JPH0872295A - デジタル画像書き込み装置 - Google Patents

デジタル画像書き込み装置

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JPH0872295A
JPH0872295A JP21101694A JP21101694A JPH0872295A JP H0872295 A JPH0872295 A JP H0872295A JP 21101694 A JP21101694 A JP 21101694A JP 21101694 A JP21101694 A JP 21101694A JP H0872295 A JPH0872295 A JP H0872295A
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JP
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temperature
led
power supply
image
light emitting
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JP21101694A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Sakurai
徹男 桜井
Kunio Kudo
邦夫 工藤
Masato Obata
正人 小幡
Yoichi Koide
洋一 小出
Tatsuhiko Okada
達彦 岡田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、出力画像密度が高くてもダウンし
ないようにすることを目的とする。 【構成】 この発明は、電源装置内部の温度を検出する
温度検出手段と、LEDヘッドへの画像データを遅延さ
せる遅延手段と、画像データ中の黒画素の累計値をカウ
ントして所定値と比較する比較手段と、この比較手段の
比較結果により黒画素の累計値が所定値を越えた領域で
電源装置からLEDヘッドへ供給される電力を温度検出
手段の検出温度に応じて制御する制御手段402とを備
えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機などに
用いられ、発光ダイオードヘッドを有するデジタル画像
書き込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像書き込み装置はレーザプリ
ンタや発光ダイオード(以下LEDと呼ぶ)プリンタな
どの画像形成装置に用いられる。LEDプリンタは、レ
ーザプリンタのポリゴンミラーのような可動部がなくて
信頼性が高く、大判サイズのプリント出力を必要とする
広幅装置の場合に主走査方向に光ビームを走査するため
の光学的空間が不要で装置を小型化することができるの
で、レーザプリンタから急速に置き代ってきた。
【0003】レーザプリンタは、10mW程度の出力で
1個の光源を点灯させ、その光ビームをポリゴンミラ
ー、fθレンズ等により走査している。これに対して、
LEDプリンタは、LED素子を1画素毎に主走査方向
に所定の密度で複数個配列した1次元のLEDヘッドの
各LED素子にそれぞれ10mA程度の電流を流して発
光させている。
【0004】文字出力が主で出力画像密度が比較的小さ
いプリンタや、図形など線画だけを出力するプロッタ
は、消費電力がさほど問題にならないので、出力画像密
度がせいぜい5%〜8%程度にしか想定された設計しか
されていない。当然、LEDプリンタにおいて、LED
ヘッドに電力を供給するDC電源についても同様で、出
力画像密度100%を想定した余裕のある容量にするこ
とは形状、コスト面からできなかった。
【0005】特開昭62ー28057号公報には、LE
Dヘッドを駆動するための駆動回路に入力される画信号
をカウントしてそのカウント値を基にLEDヘッドの温
度を算出し、その算出した温度データに基づいてLED
ヘッドの駆動電流を制御することによりLEDヘッドの
温度にかかわらず光量を一定に維持するものが記載され
ている。
【0006】特開昭63ー178064号公報には、単
位時間当りに点灯されたLED素子の数(画信号の数)
をカウントしてそのカウント値が所定値以上になってい
るときにLEDヘッド通電時間率を小さくしてLEDヘ
ッドの温度上昇を防ぎ、温度上昇が原因となるLEDヘ
ッドの各LED素子の特性劣化や破壊を防止する像形成
装置が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】LEDプリンタでは、
LEDヘッドに電力を供給するDC電源は、出力画像密
度がせいぜい5%〜8%程度にしか想定された設計しか
されておらず、出力画像密度100%を想定した余裕の
ある容量にすることは形状、コスト面からできなかった
ので、デジタル複写機に応用した場合には、例えばポス
ター原稿のように黒ベタが多い(画像密度が高い)原稿
を複写することもあって、この場合にLEDヘッドの消
費電力が急激に多くなってLEDヘッド自体の発熱が増
えたり、LEDヘッドに電力を供給するDC電源が発熱
したりするために、連続的複写に耐えきれずにダウンす
るという不具合がある。
【0008】本発明は、上記問題点を改善し、出力画像
密度が高くてもダウンしないデジタル画像書き込み装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数個のLED素子を主走
査方向に所定の密度で配列した1次元のLEDヘッド
と、このLEDヘッドへのデータ転送、発光を制御する
制御部と、前記LEDヘッドに所定の電力を供給する電
源装置とを有するデジタル画像書き込み装置において、
前記電源装置内部の温度を検出する温度検出手段と、前
記LEDヘッドへの画像データを遅延させる遅延手段
と、画像データ中の黒画素の累計値をカウントして所定
値と比較する比較手段と、この比較手段の比較結果によ
り黒画素の累計値が所定値を越えた領域で前記電源装置
からLEDヘッドへ供給される電力を前記温度検出手段
の検出温度に応じて制御する制御手段とを備えたもので
ある。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載のデ
ジタル画像書き込み装置において、前記制御手段は、前
記電源装置内部のスイッチング素子の表面温度が第1の
限度温度以下の場合には前記電源装置から前記LEDヘ
ッドへ所定の電力を供給させ、前記スイッチング素子の
表面温度が第1の限度温度以上で第2の限度温度以下の
場合には前記電源装置からLEDヘッドへ供給される電
力を前記温度検出手段の検出温度に応じて漸次低下さ
せ、前記スイッチング素子の表面温度が第2の限度温度
以上の場合には前記LEDヘッドの発光を停止させるも
のである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載のデ
ジタル画像書き込み装置において、前記第1の限度温度
を80℃とし、前記第2の限度温度を125℃としたも
のである。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、LEDヘッドに所定
の電力を供給する電源装置の内部温度が温度検出手段に
より検出され、LEDヘッドへの画像データが遅延手段
により遅延される。比較手段が画像データ中の黒画素の
累計値をカウントして所定値と比較し、制御手段が比較
手段の比較結果により黒画素の累計値が所定値を越えた
領域で電源装置からLEDヘッドへ供給される電力を温
度検出手段の検出温度に応じて制御する。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
デジタル画像書き込み装置において、制御手段は、電源
装置内部のスイッチング素子の表面温度が第1の限度温
度以下の場合には電源装置からLEDヘッドへ所定の電
力を供給させ、スイッチング素子の表面温度が第1の限
度温度以上で第2の限度温度以下の場合には電源装置か
らLEDヘッドへ供給される電力を温度検出手段の検出
温度に応じて漸次低下させ、スイッチング素子の表面温
度が第2の限度温度以上の場合にはLEDヘッドの発光
を停止させる。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
デジタル画像書き込み装置において、第1の限度温度が
80℃であり、第2の限度温度が125℃である。
【0015】
【実施例】図1は請求項1〜3記載の発明を応用したデ
ジタル複写機からなる画像形成装置の一例の概要を示
す。
【0016】このデジタル複写機は、原稿を読み取る読
取手段としての原稿読取装置100と、複写機本体20
0とを有する。
【0017】複写機本体200は、原稿読取装置100
で読み取られた原稿画像情報を記憶する記憶手段として
の画像情報記憶装置300と、この画像情報記憶装置3
00に記憶された画像情報を転写紙に記録するための一
連のプロセスを実行するプリンタ400と、これら10
0,300,400を制御するシステム制御装置500
と、このシステム制御装置500にキー入力を行う操作
手段としての操作装置600等により構成される。
【0018】次に、図2を参照して原稿読取装置100
の構成を説明する。オペレータが原稿を挿入口1から挿
入すると、この原稿は送りローラ2〜4により搬送され
て原稿台5上を通過して排紙台6に排出される。原稿
は、原稿台5上の読取位置を通過する際に蛍光灯からな
る光源7により照明され、その反射光像がレンズ8によ
りCCD(電荷結合素子)からなる撮像素子9上に結像
されてCCD9により読み取られる。
【0019】図1に示すようにCCD9は結像された画
像情報を電気的なアナログ画像信号に変換して同期制御
回路105からのクロックに同期して出力し、このCC
D9からのアナログ画像信号は画像増幅回路101で増
幅されてA/D変換回路102により画素毎の多値デジ
タル画像信号に変換される。シェーディング補正回路1
03はA/D変換回路102からの多値デジタル画像信
号に対して光源7の光量ムラ、原稿台5の汚れ、CCD
9の感度ムラ等による歪を補正し、画像処理回路104
はシェーディング補正回路103からの多値デジタル画
像信号をデジタル記録画像情報に変換して複写機本体2
00へ出力する。読取制御回路106はシステム制御装
置500からの指令に従って読取装置100の各部を制
御する。
【0020】複写機本体200においては、画像情報記
憶装置300はページメモリからなる画像メモリ部30
1を有し、画像処理回路104からのデジタル記録画像
情報が画像メモリ部301に書き込まれる。プリンタ4
00は、デジタル画像書き込み装置401、プリンタ制
御回路402、プリンタの各部を駆動する駆動装置40
3を有し、デジタル画像書き込み装置401はLED書
込制御回路404と、LEDドライバー回路405と、
複数個のLED素子406からなるLEDヘッドとを有
する。このLEDヘッドは複数個のLED素子406を
主走査方向に所定の密度で配列した1次元のLEDヘッ
ドである。
【0021】画像メモリ部301から適宜に読み出され
たデジタル記録画像情報は後述の画像データライン遅延
手段707やLED書込制御回路404、LEDドライ
バー回路405を介して複数個のLED素子406によ
り赤外光に変換される。プリンタ制御回路402はシス
テム制御装置500からの指令に従ってLED書込制御
回路404、LEDドライバー回路405や駆動装置4
03を制御する。操作装置600は、操作パネル601
から入力されたキー入力信号を操作制御回路602を介
してシステム制御装置500へ出力し、操作制御回路6
02がシステム制御装置500からの入力情報を操作パ
ネル601の表示部に表示させる。
【0022】次に、図3を参照してプリンタの構成を説
明する。感光体、例えば感光体ドラム11は、画像情報
を転写紙に記録する画像記録時には、駆動装置403に
より回転駆動されて帯電手段としてのグリッド付きスコ
ロトロンチャージャと呼ばれる帯電装置12により−8
50Vに一様に帯電された後にLED素子406から赤
外光がセルホックレンズアレーからなる結像光学系で結
像されて画像露光がなされる。この場合、感光体11
は、LED素子406から赤外光が照射されると、光導
電現象で表面の電荷がアース側に流れて消滅する。
【0023】ここで、LED素子406は原稿画像濃度
の淡い部分(デジタル記録画像情報、例えば2値化信号
の非記録レベル)で消灯して原稿画像濃度の濃い部分
(デジタル記録画像情報の記録レベル)で点灯し、感光
体11の表面電位はLED素子406からの赤外光が照
射されない部分が−850Vの電位のままで、LED素
子406からの赤外光が照射された部分が−100V程
度の電位になって原稿画像の濃淡に対応した静電潜像が
形成される。
【0024】この感光体11上の静電潜像は現像装置1
3による負帯電のトナーの付着で現像されてトナー像と
なる。ここに、現像装置13は高圧電源から−600V
の現像バイアス電圧が印加され、感光体11は赤外光照
射部分だけにトナーが付着する。一方、ロール状の転写
紙(記録紙)が3つの給紙装置14〜16のうち選択さ
れたものから給紙ローラ17〜19により給紙されてカ
ッター20〜22により所定の長さに切断された後に送
りローラ23〜30によりレジストローラ31へ搬送さ
れ、また、手差しの転写紙が送りローラ32,33によ
りレジストローラ31へ搬送される。
【0025】レジストローラ31は感光体11上のトナ
ー像に合わせて転写紙を送出し、この転写紙は転写手段
としての転写チャージャ34により感光体11上のトナ
ー像が転写されて分離手段としての分離チャージャ35
により感光体11から分離される。この転写紙は、搬送
タンクからなる搬送装置36により搬送されて定着装置
37によりトナー像が定着され、送りローラ38〜42
により搬送されてトレイ43にコピーとして排出され
る。また、感光体11は転写紙分離後にクリーニング装
置44によりクリーニングされて残留トナーが除去され
る。このような画像記録動作はシステム制御装置500
による各部の制御により操作パネル601のスタートキ
ーのオンで開始されて操作パネル601のテンキーで設
定されたコピー枚数だけ連続的に繰り返して行われる。
【0026】次に、図4を参照して操作装置600の構
成について説明する。操作装置600は上述のように操
作パネル601と操作制御回路602を有する。操作パ
ネル601は、各種機能を指定するキー、例えば転写紙
のサイズを指定する用紙サイズキー611、コピー枚数
等を指定するためのテンキー612、複写動作を開始さ
せるためのスタートキー613、複写動作を停止させる
ためのストップキー614、画像濃度を調整するための
濃度調整キー615、画質を調整するための画質調整キ
ー616、複写倍率を変えるための変倍キー617、複
写モードをクリアするためのモードクリアキー618、
コピー枚数や変倍率、原稿挿入可等を表示するための表
示部619〜622、転写紙の挿入方向を指示するキー
623,624が設けられている。
【0027】図5は上記LED書込制御回路404及び
LEDドライバー回路405,LEDヘッドの構成を示
す。原稿読取装置100から複写機本体200に入力さ
れた画像データは、画像メモリ部301に一旦蓄えら
れ、そのまま、あるいは編集・加工された後に、同期信
号と画素クロックに同期してLED書込制御回路404
に入力される。LED書込制御回路404においては、
同時に入力される2ライン分(nライン目とn+1ライ
ン目)のデジタル画像データが、1ライン分毎に画像入
力部411を介してシフトレジスタ412,413に奇
数番目(ODD)と偶数番目(EVEN)に分割して入
力され、さらに前半と後半に分割されてラインメモリ群
414に一時的に格納される。この画像データの分割処
理は、処理時間短縮の目的で、LEDヘッドが1ライン
分の前半におけるODDの画像データと、前半における
EVENの画像データと、後半におけるODDの画像デ
ータと、後半におけるEVENの画像データとによりL
ED素子406を発光させるように構成されているため
である。
【0028】ラインメモリ群414に格納された画像デ
ータは最初にnライン目の画像データ、続いてn+1ラ
イン目の画像データが時分割で読み出される。このnラ
イン目の画像データは、前半におけるODDの画像デー
タと、前半におけるEVENの画像データと、後半にお
けるODDの画像データと、後半におけるEVENの画
像データとに分割された状態で同時に読み出され、セレ
クタ415を介して画像データ転送クロック発生部41
9からの画像データ転送クロックや発光光量(デューテ
ィ比)制御部420及び発光光量補正制御部421の出
力信号が付加されて画像出力部416を介してLEDド
ライバー回路405のLEDヘッド制御部417に出力
される。
【0029】n+1ライン目の画像データも同様に処理
され、この一連の処理はn+2ライン目の画像データ及
びn+3ライン目の画像データがLED書込制御回路4
04に入力されてラインメモリ群414に格納されるま
での時間内に行われ、以下同様な処理が繰り返して行わ
れる。
【0030】また、各制御タイミング発生部418は、
プリンタ制御回路402により制御され、各種のタイミ
ング信号を発生してLED書込制御回路404の各部に
出力する。画像データ転送クロック発生部419は画像
データ転送クロックを発生して画像出力部416を介し
てLEDヘッド制御部417に出力し、発光光量制御部
420はSET信号や発光イネーブル信号、補正係数を
発生し、発光光量補正制御部421は発光光量補正制御
信号を発生する。
【0031】この場合、発光光量制御部420は1ライ
ン分の画像データの転送終了後のタイミングで画像デー
タの確定を意味するSET信号を出力し、続いて今転送
した1ライン分の画像データに基づいて実際にLED素
子406を点灯させるための発光イネーブル信号を出力
する。この発光イネーブル信号のパルス幅がLED素子
406の点灯する時間に相当し、発光光量制御部420
は1ライン分の画像データについて発光イネーブル信号
のパルス幅を補正係数により変更することでLED素子
406の点灯時間を変更して発光光量を可変する。
【0032】LEDドライバー回路405、LED40
6においては、LEDヘッド制御回路417がLED書
込制御回路404からの1ライン分の画像データの前半
におけるODDの画像データ、前半におけるEVENの
画像データ、後半におけるODDの画像データ、後半に
おけるEVENの画像データをレジスタ431〜434
にLED素子406と対応する位置までシフトして格納
し、LED素子406がレジスタ431〜434に格納
された1ライン分の画像データの前半におけるODDの
画像データ、前半におけるEVENの画像データ、後半
におけるODDの画像データ、後半におけるEVENの
画像データに応じて駆動されて発光イネーブル信号のパ
ルス幅に相当する時間を補正係数や発光光量補正制御信
号により変更補正した時間だけ発光して上述のように感
光体11上に静電潜像が形成される。
【0033】温度検出手段としてのサーミスタ436
(図7参照)はLED点灯用電源435のスイッチング
素子437(図7参照)の表面温度を検出する。図5に
示すようにLED点灯用電源435はLEDヘッドに電
力を供給してLEDヘッドを発光させる電源装置であ
る。プリンタ制御回路402は、サーミスタ436から
の検出温度信号によりLED点灯用電源435のスイッ
チング素子437の表面温度を監視してスイッチング素
子437の表面温度が制限値を越え、更に黒データカウ
ント手段701(図8参照)からの入力信号により、1
ライン中の黒データの個数が所定のドット数より多いラ
インのラインの連続する数が所定のライン数より多くて
黒データをかなりの割合で含む画像領域にて、LED点
灯用電源435のダウンを防止するためにサーミスタ4
36の検出温度に応じて検知回路455への出力電圧制
御データを変えてLED点灯用電源435の出力電圧を
制御することによりLED素子406の電流を小さくし
てLED素子406の点灯エネルギーを押え、LED点
灯用電源435の温度上昇を押える。
【0034】次に、LEDヘッドの構成について説明す
る。図6に示すようにLED点灯制御IC441はLE
Dヘッド制御部417とシフトレジスタ431〜434
を含むものであり、LED素子406は主走査方向へ一
列に所定の密度で配列した複数個のLED素子40
1,4062・・・からなる。LED点灯制御IC44
1は、数十個のLED素子毎に設けられ、各LED素子
4061,4062・・・のアノードとLED点灯用電源
435との間にそれぞれトランジスタからなるスイッチ
ング素子4421・・・が抵抗4431,4432・・・
を介して接続されて各LED素子4061,4062・・
・のカソードがアースに接続される。
【0035】LED点灯制御IC441は、上述のよう
に1ライン分の画像データの前半におけるODDの画像
データ、前半におけるEVENの画像データ、後半にお
けるODDの画像データ、後半におけるEVENの画像
データをレジスタ431〜434にLED素子406と
対応する位置までシフトして格納し、発光イネーブル信
号のパルス幅に相当する時間を補正係数や発光光量補正
制御信号により変更補正した時間だけレジスタ431〜
434内の1ライン分の画像データの前半におけるOD
Dの画像データ、前半におけるEVENの画像データ、
後半におけるODDの画像データ、後半におけるEVE
Nの画像データによりトランジスタ4421・・・を駆
動してLED素子4061,4062・・・を発光させ
る。
【0036】LED素子4061,4062・・・は、そ
れぞれ発光イネーブル信号のパルス幅に相当する時間を
補正係数や発光光量補正制御信号により変更補正した時
間だけ画像データによりトランジスタ4421・・・が
オンしてLED点灯用電源435から抵抗4431,4
432・・・を介して電流が流れることで発光する。従
って、LED素子4061,4062・・・の発光光量
(電流量)は、LED点灯用電源435からの電圧Vc
c2が可変されたり、LED書込制御回路404からの
補正係数が変更されることで制御される。
【0037】次に、LED点灯用電源435及び温度検
出手段436について説明する。図7はLED点灯用電
源435及び温度検出手段436を示す。入力端子A,
Bの間に商用交流電源450から交流入力が印加される
と、この交流入力は整流器452により整流され、コン
デンサ453により平滑されて直流電圧に変換された後
にトランス454の1次側に入力される。
【0038】この場合、トランス454の2次側出力が
ダイオード457及び抵抗458を介してトライアック
459の一端とエミツタとの間に入力されてトライアッ
ク459が検知回路455及び制御回路456によるフ
ィードバック制御の開始までオフされることにより、交
流入力が抵抗451を通して入力される。このため、検
知回路455及び制御回路456によるフィードバック
制御が始まるまではコンデンサ453の突入電流が小さ
く押えられる。そして、検知回路455及び制御回路4
56によるフィードバック制御が始まると、トライアッ
ク459が次第にオンして行く。
【0039】制御回路456は、トランス454の2次
側出力がツェナーダイオード460及びコンデンサ46
1により定電圧化されて印加されることにより動作し、
パルス幅変調(PWM)パルスを抵抗462を介してス
イッチング素子437に入力する。スイッチング素子4
37は、例えば電界効果トランジスタが用いられ、制御
回路456からのPWMパルスが抵抗462を介してゲ
ートに入力されることによりオン/オフする。
【0040】この電界効果トランジスタ437はドレイ
ンがトランス454の1次側の一端とダイオード463
のアノードに接続されてソースが抵抗464を介して接
地され、ダイオード463のカソードはコンデンサ46
5及び抵抗466を並列に介してトランス454の1次
側の他端に接続される。従って、上記直流電圧は、電界
効果トランジスタ437のオン/オフでスイッチングさ
れてパルスとなり、トランス454の1次側に入力され
て昇圧される。
【0041】トランス454の2次側出力はダイオード
467により整流されてインダクタ468によりコンデ
ンサ469への突入電流が押えられつつ、コンデンサ4
69により平滑されて出力端子C,Dの間より出力電圧
Vcc2としてLEDヘッドに供給される。検知回路4
55は出力端子C,Dの間の出力電圧Vcc2を検知し
て出力電圧Vcc2に比例した電圧を制御回路456へ
フィードバックし、制御回路456は検知回路455の
出力電圧に応じたパルス幅のPWMパルスを出力するこ
とにより出力電圧Vcc2のPWM制御を行う。
【0042】この場合、制御回路456は、検知回路4
55の出力電圧が所定の電圧より低い時には電界効果ト
ランジスタ437のオン時間を長くして出力電圧Vcc
2を高くし、逆に検知回路455の出力電圧が所定の電
圧より高い時には電界効果トランジスタ437のオン時
間を短くして出力電圧Vcc2を下げることで、出力電
圧Vcc2の制御及び安定化を行う。
【0043】ところで、原稿画像濃度が濃くなると、L
EDヘッドの発光量が増えるので、LED点灯用電源4
35からLEDヘッドへの出力電流が増加する。そし
て、LED点灯用電源435の出力電流が増加すると、
電界効果トランジスタ437のオン時間が長くなって電
界効果トランジスタ437の表面温度が上昇する。温度
検出手段としてのサーミスタ436は電界効果トランジ
スタ437の表面温度を検出して検出温度信号をプリン
タ制御回路402に出力する。プリンタ制御回路402
は後述のようにサーミスタ436からの検出温度信号に
より電界効果トランジスタ437の表面温度に応じて検
知回路455を出力電圧制御データで制御して検知回路
455の出力電圧を制御することによりLED点灯用電
源435の出力電圧Vcc2を制御する。
【0044】図8に示す回路はLED書込制御回路40
4の前に設けられ、画像メモリ部301からの画像デー
タは黒データ検知手段701内の主走査黒データカウン
ト手段702に入力される。まず、図9を用いて原稿中
の画像データと各制御信号の関係を説明する。LSYN
Cは主走査方向の同期をとるための信号であり、原稿7
03はCCD9によりLSYNCに同期してn1,n2
・・のように1ライン分づつ画像データが読み取られ
る。LGATEは主走査方向の画像データ有効範囲を表
わしており、本例ではLGATEがハイレベルの期間中
に14400画素の画像データが図示しない基準信号C
LKに同期して出力される。FGATEは副走査方向の
画像データ有効範囲を表わしている。
【0045】図8に示すように黒データ検知手段701
においては、画像メモリ部301からの画像データは主
走査黒データカウント手段702により1ライン当りの
黒データ(黒画素のデータ)の個数がカウントされ、そ
のカウント値は主走査黒データ比較手段704により所
定の値(所定のドット数)と比較されて所定の値より多
いかどうかが判定される。
【0046】副走査黒データカウント手段705は、主
走査黒データ比較手段704の出力信号により、1ライ
ン当りの黒データの個数が所定の値より多かったライン
が続く間はそのライン数をカウントし、逆に1ライン当
りの黒データの個数が所定の値より少なかった時にはそ
のカウント値をクリアする。副走査黒データ比較手段7
06は、副走査黒データカウント手段705の出力信号
により、副走査黒データカウント手段705でカウント
した、1ライン中に黒データの個数が所定の値より多い
ラインの連続する数を所定の値(所定のライン数)と比
較してその1ライン中の黒データの個数が所定のドット
数より多いラインの連続する数が所定のライン数より多
い時には黒データをかなりの割合で含む画像領域が続い
たと判定してプリンタ制御回路402に出力信号を黒デ
ータ信号として出力する。プリンタ制御回路402は副
走査黒データ比較手段706の出力信号と温度検出手段
436の出力信号により検知回路455への出力電圧制
御データを変えることによってLED点灯用電源435
の出力電圧Vcc2を制御してLEDヘッドの電流を制
御する。
【0047】つまり、図9において、Y3からY4まで
の期間は1ライン当り12000ドットが黒データとな
っているので、主走査黒データ比較手段704に設定さ
れているドット数が10000ドットであるとすると、
主走査黒データ比較手段704は1ライン当りの黒デー
タの個数が所定の値より多いと判定し、副走査黒データ
カウント手段705がそのラインの数をカウントする。
Y3からY4までの期間は200ラインあるので、副走
査黒データ比較手段706に設定されているライン数が
100ラインであるとすると、副走査黒データ比較手段
706はY3からY4までの期間では所定の割合以上で
黒データを含んだ画像領域が続いたと判定する。プリン
タ制御回路402は、その判定結果により、所定の割合
以上で黒データを含んだ画像領域が続く場合に温度検出
手段436の検出温度に応じて検知回路455への出力
電圧制御データを制御することによりLED点灯用電源
435の出力電圧Vcc2を図10に示すように温度検
出手段436の検出温度に応じて制御してLEDヘッド
の電流を制御する。
【0048】このように所定の割合以上で黒データを含
んだ画像領域が続く場合にLEDヘッドの電流を温度検
出手段436の検出温度に応じて制御することにより、
画像中に黒い部分が多くなってLED点灯用電源435
の出力電流が多くなりLED点灯用電源435の出力パ
ワーダウンが懸念される場合でも、LED点灯用電源4
35内のスイッチング素子437の温度がまだ低いうち
はLED点灯用電源435の出力パワーダウンが起きな
いから、LED点灯用電源435の出力電圧Vcc2を
維持して黒をしっかりと再現するようにでき、また、ス
イッチング素子437の温度が高くなってくると、LE
D点灯用電源435の出力電圧Vccを下げてスイッチ
ング素子437のオン時間を短くすることによりスイッ
チング素子437の温度を下げ、LED点灯用電源43
5の出力パワーダウンが起きないようにすることが可能
となる。
【0049】また、Y1からY2までの期間では、主走
査方向は1ライン当りの黒データが所定値以上となって
いるが、ライン数が50ラインと少ないので、LED点
灯用電源435の出力電圧制御は行わない。また、Y5
からY6までの期間では、ライン数は100ラインより
多いが、1ライン当りの黒データの数が10000ドッ
トより少ないので、LED点灯用電源435の出力電圧
制御は行わない。
【0050】なお、主走査黒データ比較手段704に設
定されているドット数及び副走査黒データ比較手段70
6に設定されているライン数は、固定にしておいてもよ
いが、ディップスイッチにより変更したり、あるいはL
EDヘッドの温度,転写紙の幅,1ライン当り所定の値
以上黒データを含むラインが続いた期間等の条件に応じ
てプリンタ制御回路402により設定したりしてもよ
い。また、画像データライン遅延手段707は、黒デー
タ検知手段701が画像データの入力より所定ライン分
遅れて副走査黒データ比較手段706から黒データ信号
を出力するので、画像メモリ部301からの画像データ
と黒データ検知手段701による黒データ信号とのズレ
を補正するために画像メモリ部301からの画像データ
をそのズレだけ遅延させて黒データ検知手段701によ
る黒データ信号と位相を合わせる。この画像データライ
ン遅延手段707からの画像データはLED書込制御回
路404へ送られる。
【0051】プリンタ制御回路402は、上述のように
黒データ検知手段701からの入力信号とサーミスタ4
36からの検出温度信号により、所定の割合以上で黒デ
ータを含んだ画像領域が続いた場合に温度検出手段43
6の検出温度に応じてLED点灯用電源435の出力電
圧を制御するが、この場合、検知回路455への出力電
圧制御データを可変することで図10及び図11に示す
ようにLEDヘッドの電流を制御する。すなわち、プリ
ンタ制御回路402は、サーミスタ436の検出温度に
対する出力電圧制御データのテーブルを持ち、黒データ
検知手段701からの入力信号により、所定の割合以上
で黒データを含んだ画像領域が続いた場合に、サーミス
タ436からの検出温度信号によりそのテーブルを参照
してサーミスタ436の検出温度に応じた出力電圧制御
データを検知回路455へ送る。
【0052】この場合、プリンタ制御回路402は、サ
ーミスタ436の検出温度が上昇して行く時にはサーミ
スタ436の検出温度が80℃という第1の限度温度に
達するまでは出力電圧制御データを一定値のままとし、
サーミスタ436の検出温度が80℃という第1の限度
温度に達すると、LEDヘッドに流れる電流を少なくす
るために、出力電圧制御データを変えて検知回路455
の出力電圧を制御することによりLED点灯用電源43
5の出力電圧を5Vから下げ始めてLEDヘッドの電流
を下げ始める。そして、プリンタ制御回路402は、サ
ーミスタ436の検出温度が125℃という第2の限度
温度に達するまではLED点灯用電源435の出力電圧
がサーミスタ436の検出温度に応じて3Vまで段階的
に下がるように出力電圧制御データを変え、サーミスタ
436の検出温度が125℃を越えると、LEDヘッド
の発光が停止するように出力電圧制御データを変え、ま
た、温度過上昇フラグをセットする。
【0053】本例では、出力電圧制御データは3ビット
であり、サーミスタ436の検出温度が80℃〜125
℃の間の時にはLED点灯用電源435の出力電圧が段
階的に5Vから3Vまで下がることになる。また、プリ
ンタ制御回路402は、逆にサーミスタ436の検出温
度が一旦125℃を越えてLEDヘッドの発光が停止し
た後(温度過上昇フラグがセットされている時)にサー
ミスタ436の検出温度が下がる場合には、サーミスタ
436の検出温度が100℃に下がるまではLED点灯
用電源435の出力電圧を復帰させないようにサーミス
タ436の検出温度とLED点灯用電源435の出力電
圧との関係にヒステリシスを持たせる。
【0054】この場合、プリンタ制御回路402は、サ
ーミスタ436の検出温度が100℃から80℃に達す
るまではLED点灯用電源435の出力電圧がサーミス
タ436の検出温度に応じて5Vまで段階的に上がるよ
うに出力電圧制御データを変え、サーミスタ436の検
出温度が80℃まで下がると、出力電圧制御データをそ
のままとする。
【0055】この例では、黒データ検知手段701で画
像データ中の黒画素を主走査方向と副走査方向にわたっ
て検出することによりLEDヘッドの全発光領域の大き
さを検出し、LEDヘッドの全発光領域の大きさが一定
値を越えた場合、つまり、所定の割合以上で黒データを
含んだ画像領域が続く場合にはLED点灯用電源435
内のスイッチング素子437の表面温度をサーミスタか
らなる温度検出手段436で検出して制御手段たるプリ
ンタ制御回路402によりLED点灯用電源435の出
力電圧を温度検出手段436の検出温度に応じて制御し
てLEDヘッドの電流を制御するので、LED点灯用電
源435の電源容量を小さくすることができる。
【0056】また、LEDヘッドが全発光する(黒ベタ
を作成する場合)ことは極希であり、これが連続するこ
とは考えにくいが、LED点灯用電源435内のスイッ
チング素子437の表面温度を検出していないと、LE
Dヘッドが連続して全発光した場合にスイッチング素子
437のジャンクション温度が半導体の許容値である1
50℃を越えてスイッチング素子437が破損してしま
う。このスイッチング素子437の破損を避けるために
はスイッチング素子437を大きくし、しかも、放熱板
や関連する部品も大きくする等の対策をとれば良いが、
これは電源装置435が大きくなってコストアップとな
り、かつ、占有スペースが大きくなる等の不具合が発生
する。
【0057】電源装置435の電源容量が小さくても、
LEDヘッドの全発光が短時間であれば電源装置435
からLEDヘッドへの電流供給は可能であり、この場合
は電源装置435の出力電圧を下げる必要はない。書き
込むべき画像は通常はライン画像が主体であり、スイッ
チング素子437の温度が低く、LEDヘッドが全発光
する領域が僅かであれば、電源装置435の出力電圧を
下げずに対応できる。本例では、LEDヘッドが全発光
する領域が長く続いて(所定の割合以上で黒データを含
んだ画像領域が続いて)スイッチング素子437の温度
が上がると、スイッチング素子437及び装置内部のト
ランスや抵抗等が許容限界温度以下になるように電源装
置435の出力電圧を制御するので、実用的な電源装置
が設計できる。また、電源装置435の出力電圧が低下
しても、書き込みべき画像がライン画像であれば画像濃
度の低下は少ない。書き込むべき画像がベタ画像であれ
ば、若干の出力画像濃度の低下をきたすが、実用上は支
障ない。
【0058】また、スイッチング素子437の表面温度
が第1の限度温度以下の場合には電源装置435の出力
電圧をそのままとし、スイッチング素子437の表面温
度が第1の限度温度以上で第2の限度温度以下の場合に
は電源装置435の出力電圧を温度検出手段436の検
出温度に応じて漸次低下させ、スイッチング素子437
の表面温度が第2の限度温度以上の場合には電源装置4
35の出力電圧をLEDヘッドの発光が停止するように
制御するので、電源装置435の設計及びLEDヘッド
の熱回りの設計が行い易くなる。さらに、第1の限度温
度を80℃とし、第2の限度温度を125℃としたの
で、具体的なLED点灯用電源435及びLEDヘッド
の設計が可能となる。
【0059】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、複数個のLED素子を主走査方向に所定の密度で配
列した1次元のLEDヘッドと、このLEDヘッドへの
データ転送、発光を制御する制御部と、前記LEDヘッ
ドに所定の電力を供給する電源装置とを有するデジタル
画像書き込み装置において、前記電源装置内部の温度を
検出する温度検出手段と、前記LEDヘッドへの画像デ
ータを遅延させる遅延手段と、画像データ中の黒画素の
累計値をカウントして所定値と比較する比較手段と、こ
の比較手段の比較結果により黒画素の累計値が所定値を
越えた領域で前記電源装置からLEDヘッドへ供給され
る電力を前記温度検出手段の検出温度に応じて制御する
制御手段とを備えたので、出力画像密度が高くてもダウ
ンせず、電源装置の電源容量や占有スペースを小さくで
きる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のデジタル画像書き込み装置において、前記制御手段
は、前記電源装置内部のスイッチング素子の表面温度が
第1の限度温度以下の場合には前記電源装置から前記L
EDヘッドへ所定の電力を供給させ、前記スイッチング
素子の表面温度が第1の限度温度以上で第2の限度温度
以下の場合には前記電源装置からLEDヘッドへ供給さ
れる電力を前記温度検出手段の検出温度に応じて漸次低
下させ、前記スイッチング素子の表面温度が第2の限度
温度以上の場合には前記LEDヘッドの発光を停止させ
るので、電源装置の設計及びLEDヘッドの熱回りの設
計が行い易くなる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載のデジタル画像書き込み装置において、前記第1の限
度温度を80℃とし、前記第2の限度温度を125℃と
したので、具体的な電源装置及びLEDヘッドの設計が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用したデジタル複写機の一例の回路
構成を示すブロック図である。
【図2】同デジタル複写機における原稿読取装置の概略
を示す断面図である。
【図3】同デジタル複写機におけるプリンタの概略を示
す断面図である。
【図4】同デジタル複写機の操作パネルを示す平面図で
ある。
【図5】同デジタル複写機のLED書込制御回路、LE
Dドライバー回路及びLEDヘッドの構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】同デジタル複写機のLEDヘッドを示す概略図
である。
【図7】同デジタル複写機のLED点灯用電源及び温度
検出手段を示す回路図である。
【図8】同デジタル複写機の一部を示すブロック図であ
る。
【図9】同デジタル複写機を説明するための図である。
【図10】同デジタル複写機における電源装置出力電圧
制御特性を示す特性図である。
【図11】同デジタル複写機におけるプリンタ制御回路
の処理フローの一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
402 プリンタ制御回路 404 LED書込制御回路 405 LEDドライバー回路 406 LED素子 420 発光光量制御部 435 LED点灯用電源 436 サーミスタ 437 スイッチング素子 455 検知回路 456 制御回路 701 黒データ検知手段 707 画像データライン遅延手段
フロントページの続き (72)発明者 小出 洋一 埼玉県八潮市大字鶴ケ曽根713・リコーユ ニテクノ株式会社内 (72)発明者 岡田 達彦 埼玉県八潮市大字鶴ケ曽根713・リコーユ ニテクノ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の発光ダイオード素子を主走査方向
    に所定の密度で配列した1次元の発光ダイオードヘッド
    と、この発光ダイオードヘッドへのデータ転送、発光を
    制御する制御部と、前記発光ダイオードヘッドに所定の
    電力を供給する電源装置とを有するデジタル画像書き込
    み装置において、前記電源装置内部の温度を検出する温
    度検出手段と、前記発光ダイオードヘッドへの画像デー
    タを遅延させる遅延手段と、画像データ中の黒画素の累
    計値をカウントして所定値と比較する比較手段と、この
    比較手段の比較結果により黒画素の累計値が所定値を越
    えた領域で前記電源装置から発光ダイオードヘッドへ供
    給される電力を前記温度検出手段の検出温度に応じて制
    御する制御手段とを備えたことを特徴とするデジタル画
    像書き込み装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデジタル画像書き込み装置
    において、前記制御手段は、前記電源装置内部のスイッ
    チング素子の表面温度が第1の限度温度以下の場合には
    前記電源装置から前記発光ダイオードヘッドへ所定の電
    力を供給させ、前記スイッチング素子の表面温度が第1
    の限度温度以上で第2の限度温度以下の場合には前記電
    源装置から発光ダイオードヘッドへ供給される電力を前
    記温度検出手段の検出温度に応じて漸次低下させ、前記
    スイッチング素子の表面温度が第2の限度温度以上の場
    合には前記発光ダイオードヘッドの発光を停止させるこ
    とを特徴とするデジタル画像書き込み装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のデジタル画像書き込み装置
    において、前記第1の限度温度を80℃とし、前記第2
    の限度温度を125℃としたことを特徴とするデジタル
    画像書き込み装置。
JP21101694A 1994-09-05 1994-09-05 デジタル画像書き込み装置 Pending JPH0872295A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8653757B2 (en) 2008-06-04 2014-02-18 Nxp B.V. DC-DC converter

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8653757B2 (en) 2008-06-04 2014-02-18 Nxp B.V. DC-DC converter

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