取手10に下方から係合して、遮風
板11を押し上げることができるように、走行台車13
の前部の捕集床8側と、後部の捕集床8側とに、それぞ
れ設けられている。ここで、昇降用シリンダ17,17
として通常のシリンダを用いずに、アクチュエータ形シ
リンダを用いたのは、走行時に、ベーンによりシリンダ
ロッド24の回動させて、係合部材25を台車本体14
内に格納し得るようにして、係合部材25とガイドレー
ル9,9等との接触事故を未然に防ぐことができるよう
にするためである。
【0016】スクレーパ装置18は、走行台車13の走
行方向前部と走行方向後部とにそれぞれ配設された平行
スクレーパ60,60と、これら平行スクレーパ60,
60を互いに近接離間自在に走行台車13に支持させる
ためのスクレーパ支持装置と、スクレーパ29の先端に
垂直軸回りに旋回自在に取り付けられた旋回スクレーパ
29aとから構成されている。
【0017】スクレーパ支持装置は、台車本体14の捕
集床8側とその反対側とに前後方向に間隔を隔てて4カ
所、取付けフレーム31を立設し、車長方向において内
側の取付けフレーム31間を除く他の取付けフレーム3
1間に、水平にかつ高さを揃えて梁26を掛け渡し(合
計4本)、車巾方向に向き合う梁26,26に、これら
梁26に沿って移動自在にガーダ27を支持させ、各梁
26にガーダ27を移動させるためのモータ(後述す
る)を取り付けて構成されている。本実施例にあって
は、梁26,ガーダ27およびスクレーパ本体28は、
それぞれリップ付きC型鋼によって構成されており、梁
26の内部には、送りねじ30aが軸支され、ガータ2
7の内部には、送りねじ30bが軸支され、そしてスク
レーパ本体28の内部には、送りねじ30cが軸支され
ている。
【0018】ガータ27を移動自在に支持するための梁
26は、そのスリット26aを有する側を上方に向けて
上記取付けフレーム31に掛け渡され、ガータ27は、
図2に示すように梁26内の送りねじ30aに支持さ
れ、かつ送りねじ30aの回転方向へと送り出される爪
33により梁26,26に移動自在に支持されている。
爪33は、本実施例にあっては図2に示すように、ガー
タ27の両端上面に取り付けられたL字形ハンガ32の
ガータ27の上面と向き合う面にそれぞれ取り付けら
れ、スリット26aを介して梁26内へと差し込まれ、
内部の送りねじ30aと噛み合わせられている。したが
って、これら送りねじ30a,30aを同期させて同じ
方向に回転させると、L字形ハンガ32と一体のガーダ
27は、梁26の長手方向、すなわち走行台車13の走
行方向に移動する。
【0019】平行スクレーパ60をガータ27に移動自
在に支持させるための手段は、ガータ27の下部にその
長手方向に移動自在に取り付けられたコマ35からな
り、平行スクレーパ60を上下に昇降させるための手段
は、コマ35の下面に取り付けられた伸縮装置(シリン
ダ等のアクチュエータ)36からなる。コマ35は、図
3に示すように、両側にガータ27のリップ27bに係
合されてこれに摺動自在に案内される溝35aを有し、
上面にガータ27内の送りねじ30bに係合されて、そ
の送りねじ30bの送り方向に送り出される爪37を有
している。
【0020】よって、図2,図3に示したように、コマ
35の下面に伸縮装置36を取り付け、伸縮装置36に
ガータ27と平行に平行スクレーパ60を取り付けて、
送りねじ30bを回転させると、平行スクレーパ60
は、送りねじ30bの回転に応じてねじ送り方向へと移
動されるようになり、伸縮装置36を伸縮させれば、捕
集床8の任意の位置に平行スクレーパ60を着床させる
ことができるようになる。
【0021】平行スクレーパ60は、スクレーパ本体2
8に、スクレーパ29を出没自在に設けることにより構
成されている。本実施例にあっては、スクレーパ29の
両側部に長手方向に沿わせて溝38を形成し、スクレー
パ29の後端部に上向きに突出させて爪39を設け、各
溝38,38を、スクレーパ本体28のリップ28bに
摺動自在に係合させ、爪39を上記送りねじ30cと噛
み合せることによって、送りねじ30cの回転方向、す
なわち、走行台車13の車巾方向に沿ってスクレーパ2
9が出没するようになっている。
【0022】旋回スクレーパ29aは、スクレーパ29
と同様に上記リップ28bに摺動自在に案内される溝を
有した断面H形の部材からなり、図2に示したようにス
クレーパ29の先端部にヒンジ40を介して垂直軸回り
に回動自在に取り付けられている。本実施例にあって
は、ヒンジ40に、旋回スクレーパ29aを旋回させる
べく、スクレーパ旋回用モータ(ステップモータ等)4
1が取り付けられ、送りねじ30aにこれを回転してガ
ータ27を移動すべくガータ移動用モータ34が取り付
けられ、送りねじ30bにこれを回転してスクレーパ本
体28を移動すべくスクレーパ本体移動用モータ42が
取り付けられ、送りねじ30cにこれを回転してスクレ
ーパ29を移動すべくスクレーパ移動用モータ43が取
り付けられている。また、スクレーパ29、旋回スクレ
ーパ29aおよびスクレーパ本体28の下面に、捕集床
8の凹凸に追従して掻き残しなく落荷を掻き取るため
に、長さを揃えてそれぞれブラシ(ワイヤブラシ,銅ブ
ラシ等)44,45,46が取り付けられている。
【0023】落荷を一時的に受けておくための仮受け装
置19は、台車本体14の車長方向の前部と後部とに、
車巾方向に沿わせて敷設されたレール47,47と、こ
れらレール47,47に、スライド自在に掛け渡されて
支持されたちりとりたる受け板48と、台車側板49と
受け板48の後端とに、受け板48をレール47,47
に沿わせて台車幅方向にスライドさせるべくそれぞれ掛
け渡されたシリンダ50とから構成されている。この場
合、コ字形レール47,47は、その台車前後方向の取
り付け幅が、スクレーパ本体28とスクレーパ本体28
との最大離間幅よりも広く設定され、コ字形レール4
7,47の通路12床面からの高さが、受け板48がス
クレーパ本体28よりも低くなるように、且つシリンダ
50の伸長時に、受け板48の先端面が、コンベヤフレ
ーム3の下部側面51に突き当るように設定されている
(図12又は図15参照)。
【0024】バキューム装置20は、図1に示したよう
に、台車本体14内を上下に仕切る仕切り板53上に配
設されて落荷をフィルタ袋などに回収するフィルタ装置
54と、フィルタ装置54の排出口(図示せず)に、吸
い込みのための吸い込み圧を作用させて清浄な空気のみ
を排出する吸引機55と、フィルタ装置55の入口(図
示せず)に取り付けられた管であって、その吸込口56
を、上記スレーパ29の中央位置から上記受け板48の
内側中央に臨ませて設けられた吸込管57とから構成さ
れている。なお、受け板48の両側には、受け板48に
受け渡された落荷を全て吸込口56に吸引させるべく、
図4に示すように、ガイド52が設けられている。
【0025】コントローラ23は、シーケンス回路又は
CPU(MPU)等を有する電気回路からなり、基本的
に図6に示すメインフローおよび図7または図8に示す
清掃のフローを実行するように電気的に構成されてい
る。
【0026】すなわち、コントローラ23は、まず、図
6に示すように、走行台車13を、ベルトコンベヤ1の
一方の端部(始端)から他方の端部(終端)へ向けて所
定区間(ガーダ27,27を最大に離間させたときのス
クレーパ本体28,28間のピッチと同じ)ずつ移動さ
せ、各区間ごとに捕集床8の清掃を実行する。この場
合、走行台車13の移動距離は、ガイド輪16または走
行輪(図示せず)の回転数から距離を求める計算か、ま
たは走行台車13に図1に示すように測距センサ58を
配設し、通路12の両端にリフレクタ等の反射物(図示
せず)を配設して、センサ58から反射物までの距離を
測定することにより行う。
【0027】自走台車13が所定区間進んだとき、コン
トローラ23は、走行台車13を止め、図7または図8
の清掃のフローを実行する。
【0028】図7の制御を行う場合は、コントローラ2
3は、まず、ガータ移動用モータ34を駆動してスクレ
ーパ本体28のピッチを清掃に適したピッチに調節す
る。次に、スクレーパ本体移動用モータ42を駆動して
平行スクレーパ60を走行台車13より捕集床8上に延
出させた後、ガータ移動用モータ34を駆動して平行ス
クレーパ60を互いに離間位置から近接位置に移動させ
て捕集床8の落荷を平行スクレーパ60,60内に掻き
寄せる。同時に、旋回スクレーパ29aを内側に旋回さ
せてスクレーパ29,29の先端部より落荷をスクレー
パ29,29内に掻き寄せ且つガータ移動用モータ34
を作動して平行スクレーパ60,60を互いに近接移動
させると共に、旋回スクレーパ29a,29aの先端部
を互いに突き合わせて平行スクレーパ60全体を走行台
車13側に後退させることにより、通路12で落荷を回
収する。この場合、落荷の回収は、走行台車13の移動
後に掃除機などの通常の清掃手段により行っても構わな
いが、上記したように、仮受け装置19,バキューム装
置20が走行台車13に搭載されている場合は、シリン
ダ50を伸ばして走行台車13と捕集床8とに受け板4
8を掛け渡し、バキューム装置20を作動することによ
って、落荷を回収するようにしても構わない。またこの
場合、清掃を行おうとする箇所に平行スクレーパ60の
延出にとって障害となる障害物(縦骨(柱材)21等)
がある場合は、その障害物側の平行スクレーパ60を障
害物の内側に適宜移動させるか、または、前後の平行ス
クレーパ60の間隔を狭く調節すれば、難無く落荷の回
収を行うことができる。
【0029】図8の制御を行う場合は、コントローラ2
3は、まず、シリンダ50,50をそれぞれ伸ばして捕
集床8と台車本体14との間に、ちりとりたる受け板4
8を掛け渡すと共に(図4,図9参照)、吸引機55を
作動する。そして、昇降用シリンダ17,17を、外側
に90°回転させて係合部材25の位置を取手10係合
位置に合わせた後(図10参照)、昇降用シリンダ1
7,17を伸ばして遮風板11を開位置まで上昇させ、
保持する(図11参照)。
【0030】次に、スクレーパ本体移動用モータ42、
スクレーパ移動用モータ43を作動して、ガイドレール
9の直近の内側にヒンジ40が位置されるまでスクレー
パ29を捕集床8上に延出する(図12参照)。その
後、スクレーパ旋回用モータ41を駆動して、旋回スク
レーパ29aをスクレーパ29の外側へ略90°回動さ
せて保持する(図13参照)。
【0031】旋回スクレーパ29aの回動後は、昇降装
置36をそれぞれ作動して、スクレーパ本体28を下
げ、平行スクレーパ60と旋回スクレーパ29aとを捕
集床8に着床させる。
【0032】次に、スクレーパ本体移動用モータ42、
スクレーパ移動用モータ43を駆動して、スクレーパ本
体28、スクレーパ29、旋回スクレーパ29aを、捕
集床8側に延出させる。この延出にあっては、図14に
示すように、通路12側から見て捕集床8奥の一側を含
む捕集床8奥側の区域であって、旋回スクレーパ29a
の長さよりも適宜長い捕集床8の奥側の区域Aの手前ま
では、旋回スクレーパ29aを外側にほぼ90°回動さ
せて保持し、旋回スクレーパ29aが、その捕集床8の
奥側の区域Aに入ったときは、旋回スクレーパ29aを
内側にほぼ180°回動させて、それぞれスクレーパ2
9,29外側の落荷をスクレーパ29,29の先端部よ
りスクレーパ29,29内に掻き寄せると共に、ガータ
移動用モータ34を作動してスクレーパ29,29を、
互いに離間位置から近接位置に移動させ、旋回スクレー
パ29a,29aの先端部同士を互いに当接させる。そ
してこの後、上記スクレーパ本体移動用モータ42、ス
クレーパ移動用モータ43により、受け板48上に旋回
スクレーパ29aが位置されるまで、平行スクレーパ6
0を通路12側へ引き戻すこれにより粉炭は、全て、受
け板48に払い出され(図14参照)、受け板48上の
落荷は、ガイド52の案内によって吸込口56からフィ
ルタ装置54に吸い込まれ、フィルタ袋に捕集される。
【0033】この後、コントローラ23は、次の清掃区
間の清掃のための準備を行う。
【0034】すなわち、スクレーパ旋回用モータ41を
作動して、スクレーパ29と旋回スクレーパ29aとを
直線状態に戻してから、スクレーパ29および旋回スク
レーパ29aを、スクレーパ本体28内に格納した後、
平行スクレーパ60を台車本体14内に格納し、かつ受
け板48を引き戻して台車本体14内に格納する。その
後に、ガーダ移動用モータ34を駆動して、ガーダ2
7,27を、落荷の掻き寄せ前の位置に戻し、かつ昇降
用シリンダ36を縮めて遮風板11を下し、最後に、吸
引機55を停止し、シリンダ50を縮めて、受け板48
を台車本体13内に格納する。
【0035】コントロ−ラ23は、以上の制御を、ベル
トコンベヤ1の始端から終端まで繰り返し行うが、走行
台車13の走行移動の最中に、センサ(光又は磁気等の
センサ又はリレースイッチ等)22が、清掃の障害とな
る縦骨21(図4参照)を検出したときは、スクレーパ
本体28,28間のピッチを変更を行う。
【0036】すなわち、走行台車13が走行した距離
と、縦骨21が検出されるまでの距離とから、計算によ
り、縦骨21の位置を求め、その縦骨21の位置を基準
に、1つの清掃区間を、縦骨21より前方の清掃区間と
縦骨21より後方の清掃区間との2つに区分けする。そ
してその縦骨21前方の区間と後方の区間とを清掃する
ことができるスクレーパ本体28のピッチと、縦骨21
前方の区間と後方の区間における、スクレーパ本体28
の位置を計算して、各スクレーパ本体28の位置とスク
レーパ本体28のピッチを修正し、上述の清掃の制御を
行って縦骨21の前方の区間と後方の区間を順次清掃す
る。
【0037】コントロ−ラ23は、この縦骨21が検出
された区間の清掃後は、スクレーパ本体28の位置と、
スクレーパ本体28のピッチを元に戻し(ホームポジシ
ョン)に戻し、次の区間の清掃を行う。
【0038】よって、捕集床8に落ちた落荷を粉塵を立
てることなしに機械力により自動的に清掃することがで
き、また前回の掻き取り終わり区域と同じ次の掻き取り
初めの区域を繰り返し清掃することによって、清掃の品
質を高めることができる。
【0039】
【発明の効果】以上、要するに本発明によれば次の如き
優れた効果を発揮する。
【0040】(1)捕集床の清掃を機械力により行うこ
とができるようにしたので、従来清掃作業に要していた
労力を大巾に軽減することができ、かつ時間を大巾に短
縮することができる。
【0041】(2)粉塵の立たない清掃を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルトコンベヤの落荷回収装置を
示す一部を破断した斜視図である。
【図2】ススクレーパ装置を示す一部破断側面図であ
る。
【図3】図2のA−B−C−D矢視図断面である。
【図4】捕集床の平面図である。
【図5】ベルトコンベヤ横断面と、ベルトコンベヤと本
発明にかかる走行台車の位置関係を示す図である。
【図6】コントローラのメインフローを示す図である。
【図7】コントローラの清掃のフローを示す図である。
【図8】コントローラの別の清掃のフローを示す図であ
る。
【図9】落荷受けを遮風板側に突き出した状態を示す図
ある。
【図10】昇降用シリンダと係合部材との関係を説明す
るための図である。
【図11】遮風板の昇降状態を示す図である。
【図12】スクレーパの初期延出状態を示す図である。
【図13】旋回スクレーパの旋回状態を示す図である。
【図14】平行スクレーパの落荷回収工程を示す平面図
である。
【図15】捕集床と吸込口との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベヤ 8 捕集床 12 通路 13 走行台車 17 昇降用シリンダ(開閉手段) 20 バキューム装置 23 コントローラ 29a 旋回スクレーパ 60 平行スクレーパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばら物を搬送するベルトコンベヤの下部
    に敷設されベルトコンベヤ等より落下する落荷を捕集す
    る捕集床より落荷を回収する回収装置において、上記捕
    集床の側部に沿って走行自在に設けられた走行台車と、
    該走行台車の走行方向前方部と走行方向後方部とに互い
    に近接離間移動自在に設けられると共にそれぞれ走行台
    車から上記捕集床上に延出自在に且つ摺動自在に支持さ
    れた平行スクレーパと、これら平行スクレーパの先端部
    にそれぞれ回動自在に設けられ、上記捕集床上に摺動自
    在に支持された旋回スクレーパとを備え、上記平行スク
    レーパを走行台車より捕集床上に延出させて互いに離間
    位置から近接位置に移動させて落荷を平行スクレーパ内
    に掻き寄せると共に旋回スクレーパを旋回させて平行ス
    クレーパの先端部より落荷を平行スクレーパ間に掻き寄
    せ且つ平行スクレーパを近接移動させると共に、旋回ス
    クレーパの先端部を互いに突き合わせて平行スクレーパ
    を走行台車側に後退させることにより、落荷を回収させ
    るように構成したことを特徴とするベルトコンベヤの落
    荷回収装置。
  2. 【請求項2】 ばら物を搬送するベルトコンベヤの下部
    に敷設されベルトコンベヤ等より落下する落荷を捕集す
    る捕集床より落荷を回収する回収装置において、上記捕
    集床の外側に上下スライド自在に設けられた遮風板と、
    上記捕集床の側部に沿って走行自在に設けられた走行台
    車と、該走行台車に設けられ上記遮風板と係合してこれ
    を開位置までスライド移動する開閉手段と、上記走行台
    車の走行方向前方部と走行方向後方部とに互いに近接離
    間自在に設けられると共にそれぞれ走行台車から上記捕
    集床上に延出自在に且つ摺動自在に支持された平行スク
    レーパと、これら平行スクレーパの先端部にそれぞれ向
    かい合う方向に回動自在に設けられ、上記捕集床上に旋
    回移動する旋回スクレーパと、走行台車に設けられ平行
    スクレーパ間に捕集される落荷を吸引して回収するバキ
    ューム装置とを備え、上記開閉手段により遮風板を開放
    させた後、上記バキューム装置を作動させると共に平行
    スクレーパを走行台車より捕集床上に延出させて互いに
    離間位置から近接位置に移動させて、落荷を平行スクレ
    ーパ内に掻き寄せると共に旋回スクレーパを旋回させて
    平行スクレーパの先端部より平行スクレーパ内に掻き寄
    せ、且つ、平行スクレーパを近接移動させると共に、旋
    回スクレーパの先端部を互いに突き合わせて平行スクレ
    ーパを走行台車側に後退させることにより、上記バキュ
    ーム装置に落荷を回収させるように構成したことを特徴
    とするベルトコンベヤの落荷回収装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109513648A (zh) * 2018-11-13 2019-03-26 徐州市铜沿农业科技发展有限公司 一种饲料加工的清扫装置
CN116728142A (zh) * 2023-08-16 2023-09-12 富力智能装备制造(常州)有限公司 一种龙门加工中心用钢件运输设备

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