JPH0871987A - 連続用紙の切断装置 - Google Patents

連続用紙の切断装置

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JPH0871987A
JPH0871987A JP23029294A JP23029294A JPH0871987A JP H0871987 A JPH0871987 A JP H0871987A JP 23029294 A JP23029294 A JP 23029294A JP 23029294 A JP23029294 A JP 23029294A JP H0871987 A JPH0871987 A JP H0871987A
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浩己 永田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の切断表示箇所が指定された連続用紙の
切断位置をずらす補正を、自動的に、簡単かつ容易に行
う。 【構成】 単位用紙1a長さに対応する連続用紙1の用
紙先端からの切断位置を設定すべく切断サイズを入力す
る設定入力部17と、切断サイズで設定された切断位置
を補正する補正値を入力する補正入力部17aと、各入
力部17,17aから入力されたデータを記憶する記憶
部と、連続用紙1を移送する用紙送りトラクタ5を駆動
するパルスモータ10と、用紙先端を検出する用紙先端
検知センサー7と、連続用紙1を切断するカッター刃2
0,21と、このカッター刃20,21駆動用のパルス
モータ11と、用紙先端検知センサー7の検出信号を受
けると記憶部のデータに基づいて各パルスモータ10,
11を制御して、連続用紙1を停止した状態で所定位置
で切断する制御部16を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続用紙を切断するた
めの切断装置に関し、特に、ミシン目等の切断箇所表示
が設けられた連続用紙を、通常はあらかじめ設定された
切断箇所表示位置に沿ってカッター刃で切断する一方、
必要に応じて切断位置を切断箇所表示からずらした位置
に補正してカッター刃で切断する切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の切断装置が知られている
が、ミシン目等の切断箇所表示が設けられた連続用紙
を、切断箇所表示位置においてカッター刃で切断する切
断装置にあっては、切断動作開始時に、ミシン目等の切
断箇所表示の位置に合わせて切断するよう切断間隔を設
定するのが一般的である。ところが、切断個所表示に近
接した位置に印字、印刷部分が存在する連続用紙の場合
には、用紙移送時の誤差等により、切断位置が印字、印
刷部分にかかってしまうという事態を生ずることがあ
る。
【0003】このような事態を避けるためには、切断位
置の補正を行う必要があるが、従来においては、連続用
紙を手動操作で送って、切断位置をカッター刃に対応さ
せる位置決めを行った後、切断間隔を設定することによ
り対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来におい
ては、切断位置の補正のための一連の作業は、手動操作
が中心となるので、煩雑であるという欠点があった。本
発明はこの欠点を解消した連続用紙のカッター刃による
切断装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するために、単位用紙長に対応する連続用紙の用紙先端
からの所定の切断位置を設定すべく切断サイズを入力す
る設定入力部と、前記切断サイズで設定された切断位置
を補正する補正値を入力する補正入力部と、これら各入
力部から入力されたデータを記憶する記憶部と、連続用
紙を移送する移送機構の駆動源である移送モータと、移
送されてきた連続用紙の先端を検出する用紙先端検知セ
ンサーと、連続用紙を切断するカッター刃と、カッター
刃を駆動するカッターモータと、前記センサーの検出信
号を受けると前記記憶部に記憶されたデータに基づいて
前記移送モータ及び前記カッターモータを制御して連続
用紙を停止した状態で所定位置で切断する制御部を備え
たものである。
【0006】
【作用】通常時は設定入力部に入力された切断サイズに
したがって、連続用紙の用紙先端から所定サイズだけ移
送された位置で、カッター刃が駆動されて単位用紙に切
断される。補正入力部に補正値が入力された場合には、
連続用紙の用紙先端から所定サイズだけ移送された位置
より補正値の値だけずれた位置でカッター刃が駆動され
て切断される。この補正値は所定切断位置に対してプラ
ス値と、マイナス値の設定が可能であり、プラス値の場
合は所定位置より用紙移送方向後方の位置で切断され、
マイナス値の場合は所定位置より用紙移送方向前方の位
置で切断される。また、プラス補正値の場合には、連続
用紙の切断に先立って、用紙先端を所定幅にわたり切断
することも可能である。
【0007】
【実施例】以下、本発明を電子計算装置のプリンタから
排出される連続用紙をミシン目の両側に沿って切断する
カッター装置を備えた切断装置に適用した場合の好適な
実施例について、添付図面に基づき詳細に説明する。こ
こにおいて、図1はカッター装置を備えた切断装置全体
の概略的な側面断面図、図2はカッター装置の概略的な
背面図、図3はカッター装置の要部を示す側面断面図、
図4は切断対象となる連続用紙を示す概略的な平面図、
図5は切断動作の制御系統を示すブロック図、図6及び
図7は切断位置の補正処理動作を示すフロー図である。
【0008】まず、図4に基づいて、連続用紙の構成を
説明すると、連続用紙1は単位用紙1aが折り兼切り用
ミシン目1bを介して連接されてなり、幅方向両側には
切り用ミシン目1cを境として、多数のマージナル孔1
dが等間隔に透設されてなるマージナル部1eが設けら
れている。前記折り兼切り用ミシン目1bが通常の切断
位置となるものである。
【0009】図1に示すように、連続用紙1の切断装置
2は、電子計算装置のプリンタ3から連続用紙1が排出
される側に位置し、連続用紙1の移送方向に順次、テン
ション感知装置4、マージナル孔1dに係合する用紙送
りピン5aを有する移送機構たる用紙送りトラクタ5、
両側に上下各一対の回転刃6a,6bを備え連続用紙1
の両側のマージナル部1eをスリットするスリッタ6、
用紙先端検知センサー7、カッター装置8、切断され単
片となった単位用紙1aを受けるスタッカ9を設けてな
る。前記用紙送りトラクタ5の駆動力は、移送モータた
るパルスモータ10から得ており、また、前記カッター
装置8の駆動力はカッターモータたるパルスモータ11
から得ている。
【0010】テンション感知装置4は、先端にコロ12
が取り付けられたアーム13が、支点14を中心に所定
範囲内で回動するように構成されており、その上限回動
位置(第1図破線状態位置)に至るとスイッチ15によ
って検出される。プリンタ3から排出された連続用紙1
は、コロ12の下側を通って用紙送りトラクタ5に引き
込まれるようになっており、プリンタ3と用紙送りトラ
クタ5との間で連続用紙1のたるみがなくなってテンシ
ョンが加わると、前記コロ12は上方に持ち上げられて
アーム13がその上限位置に至り、スイッチ15がこれ
を検出して制御部16に検出信号を送ると、駆動部10
aからパルスモータ10に停止信号が発せられ(図5参
照)、連続用紙1の移送は停止される。
【0011】用紙送りトラクタ5によって送られ、スリ
ッタ6でマージナル部をスリットされた連続用紙1の先
端が、用紙先端検知センサー7によって検知されると、
検出部7aから検知信号が発せられて制御部16に送ら
れる。この制御部16は、前記検知信号を受けると演算
開始指令信号を発して、用紙送りトラクタ5の用紙送り
量を制御するパルスモータ10に与えたパルス信号であ
る用紙送り量信号をカウンタ10bによりカウントする
よう指令する演算開始指令信号発生部を有している。
【0012】また、制御部16には、あらかじめ用紙切
断サイズの設定入力部17より入力された所望の切断サ
イズ(通常は各ミシン目間の距離に対応する単位用紙の
長さ)に対応する切断サイズ信号、用紙先端切断処理の
有無、及び補正入力部17aより入力された前記切断サ
イズによる切断位置を補正する切断位置補正信号を記憶
する記憶部50が接続されている。前記切断位置補正信
号は、切断動作開始に先立って補正を行う初期補正と、
切断動作継続中に補正を行う途中補正の2種類がある。
【0013】さらに、演算開始指令信号発生部から演算
開始指令信号が発せられると、制御部16は記憶部50
の切断サイズ信号あるいは切断位置補正信号とカウンタ
10bからのパルスカウント信号とを比較演算し、両信
号が一致すると、用紙切断指令信号をカッター装置8の
パルスモ−タ11に発して、前記カッタ−装置8を駆動
するよう構成されている。
【0014】カッタ−装置8は、連続用紙1の移送方向
に対して直角方向に伸びるとともに、連続用紙1のミシ
ン目の両側に位置するよう間隔を置いて平行に配置され
た一対の長刃18,19と、これら長刃18,19と協
働して連続用紙1を切断するための一対の弾力性を有す
る肉薄な円板状の回転刃20,21を備えている。これ
らの回転刃20,21は、前記各長刃18,19にそれ
ぞれの反対向面側が弾力的に確実に接触すべく反対向面
間の間隔が前記各長刃18,19の間隔よりも若干広く
なるように、間隔調整部材たるワッシャ24を介して対
向配置されるとともに、前記各長刃18,19に沿って
回転しつつ移動するものである。
【0015】次ぎに、図2及び図3に基づいて、カッタ
−装置8の詳細を説明する。長刃18は切断装置2の機
枠に固定された断面三角状の中空な支持フレ−ム22に
ねじ止めされた固定ブロック23上にボルト止めされて
おり、また前記長刃19は、前記固定ブロック23の側
面にボルト止めされている。前記各回転刃20,21
は、互いの間にワッシャ24が介在され、断面コ字状の
支持体25に回転自在に支持された回転軸26の一端に
おいて、この回転軸26に固定されたフランジ27とク
ランプカラー28とに挾持された状態で、これらフラン
ジ27とクランプカラー28とに3本のビスにより固定
されている。前記ワッシャ24によって、前記一対の回
転刃20,21の反対向面間の間隔が、前述したよう
に、各長刃18,19にそれぞれ反対向面側が弾力的に
確実に接触すべく前記各長刃18,19の間隔よりは若
干広くなるよう設定されている。
【0016】支持体25は、断面コ字状のスライダ−2
9のスリッタ6側に固定されている。前記スライダ−2
9は、その垂下部分において連続用紙1の移送方向と直
角に伸びる一対のガイド杆30,31に摺動自在に支持
され、また、前記支持体25固定端と反対側にはスイッ
チ投入片32が固定されている。また、前記スライダ−
29には、パルスモ−タ11の駆動プ−リにベルト33
を介して連係された従動プ−リと同軸上に支持された駆
動ドラム34、及び各遊転プ−リ35,36,37に掛
け渡されたワイヤ−38の両端が固定されている。した
がって、前記パルスモ−タ−11が駆動すると、これに
応じた駆動ドラム34の回転によってワイヤ−38が所
定方向に移動するのに従い、スライダ−29は図2上左
右方向に移動する。スライダ−29のスイッチ投入片3
2の移動経路上には、その終端にそれぞれマイクロスイ
ッチ39,40が配置されており、これらマイクロスイ
ッチ39,40が前記スイッチ投入片32によって投入
されると、パルスモ−タ11が停止するよう構成されて
いる。
【0017】一方、回転軸26にはワイヤ−ドラム41
が、支持体25に対応位置して固定され、このワイヤ−
ドラム41にはワイヤ−42が巻回されている。そし
て、前記ワイヤ−42の両端はそれぞれ遊転プ−リを介
して機枠に固定されたスプリング43,44に取り付け
られている。このため、前述の如くしてスライダ−29
が移動すると、ワイヤ−ドラム41は巻回しているワイ
ヤ−42を進行方向に繰り出すようにして回転し、回転
刃20,21は回転軸26とともに同一方向に回転しつ
つ、長刃18,19に弾力的に接した状態で移動するも
のである。ワイヤ−ドラム41の移動経路に沿って、切
断時に連続用紙1をクランプする押え片45aを有する
長蝶番45が、機枠に固定されたカバ−46にねじ止め
されている。前記押え片45aは、常時は図示していな
いスプリングの弾発力で上方に付勢され、連続用紙1の
通過を可能にしているが、パルスモ−タ11に用紙切断
指令信号が発せられて、ワイヤ−ドラム41が乗り上げ
てくると、前記付勢力に抗して図3状態となり、連続用
紙1をクランプしてその切断を容易かつ確実にするもの
である。
【0018】なお、用紙切断指令信号が発せられてカッ
タ−装置8が作動する場合には、駆動部10aからの停
止信号でパルスモ−タ10は一旦停止され、連続用紙1
の移送が停止した状態で切断が行われる。また、制御部
16に内蔵したタイマ−の作用によって、前記パルスモ
−タ10には連続用紙1の切断作業が終了した後、駆動
部10aを介して駆動信号が与えられるものである。し
たがって、用紙送りトラクタ5の移送速度を、プリンタ
3の排出速度より多少速めに設定しておけば、プリンタ
3が連続用紙1を連続的に排出しても、プリンタ3と用
紙送りトラクタ5との間に連続用紙1がむやみに滞るこ
とはない。
【0019】続いて、本実施例の用紙切断動作について
説明する。まず、プリンタ3から排出された連続用紙1
の先端を、テンション感知装置4のコロ12の下側を通
し、連続用紙1の両側のマージナル孔1dを用紙送りト
ラクタ5の適当な位置の用紙送りピン5aにセットす
る。次ぎに、用紙切断サイズの設定入力部17より、ミ
シン目間隔に対応する切断サイズである単位用紙の長さ
及び用紙先端切断処理の有無を入力したうえ、切断装置
2のパルスモ−タ10を駆動する。連続用紙1がプリン
タ3から一定速度で連続的に、あるいは断続的に排出さ
れてくると、テンション感知装置4が所定以上のテンシ
ョンを感知していなければ、用紙送りトラクタ5は連続
用紙1を送り続け、スリット6によって両側のマ−ジナ
ル部1eをスリットしたうえ、カッタ−装置8へ向けて
順次送り込む。
【0020】そして、連続用紙1が用紙先端検知センサ
ー7に達すると、制御部16は演算開始指令信号を発し
て、記憶部50のパルス信号に変換された切断サイズ信
号と、カウンタ10bからの用紙送り量信号のパルス数
との比較演算を開始する。この演算の間にプリンタ3と
用紙送りトラクタ5との間で連続用紙1のたるみがなく
なり、テンション感知装置4が所定以上のテンションを
感知した時には、その都度パルスモ−タ10に対する駆
動パルス信号が停止され、したがって用紙送り量信号の
発生も同時に停止する。そして、用紙送り量信号のパル
スの和が、切断サイズに対応するパルスカウント数に達
した時に、制御部16から切断指令信号が発せられる。
【0021】この切断指令信号を受けて、駆動部10a
から停止信号が発せられてパルスモ−タ10の駆動が停
止される一方、カッタ−装置8のパルスモ−タ11は駆
動され、スライダ−29が所定方向に移動してワイヤ−
ドラム41が回転しつつ同方向に移動する。したがっ
て、押え片45aは連続用紙1をクランプし、一対の回
転刃20,21はその弾力によって各長刃18,19に
弾力的に接しながら、回転しつつ移動することにより、
連続用紙1は所定の切断位置たる折り兼切り用ミシン目
1bの両側において切断される。切断が終了してスライ
ダ−29が所定位置に到達すると、対応位置したマイク
ロスイッチ39あるいは40が投入され、制御部16か
らの停止信号でパルスモ−タ11が停止されるととも
に、連続用紙1の押え片45aによるクランプも解除さ
れる。そして、駆動部10aの駆動信号により再びパル
スモ−タ10が駆動され、前述した動作が繰り返される
のである。切断されて単片化された用紙1aは、順次ス
タッカ9に積み上げられる。
【0022】続いて、用紙切断位置の補正動作について
説明するが、この補正動作の制御はすべて制御部16に
よって行われる。はじめに、図6に基づいて初期補正に
ついて説明する。補正入力部17aに初期補正値が入力
されていると(ステップ101)、その補正値がマイナ
ス補正(図6では−補正と図示)かプラス補正(図6で
は+補正と図示)かを判断する(ステップ102)。こ
こで、マイナス補正とは切断位置を用紙移送方向の前方
側に補正する意味であり、プラス補正とは切断位置を用
紙移送方向の後方側に補正する意味である。
【0023】マイナス補正、例えばマイナス1/10イ
ンチであれば、その補正値を用紙移送パルスに変換して
カウントし(ステップ103)、設定入力部17に入力
されているサイズ、単位用紙の長さである例えば5イン
チ、から補正値をマイナスする演算がされて切断位置
が、例えば図4に示す折り兼切り用ミシン目1bから1
/10インチ用紙移送方向にずれた仮想線Xの位置に設
定され(ステップ104)、連続用紙1がこの設定位置
まで移動すると、パルスモータ10が停止される一方、
パルスモータ11が駆動されて、連続用紙1はここで切
断される(ステップ105)。なお、図4の矢印が用紙
移送方向を示している。そして、停止信号あるいは用紙
終了信号が発せられるまで、仮想線X位置から設定入力
部17に入力されているサイズに対応する長さ毎に切断
が繰り返され(ステップ104,ステップ105)、停
止信号あるいは用紙終了信号が発せられると終了する。
【0024】ステップ102でプラス補正と判断された
場合には、用紙先端の切断処理の有無を判断し(ステッ
プ107)、切断処理がない場合には補正値、例えばプ
ラス1/10インチを用紙移送パルスに変換してカウン
トし(ステップ108)、設定入力部17に入力されて
いるサイズに補正値をプラスする演算がされて切断位置
が、例えば図4に示す折り兼切り用ミシン目1bから1
/10インチ用紙移送方向とは反対方向にずれた仮想線
Yの位置に設定され(ステップ104)、以後は上述し
たステップ105以降の動作を繰り返す。
【0025】一方、ステップ107で用紙先端の切断処
理が有ると判断された場合には、補正値、例えばプラス
1/10インチを用紙移送パルスに変換してカウントし
(ステップ109)、このカウント分だけ連続用紙1が
移送された先端からの位置、例えば図4に示す用紙先端
から1/10インチ用紙移送方向とは反対方向にずれた
仮想線Zの位置に切断位置と設定され、ステップ105
に進んでこの切断位置で切断され、以後はステップ10
6に進んで上述した動作を繰り返す。
【0026】なお、補正入力部17aに初期補正値が入
力されていなかった場合には(ステップ101)、上述
したステップ104、ステップ105、ステップ106
に順次進んで設定入力部17に入力されているサイズで
ある単位用紙の長さに基づく通常の切断動作を行う。
【0027】次に、通常の切断動作の途中で行われる途
中補正について、図7に基づき説明する。補正入力部1
7aに途中補正値が入力されると(ステップ201)、
この途中補正値、例えばプラス1/10インチを、用紙
移送パルスに変換してカウントし(ステップ202)、
マイナス補正かプラス補正値かに応じて設定入力部17
に入力されているサイズから補正値をマイナスあるいは
プラスする演算がされ、切断位置が、切断動作中の切断
位置である折り兼切り用ミシン目1b位置より補正値だ
けずれた、例えば図4に示す折り兼切り用ミシン目1b
から1/10インチ用紙移送方向とは反対方向にずれた
仮想線Aの位置に設定され(ステップ203)、用紙が
この設定位置まで移動すると、パルスモータ10が停止
される一方、パルスモータ11が駆動されて、連続用紙
1はここで切断される(ステップ105)。そして、そ
の後は上述した初期補正と同様に、前記設定入力部17
に入力されているサイズである単位用紙の長さに対応す
る長さ毎に切断が繰り返される。
【0028】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、例えば、用紙先端検知センサー7はカ
ッター刃20の用紙移送方向に対して前方のみならず、
後方に設置することもできるが、この後方に設置した場
合には用紙先端の切断位置は、用紙先端検知センサー7
とカッター刃20の設置間隔よりも短くすることはでき
なくなる一方、切断毎に用紙先端を検出できる。また、
連続用紙1の切断箇所表示はミシン目のほか、プリント
された連続線、破線、切断指示マ−クでもよい。さらに
本装置を、体裁を損なう切断箇所表示のない連続用紙1
の切断にも使用できることはいうまでもない。またさら
に、切断装置8の構成も上述したものに限定されず、例
えば、回転刃20,21に換えて、上下動する切断刃を
用いてもよい。さらにまた、一対の回転刃20,21に
介在させる間隔調整部材は、回転刃20,21の刃先が
一対の長刃18,19にそれぞれ確実に接し得るもので
あればよく、ゴム板やスプリング等を用いることもで
き、ワッシャ24に限られない。また、間隔調整部材の
一対の回転刃20,21に対する介在状態は、単なる挾
持状態のほか、接着状態でもよく、さらに、回転刃2
0,21の一方と一体的に設けられていてもよい。さら
に、回転刃20,21は弾力性を有する肉薄な円板状の
刃に限らず、また、各回転刃20,21を回転させつつ
移動させる構成も、上述したスライダ−29とワイヤ−
ドラム41のそれぞれにワイヤ−38,42を取り付け
たものに限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明によれば、連続用紙の切断位置を所定の切断表示
箇所からずらした位置で行うことができるとともに、こ
の切断位置の補正は手動によらず、自動的に簡単かつ確
実になすことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】カッター装置を備えた切断装置全体の概略的な
側面断面図。
【図2】カッター装置の概略的な背面図。
【図3】カッター装置の要部を示す側面断面図。
【図4】切断対象となる連続用紙の概略的な平面図。
【図5】切断動作の制御系統を示すブロック図。
【図6】初期補正動作を示すフロー図。
【図7】途中補正動作を示すフロー図。
【符号の説明】
1 連続用紙 2 切断装置 5 用紙送りトラクタ 7 用紙先端検知センサー 8 カッター装置 10,11 パルスモータ 16 制御部 17 設定入力部 17a 補正入力部 20,21 回転刃 50 記憶部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移送されてきた連続用紙を所定位置で切
    断する切断装置において、単位用紙長に対応する連続用
    紙の用紙先端からの所定の切断位置を設定すべく切断サ
    イズを入力する設定入力部と、前記切断サイズで設定さ
    れた切断位置を補正する補正値を入力する補正入力部
    と、これら各入力部から入力されたデータを記憶する記
    憶部と、連続用紙を移送する移送機構の駆動源である移
    送モータと、移送されてきた連続用紙の先端を検出する
    用紙先端検知センサーと、連続用紙を切断するカッター
    刃と、カッター刃を駆動するカッターモータと、前記セ
    ンサーの検出信号を受けると前記記憶部に記憶されたデ
    ータに基づいて前記移送モータ及び前記カッターモータ
    を制御して連続用紙を停止した状態で所定位置で切断す
    る制御部を備えたことを特徴とする連続用紙の切断装
    置。
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CN107718124A (zh) * 2017-10-14 2018-02-23 南通凯迪自动机械有限公司 智能在线同步对花自动检测装置及控制方法

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