JPH09185295A - ディジタル画像形成装置 - Google Patents

ディジタル画像形成装置

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JPH09185295A
JPH09185295A JP2320396A JP2320396A JPH09185295A JP H09185295 A JPH09185295 A JP H09185295A JP 2320396 A JP2320396 A JP 2320396A JP 2320396 A JP2320396 A JP 2320396A JP H09185295 A JPH09185295 A JP H09185295A
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temperature
digital image
image
led
power supply
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JP2320396A
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Kunio Kudo
邦夫 工藤
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度画像の印刷を行う場合の電源の異常温
度上昇を抑制できるディジタル画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 原稿読取装置100と複写装置200と
操作装置400とを備えたディジタル複写機において、
複写装置200のプリンタ制御回路504は、LED点
灯用電源506からの検知温度信号601に基づき、L
ED点灯用電源506の内部温度が異常に上昇しないよ
うに給紙間隔を制御してLEDヘッド503の駆動制御
を行う。このため、LED点灯用電源506の容量を極
端に大きくしなくても、高密度の画像情報をプリントす
る場合に電源容量オーバーとなって電源がダウンするこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ディジタル複写
機、ファクシミリ装置などに使用され、LEDプリンタ
を利用したディジタル画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル画像信号に応じて発光ダイオ
ード素子アレイ(LEDアレイ)を選択的に点灯させて
感光体に照射させることによりディジタル画像を形成す
るLEDプリンタを利用したディジタル複写機が知られ
ている。このLEDプリンタは、レーザプリンタのよう
な可動部がない点で信頼性が高く、また、大判サイズの
プリンタ出力を必要とする広幅機の場合には、主走査方
向に光ビームを走査させるための光学的空間が不要で装
置を小型化することができるため、レーザプリンタに代
わって急速に採用されつつある。レーザプリンタでは、
10mW程度の出力の光源1個を点灯させ、そのビーム
をポリゴンミラーやfθレンズ等により走査させるよう
になっているのに対し、LEDプリンタでは、1画素ご
とにLED素子を主走査方向に並べ、これに各々10m
A程度の電力を流して発光させるようになっている。
【0003】従来、LEDプリンタを文字出力が主で画
像密度が比較的小さいプリンタとして用いる場合や、図
形等の線画だけのプロッタとして用いる場合には、消費
電力はさほど問題にはならないため、画像密度は高々5
〜8%程度であろうという想定の下で装置設計がなされ
ていた。このことは、LEDヘッドに電源を供給する直
流電源についても同様であり、画像密度100%を想定
した余裕のある電源容量とすることは、形状やコスト面
から、現実的でなかった。
【0004】このようなLEDプリンタをディジタル複
写機に適用した場合において、例えばポスター原稿のよ
うに黒ベタが多い(画像密度が高い)原稿をコピーする
ときには、LEDヘッドの消費電力が急激に多くなって
LED自体の発熱が増えたり、LEDヘッドに電力を供
給する直流電源内の発熱が増大するため、連続コピーに
耐えきれないという問題があった。しかも、画像メモリ
を搭載している装置の場合は、原稿を一旦読み込んだ後
は、画像メモリから画像データを繰り返し読み出すだけ
で複数枚の連続コピーが可能であり、コピーの生産量を
高めるために給紙間隔は極力短く設定されていたので、
上記の発熱の問題は特に重要である。
【0005】一方、LEDヘッドの温度上昇の問題に関
連した発明としては、例えば特開昭62−280057
号公報では、LEDヘッドを駆動する駆動回路に入力さ
れる画信号をカウントして、そのカウント値を基にLE
Dヘッドの温度を算出し、その算出した温度データに基
づいてLEDヘッドの駆動電流を制御することにより、
LEDヘッドの温度にかかわらず光量を一定に維持する
というLEDアレイヘッドが開示されている。また、例
えば特開昭63−178064号公報では、単位時間当
たりに点灯されたLEDエレメントの数(画信号の数)
をカウントとして、そのカウント値が所定値以上になっ
ているときにLED通電時間率を小さくしてLEDヘッ
ドの温度上昇を防ぎ、温度上昇に起因する各LEDエレ
メントの特性劣化や破壊を防止しようとする像形成装置
が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
2例は、LEDヘッド自体の温度上昇に伴う問題を解決
しようとするものであって、LEDヘッドに電力を供給
する電源については何の考慮もなされておらず、上記し
たような電源の発熱に伴う問題は依然として存在してい
た。
【0007】そこで、本発明の目的は、電源容量を必要
以上に大きくすることなく、画像密度の高い画像形成を
行う場合でも電源の温度上昇を抑制することができるデ
ィジタル画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のディジタ
ル画像形成装置は、発光ダイオード素子を主走査方向に
所定密度で複数個配列してなる1次元の記録ヘッドと、
この記録ヘッドに所要電力を供給する電源装置と、この
電源装置の内部温度を検出する温度検出手段と、ディジ
タル画像信号に応じた前記記録ヘッドの発光ダイオード
素子の選択的駆動によって表面に潜像が形成される感光
体と、この感光体上に形成された潜像を現像する現像手
段と、現像された感光体表面の画像を転写させるための
転写紙を供給する給紙手段と、前記温度検出手段により
検出された温度に応じて前記給紙手段による給紙間隔を
制御する給紙制御手段とを備えて前記目的を達成する。
【0009】請求項2記載のディジタル画像形成装置
は、原稿の画像を読み取り、この読み取りに応じたディ
ジタル画像信号を出力する画像読取手段と、発光ダイオ
ード素子を主走査方向に所定密度で複数個配列してなる
1次元の記録ヘッドと、この記録ヘッドに所要電力を供
給する電源装置と、この電源装置の内部温度を検出する
温度検出手段と、前記画像読取手段から出力されるディ
ジタル画像信号に応じて前記記録ヘッドの発光ダイオー
ド素子の選択的駆動を行う駆動手段と、この駆動手段の
選択的駆動による発光ダイオードの発光によって表面に
潜像が形成される感光体と、この感光体上に形成された
潜像を現像する現像手段と、現像された感光体表面の画
像を転写させるための転写紙を供給する給紙手段と、前
記温度検出手段により検出された温度に応じて前記給紙
手段による給紙間隔を制御する給紙制御手段とを備えて
前記目的を達成する。
【0010】このように、請求項1と請求項2のディジ
タル画像形成装置では、記録ヘッドの発光ダイオード素
子に電流を供給する電源装置内部の温度に応じて給紙間
隔を制御するようにしたので、電源装置の温度が適正な
範囲内に収まるような間隔で給紙を行い記録ヘッドを駆
動することが可能となる。
【0011】請求項3記載のディジタル画像形成装置
は、請求項1または請求項2記載のディジタル画像形成
装置において、連続給紙を行う場合に、前記給紙制御手
段が、前記温度検出手段による検出温度が第1の限界温
度以下のときは給紙間隔を拡大させず、検出温度が第1
の限界温度以上であって第2の限界温度以下のときは漸
次給紙間隔を拡大させ、検出温度が第2の限界温度以上
のときは給紙を停止させるよう制御を行うように構成し
たものである。
【0012】このディジタル画像形成装置では、連続給
紙を行う場合において、電源装置内の温度が第1の限界
温度以下のときは給紙間隔は拡大されず、第1の限界温
度以上であって第2の限界温度以下のときは給紙間隔は
徐々に拡大される。そして、第2の限界温度を越える
と、給紙が停止される。
【0013】請求項4記載のディジタル画像形成装置
は、請求項3記載のディジタル画像形成装置において、
前記第1の限界温度を80°Cとし、前記第2の限界温
度を125°Cとしたものである。
【0014】
【実施の形態】以下、図1ないし図7を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明
の一実施の形態に係るディジタル画像形成装置の概略回
路構成を表す図である。本発明は、ファクシミリ装置、
複写機などに適用可能であるが、ここでは、ディジタル
複写機を例にとって説明する。この複写機は、原稿を読
み取るための原稿読取装置100と、読み取った画像情
報を転写紙に転写するための一連のプロセスを実行する
複写装置200と、複写装置200に対して必要なキー
操作等を行うための操作装置400とを備えている。
【0015】原稿読取装置100は、結像された原稿反
射光を電気信号に変換するためのCCD(電荷結合素
子)6と、アナログの画像信号を増幅するための画像増
幅回路101と、増幅されたアナログ画像信号をディジ
タル画像信号に変換するA/D(アナログ/ディジタ
ル)変換回路102と、シェーディング補正を行うシェ
ーディング補正回路103と、シェーディング補正後の
画像信号に所定の画像処理を施す画像処理回路104
と、同期制御回路105と、原稿読取装置100全体の
制御を行う読取制御回路106とを備えている。画像処
理回路104の出力端は、後述する複写装置200の画
像ページメモリ部301に接続され、同期制御回路10
5の出力端は、画像増幅回路101、後述する複写装置
200の画像ページメモリ部301およびLED書込制
御回路501に接続されている。
【0016】複写装置200は、読み取られた原稿情報
を一旦記憶するための画像ページメモリ部301および
システム全体の制御を行うシステム制御部302からな
る画像情報記憶装置300と、実際の複写処理(印刷処
理)を行う複写回路500とを備えている。この複写回
路500は、感光体ドラム(図示せず)の表面に光書込
みを行うための書込装置510と、この書込装置510
を制御するプリンタ制御回路504と、プリンタ制御回
路504を駆動する駆動装置505と、LEDヘッド5
03に電源を供給するLED点灯用電源506とを備え
ている。操作装置400は、操作制御回路410と、操
作パネル420とを備えている。
【0017】図4は、操作装置400の操作パネル42
0を表す図である。この図に示したように、操作パネル
420は、各種の機能を指定するための操作キーと、各
種の情報を表示するための表示器とを備えている。操作
キーには、用紙サイズキー、紙種指定キー、給紙段指定
キー、テンキー、スタートキー、モードクリアキー、ス
トップキー、濃度調整キー、変倍キー等がある。また、
表示器には、コピー枚数、セット枚数、変倍率を表す表
示器や、原稿挿入可を表す表示器等がある。
【0018】次に、図2および図3を参照して、以上の
ような構成の複写機の動作を説明する。なお、図2は原
稿読取装置100を側面から見た概略機構を表し、図3
は複写装置200を側面から見た概略機構を表してい
る。図2に示したように、挿入口から挿入された原稿
は、ローラ1の回転に応じてコンタクトガラス2の上面
を搬送される。搬送中の原稿には、蛍光灯4からの光が
照射され、その反射光はレンズ5を介してCCD6上に
結像され、原稿情報が読み取られる。CCD上に結像し
た原稿情報は電気信号に変換され、このアナログ信号は
同期制御回路105(図1)から出力されるクロックに
同期して出力され、画像増幅回路101で増幅される。
【0019】A/D変換回路102は、画像増幅回路1
01で増幅されたアナログ画像信号を画素ごとの多値デ
ィジタル画像信号に変換し、シェーディング補正回路1
03は、光量ムラ、コンタクトガラスの汚れ、およびC
CDの感度ムラ等による歪みを補正する。この補正され
たディジタル画像信号は画像処理回路104でディジタ
ル記録画像情報に変換された後、画像情報記憶装置30
0の画像ページメモリ部301に書き込まれる。さら
に、この画像ページメモリ部301に書き込まれた画像
信号は適宜読み出されて複写回路500へ出力され、L
ED書込制御回路501、LEDドライバ回路502を
介してLEDヘッド503により赤外光に変換される。
【0020】図3において、まず、感光体ドラム25の
表面は、グリッド付きのスコロトロンチャージャと呼ば
れる帯電装置26によって−850Vの電位に一様に帯
電される。LEDをアレイ状に並べた構造のLEDヘッ
ド503の各LED素子は、画像ページメモリ部301
から読み出された画像信号に応じて選択的に点灯・発光
し、SLA(セルフォックレンズアレイ)を介して感光
体ドラム25の表面を照射する。
【0021】感光体ドラム25の表面のうち、LEDヘ
ッド503によって照射された部分では、光導電現象に
より電荷がアースに流れて消滅する。ここで、原稿濃度
の淡い部分(2値化信号が非記録レベルである部分)に
ついてはLED素子を点灯させないようにし、原稿濃度
の濃い部分(2値化信号が記録レベルである部分)につ
いてはLED素子を点灯させるように制御する。これに
より、感光体ドラム25の表面のLED光非照射部分は
−850Vの電位に保持される一方、LED光照射部分
は−100V程度の電位に保持され、画像の濃淡に対応
した静電潜像が形成される。
【0022】感光体ドラム25の表面に形成された潜像
は現像ユニット27によって現像される。具体的には、
現像ユニット27内のトナーを攪拌により負電位に帯電
しておき、バイアス電圧として−600V程度の電圧を
印加する。これにより、LED光照射部分のみにトナー
が付着し、現像が行われる。
【0023】転写紙は、3つの給紙台9a〜9cの転写
紙ロール11a〜11cのうちから選択されてフィード
ローラ12a〜12cにより繰り出され、カッター13
a〜13cで所定の長さに切断された後、搬送ローラ1
4a〜14cおよびレジストローラ24によって所定の
タイミングで感光体ドラム25の下に送り込まれる。そ
して、ここで転写チャージャ23によって感光体ドラム
25のトナー像が転写紙上に転写される。そして、転写
の終了した転写紙は、分離チャージャ28によって感光
体ドラム25から分離され、搬送タンク31によって定
着ユニット30に搬送されて、トナーが転写紙に定着さ
れる。定着が終了した転写紙は、装置内を上方に搬送さ
れ、装置外部に設けられた排紙トレイ32に排紙され
る。なお、転写の終了した感光体ドラム25の表面は、
クリーニングユニット29によってクリーニングされ、
次の露光に備える。
【0024】図5は、書込装置510のLED書込制御
回路501およびLEDヘッド503を詳細に表す図で
ある。このLED書込制御回路501は、画像入力部5
10と、2つのシフトレジスタ511a,511bと、
ラインメモリ群512と、セレクタ513と、タイミン
グ発生部514と、画像データ転送クロック発生部51
5と、発光光量制御部516と、発光光量補正制御部5
17とを備えている。
【0025】また、LEDヘッド503は、LEDヘッ
ド制御部521と、4つのシフトレジスタ522a〜5
22dと、LEDアレイ523とを備え、LED点灯用
電源506から電流供給を受けるようになっている。L
ED点灯用電源506は、プリンタ制御回路504に対
して検知温度信号601を出力する一方、プリンタ制御
回路504から出力電圧制御データ602が入力される
ようになっている。
【0026】次に、以上のような構成のLED書込制御
回路501およびLEDヘッド503の動作を説明す
る。原稿読取装置100から入力された画像信号は画像
ページメモリ部301(図1)に一旦蓄えられ、そのま
ま、あるいはデータ編集・加工が行われた後、同期信号
と画像クロックに同期してLED書込制御回路501に
入力される。LED書込制御回路501では、同時に入
力された2ライン分(n,n+1ライン)の画像データ
を各々奇数番目と偶数番目とに分割し、さらに前半分と
後半分を別々のラインメモリに一時格納する。なお、こ
の分割処理は、LEDヘッド503が処理時間を短縮で
きるような構造になっていることから必要となる処理で
ある。
【0027】ラインメモリに格納された画像データの読
み出しは、最初にnライン目の画像データ、続いてn+
1ライン目の画像データ、という具合に時分割的に行わ
れる。nライン目では、「奇数番目・前半分」、「偶数
番目・前半分」、「奇数番目・後半分」、「偶数番目・
後半分」という4分割されたデータが同時に読み出さ
れ、同期信号、画素転送クロック信号、発光光量を決定
するデューティ信号、および各LED素子の光量のばら
つきの測定値に基づいて生成された光量補正信号ととも
にLEDヘッド503に転送される。n+1ライン目に
ついても同様の処理が行われる。この一連の処理は、次
のn+2、n+3ライン目が入力されてラインメモリに
格納される時間内に行われる。以下、この処理が繰り返
し行われる。
【0028】LEDヘッド503に転送された画像デー
タは、シフトレジスタ522によって、順次対応するL
EDドット位置まで転送され、デューティ信号および光
量補正信号にって定まる時間分だけ点灯・発光し、感光
体ドラム25の表面を選択的に照射し、潜像を形成す
る。
【0029】図6は、LED点灯用電源506の回路構
成を表すものである。この回路は、AC電圧が印加され
る入力端子A,Bと、直流電圧を出力するための出力端
子C,Dと、このLED点灯用電源506の内部温度
(主としてスイッチング素子702近傍の温度またはそ
の表面の温度)を検知するための温度検出素子であるサ
ーミスタ701と、トランス707の1次側をスイッチ
ングするスイッチング素子702と、入力端子AB間に
抵抗器709を介して入力端が接続されるとともに整流
出力端がトランス707に接続された整流器703と、
整流器703の整流出力端間にに接続された整流用のコ
ンデンサ704と、出力端子CD間に接続された検知回
路705と、スイッチング素子702を制御する制御回
路706と、トランス707と、抵抗器709の両端間
に抵抗器709と並列に接続されたトライアック708
と、トランス707の2次側回路中に直列接続されたダ
イオード710、インダクタ711およびコンデンサ7
12とを備えている。
【0030】上記の出力端子C,Dはコンデンサ712
の各両端に接続されている。検知回路705からの検知
信号は制御回路706に入力されるようになっている。
制御回路706にはツェナーダイオード714およびコ
ンデンサ715が並列接続されている。制御回路706
の制御出力端子は抵抗716を介してNMOSトランジ
スタで構成されたスイッチング素子702のゲート端子
に接続されている。このスイッチング素子702のドレ
イン側はトランス707の1次側の他端に接続されてい
る。トランス707の両端間には、逆方向のダイオード
717と、ダイオード717のカソード端に並列接続さ
れたコンデンサ718および抵抗器719とが直列接続
で配置されている。スイッチング素子702のソース端
は抵抗器720を介して接地されている。トライアック
708の制御入力端は抵抗器721およびダイオード7
22を介してトランス707の2次側に接続されてい
る。そして、サーミスタ701の出力端からは、図5に
示したようにプリンタ制御回路504に検知温度信号6
01を出力するようになっている。
【0031】以上のような構成のLED点灯用電源50
6の基本動作を説明する。まず、入力端子AB間に印加
されたAC入力電圧は整流器703により整流され、さ
らにコンデンサ704により平滑化される。このとき、
コンデンサ704の突入電流は、検知回路705および
制御回路706によるフィードバック制御が始まるまで
非常に大きくなるので、それを防ぐため、トランス70
7の2次側出力によってトライアック708を制御し、
上記のフィードバック制御が始まるまではトライアック
708をオフすることにより抵抗器709に電流を流し
て突入電流を小さくさせる。そして、上記フィードバッ
ク制御が始まると、次第にトライアック708をオンさ
せていく。平滑化された入力電圧は、制御回路706に
より、パルス幅変調(PMW)制御されたスイッチング
素子702によってスイッチングされて、トランス70
7の2次側に出力供給される。
【0032】トランス707の2次側では、ダイオード
710によって再び整流を行い、さらにインダクタ71
1によりコンデンサ712への突入電流を抑制しつつ、
コンデンサ712により平滑化を行い、出力端子CD間
に出力を得る。
【0033】検知回路705は、出力端子CD間の出力
電圧を検知し、制御回路706にフィードバックする。
制御回路706は、PWM制御を用いて、検知回路70
5により検知した電圧が所定の電圧より低いときには、
スイッチング素子702のオン時間を長くして出力電圧
を高くし、逆に、検知した電圧が所定の電圧より高いと
きには、スイッチング素子702のオン時間を短くして
出力電圧を低くする。このような制御によりCD間の出
力電圧を安定化させる。
【0034】次に、サーミスタ701およびプリンタ制
御回路504により、LED点灯用電源506の温度に
応じて給紙間隔を変化させる場合の制御について説明す
る。
【0035】入力された画像信号における画像密度が増
えるとLEDヘッド503の発光量が増加するため、L
ED点灯用電源506からの出力電流が増加する。LE
D点灯用電源506からの出力電流が増加すると、スイ
ッチング素子702のオン時間が長くなるので、スイッ
チング素子702の温度が上昇する。サーミスタ701
は、スイッチング素子702の温度を検知し、常時その
検知温度信号601をプリンタ制御回路504に出力す
る。プリンタ制御回路504は、サーミスタ701から
の検知温度信号601に応じて、複写装置200の給紙
用フィードローラ12a〜12cを駆動するための駆動
信号を制御して給紙開始タイミングを遅延させる制御を
行う。具体的には、図示しないROM(リード・オンリ
ー・メモリ)内に各温度と給紙開始遅延時間とを対応付
けたテーブルを記憶させておき、このテーブルを随時参
照することにより、給紙タイミングを制御する。
【0036】図7は、給紙開始遅延時間と検知温度との
関係の一例を表している。この図に示したように、例え
ば、温度が上昇して検知温度が80°Cを越えると、そ
れ以上の温度上昇を抑制するために徐々に遅延時間を増
加させる。この遅延時間の増加は、検知温度が125°
Cとなるまで行う。そして、検知温度が125°Cを越
えると、給紙を停止させるとともに、LEDヘッド50
3の発光も停止させる。一方、125°Cを越えて発光
が停止した後、温度が下降する場合には、100°Cに
下がるまでは給紙を再開させないようにヒステリシス制
御を行う。
【0037】このように、本実施の形態では、LED点
灯用電源506の内部温度を検知して、スイッチング素
子702の温度が異常に上昇しないように給紙開始のタ
イミングを制御するようにしたので、LED点灯用電源
506の容量を極端に大きくしなくても、高密度の画像
情報をプリントする場合に電源容量オーバーとなって電
源がダウンすることがない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項2記載のディジタル画像形成装置によれば、記録ヘ
ッドの発光ダイオード素子に電流を供給する電源装置内
部の温度に応じて給紙間隔を制御するようにしたので、
電源装置の温度が適正な範囲内に収まるような間隔で給
紙を行い記録ヘッドを駆動することが可能となる。この
ため、LED用電源の容量を極端に大きくしなくても、
電源容量オーバーとなって電源がダウンすることがな
い。すなわち、高密度の画像情報を連続プリントする場
合に必要となるであろう最大の電源容量を想定して設計
を行う必要がなく、LEDヘッドの実使用状態を考慮し
た設計が可能となるとともに、コストや設置面積におい
てバランスのとれたLED用電源装置の設計が可能とな
る。特に、請求項2記載の発明では、画像読取手段を有
する複写機やファクシミリ装置などに適用した場合に、
上記の効果を発揮できる。
【0039】請求項3記載のディジタル画像形成装置に
よれば、連続給紙を行う場合において、電源装置内の温
度が第1の限界温度以下のときは給紙間隔を拡大させ
ず、第1の限界温度以上であって第2の限界温度以下の
ときは給紙間隔を徐々に拡大させ、第2の限界温度を越
えたときには給紙を停止するようにしたので、電源装置
の設計およびLEDヘッドの熱設計が容易となる。
【0040】請求項4記載のディジタル画像形成装置に
よれば、電源装置内の限界温度を具体的に限定している
ので、具体的な電源装置の設計およびLEDヘッドの熱
設計がさらに容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るディジタル画像形
成装置の概略的な回路構成を表すブロック図である。
【図2】原稿読取装置の機構の概略を表す側面図であ
る。
【図3】複写装置の機構の概略を表す側面図である。
【図4】操作装置の操作パネルを表す図である。
【図5】LED書込制御回路およびLEDヘッドの回路
構成を表すブロック図である。
【図6】LED点灯用電源の回路構成を表す回路図であ
る。
【図7】給紙開始遅延時間と検知温度との関係の一例を
表す図である。
【符号の説明】
100 原稿読取装置 105 同期制御回路 200 複写装置 300 画像情報記憶装置 301 画像ページメモリ部 302 システム制御部 400 操作装置 500 複写回路 501 LED書込制御回路 502 LEDドライバ回路 503 LEDヘッド 504 プリンタ制御回路 506 LED点灯用電源 510 書込装置 701 サーミスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/20 H04N 1/036

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光ダイオード素子を主走査方向に所定
    密度で複数個配列してなる1次元の記録ヘッドと、 この記録ヘッドに所要電力を供給する電源装置と、 この電源装置の内部温度を検出する温度検出手段と、 ディジタル画像信号に応じた前記記録ヘッドの発光ダイ
    オード素子の選択的駆動によって表面に潜像が形成され
    る感光体と、 この感光体上に形成された潜像を現像する現像手段と、 現像された感光体表面の画像を転写させるための転写紙
    を供給する給紙手段と、 前記温度検出手段により検出された温度に応じて前記給
    紙手段による給紙間隔を制御する給紙制御手段とを備え
    たことを特徴とするディジタル画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿の画像を読み取り、この読み取りに
    応じたディジタル画像信号を出力する画像読取手段と、 発光ダイオード素子を主走査方向に所定密度で複数個配
    列してなる1次元の記録ヘッドと、 この記録ヘッドに所要電力を供給する電源装置と、 この電源装置の内部温度を検出する温度検出手段と、 前記画像読取手段から出力されるディジタル画像信号に
    応じて前記記録ヘッドの発光ダイオード素子の選択的駆
    動を行う駆動手段と、 この駆動手段の選択的駆動による発光ダイオードの発光
    によって表面に潜像が形成される感光体と、 この感光体上に形成された潜像を現像する現像手段と、 現像された感光体表面の画像を転写させるための転写紙
    を供給する給紙手段と、 前記温度検出手段により検出された温度に応じて前記給
    紙手段による給紙間隔を制御する給紙制御手段とを備え
    たことを特徴とするディジタル画像形成装置。
  3. 【請求項3】 連続給紙時において、前記給紙制御手段
    は、前記温度検出手段による検出温度が第1の限界温度
    以下のときは給紙間隔を拡大させず、検出温度が第1の
    限界温度以上であって第2の限界温度以下のときは漸次
    給紙間隔を拡大させ、検出温度が第2の限界温度以上の
    ときは給紙を停止させるよう制御を行うことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のディジタル画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の限界温度は80°Cであり、
    前記第2の限界温度は125°Cであることを特徴とす
    る請求項3記載のディジタル画像形成装置。
JP2320396A 1995-11-02 1996-01-17 ディジタル画像形成装置 Pending JPH09185295A (ja)

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