JPH0871990A - パンチャー - Google Patents

パンチャー

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Publication number
JPH0871990A
JPH0871990A JP24066194A JP24066194A JPH0871990A JP H0871990 A JPH0871990 A JP H0871990A JP 24066194 A JP24066194 A JP 24066194A JP 24066194 A JP24066194 A JP 24066194A JP H0871990 A JPH0871990 A JP H0871990A
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JP
Japan
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puncher
unit
sensor
inspection
pin
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JP24066194A
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English (en)
Inventor
Hisayuki Komaki
久幸 小牧
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MICRO TEC KK
Original Assignee
MICRO TEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチャーの動作停止時間を短縮し、より可
動時間の延長と生産性の向上を可能にする。 【構成】 駆動ユニット60と台座ユニット70を位置
合わせピン41の軸を同一にして装着部28に取り付け
る。Z軸の芯出しを行なう場合には、駆動ユニット60
と台座ユニット70を装着部28から取り外し、外段取
りで行なう。 【効果】 Z軸の芯出しを外段取りで行なうことによ
り、機械の停止時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、セラミック薄膜(以
下グリンシート)の所定の座標位置に精度良くスルーホ
ールの打ち抜き加工を行なうパンチャーに関するもので
ある。特に、パンチャーのメンテナンス効率を向上させ
るものである。
【0002】
【従来の技術】図18は機械用語図解辞典(第2版工業
教育研究会編P.465)に示された従来のパンチャー
を示す図である。従来のパンチャーは、フレーム38が
C字型をしている。押抜き具36はアーム37によって
指示され、Z方向に対して駆動可能に取り付けられてい
る。ワーク39は台14に乗せられ位置決めされた後、
押抜き具36の端部に設けれたパンチピン13により、
穴あけ加工される。台14は台座16に固定されてい
る。また、調整ネジ70は台座16の位置を調整するた
めのものであり、パンチピン13と台14の位置合わせ
を行い、ワーク39に対する穴あけ加工の精度を調整す
るためのものである。
【0003】図19は、従来のパンチャーに用いられる
パンチングユニットを示す図である。図19において
は、二つのパンチングユニット30が隣合わせに配列さ
れている場合を示している。パンチングユニット30は
押抜き具36とCチャネル31から構成されている。押
抜き具36は、コイルバネ35と軸33とパンチピン1
3とパンチピン13を保持するパンチホルダ12と、ホ
ルダ受け32から構成されている。また、Cチャネル3
1には軸33をZ方向にスライド可能に保持する軸受3
4と台14を保持する台座16が両端部に存在してい
る。台14は、パンチピン13を受け付けるピン孔15
を有している。また、台座16は通気孔17を有してい
る。パンチホルダー12とパンチピン13と台14を、
以下、まとめて金型という。上記の方法を取った場合、
パンチングユニット30が復数個別に存在しているの
で、X方向の精度出し及びY方向の精度出しが非常に困
難になってくる。このため複数のパンチングユニットの
同時駆動に問題がでる。
【0004】図20は図19に示したパンチングユニッ
ト30のAーA’断面図である。台座16には台14が
はめ込まれている。台14にはピン孔15とカス受け1
1があり、カス受け11は通気孔17と連結されてい
る。通気孔17には、エアを吸引するためのパイプが接
続される。ワークは台座16及び台14に乗せられ位置
決めされた後、パンチピン13がZ方向に移動すること
により穴あけ加工がされる。パンチピン13はピン孔1
5を通過する。この時、パンチピン13により切りとら
れたワークのカスはピン孔15を通り、カス受け11に
押し出される。通気孔17は吸引された状態になるた
め、カスはカス受け11及び通気孔17を通り、図示し
ていないカス溜めに溜められる。
【0005】図21はワークの一例を示す図である。ワ
ークはグリンシート18及びサス枠25から構成され
る。グリンシートはセラミック薄膜であり、サス枠25
に張り付けられている。グリンシート18にはビア穴領
域21が定義され、ビア穴領域21の内部にビア穴20
が打ち抜き加工される。又、ビア穴領域21の外部に基
準穴19が設けられる。グリンシート18は、セラミッ
ク薄膜であり、このように打ち抜き加工がされた後に所
定の処理を施すことにより、多層回路の一つの層を形成
するパターンとなる。すなわち、ビア穴20は多層回路
におけるスルーホールとなる。また、基準穴19は、パ
ターンを多層化する場合の各層の位置合わせに用いる穴
である。ビア穴20の直径は0.05mmから0.5m
mである。また、基準穴19の直径は2mmから8mm
である。なお、基準穴を設けない場合もありうる。基準
穴を設けない場合は、例えば、サス枠の外径基準でパタ
ーンを多層化する。また、グリンシートをサス枠に張り
付けないでグリンシート単体で加工する場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のパンチャーは以
上のように構成されており、パンチピンと台の間にワー
クを位置決めして、打ち抜き加工を行なう。特に電子回
路に用いられるパターンを形成する場合には、穴の位置
と穴の大きさが正しく正確でなければならない。そのた
めには、パンチピンと台の位置合わせを正確に行なう必
要がある。このパンチピンと台の位置合わせ作業を、以
下、芯出しという。このパンチピン12と台14の位置
合わせを行うために、即ち、芯出しを行うために、調整
ネジやその他の調整手段を用いている。
【0007】穴の大きさを変えるためにパンチピンや台
を交換したり、あるいはパンチピンや押抜き具の故障や
摩耗により、パンチピンや押抜き具や台を交換する必要
が発生する。交換の際には、パンチピンと台の位置合わ
せを調整しなければならない。図18に示すように、こ
の調整はパンチャーが持つ調整ネジにより行われる。従
って、金型を交換する際にはパンチャーは動作する事が
出来ず、交換した後の調整時にもパンチャーは動作する
ことが出来ない。
【0008】また、図19に示したように複数のパンチ
ングユニットが配列されている場合にも、一つ一つのパ
ンチングユニットにおける金型を交換する際に、パンチ
ピンと台の位置合わせをしなければならない。ゆえに、
隣り合わせたパンチングユニット相互間の位置合わせを
X方向とY方向のいずれにおいても行わなければならな
い。例えば、隣りのパンチピンとの間隔(以下、ピッチ
という)を22mmから24mmに変更する場合には、
パンチングユニット30同士の間隔を、図示していない
間隔調整機構により調整しなければならない。このよう
にパンチングユニット同士の間隔を調整する場合にも、
パンチャーは動作することが出来ない。図19に示すパ
ンチングユニット一つ一つは取り外すことが可能である
ため、一つのパンチングユニットを取り外して、金型の
位置合わせを行なうことは可能である。しかし、パンチ
ングユニットをパンチャーに取り付ける場合には、パン
チングユニット相互間の位置合わせをX方向及びY方向
の両方向で正確に行なう必要がある。
【0009】また、従来のパンチャーは穴開け加工時に
パンチピン13のピン折れが発生する場合がある。ピン
折れが発生した場合でも、ピン折れが発生したことを認
識することができず、パンチャーが連続してワークの加
工を実行してしまう。ピン折れの確認は、ワークの加工
の合間に、人間がピン折れが発生したかどうかを黙視に
より確認していた。あるいは、加工されたワークの穴が
確実に開けられているかを黙視することにより確認して
いた。このように、ピン折れが発生したことを人間によ
りチェックしているため、ピン折れの発生に気付かずに
作業を続行してしまい、無駄な時間を費やすとともに、
無駄な加工をしてしまうという欠点があった。
【0010】また、従来のパンチャーにはパンチャーの
各部にセンサーを設け、パンチャーの各部が正常な動作
を行なうかをチェックしている機械に何らかの異常が発
生した場合には、これらのセンサーをチェックすること
により、故障が発生した個所を特定することが出来る。
しかし、パンチャーには数多くのセンサーが取り付けら
れており、これら数多くのセンサーを一つ一つチェック
するために、時間を費やさなければならなかった。
【0011】この発明は以上のような問題点を解決する
ために成されたものであり、金型の交換時に動作停止時
間を短縮することが出来るパンチャーを提供することを
目的とする。
【0012】また、この発明は芯出しを正確に行えると
ともに、より短時間で行えるパンチャーを提供すること
を目的とする。
【0013】また、この発明は芯出しの場合に、パンチ
ピンを破壊することがないパンチャーを提供することを
目的とする。
【0014】また、この発明は、ピッチを変更する場合
でも、ピッチの変更が容易にかつ正確に行えるパンチャ
ーを提供することを目的とする。
【0015】また、この発明は加工時にピン折れが発生
した場合に、ピン折れを認識することができるパンチャ
ーを提供することを目的とする。
【0016】また、この発明はパンチャーの持つセンサ
ーの状態を即座に把握することが出来るパンチャーを提
供することを目的とする。
【0017】また、この発明はパンチャーの故障時に故
障個所を容易に特定することが出来るパンチャーを提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、ワークに対
して打ち抜き加工をするパンチャーにおいて、パンチピ
ンを有する複数の駆動部を配置した駆動ユニットと、上
記複数の駆動部に対応する複数の台を配置した台座ユニ
ットと、上記複数の駆動部と上記複数の台とがそれぞれ
対応するように所定の位置関係をもたせて、上記駆動ユ
ニットと台座ユニットを取り付ける装着部を備えたこと
を特徴とする。
【0019】又、上記装着部は、上記駆動ユニットと台
座ユニットを着脱可能に取り付けるとともに、上記パン
チャーは、さらに、上記駆動ユニットと台座ユニットを
取りはずした際に、上記装着部が上記駆動ユニットと台
座ユニットを取り付ける位置関係と同じ位置関係で上記
駆動ユニットと台座ユニットを相対的に配置する外部配
置手段を備えたことを特徴とする。
【0020】又、上記パンチャーは、さらに、パンチピ
ンに対応する治具と台に対応する治具を用いてパンチピ
ンと台の位置合わせを行なうことを特徴とする。
【0021】又、ワークに対して打ち抜き加工をするパ
ンチャーにおいて、ワークに対して検査用穴あけを行な
う検査用穴あけ手段と、上記検査用穴あけ手段により、
検査用穴あけが正しく行なわれたかをチェックするセン
サーを備えたことを特徴とする。
【0022】又、上記パンチャーは、複数のパンチピン
を備え、上記検査用穴あけ手段は、複数のパンチピンを
用いて検査用穴あけを実行し、上記センサーは各パンチ
ピンに対して検査用穴あけのチェックをし、正しく穴あ
けが行なわれなかったパンチピンを特定することを特徴
とする。
【0023】又、上記パンチャーは、さらに、ワークを
任意の位置に移動する搬送用ホルダと、予め検査用穴あ
けの位置を登録する登録手段とを備え、上記搬送用ホル
ダが登録手段により登録された検査用穴あけの位置にワ
ークを移動させることにより、上記検査用穴あけ手段と
センサーが、穴あけとそのチェックを行なうことを特徴
とする。
【0024】又、ワークに対して打ち抜き加工をするパ
ンチャーにおいて、パンチャーの各部の状態を監視する
複数のセンサーと、上記複数のセンサーが示すパンチャ
ー各部の状態を表示する表示手段と、上記表示手段によ
り表示された各部を指定してセンサーが監視する部分の
正常動作をチェックするチェック手段とを備えたことを
特徴とする。
【0025】又、上記表示手段は、パンチャーの各部と
センサーの配置を視覚的に図化して表示することを特徴
とする。
【0026】又、上記チェック手段は、指定された部分
を動作させて状態を変化させ、上記表示手段は変化前と
後の状態を識別表示することを特徴とする。
【0027】
【作用】この発明においては、駆動ユニットと台座ユニ
ットをそれぞれ別個に装着部に取り付ける。したがっ
て、C字型フレームを用いることが無い。このように駆
動ユニットと台座ユニットを分離して装着するため、駆
動ユニットと台座ユニットの間にワークを自由に配置す
ることができる。
【0028】また、この発明においては、駆動ユニット
と台座ユニットを取り外すことが出来、外部配置手段
が、パンチャーの装着部が駆動ユニットと台座ユニット
とを取り付ける位置関係と同じ位置関係で、取り外した
駆動ユニットと台座ユニットを配置する。したがって、
芯出しを外段取りで行なうことができる。
【0029】また、この発明においては、芯出しを行な
う場合に、実際に作業に使う金型とは異なる特殊な治具
を用いて芯出しを行なう。
【0030】また、この発明においては、検査用穴開け
手段がワークに対して検査用の穴あけを行い、センサー
がその穴開け結果をチェックするので、パンチピンのピ
ン折れを認識することができる。
【0031】また、この発明においては、複数のパンチ
ピンが配列されている場合であっても、センサーが順次
検査用穴あけのチェックを行なうことにより、ピン折れ
のあったパンチピンを特定することができる。
【0032】また、この発明においては、登録手段によ
り検査用穴開け位置を登録できるので、ワークの任意の
位置に検査用の穴開けを行い検査することができる。
【0033】また、この発明においては、表示手段によ
りセンサーが示すパンチャー各部の状態を表示するの
で、パンチャー各部の状態を即座に把握することができ
る。また、チェック手段により各部の正常動作をチェッ
クするので、故障個所を容易に特定できる。
【0034】また、この発明においては、表示手段がパ
ンチャーの各部とセンサーの配置を視覚的に表示するた
め、各部の状態を容易に把握することができる。
【0035】また、この発明においては、チェック手段
が指定されたセンサーが監視している部分を動作させ、
表示手段がその変化前後の状態を表示することにより、
その部分の正常動作をチェックすることが出来る。
【0036】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例によるパンチャー
を示す斜視図である。図2はパンチャーの正面図であ
る。図3はパンチャーの右側面図である。図1から図3
において、1はパンチャーの動作を指定したり、あるい
はパンチャーの動作、状態を表示するディスプレイであ
る。2はZ軸駆動系であり、エアシンリンダを6軸並列
に装着しているものである。1軸は基準穴用であり、残
りの5軸はビア穴用である。各軸のピッチは22mmで
ある。このZ軸駆動系は1軸のみで駆動することも可能
であり、又、5軸同時に駆動することも可能である。5
aはトラックボール付きマウス、5bは内蔵されたキー
ボードである。このトラックボール付きマウス5a及び
キーボード5bは、座標入力やモード選択時に使用す
る。6はカウンタである。カウンタ6は各軸のパンチ数
を表示する。7は操作スイッチである。操作スイッチ7
は電源のON,OFF及びその他パンチャーの各部の動
作スイッチを、一個所に集めている。8はスタートスイ
ッチである。スタートスイッチを押し下げることによ
り、プログラム及びデータに従って、パンチャーの穴開
け加工がスタートする。9は非常停止ボタンである。非
常停止ボタン9を押すことにより、パンチャーを停止さ
せることができる。10はフロッピーディスクドライバ
である。3.5インチフロッピーディスクを扱う二つの
フロッピーディスクドライバが装着されている。51は
チャッカーである。チャッカーは後述するセットプレー
トを吸引して上下させるものである。3はセットプレー
トである。セットプレート3はグリンシート加工時のワ
ーク固定用として用いられるものである。4はワークホ
ルダである。ワークホルダ4にグリンシートを固定した
サス枠(後述)を装着し、その上にセットプレート3を
固定する。80は図示していないXYテーブルに装着さ
れた搬送用ホルダであり、ワークホルダを載せてX方向
とY方向に移動させる。XYテーブルはX方向に356
mmのテーブルストロークを有しており、Y方向に27
1mmのテーブルストロークを有している。搬送用ホル
ダ80はXYテーブルに装着されているので、搬送用ホ
ルダ80とXYテーブルの動きは同じであり、搬送用ホ
ルダ80はXYテーブルと同様の搬送ストロークを有し
ている。91は装置前面左右に設けられた光電管であ
る。光電管91は装置の動作中に作業者等の接近や進入
を監視する安全装置である。
【0037】図4は搬送用ホルダ80をXYテーブルに
装着しその搬送用ホルダにグリンシートを装着する場合
の状態を示す図である。搬送用ホルダ80の上にワーク
ホルダ4が設けられる。このワークホルダ4の内側にグ
リンシートが装着されたサス枠25を置く。プッシャー
26は、このサス枠25の二つの辺を矢印Pの方向にス
ライドさせる。プッシャー26は、サス枠25を挟んだ
反対側に設けられた図示していない3点の面当て基準に
対して中央に位置するように配置されている。即ち、プ
ッシャー26は、面当て基準の対角のセンターに位置し
ている。サス枠25はワークホルダの一方に添って3点
の面当て基準に基づいて位置決めされる。セットプレー
ト3はチャッカー51により予め吸着されており、サス
枠25がワークホルダ4に位置決めされた後、チャッカ
ー51がZ方向に移動することにより、セットプレート
3をワークホルダ4の内部に装着する。このようにし
て、グリンシートがワークホルダに固定される。固定さ
れたグリンシートは搬送用ホルダ80に装着されたワー
クホルダのX方向への移動及びY方向への移動により所
定の位置に移動させられる。
【0038】図5はZ軸駆動系2の正面図である。この
Z軸駆動系2の特徴となる点は、駆動ユニット60と台
座ユニット70が存在している点である。駆動ユニット
60は、基準穴用駆動部61とビア穴用駆動部62と軸
受34から構成されている。基準穴用駆動部61はZ方
向に移動することにより、グリンシートに対して基準穴
を作成する。又、ビア穴用駆動部62は同じくZ軸方向
に移動することにより、グリンシートに対してビア穴を
作成する。基準穴用駆動部61とビア穴用駆動部62
は、それぞれエアシリンダ90によりZ軸方向に駆動さ
れる。
【0039】一方台座ユニット70は台14と台座16
と座受27から構成される。座受27には通気孔17が
設けられており、打ち抜き加工されたカスを吸引できる
ようになっている。
【0040】駆動ユニット60及び台座ユニット70は
その両端部において、位置合わせピン41を用いて、筺
体40から突き出ている固定片44に位置決めされる。
駆動ユニット60に用いられる位置合わせピン41と台
座ユニット70に用いられる位置合わせピン41の軸
は、Z軸方向において同一の軸を有している。位置合わ
せピン41は、手動によりZ軸方向に容易に抜き差しで
きるようにつくられている。駆動ユニット60及び台座
ユニット70は位置合わせピン41により筺体40の固
定片44に位置決めされたのち、L字型をした締付片4
3及びネジ42により、固定片44に固定される。ま
た、筺体40には検査用穴あけセンサー50が設けられ
ている。検査用穴センサー50はレーザ光を出力し、そ
の反射を検査することにより、グリンシートに穴があけ
られているかどうかを検査するものである。装着部28
は位置合わせピン41と締付片43とネジ42と固定片
44から構成されている。駆動ユニット60及び台座ユ
ニット70をそれぞれ取り外す場合には、ネジ42を緩
め、締付片43を除去するとともに、位置合わせピン4
1をスライドさせて、抜き去ることにより容易に行える
ように設計されている。また、基準穴用駆動部61とビ
ア穴用駆動部62はエアシリンダ90と係合しているた
め、エアシリンダとの係合を外すことにより、駆動ユニ
ット60が取り外せることになる。
【0041】図6は前述したように装着部28のネジ及
び位置合わせピンを除去することにより、取り外した駆
動ユニット60と台座ユニット70をパンチャー外部に
おいて、再配置した場合を示している。図において、4
5は位置合わせピン41の変わりに設けられた連結ピン
である。前述したように駆動ユニット60と台座ユニッ
ト70の位置合わせピンはZ軸方向に同一の軸を有して
おり、図6に示すように連結ピン45を用いることによ
り、図5に示す駆動ユニット60と台座ユニット70の
相対的な位置関係をこの連結ピン45を用いて、パンチ
ャーの外部において再現することができる。46はスペ
ーサーであり、駆動ユニット60と台座ユニット70と
の距離を図5に示すパンチャーに装着された状態と同じ
距離にするためのものである。図5に示すように駆動ユ
ニット60と台座ユニット70がパンチャーに装着され
ている場合と、図6に示すように、連結ピン45とスペ
ーサー46を用いて駆動ユニット60と台座ユニット7
0を連結した場合のお互いの相対的な位置関係はまった
く同じものである。この実施例におけるパンチャーにお
いては、Z軸駆動系を2セット用意しておき、1セット
をパンチャーに装着し動作させる。そして他のセットを
図6に示すように、連結ピンとスペーサーにより連結
し、Z軸の芯出しを行なうことができる。
【0042】図7はZ軸駆動系の駆動ユニット60に設
けられたビア穴用駆動部の数を3個にした場合を示して
いる。このように、ピッチを変更する場合でも、図6に
示すようにZ軸の芯出しを外段取りで行なうことができ
る。ピッチを変更する場合には、ネジ47をゆるめるこ
とにより、ビア穴用駆動部62をX方向に移動して位置
決めすることができる。また、台座16を変更すること
により、台のピッチを変更することができる。台座16
を変更する場合には、ネジ48をゆるめ、台座抑え49
を外すことにより台座16を交換することができる。
又、台を交換する場合も、同様であり、ネジ48をゆる
め台座抑え49を取り外すことにより個々の台自身の交
換も可能である。
【0043】以上のように、台座を交換することによ
り、台のピッチを変えることができ、又、ビア穴用駆動
部もX方向にスライド可能に出来るため、そのピッチを
容易に変更することができる。そして、これらのZ軸の
芯出し作業は図6に示すように外段取りで行なうことが
できる。従って、パンチャーの動作を停止させる時間が
短縮できる。パンチャーの動作が停止させられる時間
は、外段取りで芯出しを行った駆動ユニット60と台座
ユニット70を装着部28に装着する時間のみでよい。
図6に示すような外段取りで芯出しが行われている場合
には、連結ピン45と位置合わせピン41が共に、駆動
ユニット60と台座ユニット70を正確に同じ位置に位
置決めするという前提のもとにおいて作られているた
め、外段取りで行った芯出し結果が、そのままパンチャ
ーに装着された駆動ユニット60と台座ユニット70の
芯出し状態と全く同じ状態になる。
【0044】以上のようにこの実施例においては、C字
型のフレームを用いることがないため、搬送用ホルダ8
0が(すなわちグリンシートが)自由に移動でき、作業
の柔軟性を高めることができる。特に、搬送用ホルダに
ワークを装着する場合、パンチャーの前方から装着し、
その搬送用ホルダ(XYテーブル)をパンチャー後方の
駆動機構により駆動させるような場合には、特にこのC
字型フレームを用いない機構は有効である。
【0045】また、Z軸の芯出しを外段取りで行うた
め、Z軸駆動系を2セット有していることにより、芯出
しに必要な時間を実質的になくすことができ、可動時間
の実質的延長と生産性の向上を可能にする。
【0046】図8は、Z軸の芯出し作業を行なう一例を
示す図である。Z軸の芯出しはパンチピン13とピン孔
15の正確な位置合わせを行なうものであるが、位置合
わせを行っている最中にパンチピン13を疵つけてしま
ったり、パンチ孔15を疵付けてしまう場合が発生す
る。このような不都合をなくすために、図8(a)及び
(b)に示すような治具を用いる。図8(a)はパンチ
ホルダ12と同様のサイズを持つホルダ治具である。ホ
ルダ治具81の先端にはパンチピンを有していない。ま
た、図8(b)は台の変わりに用いる台治具82を示し
ている。台治具82はホルダ治具81の先端を挿入する
ためのホルダ孔29を備えている。図8(c)は治具を
用いた芯出しを示す図である。
【0047】ホルダ治具81は前述したようにパンチホ
ルダと同じ形状をしているので、ホルダ受け32にパン
チホルダと同様な取付方法により取り付けられる。一
方、台治具82も台14と同一外形をしているため、台
14と同じ方法により台座16に取り付けられる。一度
台座14に台治具82が取り付けられると、台治具82
の位置は固定されることになる。従って、ホルダ治具8
1の位置を調整することにより、ホルダ治具81の端部
がホルダ孔83に挿入できる位置にホルダ治具81の位
置合わせを行なう。この位置合わせは図6に示すネジ4
7をゆるめ、ビア穴用駆動部62をX方向あるいはY方
向に移動させることにより行われる。ホルダ治具81の
位置合わせが正しくない場合に、ホルダ治具81をホル
ダ孔29に挿入しようとした場合には、挿入することが
できない。しかし、ホルダ治具81は立方体の形状をし
ており、多少の負荷が掛かった場合でも、ホルダ治具8
1と台治具82が損傷することはない。このようにし
て、ホルダ治具と台治具の位置合わせが正確に行われ芯
出しが完了した場合には、実際に穴あけ加工に用いるパ
ンチピン13と台14を装着した場合にも、正確な位置
合わせが行われており、芯出しが終了した状態をつくる
ことができる。
【0048】実施例2.この実施例においては、穴開け
加工時にパンチピン13のピン折れが発生した場合の認
識について説明する。
【0049】図9はその認識方法を示す図である。図に
おいて、Gはグリンシートの中央座標を示す原点であ
る。また、Rはグリンシートのある論理的な原点を示す
ものである。また、H1からH5は検査穴である。ま
た、21はビア穴を作成するためのビア穴領域である。
検査穴H1からH5はビア穴領域21の外部に設けられ
た検査用の穴である。また、搬送用ホルダ80にはホー
ムポジションを定義することができる。このホームポジ
ションからX方向及びY方向に移動することにより、グ
リンシート18を、所望の位置に位置決めすることがで
きる。
【0050】図10は搬送用ホルダ80のホームポジシ
ョン及び論理原点R及び検査用穴の位置を、あらかじめ
登録するために用いられる表示画面の一例を示す図であ
る。トラックボール付きマウス5aまたはキーボード5
bにより動作モードを選択し、画面に表示された矢印キ
ーを選択することにより、搬送用ホルダ80を物理的に
動かすことができる。ホームポジションを決定する場合
には、移動ボタン87を選択し、矢印キーを選択するこ
とにより、搬送用ホルダ80を移動させることができ
る。そして、所望の位置で確定ボタン88を選択するこ
とにより、ホームポジションを定義できる。また、論理
原点を定義する場合には、移動ボタン83を選択し、矢
印キーを使って所望の位置に搬送用ホルダ80を移動さ
せて、確定ボタン84を選択することにより論理原点を
定義することが出来る。また、検査穴の位置を指定する
場合は、移動ボタン85を選択し、矢印キーを使って搬
送用ホルダ80を移動させる。そして検査穴をあけよう
とする個所で確定ボタン86を選択することにより、検
査穴H1からH5の検査位置を指定することができる。
この検査穴H1からH5の位置は検査位置を一つだけ指
定することにより、同時に5個所の検査位置が決定する
ようにしてもかまわない。あるいは検査穴一つ一つに対
して検査位置を指定するようにしてもかまわない。
【0051】このようにして、ホームポジションと論理
原点と検査穴の検査位置をまえもって指定することがで
きる。
【0052】図11はパンチャーが穴あけ加工を実行し
ている最中に表示される表示画面である。パンチャーの
穴あけ加工時には中止ボタンS、運転ボタンD、原点ボ
タンO、チャックボタンCが用意されており、それぞれ
のボタンを押すことにより、穴あけ加工の中止、穴あけ
加工の開始、(あるいは続行)、原点への移動、チャッ
カーによるセットプレートによる吸着処理が行える。ま
た、画面の左下にはZ軸駆動系の6つのパンチピンを色
分け表示している。また、画面中央にはパンチャーの穴
あけ加工の状態を示す変数や使用しているファイルの番
号等が表示される。また、画面の右半分には、実際にパ
ンチャーが穴あけ加工しているパターンが時事刻々表示
される。その際には、画面左下に表示された各パンチピ
ンの色分け表示に基づいて、画面右側のパターンが表示
される。従って、どのピンがどのようなパターンを作成
しているかは色分け表示されているため、即時にオペレ
ータに把握できるものとなる。
【0053】ひとつのグリンシートに対して、穴あけ加
工が終了した場合には、あらかじめ指定された穴あけ検
査位置に搬送用ホルダ80を移動させ、パンチピン13
により検査用穴あけを行なう。そして、搬送用ホルダ8
0を検査用穴あけセンサー50のもとに移動させる検査
用穴あけセンサーは、レーザ光を発しており、穴が正確
にあけられたかどうかをセンスすることができる。
【0054】図13、及び図14はこのピン折れを認識
する動作手順を示す図である。まず、S1において図1
1に示したように、ホームポジションの登録を行なう。
また、S2において原点の登録を行なう。またS3にお
いて、穴あけ検査位置の登録を行なう。次にS4におい
て、穴あけ加工を行なうデータを読み込みグリンシート
に対してパンチング作業を行なう。パンチング作業をし
た場合、S5においてピン折れ検査を行なう。このピン
折れ検査の詳細は後述する図14において説明する。次
にS6において、ピン折れ検査S5の結果、すべてのピ
ンが正常に穴あけを行っている場合にはS7に移り、S
7においてさらに次のグリンシートに対して穴あけ作業
を行なうかどうかが判断される。もしS6において、検
査結果が異常を示した場合には、何れかのパンチピンが
ピン折れを発生していることになるため、S8において
その異常のあったパンチピン及びパンチホルダを交換す
る。
【0055】図14は図13に示したS5の動作をさら
に詳細に示すものである。まず、ピン折れ検査がスター
トした場合にはS51において、搬送用ホルダを移動さ
せ、グリンシートの穴あけ検査位置とパンチピンの位置
を合わせる。次にS52において、パンチピンにより穴
あけ検査位置へ穴あけ加工を行なう。次にS53におい
て搬送用ホルダ(XYテーブル)を移動させ、穴あけ検
査位置をセンサーの下部に位置決めする。次にS54に
おいて、位置決めされた穴あけ検査位置に穴があいてい
るかどうかをセンサーによりチェックする。次にS55
において、すべての穴あけチェックが行われたかどうか
を判断する。まだ、未チェックのものが残っている場合
には、S53とS54を実行する。すべての穴あけチェ
ックをした場合には、ピン折れ検査を終了する。なお、
前述した搬送用ホルダ(XYテーブル)の移動は、ホー
ムポジション及び原点および穴あけ検査位置があらかじ
め登録されているため、その登録された座標位置から移
動量を計算して必要な個所への移動を行なうものであ
る。もしピン折れ検査の結果が異常であると判定された
場合には、図12に示すように、パンチャーの穴あけ加
工画面にポップアップウィンドウが表示され、そのポッ
プアップウィンドウの中にピン折れが発生していること
と、そのピン番号が表示される。このようなピン折れの
エラーを表示するポップアップウィンドウが表示された
場合には、パンチャーは以後の動作を停止し、オペレー
タからの指示があるまで、運転を停止する。ピン折れ検
査の結果、正常な場合には、次のグリンシートに対して
パンチング作業を続行する。
【0056】図15はピン折れ検査を手動により行なう
場合の表示画面を示している。図15に示す表示画面に
おいてホームポジションを選択した場合には、搬送用ホ
ルダがホームポジションに移動する。また、原点を選択
した場合には、搬送用ホルダが原点に移動する。また、
ピン折れ検査位置を選択した場合には、搬送用ホルダが
ピン折れ検査位置に移動し、センサーにより穴あけ加工
が正しく行われたかどうかが検査される。もし、第1番
目のパンチピンにピン折れが発生している場合には、図
に示すようにピン折れチェック軸[1]として表示画面
に表示される。このようにしてマニュアル動作により、
ピン折れチェックを行なうことも可能である。
【0057】実施例3.この実施例においてはディスプ
レイに表示されるパンチャーメンテナンス用画面を用い
て説明する。図16はメンテナンス用表示画面の一例を
示す図である。図において101から157はパンチャ
ーの各部に設けられたセンサーである。センサー101
から103はXYテーブルのY方向の位置を監視するセ
ンサーである。センサー104から106はXYテーブ
ルのX方向の位置を監視するセンサーである。センサー
111から118及びセンサー121から128は、Z
軸駆動系に設けられたエアシリンダの上下動を監視する
センサーである。センサー107はエアプレッシャーを
監視するセンサーであり、本装置に必要なエア源5kg
/cm2 を維持できているかを判断するセンサーであ
る。センサー131と132は装置前面左右に装着され
ている光電管のON,OFFを監視するセンサーであ
る。センサー134は通気孔17への吸引状態を示すセ
ンサーであり、真空圧を監視するセンサーである。セン
サー135からセンサー142は、カウンタが正常に働
いているかどうかを示すセンサーである。センサー15
1及び152はチャッカーが上昇中か下降中かを示すセ
ンサーである。また、センサー156及び157はワー
クの搬送用ホルダへの着脱が正しく行われているかどう
かを監視するセンサーである。センサー154は非常停
止ボタンが押されたかどうかを監視するセンサーであ
る。センサー155はスタートスイッチによる自動運転
かどうかを監視するセンサーである。また、図16に示
した四角で囲まれたアルファベット及び数字は、パンチ
ャーの各部を示すものである。例えばXはX軸サーボ機
構を示しており、YはY軸サーボ機構を示している。ま
た、1から6は6つのエアシリンダを示している。また
7と8は、将来増設される可能性がある追加のエアシリ
ンダを示している。
【0058】図17は図16に示すメンテナンス用表示
画面の使用手順を示す図である。まず、パンチャーに異
常が発生した場合には、図17に示す動作手順がスター
トする。S11において、オペレータがメンテナンス画
面を起動する。あるいはパンチャーが自動的に異常発生
を検出した場合には、図16に示すメンテナンス画面を
自動的に起動してもかまわない。次にS12において、
このメンテナンス画面に各センサーの状態を表示する。
センサーには、各部の物理的な位置の変更を監視するセ
ンサーと、物理的な位置には関係のない状態を監視する
センサーとが存在する。物理的な位置を監視するセンサ
ーの場合には、部品の存在する位置に設けられたセンサ
ーがONとなり、部品が存在していないセンサーがOF
Fとなって表示される。また、物理的な位置に関係のな
いセンサーの場合には、異常が発生した時点の各状態を
示す。このように、メンテナンス画面を表示することに
より、オペレータは異常が発生した時点での各部品の存
在位置や状態をセンサーのON,OFFにより判断する
ことができる。次にオペレータはS13において、動作
部分をトラックボール付きマウス5aまたはキーボード
5bにより選択する。S14において指定された動作部
分を動作させる。例えばメンテナンス画面からX(X軸
サーボ機構)を選択することにより、モータを回転さ
せ、XYテーブルをX方向に移動させる。この移動によ
りセンサー104,105,106は順にXYテーブル
の位置を示すはずである。S15はこのように、動作部
分の動作の状態をメンテナンス画面に表示するものであ
る。X(X軸サーボ機構)が選択されてXYテーブルを
X軸方向に動作させたにもかかわらず、センサー104
がONしない場合には、XYテーブルがセンサー104
の部分まで移動しない。あるいは、移動できないとう異
常が発生していることになる。あるいは、センサー10
4自身の故障により、実際にはXYテーブルがセンサー
104の部分まで移動しているにもかかわらず、センサ
ー104がONにならないのかもしれない。いずれにし
ても、センサー104がONにならないことにより、X
YテーブルのX軸方向への移動が正常であるかどうかを
検査する必要がある。もしセンサー104,105,1
06が正しくON,OFFされるのであれば、XYテー
ブルのX軸方向への移動は正常であるということが判定
される。S16は、このような判定を行なうものであ
り、異常である場合には、S18おいてその異常のあっ
た個所の点検を行い、必要ならば修理及び交換を行な
う。また、S16において、正常であると判断された場
合には、他の動作部分の指定を行い、他の部分をチェッ
クする必要がある。
【0059】また例えば、エアシリンダ1をトラックボ
ール付きマウス5aまたはキーボード5bより選択した
場合には、エアシリンダが動作し、センサー111がO
Nの状態からOFFの状態に変わり、センサー121が
OFFの状態からONの状態に変わる。このことによ
り、エアシリンダ1が上から下への動作を正常に行って
いることを検査することが出来る。また、再びエアシリ
ンダ1を選択することにより、センサー121がONか
らOFFへ変わる。同時にセンサー111がOFFから
ONに変わる。このようにして、エアシリンダの上昇動
作が正常に行なわれていることが検査できる。このよう
に、エアシリンダを特定してシリンダを上下させる場合
に、いずれかのセンサーがONのまま、あるいはOFF
のままであれば、そのエアシリンダに何らかの異常が発
生していることがわかる。あるいはそのエアシリンダの
センサー自身に故障が発生していることがわかる。この
ようにして、エアシリンダ1に障害個所があるというこ
とが、このメンテナンス用画面を用いた操作により容易
に知ることができる。
【0060】なお、上記センサーのONまたはOFFの
表示は赤あるいは緑のカラー識別表示を用いる。もし、
ディスプレイが色を表示できない場合には、輝度を変更
して表示してもかまわない。あるいはブリンク表示を用
いてON,OFFを識別してもかまわない。
【0061】実施例4.上記実施例においては、Z軸駆
動系として、6つの駆動部を1次元に配列する場合につ
いて説明したが、駆動部の数は6つに限らず、4つ、5
つ、あるいは7つ、8つ、10であってもかまわない。
また、1次元に配列する場合ばかりでなく、2次元に配
列するようにしてもかまわない。
【0062】実施例5.上記実施例においては、セラミ
ック薄膜を加工する場合について説明したが、ワークの
種類はセラミック薄膜に限らず、その他の材料でできて
いる場合でも構わない。
【0063】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば駆動ユニ
ットと台座ユニットをそれぞれ別個に設けたので、ワー
クを駆動ユニットと台座ユニットの間で自由に移動させ
ることが可能になる。また、駆動ユニットと台座ユニッ
トを取り外すことが出来るので、芯出しを外段取りで行
なうことができる。
【0064】また、この発明によれば、検査用の穴開け
を行いセンサーによりチェックするので、ピン折れを自
動的に認識するが出来る。
【0065】また、この発明によれば、センサーを指定
することにより、センサーが監視する部分の正常動作を
チェックする事が出来るので、故障個所を容易に特定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるパンチャーの斜視
図である。
【図2】 この発明の一実施例によるパンチャーの正面
図である。
【図3】 この発明の一実施例によるパンチャーの右側
面図である。
【図4】 この発明のワークを説明する図である。
【図5】 この発明の駆動ユニットと台座ユニットと装
着部を説明する図である。
【図6】 この発明のZ軸の芯出しを外段取りで行なう
状態を示す図である。
【図7】 この発明の外段取り後に装着されたZ軸駆動
系を示す図である。
【図8】 この発明の治具を用いた芯出し方法を示す図
である。
【図9】 この発明のピン折れ認識のための検査穴を示
す図である。
【図10】 この発明のピン折れ認識のための初期設定
を行なう表示画面を示す図である。
【図11】 この発明のパンチャー運転中の表示画面を
示す図である。
【図12】 この発明のパンチャーのピン折れを検出し
た場合の画面を示す図である。
【図13】 この発明のピン折れの検査手順を示す図で
ある。
【図14】 この発明のピン折れ検査手順を示す図であ
る。
【図15】 この発明のピン折れのマニュアル検査を行
なう表示画面を示す図である。
【図16】 この発明のメンテナンスを行なうメンテナ
ンス画面を示す図である。
【図17】 この発明のメンテナンス手順を示す図であ
る。
【図18】 従来のパンチャーを示す図である。
【図19】 従来のパンチャーのパンチングユニットを
示す図である。
【図20】 従来の金型を説明する図である。
【図21】 従来のワークを説明する図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ、2 Z軸駆動系、3 セットプレー
ト、4 ワークホルダ、5a トラックボール付きマウ
ス、5b キーボード、6 カウンタ、7 操作スイッ
チ、8 スタートスイッチ、9 非常停止ボタン、10
ドライバ、11 カス受け、パンチホルダ、13 パ
ンチピン、14 台、15 ピン孔、16 台座、17
通気孔、18 グリンシート、19 基準穴、20
ビア穴、21 ビア穴領域、25 サス枠、26 プッ
シャー、27 座受、28 装着部、29 ホルダ孔、
32 ホルダ受け、34 軸受、40 筺体、41 位
置合わせピン、42 ネジ、43 締付片、44 固定
片、45 連結ピン、46スペーサー、49 台座抑
え、50 検査用穴あけセンサー、60 駆動ユニッ
ト、61 基準穴用駆動部、62 ビア穴用駆動部、7
0 台座ユニット、80 搬送用ホルダ、90 エアシ
リンダ、91 光電管、81 ホルダ治具、82 台治
具。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに対して打ち抜き加工をするパン
    チャーにおいて、 パンチピンを有する複数の駆動部を配置した駆動ユニッ
    トと、 上記複数の駆動部に対応する複数の台を配置した台座ユ
    ニットと、 上記複数の駆動部と上記複数の台とがそれぞれ対応する
    ように所定の位置関係をもたせて、上記駆動ユニットと
    台座ユニットを取り付ける装着部を備えたことを特徴と
    するパンチャー。
  2. 【請求項2】 上記装着部は、上記駆動ユニットと台座
    ユニットを着脱可能に取り付けるとともに、上記パンチ
    ャーは、さらに、上記駆動ユニットと台座ユニットを取
    りはずした際に、上記装着部が上記駆動ユニットと台座
    ユニットを取り付ける位置関係と同じ位置関係で上記駆
    動ユニットと台座ユニットを相対的に配置する外部配置
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のパンチャ
    ー。
  3. 【請求項3】 上記パンチャーは、さらに、パンチピン
    に対応する治具と台に対応する治具を用いてパンチピン
    と台の位置合わせを行なうことを特徴とする請求項1又
    は2記載のパンチャー。
  4. 【請求項4】 ワークに対して打ち抜き加工をするパン
    チャーにおいて、 ワークに対して検査用穴あけを行なう検査用穴あけ手段
    と、 上記検査用穴あけ手段により、検査用穴あけが正しく行
    なわれたかをチェックするセンサーを備えたことを特徴
    とするパンチャー。
  5. 【請求項5】 上記パンチャーは、複数のパンチピンを
    備え、上記検査用穴あけ手段は、複数のパンチピンを用
    いて検査用穴あけを実行し、上記センサーは各パンチピ
    ンに対して検査用穴あけのチェックをし、正しく穴あけ
    が行なわれなかったパンチピンを特定することを特徴と
    する請求項4記載のパンチャー。
  6. 【請求項6】 上記パンチャーは、さらに、ワークを任
    意の位置に移動する搬送用ホルダと、予め検査用穴あけ
    の位置を登録する登録手段とを備え、上記搬送用ホルダ
    が登録手段により登録された検査用穴あけの位置にワー
    クを移動させることにより、上記検査用穴あけ手段とセ
    ンサーが、穴あけとそのチェックを行なうことを特徴と
    する請求項4又は5記載のパンチャー。
  7. 【請求項7】 ワークに対して打ち抜き加工をするパン
    チャーにおいて、 パンチャーの各部の状態を監視する複数のセンサーと、 上記複数のセンサーが示すパンチャー各部の状態を表示
    する表示手段と、 上記表示手段により表示された各部を指定してセンサー
    が監視する部分の正常動作をチェックするチェック手段
    とを備えたことを特徴とするパンチャー。
  8. 【請求項8】 上記表示手段は、パンチャーの各部とセ
    ンサーの配置を視覚的に図化して表示することを特徴と
    する請求項7記載のパンチャー。
  9. 【請求項9】 上記チェック手段は、指定された部分を
    動作させて状態を変化させ、上記表示手段は変化前と後
    の状態を識別表示することを特徴とする請求項7又は8
    記載のパンチャー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100605403B1 (ko) * 2000-01-18 2006-07-28 야마하 가부시키가이샤 천공장치 및 천공장치용 천공 유니트
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CN113083989A (zh) * 2021-04-02 2021-07-09 张翔 自助检测动作失误的冲压机

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